C 60050-551:2005
(1)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人電気学会(IEEJ)/財団法人日本規格
協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の
審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。
制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 60050-551:1998,International
Electrotechnical Vocabulary−Part 551 : Power electronics及びIEC 60050-551-20:2000,International
Electrotechnical Vocabulary−Part 551-20 : Power electronicsを基礎として用いた。
また,令和2年6月22日,産業標準化法第17条又は第18条の規定に基づく確認公示に際し,産業標準
化法の用語に合わせ,規格中“日本工業規格”を“日本産業規格”に改めた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS C 60050-551には,次に示す附属書がある。
附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表
C 60050-551:2005
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1. 適用範囲 ························································································································ 1
2. 用語の分類 ····················································································································· 1
3. 定義 ······························································································································ 1
附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表 ·································································· 25
日本産業規格 JIS
C 60050-551:2005
電気技術用語−第551部:パワーエレクトロニクス
International Electrotechnical Vocabulary−Part551 : Power electronics
序文 この規格は,1998年に第2版として発行されたIEC 60050-551,International Electrotechnical Vocabulary
−Part 551 : Power electronics及び2001年に第1版として発行されたIEC 60050-551-20,International
Electrotechnical Vocabulary−Part 551-20 : Power electronics−Harnonic analysisを翻訳し,技術的内容を変更し
て作成した日本産業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書1(参考)に示す。
1. 適用範囲 この規格は,電気技術用語のうち,パワーエレクトロニクスに関する用語について規定す
る。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
IEC 60050-551:1998,International Electrotechnical Vocabulary−Part 551: Power electronics (MOD)
IEC 60050-551-20:2001,International Electrotechnical Vocabulary−Part 551-20 : Power electronics
−Harmonic analysis(MOD)
2. 用語の分類 用語の分類は,次による。
なお,分類番号は,IEC 60050-551及びIEC 60050-551-20の番号を示す。
551-11 一般
551-12 電子電力変換装置の種類
551-13 電子電力スイッチ及び電子交流電力調整装置
551-14 パワーエレクトロニクス装置の基本構成要素
551-15 パワーエレクトロニクス装置のアーム及び接続
551-16 パワーエレクトロニクス装置の動作
551-17 パワーエレクトロニクス装置の基本特性
551-18 電子電力変換装置の出力特性曲線
551-19 安定化電源
551-20 高調波解析
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
なお,対応英語を参考として示す。
備考 丸括弧“( )”を付けてあるものは,対応英語の括弧に対応し,省略可能な語を示す。また,角
2
C 60050-551:2005
括弧“[ ]”内の用字は,誤解を生じない限り省略することができる。
551-11 一般
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-11-01
パワーエレクト
ロニクス
電力,電子及び制御の技術を総合した,電子
電力変換及び電子電力開閉に関する技術分
野。
power electronics
551-11-02
(電子) (電力)
変換
電子バルブデバイスを用いて,電気的特性の
一つ又はそれ以上を実質的な電力損失なし
に変える作用。
備考 電気的特性には,電圧,電流,周波数
(直流を含む。),位相,相数,波形な
どがある。
(electronic) (power) conversion
551-11-03
電子(電力)開閉
電子バルブデバイスを用いた電力の開閉。
electronic (power) switching
551-11-04
(電子) (電力)
抵抗値制御
電子デバイスの抵抗値を連続的に変化させ
る制御。
備考 電子デバイスの抵抗値を連続的に変
化させる制御は,実質的な電力損失を
伴うためパワーエレクトロニクスの
範囲外である。
(electronic) (power) resistance control
551-11-05
(電子)交直(電
力)変換
交流と直流との間の電力変換。
(electronic) AC/DC (power) conversion
551-11-06
(電子) (電力)順
変換,整流
交流から直流への電力変換。
(electronic) (power) rectification
551-11-07
(電子) (電力)逆
変換
直流から交流への電力変換。
(electronic) (power) inversion
551-11-08
(電子)交流(電
力)変換
交流からほかの交流への電力変換。
(electronic) AC (power) conversion
551-11-09
(電子)直流(電
力)変換
直流からほかの直流への電力変換。
(electronic) DC (power) conversion
551-11-10
直接(電力)変換
中間に直流も交流も介さない電力変換。
direct (power) conversion
551-11-11
間接(電力)変換
中間に直流又は交流を介した電力変換。
indirect (power) conversion
3
C 60050-551:2005
551-12 電子電力変換装置の種類 基本的な電子電力変換装置の例を図1に示す。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-12-01
(電子)(電力)変
換装置,(電
子)(パワー)
コンバータ
1台又はそれ以上の電子電力変換器,及び必
要によって変換装置用変圧器,制御装置,
附属装置などを組み合わせたもので,電力
変換を行う装置(図1参照)。
(electronic) (power) converter,
(electronic) (power) convertor
備考 対応英語では“convertor”が用
いられることもあるが,以降の対
応英語では,
“converter”だけを記載する。
551-12-01A
[電子][電力]変
換器
1台又はそれ以上のバルブデバイスアセン
ブリで構成され,必要に応じて変換装置用
変圧器,制御装置,附属装置などと組み合
わされて,電力変換を行う電気機器。
converter
551-12-02
交直変換装置
交直変換を行う変換装置。
AC/DC converter
551-12-03
電圧形[交直]変
換装置
直流回路が電圧源特性をもつ交直変換装
置。
voltage stiff AC/DC converter
551-12-04
電流形[交直]変
換装置
直流回路が電流源特性をもつ交直変換装
置。
current stiff AC/DC converter
551-12-05
直接交直変換装
置
中間に直流も交流も介さない交直変換装
置。
direct AC/DC converter
551-12-06
間接交直変換装
置
中間に直流又は交流を介した交直変換装
置。
indirect AC/DC converter
551-12-07
順変換装置,整
流装置
順変換を行う交直変換装置。
rectifier
551-12-08
直接順変換装置
中間に直流も交流も介さない順変換装置。
direct rectifier
551-12-09
間接順変換装置
中間に直流又は交流を介した順変換装置。
indirect rectifier
551-12-10
逆変換装置,イ
ンバータ
逆変換を行う交直変換装置。
inverter,invertor
備考 対応英語では“invertor”が用
いられることもあるが,以降の対
応英語では,“inverter”だけを記載
する。
551-12-11
電圧形逆変換装
置,電圧形イ
ンバータ
直流回路が電圧源特性をもつ逆変換装置。
voltage source inverter,voltage fed
inverter
551-12-12
電流形逆変換装
置,電流形イ
ンバータ
直流回路が電流源特性をもつ逆変換装置。
current source inverter,current fed
inverter
551-12-13
直接逆変換装置
中間に直流を介さない逆変換装置。
direct inverter
551-12-14
間接逆変換装置
中間に直流を介する逆変換装置。
indirect inverter
551-12-15
無効電力補償装
置
変換装置の損失以外に有効電力の流れがな
く,無効電力を生成又は消費して無効電力
の補償を行う変換装置。
reactive power converter
551-12-16
[電力用] アク
ティブフ ィル
タ,アク ティ
ブパワー フィ
ルタ
電力回路に存在する高調波又はリプルの抑
制を目的とする変換装置。
electronic power filter,active power
filter
551-12-17
交流変換装置
交流変換を行う変換装置。
AC converter
4
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-12-17A
他励変換装置
他励転流を用いた変換装置。
externally commutated converter
備考 “line commutated converter”を
用いてもほとんど支障はない。
551-12-17B
自励変換装置
自励転流を用いた変換装置。
self-commutated converter
551-12-18
直接交流変換装
置
中間に直流を介さない交流変換装置。
direct AC converter
551-12-19
間接交流変換装
置
中間に直流を介した交流変換装置。
indirect AC converter
551-12-20
電流リンク形間
接交流変換装
置
中間の直流回路が電流源特性をもつ間接交
流変換装置。
indirect current link AC converter
551-12-21
電圧リンク形間
接交流変換装
置
中間の直流回路が電圧源特性をもつ間接交
流変換装置。
indirect voltage link AC converter
551-12-22
周波数変換装置
周波数を変換する交流変換装置。
備考 周波数に加え,電圧,及び必要な場
合,相数も変える交流変換装置も周
波数変換装置と呼ぶ。
frequency converter
551-12-23
サイクロコンバ
ータ
直接変換による周波数変換装置。
備考1. サイクロコンバータは,他励転流に
よって,交流電圧からより低い周波
数の交流電圧を出力する。
2. サイクロコンバータは,自励転流に
よって,交流電圧から適切な周波数
及び期間でサンプルして,より高い
又はより低い周波数の交流電圧を
出力する。
cycloconverter
551-12-24
相数変換装置
相数を変える交流変換装置。
phase converter
551-12-25
交流電圧変換装
置
電圧を変える交流変換装置。
AC voltage converter
551-12-26
共振形変換装置
転流を行う,又はスイッチング損失を低減
する目的で共振回路を用いた変換装置。
resonant converter
551-12-27
直流変換装置
直流変換を行う変換装置。
DC converter
551-12-28
直接直流変換装
置,直流チョ
ッパ
中間に交流を介さない直流変換装置。
direct DC converter,DC chopper
551-12-29
間接直流変換装
置
中間に交流を介した直流変換装置。
indirect DC converter
551-12-30
フォワードコン
バータ
可制御主アームの通流期間に電源から負荷
にエネルギーを供給する直流変換装置。
forward converter
5
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-12-31
フライバックコ
ンバータ
インダクタンスにエネルギーを蓄積した
後,可制御主アームの非通流期間に,蓄積
したエネルギーを負荷に供給する直流変換
装置。
flyback converter
551-12-32
ブーストコンバ
ータ,昇圧チ
ョッパ
入力電圧より高い出力電圧に変換する直接
直流変換装置。
boost converter,step-up converter
551-12-33
バックコンバー
タ,降圧チョ
ッパ
入力電圧より低い出力電圧に変換する直接
直流変換装置。
buck converter,step-down converter
551-12-33A
バックブースト
コンバータ,
昇降圧チョッ
パ
昇圧・降圧の両機能を併せもつ直接直流変
換装置。
buck-boost converter
551-12-34
一象限変換装置
直流電力の流れる方向が一方向だけの交直
又は直流変換装置。
one-quadrant converter
551-12-35
二象限変換装置
直流電流が一方向,かつ,直流電圧が両極
性で,又は直流電圧が片極性,かつ,直流
電流が双方向で,直流電力の流れる方向を
双方向にできる交直又は直流変換装置。
two-quadrant converter
551-12-36
四象限変換装置
直流電圧が両極性,かつ,直流電流が双方
向で,直流電力の流れる方向が双方向の交
直又は直流変換装置。
four-quadrant converter
551-12-37
可逆変換装置
有効電力の流れを可逆にできる変換装置。
reversible converter
551-12-37A
双方向変換装置
有効電力の流れを双方向にできる変換装
置。
bidirectional converter
551-12-38
単変換装置
直流電流が一方向だけの電流形可逆交直変
換装置。
single converter
551-12-39
複変換装置
直流電流が双方向の電流形可逆交直変換装
置。
double converter
551-12-40
[複変換装置
の]変換部
直流端子からみたとき,直流電流が常に同
じ方向に流れる,複変換装置の部分。
converter section of a double converter
551-12-41
多重[接続]変換
装置
変換器を2台以上,並列若しくは直列又は
直並列に多重接続して構成した変換装置。
multi-connected converter
551-12-42
半導体変換装置
半導体バルブデバイスを用いた変換装置。
備考 用いる半導体バルブデバイスに応じ
て,例えば,サイリスタ変換装置,
トランジスタインバータなどの類似
の用語を用いる。
semiconductor converter
6
C 60050-551:2005
551-13 電子電力スイッチ及び電子交流電力調整装置
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-13-01
電子(電力)スイ
ッチ
少なくとも一つの可制御バルブデバイスで
構成された,電子電力開閉を行うスイッチ。
electronic (power) switch
551-13-02
電子交流(電力)
スイッチ
交流を開閉できる電子スイッチ。
electronic AC (power) switch
551-13-03
電子直流(電力)
スイッチ
直流を開閉できる電子スイッチ。
electronic DC (power) switch
551-13-04
[電子]交流電力
調整装置
電子交流スイッチを兼ね,位相制御,オン
オフ制御などによって交流電力を調整する
直接交流変換装置。
electronic AC power controller
551-13-05
半導体スイッチ
半導体バルブデバイスで構成された電子ス
イッチ。
備考 用いる半導体バルブデバイスに応じ
て,電子スイッチ又は交流電力調整装
置に類似の用語を用いる。例えば,ト
ランジスタスイッチ,サイリスタ電力
調整装置。
semiconductor switch
551-14 パワーエレクトロニクス装置の基本構成要素
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-14-01
[電子]デバイス 半導体,真空又は電離気体中のキャリアの動
きを利用して機能させるものの総称。
electronic device
551-14-02
[電子] [バル
ブ]デバイス
可制御又は非可制御によらず,実質的な電力
損失なしに一方向だけに通電する機能をも
ち,電力変換又は電子開閉に用いられる最小
単位電子デバイス。
備考1. 代表的なバルブデバイスには,サイ
リスタ,整流ダイオード,バイポー
ラトランジスタ,電界効果トランジ
スタ(FET)又は絶縁ゲートバイポ
ーラトランジスタ(IGBT)がある。
2. 二つ以上のバルブデバイスが同じ
半導体チップ上に一体化される
(例:逆導通サイリスタにおけるサ
イリスタ及び整流ダイオード,逆ダ
イオードをもつ電界効果トランジ
スタ)か,又は同じケース内に収納
されること(パワー半導体モジュー
ル)がある。これらは,別々のバル
ブデバイスの組合せとみなす。
electronic valve device
7
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-14-03
可制御[バルブ]
デバイス
順方向に対してオン及び/又はオフ制御が
可能なバルブデバイス。
controllable valve device
551-14-04
非可制御[バル
ブ]デバイ
ス,[整流]ダ
イオード
順方向に対しては制御信号を必要とせず,オ
ン状態となり,逆方向に対しては通電を阻止
するバルブデバイス。
non-controllable valve device,rectifier
diode
551-14-05
逆阻止[バルブ]
デバイス
逆方向に対して指定された電圧まで阻止す
ることができるバルブデバイス。
reverse blocking valve device
551-14-06
非逆阻止[バル
ブ]デバイス
逆電圧を実質的に阻止できない可制御バル
ブデバイス。
備考 パワーエレクトロニクス回路におい
て,非逆阻止バルブデバイスに,例え
ば,非可制御バルブデバイス(整流ダ
イオード)を逆並列に接続して,逆電
圧が加わらないような手段が必要な
場合がある。
non-reverse blocking valve device
551-14-07
ラッチ形[バル
ブ]デバイス
ターンオンした後,制御信号(トリガ信号)
を取り去ってもオン状態を持続する可制御
バルブデバイス。
備考1. ほとんどのラッチ形バルブデバイ
スは,外部の手段で通電電流を遮断
することによってターンオフする
ことが可能である。
2. ゲートターンオフサイリスタ(GTO)
は,制御信号によってターンオフが
可能なラッチ形バルブデバイスで
ある。
3. ラッチ形バルブデバイスは,逆阻止
バルブデバイス又は非逆阻止バル
ブデバイスのいずれでもよい。
latching valve device
551-14-07A
非ラッチ形[バ
ルブ]デバイ
ス
ターンオンした後のオン状態を持続するた
めに制御信号(オン信号)を継続させる必要
があり,取り去るとターンオフする可制御バ
ルブデバイス。
non-latching valve device
551-14-08
オンオフ制御
[バルブ]デバ
イス
制御端子への制御信号によって,オン状態及
びオフ状態の双方向に制御可能な可制御バ
ルブデバイス。
switched valve device
551-14-08A
オン制御[バル
ブ]デバイス
オン状態にだけ可制御で,ターンオフは,主
電流が外部主回路の作用でゼロになって行
われる可制御バルブデバイス。
switched-on valve device
8
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-14-09
半導体[バルブ]
デバイス
半導体中のキャリアの動きを利用したバル
ブデバイス。
備考 半導体デバイスの製品分野であるパ
ワー[半導体]デバイスは,半導体バル
ブデバイス以外も含む。
semiconductor valve device
551-14-10
真空[バルブ]デ
バイス
イオン化の影響が無視できる程度に内部の
真空度を高めたバルブデバイス。
high vacuum valve device
551-14-11
イオン[バルブ]
デバイス,ガ
ス[バルブ]デ
バイス
内部のイオン化したガスが主要な役割を行
うバルブデバイス。
ionic valve device,gas-filled valve
device
551-14-12
[バルブデバイ
ス]スタック
1個又はそれ以上のバルブデバイスを附属
物とともに一体に組み合わせた構造物。
valve device stack
551-14-13
[バルブデバイ
ス]アセンブ
リ
バルブデバイス又はスタックを,附属物とと
もに取り付け,電気的に接続した構造物。
備考 特定のバルブデバイスだけで構成さ
れたスタック又はアセンブリにも類
似の用語が用いられる。例えば,ダイ
オードスタック(整流ダイオードだけ
で構成された構造物),サイリスタア
センブリ(サイリスタだけ,又は整流
ダイオードと組み合わせて構成され
た構造物)。
valve device assembly
551-14-14
転流リアクトル 転流インダクタンスを指定の値とするため
に転流回路に挿入されるリアクトル。
commutation reactor
551-14-15
転流コンデンサ 転流電圧を供給するために転流回路に挿入
されるコンデンサ。
commutation capacitor
551-14-16
相間リアクトル 同じ鉄心に巻かれた巻線間の電磁結合によ
って位相が異なる2組以上の転流群間の並
列運転を可能にするリアクトル。
interphase transformer
551-14-17
スナバ(回路)
バルブデバイスに印加される過電圧,スイッ
チング損失,電流又は電圧の急しゅん(峻)
な立上がりなどを低減するために,一つ又は
それ以上のバルブデバイスに接続される回
路要素。
備考 スナバには,アールシー(RC)スナバ,
並列スナバ,交流側スナバなどがあ
る。
snubber (circuit)
551-14-18
直流フィルタ
変換装置の直流側に接続され,リプルを低減
するためのフィルタ。
DC filter
9
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-14-19
交流フィルタ
変換装置の交流側に接続され,高調波を低減
するためのフィルタ。
AC filter
551-15 パワーエレクトロニクス装置のアーム及び接続
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-15-01
(バルブ)アーム
変換装置又は電子スイッチの回路におい
て,同時に通電する1個又はそれ以上のバ
ルブデバイス及び必要によってその他の回
路部品を含む,交流又は直流の任意の2端
子間に接続された部分。
(valve) arm
551-15-02
主アーム
変換装置又は電子スイッチの,入力側と出
力側との間での電力の主要な伝達に関与す
るアーム。
備考 動作モードによって,主アームが補
助アームとして動作することも,又
は,反対に補助アームが主アームと
して動作することもある。
principal arm
551-15-03
アーム対
同じ向きに直列接続された2組のアーム。
備考 アーム対の共通部端子を中点端子,
それ以外の端子を外側端子と呼ぶ。
pair of arms
551-15-04
逆並列アーム対
逆向きに並列接続された2組のアーム。
pair of antiparallel arms
551-15-05
補助アーム
主アーム以外のアーム。
備考 補助アームは,次に示す機能のうち,
複数の機能を果たすことがある。バ
イパスアーム,環流アーム,ターン
オフアーム又は回生アーム。
auxiliary arm
551-15-06
バイパスアーム
入力側と出力側との間での電力授受なしに
主回路電流を環流させるための補助アー
ム。
by-pass arm
551-15-07
環流アーム
非可制御バルブデバイスだけで構成された
バイパスアーム。
free-wheeling arm
551-15-08
ターンオフアー
ム
制御信号でターンオフできない1個又はそ
れ以上のラッチ形バルブデバイスで構成さ
れた通電している主アームから電流を一時
的に受け取り,主アームをターンオフさせ
るための補助アーム。
turn-off arm
551-15-09
回生アーム
出力側から入力側に電力の一部を回生する
アーム。
regenerative arm
10
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-15-10
変換接続
変換装置の主回路のアーム,その他の回路
部品の電気的構成。
converter connection
551-15-11
基本変換接続
変換装置内の主アームの電気的接続。
basic converter connection
551-15-12
(変換装置の)単
向接続
交流端子に流れる電流が一方向の変換接
続。
single-way connection (of a converter)
551-15-13
(変換装置の)双
向接続
交流端子に流れる電流が双方向の変換接
続。
double-way connection (of a converter)
551-15-14
ブリッジ[接続]
複数のアーム対の各中点端子を交流端子と
し,外側端子は,同じ極性ごとに並列接続
してそれぞれを直流端子とした双向接続。
bridge connection
551-15-15
均一[アーム]接
続
すべての主アームが可制御又は非可制御の
いずれか一方だけで構成した変換接続。
uniform connection
551-15-16
非可制御[アー
ム]接続
すべての主アームを非可制御とした均一ア
ーム接続。
non-controllable connection
551-15-17
全可制御[アー
ム]接続
すべての主アームを可制御とした均一アー
ム接続。
fully controllable connection
551-15-18
混合[アーム]接
続
可制御及び非可制御両方の主アームで構成
した変換接続。
non-uniform connection
551-15-19
半数可制御[ア
ーム]接続
半数の主アームを可制御とした混合アーム
接続。
half-controllable connection
551-15-19A
レグ
ブリッジ接続又はマルチレベル接続の1相
分を構成するアーム群。
leg
551-15-19B
マルチレベル接
続
レグの交流端子の電位が三つ以上の異なる
値を取る交直変換接続。
multilevel connection
551-15-20
(転流群の)多重
接続
同時に転流することがない2組以上の転流
群を,相間リアクトルなどを介して並列に
接続した変換接続。
multiple connection (of commutating
groups)
551-15-20A
(自励変換装置
の)多重接続
適切な位相関係(パルス位相を含む。)をも
つ2組以上の自励変換器を組み合わせて構
成した変換接続。
multi connection (of self-commutated
converters)
551-15-21
昇降圧接続
個別に制御を行って直流電圧を昇圧又は降
圧する2組以上の変換器の直列接続。
boost and buck connection
551-15-22
(直列接続の)段
直列接続された変換器の1直列分。1直列
分が,並列に多重接続された複数の変換器
の場合もある。
stage (of a series connection)
11
C 60050-551:2005
551-16 パワーエレクトロニクス装置の動作
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-16-01
転流
変換装置において,通電しているアームか
ら次に通電するアームへ,両アームが同時
に通電しながら電流が断続することなく行
われる電流の移り変わり。
commutation
551-16-02
転流電圧
転流を行わせる電圧。
commutating voltage
551-16-03
転流回路
転流が行われる複数のアーム,及び転流電
圧源から構成される回路。
commutation circuit
551-16-04
転流期間
転流が行われる複数アームが主電流を同時
に通電している期間。
commutation interval
551-16-05
重なり角
電気角で表された転流期間。
angle of overlap
551-16-06
転流ノッチ
電源転流又は回転機転流による変換器の交
流側電圧に,転流によって現れる周期的過
渡電圧。
commutation notch
551-16-07
転流インダクタ
ンス
転流回路に含まれる直列インダクタンスの
合計値。
commutation inductance
551-16-08
転流群
ほかの主アームへの転流が行われることな
く,相互間だけで周期的に転流が行われる
主アーム群。
commutating group
551-16-09
直接転流
補助アームを介さずに,二つの主アーム間
で直接行われる転流。
direct commutation
551-16-10
間接転流
一つ又はそれ以上の補助アームを介して,
電流が一つの主アームからほかの主アーム
に移り変わる,又は元の主アームに戻る転
流。
indirect commutation
551-16-11
他励[転流]
転流電圧が変換装置又は電子スイッチの外
部から与えられる転流。
external commutation
551-16-12
電源転流
転流電圧が交流電源から与えられる他励転
流。
line commutation
551-16-13
負荷転流
転流電圧が負荷機器から与えられる他励転
流。
load commutation
551-16-14
回転機転流
転流電圧が回転機から与えられる他励転
流。
machine commutation
551-16-15
自励[転流]
転流電圧が変換装置又は電子スイッチの内
部で与えられる転流。
self-commutation
551-16-16
デバイス転流
制御信号でバルブデバイスをターンオフす
ることによって転流電圧が発生する自励転
流。
備考 次に通電するバルブデバイスが同時
にターンオンする。
valve device commutation
12
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-16-17
コンデンサ転流
転流電圧が転流回路内のコンデンサから与
えられる自励転流。
capacitor commutation
551-16-17A
共振負荷転流
転流電圧が共振負荷から与えられる負荷転
流。
resonant load commutation
551-16-18
順次転流
転流電圧が次に通電する主アームのターン
オンに起因して与えられるコンデンサ転
流。
auto-sequential commutation
551-16-19
消流
転流を伴わない,アーム電流の消滅。
quenching
551-16-20
デバイス消流
バルブデバイス自身のターンオフ機能によ
って行われる消流。
valve device quenching
551-16-21
外部消流
バルブデバイスの外部にある要因で行われ
る消流。
external quenching
551-16-22
消流電圧
消流を行わせる電圧。
quenching voltage
551-16-23
位相制御
バルブデバイス又はアームの,ターンオン
又はターンオフの位相を変える制御。
phase control
551-16-24
対称[位相]制御
全可制御アーム接続又は全可制御転流群の
すべての主アームの制御遅れ角を同一とし
た位相制御。
symmetrical phase control
551-16-25
非対称[位相]制
御
変換接続又は転流群の主アームの制御遅れ
角を同一とはしない位相制御。
asymmetrical phase control
551-16-26
順序[位相]制御
あらかじめ指定された順序に従って制御遅
れ角が決められる非対称位相制御。
sequential phase control
551-16-27
パルス制御
繰り返し通電する主アームの電流の,通電
開始点若しくは通電終了時点又はその両方
を変化させる制御。
pulse control
551-16-28
パルス幅制御
パルスの繰返し周波数を一定とし,そのパ
ルス幅を変えるパルス制御。
pulse duration control
551-16-29
パルス周波数制
御
パルス幅を一定とし,そのパルスの繰返し
周波数を変えるパルス制御。
pulse frequency control
551-16-30
パルス幅変調制
御,PWM制
御(略語)
ある波形を得るために基本波の1周期中
に,パルス列の幅若しくは周波数又はその
両方を変調するパルス制御。
pulse width modulation control,PWM
control (abbreviation)
551-16-31
サイクル制御
交流の電流を通電するサイクル数と通電し
ないサイクル数との割合を変化させる制
御。
multicycle control
551-16-32
電流遅れ角
位相制御によってターンオンを遅らせる時
間を表す電気角。
current delay angle
13
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-16-33
[制御]遅れ角
位相制御においてトリガパルスを基準時点
から遅らせる時間を表す電気角。
備考 他励変換装置における基準時点は,
新たにオン状態となるアームに印加
される電圧が正に転じる時点であ
る。交流電力調整装置においては,
電源電圧が正に転じる時点である。
誘導性負荷の交流電力調整装置で
は,制御遅れ角は,負荷位相角と電
流遅れ角との和である。
trigger delay angle
551-16-34
[制御]進み角
位相制御においてトリガパルスを基準時点
から進める時間を表す電気角。
備考 他励変換装置における基準時点は,
新たにオン状態となるアームに印加
される電圧が負に転じる時点であ
る。
trigger advance angle
551-16-35
固有遅れ角
多重転流重なりの運転状態において位相制
御しなくても生じる電流の遅れ角。
備考 多重転流重なりは,例えば,他励12
パルス変換装置で重なり角が30度を
超えた場合に発生する。
inherent delay angle
551-16-36
[電圧]制御率
位相制御において,その他の電圧降下をす
べてゼロと仮定した場合,位相制御してい
ないときの直流電圧に対する,ある遅れ角
における直流電圧の比。
phase control factor
551-16-37
サイクル制御率
サイクル制御における通電するサイクル数
と通電しないサイクル数との和に対する,
通電するサイクル数の比。
multicycle control factor
551-16-38
パルス幅制御率
重なり角を無視した理想状態を仮定したと
きの,パルス幅制御における主アームの通
流率。
pulse control factor
551-16-38A
変調率
パルス幅変調制御における,搬送波振幅に
対する信号波の比。
modulation index
551-16-39
(直流変換装置
の)電圧変換
比
直流変換装置における,入力電圧に対する
出力電圧の比。
transfer factor (of a DC converter)
551-16-40
オン状態,通流
状態
バルブデバイス又はアームに電流が流れて
いる状態。
on state,conduction state
551-16-41
オフ状態,順阻
止状態
可制御バルブデバイス又はそれで構成され
たアームが,ターンオン信号が与えられず
に順方向の電流を阻止している状態。
off state,forward blocking state
14
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-16-42
逆阻止状態
逆阻止バルブデバイス又はそれで構成され
たアームの主端子(電極)の間に逆電圧が印
加され,電流が流れない状態。
reverse blocking state
551-16-43
(バルブデバイ
ス又はアーム
の)順方向
バルブデバイス又はアームが通電できる方
向。
conducting direction (of an electronic
valve device or of a valve arm)
551-16-44
(バルブデバイ
ス又はアーム
の)逆方向
順方向の逆で,バルブデバイス又はアーム
が通電できない方向。
non-conducting direction (of an
electronic valve device or of a valve
arm)
551-16-45
ホールドオフ期
間
ラッチ形バルブデバイスのオン電流がゼロ
となったときから,そのバルブデバイスに
オフ電圧が再び印加されるまでの期間。
hold-off interval
551-16-46
素周期
周期的に繰り返される現象の1サイクルの
時間。
elementary period
551-16-47
素周波数
素周期の逆数。
elementary frequency
551-16-48
(アームの)通流
期間
アームに電流が流れている,素周期中の期
間。
conduction interval (of a valve arm)
551-16-49
(アームの)非通
流期間
アームに電流が流れていない,素周期中の
期間。
idle interval (of a valve arm)
551-16-50
通流率
通流期間及び非通流期間の和に対する通流
期間の比。
conduction ratio
551-16-51
逆阻止期間
逆阻止バルブデバイス又はそれで構成され
たアームが逆阻止状態にある期間。
circuit reverse blocking interval
551-16-52
オフ期間,順阻
止期間
可制御バルブデバイス又はそれで構成され
たアームがオフ状態にある期間。
circuit off-state interval
551-16-53
最大動作オフ電
圧
可制御バルブデバイス又はそれで構成され
たアームに加わるオフ電圧のうち,繰返し
過渡電圧及び非繰返し過渡電圧を除外した
最大の瞬時値。
circuit crest working off-state voltage
551-16-54
ピーク繰返しオ
フ電圧
可制御バルブデバイス又はそれで構成され
たアームに加わるオフ電圧のうち,繰返し
過渡電圧をすべて含み,非繰返し過渡電圧
をすべて除外した最大の瞬時値。
circuit repetitive peak off-state voltage
551-16-55
ピーク非繰返し
オフ電圧
可制御バルブデバイス又はそれで構成され
たアームに加わるオフ電圧のうち,非繰返
し過渡電圧の最大の瞬時値。
circuit non-repetitive peak off-state
voltage
551-16-56
最大動作逆電圧
逆阻止バルブデバイス又はそれで構成され
たアームに加わる逆電圧のうち,繰返し過
渡電圧及び非繰返し過渡電圧を除外した最
大の瞬時値。
circuit crest working reverse voltage
15
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-16-57
ピーク繰返し逆
電圧
逆阻止バルブデバイス又はそれで構成され
たアームに加わる逆電圧のうち,繰返し過
渡電圧をすべて含み,非繰返し過渡電圧を
すべて除外した最大の瞬時値。
circuit repetitive peak reverse voltage
551-16-58
ピーク非繰返し
逆電圧
逆阻止バルブデバイス又はそれで構成され
たアームに加わる逆電圧のうち,非繰返し
過渡電圧の最大の瞬時値。
circuit non-repetitive peak reverse
voltage
551-16-59
転流失敗
通電しているアームから次のアームへの転
流が行われない異常現象。
commutation failure
551-16-60
ブレークスルー
可制御バルブデバイス又はそれで構成され
たアームが順阻止期間に阻止能力を失う異
常現象。
breakthrough
551-16-61
トリガ
ラッチ形バルブデバイス又はそれで構成さ
れたアームをターンオンさせるための制御
操作。
triggering
551-16-62
点弧
ラッチ形バルブデバイス又はそれで構成さ
れたアームの順方向に電流が確立する現
象。
firing
551-16-62A
ターンオン
バルブデバイス又はアームの,オフ状態か
らオン状態への切換え。
備考 ラッチ形バルブデバイス又はそれで
構成されたアームの場合は,点弧と
も呼ぶ。
turn-on
551-16-62B
ターンオフ
バルブデバイス又はアームのオン状態から
オフ状態への切換え。
turn-off
551-16-62C
スイッチング
バルブデバイスのターンオン及びターンオ
フの動作。
switching
551-16-63
誤点弧
ラッチ形バルブデバイス又はそれで構成さ
れたアームが誤った時点で点弧する異常現
象。
false firing
551-16-64
通弧
逆変換動作において,アームの通常の通流
期間又はホールドオフ期間の終了時点にお
いて通電を続ける異常現象。
conduction through
551-16-65
点弧失敗
ラッチ形バルブデバイス又はそれで構成さ
れたアームが通流期間に通電しない異常現
象。
firing failure
551-16-66
(バルブデバイ
ス又はアーム
の)ブレーク
ダウン
バルブデバイス又はアームが電圧阻止能力
を永久的に失う異常現象。
breakdown (of an electronic valve device
or of a valve arm)
16
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-16-67
順ブレークダウ
ン
可制御バルブデバイス又はそれで構成され
たアームが順電圧の阻止能力を永久的に失
う異常現象。
forward breakdown
551-16-68
逆ブレークダウ
ン
逆阻止バルブデバイス又はそれで構成され
たアームが逆電圧の阻止能力を永久的に失
う異常現象。
reverse breakdown
551-16-69
[バルブデバイ
ス]ブロック
可制御バルブデバイス又はそれで構成され
たアームへの制御信号を停止して,新たな
ターンオンを阻止するとともに,オンオフ
制御バルブデバイス又はそれで構成された
アームではターンオフさせる操作。
valve device blocking
551-16-69A
ゲートシフト
制御遅れ角を指定された角度に向かって増
加させる操作。
gate shift
551-16-70
(直流電流の)断
続通流
周期的に中断する直流電流。
intermittent flow (of direct current)
551-16-71
(直流電流の)連
続通流
中断しない直流電流。
continuous flow (of direct current)
551-17 パワーエレクトロニクス装置の基本特性
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-17-01
パルス数
素周期中の同時に生じることがない直接
又は間接転流の数。
pulse number
551-17-01A
(PWM)パルス数
PWM制御自励電圧形変換装置の交流基本
波の半周期中における同一レグ内の転流
回数。
備考 交流基本波の1周期中の1アームの
ターンオン回数に等しい。
(PWM) pulse number
551-17-01B
合成周波数
多重接続交直又は直流変換装置の,入力又
は出力側の直流リプル基本周波数。
resultant frequency
551-17-02
偏位角
順変換接続において,交流側相電圧のピー
クと,電流遅れ角がゼロのときの滑らかで
ない直流電圧の同時又は次のピークとの
位相角。
circuit angle
551-17-03
転流数
各転流群における素周期内の転流の数。
commutation number
551-17-04
(欠番)
551-17-05
(欠番)
551-17-06
(欠番)
551-17-07
17
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
対応英語(参考)
(欠番)
551-17-08
基本波電力
電圧及び電流の基本波成分によって決ま
る有効電力。
fundamental power
551-17-09
直流電力
直流電圧(平均値)と直流電流(平均値)と
の積で決まる電力。
DC power
551-17-10
変換率
入力基本波電力又は入力直流電力に対す
る,出力基本波電力又は出力直流電力の
比。
conversion factor (in general)
551-17-11
順変換率
順変換における,入力基本波電力に対する
直流電力の比。
rectification factor
551-17-12
逆変換率
逆変換における,直流電力に対する出力基
本波電力の比。
inversion factor
551-17-13
交流変換率
交流変換における,入力基本波電力に対す
る出力基本波電力の比。
AC conversion factor
551-17-14
直流変換率
直流変換における,電源側直流電力に対す
る負荷側直流電力の比。
DC conversion factor
551-17-15
理想無負荷直流
電圧
位相制御がなく,かつ,バルブデバイスの
立上がり電圧による電圧降下及び微小負
荷における電圧上昇を無視した場合の,交
直変換装置の理論的な無負荷直流電圧。
ideal no-load direct voltage
551-17-16
理想制御無負荷
直流電圧
特定の制御遅れ角で,かつ,バルブデバイ
スの立上がり電圧による電圧降下及び微
小負荷における電圧上昇を無視した場合
の,交直変換装置の理論的な無負荷直流電
圧。
controlled ideal no-load direct voltage
551-17-17
規約無負荷直流
電圧
位相制御なしで,直流電流が連続する範囲
の直流電圧電流出力特性を外挿して得ら
れる無負荷直流電圧。
conventional no-load direct voltage
551-17-18
規約制御無負荷
直流電圧
特定の制御遅れ角で,直流電流が連続する
範囲の直流電圧電流出力特性を外挿して
得られる無負荷直流電圧。
controlled conventional no-load direct
voltage
551-17-19
実無負荷直流電
圧
実際の無負荷直流電圧。
real no-load direct voltage
551-17-20
臨界電流
電流を減らした場合に転流群の直流電流
が断続する限界の,変換接続の直流電流。
transition current
551-17-21
[他励変換装置
の]直流電圧変
動
同一制御遅れ角における規約無負荷直流
電圧と負荷時直流電圧との差。電圧安定化
手段がある場合は,その効果を除外する。
direct voltage regulation
18
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-17-22
固有直流電圧変
動
交流側インピーダンスの影響を除いた直
流電圧変動。
inherent direct voltage regulation
551-17-23
総合直流電圧変.
動
交流側インピーダンスの影響を含めた直
流電圧変動。
total direct voltage regulation
551-17-24
抵抗分直流電圧
変動
抵抗(バルブデバイスの立上がり電圧を除
く。)による直流電圧変動。
resistive direct voltage regulation
551-17-25
誘導分直流電圧
変動
転流インダクタンスによる直流電圧変動。 inductive direct voltage regulation
551-17-26
(バルブデバイス
の)立上がり電
圧
バルブデバイスのオン状態特性を近似す
る直線が電圧軸と交わる点の電圧。
threshold voltage (of an electronic valve
device)
551-17-27
(直流側の)リプ
ル電圧
変換装置の直流側電圧に含まれる交流電
圧成分。
ripple voltage (on the DC side)
551-17-28
直流波形率
直流成分をもつ周期的な変化量の,1周期
における平均値に対する実効値の比。
DC form factor
551-17-29
振幅脈動率
脈動する直流電流の平均値に対する最大
値と最小値との差の半分の比。
備考 振幅脈動率が小さい場合は,最大値
と最小値との和に対する最大値と
最小値との差の比で近似できる。
DC ripple factor
551-18 電子電力変換装置の出力特性曲線
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-18-01
(変換装置の)出
力特性(曲線)
出力電圧と出力電流との関係を表す曲線。 characteristic (curve) (of a converter)
551-18-02
(他励変換装置
の)無制御出力
特性
変圧器,バルブデバイスアセンブリなど,
変換装置の基本構成部品だけで決定され
る出力特性。
natural characteristic (of a line
commutated converter)
551-18-03
(他励変換装置
の)制御出力特
性
外乱量が指定された変動範囲内において,
安定化など付加手段を加えることによっ
て得られる出力特性。
forced characteristic (of a line
commutated converter)
551-18-04
安定化出力特性
外乱量の変化に対して安定化された出力
特性。
stabilized output characteristic
551-18-05
安定化電圧出力
特性
電圧が安定化された出力特性。
stabilized voltage characteristic
551-18-06
安定化電流出力
特性
電流が安定化された出力特性。
stabilized current characteristic
551-18-07
自動始動
変換装置の,自動的に始動する特性。
automatic switching on
551-18-08
自動停止
変換装置の,自動的に停止する特性。
automatic switching off
19
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-18-09
出力切換わり特
性
安定化機能のあらかじめ決められた値を
変化させることなどによって,ある特性か
ら別の特性に切り換える変換装置の特性。
jumping characteristic
551-18-10
複合出力特性
安定化電圧出力特性の部分と安定化電流
出力特性との部分からなる出力特性。
composite characteristic
551-19 安定化電源
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-19-01
外乱量
パワーエレクトロニクス分野において,一
般に電源外部から,電源の性能に影響を及
ぼす因子。
influence quantity
551-19-02
安定化
パワーエレクトロニクス分野において,外
乱量変動の影響による出力値変動を低減
させる作用。
stabilization
551-19-03
安定化電源
パワーエレクトロニクス分野において,電
気エネルギーを受電し,装置内で安定化し
て,一つ又は複数の出力を供給する電源。
stabilized power supply
551-19-04
定電圧電源
外乱量の変動に対して出力電圧を安定化
した電源。
constant voltage power supply
551-19-05
定電流電源
外乱量の変動に対して出力電流を安定化
した電源。
constant current power supply
551-19-06
定電圧又は定電
流電源
負荷の状態に応じて定電圧電源又は定電
流電源として動作する安定化電源。
constant voltage or constant current
power supply
551-19-07
許容変動幅
安定化電源の出力設定値(例えば,公称出
力値)に対する実際の出力値の定常状態に
おける偏差の許容範囲。
tolerance band
551-19-08
定電圧定電流切
換わり
出力電流がある設定値に達したときに,定
電圧動作モードから定電流動作モードへ,
又は定電流動作モードから定電圧動作モ
ードへ自動的に切り換わる安定化電源の
動作。
constant voltage to constant current
crossover
20
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-19-09
[制御]切換わり
領域
安定化電源において,動作モードの切換わ
り,例えば,定電圧動作モードから定電流
動作モードへの切換わりが生じる出力値
の範囲。
備考1. 制御切換わり領域内では,出力値
は明確には決まらない。
2. 特に指定がない限り,制御切換わ
り領域は,負荷変動による出力電
圧変動幅と出力電流変動幅,又は
出力電圧許容変動幅と出力電流許
容変動幅とが重なり合った領域で
ある。
crossover area
551-19-10
制御切換わり点
安定化電源に関して,二つの安定化された
出力の特性曲線(公称値)が互いに交わる
点。通常,制御切換わり領域の中心点であ
る。
crossover point
551-19-11
[安定化電源の]
並列運転
類似した出力をもつ安定化電源の出力を
並列に接続し,全負荷電流をこれらのすべ
ての電源で分担し合うように制御する運
転モード。
parallel operation
551-19-12
スレーブ運転,
従属運転
安定化電源において,特定の電源(マスタ
電源)の設定値に従って,相互に接続した
電源をこれに整合するように制御する運
転モード。
slave operation
551-20 高調波解析
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-20-01
(フーリエ級数
の)基本波成
分,基本波
周期的に変化する量をフーリエ級数展開
したときの,元の波形と同じ周波数の正弦
波成分。
備考 実際には,十分に長い期間の波形を
とって,それを周期波形とみなして
フーリエ級数展開することがある。
fundamental component (of a Fourier
series),fundamental
21
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-20-02
基準基本波[成
分]
周期的に変化する量をフーリエ級数展開
したときの,基本波成分の周波数以外です
べての成分の基準となる周波数の正弦波
成分。
備考1. 基準基本波成分を用いたことが文
脈から明らかなときは,“基準”を
省略してもよいが,この規格では,
省略しないことを推奨する。
2. 実際には,十分に長い期間の波形を
とって,それを周期波形とみなして
フーリエ級数展開することがある。
3. パワーエレクトロニクスの分野で
は,交流電源の周波数又は変換装置
の出力量の周波数の正弦波成分を
基準基本波成分として用いること
が多い。
reference fundamental component
551-20-03
基本波周波数
基本波成分の周波数。
fundamental frequency
551-20-04
基準基本波周波
数
基準基本波成分の周波数。
備考 基準基本波成分を用いたことが文脈
から明らかなときは,“基準”を省略
してもよいが,この規格では,省略
しないことを推奨する。
reference fundamental frequency
551-20-05
高調波周波数
基本波周波数又は基準基本波周波数の,2
以上の整数倍の周波数。
harmonic frequency
551-20-06
次数間高調波周
波数
基準基本波周波数の非整数倍の周波数。
interharmonic frequency
551-20-07
高調波[成分]
周期的に変化する量の,高調波周波数の正
弦波成分。
備考 実際には,十分に長い期間の波形を
とって,それを周期波形とみなして
フーリエ級数展開することがある。
harmonic component
551-20-08
次数間高調波[成
分]
周期的に変化する量の,次数間高調波周波
数の正弦波成分。
備考 実際には,十分に長い期間の波形を
とって,それを周期波形とみなして
フーリエ級数展開することがある。
interharmonic component
551-20-09
[高調波]次数
ある正弦波成分の周波数の,基本波周波数
又は基準基本波周波数に対する比。
備考 基本波周波数又は基準基本波周波数
の高調波次数は,1である。
harmonic order
22
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-20-10
分数調波[成分]
高調波次数が1未満の次数間高調波成分。
備考 分数調波成分を整数分の1の高調波
次数の成分だけとしている応用分野
もある。
sub-harmonic component
551-20-11
[総合]ひずみ含
有量
交流量から基本波成分又は基準基本波成
分を差し引いた量。
備考1. 総合ひずみ含有量は,高調波成分
のほか,次数間高調波成分がある
場合は,それも含む。
2. 総合ひずみ含有量は,基本波成分
に基準基本波成分を用いたかどう
かによって違ってくる。いずれを
用いたかが明らかでない場合は,
明記することが望ましい。
3. 総合ひずみ含有量は,時間の関数
である。
4. 交流量とは,直流成分を含まない,
周期的に変化する量である。
total distortion content
551-20-12
高調波含有量
周期的に変化する量の高調波成分の和。
備考1. 高調波含有量は,時間の関数であ
る。
2. 実際には,十分に長い期間の波形
をとって,それを周期波形とみな
してフーリエ級数展開することが
ある。
3. 高調波含有量は,基本波成分に基
準基本波成分を用いたかどうかに
よって違ってくる。いずれを用い
たかが明らかでない場合は,明記
することが望ましい。
harmonic content
551-20-13
[総合]高調波ひ
ずみ率,THD
(略語)
交流量の基本波成分又は基準基本波成分
の実効値に対する,高調波含有量の実効値
の比。
備考1. 基本波成分に基準基本波成分を用
いたかどうかによって違ってく
る。いずれを用いたかが明らかで
ない場合は,明記することが望ま
しい。
2. 総合高調波ひずみ率は,ある高調
波次数の範囲に限定して求めても
よい。この場合,そのことを記載
する。
total harmonic ratio,total harmonic
distortion,THD(abbreviation)
23
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
対応英語(参考)
551-20-13A
n次高調波比
交流量の基準基本波成分の実効値に対す
る,n次高調波成分又はn次次数間高調波
成分(分数調波成分も含む。)の実効値の
比。
nth harmonic ratio
551-20-14
[総合]ひずみ率
交流量の基本波実効値又は基準基本波実
効値に対する,総合ひずみ含有量の実効値
の比。
備考1. 総合ひずみ率は,基本波成分に基
準基本波成分を用いたかどうかに
よって違ってくる。いずれを用い
たかが明らかでない場合は,明記
することが望ましい。
2. 総合ひずみ率は,ある高調波次数
の範囲に限定して求めてもよい。
この場合,そのことを記載する。
total distortion ratio
551-20-15
[総合]高調波含
有率
交流量の全実効値に対する,高調波含有量
の実効値の比。
備考 総合高調波含有率は,基本波成分に
基準基本波成分を用いたかどうかに
よって違ってくる。いずれを用いた
かが明らかでない場合は,明記する
ことが望ましい。
total harmonic factor
551-20-16
[総合]ひずみ含
有率
交流量の全実効値に対する,総合ひずみ含
有量の実効値の比。
備考 総合ひずみ含有率は,基本波成分に
基準基本波成分を用いたかどうかに
よって違ってくる。いずれを用いた
かが明らかでない場合は,明記する
ことが望ましい。
total distortion factor
551-20-17
基本波含有率,
基本波率
交流量の全実効値に対する,基本波成分又
は基準基本波成分の比。
備考 基本波含有率は,基本波成分に基準
基本波成分を用いたかどうかによっ
て違ってくる。いずれを用いたかが
明らかでない場合は,明記すること
が望ましい。
fundamental factor
24
C 60050-551:2005
図 1 基本的な電子電力変換装置の例
25
C 60050-551:2005
附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表
JIS C 60050-551:2005 国際電気技術用語−第551部:
パワーエレクトロニクス
IEC 60050-551:1998
国際電気技術用語−第551部:パワーエレクトロニクス
IEC 60050-551-20:2001 国際電気技術用語−第551-20部:パワーエレクトロニクス−高調波解析
( I ) JISの規定
(II) 国際
規格番号
(III) 国際規格の規定
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:点線の下線又は側線
(V) JISと国際規格との技術
的差異の理由及び今後の対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項目ごとの
評価
技術的差異の内容
1.適用範囲 適用範囲を追加した。 IEC 60050-551
IEC 60050-551
-20
なし
なし
MOD/追加
補足的追加であり,技術的差異
はない。
対策は不要。
2.用語の分
類
用語の分類を追加し
た。
なし
なし
MOD/追加
補足的追加であり,技術的差異
はない。
対策は不要。
3.定義
誤解を生じない限り
省略可能な語の部分
を角括弧“[ ]”でく
くるようにした。ま
た,丸括弧“( )”及
び角括弧“[ ]”の説
明を追加した。
なし
なし
MOD/追加
日本では一部の語を省略した
短縮形が広く用いられており,
短縮形を適用してよいように
した。技術的差異はない。角括
弧“[ ]”の個々の追加箇所の
指摘は,省略する。
日本語だけの省略形であり,
対策は不要。
551-11-01 次のよう
に定義した。“電力,
電子及び制御の技術
を総合した電子電力
変換及び電子電力開
閉に関する技術分
野。”
551-11-01
IECの定義の直訳
は,“電力制御の有
無にかかわりなく,
電子電力変換又は
電子電力開閉を扱
うエレクトロニク
スの分野。”
MOD/変更
日本で広くいきわたっている
Dr. Newellの定義を考慮した。
実際的な技術的差異はない。
パワーエレクトロニクスの定
義が明確になるので,次回改
正時に変更を提案する。
2
C
6
0
0
5
0
-5
5
1
:
2
0
0
5
26
C 60050-551:2005
( I ) JISの規定
(II) 国際
規格番号
(III) 国際規格の規定
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項
目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:点線の下線又は側線
(V) JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項目ごとの
評価
技術的差異の内容
3.定義
(続き)
551-11-02 備考に“電
流”,“位相”及び“波
形”を追加した。
551-11-02
なし
MOD/追加
日本では広く用いられてい
る用語の追加であり,技術
的差異はない。
日本語の追加であり,次回改正
時に修正を提案する。
551-11-03 用語を“電
子(電力)開閉”に変更
した。
551-11-03
電子(電力)スイッチ
ング
MOD/変更
パワーエレクトロニクスの
技術分野を表すには“電子
(電力)開閉”のほうが適切
であり,変更した。単なる
“スイッチング”は,
551-16-62C“スイッチング”
として追加した。
日本語の変更であり,次回改正
時に修正を提案する。
551-11-04 備考を追
加した。
551-11-04
備考は,ない。
MOD/追加
パワーエレクトロニクスの
対象外であることを補足説
明した。技術的差異ではな
い。
備考があったほうがパワーエ
レクトロニクスの定義が明確
になるので,次回改正時に追加
を提案する。
551-11-05 対応英語
の“a.c./d.c.”を“AC/
DC”に変更した。
551-11-05
a.c./d.c.
MOD/変更
日本では一般に米国式に大
文字で表しており,それに
ならった。技術的差異はな
い。このほか,多くの用語
の英語で“a.c.”を“AC”に,
“d.c.”を“DC”に変更した。
個々の修正箇所の指摘は省
略する。
IEV 551全体でも大文字と小文
字とが混在してしまっている。
エディトリアルな見落としで
ある。次回改正時に見直しを提
案する。
551-11-06 用語に“整
流”を追加した。
551-11-06
“(電子)(電力)順変
換”だけである。
MOD/追加
日本では広く用いられてい
る用語の追加であり,技術
的差異はない。
日本語の追加であり,対策は不
要。
2
C
6
0
0
5
0
-5
5
1
:
2
0
0
5
27
C 60050-551:2005
( I ) JISの規定
(II) 国際
規格番号
(III) 国際規格の規定
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項
目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:点線の下線又は側線
(V) JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項目ごとの
評価
技術的差異の内容
3.定義
(続き)
551-12-01 用語に電子
電力変換器,制御装置
を追加した。
551-12-01
1台又はそれ以上の
電子バルブデバイ
ス,並びに必要に応
じて変換装置用変
圧器,フィルタ及び
附属装置とで構成
された,電力変換を
行う装置。
MOD/変更
日本では電子バルブデバイ
スで構成した部分を変換器
と呼称しているため,この
呼称に合わせる定義とし
た。
制御装置の記載がないため
追加した。
フィルタは附属装置の一部
であるので削除した。日本
での表現の差異であり技術
的差異はない。
変換器は,日本での使い分けで
あり対策は不要。制御装置は,
次回改正時に追加を提案する。
551-12-01A“[電子]
[電力]変換器”を追加
した。
なし
なし
MOD/追加
日本では変換装置と変換器
とが使い分けられているた
め,追加した。実際上の技
術的差異はない。
日本での使い分けによる追加
であり,対策は不要。
551-12-03 “電圧型”を
“電圧形”に変更した。
551-12-03
電圧型交直変換装
置
MOD/変更
“型”を“形”に改めた。
技術的差異ではない。この
ほか多くの用語で同様に変
更したが,個々の修正箇所
の指摘は省略する。
日本語の修正であり,次回改正
時に修正を提案する。
551-12-07 用語に“整
流装置”を追加した。
551-12-07
“順変換装置”だけ
である。
MOD/追加
日本では広く用いられてい
る用語の追加であり,技術
的差異はない。
日本語の追加であり,対策は不
要。
551-12-11 用語に“電圧
形インバータ”を追加
した。
551-12-11
“電圧形逆変換装
置”だけである。
MOD/追加
日本では広く用いられてい
る用語の追加であり,技術
的差異はない。
日本語の追加であり,対策は不
要。
2
C
6
0
0
5
0
-5
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1
:
2
0
0
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C 60050-551:2005
( I ) JISの規定
(II) 国際
規格番号
(III) 国際規格の規定
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:点線の下線又は側線
(V) JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項目ごとの
評価
技術的差異の内容
3.定義
(続き)
551-12-12 用語に“電流
形インバータ”を追加
した。
551-12-12
“電流形逆変換装
置”だけである。
MOD/追加
日本では広く用いられてい
る用語の追加であり,技術
的差異はない。
日本語の追加であり,対策は不
要。
551-12-17A“他励変換
装置”を追加した。
なし
なし
MOD/追加
日本では広く用いられてい
る用語の追加であり,技術
的差異はない。
次回改正時に追加を提案する。
551-12-17A 対応英語
に備考を追加した。
なし
なし
MOD/追加
対応する英語についての説
明であり技術的差異はな
い。
対策は不要。
551-12-17B“自励変換
装置”を追加した。
なし
なし
MOD/追加
日本では広く用いられてい
る用語の追加であり,技術
的差異はない。
次回改正時に追加を提案する。
551-12-23 備考1.に
“他励転流によって,”
を追加した。
551-12-23
追加した説明は,記
載されていない。
MOD/追加
備考の説明をより分かりや
すくしたものであり,技術
的差異ではない。
対策は不要。
551-12-23 備考2.に
“自励転流によって,”
を追加した。
551-12-23
追加した説明は,記
載されていない。
MOD/追加
備考の説明をより分かりや
すくしたものであり,技術
的差異ではない。
対策は不要。
551-12-33A“バックブ
ーストコンバータ,昇
降圧チョッパ”を追加
した。
なし
なし
MOD/追加
日本で広く用いられている
用語の追加である。
次回改正時に追加を提案する。
551-12-37A“双方向変
換装置”を追加した。
なし
なし
MOD/追加
日本で広く用いられている
用語の追加である。
次回改正時に追加を提案する。
551-13-04 用語を“[電
子]交流電力調整装置”
に変更した。
551-13-04
交流電力調整装置
MOD/追加
英語との対応を考慮して省
略できる語として“電子”
を追加した。
対策は不要。
2
C
6
0
0
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-5
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:
2
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0
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C 60050-551:2005
( I ) JISの規定
(II) 国際
規格番号
(III) 国際規格の規定
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:点線の下線又は側線
(V) JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項目ごとの
評価
技術的差異の内容
3.定義
(続き)
551-13-04 定義の一部
を“位相制御,オンオ
フ制御などによって交
流電力を調整する直接
交流変換装置。”に修正
した。
551-13-04
可制御直接交流電
圧変換装置として
動作できるユニッ
ト。
MOD/変更
より分かりやすく修正した。 より分かりやすく訳したもの
であり,次回改正時に変更を提
案する。
551-14-02 用語を“[電
子][バルブ]デバイス”
に変更した。
551-14-02
バルブデバイス
MOD/追加
英語との対応を考慮して省
略できる語として“電子”を
追加した。
対策は不要。
551-14-02 定義に“実質
的な電力損失なしに”
を追加した。
551-14-02
なし
MOD/追加
電力変換の定義に対応させ
て,より分かりやすくしたも
のである。
より分かりやすく訳したもの
であり,次回改正時に追加を提
案する。
551-14-06 定義の一部
を“逆電圧を実質的に
阻止できない”に変更
した。
551-14-06
数ボルト以上の逆
電圧を阻止できな
い。
MOD/変更
数ボルトと明確に区分でき
ないため表現を変更した。
次回改正時に追加を提案する。
551-14-07A“非ラッチ
形[バルブ]デバイス”
を追加した。
なし
なし
MOD/追加
すべての種類のバルブデバ
イスを説明するために必要
であり追加した。
次回改正時に追加を提案する。
551-14-08 用語を“オン
オフ制御[バルブ]デバ
イス”とした。
551-14-08
ゲートターンオフ
バルブデバイス
MOD/変更
より適切な用語に変更した。 日本語の修正であり,次回改正
時に修正を提案する。
551-14-08A“オン制御
[バルブ]デバイス”を
追加した。
なし
なし
MOD/追加
すべての種類のバルブデバ
イスを説明するために必要
であり追加した。
次回改正時に追加を提案する。
551-14-09 備考を追加
した。
551-14-09
なし
MOD/追加
通常用いられている用語“パ
ワー半導体デバイス”との違
いの説明であり,技術的差異
ではない。
対策は不要。
2
C
6
0
0
5
0
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1
:
2
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0
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C 60050-551:2005
( I ) JISの規定
(II) 国際
規格番号
(III) 国際規格の規定
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項
目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:点線の下線又は側線
(V) JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項目ごとの
評価
技術的差異の内容
3.定義
(続き)
551-14-14 定義の一部
を“転流インダクタンス
を指定の値とするため
に”に変更した。
551-14-14
転流インダクタン
スを増加させるた
めに
MOD/変更
単なる増加ではなく必要な
値にするためなので,積極
的な表現に変更した。日本
語表現の違いであり技術的
差異はない。
対策は不要。
551-15-03 備考を追加
した。
551-15-03
なし
MOD/追加
551-15-14“ブリッジ接続”
の定義でも用いられる日本
語を追加した。
対策は不要。
551-15-19A“レグ”を追
加した。
なし
なし
MOD/追加
用語の標準化のために必要
であり,追加した。
次回改正時に追加を提案する。
551-15-19B“マルチレベ
ル接続”を追加した。
なし
なし
MOD/追加
近年広く適用されている接
続であり,追加した。
次回改正時に追加を提案する。
551-15-20定義に“相間リ
アクトルなどを介して”
を追加した。
551-15-20
なし
MOD/追加
具体的例を示してより分か
りやすくしたものであり,
技術的差異ではない。
対策は不要。
551-15-20A“(自励変換装
置の)多重接続”を追加し
た。
なし
なし
MOD/追加
広く適用されている接続で
あり,追加した。551-15-20
“(転流群の)多重接続”と
は別用語である。
次回改正時に追加を提案する。
551-16-17A“共振負荷転
流”を追加した。
なし
なし
MOD/追加
近年広く適用されている接
続であり,追加した。
次回改正時に追加を提案する。
551-16-23定義に“又はタ
ーンオフ”を追加した。
551-16-23
“ターンオンの位
相を変える制御”だ
けである。
MOD/追加
自励転流も考慮した定義と
して修正した。
次回改正時に追加を提案する。
551-16-33 備考に“他励
変換装置”を追加した。
551-16-33
追加された説明は,
記載されていない。
MOD/追加
備考の説明をより分かりや
すくしたものであり,技術
的差異ではない。
次回改正時に追加を提案する。
2
C
6
0
0
5
0
-5
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1
:
2
0
0
5
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C 60050-551:2005
( I ) JISの規定
(II) 国際
規格番号
(III) 国際規格の規定
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:点線の下線又は側線
(V) JISと国際規格との技術
的差異の理由及び今後の対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項目ごとの
評価
技術的差異の内容
3.定義
(続き)
551-16-34 備考に“他励
変換装置”を追加した。
551-16-34
追加された説明は,
記載されていない。
MOD/追加
備考の説明をより分かりや
すくしたものであり,技術的
差異ではない。
次回改正時に追加を提案す
る。
551-16-35 備考を“多重
転流重なりは,例えば,
他励12パルス変換装置
で重なり角が30度を超
えた場合に発生する。”と
変更した。
551-16-35
多重転流重なりは,
電源転流変換装置
で重なり角が大き
くなったときに起
きる。
MOD/変更
具体的例を示してより分か
りやすくしたものであり,技
術的差異ではない。
対策は不要。
551-16-38A“変調率”を
追加した。
なし
なし
MOD/追加
自励変換装置で重要な値で
あり,追加した。
自励変換装置の適用拡大を考
慮すると追加するべきと考え
られ,次回改正時に追加を提案
する。
551-16-62A“ターンオン”
を追加した。
なし
なし
MOD/追加
日本語として必要であ
り,追加した。
英語圏では一般用語であり,
対策は不要。
551-16-62B“ターンオフ”
を追加した。
なし
なし
MOD/追加
日本語として必要であ
り,追加した。
英語圏では一般用語であり,
対策は不要。
551-16-62C“スイッチン
グ”を追加した。
なし
なし
MOD/追加
日本語として必要であ
り,追加した。
英語圏では一般用語であり,
対策は不要。
551-16-69 定義に“オン
オフ制御バルブデバイス
又はそれで構成されたア
ームではターンオフさせ
る”を追加した。
551-16-69
“新たなターンオ
ンを阻止する”だけ
である。
MOD/追加
自励転流の場合も考慮した
定義として修正した。
次回改正時に追加を提案す
る。
551-16-69A“ゲートシフ
ト”を追加した。
なし
なし
MOD/追加
一般的に採用されている方
式であり,追加した。
次回改正時に追加を提案す
る。
551-17-01A“(PWM)パル
ス数”を追加した。
なし
なし
MOD/追加
一般的に利用されている用
語であり,追加した。
次回改正時に追加を提案す
る。
2
C
6
0
0
5
0
-5
5
1
:
2
0
0
5
32
C 60050-551:2005
( I ) JISの規定
(II) 国際
規格番号
(III) 国際規格の規定
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:点線の下線又は側線
(V) JISと国際規格との技
術的差異の理由及び今後の
対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項目ごとの
評価
技術的差異の内容
3.定義
(続き)
551-17-01B“合成周波数”
を追加した。
なし
なし
MOD/追加
一般的に利用されている用
語であり,追加した。
次回改正時に追加を提案す
る。
551-17-04“高調波含有量”
を欠番とした。
551-17-04
高調波含有量
MOD/変更
551-20-12に置き換えられて
おり,欠番とした。
対策は不要。
551-17-05“(総合)高調波
含有率”を欠番とした。
551-17-05
(総合)高調波含有率 MOD/変更
551-20-15に置き換えられて
おり,欠番とした。
対策は不要。
551-17-06“総合ひずみ率”
を欠番とした。
551-17-06
総合ひずみ率
MOD/変更
551-20-14に置き換えられて
おり,欠番とした。
対策は不要。
551-17-07“基本波率”を
欠番とした。
551-17-07
基本波率
MOD/変更
551-20-17に置き換えられて
おり,欠番とした。
対策は不要。
551-17-21 用語を“[他励
変換装置の]直流電圧変
動”に修正した。
551-17-21
直流電圧変動率
MOD/変更
用語の適用範囲が他励変換
装置であることを明確化し
た。“率”が付いているのは
誤りであり,削除した。
日本語の誤りであり,次回
改正時に追加及び修正を提
案する。
551-17-22用語を“固有直
流電圧変動”に修正した。
551-17-22
固有直流電圧変動率 MOD/変更
“率”が付いているのは誤り
であり,削除した。
日本語の誤りであり,次回
改正時に修正を提案する。
551-17-23用語を“総合直
流電圧変動”に修正した。
551-17-23
総合直流電圧変動率 MOD/変更
“率”が付いているのは誤り
であり,削除した。
日本語の誤りであり,次回
改正時に修正を提案する。
551-17-24用語を“抵抗分
直流電圧変動”に修正し
た。
551-17-24
抵抗分直流電圧変動
率
MOD/変更
“率”が付いているのは誤り
であり,削除した。
日本語の誤りであり,次回
改正時に修正を提案する。
551-17-25用語を“誘導分
直流電圧変動”に修正し
た。
551-17-25
誘導分直流電圧変動
率
MOD/変更
“率”が付いているのは誤り
であり,削除した。
日本語の誤りであり,次回
改正時に修正を提案する。
2
C
6
0
0
5
0
-5
5
1
:
2
0
0
5
33
C 60050-551:2005
( I ) JISの規定
(II) 国際
規格番号
(III) 国際規格の規定
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:点線の下線又は側線
(V) JISと国際規格との技
術的差異の理由及び今後の
対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項目ごとの
評価
技術的差異の内容
3.定義
(続き)
551-17-26用語を“(バル
ブデバイスの)立上がり
電圧”に修正した。
551-17-26
(バルブデバイスの)
立上り電圧
MOD/変更
“立上り”を“立上がり”と
改めた。
日本語の修正であり,次回
改正時に修正を提案する。
551-18-02用語を“(他励
変換装置の)無制御出力
特性”に修正した。
551-18-02
(他励変換装置の)自
然出力特性
MOD/変更
用語をより分かりやすく修
正した。
日本語の修正であり,次回
改正時に修正を提案する。
551-18-03用語を“(他励
変換装置の)制御出力特
性”に修正した。
551-18-03
(他励変換装置の)強
制出力特性
MOD/変更
用語をより分かりやすく修
正した。
日本語の修正であり,次回
改正時に修正を提案する。
551-19-06 用語を“定電圧
又は定電流電源”に変更
した。
551-19-06
定電圧/定電流電源 MOD/変更
英語に直接対応した用語に
変更した。
日本語の修正であり,次回
改正時に修正を提案する。
551-19-11 定義に“[安定
化電源の]”を追加した。
551-19-11
追加された説明は,
記載されていない。
MOD/追加
定義をより分かりやすくし
たものであり,技術的差異で
はない。
次回改正時に追加を提案す
る。
551-19-12 用語に“従属
運転”を追加した。
551-19-12
“スレーブ運転”だ
けである。
MOD/追加
日本では広く用いられてい
る用語の追加であり,技術的
差異はない。
対策は不要。
551-19-12 定義の一部を
“特定の電源(マスタ電
源)の”とした。
551-19-12
マスタ電源だけの
MOD/変更
より分かりやすく訳した。
対策は不要。
551-20-01 備考を“実際に
は,十分に長い期間の波
形をとって,それを周期
波形とみなしてフーリエ
級数展開することがあ
る。”とした。
551-20-01
備考 実際の解析で
は,周期性について
の近似が必要になる
ことがある。
MOD/変更
より分かりやすく訳した。
対策は不要。
2
C
6
0
0
5
0
-5
5
1
:
2
0
0
5
34
C 60050-551:2005
( I ) JISの規定
(II) 国際
規格番号
(III) 国際規格の規定
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項
目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:点線の下線又は側線
(V) JISと国際規格との技術
的差異の理由及び今後の対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項目ごとの
評価
技術的差異の内容
3.定義
(続き)
551-20-02 備考2.を“実際
には,十分に長い期間の
波形をとって,それを周
期波形とみなしてフーリ
エ級数展開することがあ
る。”とした。
551-20-02
備考 実際の解析で
は,周期性について
の近似が必要になる
ことがある。
MOD/変更
より分かりやすく訳した。
対策は不要。
551-20-07 備考を“実際に
は,十分に長い期間の波
形をとって,それを周期
波形とみなしてフーリエ
級数展開することがあ
る。”とした。
551-20-07
備考 実際の解析で
は,周期性について
の近似が必要になる
ことがある。
MOD/変更
より分かりやすく訳した。
対策は不要。
551-20-08 備考を“実際に
は,十分に長い期間の波
形をとって,それを周期
波形と見なしてフーリエ
級数展開することがあ
る。”とした。
551-20-08
備考 実際の解析で
は,周期性について
の近似が必要になる
ことがある。
MOD/変更
より分かりやすく訳した。
対策は不要。
551-20-12 備考2.を“実際
には,十分に長い期間の
波形をとって,それを周
期波形とみなしてフーリ
エ級数展開することがあ
る。”とした。
551-20-12
備考 実際の解析で
は,周期性について
の近似が必要になる
ことがある。
MOD/変更
より分かりやすく訳した。
対策は不要。
551-20-13A“n次高調波
比”を追加した。
なし
なし
MOD/追加
関連用語として必要であり
追加した。
次回改正時に追加を提案す
る。
2
C
6
0
0
5
0
-5
5
1
:
2
0
0
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C 60050-551:2005
( I ) JISの規定
(II) 国際
規格番号
(III) 国際規格の規定
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項
目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:点線の下線又は側線
(V) JISと国際規格との技術
的差異の理由及び今後の対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項目ごとの
評価
技術的差異の内容
3.定義
(続き)
551-20-17 用語に“基本波
率”を追加した。
551-20-16
用語は,“基本波含
有率”だけである。
MOD/追加
日本では広く用いられてい
る用語の追加であり,技術
的差異はない。
対策は不要。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD
備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
− IDT ······················· 技術的差異がない。
− MOD/追加 ·············· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− MOD/変更 ·············· 国際規格の規定内容を変更している。
2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
− MOD ····················· 国際規格を修正している。
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