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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

C 1002-1975 

電子測定器用語 

Glossary of Terms used in Electronic Measuring Apparatus 

1. 適用範囲 この規格は,電子測定器の性能,機能などを表す上に必要となる主な用語とその意味につ

いて規定する。 

2. 分類 電子測定器用語を次の4部門に分け,また(4)部門は更に三つの小部門に分ける。 

(1) 一般 

(2) 性能に関する用語(一般) 

(3) 状態に関する用語 

(4) 機能及び性能に関する用語(機器別) 

(4.1) ディジタル電圧計 

(4.2) オシロスコープ 

(4.3) 信号発生器 

3. 電子測定器用語 主な用語について,次のように定める。 

(1) 一般 

番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

1001 電子測定器 

でんしそくていき 

電子デバイスを利用し,電気に関する量
を測定,又は電気に関する量を測定のた
めに供給する機器。 

備考 

1. 電子デバイスとは,半導体中の

電子若しくはホールの伝導,ガス
中の電子若しくはイオンの伝導,
又は真空中の電子の伝導を利用
した部品若しくはその集合体を
いう。 

2. 空胴周波数計及び定在波測定

器のような電子デバイスを含ま
ない測定器も電子測定器とみな
す。 

3. 複数の電子測定器から成る装

置を,電子測定装置 (electronic 
measuring equipment) という。 

electronic measuring 

apparatus 

1002 プラグインユニット 

機器の測定若しくは供給できる範囲,又
はその機能を変更するために,機器にプ
ラグとソケットで結合され,取り外しの
できる部分。 

plug-in unit 

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C 1002-1975  

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番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

1003 プローブ 

機器の入力部として作られた別個の小
さいユニットで,測定される信号を適当
な方法で伝えるために,可とうケーブル
によって機器に接続されるもの。 

probe 

1004 目盛 

めもり 

ある線に沿って,量の大きさを示すため
に記された線又は点の集まりで,必要に
応じて,そのうちの幾つかに数字及び符
号を添えたもの。 

scale 

1005 目盛の長さ 

めもりのながさ 

1. 両端の目盛線の間を目盛に沿って

測った長さ。 

備考 弧状目盛では,一番短い目盛

線の中央を通る弧の長さ。 

2. 記録紙の場合は,両端の目盛線の間

の最短距離。 

scale length 

1006 目幅 

めはば 

相隣る目盛線の中心間隔。 

scale spacing 

1007 機械的零位 

きかいてきれいい 

機器を電源から切り離し,入力端子間に
入力を加えないとき,指示計の指針が止
まる目盛上の位置。 

備考 機械的復帰トルクの無い指

示計では,機械的零位は不定
である。拡大目盛の指示計で
は,機械的零位を目盛範囲外
に移動したものがある。 

mechanical zero 

1008 電気的零位 

でんきてきれいい 

機器に電源を供給し,入力端子間には入
力を加えず,入力端子を外部電界から防
御し,製造業者が特に指定した場合に
は,その外部回路だけを接続したときの
指示値,又は表示値。 

electrical zero 

1009 測定用接地端子 

そくていようせっ
ちたんし 

測定回路,制御回路又はしゃへい導体に
直接接続されていて,測定を行うときに
は接地する端子。 

measuring earth 

terminal 

1010 保護接地端子 

ほごせっちたんし 

安全を目的として設けられ,機器の導電
体部に接続された接地端子。 

備考 この端子は,安全のために設

けられている外部の接地系
統に接続するためのもので
ある。 

protective earth 

terminal 

1011 非対称入力 

ひたいしょうにゅ
うりょく 

二つつの入力端子の各々と,共通点端子
との間のインピーダンスの公称値が異
なっている3端子入力回路方式。 

asymmetrical input 

1012 対称入力 

たいしょうにゅう
りょく 

二つの入力端子の各々と,共通点端子と
の間のインピーダンスの公称値が等し
い3端子入力回路方式。 

備考 

1. 多くの入力回路方式は,共通点

に関して,本来互いに逆位相で,
等しい振幅を持つ信号を受けよ
うとするためのものである。 

2. 平衡入力 (balanced input) とい

うこともある。 

symmetrical input 

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C 1002-1975  

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番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

1013 差動入力 

さどうにゅうりょ
く 

二つの入力端子の各々と,共通点との間
に加わっている電圧に関係なく,二つの
入力端子間の電気に関する量を測定で
きる2端子入力回路方式。 

difference input 

1014 接地入力 

せっちにゅうりょ
く 

二つの入力端子のうち,その一方が測定
用接地に直接接続されている入力方式。 

備考 

1. 多くの場合,測定用接地に直接

接続されている端子は共通点端
子である。 

2. 不平衡入力 (unbalanced input) 

ということもある。 

grounded input 

1015 フローチング入力 

ふろーちんぐにゅ
うりょく 

外箱,電源及びあらゆる出力回路端子か
ら絶縁されている入力回路方式。 

floating input 

1016 絶縁された共通点を持つ

入力 

ぜつえんされたき
ょうつうてんをも
つにゅうりょく 

入力端子の一つが,出力端子の一つと接
続されているが,外箱及び電源とは絶縁
されている入力回路方式。 

input with isolated 

common point 

1017 ガード付入力 

がーどつきにゅう
りょく 

しゃへいを持つ入力回路方式で,そのし
ゃへいは,接地及び共通点端子から絶縁
され,しかも信号を伝達する導体の一つ
と同電位になるように構成された方式。 

guarded input 

1018 入力インピーダンス 

にゅうりょくいん
ぴーだんす 

動作状態で,機器の入力端子から機器側
を見たインピーダンス。 

備考 

1. 入力インピーダンスは,通常並

列接続された抵抗と容量の値で
等価的に示される。 

2. ある種の測定機器では,測定

前,測定中及び測定終了時の入力
インピーダンスが異なることが
ある。 

input impedance 

1019 等価入力インピーダンス 

とうかにゅうりょ
くいんぴーだんす 

与えられた周波数及び電圧の状態にお
いて,機器の入力回路に流入する電流の
瞬時値が,入力電圧の瞬時値の非直線関
数であるとき,等価入力インピーダンス
は,機器の入力回路と同じ有効電力を吸
収し,機器の入力回路に流れる無効電流
の基本周波数成分に等しい無効電流を
流す抵抗と,リアクタンスを組み合わせ
たインピーダンスである。 

equivalent input 

impeedance 

1020 入力インピーダンスの最

終値 

にゅうりょくいん
ぴーだんすのさい
しゅうち 

測定終了時に測定した測定機器の入力
インピーダンスの値。 

備考 入力インピーダンスとして,

ただ一つの値が示されたと
きは,最終値を表している。 

final value of the input 

impedance 

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番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

1021 出力インピーダンス 

しゅつりょくいん
ぴーだんす 

動作状態で,機器の出力端子から機器側
を見たインピーダンス。 

備考 信号発生器では,出力インピ

ーダンスが信号源インピー
ダンス (4306) と異なること
がある。 

output impedance 

1022 ひずみ率 

ひずみりつ 

波形のひずみの程度を表すもので,一般
には高調波の実効値の,基本波の実効値
に対する比。 

すなわち 

基本波の実効値

高調波の実効値 

備考 

1. ひずみ波の中には高調波以外

に雑音なども含まれるので,通常
測定されるのは高調波含有率又
は全ひずみ率である。 

2. ひずみ率は,通常百分率又は

dBで表される。 

3. ひずみ率が10%以下のときは,

ひずみ率計で測定した値をひず
み率とみなしてよい。 

distortion factor 

1023 高調波含有率 

こうちょうはがん
ゆうりつ 

ひずみ波に含まれている指定された高
調波又は高調波群の実効値の,基本波の
実効値に対する比。 

すなわち, 

基本波の実効値

高調波群の実効値

指定された高調波又は

備考 

1. この量は,通常各高調波を分離

して測定できるアナライザを用
いて測定される。 

2. 一つの高調波を指定したとき

は,その高調波に応じ,第2(第
3)高調波含有率などという。 

relative harmonic 

content 

1024 全ひずみ率 

ぜんひずみりつ 

基本波を取り除いたひずみ波の実効値
の,元のひずみ波の実効値に対する比。 

すなわち, 

ひずみ波の実効値

ひずみ波の実効値

基本波を取り除いた

備考 この量は,通常ひずみ率計を

用いて測定される。ひずみ率
計は基本波を除去し,高調
波,電源リプル及び非高調波
のようなすべての他の成分
を含めたものの実効値を示
す。 

total distortion factor 

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番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

1025 正弦波に近い波形 

せいげんはにちか
いはけい 

全ひずみ率が小さく,指定された値を超
えない波形。 

備考 指定がない場合は,全ひずみ

率が5%を超えない波形とす
る。 

substantially 

sinusoidal 
waveform 

1026 コモンモード電圧 

こもんもーどでん
あつ 

二つの入力端子の各々と,第3の端子間
に加わっている二つの電圧の瞬時値の
代数的平均値。 
第3の端子は,外箱か測定用接地端子で
ある。 

common mode 

voltage 

1027 シリースモード電圧 

しりーすもーどで
んあつ 

測定電圧に重畳している望ましくない
入力電圧。 

備考 

1. シリースモード電圧の例には,

測定用リード線の熱起電力又は
誘導電圧などがある。 

2. ノーマルモード電圧 (normal 

mode voltage) ということもあ
る。 

series mode voltage 

1028 コモンモード干渉 

こもんもーどかん
しょう 

コモンモード電圧の存在によって起こ
る出力情報の変化。 

common mode 

interference 

1029 シリースモード干渉 

しりーすもーどか
んしょう 

シリースモード電圧の存在によって起
こる出力情報の変化。 

series mode 

interference 

1030 コモンモード除去比 

こもんもーどじょ
きょひ 

機器がコモンモード干渉を除去できる
度合を表すもので,規定された回路で結
ばれた二つの端子と共通点端子の間に
加えた信号のピーク値の,それと同じ出
力情報を発生させるのに必要な入力端
子間の信号のピーク値に対する比で示
す。 

備考 コモンモード除去比は,dB

で表されることが多く,一般
にその値は,周波数によって
異なる。 

common mode 

rejection ratio 

1031 シリースモード除去比 

しりーすもーどじ
ょきょひ 

機器がシリースモード干渉を除去でき
る度合を表すもので,干渉電圧のピーク
値の,それと同じ変化を出力情報に生じ
させるのに必要な入力信号のピーク値
の増加分に対する比で示す。 

備考 シリースモード除去比は,dB

で表されることが多く,一般
にその値は,周波数によって
異なる。 

series mode rejection 

ratio 

1032 伝導妨害 

でんどうぼうがい 

機器が動作中,その機器の内部から,電
源線又は制御線を通じて送り出される
望ましくない電流による妨害。 

conducted interference 

1033 放射妨害 

ほうしゃぼうがい 

しゃへいが不完全のため,動作中の機器
の内部から放射される望ましくない電
磁界による妨害。 

radiated interference 

1034 漏えい妨害 

ろうえいぼうがい 

伝導妨害及び放射妨害の総称。 

leakage interference 

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番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

1035 伝導妨害感受性 

でんどうぼうがい
かんじゅせい 

電源線又は制御線を通じて受ける望ま
しくない信号又は衝撃電圧などにより,
機器が妨害を受ける度合。 

conducted 

susceptibility 

1036 放射妨害感受性 

ほうしゃぼうがい
かんじゅせい 

望ましくない電磁界により,機器が妨害
を受ける度合。 

radiated susceptibility 

1037 妨害感受性 

ぼうがいかんじゅ
せい 

機器が伝導妨害,放射妨害などの妨害を
受ける度合。 

susceptibility 

1038 許容入力電圧 

きょようにゅうり
ょくでんあつ 

入力端子間に加えても差し支えのない
電圧の最大値。 

allowable input 

voltage 

1039 電源耐電圧 

でんげんたいでん
あつ 

短絡された電源短子と,保護接地端子又
は外箱との間に,安全に加え得る電圧の
値。 

withstand voltage of 

main 

1040 電源絶縁抵抗 

でんげんぜつえん
ていこう 

短絡された電源端子と,保護接地端子又
は外箱との間に,規定された直流電圧を
加えて測定した絶縁抵抗。 

insulation resistance 

of main 

1041 予熱時間 

よねつじかん 

機器に電源を入れてから,機器のすべて
の性能が示された規格を満足するまで
に必要な時間。 

warm-up time 

1042 予備調整 

よびちょうせい 

機器を使用する前に,製造業者の指示に
従い,その機器を分解することなく,ま
た添付品以外の機器を用いることなく,
機器が規定の確度で動作するように調
整部分を調整する操作。 

preliminary 

adjustment 

1043 再調整 

さいちょうせい 

使用中の機器が規定の確度で動作しな
くなったとき,製造業者の指示に従い,
その機器を分解することなく,また添付
品以外の機器を用いることなく,機器が
再び規定の確度で動作するように調整
部分を調整する操作。 

readjustment 

1044 補正 

ほせい 

より真に近い値を求めるために読み取
った値,設定した値若しくは計算値にあ
る値を加えること,又はその値。 

correction 

1045 校正 

こうせい 

標準器などを用い,機器の指示値,表示
値又は設定値と,真の値との関係を求め
ること。 

備考 予備調整又は再調整におい

て,内蔵の標準器などを用
い,機器の誤差が最も少なく
なるように校正用調整器を
調整することをいうことも
ある。 

calibration 

1046 形式検査 

かたしきけんさ 

ある機種を代表する数台のサンプルに
対し,規格に示されたすべての条項を満
足しているかどうかを判定するために
行う検査。 

type test 

1047 受渡検査 

うけわたしけんさ 

既に形式検査に合格したものと同じ設
計・製造に係る製品の受渡しに際し,必
要と認められる規格の条項を満足して
いるかどうかを判定するために行う検
査。 

delivery test,  
delivery inspection,  
acceptance test,  
acceptance inspection 

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番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

1048 全数検査 

ぜんすうけんさ 

ある機種の生産,又は受渡ロットの全数
について行う検査。 

100%test,  
100% inspection 

1049 抜取検査 

ぬきとりけんさ 

ある機種の生産,又は受渡ロットから抜
き取ったサンプルについて行う検査。 

sampling test,  
sampling inspection 

(2) 性能に関する用語(一般) 

番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

2001 性能 

せいのう 

機器の意図された機能が果たされる
度合。 

performance 

2002 性能量 

せいのうりょう 

機器の性能を,値,許容差,範囲など
によって明らかにするために,その機
器に指定された測定量,供給量又は設
定量の一つ。 

備考 次のような量も,測定量,

供給量又は設定量とみな
す。 

(1) 交流電圧計の周波数。 
(2) 電力計,無効電力計及び位

相計の電圧,電流,力率及
び周波数。 

(3) 信号発生器の信号源インピ

ーダンス。 

(4) 減衰器の入出力インピーダ

ンス,入力電力及び周波数。 

performance 

characteristic 

2003 影響性能量 

えいきょうせいの
うりょう 

性能量のうち,その性能量の変化が,
他の性能量に影響を与えるもの。 

influencing 

characteristic 

2004 定格値 

ていかくち 

測定,供給又は設定できる一つの量の
値で,製造業者がその機器について明
示したもの。 

備考 一つの量についての定格値

が二つ以上あることもあ
る。例えば,測定範囲の切
替えのできるものは,その
範囲ごとに一つの定格値を
持ち,また使用する状態に
よって異なる定格値を持つ
ものもある。 

rated value 

2005 定格範囲 

ていかくはんい 

測定,供給又は設定できる一つの量の
値の範囲で,製造業者がその機器につ
いて明示したもの。 

備考 定格範囲を,測定量の場合

は測定範囲 (measuring 
range) ,供給量の場合は変
化範囲又は設定範囲 
(setting range) などという。 

rated range 

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番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

2006 有効範囲 

ゆうこうはんい 

定格範囲のうち,示された確度で測定
又は量の供給ができる範囲。特記がな
ければ定格範囲に等しい。 

備考 測定を行うことができる範

囲の場合は,有効測定範囲 
(effective measuring range) 
といってもよい。 

effective range 

2007 余裕 

よゆう 

変化範囲のうち,有効範囲以外の部
分。 

additional coverage 

2008 オーバレンジ 

有効範囲の上限を超えて測定できる
範囲。 

備考 オーバレンジの上限値は,

通常,有効範囲の上限値の
百分率で表される。 

over range 

2009 延長目盛 

えんちょうめもり 

アナログ測定機器で,有効範囲の上限
を超え,目盛の他の部分と区別して付
加された目盛。 

2010 公称値 

こうしょうち 

機器の性能量のうち,凋整できない量
の値に対する名目上の値。 

nominal value 

2011 真の値 

しんのあたい 

ある量を誤差の伴わない方法で測定
した場合の値。 

備考 実際には,測定によって真

の値を求めることができな
いので,できるだけ真の値
に近い協約値 (conventional 
true value) が,真の値の代
わりに用いられる。協約値
としては,国家標準にトレ
ーサビリティを持つ値,又
は製造業者と使用者との間
で標準として取り決められ
た値が用いられる。 

true value 

2012 測定値 

そくていち 

測定によって求めた値。 

measured value 

2013 指示値 

しじち 

機器の指示した値。通常,目盛板と指
針又は指標を使用した機器の場合に
用いる。 

indicated value 

2014 表示値 

ひょうじち 

機器の表示した値。通常,ディジタル
機器,オシロスコープ,記録計等の場
合に用いる。 

indicated value 

2015 供給値 

きょうきゅうち 

機器が供給した量の値。 

supplied value 

2016 設定値 

せっていち 

ダイヤル,スイッチなどにより機器に
設定した値。 

set value 

2017 誤差 

ごさ 

測定値,設定値又は定格値と,測定又
は供給した量の真の値との違い。 

備考 誤差の大きさは,絶対誤差,

誤差率又は百分率誤差で表
される。 

error 

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番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

2018 絶対誤差 

ぜったいごさ 

測定量又は供給量の単位を用いて,代
数的に表した誤差。 
1. 測定量の場合は,測定値から真の

値を引いた値。 

2. 供給量の場合は,供給値から設定

値又は定格値を引いた値。 

備考 標準抵抗器,標準コンデン

サなどの値は,供給値とみ
なす。 

absolute error 

2019 誤差率 

ごさりつ 

絶対誤差の,真の値,設定値又は定格
値に対する比。 
1. 測定量の場合は,絶対誤差の真の

値に対する比。 

2. 供給量の場合は,絶対誤差の設定

値又は定格値に対する比。 

relative error 

2020 百分率誤差 

ひゃくぶんりつご
さ 

絶対誤差の基底値に対する比を百分
率で表したもの。用いた基底値を明示
しなければならない。 

percentage error 

2021 基底値 

きていち 

百分率誤差を規定するための基準の
値。例えば測定値,設定値,有効範囲
の上限又はその他の明示された値。 

fiducial value 

2022 固有誤差 

こゆうごさ 

標準状態において求めた誤差。 

intrinsic error 

2023 動作誤差 

どうさごさ 

定格動作状態において求めた誤差。 

operating error 

2024 影響誤差 

えいきょうごさ 

ある一つの外部影響量が,定格使用範
囲内の任意の値であるか,又はある一
つの影響性能量が,その有効範囲内の
任意の値であって,その他はすべて標
準状態のときに求めた誤差。 

備考 全定格使用範囲にわたり,

誤差とそれを生じさせる原
因との間に,事実上の直線
関係がある場合には,便宜
上その関係を係数の形で表
してもよい。 

influence error 

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10 

C 1002-1975  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

2025 外部影響量による変動 

がいぶえいぎょう
りょうによるへん
どう 

一つの外部影響量が相次いで二つの
規定された値を取り,他はすべて標準
状態にした場合,それぞれに対応する
測定値又は供給値との差。 

備考 

1. 間違えるおそれのない場合に

は,単に変動といってもよい。 

2. 変動は外部影響量の二つの規

定された値のうち,一方の値に
対応する測定値,供給値に対す
る比又は百分率で表してもよ
い。 

3. 変動とその原因との間に,事

実上の直線関係がある場合に
は,その関係を係数の形で表し
てもよい。 

4. 変動を生じさせる原因に応

じ,温度による変動,電源電圧
による変動,負荷による変動な
どという。 

また,変動の有様をその原因

に応じ,温度特性,電源電圧特
性,負荷特性などという。 

variation 

2026 偏差 

へんさ 

1. 測定値,供給値の期待された値又

はパターンからのずれ。 

2. 測定値から母平均を引いた値。 

deviation 

2027 影響性能量による偏差 

えいきょうせいの
うりょうによるへ
んさ 

一つの影響性能量が基準値のときの
測定値又は供給値と,その影響性能量
が他の値のときの測定値又は供給値
との差。 

備考 

1. 間違えるおそれのない場合に

は,単に偏差といってもよい。 

2. 影響性能量が基準値のときの

測定値又は供給値に対する比,
又は百分率で表してもよい。 

deviation due to an 

influencing 
characteristic 

2028 確度 

かくど 

規定された状態において動作する機
器の測定値又は供給値に対し,製造業
者が明示した誤差の限界値。 

accuracy, limit of 

error 

2029 許容差 

きょようさ 

基準にとった値と,それに対して許容
される限界値との差。 

備考 基準にとった値に対する

比,又は百分率で表しても
よい。 

tolerance 

background image

11 

C 1002-1975  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

2030 安定性 

あんていせい 

1. 規定された時間,機器がその指示

値,表示値又は供給値を維持する能
力。ただし,すべての状態を一定に
保つ。 

2. 指定された一つの外部影響量の変

化に対して,機器がその指示値,表
示値又は供給値を維持する能力。た
だし,他の状態を標準状態に保つ。 

備考 

1. 数値をもって定量的に表すと

きは,安定度 (stability) という。 

2. 意味1.による安定度は,ドリ

フト又はPARDの最大値などで
表される。 

3. 意味2.は,外部影響量による

変動の小さい程度を表し,この
場合の安定度は,その外部影響
量に応じ,温度に対する安定度
などという。 

stability 

2031 ドリフト 

規定された時間中の機器の指示値,表
示値又は供給値の,一般に緩やかで継
続的な,好ましくない変化。ただし,
すべての状態を一定に保つ。 

drift 

2032 PARD 

機器の指示値,表示値若しくは供給値
の周期的若しくはランダムな,又はそ
の双方を含む好ましくない変化。 

備考 

1. PARDは各種の原因によって

生じるが,入力信号の有無に関
係なく存在し得る。 

2. ハム及びリプルは周期的な変

化であり,雑音及び揺らぎは,
ランダムな変化である。 

PARD (periodic 

and/or random 
deviation)  

2033 ハム 

指示値,表示値又は供給値の平均値付
近における,電源周波数に関連したほ
ぼ正弦波状の低周波の好ましくない
変化。 

hum 

2034 リプル 

指示値,表示値又は供給値の平均値付
近における,周期的であるが非正弦波
状の好ましくない変化。 

ripple 

2035 雑音 

ざつおん 

1. 広い周波数範囲にわたり,ランダ

ムに生じる指示値,表示値又は供給
値の好ましくない変化。 

2. 信号に重畳し,測定値又は供給値

をあいまいにする妨害。 

noise 

background image

12 

C 1002-1975  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

2036 内部雑音 

ないぶざつおん 

機器の内部で発生するすべての雑音。 

備考 増幅器の内部雑音の値は,

入力に規定のインピーダン
スを接続し,無信号にして
最も利得を上げた場合の雑
音出力を,入力に換算した
値で表される。 

internal noise 

2037 揺らぎ 

ゆらぎ 

指示値,表示値又は供給値の平均値付
近にランダムに生じ,比較的ゆっくり
した好ましくない非周期的変化。ただ
し,すべての状態を一定に保つ。 

fluctuation 

2038 ジッタ 

信号波形の振幅,周期,位相又はパル
ス幅などの好ましくない迅速で,しか
も断続的な変化。 

jitter 

2039 揺れ 

ゆれ 

電子電圧計などにおいて,入力信号の
周波数が,電源電圧の周波数又はその
倍数に極めて近いときに起こる指示
器の指針の振動。 

swinging 

2040 感度 

かんど 

機器が測定量の変化に感じる度合で,
指示値又は表示値の変化の,その変化
を生じさせた測定量の変化に対する
比で表す。 

備考 振れ係数なども含めて感度

ということもある。 

sensitivity 

2041 振れ係数 

ふれけいすう 

感度の逆数,すなわち測定量の変化
の,その変化によって生じた指示値又
は表示値の変化に対する比。 

備考 指示値又は表示値が光点の

移動によって示されるとき
は偏向係数 (de flection 
coefficient) ,ディジタル測
定器では変換係数 
(conversion coefficient) とい
う。 

deflection 

coefficient, 
deflection factor 

2042 分解能 

ぶんかいのう 

測定値を読み取ることができる測定
量の最小変化,又は設定できる供給量
の最小変化。 

備考 

1. 有効範囲に対する比又は百分

率で表してもよい。 

2. ディジタル方式の場合は,有

効範囲内の単位の数で表しても
よい(例えば10ビット)。 

resolution 

2043 目盛の細かさ 

めもりのこまかさ 

最小目盛間隔に相当する性能量の値。 fineness of scale 

background image

13 

C 1002-1975  

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番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

2044 操り返し性 

くりかえしせい 

同一の方法で同一の測定対象を,同じ
条件で,比較的短い時間に繰り返し測
定した場合,個々の測定値が一致する
度合。 

備考 定量的には,得られたいく

つかの測定値のうちの最大
値と最小値との差の21で表

す。 

repeatability 

2045 再設定性 

さいせっていせい 

供給量の設定において,同じ条件で,
比較的短い時間に,繰り返し同じ設定
値を与えた場合の,個々の供給値が一
致する度合。 

備考 数値をもって定量的に表す

ときは再設定度 
(resettability) といい,次の
ように表す。 

(1) 連続可変の場合 ある値に

設定するのに,ある方向か
らと反対方向からと繰り返
して行ったとき,得られた
幾つかの供給値を各方向ご
とに平均し,そ平均値の差
の21。 

(2) ステップ可変の場合 ある

値に繰り返して(必要なら
ば両方向から)設定したと
き,得られた幾つかの供給
値のうちの最大値と最小値
との差の21。 

(3) 再設定度は,その設定値に

対する百分率で表してもよ
い。 

resettability 

2046 応答 

おうとう 

入力信号の関数として表された指示
値,表示値又は出力信号が,入力信号
の変化によって変化する有様。 

response 

2047 過渡応答 

かとおうとう 

入力信号が,ある定常状態から任意の
時間的変化を経て,ある定常状態にな
ったとき,指示値,表示値又は出力信
号が定常状態に達するまでの応答。 

備考 任意の時間的変化として

は,インパルス,ステップ
などの変化が用いられる。 

transient response 

2048 インパルス応答 

いんぱるすおうと
う 

入力信号が衝撃的に変化したときの
応答。 

impulse response 

2049 ステップ応答 

すてっぷおうとう 

入力信号が,ある一定の値から他の一
定の値に突然変化したときの応答。 

step response 

background image

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番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

2050 行過ぎ量 

ゆきすぎりょう 

ステップ応答において,指示値,表示
値又は出力信号が,過渡的に最終値を
超えたとき,その超えた値の最大値。 

備考 最終値に対する比又は百分

率で表してもよい。 

overshoot 

2051 応答時間 

おうとうじかん 

ステップ応答において,指示値,表示
値又は出力信号が,最終値からの特定
範囲に納まるまでの時間。 

response time 

2052 周波数特性 

しゅうはすうとく
せい 

供給値,測定値などの性能量の値又は
応答が,周波数によって変化する有
様。 

frequency 

characteristic 

2053 周波数応答 

しゅうはすうおう
とう 

応答が周波数によって変化する有様。
すなわち応答の周波数特性。 

備考 増幅器などの入出力周波数

が等しい機器においては,
入力信号が正弦的に変化す
る定常な状態であるとき,
入力信号に対する出力信号
の振幅比及び位相ずれが,
周波数によって変化する有
様をいう。 

frequency response 

2054 周波数帯域幅 

しゅうはすうたい
いきはば 

周波数を変化したとき,利得又は損失
の値の基準周波数における値からの
偏差が,規定された限度内にある周波
数範囲。 

備考 

1. 通常3dB又は6dBを偏差の限

度とする。 

2. 基準周波数は,指定された周

波数,又は利得若しくは損失の
最大となる周波数である。 

frequency band 

width 

2055 遅れ 

おくれ 

入力信号の変化に対して,出力信号の
変化が直ちに伴わないこと,又はこれ
を特徴付ける時間。 

time lag,  
delay 

2056 遅延回路 

ちえんかいろ 

信号に遅れを生じさせる目的で使用
する回路。 

delay circuit 

(3) 状態に関する用語 

番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

3001 外部影響量 

がいぶえいきょう
りょう 

一般に機器の外部にあって,機器の性
能に影響を与えるすべての量。 

備考 

1. 外部影響量には,環境,電源,

負荷などに関する量がある。 

2. 外部影響量には,影響性能量 

(2003) は含まれない。 

influence quantity 

3002 外部影響量の標準値 

がいぶえいきょう
りょうのひょうじ
ゅんち 

機器の固有誤差を決定するために,標
準として規定した一つの外部影響量の
単一の値。 

reference value of an 

influence quantity 

background image

15 

C 1002-1975  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

3003 外部影響量の標準範囲 

がいぶえいきょう
りょうのひょうじ
ゅんはんい 

機器が固有誤差に関する条項を満足す
る外部影響量の値の範囲。 

reference range of an 

influence quantity 

3004 定格使用範囲 

ていかくしょうは
んい 

機器が動作誤差に関する条項を満足す
る一つの外部影響量の値の範囲。 

rated range of use 

3005 定格使用状態 

ていかくしょうじ
ょうたい 

機器が動作誤差に関する条項を満足す
る各外部影響量の値の範囲全部。 

備考 この状態において,一つの

外部影響量の取り得る値の
範囲が,その外部影響量の
定格使用範囲である。 

rated conditions of 

use 

3006 定格電源電圧 

ていかくでんげん
でんあつ 

機器に指定した電源電圧。三相電源の
ときは,線間電圧を指す。 

rated supply voltage 

3007 定格電源周波数 

ていかくでんげん
しゅうはすう 

機器に指定した電源周波数。指定のな
いときは,50Hz及び60Hzとする。 

rated supply 

frequency 

3008 影響性能量の基準値 

えいきょうせいの
うりょうのきじゅ
んち 

機器が固有誤差に関する条項を満足す
る一つの影響性能量の単一の値。特に
指定がなければ定格値に等しい。 

reference value of an 

influencing 
characteristic 

3009 影響性能量の基準範囲 

えいきょうせいの
うりょうのきじゅ
んはんい 

機器が固有誤差に関する条項を満足す
る一つの影響性能量の値の範囲。特に
指定がなければ定格範囲に等しい。 

reference range of an 

influencing 
characteristic 

3010 標準状態 

ひょうじゅんじょ
うたい 

各外部影響量が標準値又は標準範囲,
及びもし必要なら,影響性能量が基準
値又は基準範囲にある状態であって,
比較及び校正を行うために規定したも
の。 

備考 標準値又は基準値は,通常

許容差と共に示される。 

reference conditions 

3011 定格動作状態 

ていかくどうさじ
ょうたい 

各性能量の有効範囲及び各外部影響量
の定格使用範囲の全部で,機器の動作
誤差は,その範囲内で規定される。 

rated operating 

conditions 

3012 限界動作状態 

げんかいどうさじ
ょうたい 

定格使用範囲を超える外部影響量,及
び有効範囲を超える性能量の値の範囲
の全部で,機器をその範囲内で動作さ
せても損傷を受けることがなく,また
後で機器を定格動作状態で動作させた
とき,性能が劣化していない範囲の全
部。 

limit conditions of 

operation 

3013 保管及び輸送状態 

ほかんおよびゆそ
うじょうたい 

温度,湿度,気圧,振動及び衝撃など
の状態で,その状態で機器を非動作状
態で保管又は輸送しても損傷を受ける
ことがなく,また後で機器を定格動作
状態で動作させたとき,性能の劣化が
ない範囲の全部。 

conditions of storage 

and transport 

3014 短時間保管状態 

たんじかんほかん
じょうたい 

温度,湿度,気圧,振動及び衝撃など
の状態で,その状態で機器を非動作状
態でこん包せずに,一時放置しておい
ても損傷を受けることがなく,また後
で機器を定格動作状態で動作させたと
き,性能の劣化がない範囲の全部。 

background image

16 

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(4) 機能及び性能に関する用語(機器別) 

(4.1) ディジタル電圧計 

番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

4101 ディジタル電圧計 

でぃじたるでんあ
つけい 

アナログ−ディジタル変換器を持って
いて,測定電圧をディジタル表示する
機器。 

備考 ディジタル電圧計の中には,

ディジタルの電気的出力を
持つものがある。 

digital electronic 

voltmeter 

4102 転換点 

てんかんてん 

各量子化単位内の点であって,入力電
圧の値が変化したとき,表示している
値(出力信号)が,ある値からその次
の値に移る点。 

備考 転換点の位置には次の二つ

の場合がある。 

(1) 量子化した各部分のほぼ中

央にある場合(付図1a) 

(2) 量子化した各部分の端にあ

る場合(付図1b) 

commutation point 

4103 変換命令 

へんかんめいれい 

変換を開始させる信号。 

conversion command 

4104 トリガ動作方式 

とりがどうさほう
しき 

変換命令が,外部から電気的に叉は手
動により与えられる方式。 

triggered mode 

ofoperation 

4105 反復動作方式 

はんぷくどうさほ
うしき 

変換命令が,内部のクロックから反復
して与えられる方式。 

repetitive (cyclic) 

mode of operation 

4106 トラッキング動作方式 

とらっきんぐどう
さほうしき 

入力電圧がある値以上変化したとき,
内部回路がその変化を検知して変換命
令を出す方式。 

tracking mode of 

operation 

4107 瞬時値変換 

しゅんじちへんか
ん 

入力電圧の瞬時値をディジタル化する
変換。 

備考 

1. この値は,変換時間中に存在

する瞬時値である。 

2. 瞬時値変換を行うものに,逐

次比較形,追随比較形,ランプ
形,階段波ランプ形などがある。 

instantaneous value 

conversion 

4108 逐次比較形 

ちくじひかくがた 

ディジタル表示に対応する電圧を発生
する帰還電圧発生器を備え,それが発
生した電圧を入力電圧と比較し,この
両者が等しくなるように一定のプログ
ラムに従って上位のけたから逐次変換
を行い,最下位のけたに至って変換を
終了する形式。 

successive 

approximation type 

4109 追従比較形 

ついじゅうひかく
がた 

数字表示器が結合されている帰還電圧
発生器の出力電圧を,サーボ機構によ
って,入力電圧と常時平衡させる変換
形式。 

servo-balancing type 

background image

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C 1002-1975  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

4110 ランプ形 

らんぷがた 

時間と共に直線的に変化する電圧(ラ
ンプ電圧)が,入力電圧(又は零電圧)
に等しくなったときから,零電圧(又
は入力電圧)に等しくなるまでの間の
クロックパルス数を計数する変換形
式。 

ramp type,  
linear ramp type 

4111  階段波ランプ形 

かいだんはらんぷ
がた 

1ステップの大きさの一定な階段状電
圧(階段波ランプ電圧)が,入力電圧
(又は零電圧)に等しくなったときか
ら,零電圧(又は入力電圧)に等しく
なるまでの間のステップ数を計数する
変換形式。 

stepped ramp type 

4112 積分変換 

せきぶんへんかん 

入力電圧の規定された時間中の積分値
をディジタル量にする変換。 

備考 積分変換を行うものに,電圧

周波数変換形,デュアルスロ
ープ形等がある。 

integrating 

conversion 

4113 電圧周波数変換形 

でんあつしゅうは
すうへんかんがた 

入力電圧の値に直接比例した周波数を
発生し,一定時間中に生ずる繰返し数
を計数する変換形式。 

voltage to frequency 

conversion type 

4114 デュアルスロープ形 

でゅあるすろーぷ
がた 

入力電圧に比例した電流で一定時間中
コンデンサを充電し,次に規定された
電流で,このコンデンサが元の電圧に
なるまで放電する。このとき放電に要
する時間中のクロックパルス数を計数
する変換形式。 

備考 コンデンサの電圧波形が正

負二つの傾斜を持つので,デ
ュアルスロープ形と呼ばれ
る。 

dual slope type,  
linear dual slope type 

4115 変換速度 

へんかんそくど 

単位時間に得られる完全な変換の回数
(付図2参照)。 

conversion rate 

4116 全変換時間 

ぜんへんかんじか
ん 

1回の測定が完全に行われるのに必要
な時間。 

備考 変換速度の逆数は,必ずしも

全変換時間と等しくない(付
図2参照)。 

total conversion time 

4117 測定時間 

そくていじかん 

変換命命が与えられたときから,完全
なディジタル情報が出てくるまでの時
間(付図2参照)。 

measuring time 

4118 サンプリング時間 

さんぷりんぐじか
ん 

変換回路が入力電圧を感知している時
間(付図2参照)。 

sampling time 

4119 サンプル及びホールド回

路 

さんぷるおよびほ
ーるどかいろ 

変換装置の入力に付加され,入力電圧
をサンプリングし,保持し,保持され
た電圧を変換装置が変換し終わるまで
維持する回路。 

sample and hold 

circuit 

background image

18 

C 1002-1975  

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(4.2) オシロスコープ 

番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

4201 オシロスコープ 

陰極線管を使用し,一つ又は複数の電気
に関する量の瞬時値を,時間又は他の電
気に関する量の関数として表示する測
定又は観測装置。 

cathode-ray 

oscilloscope 

4202 多現象オシロスコープ 

たげんしょうおし
ろすこーぷ 

一つの電子ビームを切り替えて,複数の
電気現象を別々の輝線で表示し,同時に
測定又は観測できるオシロスコープ。 

備考 電子ビームの切替えには一つ

の掃引が終わるごとに切り替
える方法(オルタネート表示
alternate display)と1回の掃引
中に多数回の切替えを行う方
法(チョップ表示chopped 
display)とがある。 

multitrace oscilloscope 

4203 多要素オシロスコープ 

たようそおしろす
こーぷ 

複数の電子ビームを発生する陰極線管
を使用し,複数の電気現象を別々の輝線
で同時に表示できるオシロスコープ。 

備考 複数の電子ビームは,その掃

引を別々に制御できるものも
ある。 

multibeam 

oscilloscope 

4204 サンプリングオシロスコー

プ 

周期的信号をサンプリングし,得られた
一連のサンプルを用いて,元の波形に相
似な波形を組み立てて表示するオシロ
スコープ。 

sampling oscilloscope 

4205 ストレージオシロスコープ  

ストレージ管と呼ばれる特殊な陰極線
管を使用し,りん光性残光とは異なる原
理で,輝線を長時間保持できるオシロス
コープ。 

storage oscilloscope 

4206 有効面 

ゆうこうめん 

規定された誤差以内で測定を行うこと
ができるけい光面上の部分。 

measuring area 

4207 周辺ひずみ 

しゅうへんひずみ 

有効面内の周辺において,図形の変形と
して現れるひずみ。 

geometry distortion 

4208 垂直(水平)偏向係数 

すいちょく(すいへ
い)へんこうけいす
う 

入力電圧の変化の,その電圧変化により
生じた垂直(水平)変位の長さに対する
比。 

備考 例えば,5V/cm,5V/divなど

と表す。 

vertical (horizontal) 

deflection 
coefficient 

4209 信号遅延時間 

しんごうちえんじ
かん 

ステップ信号を加えた場合,管面上にお
ける掃引の開始時から輝点の垂直変位
が最終値の10%に達するまでの時間。 

備考 入力に信号電圧を加えたとき

からの実際の遅延時間とは異
なる。 

apparent signal delay 

background image

19 

C 1002-1975  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

4210 タイムベース 

時間の基準となる信号を発生する回路。
すなわち,輝点を規定された速度で移動
させるための電圧又は電流を発生する
回路。 

備考 カウンタ(電子計数装置)で

は,周波数測定のためのゲー
ト時間を決定し,又は時間測
定のためのクロックパルスを
発生させる基準周波数発生
器。 

time base 

4211 掃引 

そういん 

タイムベースが発生する電圧又は電流
によって,輝点を規則的に移動させるこ
と。 

sweep 

4212 掃引時間 

そういんじかん 

有効面内において,掃引により輝点が単
位長さを移動する時間。 

備考 例えば,2ms/cm,2ms/divな

どと表す。 

time coefficient 

4213 自励掃引 

じれいそういん 

入力信号及び外部同期信号に関係なく,
周期的に行われる掃引。 

free running sweep 

4214 同期掃引 

どうきそういん 

掃引周期を,入力信号の周期又はその整
数倍に等しく保つように同期して行わ
れる掃引。 

synchronized sweep 

4215 トリガ掃引 

とりがそういん 

トリガパルスが加えられるごとに開始
される掃引。 

備考 輝点はトリガパルスが来るま

では待機位置(掃引の起点)
にある。 

triggered sweep 

4216 遅延掃引 

ちえんそういん 

トリガパルスが加えられた後,設定され
た時間だけ遅れて開始される掃引。 

delayed sweep 

4217 遅延準備掃引 

ちえんじゅんびそ
ういん 

二つのタイムベースがあり,トリガパル
スにより起動された第1のタイムベース
による掃引が,第2のタイムベースによ
る掃引の開始を,設定された時間だけ遅
らせるために使用されるとき,第1の掃
引をいう。 

delaying sweep 

4218 単掃引 

たんそういん 

入力信号又は外部同期信号により掃引
が1回だけ行われ,それ以後の掃引は外
部からリセットされるまで阻止される
掃引。 

single sweep operation 

4219 ホールドオフ回路 

ほーるどおふかい
ろ 

輝点が待機位置にもどり,次の掃引準備
が完了するまで,掃引の開始を阻止する
回路。 

hold-off circuit 

4220 同期 

どうき 

映像波形が静止するように掃引を制御
すること。 

synchronization 

4221 内部同期 

ないぶどうき 

入力信号を利用して行う同期。 

internal 

synchronization,  

internal triggering 

4222 外部同期 

がいぶどうき 

入力信号とは別の外部信号によって行
う同期。 

external 

synchronization,  

external triggering 

background image

20 

C 1002-1975  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

4223 同期周波数範囲 

どうきしゅうはす
うはんい 

内部又は外部同期において,安定に同期
できる周波数範囲。 

synchronization 

frequency range 

4224 最小同期電圧 

さいしょうどうき
でんあつ 

安定な同期に必要な外部同期電圧の最
小値。 

備考 必要な場合には,最小同期電

圧は,周波数範囲ごとに示さ
れる。 

synchronization 

minimum voltage 

4225 最小同期振幅 

さいしょうどうき
しんぶく 

安定な内部同期に必要な有効面上の垂
直振幅の最小値。 

備考 必要な場合には,最小同期振

幅は,周波数範囲ごとに示さ
れる。 

synchronization 

minimum amplitude 

4226 アンブランキング 

掃引している間だけ輝点が見えるよう
にすること。 

備考 帰線及び待機の間は,輝点が

見えないようにすることをブ
ランキング (blanking) とい
う。 

spot unblanking 

(4.3) 信号発生器 

番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

4301 信号発生器 

しんごうはっせいき 周波数,電圧及び変調を,定格範囲内で,

ある決まった値に設定できるしゃへい
された無線周波信号源。 

signal generator 

4302 有効周波数範囲 

ゆうこうしゅうはす
うはんい 

信号発生器の周波数の変化範囲のうち,
示されたすべての確度を満たすことが
できる範囲。 

備考 周波数の変化範囲は,通常い

くつかの周波数バンドから成
る。 

effective frequency 

range 

4303 インクリメンタル周波数範

囲 

いんくりめんたるし
ゅうはすうはんい 

周波数主調整器によって設定された周
波数の上下に,インクリメンタル周波数
調整器で連続的に変化できる周波数の
範囲。 

incremental  

tuning range 

4304 周波数バンド 

しゅうはすうばん 

周波数範囲の一部で,周波数を連続的に
調整できる部分。 

frequency band 

4305 バンドの重なり 

ばんどのかさなり 

周波数範囲の一部で,相隣る二つの周波
数バンドに共通な部分。 

備考 これは有効周波数範囲の連続

性を確保するためのものであ
る。 

band overlap 

background image

21 

C 1002-1975  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

4306 信号源インピーダンス 

しんごうげんいんぴ
ーだんす 

信号発生器の出力等価回路を,内部イン
ピーダダンスが零の電圧源と,直列イン
ピーダンスで表したときの直列インピ
ーダンス。 

備考 信号源インピーダンスは,信

号発生器を信号源として動作
させているときに重要である
が,信号発生器を他の信号源
の負荷として動作させている
ときには,出力インピーダン
ス (1021) が重要な要素とな
る。 

なお,この両者の値は異な

ることがある。 

source impedance 

4307 定格負荷インピーダンス 

ていかくふかいんぴ
ーだんす 

信号発生器の信号源インピーダンスの
定格値に等しい負荷インピーダンス。 

rated load impedance 

4308 信号源起電力 

しんごうげんきでん
りょく 

信号発生器の出力等価回路を,内部イン
ピーダンスが零の電圧源と,直列インピ
ーダンスで表したときの電圧源の起電
力。 

備考 信号源起電力の値は,次のよ

うにして求める。 

1. 信号発生器に信号源インピーダ

ンスに等しい負荷を接続した場合
は,指定出力端子における搬送波
電圧の実効値の2倍。 

2. 信号発生器に開放とみなされる

負荷を接続した場合は,指定出力
端子における搬送波電圧の実効
値。 

これを開放出力電圧ともいう。 

source electromotive 

force  
(source e・m・f) 

4309 整合出力電圧 

せいごうしゅつりょ
くでんあつ 

定格負荷インピーダンスに等しい負荷
を,信号発生器の指定出力端子に接続し
た場合,その端子における搬送波電圧の
実効値。 

matched output voltage 

4310 出力電力 

しゅつりょくでんり
ょく 

信号発生器の指定出力端子に接続され
た定格負荷インピーダンスに等しい負
荷に供給される電力。 

output power 

4311 スプリアス出力 

すぷりあすしゅつり
ょく 

信号発生器の無変調時における出力電
圧中に含まれるすべての不要出力電圧。
ただし,ハム,リプル,雑音及び残留変
調成分を除く。 

備考 搬送波の高調波及び低調波も

除外したものだけを,スプリ
アス出力と呼ぶ場合がある
が,その場合は,その旨を明
記すること。 

spurious output 

4312 リニアディテクタ 

振幅変調波の包絡線を,ひずみなく再現
する振幅検波器。 

linear detector 

background image

22 

C 1002-1975  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

4313 リニアディスクリミネータ  

周波数変調波を,ひずみなく復調する周
波数弁別器。 

linear discriminator 

4314 振幅変調度(正弦波変調の) しんぷくへんちょう

ど(せいげんはへん
ちょうの) 

正弦波振幅変調波において,最大振幅と
最小振幅の差の半分の,これら振幅の平
均値に対する比。 

amplitude modulation 

factor (for sinusoidal 
modulation) 

4315 実効振幅変調度 

じっこうしんぷくへ
んちょうど 

ひずみのある振幅変調波をリニアディ
テクタに加えたとき,その出力における
変調周波数の基本波成分のピーク値の,
直流出力成分に対する比。 

備考 一般に“変調度”と記載した

場合は“実効変調度”を指す。 

effective amplitude 

modulation factor 

4316 振幅変調ひずみ(正弦波変調

の) 

しんぷくへんちょう
ひずみ(せいげんは
へんちょうの) 

正弦波振幅変調波を得るために,正弦波
変調信号を信号発生器に加えたとき,そ
の出力端子に接続されたリニアディテ
クタの出力信号のひずみ。 

amplitude modulation 

distortion  
(for sinusoidal 
modulation)  

4317 周波数偏移(絶対値−正弦波

変調の) 

しゅうはすうへんい
ぜったいち−せいげ
んはへんちょうの) 

正弦波周波数変調において,変調信号1
サイクル間における瞬時最高周波数と
瞬時最低周波数との差の21。 

frequency deviation 

(absolute, for 
Sinusoidal 
modulation)  

4318 実効周波数偏移 

じっこうしゅうはす
うへんい 

ひずみのある周波数変調波をリニアデ
ィスクリミネータに加えたとき,その出
力における変調周波数の基本波成分と
等しい振幅を生じるような純正弦波変
調での周波数偏移。 

備考 一般に“周波数偏移”と記載

した場合は“実効周波数偏移”
を指す。 

effective frequency 

deviation 

4319 周波数変調ひずみ(正弦波変

調の) 

しゅうはすうへんち
ょうひずみ(せいげ
んはへんちょうの) 

正弦波周波数変調波を得るために,正弦
波変調信号を信号発生器に加えたとき,
その出力端子に接続されたリニアディ
スクリミネータの出力信号のひずみ。 

frequency modulation 

distortion  
(for sinusoidal 
modulation)  

4320 残留変調 

ざんりゅうへんちょ
う 

信号発生器の無変調時における出力信
号の望ましくない振幅変調及び周波数
変調の総称。 

unwanted modulation 

(in an intentionally 
unmodulated 
condition),  

residual modulation 

4321 残留振幅変調度 

ざんりゅうしんぷく
へんちょうど 

信号発生器の無変調時における出力信
号の望ましくない振幅変調の変調度。 

unwanted amplitude 

modulation factor 
(in an intentionally 
unmodulated 
condition) ,  

residual amplitude 

modulation factor 

4322 残留周波数変調偏移 

ざんりゅうしゅうは
すうへんちょうへん
い 

信号発生器の無変調時における出力信
号の望ましくない周波数変調の周波数
偏移。 

unwanted frequency 

modulation deviation 
(in an intentionally 
unmodulated 
condition) ,  

residual frequency 

modulation deviation 

background image

23 

C 1002-1975  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

読み方 

意味 

対応英語(参考) 

4323 寄生変調 

きせいへんちょう 

信号発生器の変調に伴って生じる出力
信号の望ましくない変調の総称。 

備考 これには変調による搬送周波

数のずれ,寄生周波数変調及
び寄生振幅変調が含まれる。 

unwanted modulation 

(in a modulated 
con-dition) ,  

incidental modulation 

4324 寄生周波数変調偏移 

きせいしゅうはすう
へんちょうへんい 

信号発生器の振幅変調に伴って生じる
出力信号の望ましくない周波数変調の
周波数偏移。 

unwanted frequency 

modulation 
devia-tion due to 
ampli-tude 
modulation,  

incidental frequency 

modulation 
deviation 

4325 寄生振幅変調度 

きせいしんぷくへん
ちょうど 

信号発生器の周波数変調に伴って生じ
る出力信号の望ましくない振幅変調の
変調度。 

unwanted amplitude 

modulation factor 
due to frequency 
modulation,  

incidental amplitude 

modulation factor 

4326 変調波の平均周波数 

へんちょうはのへい
きんしゅうはすう 

変調波を対称形リニアディスクリミネ
ータに加えたときに得られる直流出力
電圧と同じ出力電圧になるように周波
数をずらした非変調搬送波の周波数。 

備考 平均周波数と非変調搬送周波

数との差は,変調による搬送
周波数のずれという。 

averge frequency of a 

modulated signal 

4327 変調による搬送周波数のず

れ 

へんちょうによるは
んそうしゅうはすう
のずれ 

h変調に伴って生じる変調波の平均周波
数の変化。 

carrier frequency shift 

background image

24 

C 1002-1975  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図1 転換点 

付図2 

25 

C 1002-1975  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

電気部会 電子測定器用語専門委員会 構成表 

氏名 

所属 

(委員会長) 

田 中 末 雄 

早稲田大学理工学部 

大 森 俊 一 

東京理科大学工学部 

西 川 甚 太 

東海大学工学部 

鈴 木   健 

通商産業省機械情報産業局 

常 沢 秀 夫 

工業技術院標準部 

菅 野   允 

玉川大学 

島 崎 辰 夫 

日本電気計器検定所標準研究部 

福 富 和 久 

機械電子検査検定協会 

内 山 友 和 

日本電信電話公社技術局 

白 石 武 文 

警察庁通信局 

前 田 篤 哉 

松下通信工業株式会社技術部 

槇 田 敏 夫 

社団法人日本電気計測器工業会 

木 戸 栄 治 

沖電気工業株式会社 

横 山 義 一 

横河ヒューレットパッカード株式会社 

阪 本   卓 

安立電気株式会社 

池   隆 清 

日本無線株式会社開発部 

副 島 鎮 夫 

安藤電気株式会社 

古 里 正 蔵 

社団法人日本電子機械工業会 

木 村   修 

日本国有鉄道鉄道技術研究所 

西 本 一 成 

東京電力株式会社系統運用部 

(関係者) 

森 村 正 直 

工業技術院計量研究所 

(事務局) 

村 田 照 夫 

工業技術院標準部電気規格課 

釜 土 祐 一 

工業技術院標準部電気規格課 

高 橋 和 敬 

工業技術院標準部電気規格課