1
C 3405 : 1998
解説
解説付表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表
JIS
C 3405
: 1998
(自動車−高圧電線)
ISO
3808-1
,
3808-2
(自動車−非遮へい高圧電線)
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国際規格
番号
(III)
国 際 規 格 の
規定内容
(IV)
JIS
と国際規
格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
(1)
適用範囲
本
体
○
自動車に使用す
る高圧電線につ
いて規定。
ISO 3808-1
ISO 3808-2
ADP
JIS
本体と国
際 規 格 と は
異なるが,附
属 書 と 国 際
規 格 は 同 じ
規定内容。
JIS
は制定以来の歴史があ
り,国際規格試験方法実施
に期間が必要。
JIS
本体の国際規格整合の
時期を
2000
年までに明確
にする。
附
属
書
規
定
○
自動車非遮へい
高 圧 電 線 の 寸
法,一般要求事
項,試験方法,
等級,種類,適
用される試験,
特殊な要求事項
について規定。
○ 自 動 車 非 遮
へ い 高 圧 電
線 の 寸 法 一
般要求事項,
試験方法,等
級,種類,適
用 さ れ る 試
験,特殊な要
求 事 項 に つ
いて規定。
(2)
用語,記号
本
体
○
AIRN, AIRV
の
2
種類について規
定。
同上
−
JIS
本体だけ
規 定 さ れ て
い る が ,
JIS
附 属 書 及 び
国 際 規 格 は
規定なし。
附
属
書
規
定
−
規定なし。
− 規定なし。
(3)
種類,等級
本
体
○
自動車用クロロ
プレンシース高
圧電線及び自動
車用ビニルシー
ス高圧電線につ
いて規定。
同上
ADP
JIS
本体と国
際 規 格 と は
異なるが,
JIS
附 属 書 と 国
際 規 格 は 同
じ規定内容。
附
属
書
規
定
○
種類
1.
銅より電線
2.
鋼より電線
3.
抵抗電線
4.
巻 線 抵 抗 電
線
等級
A
105
℃
B
120
℃
C
155
℃
D
180
℃
E
220
℃
F
250
℃
を規定。
○ 種類
1.
銅より電
線
2.
鋼より電
線
3.
抵抗電線
4.
巻線抵抗
電線
等級
A
105
℃
B
120
℃
C
155
℃
D
180
℃
E
220
℃
F
250
℃
を規定。
2
C 3405 : 1998
解説
解説付表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国際規格
番号
(III)
国 際 規 格 の
規定内容
(IV)
JIS
と国際規
格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
(4)
性能
本
体
○
耐電圧,耐油,
耐低温,耐ライ
フサイクル,耐
高温について規
定。
ISO 3808-1
ISO 3808-2
ADP
JIS
本体と国
際 規 格 と は
異なるが,
JIS
附 属 書 と 国
際 規 格 は 同
じ規定内容。
附
属
書
規
定
○
納品のすべてに
対する絶縁欠陥
試験,
30
分試験
電圧及び絶縁破
壊電圧,静電容
量,耐コロナ放
電性,高温下で
の加圧試験,熱
過負荷試験,熱
収縮,難燃性,
耐低温性,引張
試験,絶縁体の
はく離性,耐油
性,耐燃料油性,
加速寿命試験に
ついて規定。
○ 納 品 の す べ
て に 対 す る
絶 縁 欠 陥 試
験,
30
分試験
電 圧 及 び 絶
縁破壊電圧,
静電容量,耐
コ ロ ナ 放 電
性,高温下で
の加圧試験,
熱 過 負 荷 試
験,熱収縮,
難燃性,耐低
温性,引張試
験,絶縁体の
はく離性,耐
油性,耐燃料
油性,加速寿
命 試 験 に つ
いて規定。
(5)
形状,寸法
及 び 寸 法
許容差
本
体
○
仕上がり外径
7.0
±
0.3 mm
,ほか
に導体構成を規
定
同上
ADP
JIS
本体の規
定 は 国 際 規
格 の 中 の 一
つ と 同 一 で
ある。
JIS
附属書と
国 際 規 格 は
同 じ 規 定 内
容。
附
属
書
規
定
○
電線外径
8
±
0.3 mm
7
±
0.3 mm
5
+0.3
0
mm
を規定。
○ 電線外径
8
±
0.3 mm
7
±
0.3 mm
5
+0.3
0
mm
を規定。
(6)
材料,原料
本
体
○
導体:すずめっ
き軟銅より線
絶縁体:天然ゴ
ム,合成ゴム,
天然ゴムと合成
ゴムとの混和物
シース:クロロ
プレン,ビニル
について規定。
同上
−
JIS
本体には
規 定 が あ る
が,
JIS
附属
書 及 び 国 際
規格には,規
定なし。
安全性の面から,材料,原
料の規定を設けている。
3
C 3405 : 1998
解説
解説付表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国際規格
番号
(III)
国 際 規 格 の
規定内容
(IV)
JIS
と国際規
格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
(6)
材料,原料
附
属
書
規
定
−
規定なし。
ISO 3808-1
ISO 3808-2
− 規定なし。
(7)
試験方法
本
体
○
6.
の
5
項目の試
験方法を規定。
同上
ADP
JIS
本体と国
際 規 格 と は
異なるが,
JIS
附 属 書 と 国
際 規 格 は 同
じ規定内容。
附
属
書
規
定
○
5.
の
14
項目の試
験方法を規定。
○
5.
の
14
項目
の 試 験 方 法
を規定。
(8)
呼び方
本
体
○
種類又は記号に
よる。
同上
≡
JIS
本体には
規 定 が あ る
が,
JIS
附属
書 及 び 国 際
規格には,規
定なし。
国内慣習として,広く普及
しているため,取り除くこ
とは現状では困難。
附
属
書
規
定
−
規定なし。
− 規定なし。
(9)
表示
本
体
○
a)
名 称 又 は 記
号
b)
長さ
c)
質量
d)
製 造 業 者 名
又 は そ の 略
号
e)
製造年月
を規定。
同上
≡
JIS
本体には
規 定 が あ る
が,
JIS
附属
書 及 び 国 際
規格には,規
定なし。
国内慣習として,広く普及
しているため,取り除くこ
とは現状では困難。
附
属
書
規
定
−
規定なし。
− 規定なし。
備考
1.
対比項目
(I)
及び
(III)
の小欄で, ○
は該当する項目を規定している場合, −
は規定していない場合を
示す。
2.
対比項目
(IV)
の小欄の記号の意味は,次による。
≡ :
JIS
と国際規格との技術的内容は同等である。
ADP
(
ADOPTION
の略)
:
JIS
は,国際規格と対応する部分を国際規格そのまま変更なしで採用し
ている。
− :該当項目がない場合。