1
C
3812 :
19
99
解
説
解説付表
2
JIS
と対応する国際規格との対比表
JIS C 3812
: 1999
ラインポストがいし
IEC 60720
: 1981
ラインポストがいし−特性
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規 格 番
号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との一致
が困難な理由及び今後の
対策
(1)
適用範囲
○ 本体規格には架空送電線用
磁器製ラインポストがいし
について規定
附属書は国際規格の内容
IEC 60720
○
1000V
を超える架空線路用磁器
製ラインポストがいし
=
JIS
は,完全に普及してお
り,寸法,電気特性,機械的
特性が異なることから,互換
性の問題がある。
このため,今回は,従来
JIS
に関連国際規格を附属書(規
定)として規定することで整
合化を図った。
電気事業法では,
JIS
以外の
製品も認めているが,安全性
の観点から従来がいしとの
混用が不可能なため
ADP
部
分は
TBT
例外事項として扱
う。
(2)
用語・記号
○ 本体規格の用語の定義は,
JIS
C 3803
による
附属書は国際規格の内容
IEC 60720
○ 当該規格に用いる用語の定義を
規定
ADP
国際規格の内容以外に本体
部分に独自規定を追加
(3)
種類・等級
○ 本体規格には電圧階級ごと
に
11kV
〜
77kV
用
7
種類,附
属書に
56
種類を規定
附属書は国際規格の内容
IEC 60720
○
56
種類を規定
6
種類の区分方法で記号が付けら
れている
ADP
国際規格の内容以外に本体
部分に独自規定を追加
(4)
性能
○ 本体規格には寸法,電気特
性,及び機械特性を数値で規
定
附属書は国際規格の内容
IEC 60720
○ 寸法,電気特性,及び機械特性を
数値で規定
ADP
国際規格の内容以外に本体
部分に独自規定を追加
(5)
形状・寸法及
び 寸 法 許 容
差
○ 本体規格には全長(公差含
む。
)
,胴径,かさ(笠)径,
頭部,及び金具を規定
附属書は国際規格の内容
IEC 60720
○ 全長,有効長,表面漏れ距離,胴
径,かさ(笠)径,頭部詳細(含
むゲージ),ねじ部,及び金具を
規定
ADP
国際規格の内容以外に本体
部分に独自規定を追加
(6)
材質・原料
○ 本体規格には磁器,ベース,
ピン,ナット,座金及びセメ
ント材料を規定
IEC 60720
− 磁器指定だけ
−
−
(7)
試験方法・検
査
○ 本体規格には
JIS C 3801-1
に
規定検査項目は,
8
項目附属
書に
11
項目を規定
附属書は国際規格の内容
IEC 60720
○
IEC 60383-1
: 1993
に規定
検査項目は,
11
項目を規定する
ADP
国際規格の内容以外に本体
部分に独自規定を追加
2
C
3812 :
19
99
解
説
解説付表
2
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規 格 番
号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との一致
整合が困難な理由及び今
後の対策
(8)
呼び方
○ 本体規格には種類を表す記
号又は名称で規定
附属書は国際規格の内容
IEC 60720
○ 種類を表す記号
ADP
国際規格の内容以外に本体
部分に独自規定を追加
(9)
表示
○ 本体規格には磁器部に表示
附属書は国際規格の内容
IEC 60720
○ 絶縁部又は金具に表示
ADP
国際規格の内容以外に本体
部分に独自規定を追加
備考
1.
表中の
(I)
及び
(III)
欄にある
○
は,該当する規定項目を規定していることを示し, −
は,規定していないことを示す。
2.
表中の
(IV)
欄にある
=
は
JIS
と国際規格との技術的内容が同等であることを示す。
ADP
は
JIS
は国際規格を技術的内容の変更なしで採用しているが,
JIS
として必要な規定内容を追加していることを示す。