1
C
3816 :
19
99
解
説
解説付表
2
JIS
と対応する国際規格との対比表
JIS C 3816
:1999
長幹がいし
IEC 60120
: 1984
懸垂がいし及び長幹がいしのボールソケット連結部−寸法
IEC 60433
: 1980
長幹がいし−特性
IEC 60471
: 1977
懸垂がいし及び長幹がいしのクレビス・タング連結部−寸法
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規 格 番
号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との一致
が困難な理由及び今後の
対策
(1)
適用範囲
○ 本体規格には,架空送電線用
クレビス−クレビス形磁器
製長幹がいし
附属書は国際規格の内容
IEC 60433
IEC 60471
○
1000V
を超える架空線路用磁器
製長幹がいし(クレビス・ボール
ソケット)
=
JIS
は,完全に普及してお
り,寸法,電気特性,機械特
性上が異なることから,互換
性の問題がある。
このため,今回は,従来
JIS
に関連
IEC
規格を附属書
(規
定)として規定することで整
合化を図った。
電気事業法では,
JIS
以外の
製品も認めているが,安全性
の観点から従来がいしとの
混在が不可能なため,
ADP
部分は
TBT
例外事項として
扱う。
(2)
用語・記号
○ 本体規格の用語の定義は,
JIS C 3803
による
附属書は国際規格の内容
IEC 60433
IEC 60471
IEC 60120
○ 当該規格に用いる用語の定義を
規定
ADP
国際規格の内容以外に本体
部分に独自規定を追加
(3)
種類・等級
○ 本体規定には
7
種類,附属書
に
44
種類を規定
附属書は国際規格の内容
IEC 60433
IEC 60471
IEC 60120
○
44
種類を規定
クレビスの種類は
7
種類
ボールソケットは
6
種類
ADP
同上
(4)
性能
○ 本体規定には,寸法,電気特
性及び機械特性を数値で規
定。
附属書は国際規格の内容
IEC 60433
○ 寸法,電気特性,及び機械特性を
数値で規定
ADP
同上
(5)
形状・寸法及
び 寸 法 許 容
差
○ 本体規定には,全長(公差含
む),胴径,かさ径,かさ間
隔,及びかさ枚数を規定。及
び割ピン,連結部の寸法を規
定。
附属書は国際規格の内容
IEC 60433
IEC 60471
IEC 60120
○ 全長,有効長,表面漏れ距離,胴
径,かさ径,かさ間隔,及びかさ
枚数を規定
ADP
同上
(6)
材質・原料
○ 本体規格には磁器,キャッ
プ,コッタ,割ピン及びセメ
ント材料を規定。
IEC 60471
IEC 60120
− タングは,鋼,クレビスは,可鍛
鋳鉄機械特性が満足すれば材質
不問
−
同上
2
C
3816 :
19
99
解
説
解説付表
2
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
JIS C 3816
:1999
長幹がいし
IEC 60120
: 1984
懸垂がいし及び長幹がいしのボールソケット連結部−寸法
IEC 60433
: 1980
長幹がいし−特性
IEC 60471
: 1977
懸垂がいし及び長幹がいしのクレビス・タング連結部−寸法
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規 格 番
号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との一致
整合が困難な理由及び今
後の対策
(7)
試験方法・検
査
○
JIS C 3801-1
に規定
本体規格の検査項目は,
9
項
目を規定
附属書は国際規格の内容
IEC 60433
○
IEC 383-1
に規定
検査項目は,
14
項目を規定する
ADP
国際規格の内容以外に本体
部分に独自規定を追加
(8)
呼び方
○ 本体規格には,種類を表す記
号又は,名称で規定
附属書は国際規格の内容
IEC 60433
IEC 60471
○ 種類を表す記号による
ADP
同上
(9)
表示
○ 本体規格は,磁器部に表示す
る
附属書は国際規格の内容
IEC 60433
○ 絶縁部又は金具に表示する
ADP
同上
備考
1.
表中の
(I)
及び
(III)
欄にある
○
は,該当する規定項目を規定していることを示し, −
は,規定していないことを示す。
2.
表中の
(IV)
欄にある
=
は,
JIS
と国際規格との技術内容が同等であることを示す。
ADP
は,
JIS
は国際規格内容の変更なしで採用しているが,
JIS
として必要な規定内容を追加していることを示す。