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C 6870-2-21:2009  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲 ························································································································· 1 

2 引用規格 ························································································································· 1 

3 一般要求事項 ··················································································································· 2 

4 個別要求事項 ··················································································································· 2 

4.1 耐環境特性要求事項 ······································································································· 2 

4.2 伝送特性要求事項 ·········································································································· 2 

附属書JA(参考)JISと対応する国際規格との対比表 ································································· 4 

C 6870-2-21:2009  

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人光産業技術振興協会 (OITDA) 及び

財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日

本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。 

JIS C 6870の規格群には,次に示す部編成がある。 

C 6870-2 第2部:屋内ケーブル−品種別通則 

C 6870-2-10 第2-10部:屋内ケーブル−1心及び2心光ファイバケーブル品種別通則 

C 6870-2-11 第2-11部:屋内ケーブル−構内配線用1心及び2心光ファイバケーブル細則 

C 6870-2-20 第2-20部:屋内ケーブル−屋内配線用多心光ファイバケーブル品種別通則 

C 6870-2-21 第2-21部:屋内ケーブル−構内配線用多心光ファイバケーブル細則 

C 6870-2-31 第2-31部:屋内ケーブル−構内配線用テープ形光ファイバコード細則 

C 6870-3 第3部:屋外ケーブル−品種別通則 

C 6870-3-10 第3-10部:屋外ケーブル−ダクト/直埋/ラッシング形架空用光ファイバケーブル品種

別通則(予定) 

C 6870-3-20 第3-20部:屋外ケーブル−自己支持形架空用光ファイバケーブル品種別通則(予定) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

C 6870-2-21:2009 

光ファイバケーブル−第2-21部:屋内ケーブル− 

構内配線用多心光ファイバケーブル細則 

Optical fiber cables-Part 2-21 : Indoor cables-Detailed specification for 

multi-fiber indoor optical distribution cables for use in premises cabling 

序文 

この規格は,2005年に第1版として発行されたIEC 60794-2-21を基に,対応する部分については対応国

際規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規格には規定

されていない規定内容(実効帯域)を日本工業規格として追加している。 

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所及び附属書JAは,対応国際規格にはない事項である。 

適用範囲 

この規格は,構内配線用多心光ファイバケーブル(以下,ケーブルという。)について規定する。この規

格の対象となるケーブルには,JIS C 6870-2-20に規定する要求事項に加え,この規格の要求事項も適用す

る。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

IEC 60794-2-21 : 2005,Optical fibre cables−Part 2-21 : Indoor cables−Detailed specification for 

multi-fibre optical distribution cables for use in premises cabling (MOD) 

なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,修正していることを

示す。 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS C 6832 石英系マルチモード光ファイバ素線 

注記 対応国際規格:IEC 60793-2-10,Optical fibres−Part 2-10 : Product specifications−Sectional 

specification for category A1 multimode fibres (MOD) 

JIS C 6835 石英系シングルモード光ファイバ素線 

注記 対応国際規格:IEC 60793-2-50,Optical fibres−Part 2-50 : Product specifications−Sectional 

specification for class B single-mode fibres (MOD) 

JIS C 6870-2-20 光ファイバケーブル−第2-20部:屋内ケーブル−屋内配線用多心光ファイバケーブ

ル品種別通則 

注記 対応国際規格:IEC 60794-2-20,Optical fibre cables−Part 2-20 : Indoor cables−Family 

specification for multi-fibre optical distribution cables (MOD) 

background image

C 6870-2-21:2009  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

一般要求事項 

この規格の対象となるケーブルは,JIS C 6870-2-20に規定する要求事項を満足しなければならない。 

光ファイバ素線の種類及び形名は,JIS C 6832又はJIS C 6835によって,次に示すとおりとし,光ファ

イバ素線の選定は,受渡当事者間の協定による。 

JIS番号   光ファイバ素線の種類,形名 

JIS C 6832 石英系マルチモード光ファイバ素線50/125,SGI-50/125-A1  

JIS C 6832 石英系マルチモード光ファイバ素線50/125(850 nm波長最適化型),SGI-50/125-A2  

JIS C 6832 石英系マルチモード光ファイバ素線62.5/125,SGI-62.5/125 

JIS C 6835 石英系シングルモード1 310 nmゼロ分散形光ファイバ素線9.3/125,SSMA-9.3/125  

JIS C 6835 石英系シングルモード1 310 nmゼロ分散・低OH形光ファイバ素線9.3/125,SSMA・U-9.3/125 

なお,参考としてJIS X 5150構内情報配線システムに規定する光ファイバ種別と,光ファイバ素線の形

名との対応及び[ ]内に対応国際規格IEC記号を示す。 

OS1 石英系シングルモード光ファイバ素線,SSMA-9.3/125[B1.1]又はSSMA・U-9.3/125[B1.3] 

OM1 石英系マルチモード光ファイバ素線,SGI-50/125-A1[A1a.1]又はSGI-62.5/125[A1b] 

OM2 石英系マルチモード光ファイバ素線,SGI-50/125-A1[A1a.1]又はSGI-62.5/125[A1b] 

OM3 石英系マルチモード光ファイバ素線,SGI-50/125-A2[A1a.2]  

注記 光ファイバ種別は,この規格で規定する光特性の性能に関する情報を提供する。 

個別要求事項 

個別要求事項は,JIS C 6870-2-20に規定する要求事項の選択又は追加の要求事項を示す。 

4.1 

耐環境特性要求事項 

4.1.1 

温度サイクル 

JIS C 6870-2-20の4.4.1(温度サイクル)による。温度サイクル試験の温度条件は,−20 ℃〜+60 ℃と

する。 

4.2 

伝送特性要求事項 

4.2.1 

光ファイバケーブルの損失 

ケーブルの最大損失値は,表1及び表2の規定を満足しなければならない。 

表1−マルチモード光ファイバケーブルの最大損失 

形名 

IEC記号(参考) 

損失 

dB/km 

850 nmの場合 

1 300 nmの場合 

SGI-50/125-A1 

A1a.1 

3.5 

1.5 

SGI-50/125-A2 

A1a.2 

3.5 

1.5 

SGI-62.5/125 

A1b 

3.5 

1.5 

background image

C 6870-2-21:2009  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表2−シングルモード光ファイバケーブルの最大損失 

形名 

IEC記号(参考) 

損失 

dB/km 

1 310 nmの場合 

1 550 nmの場合 

SSMA-9.3/125 

B1.1 

1.0 

1.0 

SSMA・U-9.3/125 

B1.3 

1.0 

1.0 

4.2.2 

光ファイバ素線の帯域 

シングルモード光ファイバ素線には,帯域は規定しない。 

マルチモード光ファイバ素線の帯域の最小値は,表3の規定を満足しなければならない。 

表3−マルチモード光ファイバ素線の最小帯域 

形名 

JIS X 5150 

光ファイバ 

種別 

コア径 

μm 

帯域 

MHz・km 

実効帯域a) 

MHz・km 

850 nm 
の場合 

1 300 nm 

の場合 

850 nm 
の場合 

SGI-50/125-A1 

OM1 

50 

200 

500 

− 

SGI-50/125-A1 

OM2 

50 

500 

500 

− 

SGI-50/125-A2 

OM3 

50 

1 500 

500 

2 000 

SGI-62.5/125 

OM1 

62.5 

200 

500 

− 

SGI-62.5/125 

OM2 

62.5 

500 

500 

− 

注 a) JIS C 6832による。 

参考文献 JIS X 5150 構内情報配線システム 

注記 対応国際規格:ISO/IEC 11801,Information technology−Generic cabling for customer 

premises (IDT) 

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C 6870-2-21:2009  

附属書JA 

(参考) 

JISと対応する国際規格との対比表 

JIS C 6870-2-21 : 2009 光ファイバケーブル−第2-21部:屋内ケーブル−構内配線
用多心光ファイバケーブル細則 

IEC 60794-2-21 : 2005,Optical fibre cables−Part 2-21 : Indoor cables−Detailed 
specification for multi-fibre optical distribution cables for use in premises cabling 

(Ⅰ) JISの規定 

(Ⅱ) 
国際規格
番号 

(Ⅲ) 国際規格の規定 

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容 

(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号
及び名称 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと
の評価 

技術的差異の内容 

4個別要
求事項 

ケーブルに関する
要求事項の選択又
は追加要求事項 

JISにほぼ同じ 

追加 

4.2.2に実効帯域の規定を追
加。 

規格の要求事項を明確にするた
め。 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 60794-2-21 : 2005,MOD 

 
注記1 箇条ごとの評価欄の意味は,次による。 

  − 追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

  − MOD…………… 国際規格を修正している。 

2

C

 6

8

7

0

-2

-2

1

2

0

0

9

2

C

 6

8

7

0

-2

-2

1

2

0

0

9

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。