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C 6838:2020  

(1) 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 引用規格························································································································· 1 

3 用語及び定義 ··················································································································· 2 

4 形名及び種類 ··················································································································· 2 

4.1 形名の構成 ··················································································································· 2 

4.2 種類 ···························································································································· 2 

5 性能······························································································································· 3 

6 構造,寸法及び機械的特性 ································································································· 3 

6.1 一般 ···························································································································· 3 

6.2 構造 ···························································································································· 3 

6.3 寸法 ···························································································································· 4 

6.4 機械的特性 ··················································································································· 6 

6.5 テープ形光ファイバ心線の識別 ························································································ 7 

7 包装······························································································································· 8 

8 製品の呼び方 ··················································································································· 8 

9 表示······························································································································· 9 

附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································ 10 

C 6838:2020  

(2) 

まえがき 

この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人

光産業技術振興協会(OITDA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本

産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本

産業規格である。これによって,JIS C 6838:2019は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

日本産業規格          JIS 

C 6838:2020 

テープ形光ファイバ心線 

Fiber ribbons 

序文 

この規格は,2018年に第1版として発行されたIEC 60794-1-31を基とし,国内の実態に合わせるため,

技術的内容を変更して作成した日本産業規格である。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。 

適用範囲 

この規格は,直線上に複数の石英系シングルモード光ファイバ素線及び石英系マルチモード光ファイバ

素線を並べたテープ形光ファイバ心線(以下,テープ形光ファイバ心線という。)について規定する。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

IEC 60794-1-31:2018,Optical fibre cables−Part 1-31: Generic specification−Optical cable elements

−Optical fibre ribbon(MOD) 

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS C 6820 光ファイバ通則 

JIS C 6832 石英系マルチモード光ファイバ素線 

注記 対応国際規格:IEC 60793-2-10,Optical fibres−Part 2-10: Product specifications−Sectional 

specification for category A1 multimode fibres 

JIS C 6835 石英系シングルモード光ファイバ素線 

注記 対応国際規格:IEC 60793-2-50,Optical fibres−Part 2-50: Product specifications−Sectional 

specification for class B single-mode fibres 

JIS C 6870-1-23 光ファイバケーブル−第1-23部:光ファイバケーブル特性試験方法−ケーブルエレ

メント特性試験方法 

注記 対応国際規格:IEC 60794-1-23,Optical fibre cables−Part 1-23: Generic specification−Basic 

optical cable test procedures−Cable element test methods 

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C 6838:2020  

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 6820による。 

形名及び種類 

4.1 

形名の構成 

形名の構成は,JIS C 6820の箇条4(形名)に基づき,次のとおり配列する。 

2次被覆の

材質を表す

記号 

光ファイバ

素線の数を

表す記号 

− 

光ファイバ

の材質を表

す記号 

光ファイバの屈

折率分布又は種

類を表す記号 

− 

光ファイバ

の寸法を表

す記号 

− 

その他必要

な事項を表

す記号 

例  

− 

SMA 

− 

9.3/125 

− 

J1 

a) 2次被覆(シース)の材質を表す記号は,U:硬化樹脂,又はZ:それ以外の材質であることを表す。 

b) 光ファイバ素線の数を表す記号は,テープ形光ファイバ心線を構成する素線の数で表す。 

c) 光ファイバの材質を表す記号は,Sとし,石英系を表す。 

d) 光ファイバの屈折率分布又は種類を表す記号は,JIS C 6820の4.2.2(光ファイバの屈折率分布又は種

類)に基づいて,表1による。 

表1−光ファイバの屈折率分布又は種類 

記号 

光ファイバの屈折率分布又は種類 

SI 

マルチモードステップインデックス形 

QI 

マルチモード疑似ステップインデックス形 

GI 

マルチモードグレーデッドインデックス形 

SMA 

シングルモード1 310 nmゼロ分散形 

SMA・T 

シングルモード1 550 nmカットオフシフト形 

SMA・U 

シングルモード1 310 nmゼロ分散・低OH形 

SMB 

シングルモード1 550 nm分散シフト形 

SMC 

シングルモード分散フラット形 

SMD 

シングルモードノンゼロ分散シフト形 

SME 

広波長域ノンゼロ分散シフト形 

SMF・A 

曲げ損失低減形 

SMF・B 

曲げ損失低減形 

e) 光ファイバの寸法を表す記号は,コア径(シングルモード光ファイバの場合は,モードフィールド径)・

クラッド径で表し,単位は,マイクロメートル(μm)とする。 

なお,小数点以下1桁の数字が0でない場合は,小数点以下1桁を含む数字で表す。 

f) 

その他必要な事項を表す記号は,1英文字と1数字とで表す。個別仕様書を参照。 

4.2 

種類 

テープ形光ファイバ心線の種類は,シースの材質,素線の数,寸法及び伝送特性によって分類する。例

を,表2に示す。 

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表2−光ファイバ心線の種類の例 

種類 

U2-SGI-50/125-J1 

U4-SSMA-9.3/125-J1 

U8-SSMB-8/125-J1 

性能 

損失及び帯域又は波長分散の性能は,JIS C 6832及びJIS C 6835による。 

構造,寸法及び機械的特性 

6.1 

一般 

テープ形光ファイバ心線は,複数の光ファイバ心線を直線上に集合したものである。 

光ファイバ素線は並列に配置し,通常,使用者の要求事項に従って各2本,4本,5本,8本,12本及び

16本のテープ形光ファイバ心線を形成しなければならず,多心一括接続が可能でなければならない。 

テープ形光ファイバ心線の一部のパラメータは,光ファイバ素線及び完成品の光ケーブルの試験では全

ての性能評価ができないため,テープ形光ファイバ心線で測定を行う。これらのパラメータを図4に示し,

表3にその寸法を規定する。 

6.2 

構造 

6.2.1 

テープ形光ファイバ心線 

テープ形光ファイバ心線の構造は,通常,エッジボンド形,カプセル形又は間欠接着形とする。エッジ

ボンド形及びカプセル形は,光ファイバ素線に塗布する接着剤の量によって区別する。間欠接着形は,エ

ッジボンド形又はカプセル形のいずれの構造であってもよいが,接着剤を,周期的に塗布する。 

図1は,接着剤が主に光ファイバ素線間に塗布されるエッジボンド形の構造を示す。図2は,接着剤が

光ファイバ素線の1次被覆を十分覆っているカプセル形の構造を示す。図3は,隣接する光ファイバ素線

が長手方向に周期的に固定されている間欠接着形の構造を示す。 

エッジボンド形及びカプセル形は,主に横方向に剛性が高い。間欠接着形は,テープ形光ファイバ心線

を容易に巻きくるめることができ,ケーブル内に隙間なく収容することが可能である。 

図1−テープ形光ファイバ心線の断面図(エッジボンド形構造) 

又は 

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図2−テープ形光ファイバ心線の断面図(カプセル形構造) 

図3−テープ形光ファイバ心線の断面図(間欠接着形構造) 

6.2.2 

光ファイバ素線 

光ファイバ素線は,次のa) 又はb) に規定するもののうち,いずれかの規格に規定されたものを用いる。 

a) JIS C 6832 

b) JIS C 6835 

光ファイバ素線の1次被覆外径は,通常250 μmとする。この規格に適合するテープ形光ファイバ心線

を構成するために,他の光ファイバ素線を用いてもよい。 

注記 通常の250 μm以外の光ファイバ素線の1次被覆外径をもつテープ形光ファイバ心線の寸法は,

受渡当事者間で取り決めている。代替として使用可能な1次被覆外径(例えば,200 μm)があ

るが,接続性及び工具に関して追加の考慮が必要である。 

6.3 

寸法 

個別仕様書で特に指定されていない限り,テープ形光ファイバ心線の最大寸法及び構造形状は,表3及

び図4による。各寸法の定義は,JIS C 6870-1-23の5.7(テープ形光ファイバ心線の幾何学的寸法及び整

列寸法)の規定による。 

連結部 

非連結部 

又は 

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C 6838:2020  

表3−250 μm光ファイバ素線の場合の標準的なテープ形光ファイバ心線の最大寸法 

光ファイバ素線の数a) テープ幅(μm) 

 
 

テープ厚さ(μm) 

 
 

光ファイバ配列 

両端光ファイバ 

中心距離(μm) 

厚さ方向不ぞろい量 

(μm) 

 2 

  700 

480 

  280 

− 

 4 

1 220 

480 

  835 

50 

 5 

1 470 

480 

− 

− 

 8 

2 300 c) 

480 

1 920 

50 

12 

3 400 

480 

2 950 

50 

16 

4 400 

380 

8心テープごとに測定b) 

8心テープごとに測定b) 

テープ形光ファイバ心線が可とう(撓)性をもつ場合,例えば,間欠接着形構造の場合,テープ形光ファイバ心

線の寸法は,試験するテープ形光ファイバ心線が同一平面上に位置合わせをした状態で測定するのがよい。標準的
な間欠接着形のテープ形光ファイバ心線の例を,図3に示す。 
注a) 表にない光ファイバ素線数をもつ他のテープ形光ファイバ心線の寸法は,受渡当事者間で取り決めるのがよ

い。 

b) テープ形光ファイバ心線を,意図したサブユニットに分離して単位当たりの値を測定する。 

c) 8心テープ形光ファイバ心線を二つの4心サブユニットに分割できる場合,最大幅は,2 300としなければな

らない。 

 a:着色された光ファイバ素線の外径 

w:テープ形光ファイバ心線の幅 
h:テープ形光ファイバ心線の厚さ 
d:隣接光ファイバの中心から中心までの距離 
b:両端光ファイバの中心から中心までの距離 
p:テープ形光ファイバ心線の厚さ方向不ぞろい量 

図4−テープ形光ファイバ心線の断面図の例(4心の場合) 

光ファイバの幾何学的特性の高い精度及びテープ形光ファイバ心線の幾何学的に求められる精度の水準

を考慮すると,ガラスコア・ガラスクラッド形の光ファイバは,図4に示すように,表3に係る測定のた

めに光ファイバの中心の代わりにクラッドの端部を使用してもよい。この場合,測定は,全ての光ファイ

p

h

C 6838:2020  

バの同じ側(例えば,上若しくは下,又は左若しくは右)で行われなければならない。 

注記 代替として使用可能な200 μm被覆光ファイバ素線のテープ形光ファイバ心線の最大寸法及び

構造は,現在検討中である。 

必要に応じて,使用するスプライス技術又はコネクタ技術によって,受渡当事者間でより厳しい要件を

合意してもよい。 

寸法及び構造の幾何学的形状は,テープ形光ファイバ心線製造工程の適切な管理を確立し,保証するた

め,JIS C 6870-1-23の箇条5(G2:テープ形光ファイバ心線の寸法及び形状−目視による方法)に規定す

る型式試験によって確認してもよい。 

製造工程が確立されれば,機能性能を保証するために,テープ形光ファイバ心線の幅及び厚さを,最終

検査の目的で,JIS C 6870-1-23の箇条6(G3:テープ形光ファイバ心線の寸法−ゲージによる方法),又

はJIS C 6870-1-23の箇条5によって管理及び検証してもよい。 

6.4 

機械的特性 

6.4.1 

一般 

テープ形光ファイバ心線の個別仕様は,光ケーブルの仕様書に記載されているように,屋内外での使用

などの用途によって検証しなければならない。テープ形光ファイバ心線は,6.4.2〜6.4.4に規定する試験を

実施し,仕様に適合しなければならない。 

6.4.2 

テープ形光ファイバ心線の引裂き(分離性) 

一般に,ある水準の光ファイバの単心分離機能が求められる。どのタイプのテープ形光ファイバ心線も,

あらかじめ定義された単位に分離することを意図している場合がある。単心分離性及びテープ分割性につ

いての特定の要求条件は,個別仕様書で指定しなければならない。 

テープ形光ファイバ心線は,次の基準を満たす一方で,個別仕様書に指定されているように,テープ構

造からサブユニット又は個々の光ファイバ素線に分離できるように構成しなければならない。 

a) テープ形光ファイバ心線は,JIS C 6870-1-23の箇条7[G5:テープ形光ファイバ心線の引裂き(分離

性)試験]に規定する引裂き試験,又は受渡当事者間で合意された方法で,個々の光ファイバ素線に

単心分離する性能について試験をしなければならない。 

b) 端末の単心分離は,特殊な工具又は装置を使わずに行えなければならない。 

c) 中間部の単心分離は,テープ形光ファイバ心線の製造業者が示す手順に従って行えなければならない。 

d) 光ファイバ素線の単心分離の手順は,光ファイバの光学的特性及び機械的特性に恒久的に弊害がある

ものであってはならない。 

e) それぞれの光ファイバ心線の着色は,それぞれの光ファイバ心線が識別できるように,任意の25 mm

の範囲で損傷することなく十分に残っていなければならない。 

6.4.3 

テープ形光ファイバ心線の被覆除去性 

個々の光ファイバ素線及び残留するテープ結合材料の被覆は,熱剝離などの適切な剝離方法によって容

易に除去可能でなければならない。テープ結合材料及び1次被覆層は,過剰なちり(塵)の発生を避ける

ために小片として除去できることが望ましい。除去方法は,受渡当事者間で合意した方法とするか,又は

個別仕様書に定義しなければならない。 

6.4.4 

ねじり 

テープ形光ファイバ心線の機械的保全性及び機能的保全性は,JIS C 6870-1-23の箇条8(G6:テープ形

光ファイバ心線のねじり試験)で規定するねじり試験を実施することによって確認してもよい。 

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6.5 

テープ形光ファイバ心線の識別 

6.5.1 

一般 

テープ形ケーブル心線内の各光ファイバ素線は,テープ識別及びテープ内での光ファイバ素線のファイ

バ識別の体系によって容易に識別可能でなければならない。一般的な体系には,印刷された凡例によるテ

ープの符号,テープの位置(チューブ,スロットなど),光ファイバ素線の位置の色分け,色分けされた被

覆材,及びテープ内の光ファイバ素線の色分けが含まれる。具体的な体系は,個別仕様書で規定する。 

6.5.2 

位置による識別 

位置による識別が明示されている場合,次に記載する体系及び図5に記載する体系に従ってもよい。光

ファイバ素線は,色分け及び位置決めによって識別可能でなければならない。 

a) テープ形光ファイバ心線は,テープの一方の側に識別色の光ファイバ素線をもち,他方の側に補助識

別色をもつか,又は一方の側に二つの識別色の光ファイバ素線をもつ。補助識別色は,テープ形光フ

ァイバ心線の数が識別色の数よりも多い場合に使用することができる。 

b) 光ファイバ素線の識別色グループの色は,補助識別色のグループの色とは異なる。テープの識別色グ

ループ側は,光ファイバ素線の1番心に対応する。 

c) 識別及び補助識別に使用する,色の種類及び順序は,使用者と供給者との間で合意していなければな

らない。他の光ファイバ素線の色は,使用者と供給者との間で合意しなければならない。 

注記1 識別色は,各テープ形光ファイバ心線がテープのグループ内で個別に識別されることを可能

にしている。 

注記2 補助識別色は,テープのグループを表している。 

注記3 テープ内の識別色及び補助識別色は,各ファイバをテープ内で個別に識別することを可能に

している。 

background image

C 6838:2020  

  

N:識別色の種類の数 

M:補助識別色の種類の数 

図5−色分け及び位置決めによる識別の例 

6.5.3 

色分け及び位置決めによる識別 

テープの符号は,直接テープ番号を設定する印刷された凡例を使用してもよい。これは,番号付け,合

意されたコード体系に対応する色の略語,ブロック若しくはハッチング,又はこの意図を満たす他の方法

によって達成してもよい。 

各テープ内の光ファイバ素線は,受渡当事者間で合意した色分け体系又は6.5.2による位置付け体系によ

って,識別する。 

包装 

包装は,束又はボビン巻きごととし,運搬の際に損傷しないよう適切な保護を施さなければならない。 

製品の呼び方 

製品の呼び方は,JIS C 6820の箇条5(製品の呼び方)の規定に従い,名称又はテープ形光ファイバ心

線の形名による。 

なお,名称は,光ファイバ心線及びJIS C 6832又はJIS C 6835に規定する素線の形名とする。 

例 名称:テープ形4心光ファイバ心線SSMA-9.3/125-J1 

テープ形光ファイバ心線の形名:U4-SSMA-9.3/125-J1 

テープ1 

テープ2 

テープN+1 

テープN 

テープN+2 

テープ2×N 

テープM×N 

補助識別色 

識別色 

C 6838:2020  

表示 

束又はボビンの包装ごとに,次の事項を容易に消えない方法で表示しなければならない。 

a) 名称又は光ファイバ心線の形名 

b) 長さ 

c) 製造年月又はその略号 

d) 製造業者名又はその略号 

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10 

C 6838:2020  

附属書JA 

(参考) 

JISと対応国際規格との対比表 

JIS C 6838:2020 テープ形光ファイバ心線 

IEC 60794-1-31:2018,Optical fibre cables−Part 1-31: Generic specification−Optical 
cable elements−Optical fibre ribbon 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

1 適用範囲 石英系シングルモー

ド及び石英系マルチ
モードの光ファイバ
素線を並べたテープ
形光ファイバ心線に
ついて規定 

JISとほぼ同じ 

追加 

石英系マルチモード光ファイバ素
線を追加。 

国内で実績のあるマルチモード光
ファイバ素線を追加した。国内の
事情ゆえ,IECには提案しない。 

2 引用規格  

3 用語及び
定義 

引用先 

変更 

引用先を変更。 

国内の事情ゆえ,IECには提案し
ない。 

4 形名及び
種類 

追加 

形名の構成及び種類を追加。 

国内の事情ゆえ,IECには提案し
ない。 

5 性能 

追加 

損失及び帯域又は分散の性能とし
て関連JISの引用を追加。 

国内の事情ゆえ,IECには提案し
ない。 

6 構造,寸
法及び機械
的特性 

必要条件 

変更 

素線数の2心及び5心を追加し, 
素線数の6心,24心,32心及び36
心を除外。寸法の一部を変更。 

国内で実績のある心数を追加し,
仕様見込みのない心数を除外する
とともに寸法も変更した。国内の
事情ゆえ,IECには提案しない。 

7 包装 

追加 

包装の方法及び注意事項を追加。 

国内の事情ゆえ,IECには提案し
ない。 

8 製品の呼
び方 

追加 

名称又はテープ形光ファイバ心線
の形名によることを追加。 

国内の事情ゆえ,IECには提案し
ない。 

 
 

3

C

 6

8

3

8

2

0

2

0

background image

11 

C 6838:2020  

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

9 表示 

追加 

表示の方法を追加。 

国内の事情ゆえ,IECには提案し
ない。 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 60794-1-31:2018,MOD 

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
− 変更 ················ 国際規格の規定内容を変更している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

− MOD ··············· 国際規格を修正している。 

3

C

 6

8

3

8

2

0

2

0