1
C
3306 :
20
00
解
説
解説表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表
JIS C 3306
: 2000
ビニルコード
IEC 60227-5
: 1997
定格電圧
450/750 V
以下の塩化ビニル絶縁ケーブル−第
5
部:可とうケーブル(コード)
(I)
JIS
の規定
(II)
国 際 規 格
番号
(III)
国際規格の規定
(IV)
JIS
と国際規格との技術的差
異の項目ごとの評価及びその
内容
(V)
JIS
と国際規格との技術
的差異の理由及び今後の
対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項 目 ご
と の 評
価
技術的差異の内容
1.
適用範囲
定格電圧
300V
以下
IEC 60227-5
1.
定格電圧
450/750V
以下
NEQ
定 格 電 圧 範 囲 が 異 な
る。
定格電圧は,その国の配電
事情によって異なるため,
今後も差異を設けることに
なる。
2
.
引用規格
JIS C 3005
JIS C 3102
IEC 60227-5
1.1
IEC
60811-1-1
IEC 60811-1-2
IEC 60811-1-4
IEC 60811-3-1
IEC 60811-3-2
IEC 60227-2
IEC 60228
IEC 60332-1
NEQ
IEC
は多数の規格を引
用。
規格体系が異なる。
国 際 規 格
(
IEC
)
と 整 合 時
に検討する。
3.
種類及び記号
JIS
に規定なし
単心ビニルコード
(VSF)
二種単心ビニルコード
(HVSF)
2
個よりビニルコード
(VTF)
二種
2
個よりビニルコード
(HVTF)
ビニル平形コード
(VFF)
二種ビニル平形コード
(HVFF)
JIS
に規定なし
ビニルキャブタイヤ丸形コード
(VCTF)
IEC 60227-5
2.
3.
4.
5.
平形金糸コード
規定なし
規定なし
規定なし
規定なし
シースなし平形コード
(type 60227
IEC 42
)
定格電圧:
300V/300V
IEC
に規定なし
Indor decorative lighting chain
用コード
light
ビニルシースコード
(type 60227
IEC 52
)
定格電圧:
300V/300V
NEQ
規 定 す る 種 類 が 異 な
る。
IEC
は規格番号をベー
スとした記号である。
JIS
は用途,材料,構造
を示す記号である。
記号の付け方が異なる。
国際規格に合わせると混乱
が生じ危険である。
国際規格と整合時に検討す
る。
2
C
3306 :
20
00
解
説
解説表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
(I)
JIS
の規定
(II)
国 際 規 格
番号
(III)
国際規格の規定
(IV)
JIS
と国際規格との技術的差
異の項目ごとの評価及びその
内容
(V)
JIS
と国際規格との技術
的差異の理由及び今後の
対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項 目 ご
と の 評
価
技術的差異の内容
3.
二種ビニルキャブタイヤ丸形コー
ド
(HVCTF)
ビニルキャブタイヤ長円形コード
(VCTFK)
二種ビニルキャブタイヤ長円形コ
ード
(HVCTFK)
6.
IEC
に規定なし
Ordinary
ビニルシースコード
(type 60227
IEC 53)
定格電圧:
300V/500V
規定なし
4.
表
2
特性
導体抵抗
IEC 60227-5
3.3.1
5.3.1
6.3.1
type 60227
IEC 42
, type 60227
IEC 52
NEQ
要求値が異なる。
VCTFK
相当の
1.25mm
2
及び
2.0 mm
2
は
IEC
に
なし。
VCTF
相当の
1.25 mm
2
及び
2.0 mm
2
は
IEC
に
なし。
標準サイズの採用方法の違
いによって断面積が違って
いる。また同じ断面積での
数値の違いは,素線構成及
び算出方法の数値の丸め方
などによって違っている。
国内法規(電気用品技術基
準)が国際規格と整合され
この規格を改正する時点で
検討する。
公称
断面積
mm
2
最大導体抵抗
(20
℃
)
記号
サイズ
mm
2
最大導体抵抗
Ω
/km(20
℃
)
めっきなし
Ω
/km
めっきあり
Ω
/km
VFF
VCTFK
0.5 36.7
0.5
39.0 40.1
0.75 24.4
0.75
26.0 26.7
1.25 14.7
type
60227
IEC 53
2.0 9.50
公称
断面積
mm
2
最大導体抵抗
(20
℃
)
VCTF 0.75
25.1
めっきなし
Ω
/km
めっきあり
Ω
/km
1.25 15.1
2.0 9.79
0.75
26.0
26.7
1
19.5
20.0
1.5 13.3
13.7
2.5 7.98 8.21
3
C
3306 :
20
00
解
説
解説表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
(I)
JIS
の規定
(II)
国 際 規 格
番号
(III)
国際規格の規定
(IV)
JIS
と国際規格との技術的差
異の項目ごとの評価及びその
内容
(V)
JIS
と国際規格との技術
的差異の理由及び今後の
対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項 目 ご
と の 評
価
技術的差異の内容
4
.表
2
耐電圧
a)
水中
:
1000 V 1
分間
b)
空中
:
2000 V 1
分間
c)
スパーク
:
5000 V 0.15
秒間以上
IEC 60227-5
表
4
表
7
表
10
type 60227
IEC 42
線心耐電圧
:
2000 V/5
分
完成品耐電圧
:
2000 V/5
分
type 60227
IEC 52
線心耐電圧
:
1500 V/5
分
完成品耐電圧
:
2000 V/5
分
type 60227
IEC 53
線心耐電圧
:
0.6 mm
以下
1500
V/5
分
0.6 mm
を超える
2000
V/5
分
完成品耐電圧:
2000
V/5
分
NEQ
電圧・印加時間が異な
る。
国際規格は,印加時間が長
くそのため経済的負担が増
える。
国内法規が国際規格と整合
されこの規格を改正する時
点で検討する。
常温絶縁抵抗
規定温度
常温
20
℃
5 M
Ω
・
km
以上
IEC 60227-5
表
4
表
7
表
10
絶縁抵抗
(70
℃
)
type 60227
IEC 42
0.5 mm
2
:
0.016 M
Ω
・
km
以上
0.75 mm
2
:
0.014 M
Ω
・
km
以上
type 60227
IEC
52
2
×
0.5 mm
2
:
0.012 M
Ω
・
km
以上
2
×
0.75 mm
2
:
0.010 M
Ω
・
km
以上
3
×
0.5 mm
2
:
0.012 M
Ω
・
km
以上
3
×
0.75 mm
2
:
0.010 M
Ω
・
km
以上
type 60227
IEC 53
2
×
0.75 mm
2
:
0.011 M
Ω
・
km
以上
2
×
1 mm
2
:
0.010 M
Ω
・
km
以上
2
×
1.5 mm
2
:
0.010 M
Ω
・
km
以上
3
×
2.5 mm
2
:
0.009 M
Ω
・
km
以上
NEQ
測定温度・要求値が異
なる。
国内法規が国際規格と整合
されこの規格を改正する時
点で検討する。
4
C
3306 :
20
00
解
説
解説表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
(I)
JIS
の規定
(II)
国 際 規 格
番号
(III)
国際規格の規定
(IV)
JIS
と国際規格との技術的差
異の項目ごとの評価及びその
内容
(V)
JIS
と国際規格との技術
的差異の理由及び今後の
対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項 目 ご
と の 評
価
技術的差異の内容
4.
表
2
高温絶縁抵抗
規定温度
ビニルコード:
60
℃
二種ビニルコード:
75
℃
絶縁体及びシースの引張り
ビニルコードの絶縁体
引張強さ
10
MPa
以上
伸び
100
%
以上
二種ビニルコードの絶縁体
引張強さ
10
MPa
以上
伸び
120
%
以上
シース
引張強さ
10
MPa
以上
伸び
120
%
以上
IEC 60227-5
3.3.2
5.3.2
6.3.2
type 60227
IEC 42
: PVD/D
type 60227
IEC 52
: PVC/D, PVC/ST5
type 60227
IEC 53
: PVC/D, PVC/ST5
引張強さ
10MPa
以上:
PVC/D, PVC/ST5
伸び
150
%
以上:
PVC/D, PVC/ST5
NEQ
要求値が異なる。
国内法規が国際規格と整合
されこの規格を改正する時
点で検討する。
加熱
加熱条件
絶縁体
ビニルコード:
100
℃
, 48 h
二種ビニルコード:
120
℃
, 120 h
シース
加熱温度:
100
℃
, 48 h
IEC 60227-5
表
4
表
8
表
10
絶縁体
type 60227
IEC 42
type 60227
IEC 52
type 60227
IEC 53
type PVC/D
加熱条件
絶縁体
80
℃,
168 h
老化後引張強さ
10
MPa
以上
老化後引張伸び
150
%
以上
老化後引張強さの変化率
±
20 %
以
内
老化後伸び変化率
±
20 %
以内
NEQ
試験条件の要求値が異
なる。
試験条件の差異によって規
格値が違っている。
国際規格は,加熱時間が長
く経済的負担が増える。
国内法規が国際規格と整合
されこの規格を改正する時
点で検討する。
5
C
3306 :
20
00
解
説
解説表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
(I)
JIS
の規定
(II)
国 際 規 格
番号
(III)
国際規格の規定
(IV)
JIS
と国際規格との技術的差
異の項目ごとの評価及びその
内容
(V)
JIS
と国際規格との技術
的差異の理由及び今後の
対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項 目 ご
と の 評
価
技術的差異の内容
4.
表
2
絶縁体
ビニルコード
引張強さの残率
85 %
以上
伸びの残率
80
%
以上
二種ビニルコード
引張強さの残率
90 %
以上
伸びの残率
75
%
以上
シース
引張強さの残率
85 %
以上
伸びの残率
80
%
以上
表
8
表
10
シース
type 60227
IEC 52
type 60227
IEC 53
type PVC/ST5
加熱条件
絶縁体
80
℃
, 168 h
老化後引張強さ
10
MPa
以上
老化後引張伸び
150
%
以上
老化後引張強さの変化率
±
20 %
以内
老化後伸び変化率
±
20 %
以内
規定なし
IEC 60227-5
表
4
表
8
表
10
加熱減量試験
type 60227
IEC 42
type 60227
IEC 52
type 60227
IEC 53
NEQ
JIS
では規定なし
国際規格と整合時に検討す
る。
巻付加熱
120
℃
1
h
表面にひび及び割れを生じないこ
と。
IEC 60227-5
表
4
表
8
表
10
巻付加熱試験
150
℃
, 1 h
クラックが発生しないこと。
NEQ
試験方法,条件が異な
る。
試験条件が違っている。
国内法規が国際規格と整合
されこの規格を改正する時
点で検討する。
低温巻付け
−
10
℃
1 h
表面にひび及び割れを生じないこ
と。
IEC 60227-5
表
4
表
8
表
10
−
15
℃
, 16 h
クラックが発生しないこと。
NEQ
試験方法,条件が異な
る。
試験条件が違っている。
国内法規が国際規格と整合
されこの規格を改正する時
点で検討する。
6
C
3306 :
20
00
解
説
解説表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
(I)
JIS
の規定
(II)
国 際 規 格
番号
(III)
国際規格の規定
(IV)
JIS
と国際規格との技術的差
異の項目ごとの評価及びその
内容
(V)
JIS
と国際規格との技術
的差異の理由及び今後の
対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項 目 ご
と の 評
価
技術的差異の内容
4.
表
2
加熱変形
120
℃
予備加熱
30
分 加熱
30
分
ビニルコード
絶縁体:厚さの減少率
50 %
以下
シース:厚さの減少率
50 %
以下
二種ビニルコード
絶縁体:厚さの減少率
30 %
以下
シース:厚さの減少率
50 %
以下
IEC 60227-5
表
3
加熱変形試験
80
℃
, 4 h
〜
6 h
侵入深さの中心値
50 %
以下
NEQ
試験方法,条件が異な
る。
試験条件の差異によって規
格値が違っている。
国内法規が国際規格と整合
されこの規格を改正する時
点で検討する。
難燃
傾斜
60
°
60
秒以内に自然に消えること。
IEC 60227-5
表
4
表
8
表
10
難燃試験
垂直
燃えた部分が上部の金具の下端か
ら
50mm
以上に達してはならない。
NEQ
試験方法,条件が異な
る。
試験条件が違っている。
国内法規が国際規格と整合
されこの規格を改正する時
点で検討する。
曲げ(平形だけ)
0.75 mm
2
以上の平形コードに適用
規定なし
NEQ
IEC
には規定なし。
国際規格と整合時に検討す
る。
規定なし
IEC 60227-5
表
4
表
8
表
10
可とう性試験
type 60227
IEC 42
type 60227
IEC 52
type 60227
IEC 53
NEQ
JIS
には規定なし。
国内法規が国際規格と整合
されこの規格を改正する時
点で検討する。
規定なし
IEC 60227-5
表
4
線心の分離試験
type 60227
IEC 42
NEQ
JIS
には規定なし。
国際規格と整合時に検討す
る。
7
C
3306 :
20
00
解
説
解説表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
(I)
JIS
の規定
(II)
国 際 規 格
番号
(III)
国際規格の規定
(IV)
JIS
と国際規格との技術的差
異の項目ごとの評価及びその
内容
(V)
JIS
と国際規格との技術
的差異の理由及び今後の
対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項 目 ご
と の 評
価
技術的差異の内容
5.a)
材料,構造及び加工方法
導体
導体は,
JIS C 3102
に規定する
軟銅線をより合わせたもの,又は
硬銅線をより合わせた後焼きな
まして軟銅にしたものとする。導
体上に必要によって,糸を横巻き
にするか,適切なテープを施して
もよい。
IEC 60227-5
3.3.1
5.3.1
6.3.1
導体は
IEC 60228
の
Class 6
による。
素線は金属めっきあり又はなし。
最大素線径を規定している。
より線のピッチ,より方向の規定はな
い。
導体径の素線径は,すべて同一公称
径。
NEQ
要求値が異なる。
標準サイズの採用方法の違
いによって断面積が違って
いる。
国内法規と国際規格と整合
されこの規格を改正する時
点で検討する。
5.b)
絶縁体
絶縁体厚さ:シースのないもの
0.8
mm
シ ー ス の あ る も の
0.6 mm
平均厚さ:付表
1
の値の
90 %
以上
最小厚さ:付表
1
の値の
80 %
以上
IEC 60227-5
3.3.2
5.3.2
6.3.2
type 60227
IEC 42
絶縁体厚さ:
0.8 mm
tyPe 60227
IEC 52
Light
ビニルシース
コード
絶縁体厚さ:
0.5 mm
type 60227
IEC 53
Ordinary
ビニルシ
ースコード
絶縁体厚さ:
0.6 mm
〜
0.8 mm
NEQ
要求値が異なる。
国内法規と国際規格と整合
されこの規格を改正する時
点で検討する。
5.c)
線心の識別
1)
シースのあるもの
絶縁体の色によって行う。
IEC 60227-5
絶縁体の色による方法
2
心:規定なし
3
心:緑
/
黄,空,茶又は空,黒,茶
その他の方法
No.1
から始まるナンバリング
NEQ
要求値が異なる。
国内法規と国際規格と整合
されこの規格を改正する時
点で検討する。
線心数
色
2
心
黒,白
3
心
黒,白,赤又は黒,白,
緑
4
心
黒,白,赤,緑
8
C
3306 :
20
00
解
説
解説表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
(I)
JIS
の規定
(II)
国 際 規 格
番号
(III)
国際規格の規定
(IV)
JIS
と国際規格との技術的差
異の項目ごとの評価及びその
内容
(V)
JIS
と国際規格との技術
的差異の理由及び今後の
対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項 目 ご
と の 評
価
技術的差異の内容
5.c) 2)
シースのないもの
絶縁体の色,絶縁体に施す突起などの
形状又は絶縁体上に施す
50 mm
未満
の間隔で行う直線又は数字などの連
続表示によって行う。
IEC 60227-5
5.d)
シース
材料:ビニル
シース厚さ:
1 mm
平均厚さは付表
1
の値の
90 %
以上
最小厚さは付表
1
の値の
70 %
以上
IEC 60227-5
5.3.4
6.3.4
材料:
type PVC/ST5
塩化ビニルコン
パウンド
type 60227
IEC 52
Light
ビニルシース
コード
シース厚さ:
0.6 mm
type 60227
IEC 53
Ordinary
ビニルシ
ースコード
シース厚さ:
0.8 mm
〜
1.2 mm
NEQ
要求値が異なる。
国内法規と国際規格と整合
されこの規格を改正する時
点で検討する。
5.e) 2
個よりコード
2
個よりコードは,線心
2
条を層心
径の
20
倍以下のピッチでより合わ
せる。
規定なし
NEQ
IEC
には規定なし。
国際規格と整合時に検討す
る。
5.f)
平形コード
導体
2
条を一定の間隔で平行に配
列。
2
心が容易に切り離すことがで
きる形状。
IEC 60227-5
3.
導体を平行に配列
線心の分離を容易にするため,導体間
の両側に溝を設ける。
ITD
JIS
と同等。
‐
9
C
3306 :
20
00
解
説
解説表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
(I)
JIS
の規定
(II)
国 際 規 格
番号
(III)
国際規格の規定
(IV)
JIS
と国際規格との技術的差
異の項目ごとの評価及びその
内容
(V)
JIS
と国際規格との技術
的差異の理由及び今後の
対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項 目 ご
と の 評
価
技術的差異の内容
5.g)
キャブタイヤ丸形コード
より合わせピッチ:層心径の
20
倍
以下
介在:ビニルで線心間のすき間を埋
めた上にシースを施す。介在物とし
て綿糸その他の柔らかい繊維を使
用することができる。
なお,その上に綿糸,その他の繊維
又はテープを巻いてもよい。
IEC 60227-5
6. type
60227
IEC 52
より合わせピッチの規定なし。
介在:シースは介在として線心間のす
き間を充てんしてもよいが,線心に粘
着してはならない。線心の集合は,セ
パレータによって覆われていてもよ
い。ただし,セパレータは線心に粘着
してはならない。
NEQ
要求値が異なる。
より合わせピッチの規
定なし。
IEC
はセパレータの使
用も認めている。
国内法規と国際規格と整合
されこの規格を改正する時
点で検討する。
5.h)
キャブタイヤ長円形コード
線心
2
条を密接して平行に配列。
介在:線心間のすき間をシース材料
で埋める。
IEC 60227-5
5. type
60227
IEC 52
線心を平行に並べる。
介在:シースは介在として線心間のす
き間を充てんしてもよいが,線心に粘
着してはならない。線心の集合は,セ
パレータによって覆われていてもよ
い。ただし,セパレータは線心に粘着
してはならない。
NEQ
IEC
はセパレータの使
用を認めている。
国内法規と国際規格と整合
されこの規格を改正する時
点で検討する。
6.
6.1
6.2
6.3
6.4
6.4.a)
6.4.b)
6.4.c)
6.5
6.5.1
試験方法
外観
構造
導体抵抗
耐電圧
水中
空中
スパーク
絶縁抵抗
常温絶縁抵抗
IEC 60227-5
表
4
表
8
表
10
構造
導体抵抗
線心耐電圧試験
完成品の耐電圧試験
スパークの規定なし
NEQ
試験条件が異なる項目
構造
耐電圧試験
絶縁抵抗
(70
℃
)
巻付加熱試験
低温巻付試験
試験方法が異なる項目
加熱変形試験
難燃試験
(それぞれの試験項目の欄
を参照)
10
C
3306 :
20
00
解
説
解説表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
(I)
JIS
の規定
(II)
国 際 規 格
番号
(III)
国際規格の規定
(IV)
JIS
と国際規格との技術的差
異の項目ごとの評価及びその
内容
(V)
JIS
と国際規格との技術
的差異の理由及び今後の
対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項 目 ご
と の 評
価
技術的差異の内容
6.5.2
6.6
6.7
6.8
高温絶縁抵抗
絶縁体及びシースの引張り
加熱
巻付加熱
加熱温度:
120
℃±
3
℃
高温絶縁抵抗の規定なし
老化前後の引張試験
巻付加熱(線心)
加熱温度:
150
℃±
3
℃
相当する試験が
JIS
に
ない項目
可とう性試験
完成品ケーブルの低
温衝撃試験
加熱減量試験
種類
巻付
回数
回
円筒の径
試験片の外径
mm
マンドレル
径
mm
巻付回数
回
単心コード
6
仕上外径
2.5
以下
5 6
2
個よりコード
線心径
2.5
を超え
4.5
以下
9 6
平形コード
短径
キャブタイヤ
丸形コード
仕 上 外 径 の
2
倍
シース
加熱温度:
150
℃±
3
℃
キャブタイヤ
長円形コード
短径の
2
倍
試験片の厚さ
mm
マンドレル
径
mm
巻付回数
回
1
以下
2 6
1
を超え
2
以下
4 6
11
C
3306 :
20
00
解
説
解説表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
(I)
JIS
の規定
(II)
国 際 規 格
番号
(III)
国際規格の規定
(IV)
JIS
と国際規格との技術的差
異の項目ごとの評価及びその
内容
(V)
JIS
と国際規格との技術
的差異の理由及び今後の
対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項 目 ご
と の 評
価
技術的差異の内容
6.9
低温巻付け
冷却条件:−
10
℃
,1 h
低温巻付け
冷却条件:
16 h
種類
巻付
回数
回
円筒の径
試験片の外径
mm
回転数
2.5
以下
10
単心コード
6
仕上外径の
3
倍
2.5
を超え
4.5
以下
6
2
個よりコード
線心径の
3
倍
4.5
を超え
6.5
以下
4
平形コード
短径の
3
倍
6.5
を超え
8.5
以下
3
キャブタイヤ
丸形コード
仕 上 外 径 の
3
倍
8.5
を超える
2
キャブタイヤ
長円形コード
短径の
3
倍
6.10
加熱変形
加熱条件:
120
℃
, 30 min
板状試験片を用いた場合の荷重は,
10N
とする。
加熱変形
先端が
0.70 mm
±
0.01 mm
の刃を使
用
加重は計算式で算出
加熱は試験片が
D
≦
15 mm
の場合
4
h
導体公称断面積
mm
2
荷重
N
絶縁体
シース
0.5 3
−
0.75 5
1.25 4
7
2 5
6.11
難燃
傾斜試験
一条垂直試験
6.12
曲げ
規定なし
NEQ
IEC
に規定なし。
国際規格と整合時に検討す
る。
12
C
3306 :
20
00
解
説
解説表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
(I)
JIS
の規定
(II)
国 際 規 格
番号
(III)
国際規格の規定
(IV)
JIS
と国際規格との技術的差
異の項目ごとの評価及びその
内容
(V)
JIS
と国際規格との技術
的差異の理由及び今後の
対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項 目 ご
と の 評
価
技術的差異の内容
7.
検査
6.
と同じ
IEC 60227-5
6.
と同じ
NEQ
6.
と同じ
6.
と同じ
8.
製品の呼び方
製品の呼び方は,種類,線心数(丸
形以外は省略してもよい。
)及び公称
断面積又は記号,線心数(丸形以外は
省略してもよい。
)及び公称断面積に
よる。また,平形コード及びキャブタ
イヤコードの細線化したものは,導体
構成を追記する。
IEC 60227-5
規定なし
NEQ
IEC
には規定なし
国際規格と整合時に検討す
る。
9.1
コードの表示
a)
製造業者名又はその略号
b)
製造年又はその略号
c)
耐熱性のものはその旨
IEC 60227-5
1.1
製造業者の識別
識別は製造業者名若しくは,商標の反
復表示又は識別糸のいずれか。
表示は絶縁体又はシースの上若しく
は,内部への印刷又は凸凹による。
NEQ
JIS
は製造年を入れ安
全性を考慮。
国際規格と整合時に検討す
る。
9.2
包装の表示
a)
種類又は記号
b)
線心数(丸形以外は省略しても
よい。
)及び公称断面積
c)
導体構成(平形コード及びキャ
ブタイヤコードの細線化した
ものに限る)
d)
長さ
e)
質量
f)
製造業者名又はその略号
g)
製造年月又はその略号
規定なし
NEQ
IEC
には規定なし。
国際規格と整合時に検討す
る。
13
C
3306 :
20
00
解
説
解説表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
(I)
JIS
の規定
(II)
国 際 規 格
番号
(III)
国際規格の規定
(IV)
JIS
と国際規格との技術的差
異の項目ごとの評価及びその
内容
(V)
JIS
と国際規格との技術
的差異の理由及び今後の
対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項 目 ご
と の 評
価
技術的差異の内容
9.3
包装は,運搬中損傷しないように適切
な方法で行う。
規定なし
NEQ
IEC
には規定なし。
国際規格と整合時に検討す
る。
−
導体最高許容温度:規定なし
(電気用品取締法では
60
℃)
IEC 60227-5
2.5
3.5
4.5
使用指針
導体最高許容温度
70
℃
NEQ
導体最高許容温度が異
なる。
導体最高許容温度は,その
国 の 事 情 に よ り 異 な る た
め,差異がある。
今 後 統 一 で き る か 検 討 す
る。
JIS
と国際規格との対応の程度の全体評価
NEQ
備考
1.
項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
―
IDT
………………
技術的差異がない。
―
NEQ
………………
技術的差異があり,かつ,それがはっきりと識別されていない。
2. JIS
と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
―
NEQ
………………
技術的内容及び構成において,国際規格と同等でない。