C 61300-2-15:2012 (IEC 61300-2-15:2008)
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 概要······························································································································· 1
4 装置······························································································································· 2
4.1 スタンド ······················································································································ 2
4.2 取付具 ························································································································· 2
4.3 保持具 ························································································································· 2
4.4 結合軸 ························································································································· 2
4.5 調心機構 ······················································································································ 2
4.6 トルク発生器及びトルクゲージ ························································································ 3
5 手順······························································································································· 3
5.1 供試品の準備 ················································································································ 3
5.2 前処理 ························································································································· 3
5.3 供試品の固定 ················································································································ 3
5.4 トルクの印加 ················································································································ 3
5.5 試験後の検査 ················································································································ 3
6 厳しさの程度 ··················································································································· 3
7 個別規格に規定する事項 ···································································································· 3
C 61300-2-15:2012 (IEC 61300-2-15:2008)
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人光産業技術振興協会(OITDA)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS C 61300の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS C 61300-1 第1部:通則
JIS C 61300-2-2 第2-2部:繰返しかん合試験
JIS C 61300-2-12 第2-12部:落下衝撃試験
JIS C 61300-2-14 第2-14部:光パワー損傷のしきい値試験
JIS C 61300-2-15 第2-15部:結合部ねじり試験
JIS C 61300-2-17 第2-17部:低温試験
JIS C 61300-2-18 第2-18部:高温試験
JIS C 61300-2-19 第2-19部:高温高湿試験(定常状態)
JIS C 61300-2-22 第2-22部:温度サイクル試験
JIS C 61300-2-45 第2-45部:浸水試験
JIS C 61300-2-46 第2-46部:湿熱サイクル試験
JIS C 61300-2-47 第2-47部:熱衝撃試験
JIS C 61300-2-48 第2-48部:温湿度サイクル試験
JIS C 61300-3-2 第3-2部:シングルモード光デバイスの光損失の偏光依存性
JIS C 61300-3-3 第3-3部:挿入損失及び反射減衰量変化のモニタ方法
JIS C 61300-3-4 第3-4部:損失測定
JIS C 61300-3-6 第3-6部:反射減衰量測定
JIS C 61300-3-15 第3-15部:球面研磨光ファイバコネクタのフェルール端面の頂点偏心量測定
JIS C 61300-3-16 第3-16部:球面研磨光ファイバコネクタのフェルール端面の曲率半径測定
JIS C 61300-3-20 第3-20部:波長選択性のない光ブランチングデバイスのディレクティビティ測定
JIS C 61300-3-26 第3-26部:光ファイバとフェルール軸との角度ずれの測定
JIS C 61300-3-27 第3-27部:多心光ファイバコネクタプラグの穴位置測定
JIS C 61300-3-28 第3-28部:過渡損失測定
JIS C 61300-3-30 第3-30部:多心光ファイバコネクタ用フェルールの研磨角度及び光ファイバ位置
測定
JIS C 61300-3-31 第3-31部:光ファイバ光源の結合パワー比測定
JIS C 61300-3-36 第3-36部:光ファイバコネクタフェルールの内径及び外径の測定
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
C 61300-2-15:2012
(IEC 61300-2-15:2008)
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−
基本試験及び測定手順−
第2-15部:結合部ねじり試験
Fiber optic interconnecting devices and passive components-
Basic test and measurement procedures-
Part 2-15: Tests-Torque strength of coupling mechanism
序文
この規格は,2008年に第2版として発行されたIEC 61300-2-15を基に,技術的内容及び構成を変更する
ことなく作成した日本工業規格である。
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適用範囲
この規格は,光ファイバコネクタ(以下,光コネクタという。)の締結機構に対して過負荷トルクを加え
る試験で,ねじ締結機構又はバヨネット締結機構に対して過負荷トルクを加える試験に適用する。この試
験は,通常の使用において,光コネクタ間又は光コネクタ組込み部品の締結機構に加えるトルク荷重に対
して,その強度を調べる試験方法について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 61300-2-15:2008,Fibre optic interconnecting devices and passive components−Basic test and
measurement procedures−Part 2-15: Tests−Torque strength of coupling mechanism(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 61300-1 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第1部:通則
注記 対応国際規格:IEC 61300-1,Fibre optic interconnecting devices and passive components−Basic
test and measurement procedures−Part 1: General and guidance(IDT)
IEC 61300-3-1,Fibre optic interconnecting devices and passive components−Basic test and measurement
procedures−Part 3-1: Examinations and measurements−Visual examination
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概要
締結した供試光コネクタのねじ締結機構又はバヨネット締結機構に対して過負荷トルクを徐々に加える。
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C 61300-2-15:2012 (IEC 61300-2-15:2008)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
トルクは光コネクタプラグとアダプタとの間,又は光コネクタプラグとレセプタクルとの間に加える。
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装置
試験装置は,アダプタ又はレセプタクルを規定する位置に固定した状態で,ねじ締結ナット又はバヨネ
ット締結ナットに対して手動又は自動でトルクを印加できる装置とする。代表的な試験装置を,図1に示
す。
4.1
スタンド
供試品及びトルク発生器を試験中,適切な位置関係に保持するスタンドを用いる。
4.2
取付具
取付具は,供試品を保持した状態で,自動調心できる機能をもつ。取付具は,締結ナット又はプラグキ
ャップとアダプタ又はその他の供試品とを適切な位置関係に保持するように,回転方向には固定し,その
他の方向には自由に移動できる構造とする。
4.3
保持具
曲げ力が加わらない状態で,締結部に直交してトルクが加わるように,供試品のプラグキャップ又は締
結ナットを保持できる構造とする。
4.4
結合軸
結合軸は,保持具を通して,供試品とトルク発生器とを結合できる構造とする。
4.5
調心機構
調心機構は,結合軸と供試品とを,適切な位置関係に保持できる構造とする。高精度な内径をもつスリ
ーブ又は低摩擦スリーブベアリングが望ましい。
図1−結合部ねじり試験装置
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C 61300-2-15:2012 (IEC 61300-2-15:2008)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4.6
トルク発生器及びトルクゲージ
規定トルクの3倍程度の能力をもつトルクレンチなどの装置及びトルクゲージを用いる。最大トルクを
表示できるトルクゲージを用いることが望ましい。トルクゲージの測定精度は10 %又はそれより高い精度
のものとする。
5
手順
5.1
供試品の準備
製造業者の取扱説明書に沿って供試品をかん合する。ねじ締結機構では,適切な締付け力とするために
トルクレンチを用いる。
5.2
前処理
個別規格に規定がない場合,JIS C 61300-1で規定する標準試験条件にて2時間,供試品の前処理を行う。
5.3
供試品の固定
試験装置に各供試品を所定の位置に固定する。供試品は,光コネクタアダプタ及び光スイッチ並びに光
減衰器である。トルク発生器をプラグキャップ又は締結ナットに,保持具,結合軸及び調心機構を介して
連結する。
5.4
トルクの印加
トルク発生器を用いて,供試品に衝撃が加わらないように規定する変化率で,プラグキャップ又は締結
ナットに徐々に規定するトルクを加える。個別規格に規定がない場合,規定するトルクを15秒間以上保持
する。
5.5
試験後の検査
トルクを開放し,供試品を取り外す。特に規定がない場合,IEC 61300-3-1に従って,供試品及びその構
成部品の検査を行う。供試品及びその構成部品に,割れ及び曲がり並びに変形の有無を調べ,機能を損な
う可能性のあるその他の損傷,及び個別規格に規定する事項に従って合否を調べる。
6
厳しさの程度
この試験の厳しさは,加えるトルク荷重の大きさ及び継続時間によって決まり,トルク荷重の大きさ及
び継続時間は,個別規格に規定する事項に従って決める。過負荷トルクの推奨値を,次に示す。
過負荷トルク
N・m
0.4
0.6
0.8
7
個別規格に規定する事項
必要がある場合,次の事項を製品規格などの個別規格に規定する。
− 過負荷トルクの大きさ
− ねじ締結機構の締付けトルク
− トルクの継続時間(15秒間未満の場合)
− 前処理方法(5.2の前処理と違う場合)
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C 61300-2-15:2012 (IEC 61300-2-15:2008)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
− 回復手順
− 供試品の光学的機能
− 供試品のかん合状態
− 初期試験及び測定並びに要求性能
− 試験中の測定及び要求性能
− 最終試験及び測定並びに要求性能
− この試験方法との差異
− 合否判定基準