C 3605:2002
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本電線
工業会(JCMA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査
会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS C 3605 : 2000は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願などの知的財産権にかかわる確認については,責任はもたない。
C 3605:2002
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
1. 適用範囲 ························································································································ 1
2. 引用規格 ························································································································ 1
3. 種類及び記号 ·················································································································· 2
4. 特性 ······························································································································ 2
5. 材料,構造及び加工方法 ··································································································· 3
6. 試験方法 ························································································································ 5
6.1 外観 ···························································································································· 5
6.2 構造 ···························································································································· 5
6.3 導体抵抗 ······················································································································ 5
6.4 耐電圧 ························································································································· 5
6.5 絶縁抵抗 ······················································································································ 5
6.6 絶縁体及びシースの引張り······························································································· 5
6.7 加熱 ···························································································································· 5
6.8 耐油 ···························································································································· 5
6.9 巻付加熱 ······················································································································ 5
6.10 耐寒 ··························································································································· 5
6.11 加熱変形 ····················································································································· 5
6.12 難燃 ··························································································································· 6
6.13 発煙濃度 ····················································································································· 6
6.14 燃焼時発生ガスの酸性度及び導電率 ················································································· 6
7. 検査 ······························································································································ 6
8. 製品の呼び方 ·················································································································· 7
9. 表示及び包装 ·················································································································· 7
9.1 ケーブルの表示 ············································································································· 7
9.2 包装の表示 ··················································································································· 7
9.3 包装 ···························································································································· 7
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
C 3605:2002
600 Vポリエチレンケーブル
600 V Polyethylene insulated cables
1. 適用範囲 この規格は,600 V以下の回路に用いるポリエチレン又は架橋ポリエチレンで絶縁し,塩
化ビニル樹脂を主体としたコンパウンド(以下,ビニルという。),ポリエチレン又はポリエチレン樹脂を
主体とした耐燃性コンパウンド(以下,耐燃性ポリエチレンという。)でシースを施したポリエチレンケー
ブル(以下,ケーブルという。)について規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 0081 環境試験方法−電気・電子−耐火性試験−煙による光の不透過度の測定−小規模静的試
験方法−材料
備考 IEC 60695-6-31:1999, Fire hazard testing−Part 6-31 : Smoke obscuration−Small-scale static test
−Materialが,この規格と一致している。
JIS C 3005 ゴム・プラスチック絶縁電線試験方法
JIS C 3102 電気用軟銅線
JIS C 3666-2 電気ケーブルの燃焼時発生ガス測定試験方法−第2部:電気ケーブル材料の燃焼時
におけるpH及び導電率による発生ガスの酸性度測定
備考 IEC 60754-2:1991,Test on gases evolved during combustion of electric cables−Part 2:
Determination of degree of acidity of gases evolved during the combustion of materials taken from
electric cables by measuring pH and conductivity, Amendment 1 (1997)が,この規格と一致して
いる。
C 3605:2002
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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3. 種類及び記号 種類及び記号は,表1による。
表 1 種類及び記号
種類
記号(1)
600 V ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル
600 V EV
600 V ポリエチレン絶縁ポリエチレンシースケーブル
600 V EE
600 V 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル
600 V CV
600 V 架橋ポリエチレン絶縁ポリエチレンシースケーブル
600 V CE
600 V ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル
600 V EE/F(2)
600 V 架橋ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル
600 V CE/F(3)
600 V ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形
600 V EEF/F(4)
600 V 架橋ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形
600 V CEF/F(5)
注(1) 記号の意味は,次による。
E:ポリエチレン
C:架橋ポリエチレン
V:ビニル
F:平形
/F:耐燃性(ただし,ハロゲン元素を含まず低発煙性のもの。)
(2) 通称は,EM−EE。
(3) 通称は,EM−CE。
(4) 通称は,EM−EEF。
(5) 通称は,EM−CEF。
4. 特性 特性は,6.によって試験を行ったとき,表2による。
表 2 特性
項目
特性
試験方法
適用箇条
導体抵抗
付表1〜6の値以下
6.3
耐電圧
水中
付表1〜6の試験電圧に1分間耐えなければならない。
6.4
空中
付表2〜6の2倍の試験電圧に1分間耐えなければならない。
スパーク 付表1の5倍の試験電圧に耐えなければならない。
絶縁抵抗
付表1〜6の値以上
6.5
絶
縁
体
及
び
シ
ー
ス
の
引
張
り
絶
縁
体
ポリエチレン 引張強さ 10 MPa以上
6.6
伸び
350 %以上
架橋ポリエチ
レン
引張強さ 10 MPa以上
伸び
200 %以上
シ
ー
ス
ビニル
引張強さ 10 MPa以上
伸び
120 %以上
ポリエチレン
及び耐燃性ポ
リエチレン
引張強さ 10 MPa以上
伸び
350 %以上
C 3605:2002
(3)
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表 2 特性(続き)
項目
特性
試験方法
適用箇条
加
熱
絶
縁
体
ポリエチレン 引張強さ 加熱前の値の80 %以上
6.7
伸び
加熱前の値の65 %以上
架橋ポリエチ
レン
引張強さ 加熱前の値の80 %以上
伸び
シ
ー
ス
ビニル
引張強さ 加熱前の値の85 %以上
伸び
加熱前の値の80 %以上
ポリエチレン
及び耐燃性ポ
リエチレン
引張強さ
伸び
加熱前の値の65 %以上
耐油
ビニルシース 引張強さ 浸油前の値の80 %以上
6.8
伸び
浸油前の値の60 %以上
巻付加熱 ビニルシースケーブル
表面にひび及び割れを生じてはならない。
6.9
耐寒
ポリエチレンシース及び耐
燃性ポリエチレンシース
試験片が破壊してはならない。
6.10
ビニルシース
加熱変形 絶
縁
体
ポリエチレン
厚さの減少率10 %以下
6.11
架橋ポリエチレン
厚さの減少率40 %以下
シ
ー
ス
ビニル
厚さの減少率50 %以下
ポリエチレン及び耐燃
性ポリエチレン
厚さの減少率10 %以下
難燃
ビニルシースケーブル及
び耐燃性ポリエチレンシー
スケーブル
60秒以内で自然に消えなければならない。
6.12
発煙濃度 耐燃性ポリエチレンシース
ケーブルの絶縁体及びシ
ース
6回の試験の結果,平均値が150以下でなければならない。ただ
し,始めの3回の値がいずれも150以下である場合は,3回で合
格とする。
6.13
燃焼時発
生ガス
耐燃性ポリエチ
レンシースケー
ブルの絶縁体及
びシース
酸性度 pH4.3以上
6.14
導電率 10 μS/mm以下
5. 材料,構造及び加工方法 材料,構造及び加工方法は,付表1〜6及び次による。
a) 導体 導体は,単線,円形より線,円形圧縮より線及び分割圧縮より線とする。
なお,導体形状及び導体径又は公称断面積は,表3による。
表 3 導体形状及び導体径又は公称断面積
導体形状
導体径又は公称断面積
単線
1.6 mm以上 3.2 mm以下
円形より線
2 mm2以上 1 000 mm2以下
円形圧縮より線
8 mm2以上 1 000 mm2以下
分割圧縮より線
800 mm2,
1 000 mm2
C 3605:2002
(4)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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1) 単線 単線は,JIS C 3102に規定する軟銅線とする。
2) 円形より線 円形より線は,JIS C 3102に規定する軟銅線(2.8 mmの場合は,これに準じる。)を
同心円状により合わせたもの又は硬銅線を同心円状により合わせた後に焼きなまして,軟銅にした
ものとする。
なお,最外層のより方向は,Sよりとする。
3) 円形圧縮より線 円形圧縮より線は,JIS C 3102に規定する軟銅線若しくはこれに準じたものをよ
り合わせて円形に圧縮成形したもの又は硬銅線をより合わせ,円形に圧縮成形した後に焼きなまし
て,軟銅にしたものとする。
なお,最外層のより方向は,Sよりとする。
4) 分割圧縮より線 分割圧縮より線は,JIS C 3102に規定する軟銅線又はこれに準じたものをより合
わせて圧縮成形して各分割部分導体とし,Sよりにより合わせて円形としたものとする。
なお,分割部分導体相互間には,適切な絶縁を施す。また,より合わせた後,適切なバインダを
施してもよい。
b) セパレータ 導体上には,適切なセパレータを施してもよい。
c) 絶縁体 絶縁体は,a)の導体上又はb)のセパレータ上に,ポリエチレン又は架橋ポリエチレンを付
表1〜6の厚さに同心円状に被覆する。
絶縁体の平均厚さは,付表1〜6の値の90 %以上とし,最小厚さは,付表1〜6の値の80 %以上と
する。単心ケーブルで絶縁体とシースとを一層に加工した場合は,この絶縁加工を終わったものを完
成品とする。この場合,絶縁体の色は,通常黒とし,ケーブルの表面には,有害なきず及び気泡があ
ってはならない。
なお,絶縁体上には,適切なテープを施してもよい。
d) 線心の識別 線心の識別は,絶縁体又は絶縁体表面の色,その他適切な方法によって行い,通常次に
よる。
なお,ポリエチレン又は架橋ポリエチレンの白は自然色でもよい。
2心 黒,白
3心 黒,白,赤
4心 黒,白,赤,緑
e) 線心のより合せ 線心のより合せは,多心丸形ケーブルの場合,線心の所要条数を同心より又はSZ
よりで,円形により合わせる。この場合,必要に応じ,適切な介在物とともにより合わせるか,適切
な混合物を被覆してもよい。ただし,介在物などは,線心から分離しやすいものとする。
線心のより合せ上には,適切なバインダを施してもよい。
f)
シース シースは,単心ケーブルでは c)の絶縁体上に,多心丸形ケーブルでは e)の線心のより合
せ上に,ビニル,ポリエチレン又は耐燃性ポリエチレンを付表1〜4の厚さに被覆する。平形ケーブル
では c)の線心の所要条数を並列にした上に,耐燃性ポリエチレンを付表5又は付表6の厚さに被覆
する。シースの色は,通常黒とする。
シースの平均厚さは,付表1〜6の値の90 %以上とし,最小厚さは,丸形では付表1〜4の値の85 %
以上とし,平形では付表5又は付表6の値の80 %以上とする。
なお,ケーブルの表面には,有害なきずがあってはならない。
C 3605:2002
(5)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
6. 試験方法
6.1
外観 外観は,JIS C 3005の4.1(外観)による。
6.2
構造 構造は,JIS C 3005の4.3(構造)による。
6.3
導体抵抗 導体抵抗は,JIS C 3005の4.4(導体抵抗)による。
6.4
耐電圧 耐電圧は,次の a)〜 c)のいずれかによる。ただし,単心ケーブルについては a)又は c),
多心ケーブルについては a)又は b)とする。
a) 水中 水中は,JIS C 3005の4.6 a)(水中)による。
b) 空中 水中は,JIS C 3005の4.6 b)(空中)による。
c) スパ−ク スパークは,JIS C 3005の4.6 c)(スパ−ク)による。
6.5
絶縁抵抗 絶縁抵抗は,JIS C 3005の4.7.1(常温絶縁抵抗)による。ただし,温度換算は行わない。
6.6
絶縁体及びシースの引張り 絶縁体及びシ−スの引張りは,JIS C 3005の4.16(絶縁体及びシース
の引張り)による。引張速さは,ビニルはJIS C 3005の4.16.3(試験方法)の表4のAに,ポリエチレン,
架橋ポリエチレン及び耐燃性ポリエチレンはJIS C 3005の4.16.3の表4のBによる。
6.7
加熱 加熱は,絶縁体及びシースについて行い,JIS C 3005の4.17(加熱)による。加熱温度及び
加熱時間は,ポリエチレン及び耐燃性ポリエチレンはJIS C 3005の4.17.2(試験方法)の表5のA,架橋
ポリエチレンはJIS C 3005の4.17.2の表5のE,ビニルはJIS C 3005の4.17.2の表5のBによる。
6.8
耐油 耐油は,ビニルシースについて行い,JIS C 3005の4.18(耐油)による。浸油温度及び浸油
時間は,JIS C 3005の4.18の表6のAによる。
6.9
巻付加熱 巻付加熱は,ビニルシースケーブルについて行い,JIS C 3005の4.19.1(A法)による。
加熱温度は,120 ℃±3 ℃とし,巻付回数及び円筒の径は,表4による。
表 4 巻付回数及び円筒の径
仕上外径(6)
mm
巻付回数
回
円筒の径
15未満
6
仕上外径の 5倍
15以上 20未満
約21
仕上外径の 8倍
20以上
仕上外径の10倍
注(6) 平形ケーブルは,その短径をもって仕上外径とみなす。
6.10 耐寒 耐寒は,シースについて行い,JIS C 3005の4.22(耐寒)による。冷却温度は,ビニル及び
耐燃性ポリエチレンは−15 ℃±0.5 ℃,ポリエチレンは−50 ℃±3 ℃とする。
6.11 加熱変形 加熱変形は,絶縁体及びシースについて行い,JIS C 3005の4.23(加熱変形)による。加
熱温度は表5とし,荷重は表6及び表7による。ただし,板状試験片を用いる場合の荷重は,10 Nとする。
表 5 加熱温度
材 質
加熱温度
℃
ポリエチンレン及び耐
燃性ポリエチレン
75±3
架橋ポリエチレン及び
ビニル
120±3
C 3605:2002
(6)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 6 荷重
種
別
単線
mm
公称断面積
mm2
荷 重
N
絶
縁
体
1.6〜3.2
2〜14
10
−
22, 38
15
60
20
100〜200
25
250
29
325〜500
34
600
44
800, 1 000
49
表 7 荷重
種 別
仕上外径(7)
mm
荷 重
N
シ
ー
ス
ビニル
8未満
5
8以上
12未満
7
12以上
10
ポリエチレン
及び耐燃性ポ
リエチレン
10未満
10以上
20未満
15
20以上
25未満
20
25以上
30未満
25
30以上
35未満
29
35以上
45未満
34
45以上
39
注(7) 平形ケーブルの仕上外径は,短径と長径と
の和を2で除した値とする。
6.12 難燃 難燃は,ビニルシースケーブル及び耐燃性ポリエチレンシースケーブルについて行い,JIS C
3005の4.26(難燃)による。試験方法は,JIS C 3005の4.26.2 b)(傾斜試験)とする。
6.13 発煙濃度 発煙濃度は,耐燃性ポリエチレンシースケーブルの絶縁体及びシースについて行い,JIS
C 0081による。
なお,試料は,ケーブルに使用する材料と同一の材料からシートを作製し,厚さは0.5 mm±0.1 mmと
する。
6.14 燃焼時発生ガスの酸性度及び導電率 燃焼時発生ガスの酸性度及び導電率は,耐燃性ポリエチレン
シースケーブルの絶縁体及びシースについて行い,JIS C 3666-2による。
なお,要求性能は,JIS C 3666-2の9.2(簡易手順)とする。
7. 検査 検査は,6.の試験方法によって次の項目について行い,4.,5.及び9.1の規定に適合しなければ
ならない。ただし,受渡当事者間の協定によって,その一部又は全部を省略することができる。
a) 外観
b) 構造
c) 導体抵抗
d) 耐電圧
C 3605:2002
(7)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
e) 絶縁抵抗(耐電圧試験を,スパークで行った場合は,常温絶縁抵抗は省略する。)
f)
絶縁体及びシースの引張り
g) 加熱
h) 耐油
i)
巻付加熱
j)
耐寒
k) 加熱変形
l)
難燃
m) 発煙濃度
n) 燃焼時発生ガスの酸性度及び導電率
8. 製品の呼び方 製品の呼び方は,種類及び線心数×公称断面積,又は記号及び線心数×公称断面積に
よる。
例 600 Vポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル 3×22 mm2又は600 V EV 3×22 mm2
9. 表示及び包装
9.1
ケーブルの表示 ケーブルの表示は,適切なところに次の事項を容易に消えない方法で連続表示す
る。
a) 製造業者名又はその略号
b) 製造年又はその略号
c) 耐燃性ポリエチレンシースケーブルに対しては,従来品と区別するために,記号を表示してもよい。
この場合,通称又はEMの文字を併記してもよい。
9.2
包装の表示 包装の表示は,適切な方法で次の事項を表示する。
a) 種類又は記号(通称又はEMの文字を併記してもよい。)
b) 線心数及び公称断面積
c) 長さ
d) 質量(ドラム巻きの場合は,総質量も併記する。)
e) ドラムの回転方向
f)
製造業者名又はその略号
g) 製造年又はその略号
9.3
包装 包装は,1条ずつドラム巻き又はたば巻きとし,運搬中損傷のないように適切な方法で行う。
C 3605:2002
(8)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表 1 単心ケーブル
導体
絶縁体
厚さ
(8)
mm
シース
厚さ
(9)
mm
仕上
外径
(参考)
mm
導体
抵抗
(20 ℃)
Ω/km
試験
電圧
V
絶縁
抵抗
MΩ・km
参考
公称
断面積
mm2
構成
素線数/素線径
mm
又は形状
外径
mm
概算質量
kg/km
標準
条長
m
ビニ
ル
シース
ポリ
エチ
レン
シース
耐燃性
ポリエ
チレンシ
ース
2
7/0.6
1.8
0.8
(2.3)
1.5
6.4
9.24
1 500
2 500
60
50
55
300
3.5 7/0.8
2.4
7.0
5.20
80
65
75
5.5 7/1.0
3.0
1.0
(2.5)
8.0
3.33
115
90
105
8
7/1.2
3.6
8.6
2.31
2 000
135
120
130
円形圧縮
3.4
8.4
2.29
14
7/1.6
4.8
9.8
1.30
2 000
1 500
205
185
200
円形圧縮
4.4
9.4
1.31
200
180
195
22
7/2.0
6.0
1.2
(2.7)
11.5
0.824
300
275
290
円形圧縮
5.5
11.0
0.832
290
265
280
38
7/2.6
7.8
13.5
0.487
2 500
460
430
450
円形圧縮
7.3
13.0
0.481
455
430
445
60
19/2.0
10.0
1.5
(3.0)
16.0
0.303
700
665
690
円形圧縮
9.3
15.5
0.305
685
655
675
100
19/2.6
13.0
2.0
(3.5)
20
0.180
1 150
1 100
1 130
円形圧縮
12.0
19.0
0.183
1 120
1 080
1 100
150
37/2.3
16.1
2.0
(3.6)
1.6
24
0.118
3 000
900
1 680
1 630
1 660
円形圧縮
14.7
2.0
(3.5)
1.5
22
0.122
1 000
1 600
1 560
1 590
200
37/2.6
18.2
2.5
(4.2)
1.7
27
0.092 2
2 150
2 080
2 120
200
円形圧縮
17.0
26
0.091 5
1 500
2 090
2 130
250
61/2.3
20.7
2.5
(4.3)
1.8
30
0.072 2
900
2 740
2 660
2 710
円形圧縮
19.0
28
0.073 9
1 000
2 670
2 600
2 640
325
61/2.6
23.4
2.5
(4.4)
1.9
33
0.056 5
800
3 450
3 360
3 420
円形圧縮
21.7
31
0.056 8
900
3 410
3 330
3 380
400
61/2.9
26.1
2.5
(4.5)
2.0
36
0.045 4
700
4 230
4 130
4 200
150
円形圧縮
24.1
34
0.046 2
800
4 160
4 060
4 130
500
61/3.2
28.8
3.0
(5.2)
2.2
40
0.037 3 3 500
5 190
5 060
5 150
円形圧縮
26.9
3.0
(5.1)
2.1
38
0.036 9
5 080
5 160
600
91/2.9
31.9
3.0
(5.3)
2.3
43
0.030 4
700
6 280
6 140
6 230
円形圧縮
29.5
3.0
(5.2)
2.2
41
0.030 8
800
6 170
6 050
6 130
800
127/2.8
36.4
3.5
(6.0)
2.5
49
0.023 4
8 160
7 980
8 100
円形圧縮
34.0
47
0.023 1
8 220
8 060
8 150
分割圧縮
1 000
127/3.2
41.6
3.5
(6.2)
2.7
54
0.017 9
700 10 600 10 300
10 500
円形圧縮
38.0
3.5
(6.1)
2.6
51
0.018 5
10 200
9 980
10 200
分割圧縮
0.018 7
10 300 10 100
10 100
注(8) 絶縁体厚さの括弧内の寸法は,絶縁体とシースとを一層で加工した場合の厚さを示す。
(9) シース厚さは,絶縁体とシースとを二層で加工した場合の厚さを示す。
C 3605:2002
(9)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表 2 2心ケーブル
導体
絶縁体
厚さ
mm
シース
厚さ
(10)
mm
仕上
外径
(参考)
mm
導体
抵抗
(20 ℃)
Ω/km
試験
電圧
V
絶縁
抵抗
MΩ・km
参考
公称
断面積
mm2
構成
素線数/素線径
mm
又は形状
外径
mm
概算質量
kg/km
標準
条長
m
ビニ
ル
シース
ポリ
エチ
レン
シース
耐燃性
ポリエ
チレンシ
ース
2
7/0.6
1.8
0.8
1.5
10.5
9.42
1 500
2 500
120
100
115
300
3.5
7/0.8
2.4
11.5
5.30
165
145
160
5.5
7/1.0
3.0
1.0
13.5
3.40
235
210
225
8
7/1.2
3.6
15.0
2.36
2 000
300
270
290
円形圧縮
3.4
14.5
2.34
290
260
280
14
7/1.6
4.8
17.5
1.33
2 000
1 500
450
415
440
円形圧縮
4.4
16.5
1.34
435
405
425
22
7/2.0
6.0
1.2
21
0.840
660
620
650
円形圧縮
5.5
19.5
0.849
635
595
620
38
7/2.6
7.8
1.6
24
0.497
2 500
1 030
975
1 010
円形圧縮
7.3
24
0.491
1 020
965
995
60
19/2.0
10.0
1.5
1.9
31
0.309
1 620
1 540
1 590
円形圧縮
9.3
1.8
29
0.311
1 570
1 560
1 540
100
19/2.6
13.0
2.0
2.2
39
0.184
2 690
2 570
2 650
円形圧縮
12.0
2.1
37
0.187
2 580
2 470
2 540
150
37/2.3
16.1
2.4
46
0.120
3 000
900
3 920
3 770
3 860
円形圧縮
14.7
2.3
43
0.124
1 000
3 710
3 570
3 660
200
37/2.6
18.2
2.5
2.7
53
0.094 0
5 060
4 860
4 980
200
円形圧縮
17.0
2.6
50
0.093 3
1 500
4 980
4 600
4 910
250
61/2.3
20.7
2.9
58
0.073 6
900
6 420
6 180
6 320
円形圧縮
19.0
2.7
54
0.075 4
1 000
6 140
5 930
6 040
325
61/2.6
23.4
3.1
64
0.057 6
800
8 040
7 760
7 930
円形圧縮
21.7
3.0
60
0.057 9
900
7 820
7 570
7 730
注(10) シース厚さは,標準的な構造での計算値であり,押えテープの選定によって0.1 mm薄くなる場合がある。
ただし,シースの厚さは,最小1.5 mmとする。
C 3605:2002
(10)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表 3 3心ケーブル
導体
絶縁体
厚さ
mm
シース
厚さ
(10)
mm
仕上
外径
(参考)
mm
導体
抵抗
(20 ℃)
Ω/km
試験
電圧
V
絶縁
抵抗
MΩ・km
参考
公称
断面積
mm2
構成
素線数/素線径
mm
又は形状
外径
mm
概算質量
kg/km
標準
条長
m
ビニ
ル
シース
ポリ
エチ
レン
シース
耐燃性
ポリエ
チレンシ
ース
2
7/0.6
1.8
0.8
1.5
11.0
9.42
1 500
2 500
150
130
140
300
3.5
7/0.8
2.4
12.5
5.30
210
185
200
5.5
7/1.0
3.0
1.0
14.5
3.40
300
270
290
8
7/1.2
3.6
16.0
2.36
2 000
385
355
380
円形圧縮
3.4
15.5
2.34
380
350
370
14
7/1.6
4.8
18.5
1.33
2 000
1 500
600
560
585
円形圧縮
4.4
17.5
1.34
585
550
570
22
7/2.0
6.0
1.2
22
0.840
890
845
875
円形圧縮
5.5
21
0.849
860
820
845
38
7/2.6
7.8
1.7
26
0.497
2 500
1 410
1 350
1 390
円形圧縮
7.3
25
0.491
1 410
1 350
1 380
60
19/2.0
10.0
1.5
1.9
33
0.309
2 220
2 130
2 180
円形圧縮
9.3
31
0.311
2 170
2 090
2 140
100
19/2.6
13.0
2.0
2.3
42
0.184
3 710
3 580
3 670
円形圧縮
12.0
2.2
40
0.187
3 580
3 460
3 540
150
37/2.3
16.1
2.6
49
0.120
3 000
900
5 440
5 270
5 390
円形圧縮
14.7
2.4
46
0.124
1 000
5 180
5 030
5 120
200
37/2.6
18.2
2.5
2.8
57
0.094 0
7 010
6 790
6 920
200
円形圧縮
17.0
2.7
54
0.093 3
1 500
6 940
6 740
6 860
250
61/2.3
20.7
3.0
62
0.073 6
900
8 940
8 670
8 810
円形圧縮
19.0
2.9
58
0.075 4
1 000
8 600
8 360
8 500
325
61/2.6
23.4
3.3
69
0.057 6
800 11 300 11 000
11 200
円形圧縮
21.7
3.1
65
0.057 9
900 11 000 10 700
10 900
C 3605:2002
(11)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表 4 4心ケーブル
導体
絶縁体
厚さ
mm
シース
厚さ
(10)
mm
仕上
外径
(参考)
mm
導体
抵抗
(20 ℃)
Ω/km
試験
電圧
V
絶縁
抵抗
MΩ・km
参考
公称
断面積
mm2
構成
素線数/素線径
mm
又は形状
外径
mm
概算質量
kg/km
標準
条長
m
ビニ
ル
シース
ポリ
エチ
レン
シース
耐燃性
ポリエ
チレンシ
ース
2
7/0.6
1.8
0.8
1.5
12.0
9.42
1 500
2 500
180
160
170
300
3.5
7/0.8
2.4
13.5
5.30
260
230
250
5.5
7/1.0
3.0
1.0
16.0
3.40
370
340
360
8
7/1.2
3.6
17.0
2.36
2 000
485
450
475
円形圧縮
3.4
16.5
2.34
480
445
465
14
7/1.6
4.8
20
1.33
2 000
1 500
765
725
750
円形圧縮
4.4
19.0
1.34
745
705
730
22
7/2.0
6.0
1.2
1.6
24
0.840
1 160
1 100
1 140
円形圧縮
5.5
23
0.849
1 120
1 070
1 100
38
7/2.6
7.8
1.8
29
0.497
2 500
1 840
1 760
1 810
円形圧縮
7.3
28
0.491
1 830
1 760
1 800
60
19/2.0
10.0
1.5
2.1
37
0.309
2 890
2 790
2 860
円形圧縮
9.3
2.0
35
0.311
2 830
2 730
2 790
100
19/2.6
13.0
2.0
2.5
47
0.184
4 840
4 680
4 790
円形圧縮
12.0
2.4
44
0.187
4 680
4 530
4 630
150
37/2.3
16.1
2.8
55
0.120
3 000
900
7 120
6 900
7 050
円形圧縮
14.7
2.6
51
0.124
1 000
6 790
6 600
6 710
200
37/2.6
18.2
2.5
3.1
63
0.094 0
9 170
8 900
9 070
200
円形圧縮
17.0
2.9
60
0.093 3
1 500
9 100
8 850
8 990
250
61/2.3
20.7
3.3
70
0.073 6
900 11 700 11 400
11 600
円形圧縮
19.0
3.1
65
0.075 4
1 000 11 300 11 000
11 200
325
61/2.6
23.4
3.6
77
0.057 6
800 14 800 14 400
14 600
円形圧縮
21.7
3.4
72
0.057 9
900 14 500 14 100
14 300
C 3605:2002
(12)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表 5 平形2心ケーブル
導体
絶縁体
厚さ
mm
シース
厚さ
mm
仕上
外径
(参考)
mm
導体
抵抗
(20 ℃)
Ω/km
試験
電圧
V
絶縁
抵抗
MΩ・km
参考
直径mm
又は
公称断面積
mm2
構成
素線数/素線径
mm
又は形状
外径
mm
概算
質量
kg/km
標準
条長
m
直径
1.6
単線
1.6
0.8
1.5
6.2×9.4
8.92
1 500
2 500
95
100
2.0
2.0
6.6×10.5
5.65
120
2.6
2.6
1.0
7.6×12.5
3.35
180
3.2
3.2
8.2×13.5
2.21
2 000
240
公称断面積 2
7/0.6
1.8
0.8
6.4×9.8
9.24
2 500
100
3.5
7/0.8
2.4
7.0×11.0
5.20
140
5.5
7/1.0
3.0
1.0
8.0×13.0
3.33
195
8
7/1.2
3.6
8.6×14.5
2.31
2 000
250
付表 6 平形3心ケーブル
導体
絶縁体
厚さ
mm
シース
厚さ
mm
仕上
外径
(参考)
mm
導体
抵抗
(20 ℃)
Ω/km
試験
電圧
V
絶縁
抵抗
MΩ・km
参考
直径mm
又は
公称断面積
mm2
構成
素線数/素線径
mm
又は形状
外径
mm
概算
質量
kg/km
標準
条長
m
直径
1.6
単線
1.6
0.8
1.5
6.2×13.0
8.92
1 500
2 500
135
100
2.0
2.0
6.6×14.0
5.65
175
2.6
2.6
1.0
7.6×17.0
3.35
265
3.2
3.2
8.2×19
2.21
2 000
355
公称断面積 2
7/0.6
1.8
0.8
6.4×13.5
9.24
2 500
140
3.5
7/0.8
2.4
7.0×15.0
5.20
200
5.5
7/1.0
3.0
1.0
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8
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