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C 1082-3 : 1999 (IEC 61082-3 : 1993) 

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日

本工業規格である。 

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。 

JIS C 1082は,主題部を“電気技術文書”として次の各部によって構成する。 

第1部:一般要求事項 

第2部:機能図 

第3部:接続図,表及びリスト 

第4部:配置及び据付け文書 

C 1082-3 : 1999 (IEC 61082-3 : 1993) 

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目次 

序文 ··································································································································· 1 

1. 一般事項 ························································································································ 1 

1.1 適用範囲 ······················································································································ 1 

1.2 引用規格 ······················································································································ 1 

2. 接続図,表及びリストに関する共通規則 ·············································································· 2 

2.1 一般事項 ······················································································································ 2 

2.2 接続図 ························································································································· 2 

2.3 接続表及びリスト ·········································································································· 3 

3. ユニット接続図及び表 ······································································································ 4 

3.1 一般事項 ······················································································································ 4 

3.2 図の配置 ······················································································································ 4 

3.3 例 ······························································································································· 4 

4. 相互接続図及び表 ············································································································ 9 

4.1 一般事項 ······················································································································ 9 

4.2 図の配置 ····················································································································· 10 

4.3 例 ······························································································································ 10 

5. 端子接続図及び表 ··········································································································· 11 

5.1 一般事項 ····················································································································· 11 

5.2 例 ······························································································································ 11 

6. ケーブル図,表及びリスト ······························································································· 14 

6.1 一般事項 ····················································································································· 14 

6.2 例 ······························································································································ 14 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格         JIS 

C 1082-3 : 1999 

(IEC 61082-3 : 1993) 

電気技術文書− 

第3部:接続図,表及びリスト 

Preparation of documents used in electrotechnology− 

Part 3 : Connection diagrams, tables and lists 

序文 この規格は,1993年に第1版として発行されたIEC 61082-3, Preparation of documents used in 

electrotechnology−Part 3 : Connection diagrams, tables and listsを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更

することなく作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。 

1. 一般事項 

1.1 

適用範囲 この規格は,電気技術で用いる文書の作成のうち接続図,表及びリストについて規定す

る。 

備考 JIS C 1082-1によれば,表とリストとの間には差異がない。 

1.2 

引用規格 次の規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。

これらの引用規格は,出版時に明示している版号が有効であるが,すべての規格は改正されるので,この

規格の関係者は,その最新のものを調査し適用するよう推奨する。 

JIS C 1082-1 電気技術文書−第1部:一般要求事項 

備考 IEC 61082-1 (Preparation of documents used in electrotechnology−Part 1 : General requirements) 

がこの規格と一致している。 

JIS C 1082-2 電気技術文書−第2部:機能図 

備考 IEC 61082-2 (Preparation of documents used in electrotechnology−Part 2 : Function-oriented 

diagrams) がこの規格と一致している。 

JIS C 1082-4 電気技術文書−第4部:配置及び据付け文書 

備考 IEC 61082-4 (Preparation of documents used in electrotechnology−Part 4 : Location and installation 

documents) がこの規格と一致している。 

IEC 60445 : 1988 Identification of equipment terminals and of terminations of certain designated conductors, 

including general rules for an alphanumeric system 

IEC 60446 : 1989 Identification of conductors by colors or numerals 

IEC 60617-3 : 1983 Graphical symbols for diagrams−Part 3 : Conductors and connecting devices 

IEC 60750 : 1983 Item designation in electrotechnology 

参考 この規格はIEC 61346-1に置き換えられている。 

IEC 61346-1 : 1996 Industrial systems, installations and equipment and industrial products−Structuring 

C 1082-3 : 1999 (IEC 61082-3 : 1993) 

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principles and reference designations−Part 1 : Basic rules 

IEC 60757 : 1983 Code for designation of colors 

参考 IEC規格番号は,1997年1月1日から実施のIEC規格新番号体系によるものであり,これよ

り前に発行された規格についても,規格番号に60000を加えた番号に切り替えた。これは,番

号だけの切替えであり,内容は同一である。 

2. 接続図,表及びリストに関する共通規則 

2.1 

一般事項 接続文書は,例えば,部品,装置,組立品及び設備の間の物理的接続についての情報を

提供する。接続文書は,機器を組立,据付け又は保守するときに使われる。 

接続文書は,各接続及び接続のために使われる導線又はケーブルの接続点を識別する情報を含んでいな

ければならない。端子接続文書の場合には,一方の終端を示す必要がある。 

その他の情報は,必要に応じ適切に含み,又はその文書の意図する利用のために要求される範囲で含ま

なければならない。次の形式の情報を含むことを考慮しなければならない。 

− 導線又はケーブルの形式情報(例えば,認証形式表記,カタログ又は部品番号,材料,構造,寸法,

絶縁物の色別,電圧定格,導線の数,その他の技術データ) 

− 導線又はケーブル番号又は品目指定 

− 接続点の識別又は表記(例えば,品目指定及び端子指定,絵入り表示,遠方側の端子記号) 

− 配置,引き回し,終端,取付け,ねん(撚)架,遮へいなどのための指示書又は方法 

− 導線又はケーブルの長さ 

− 信号指定と信号とに関する技術データ 

− 特別な分類又は情報 

色又は数字による導線の識別に関しては,IEC 60446を参照。カラーコードは,IEC 60757に従わなけ

ればならない。品目指定に関しては,IEC 61346-1を参照。 

この情報は,明りょう性が確保されるなら図形化して又は表形式で又はこれの組合せで表現してよい。 

接続文書は,JIS C 1082-1及びJIS C 1082-2で与えられる規則に従って作成されなければならない。 

例えば,取付け又は取外しの方法を示すために特別な規則を使った場合には,これを文書の中で又は補

足文書の中で示す又は参照することが望ましい。 

2.2 

接続図 

2.2.1 

配置 接続図は,トポグラフ(地形的)レイアウトを使うことが望ましい。ただし,寸法記入の必

要はない。 

2.2.2 

装置及び端子の表記並びに識別 装置は,正方形,長方形又は円のような単純な外形によって,又

は単純な絵入り表示によって表されることが望ましい。IEC 60617の図記号も使用できる。端子は,明確

に表示されなければならないが,端子の記号は,特別な条件がない限り必要ない。 

2.2.3 

導線の表記及び識別 導線は,次の方法の一つを使って表示しなければならない。 

a) 連続線−連続線が,端子間の現実の導線を表す場合(図1参照)。導線群,ケーブル,ケーブル束など

は,単一線で表してよい。 

ユニット又は設備が,幾つかの導線群,ケーブル,ケーブル束などを含む場合は,これらは,お互

いに分離してよく,又は品目指定してもよい(図3,ケーブル束−W1及び−W2参照)。 

b) 分断された線−導線を表す線が,分断されていて,線のつながりに関する規則が作られている場合(図

2参照)。 

C 1082-3 : 1999 (IEC 61082-3 : 1993) 

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導線の接合(T接合)についてのIEC 60617の記号03-02-04及び03-02-05は,物理的接続がある場合を

除いては使ってはならない。 

図4は,各種のケーブルに対する望ましい接続例を示す。 

2.2.4 

マトリックス形式 例えば,プリント配線板を含むラック又は半組立品の中の接続のように,狭い

範囲に(導線の)接続が集中している場合,マトリックス形式の配置が有利である。 

接続すべき端子の記号を区分形式で配列し,それぞれを識別しなければならない。 

単一の装置のすべての端子の記号を,接続情報の明確な表現を与える順序によって垂直に[水平に]配

列しなければならない。この順序は,装置の端子の物理的順序を示す必要はない。 

このように配列される端子記号の列[行]は,水平[垂直]に配置しなければならない。 

各々の導線は,接続されるべき端子の記号を通過する水平[垂直]接続線で表されなければならない。

名前を付けた信号が流れる導線は,据付け,運転,又は保守を目的とする図面の中の接続線の片側の端で

信号指定をもっていなければならない(図6参照)。 

個々の接続点と接続点を結ぶ導線(ポイントツーポイント)を正確に表示すべき場合は,それぞれの個

別の導線は,必要ならば,分離した接続線で示さなければならない。線番号を表示してもよい。表示する

場合は,それを示している水平[垂直]接続線の上方に[左に]配置しなければならない。 

2.3 

接続表及びリスト 

2.3.1 

配置 接続表は,次の形式の一つで作成されなければならない。 

− 端子を中心に表した形式(図16参照)。 

− 接続を中心に表した形式(図5及び図15参照)。 

端子を中心に表した形式においては,接続される各装置は,その端子一つずつの接続を表されなければ

ならない。各端子について,結びつく接続を示さなければならない。例えば,図16を参照。 

接続を中心に表した形式においては,各接続(線,ケーブル,ケーブル導線など)は,各線又はそのケ

ーブルの中で他の導線と共にグループ化されている各個別のケーブル導線で一つずつ表されなければなら

ない。各導線について,接続される端子又は終点が示されなければならない。例えば,図5,図12及び図

15を参照。 

2.3.2 

装置及び端子の表示並びに識別 装置は,品目指定によって表示され,識別されなければならない。 

端子は,装置上に印された端子記号によって,又はデュアルインラインパッケージ又は電子管でのよう

に製造業者又は規定によって指定される。 

製造業者によってその装置に指定された端子記号がない場合は,任意の端子記号を指定しなければなら

ず,表又は附属文書の中で説明されていなければならない。同じ端子記号を,その端子についての記号が

現れる他のすべての文書で使わなければならない。 

図記号又は色の形式をもつ端子記号の場合,規格化された同等の文字記号を使用してもよい。例えば,

保護接地についての図記号の代わりに,PEを(IEC 60445参照),青色の代わりにBUを使用してもよい

(IEC 60757参照)。 

2.3.3 

導線の表示及び識別 導線は,次の一つ以上を使って表示され,識別されなければならない。 

− 品目指定(図8及び図9の−W108参照)。 

− 物理的接続自身の上に表されている重複のないマーキング又は色(図4参照)。 

− 任意に指定した識別番号(図2,図3及び図5を参照)。 

− 接続点によって接続された端子の組(図3及び図15を参照)。 

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3. ユニット接続図及び表 

3.1 

一般事項 ユニット接続図及び表は,単一の構成ユニット又はユニットの組立内の,内部接続に関

するすべての必要な情報を提供しなければならない。ユニット間の外部接続に関する情報を含む必要はな

い。ただし,適切な相互接続図又は表を付けてもよい。 

3.2 

図の配置 装置の記号は,接続をする場合に,機器の投影図として見えるものに対応するように配

置することが望ましい。接続をする場合に,機器を異なる方向から見る場合には,一つ以上の投影図を使

用してもよい。 

端子は,実際の装置でそうなっているように配置する必要はない。 

装置が,お互いに幾つかの層に配置されている場合,これらの装置を,図面の利用者によってこの装置

を見ることができるような方法で,図面の中で裏返し,回転し,又は移動して示してもよい。前記手段を

示すことが望ましい。例えば,境界線の右の可動部分は架の前面から結線されていることを示す備考を含

む図3を参照。 

3.3 

例 図1は,導線が個別の線で描かれており,線番号で識別されている単純なユニット接続図の例

を示す。 

図2は,図1で示すユニットの例を示す。ただし,これは線が分断されており又は端子を略して図記号

を付けてある。 

図3は,導線が2本の束線−W1及び−W2でグループ化された図の例を示す。束線に入る又は束線から

出る線は,容易に識別できるような方法で示す。 

図5は,図1で示したユニットについての,接続を中心に表したユニット接続表の例を示す。指示の欄

の導線44及び45についてのTWISTの表記は,この線がツイストペアを形成することを示す。導線46及

び47は,他のツイストペアを形成する。備考欄の表記は,二つ目の導線又は素子が同じ端子に接続される

ことを表す。 

導線記号欄の短いダッシュは,別の導線が必要ない,つまり,二つの部品の端子が直接接続されている

(この場合ではダイオード−V1が−K13の端子に)ことを示す。LINKという表記は,線番号のない物理

的結合,すなわち,短絡線を表す。 

図6は,マトリックス又は区分形式のユニット接続図の例を示す。各プリント配線板の端子の記号は,

図の配置に合わせて置かれている。同じ機器を示す図7の図と比べてみると,この二つの図の比較で,こ

の場合には,現実の物理的接続は表されていないことが分かる。 

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図1 連続線を用いたユニット接続図の例 

図2 分断された線を用いたユニット接続図の例 

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6

C

 1

0

8

2

-3

 : 

1

9

9

9

 (I

E

C

 6

1

0

8

2

-3

 : 

1

9

9

3

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図3 連続線を用いた導線を異なる束線に配置したユニット接続図の例 

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例 

図 

説明 

ケーブル−W161,ユニット+B5から: 
ケーブル心線1,2及び3は,端子11,12及び13に接続 
保護接地導線PEは,保護接地バーに接続 
ケーブルを示す線は,分割点の太い線のどの点に配置して
もよい。 

2本の遮へいツイストペアのある遮へいケーブル−W165 

図の中で並行する2本のケーブル: 
ケーブル−W168の心線は,端子11,12,14,16及び19
と接続, 
ケーブル−W169の心線は,端子13,15,18,19及び20
と接続 

シーリング端末のある電力ケーブル−W11,シーリング端
末及び金属外被は,保護接地バーに接続 

中性点導線のある電力ケーブル−W13 

備考 中性点導線は,他の3本の導線又は同心線のよ

うに設計する。 

組み立てたときにソケット−X3と接続される同軸プラグ
−W15×1がついている同軸ケーブル−W15 

4本の導線から成るケーブル−W16,そのうちの1本は光
ファイバー,組み立てたときにソケット−X1と接続され
るプラグ−W16×1をもつ。 

図4 各種のケーブルを用いた接続の表現の例 

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TWIST及びLINKの説明については,3.3参照 

図5 接続を中心に表した接続表の例 

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図6 サブラックについてのマトリックス形式のユニット接続図の例(図6は図7と関連している。) 

図7 サブラックについてのユニット接続図の例 

4. 相互接続図及び表 

4.1 

一般事項 相互接続図及び表には,機器又は設備の異なった構成ユニット間の接続について必要な

情報が記載されていなければならない。ユニット中の内部接続についての情報は必要ないが,適切な参照

(例えば,ユニット接続図又は表への参照,若しくは品目指定による内部部品への参照。)を記載してもよ

い。 

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10 

C 1082-3 : 1999 (IEC 61082-3 : 1993) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

4.2 

図の配置 すべての装置及び接続は,それらすべてがあたかも一平面上に存在するかのように示す

ことが望ましい。 

4.3 

例 図8は,複線表示の相互接続図の例を示す。−W109のケーブル端末の情報は,遠方側の端子に

ついての品目指定で補足されている。 

図9は,図8に描くところの同じ機器についての部分的な単線表示の相互接続図の例を示す。 

図10は,既製のケーブル−W3が両端でコネクタによって端末処理された相互接続図の例を示す。 

図11は,図10で示されるケーブルについての相互接続図の例を示す。単線表示が使われており,個々

の接続上の情報が電流及び電圧の種類の情報で補足されている。 

図12は,図8に示す同じ設備の接続を中心に表した相互接続表の例を示す。 

図8 複線表示の相互接続図の例 

図9 部分的な単線表示の相互接続図の例 

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11 

C 1082-3 : 1999 (IEC 61082-3 : 1993) 

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図10 ケーブル端にコネクタのある相互接続図の例 

図11 ケーブルコネクタのある単線表示の相互接続図の例 

ケーブル型式 

ケーブル

心線No. 

接続点 

備考 

品目 

端子 

備考 

品目 

端子 

備考 

HO5VV-U3x1.5 −W107 

+A−X1  

+B−X1  

.1 

.2 

−W108.2  

.3 

−W109.1  

−W108.1  

HO5VV-U2x1.5 −W108 

+B−X1  

+C−X1  

.1 

−W107.3  

.2 

−W107.2  

HO5VV-U3x1.5 −W109 

+A−X1  

+D 

補助電圧線 

.1 

−W107.3  

AC 

.2 

230V 

図12 接続を中心に表した相互接続表 

5. 端子接続図及び表 

5.1 

一般事項 端子接続図及び表には,単独構成のユニット又は機器の外部接続を行うために必要な情

報が記載されなければならない。 

ある対応する一組のユニットの接続についての情報を提供する端子接続図又は表の組は,同一ユニット

間の接続のための相互接続図及び表と同じ形式で同じ情報を含まなければならない。つまり,同じ規則を

適用しなければならない。 

5.2 

例 図13は,二つの端子接続図を示す。一つは,接続ユニット+A4についてのもの,他は接続ユ

ニット+B5についてのものである。各ケーブル端末は,その品目指定で,各心線はその心線番号で区別さ

れている。接続されている又は接続されていない予備端子は,文字RES(予備)で表示されている。 

図14は,同じ二つの端子接続図を,遠方側の端子指定で補足して示している。 

図15は,図14を基本とする,遠方側の端子記号をもつ二つの接続を中心に表した端子接続表を示す。 

記号―(ダッシュ)は,接続がないことを示す。予備心線は,端子に接続されていてもいなくても,文

字RESで表示されている。 

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12 

C 1082-3 : 1999 (IEC 61082-3 : 1993) 

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図16は,図13のユニット+A4についての端子図を基本とする。端子を中心に表した端子接続表を示す。 

図17は,図13に基づく,区分形式の端子接続表を示す。ケーブルの心線の番号は,欄のケーブル番号

の隣に記されており,予備心線の番号は同じ行の最後列に記されている。 

図13 二つの端子接続図の例 

図14 遠方側の端子記号を表示した二つの端子接続図の例 

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13 

C 1082-3 : 1999 (IEC 61082-3 : 1993) 

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図15 遠方側の端子記号を表示した二つの接続を中心に表した端子接続表の例 

図16 端子を中心に表した端子接続表の例 

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14 

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図17 遠方側の端子指定をもつ区分形式の端子接続表の例 

図18 ケーブルの組が単線で表されているケーブル線図の一部の例 

6. ケーブル図,表及びリスト 

6.1 

一般事項 ケーブル線図及び表には,機器又は設備の構成ユニット間のケーブルの布設のために必

要なすべての情報が記載されなければならない。必要ならば,ケーブルの組はケーブル品目指定をもつ単

線で表してもよい(図18参照)。 

6.2 

例 図19は,図8に基づくケーブル線図の例を示す。 

図20は,三つのユニット−A1,−A2及び−A3の例を示す。ユニット−A1及び−A2にはソケット受

け口があり,一方,ユニット−A3には取り外せないそれぞれの端にプラグ−X1及び−X2の付いたケーブ

ル−W1及び−W2がある。 

ユニット−A1と−A2は,プラグ−X1及び−X2の付いた5心遮へいケーブル−W1によって相互接続

されている。 

ユニット−A1と−A3は,ユニット−A3の一部である9心遮へいケーブル−W1によって相互接続され

ている。 

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15 

C 1082-3 : 1999 (IEC 61082-3 : 1993) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図21は,図19に示すものと同じ機器についてのケーブル表の例を示す。 

図19 ケーブル線図の例 

図20 コネクタの付いた既製のケーブルを示すケーブル線図の例 

ケーブル
No. 

ケーブル形式 

終端点 

備考 

−W107 

HO5VV-U3x1.5 

+A 

+B 

補助電圧源 

AC 230V 

−W108 

HO5VV-U2x1.5 

+B 

+C 

−W109 

HO5VV-U2x1.5 

+A 

+D 

図21 ケーブル表の例 

16 

C 1082-3 : 1999 (IEC 61082-3 : 1993) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

JIS C 0401(シーケンス制御用展開接続図)改正委員会 構成表 

氏名 

所属 

(委員長) 

関 口   隆 

横浜国立大学 

(幹事) 

渡 部 剛 士 

株式会社東芝 

(幹事) 

加 藤   清 

富士電機株式会社 

(委員) 

橋 爪 邦 隆 

工業技術院 

橋 本 繁 晴 

財団法人日本規格協会 

小 川   晋 

社団法人日本電機工業会 

桝 本 博 司 

東京都立産業技術研究所 

大 西 忠 治 

新日本製鐵株式会社 

内 藤 辰 男 

日産自動車株式会社 

鶴 岡 寛 治 

福山共同機工株式会社 

那 須 利 雄 

三菱電機株式会社 

小須田 徹 夫 

株式会社明電舎 

金 田 信 人 

株式会社日立製作所 

柳 橋   健 

東京電力株式会社 

(関係者) 

戸 田 政 義 

工業技術院 

吉 村 大 輔 

工業技術院 

田 中   勝 

財団法人日本規格協会 

早稲田 邦 夫 

株式会社日立製作所 

中 路 勝 彦 

三菱電機株式会社 

岡 島 生 三 

三菱電機株式会社 

鈴 木 正 志 

三菱電機株式会社 

清 水   圭 

日産自動車株式会社 

赤 枝   悟 

日産自動車株式会社 

境 野 真 道 

日産自動車株式会社 

(事務局) 

細 川   亮 

社団法人電気学会