C 2305-3-1:2010
(1)
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 種類······························································································································· 2
4 要求事項························································································································· 3
附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································ 10
C 2305-3-1:2010
(2)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,電気機能材料工業会(JEIA)及び財団法人
日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業
標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。これによってJIS C 2305:1999
は廃止され,その一部を分割して制定したこの規格に置き換えられた。
また,令和2年6月22日,産業標準化法第17条又は第18条の規定に基づく確認公示に際し,産業標準
化法の用語に合わせ,規格中“日本工業規格”を“日本産業規格”に改めた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。
JIS C 2305の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS C 2305-1 第1部:定義及び一般要求事項
JIS C 2305-2 第2部:試験方法
JIS C 2305-3-1 第3-1部:個別製品規格−プレスボード
日本産業規格
JIS
C 2305-3-1:2010
電気用プレスボード及びプレスペーパー−
第3-1部:個別製品規格−プレスボード
Pressboard and presspaper for electrical purposes-
Part 3-1: Specification for individual materials-Pressboard
序文
この規格は,2008年に第2版として発行されたIEC 60641-3-1を基に,技術的内容を変更することなく
作成した日本産業規格であるが,対応国際規格には規定されていない種類を日本産業規格として追加して
いる。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所及び附属書JAは,対応国際規格にはない事項
である。
1
適用範囲
この規格は,電気用プレスボード(以下,プレスボードという。)について規定する。
安全上の警告
この規格で規定又は参照する試験方法は,ユーザの責任で安全に行わなければならない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 60641-3-1:2008,Pressboard and presspaper for electrical purposes−Part 3: Specifications for
individual materials−Sheet1: Requirements for pressboard, types B.0.1, B.0.3, B.2.1, B.2.3, B.3.1,
B.3.3, B.4.1, B.4.3, B.5.1, B.5.3 and B.6.1(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 2305-1:2010 電気用プレスボード及びプレスペーパー−第1部:定義及び一般要求事項
注記 対応国際規格:IEC 60641-1:2007,Pressboard and presspaper for electrical purposes−Part 1:
Definitions and general requirements(MOD)
JIS C 2305-2:2010 電気用プレスボード及びプレスペーパー−第2部:試験方法
注記 対応国際規格:IEC 60641-2:2004,Pressboard and presspaper for electrical purposes−Part 2:
Methods of tests(MOD)
JIS Z 8401 数値の丸め方
2
C 2305-3-1:2010
3
種類
プレスボードの種類,構成,特徴及び要求事項は,表1による。
表1−プレスボードの種類,特徴及び要求事項
種類の
記号
種類
特徴
要求事項を
示す表
B.0.1
B.0.3
100 %クラフトパルプ
クラフトパルプと木綿繊維との混合物
特に高化学純度のプレスボード
表2
B.2.1
B.2.3
100 %クラフトパルプ
クラフトパルプと木綿繊維との混合物
高化学純度のプレスボード
表3
B.3.1
B.3.3
100 %クラフトパルプ
クラフトパルプと木綿繊維との混合物
高化学純度,高機械的強さで,かつ,硬くて剛
直なプレコンプレスド・プレスボード。表面は,
布地模様
表4
B.4.1
B.4.3
100 %クラフトパルプ
クラフトパルプと木綿繊維との混合物
高化学純度,高油浸性で,かつ,成形加工に適
したプレスボード
表5
B.5.1
B.5.3
100 %クラフトパルプ
クラフトパルプと木綿繊維との混合物
高化学純度,高油浸性で,かつ,モールド加工
に適したプレスボード
表6
B.6.1
100 %クラフトパルプ
低空げき率の乾式用プレスボード
表7
1種
(PB1)
クラフトパルプと木綿繊維との混合物
−
表8
2種
(PB2)
クラフトパルプ
−
表8
種類B.0.1において,特に高い密度の品種は,表2のB.0.1 Bによる。
種類B.2.1において,特に高い密度の品種は,表3のB.2.1 Bによる。
種類B.3.1において,硬くて剛直なプレコンプレスド・プレスボードは,表4のB.3.1 Aによる。
種類B.3.1において,適度な剛性及び柔軟性のあるプレコンプレスド・プレスボードは,表4のB.3.1 Bによる。
種類B.6.1において,特に高い密度の品種は,表7のB.6.1 Bによる。
3
C 2305-3-1:2010
4
要求事項
プレスボードは,JIS C 2305-1に規定する箇条4(一般要求事項)から箇条6B(表示)までを満足し,
かつ,表2〜表8に規定する個別の種類ごとの要求事項を満足する。
表2−プレスボードの要求事項(種類B.0)
特性
厚さ範囲
mm
試験方法
JIS C
2305-2
の箇条
単位
B.0 特に高化学純度のプレスボード
B.0.1
100 %クラフトパルプ
B.0.3
クラフトパルプと
木綿繊維との混合物
B.0.1 A
B.0.1 B
厚さの許容差
1.6以下
1.6超
5.1.3.1
%
±7.5
±5.0
±7.5
±5.0
±7.5
±5.0
密度
全厚さ
6
g/cm3
1.00〜1.20
1.20〜1.30
1.00〜1.20
引張強さ
縦方向
全厚さ
7
MPa
80以上
90以上
60以上
横方向
全厚さ
55以上
60以上
40以上
伸び
縦方向
全厚さ
7
%
6.0以上
6.0以上
6.0以上
横方向
全厚さ
8.0以上
8.0以上
8.0以上
収縮率
縦方向
横方向
厚さ方向
全厚さ
11
%
0.8以下
1.2以下
6.0以下
0.8以下
1.2以下
6.0以下
0.8以下
1.2以下
6.0以下
層間はく離強さ
全厚さ
12
N/30 mm a)
250以上
250以上
250以上
水分
全厚さ
13
%
8以下
8以下
8以下
灰分
全厚さ
14
%
0.7以下
0.7以下
0.7以下
水浸液導電率
全厚さ
15
mS/m
6以下
6以下
5以下
水浸液pH
全厚さ
16
−
6〜9
6〜9
6〜9
吸油率
全厚さ
17
%
13以上
6以上
13以上
絶縁破壊
の強さ
気中
全厚さ
20
kV/mm
12以上
12以上
12以上
油中
1.6以下
1.6超
40以上
30以上
40以上
30以上
40以上
30以上
注a) 層間はく離強さは,幅30 mm当たりのニュートンで表す。
4
C 2305-3-1:2010
表3−プレスボードの要求事項(種類B.2)
特性
厚さ範囲
mm
試験方法
JIS C
2305-2
の箇条
単位
B.2 高化学純度のプレスボード
B.2.1
100 %クラフトパルプ
B.2.3
クラフトパルプと
木綿繊維との混合物
B.2.1 A
B.2.1 B
厚さの許容差
1.6以下
1.6超
5.1.3.1
%
±7.5
±5.0
±7.5
±5.0
±7.5
±5.0
密度
全厚さ
6
g/cm3
1.00〜1.20
1.20〜1.30
1.00〜1.20
引張強さ
縦方向
全厚さ
7
MPa
80以上
90以上
60以上
横方向
全厚さ
55以上
60以上
40以上
伸び
縦方向
全厚さ
7
%
6.0以上
6.0以上
6.0以上
横方向
全厚さ
8.0以上
8.0以上
8.0以上
収縮率
縦方向
横方向
厚さ方向
全厚さ
11
%
0.8以下
1.2以下
6.0以下
0.8以下
1.2以下
6.0以下
0.8以下
1.2以下
6.0以下
層間はく離強さ
全厚さ
12
N/30 mm a)
250以上
250以上
250以上
水分
全厚さ
13
%
8以下
8以下
8以下
灰分
全厚さ
14
%
0.7以下
0.7以下
0.7以下
水浸液導電率
全厚さ
15
mS/m
8以下
8以下
7以下
水浸液pH
全厚さ
16
−
6〜9
6〜9
6〜9
吸油率
全厚さ
17
%
13以上
6以上
13以上
絶縁破壊
の強さ
気中
全厚さ
20
kV/mm
12以上
12以上
12以上
油中
1.6以下
1.6超
40以上
30以上
40以上
30以上
40以上
30以上
注a) 層間はく離強さは,幅30 mm当たりのニュートンで表す。
5
C 2305-3-1:2010
表4−プレスボードの要求事項(種類B.3)
特性
厚さ範囲
mm
試験方法
JIS C
2305-2
の箇条
単位
B.3 高化学純度,高機械的強さで,かつ,硬く
て剛直なプレコンプレスド・プレスボード。
表面は,布地模様
B.3.1
100 %クラフトパルプ
B.3.3
クラフトパルプと
木綿繊維との混合物
B.3.1A
B.3.1B
厚さの許容差
1.6以下
1.6超
5.1.3.1
%
±7.5
±5.0
±7.5
±5.0
±7.5
±5.0
密度
1.6以下
1.6超3.0以下
3.0超
6
g/cm3
1.00〜1.20
1.10〜1.25
1.15〜1.30
0.95〜1.15
1.05〜1.20
1.10〜1.25
0.95〜1.15
1.05〜1.20
1.10〜1.25
引張強さ
縦方向
1.6以下
1.6超3.0以下
3.0超
7
MPa
100以上
105以上
110以上
80以上
85以上
90以上
80以上
85以上
90以上
横方向
1.6以下
1.6超3.0以下
3.0超
75以上
80以上
85以上
45以上
50以上
55以上
45以上
50以上
55以上
伸び
縦方向
全厚さ
7
%
2.5以上
3.0以上
2.0以上
横方向
全厚さ
3.5以上
4.0以上
3.0以上
圧縮率
1.6以下
1.6超3.0以下
3.0超6.0以下
6.0超
10
%
10以下
7.5以下
5.0以下
4.5以下
11以下
7.5以下
5.0以下
5.0以下
11以下
7.5以下
5.0以下
5.0以下
復元率
1.6以下
1.6超6.0以下
6.0超
10
%
45以上
50以上
50以上
45以上
50以上
55以上
45以上
50以上
55以上
収縮率
縦方向
横方向
厚さ方向
全厚さ
11
%
0.5以下
0.7以下
6.0以下
0.7以下
1.0以下
6.0以下
0.5以下
0.7以下
6.0以下
層間はく離強さ
全厚さ
12
N/30 mm a)
250以上
250以上
250以上
水分
全厚さ
13
%
6以下
6以下
6以下
灰分
全厚さ
14
%
0.7以下
0.7以下
0.7以下
水浸液導電率
1.6以下
1.6超3.0以下
3.0超6.0以下
6.0超
15
mS/m
5以下
6以下
8以下
10以下
5以下
6以下
8以下
10以下
4以下
5以下
7以下
9以下
水浸液pH
全厚さ
16
−
6〜9
6〜9
6〜9
吸油率
1.6以下
1.6超3.0以下
3.0超6.0以下
6.0超
17
%
11以上
9以上
7以上
6以上
13以上
11以上
9以上
8以上
15以上
12以上
10以上
7以上
絶縁破壊
の強さ
気中
全厚さ
20
kV/mm
12以上
12以上
12以上
油中
1.6以下
1.6超
45以上
35以上
40以上
35以上
45以上
35以上
注a) 層間はく離強さは,幅30 mm当たりのニュートンで表す。
6
C 2305-3-1:2010
表5−プレスボードの要求事項(種類B.4)
特性
厚さ範囲
mm
試験方法
JIS C
2305-2
の箇条
単位
B.4 高化学純度,高油浸性で,かつ,成形加工
に適したプレスボード
B.4.1
100 %クラフトパルプ
B.4.3
クラフトパルプと
木綿繊維との混合物
厚さの許容差
1.6以下
1.6超
5.1.3.1
%
±7.5
±5.0
±7.5
±5.0
密度
全厚さ
6
g/cm3
0.85〜1.10
0.85〜1.05
引張強さ
縦方向
全厚さ
7
MPa
55以上
50以上
横方向
全厚さ
40以上
35以上
伸び
縦方向
全厚さ
7
%
7.0以上
5.5以上
横方向
全厚さ
8.0以上
7.5以上
収縮率
縦方向
横方向
厚さ方向
全厚さ
11
%
1.0以下
1.5以下
6.0以下
1.0以下
1.5以下
6.0以下
層間はく離強さ
全厚さ
12
N/30 mm a)
250以上
250以上
水分
全厚さ
13
%
8以下
8以下
灰分
全厚さ
14
%
0.7以下
0.7以下
水浸液導電率
全厚さ
15
mS/m
8以下
7以下
水浸液pH
全厚さ
16
−
6〜9
6〜9
吸油率
全厚さ
17
%
18以上
20以上
絶縁破壊
の強さ
気中
全厚さ
20
kV/mm
9以上
9以上
油中
1.6以下
1.6超
35以上
30以上
35以上
30以上
注a) 層間はく離強さは,幅30 mm当たりのニュートンで表す。
7
C 2305-3-1:2010
表6−プレスボードの要求事項(種類B.5)
特性
厚さ範囲
mm
試験方法
JIS C
2305-2
の箇条
単位
B.5 高化学純度,高油浸性で,かつ,モールド
加工に適したプレスボード
B.5.1
100 %クラフトパルプ
B.5.3
クラフトパルプと
木綿繊維との混合物
厚さの許容差
1.6以下
1.6超
5.1.3.1
%
±7.5
±5.0
±7.5
±5.0
密度
全厚さ
6
g/cm³
0.75〜0.95
0.75〜0.95
引張強さ
縦方向
全厚さ
7
MPa
50以上
45以上
横方向
全厚さ
40以上
35以上
伸び
縦方向
全厚さ
7
%
6.0以上
5.5以上
横方向
全厚さ
8.0以上
7.5以上
収縮率
縦方向
横方向
厚さ方向
全厚さ
11
%
1.0以下
1.5以下
6.0以下
1.0以下
1.5以下
6.0以下
層間はく離強さ
全厚さ
12
N/30 mm a)
250以上
250以上
水分
全厚さ
13
%
8以下
8以下
灰分
全厚さ
14
%
0.7以下
0.7以下
水浸液導電率
全厚さ
15
mS/m
8以下
7以下
水浸液pH
全厚さ
16
−
6〜9
6〜9
吸油率
全厚さ
17
%
25以上
25以上
絶縁破壊
の強さ
気中
全厚さ
20
kV/mm
9以上
9以上
油中
1.6以下
1.6超
35以上
30以上
30以上
25以上
注a) 層間はく離強さは,幅30 mm当たりのニュートンで表す。
8
C 2305-3-1:2010
表7−プレスボードの要求事項(種類B.6)
特性
厚さ範囲
mm
試験方法
JIS C
2305-2
の箇条
単位
B.6 低空げき率の乾式用プレスボード
B.6.1
100 %クラフトパルプ
B.6.1 A
B.6.1 B
厚さの許容差
1.6以下
1.6超
5.1.3.1
%
±7.5
±5.0
±7.5
±5.0
密度
全厚さ
6
g/cm³
1.20〜1.30
1.20〜1.35
引張強さ
縦方向
全厚さ
7
MPa
50以上
90以上
横方向
全厚さ
40以上
60以上
伸び
縦方向
全厚さ
7
%
5.5以上
6.0以上
横方向
全厚さ
8.0以上
8.0以上
収縮率
縦方向
横方向
厚さ方向
全厚さ
11
%
0.8以下
1.2以下
6.0以下
0.8以下
1.2以下
6.0以下
層間はく離強さ
全厚さ
12
N/30 mm a)
250以上
250以上
水分
全厚さ
13
%
8以下
8以下
灰分
全厚さ
14
%
2.0以下
2.0以下
水浸液導電率
全厚さ
15
mS/m
20以下
20以下
水浸液pH
全厚さ
16
−
6〜9
6〜9
吸油率
全厚さ
17
%
−
−
絶縁破壊
の強さ
気中
全厚さ
20
kV/mm
11以上
12以上
油中
全厚さ
−
−
注a) 層間はく離強さは,幅30 mm当たりのニュートンで表す。
9
C 2305-3-1:2010
表8−プレスボードの要求事項(種類1種及び2種)
特性
厚さ範囲
mm
試験方法
JIS C 2305-2
の箇条
単位
1種(PB1)
2種(PB2)
クラフトパルプと
木綿繊維との混合物
クラフトパルプ
平均厚さの許容差
0.8未満
0.8以上3.0未満
3.0以上
5.1.3.2
%
±8
±7
±5
±8
±7
±5
長さ及び幅
の許容差
板の長さ
全厚さ
5.2
mm
0〜20
0〜20
板及び巻取の幅
全厚さ
5.3
mm
0〜5
0〜5
密度
0.8未満
0.8以上3.0未満
3.0以上
6.2
g/cm3
0.85〜1.25
0.90〜1.25
0.95〜1.25
0.95〜1.30
0.95〜1.30
0.95〜1.30
引張強さ
縦方向
3.0未満
3.0以上
7
MPa
50以上
45以上
70以上
60以上
横方向
0.8未満
0.8以上
20以上
20以上
30以上
35以上
伸び
縦方向
全厚さ
7
%
1.5以上
1.5以上
横方向
0.8未満
0.8以上3.0未満
3.0以上
3.5以上
4.5以上
5.0以上
4.0以上
4.0以上
5.0以上
収縮率
縦方向
横方向
厚さ方向
全厚さ
11
%
1.0以下
1.6以下
6.0以下
1.0以下
2.0以下
8.0以下
水分
全厚さ
13
%
10以下
10以下
灰分
全厚さ
14
%
1.0以下
1.0以下
耐曲げ性
全厚さ
21
−
屈曲部の外側に,き裂又は紙層の分離
を生じてはならない。
絶縁破壊の
強さ
気中
平均値
0.8未満
0.8以上3.0未満
3.0以上
20
kV/mm
9.0以上
7.0以上
6.0以上
9.0以上
7.0以上
6.0以上
最低値
0.8未満
0.8以上3.0未満
3.0以上
6.5以上
5.0以上
4.0以上
6.5以上
5.0以上
4.0以上
平均厚さの許容差の絶対値は,JIS Z 8401によって,厚さ4.0 mm未満は小数点以下3けたに,4.0 mm以上は小
数点以下2けたに丸める。
板の幅,板の長さ,巻心の寸法及び巻取外径は,受渡当事者間の協定による。
注記 検査は,受渡当事者間の協定によって,一部を省くことができる。
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS C 2305-3-1:2010 電気用プレスボード及びプレスペーパー−第3-1部:個別製
品規格−プレスボード
IEC 60641-3-1:2008 Pressboard and presspaper for electrical purposes−Part 3:
Specifications for individual materials−Sheet1: Requirements for pressboard, types
B.0.1, B.0.3, B.2.1, B.2.3, B.3.1, B.3.3, B.4.1, B.4.3, B.5.1, B.5.3 and B.6.1
(I)JISの規定
(II)
国際
規格
番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ご
との評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条
番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
3 種類
表1
3の表
JISとほぼ同じ
追加
1種(PB1)及び2種(PB2)を追
加した。
要求事項を示す表番号を修正し
た。
IEC規格では,我が国で流通して
いる品種についての規定がない。
表2〜表8に表を分割したのに対
応し,要求事項を示す表番号を修
正。技術的な差異はない。
4 要求事項 パート1の箇条4〜6B
を引用
4
パート1の一般要求事
項を引用
追加
具体的な要求事項の箇条を追加し
た。
IECへ提案する。
表2〜表7
表1〜表2 JISと同じ
一致
種類ごとに表を分割した。
技術的な差異はない。
表8
−
−
追加
1種(PB1),2種(PB2)の要求事
項を追加した。
IEC規格では,我が国で流通して
いる品種についての規定がない。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 60641-3-1:2008,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 一致 ················ 技術的差異がない。
− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD ··············· 国際規格を修正している。
2
C
2
3
0
5
-3
-1
:
2
0
1
0