C 60695-2-12:2013 (IEC 60695-2-12:2010)
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 2
4 試験片···························································································································· 3
4.1 試験片の準備 ················································································································ 3
4.2 試験片の寸法 ················································································································ 3
4.3 試験片の組成に対する試験範囲 ························································································ 3
5 試験装置························································································································· 4
6 温度測定システムの確認 ···································································································· 4
7 状態調節及び試験条件 ······································································································· 4
7.1 試験片の状態調節 ·········································································································· 4
7.2 包装用ティシュ及び木板の状態調節··················································································· 4
7.3 試験条件 ······················································································································ 4
8 試験手順························································································································· 4
8.1 一般事項 ······················································································································ 4
8.2 試験開始温度 ················································································································ 4
8.3 試験温度 ······················································································································ 5
9 観察事項及び測定結果 ······································································································· 5
9.1 一般事項 ······················································································································ 5
9.2 試験前の観察事項及び測定結果 ························································································ 5
9.3 試験中の観察事項及び測定結果 ························································································ 6
10 試験結果の評価 ·············································································································· 6
10.1 判定基準 ····················································································································· 6
10.2 グローワイヤ燃焼指数 ··································································································· 6
11 試験報告書 ···················································································································· 6
C 60695-2-12:2013 (IEC 60695-2-12:2010)
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人日本
電子部品信頼性センター(RCJ)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本
工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本
工業規格である。
これによって,JIS C 60695-2-12:2004は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS C 60695-2の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS C 60695-2-3 環境試験方法(電気・電子)ヒータによる不完全接続耐火性試験方法
JIS C 60695-2-4-0 耐火性試験 拡散炎及び予混炎試験方法
JIS C 60695-2-10 グローワイヤ試験装置及び一般試験方法
JIS C 60695-2-11 最終製品に対するグローワイヤ燃焼性試験方法
JIS C 60695-2-12 第2-12部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法−材料に対するグローワイヤ燃
焼性指数(GWFI)
JIS C 60695-2-13 第2-13部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法−材料に対するグローワイヤ着
火温度指数(GWIT)
JIS C 60695-2-20 耐火性試験 グローイング/ホットワイヤ試験法:ホットワイヤ巻付け線による材
料の着火性試験
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日本工業規格 JIS
C 60695-2-12:2013
(IEC 60695-2-12:2010)
耐火性試験−電気・電子−第2-12部:
グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法−
材料に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWFI)
Fire hazard testing-Part 2-12: Glowing/hot-wire based test methods-
Glow-wire flammability index (GWFI) test method for materials
序文
この規格は,2010年に第2版として発行されたIEC 60695-2-12を基に,技術的内容及び構成を変更する
ことなく作成した日本工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項及び補足事項は,対応国際規格にはない事項である。
1
適用範囲
この規格は,電気・電子製品に用いる固体絶縁材料又はその他の固体材料の燃焼性試験に適用するグロ
ーワイヤ燃焼性指数(GWFI)を決定するためのグローワイヤ燃焼試験について規定する。
GWFIは,材料をこの規格手順に基づき試験したとき,次の事項を満たす最高温度を示す。
a) 試験片が着火しない,又はグローワイヤを取り去った後30秒以内に消炎し,かつ,試験片の全てが燃
え尽きない。
b) 試験片の溶融樹脂の滴下がある場合,包装用ティシュが着火しない。
この試験方法は,標準試験片(箇条4参照)を用いる材料試験である。試験データは,JIS C 60695-2-13
に規定するグローワイヤ着火温度指数(GWIT)から得られるデータとともに,JIS C 60695-2-11の要求事
項に適合する材料の性能を判定することを目的とし,JIS C 60695-1-30に規定する予備選択試験に用いる
ことができる。
注記1 燃焼性(JIS C 60695-2-12)及び着火性(JIS C 60695-2-13)による適切な予備選択試験(JIS
C 60695-1-30)の結果に基づいて,火災危険性評価を実施することによって,最終製品試験
(JIS C 60695-2-11)を軽減できる。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 60695-2-12:2010,Fire hazard testing−Part 2-12: Glowing/hot-wire based test methods−
Glow-wire flammability index (GWFI) test method for materials(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”
ことを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
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C 60695-2-12:2013 (IEC 60695-2-12:2010)
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引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 60695-1-30:2006 耐火性試験−電気・電子−第1-30部:電気・電子製品の火災危険性評価指針
−予備選択試験手順の使用方法
注記 対応国際規格:IEC 60695-1-30:2008,Fire hazard testing−Part 1-30: Guidance for assessing the
fire hazard of electrotechnical products−Preselection testing process−General guidelines(IDT)
JIS C 60695-2-10:2004 耐火性試験−電気・電子−グローワイヤ試験装置及び一般試験方法
注記 対応国際規格:IEC 60695-2-10:2000,Fire hazard testing−Part 2-10: Glowing/hot-wire based test
methods−Glow-wire apparatus and common test procedure(IDT)
JIS C 60695-2-11:2004 耐火性試験−電気・電子−最終製品に対するグローワイヤ燃焼性試験方法
注記 対応国際規格:IEC 60695-2-11:2000,Fire hazard testing−Part 2-11: Glowing/hot-wire based test
methods−Glow-wire flammability test method for end-products(IDT)
JIS C 60695-2-13:2013 耐火性試験−電気・電子−第2-13部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法
−材料に対するグローワイヤ着火温度指数(GWIT)
注記 対応国際規格:IEC 60695-2-13,Fire hazard testing−Part 2-13: Glowing/hot-wire based test
methods−Glow-wire ignition temperature (GWIT) test method for materials(IDT)
JIS C 60695-4 耐火性試験−電気・電子−第4部−電気・電子製品のための耐火性試験用語
注記 対応国際規格:ISO/IEC 13943:2008,Fire safety−Vocabulary(MOD)
JIS K 7151:2009 プラスチック−熱可塑性プラスチック材料の圧縮成形試験片
注記 対応国際規格:ISO 293:2004,Plastics−Compression moulding of test specimens of thermoplastic
materials(IDT)
JIS K 7152(規格群) プラスチック−熱可塑性プラスチック材料の射出成形試験片
注記 対応国際規格:ISO 294 (all parts),Plastics−Injection moulding of test specimens of thermoplastic
materials(IDT)
ISO 291:2008,Plastics−Standard atmospheres for conditioning and testing
ISO 295:2004,Plastics−Compression moulding of test specimens of thermosetting materials
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 60695-4によるほか,次による。
3.1
燃焼(combustion)
物質と酸化剤との発熱反応。
注記 燃焼は,一般に火炎及び/又は赤熱を伴って,燃焼放出物を発生する。
3.2
火炎(flame)
通常は光の放射を伴い,気相における持続的で,かつ,その速度が音速未満の燃焼。
3.3
有炎燃焼性(flammability)
規定の試験条件で,火炎を伴って材料又は完成品が燃える能力。
3
C 60695-2-12:2013 (IEC 60695-2-12:2010)
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3.4
赤熱(glowing)
熱によって発光している状態。
3.5
赤熱燃焼(glowing combustion)
火炎は出さないが,光の放出を伴う,固体の材料の燃焼。
3.6
着火(包装用ティシュの場合)(ignition)
燃焼が開始すること。
3.7
着火(試験片の場合)(ignition)
持続火炎が開始すること。
3.8
溶融滴下物(molten drip)
熱によって軟化又は溶融した試験片の小さな滴下物。
注記 滴下物は,燃焼していることも燃焼していないこともある。
3.9
予備選択(preselection)
最終製品を製造するときに候補となる材料,部品及び半完成品を評価し,選択する過程。
4
試験片
4.1
試験片の準備
試験片は,例えば,注型成形,JIS K 7152規格群による射出成形,JIS K 7151又はISO 295による圧縮
成形,トランスファー成形などの適切な方法によって,必要とする形状に成形する。試験片の成形ができ
ない場合は,製品を構成している成形部品から代表的な試験片を切り出す。
試験片を成形又は切り出した後,表面からほこり及び微粒子を注意して除去し,試験片の端面を滑らか
に仕上げる。
4.2
試験片の寸法
試験片の平面部の寸法は,長さ60 mm,幅(保持具内側)60 mm以上で,厚さは,予想できる全ての厚
さとする。推奨する厚さは,0.1 mm±0.02 mm,0.2 mm±0.02 mm,0.4 mm±0.05 mm,0.75 mm±0.1 mm,
1.5 mm±0.15 mm,3.0 mm±0.2 mm及び6.0 mm±0.4 mmとする。
注記 通常,GWIT(JIS C 60695-2-13参照)及びGWFIを同時に決定するためには,厚さごとに1組
30枚の試験片を用意すれば,十分である。
4.3
試験片の組成に対する試験範囲
4.3.1
一般事項
色,厚さ,密度,モル質量,異方性,添加物,フィラー及び/又は強化材が異なる場合,試験片の試験
結果は,異なることがある。受渡当事者間で合意がある場合は,これらの特性の差異による試験結果の違
いを評価するために,4.3.2及び4.3.3に規定する試験プログラムを用いることができる。
4.3.2
密度,溶融流動性,並びに充填材及び/又は強化材の含有量
最小及び最大の密度,溶融流動性,並びに充填材及び/又は強化材の含有量の全ての組合せを網羅する
4
C 60695-2-12:2013 (IEC 60695-2-12:2010)
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試験片の試験結果が同じGWFIを示す場合,その結果をその範囲の代表とすることができる。試験片の試
験結果が同じGWFIを示さない場合,その試験結果は,試験した特定の組合せの材料だけに用いる。さら
に,その最大値と最小値との間のGWFIの適用範囲を求める場合は,その範囲の間の密度,溶融流動性,
並びに充填材及び/又は強化材の含有量の試験片を追加試験する。ただし,その代わりに,密度,溶融流
動性,並びに充填材及び/又は強化材含有量の特定のレベルの最も悪い試験結果を,追加試験なしで中間
のレベルの代表としてもよい。
4.3.3
色
色の範囲の評価において,次の各試験片の全ての試験結果が同じGWFIとなる場合,全ての色の範囲の
代表とみなす。
a) 着色剤を含まない。
b) 最大レベルの有機顔料,着色剤,染料及び/又はカーボンブラックを含む。
c) 最大レベルの無機顔料を含む。
d) 燃焼特性に不利な影響を及ぼすことが知られている顔料,着色剤及び染料を含む。
5
試験装置
試験装置は,JIS C 60695-2-10の5.(試験装置)による。
6
温度測定システムの確認
温度測定システムの確認方法は,JIS C 60695-2-10の6.2(温度測定システムの確認)による。
7
状態調節及び試験条件
7.1
試験片の状態調節
試験片は,温度23 ℃±2 ℃及び相対湿度40 %〜60 %で,48時間以上放置する。放置した環境から取り
出した試験片は,4時間以内に試験を実施する(ISO 291の表2のクラス2参照)。
7.2
包装用ティシュ及び木板の状態調節
試験片の下方に置く包装用ティシュ及び木板は,JIS C 60695-2-10の5.3(指定の敷物)による。これら
の包装用ティシュ及び木板は,温度23 ℃±2 ℃及び相対湿度40 %〜60 %で,48時間以上放置する。放置
した環境から取り出した包装用ティシュ及び木板は,1時間以内に試験に用いる(ISO 291の表2のクラス
2参照)。
7.3
試験条件
試験片は,温度25 ℃±10 ℃及び相対湿度45 %〜75 %の試験環境の中で,試験を実施する。
8
試験手順
8.1 一般事項
試験片の内容を確認し,目視検査を実施しなければならない。試験手順は,JIS C 60695-2-10の8.(一
般試験手順)に規定する方法による。
8.2
試験開始温度
グローワイヤは,表1に規定する試験開始温度のうち,確実に着火を引き起こすことが予想される試験
温度に設定する。その温度が分からない場合,試験開始温度は,650 ℃を上回ってはならない。
注記1 GWIT及びGWFIの両方を求める場合,最初に,JIS C 60695-2-13に規定する試験手順を実施
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C 60695-2-12:2013 (IEC 60695-2-12:2010)
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し,GWITを求めることが有益であり,求めたGWITをこの試験における試験開始温度とす
ることが望ましい。
注記2 GWITが求まっていない場合には,試験温度は,650 ℃から開始することが望ましい。
表1−試験開始温度
単位 ℃
試験開始温度
許容誤差
550
±10
600
±10
650
±10
700
±10
750
±10
800
±15
850
±15
900
±15
960
±15
8.3
試験温度
選択する一つの試験温度ごとに,1組3枚の試験片を準備する。
3枚の試験片のうち1枚でも10.1に規定する判定基準を満足しない場合は,新たにより低い試験温度で,
3枚の試験片を用いて試験を繰り返す。その試験温度は,50 ℃(960 ℃においては60 ℃)低い試験温度
を選択することが望ましい。
3枚全ての試験片が10.1に規定する判定基準を満足した場合は,新たにより高い試験温度で,3枚の試
験片を用いて試験を繰り返す。その試験温度は,50 ℃(900 ℃においては60 ℃)高い試験温度を選択す
ることが望ましい。
3枚全ての試験片が10.1に規定する判定基準を満足するような最高温度を判定するための最終段階にお
いては,試験温度の間隔は,25 ℃(960 ℃においては30 ℃)に減らす。
3枚の試験片のうち1枚でも10.1に規定する判定基準を満足しなかった場合は,それ以上の高い試験温
度へと移行する必要はない。
注記1 試験温度の最低温度は550 ℃,最高温度は960 ℃である。
注記2 900 ℃よりも高い温度における適切な試験温度の間隔は,60 ℃及び30 ℃である。
9
観察事項及び測定結果
9.1
一般事項
9.2及び9.3の観察事項及び測定結果を,記録しなければならない。
9.2
試験前の観察事項及び測定結果
試験片の内容確認及び目視検査後,次のことを記録しなければならない。
a) 試験する材料の詳細(厚さ,色,種類及び製造業者名を含む。)
b) 試験片の作製方法の詳細(入手可能な場合)
c) 試験片の寸法に関する異方性方向(分かっている場合)
d) 試験片及び包装用ティシュの状態調節
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9.3
試験中の観察事項及び測定結果
グローワイヤ接触中,及びグローワイヤを離した後の30秒間において,試験片及びその下に置いた包装
用ティシュを観察し,次のことを記録しなければならない。
a) 試験片からグローワイヤ先端を離した後の,炎及び/又は赤熱燃焼の継続時間tR(最小単位0.5秒)
b) 箇条8に基づき選択した試験温度
注記1 ここでいう試験温度は,8.2に規定する試験開始温度及び8.3に規定する試験温度である。
c) 試験片が全焼した場合は,その事実
d) 包装用ティシュの着火の有無
e) 受渡当事者間で合意したその他の観察事項
注記2 a) の測定した時間が30.2秒の場合には,記録は30.0秒となる。また,測定した時間が30.3
秒の場合は,30.5秒となる。
10 試験結果の評価
10.1 判定基準
試験片は,着火がないか,又は次に示す全ての事項を満足しなければならない。
a) 試験片からグローワイヤを離した後,炎及び/又は赤熱燃焼の継続時間tRは30秒を超えない。
b) 試験片が全焼しない。
c) 試験片の下に置いた包装用ティシュが着火しない。
10.2 グローワイヤ燃焼指数
GWFIは,規定する厚さにおける3枚の試験片が,10.1に規定する判定基準に耐える最も高い温度とす
る。
この試験は,表1に規定する最も高い試験開始温度(960 ℃)にて,GWIT(JIS C 60695-2-13参照)を
実施し,試験片が着火しなかった場合,その材料でGWFIの試験を,実施する必要がない。その場合,GWFI
は,規定する厚さにおいて960 ℃とする。
GWFIは,次のように報告する。
例1 GWFI:850/3.0
これは,厚さ3.0 mmの試験片においてGWFIが850 ℃であったことを示す。
例2 GWFI:775/0.75-3.0
これは,最大厚さ3.0 mm及び最小厚さ0.75 mm試験片において,GWFIが775 ℃であった
ことを示す。
例3 GWFI:960/3.0
これは,厚さ3.0 mmの試験片が,960 ℃の試験温度で,着火が起きなかったことを示す。
GWFIが試験片の厚さごとに異なる場合には,GWFIは,試験片の厚さごとに報告しなければならない。
GWFIが同じとなる厚さの範囲を定めるために,試験片の必要な最小厚さ,最大厚さ及びその間の推奨
する試験片の厚さ(4.2参照)のGWFIを求めてもよい。
11 試験報告書
試験報告書には,次の情報を含めなければならない。
a) この規格番号及び名称
b) 試験温度(8.3参照)
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
c) 観察事項及び試験結果(箇条9参照)
d) GWFI(10.2参照)