1
C
6494 :
19
99
解
説
解説付表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表
JIS C 6494
:1999
多層プりント配線板用銅張積層板一耐燃性ガラス布基材ビスマレ
イミド
/
トリアジン
/
エポキシ樹脂銅張積層板
IEC 602419-2-19
:1992
多層プりント配線板用銅張積層板一耐燃性ガラス布基材ピスマレイ
ミド
/
トリアジン
/
エポキシ樹脂
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規 格 番
号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
(1)
適用範囲
○ ガラス布基材ポリイミド樹
脂を用いた多層プリント配
線板用銅張積層板について
規定する。
○
(1)
に同じ
特に無し
(2)
用語・記号
○ 材料・性能を表す記号につい
て規定する。
○
(1)
に同じ
特に無し
(3)
種類・等級
○ 標準品・高品質品について規
定する。
○
(1)
に同じ
特に無し
(4)
性能
○ 電気的・非電気的性能及び外
観について規定する。
○
(1)
に同じ
ADP
JIS
においては
,
次の項目を任
意項目とした。
・表面電食性
・端部電食性
・
170
℃での表面抵抗
・
170
℃での体積抵抗率
新たに 絶縁抵抗 の項目を
追加した。
表面電食性 及び 端部電
食性
については
,
我が国に
おいては品質改善によって
考慮する必要の無いレベル
に早くから達しており
,
省略
しても問題は無い。もし
,
絶
縁材料部分の異常があれば
,
新しく追加した
絶縁抵抗
の測定において異常値が検
出できる。
170
℃での表面抵抗
及び
170
℃での体積抵抗率
の
試験項目は
,
使用条件を無視
し
,
ガラス転移温度に近い温
度条件下における測定であ
り
,
手間のかかる割には得ら
れる情報の少ない測定法で
あるため
,
特に要求の無い限
り省略すべき試験項目であ
る。
2
C
6494 :
19
99
解
説
解説付表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規 格 番
号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
なお
,
前述の試験項目を任
意項目とすること及び 絶縁
抵抗
試験の追加について
は
,
提案中である。
(5)
成分・化学的
性質
,
物理的
性質
○ 銅はくの接着に関係する特
性及び打ち抜き・機械加工性
について規定する。
○
(1)
に同じ
ADP
JIS
においては
,
次の項目を任
意項目とした。
・ランド引きはがし強さ
・
175
℃加熱後の銅はく引き
はがし強さ
・溶媒蒸気にさらされた後の
銅はく引きはがし強さ
・受渡当事者間で合意した溶
媒にさらされた後の銅はく
引きはがし強さ
・めっきの模擬実験後の銅は
く引きはがし強さ
IEC
に規定されている方法
の多くは
,
銅はくの接着力が
極めて不安定であった頃に
制定されたものであるため
,
数多くの条件を想定して試
験法と規格値を定めている
が
,
現在ではいずれの項目も
問題無く合格できるレベル
であり
,
はんだ付けを考慮想
定した熱処理後の引きはが
し強さの測定と銅はく面の
異常の調査で十分と考えら
れるため
,
JIS
においては任
意項目とした。
なお
,
前述の試験項目を任
意項目とすることについて
は
,
提案中である。
(6)
形状・寸法及
び 寸 法 許 容
差
○ 銅張積層板の寸法とその許
容差について規定する。
○
(1)
に同じ
ADP
我が国の取引の現状を考慮
して
,
銅張積層板の寸法につ
いてはメートル系のものを
推奨することとした。
メートル系のものについて
は
,
我が国からの提案によっ
て
,
IEC
にも追加規定された
ものである。
(7)
材料・原料
○ 用いる材料と
,
その構成につ
いて規定する。
○
(1)
に同じ
(8)
試験方法
○
JIS C 6481
,
IEC 60249-1
及び
IEC 61189-2
による。
○
IEC 60249-1
及び
IEC 61189-2
に
よる。
ADP
新たに 絶縁抵抗 の項目を
追加したことによってその
試験方法は
,
JIS C 6481
によ
ることとした。
絶縁抵抗
については
,
提
案中である。
3
C
6494 :
19
99
解
説
解説付表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規 格 番
号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
(9)
表示
○ 対応規格番号
,
耐燃性及び構
成について表示する。
○
備考
1.
対比項目
(
Ⅰ
)
及び
(
Ⅲ
)
の小欄で
,
○
は該当する項目を規定している場合を示す。
2.
対比項目
(IV)
の小欄の記号の意味は
,
次による。
ADP
(ADOPTION
の略
)
:
JIS
は
,
国際規格と対応する部分を国際規格そのまま変更なしで採用している。ただし
,
採用した部分において
,
JIS
として必要な
規定内容を追加し
,
又は適用範囲
,
規定項目及び
/
又は規定内容の一部を不採用としている。