C 3316:2008
(1)
まえがき
この追補は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,工業標準原案を具
して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正
したもので,これによって,JIS C 3316:2000は改正され,一部が置き換えられた。
日本工業規格 JIS
C 3316:2008
電気機器用ビニル絶縁電線
(追補1)
Polyvinyl chloride insulated wires for electrical apparatus
(Amendment 1)
JIS C 3316:2000を,次のように改正する。
4.(特性)の表2(特性)を,次に置き換える(“耐電圧”の欄に“水中”の行を追加)。
表2 特性
項目
特性
試験方法
適用箇条
電気機器用ビニル絶縁電線
電気機器用二種ビニル絶縁電線
導体抵抗
付表1の値以下
6.3
耐電圧
水中
付表1の試験電圧に1分間耐えなければならない。
6.4 a)
スパーク
付表1の試験電圧に耐えなければならない。
6.4 b)
高温絶縁抵抗
60 ℃
付表1の値以下
−
6.5
75 ℃
−
付表1の値以下
絶縁体の引張
り
引張強さ
10 MPa以上
15 MPa以上
6.6
伸び
100 %以上
150 %以上
加熱
引張強さ
加熱前の値の85 %以上
加熱前の値の90 %以上
6.7
伸び
加熱前の値の80 %以上
耐油
引張強さ
浸油前の値の85 %以上
6.8
伸び
巻付加熱
表面にひび及び割れが生じてはならない。
6.9
低温巻付け
6.10
加熱収縮
3 %以下
6.11
加熱変形
厚さの減少率40 %以下
厚さの減少率30 %以下
6.12
難燃
60 秒以内で自然に消えなければならない。
6.13
6.(試験方法)の6.4(耐電圧)を,次の文に置き換える。
耐電圧は,次のa)又はb)のいずれかによる。
a) 水中 水中は,JIS C 3005の4.6 a)(水中)による。
b) スパーク スパークは,JIS C 3005の4.6 c)(スパーク)による。
9.(表示及び包装)の9.2(包装の表示)のa) を,次の文に置き換える。
a) 種類又はその記号
2
C 3316:2008
付表1(電気機器用ビニル絶縁電線及び電気機器用二種ビニル絶縁電線)を,次に置き換える(“試験電圧”
の欄に“水中”の列を追加)。
付表1 電気機器用ビニル絶縁電線及び電気機器用二種ビニル絶縁電線
導体
絶縁
体厚
さ
mm
仕上外
径(参
考)
mm
導体抵抗
(20 ℃)
Ω/km
試験電圧
V
高温絶縁抵抗(MΩ・km)
参考
公称
断面
積
mm2
構成
素線数/素線
径
mm
外
径
mm
電気機器用
ビニル絶縁
電線
電気機器用
二種ビニル
絶縁電線
概算質
量
kg/km
標準条
長
m
包装
めっ
きあ
り
めっ
きな
し
水中
スパー
ク
60 ℃
75 ℃
0.75
30/0.18
1.1
0.8
2.7
25.8
24.4
2 000
7 500
0.2
0.05
14
300
たば
1.25
50/0.18
1.5
3.1
15.5
14.7
20
2
37/0.26
1.8
3.4
9.91
9.50
0.15
28
3.5
45/0.32
2.5
4.1
5.38
5.09
46
5.5
70/0.32
3.1
1.0
5.1
3.46
3.27
70
8
50/0.45
3.7
1.2
6.1
2.45
2.32
100
14
88/0.45
4.9
1.4
7.7
1.39
1.32
10 000
0.1
0.04
170