C 2101:2010
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この追補は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,工業標準原案を具
して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正
したもので,これによって,JIS C 2101:1999は改正され,一部が置き換えられた。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
C 2101:2010
電気絶縁油試験方法
(追補1)
Testing methods of electrical insulating oils
(Amendment 1)
JIS C 2101:1999を,次のように改正する。
規格全般について,“全酸価”の用語を,“酸価”に置き換える。
2.(引用規格)のJIS H 3100 銅及び銅合金の板及び条を,JIS H 3100 銅及び銅合金の板並びに条に置き
換える。
2.(引用規格)のJIS K 0124 高速液体クロマトグラフ分析通則を,JIS K 0124 高速液体クロマトグラフ
ィー通則に置き換える。
2.(引用規格)のJIS K 1107 高純度窒素を,JIS K 1107 窒素に置き換える。
2.(引用規格)のJIS K 2265 原油及び石油製品−引火点試験方法を,JIS K 2265-3 引火点の求め方−第
3部:ペンスキーマルテンス密閉法に置き換え,その次にJIS K 2265-4 引火点の求め方−第4部:クリ
ーブランド開放法を追加する。
2.(引用規格)のJIS K 2435 ベンゼン・トルエン・キシレンを,JIS K 2435-1 ベンゼン・トルエン・キ
シレン−第1部:ベンゼンに置き換え,その次にJIS K 2435-2 ベンゼン・トルエン・キシレン−第2部:
トルエンを追加する。
2.(引用規格)のJIS K 8891の次に,JIS K 9701 ヘプタン(試薬)を追加する。
5.2.2(試料採取器及び装置)のb)(細管式採取器)の“JIS K 2251に規定するA形細管採取器又はB形
細管採取器とする(図2参照)。”を,“図2に規定するA形細管採取器又はB形細管採取器とする。”に置
き換える。
5.2.2(試料採取器及び装置)のc)(シーフ式採取器)の“JIS K 2251に規定するボンベ形シーフ採取器又
は小形シーフ採取器とする(図3参照)。”を,“図3に規定するボンベ形シーフ採取器又は小形シーフ採
2
C 2101:2010
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
取器とする。”に置き換える。
5.2.2(試料採取器及び装置)のf)(連続ライン採取装置)の1.1.2) の参考を,全文削除する。
5.6(水分試験用試料の採取方法)のa)(採取方法の概要)の“5.4.1”を,“5.4”に置き換える。
10.1(簡易方法)のa) の“JIS K 7410”を,“JIS B 7410”に置き換える。
12.(引火点試験)の“JIS K 2265の6.(ペンスキーマルテンス密閉式引火点試験方法)又は7.(クリーブ
ランド開放式引火点試験方法)による。ただし,6.による場合の精度は,次による。”を,“JIS K 2265-3
又はJIS K 2265-4による。ただし,JIS K 2265-3による場合の精度は,次による。”に置き換える。
13.2(器具)のa)(あや織ガラステープ)の“無アルカリガラス長繊維”を,“Eガラス長繊維”に置き換
える。
15.1(試験の原理)の注(18)の“入射角をi,屈折率をrとすると”を,“入射角をi,屈折角をrとすると”
に置き換える。
16.3(試薬)のe)(0.05 mol/l水酸化カリウム標準エタノール溶液)の“スルファミン酸”を,“アミド硫
酸”に,“JIS K 8001の4.4(指示薬)”を,“JIS K 8001のJA.4(指示薬)”に置き換える。
16.5(計算及び結果)の“JIS K 8401”を,“JIS Z 8401”に置き換える。
17.2(装置及び器具)のd)(研磨材及び脱脂綿)の“JIS R 6251に規定する240番の研磨布,又はJIS R 6252
に規定する240番の研磨紙,また,仕上研磨にはJIS R 6111に規定された炭化けい素質研削材(粗粒のC)
のうち,JIS R 6001に規定する粒度150番のもの”を,“JIS R 6251に規定するP240の研磨布,又はJIS R
6252に規定するP240の研磨紙,また,仕上研磨にはJIS R 6111に規定された炭化けい素質研削材(粗粒
のC)のうち,JIS R 6001に規定する粒度F150のもの”に置き換える。
17.4.2(銅板の予備研磨)の“粒度240番”を,“粒度P240”に置き換える。
17.5(操作)の注(23)の“図16”を“図15”に,“図17”を“図16”に置き換える。
18.(酸化安定性試験)について“沈殿用ナフサ”を,すべて“ヘプタン”に置き換える。ただし,18.4(試
薬)については,“b) 沈殿用ナフサ 沈殿用ナフサは,表11に適合するもの。”を,“b) ヘプタン ヘプ
タンは,JIS K 9701に規定するもの。”に置き換え,表11を削除する。
18.3(材料)のb)(研磨紙)の“JIS R 6252に規定する400番”を,“JIS R 6252に規定するP400”に置
き換える。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
18.6.2(測定)のb)(全酸価)のTVAの計算式
“
W
B
A
N
TVA
1.
56
)
(
×
−
×
=
”を,“
W
B
A
N
TVA
100
500
1.
56
)
(
×
×
−
×
=
”に置き換える。
20.3.2(装置及び器具)のc)(水分気化装置)の“JIS K 2435”を,“JIS K 2435-1及びJIS K 2435-2”に置
き換える。
21.3.6(計算及び結果)を,次に置き換える。
21.3.6 計算及び結果 試料中のBTA濃度は,次の式によって計算し,2回の測定値の平均値を小数点以
下1けたまで求め,JIS Z 8401によって整数値に丸める。
a) 基油がない場合
1
2
b
a
d
)
10
15
(
W
W
E
E
E
×
−
=
b) 基油がある場合
1
2
a
d
W
W
E
E=
e
dEE
S=
ここに,
Ea: BTA抽出液の吸光度
Eb: 硝酸銀処理後のBTA抽出液の吸光度
Ed: 補正後のBTA抽出液の吸光度
Ee: 検量線から求めた1 mg/kgのBTAの吸光度
S: 試料中のBTA濃度(mg/kg)
W1: 試料採取量(g)
W2: 0.5 mol/l炭酸水素カリウム溶液採取量(g)
21.3.6(計算及び結果)の次に,21.3.7として次を追加する。
21.3.7 精度 規定しない。
附属書(規定)(電気絶縁油試験方法)の2.(引用規格)のJIS K 2265:1996を,次に置き換える。
JIS K 2265-3:2007 引火点の求め方−第3部:ペンスキーマルテンス密閉法
備考 ISO 2719:2002,Determination of flash point−Pensky-Martens closed cup methodがこの規格と同
等である。
JIS K 2265-4:2007 引火点の求め方−第4部:クリーブランド開放法
備考 ISO 2592:2000,Determination of flash and fire points−Cleveland open cup methodがこの規格と
同等である。
附属書(規定)(電気絶縁油試験方法)の2.(引用規格)のISO 5662:1978 Petroleum products−Electrical
insulating oils−Detection of corrosive sulphurを,ASTM D 1275-06 Standard Test Method for Corrosive Sulfur
in Electrical Insulating Oilsに置き換える。
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C 2101:2010
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書(規定)(電気絶縁油試験方法)の2.(引用規格)のISO 6295:1983 Petroleum products−Mineral oils
−Determination of interfacial tension of oil against water−Ring methodを,ASTM D 971-99a (2004) Standard
Test Method for Interfacial Tension of Oil Against Water by the Ring Methodに置き換える。
附属書(規定)(電気絶縁油試験方法)の4.4(引火点)の“JIS K 2265の密閉式方法”を,“JIS K 2265-3
のペンスキーマルテンス密閉法”に,“JIS K 2265の開放式方法”を,“JIS K 2265-4のクリーブランド開
放法”に置き換える。
附属書(規定)(電気絶縁油試験方法)の4.5(燃焼点)の“JIS K 2265”を,“JIS K 2265-3”に置き換え
る。
附属書(規定)(電気絶縁油試験方法)の4.10(腐食性硫黄)の“ISO 5662の方法”を,“ASTM D 1275
のMethod A”に置き換える。
附属書(規定)(電気絶縁油試験方法)の4.12(界面張力)の“ISO 6295”を,“ASTM D 971”に置き換
える。