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C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準

原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大

臣が制定した日本工業規格である。 

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 62027:2000,Preparation of parts lists

を基礎として用いた。 

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。 

JIS C 0453:2005には,次に示す附属書がある。 

附属書A(参考) 使用する文書指定の扱い 

附属書B(参考) 分類Aの部品リスト文書例 

附属書C(参考) 分類Bの部品リスト文書例 

附属書D(参考) 分類Aの製作用部品リスト文書例 

附属書1(参考) 輸送文書への応用例 

C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1. 適用範囲 ························································································································ 2 

2. 引用規格 ························································································································ 2 

3. 定義 ······························································································································ 3 

4. 一般 ······························································································································ 5 

4.1 部品リストの表示形式 ···································································································· 5 

4.2 表の見出し ··················································································································· 6 

4.3 リスト品目 ··················································································································· 6 

4.4 部品リストの分類 ·········································································································· 6 

5. 部品リスト本体の要求事項 ································································································ 6 

5.1 指定されたオブジェクトの関係 ························································································ 6 

5.2 リスト品目の内容 ·········································································································· 7 

5.3 諸元項目の要件 ············································································································· 7 

5.4 部品リスト本体の配置 ··································································································· 11 

6. 部品リスト文書に対する要求事項 ······················································································ 13 

6.1 一般事項 ····················································································································· 13 

6.2 文書種類の指定 ············································································································ 13 

附属書A(参考)使用する文書指定の扱い ··············································································· 14 

附属書B(参考)分類Aの部品リスト文書例 ············································································ 15 

附属書C(参考)分類Bの部品リスト文書例 ············································································ 16 

附属書D(参考)分類Aの製作用部品リスト文書例 ··································································· 17 

附属書1(参考)輸送文書への応用例 ······················································································ 19 

索引 ·································································································································· 23 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

C 0453:2005 

(IEC 62027:2000) 

電気及び関連分野−部品リストの作成 

Preparation of parts lists 

序文 この規格は,2000年に第1版として発行されたIEC 62027,Preparation of parts listsを翻訳し,技術

的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。 

部品リストは,主としてそれが適用されるオブジェクト全体又はシステム全体の構成要素(コンポーネ

ント)を列挙し,仕様を記載するために使用される。 

製品,設備,及びシステムに関する情報は,ツリー状の階層構造に基づいて体系化できることが一般に

知られている。その構造は,プロセス又は製品が“オブジェクト”と総称される用語によって,どのよう

に細分化されるかを示している。この規格では,“オブジェクト”とは3.1.1の定義によって,プラント,

設備,システム,機器など又はそれらの一部の設計,エンジニアリング,製作・建設,運転,保守及び廃棄

といったプロセスで扱われるものを指している。 

備考1. 他の規格では,“品目”という用語が“オブジェクト”と同じ意味で用いられることがある。 

“観点”(3.1.3参照)によって,例えば,“製品指向の構造”,“機能指向の構造”又は“位置指向の構造”

といった様々な構造が考えられる。 

ある特定の構成オブジェクトが一つだけの構造に関係する場合もあれば,複数の構造に関係する場合も

ある。構造及び構造化に関する情報は,JIS C 0452-1及びIEC 61346-4を参照。 

部品リストは,あらゆる点でそのような構造に関係する。したがって,この規格に記載されている部品

リストの概念は,JIS C 0452-1で定義されたすべての構造に当てはまる。 

製品指向の構造による製品の実際の製造,構成に関連した部品リストは,通常は,それぞれ同一の構成

レベルだけを対象とし,主要組み立て構成品は,同一レベルの部品リストのシステムによって記述される。

同一レベルの部品リストのシステム例を,次の図に示す。 

部品リストは,すべての構造の情報をもつデータベースから報告書として作成されることがある。 

 
レベル0 .......................  
 
レベル1 .......................  
 
レベル2 .......................  
 
レベル3 .....................  

備考2. Aは,主要組み立て構成品;B,C,D及びEは,下位の組み立て構成品;1,2,3などは,

部品である。A,B,C,D及びEは,同一レベルの部品リストにより定義され,それぞれの内

C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

容は点線で示される。 

1. 適用範囲 この規格は,部品リスト作成のための規則について規定する。 

この規格は,設計及びエンジニアリングプロセスの文書として使用される部品リストに適用可能である。 

備考1. 構造化文書の主文書としての部品リストの役目は,IEC 62023に規定されている。 

2. この規格の対応国際規格を,次に示す。 

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD

(修正している),NEQ(同等でない)とする。 

IEC 62027:2000,Preparation of parts lists (IDT) 

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構

成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年又は発行年を付記していない引用規

格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS C 1082-1 電気技術文書−第1部:一般要求事項 

備考 IEC 61082-1:1991 Preparation of documents used in electrotechnology−Part 1: General 

requirements及びAmendment 2 (1996)からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。 

JIS C 0452-1 電気及び関連分野−工業用システム,設備及び装置,並びに工業製品−構造化原理及び

参照指定−第1部:基本原則 

備考 IEC 61346-1:1996 Industrial systems, installations and equipment and industrial products 

-Structuring principles and reference designations - Part 1: Basic rulesが,この規格と一致している。 

JIS C 0452-2 電気及び関連分野−工業用システム,設備及び装置,並びに工業製品−構造化原理及び

参照指定−第1部:オブジェクトの分類(クラス)及び分類コード 

備考 IEC 61346-2:2000 Industrial systems, installations and equipment and industrial products 

-Structuring principles and reference designations - Part 2: Classification of objects and codes for 

classesが,この規格と一致している。 

JIS C 0451 電気及び関連分野−プラント,システム及び装置用の技術文書の分類及び指定 

備考 IEC 61355:1997 Classification and designation of documents for plants, systems and equipment

が,この規格と一致している。 

JIS X 0412 言語名コード(規格群) 

備考 ISO 639 Code for the representation of names of languagesからの引用事項は,この規格の該当

事項と同等である。 

参考 JIS X 0412の規格群は,次の部から構成されている 

JIS X 0412-1 第1部:2文字コード 

JIS X 0412-2 第2部:3文字コード 

JIS Z 8203 国際単位系(SI)及びその使い方 

備考 ISO 1000 SI units and recommendations for the use of their multiples and of certain other unitsが,

この規格と一致している。 

IEC 61360-1:1995 Standard data element types with associated classification scheme for electric components 

−Part 1: Definitions−Principles and methods 

C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

IEC 61360-4:1997 Standard data element types with associated classification scheme for electric components 

−Part 4: IEC reference collection of standard data element types, component classes and terms 

IEC 62023:2000 Structuring of technical information and documentation 

IEC 81714-2:1998 Design of graphical symbols for use in the technical documentation of products−Part 2: 

Specification for graphical symbols in a computer sensible form including graphical symbols for a 

reference library, and requirements for their interchange 

ISO 6433:1981 Technical drawings−Item references 

ISO 7200:2004 Technical product documentation−Data fields in title blocks and document 

headers 

ISO/DIS 13584-1 Industrial automation systems and integration−Parts library−Part 1: Overview and 

fundamental principles 

ISO 13584-26:2000 Industrial automation systems and integration−Parts library−Part 26: Logical resourse: 

Infomation supplier identification 

3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。 

3.1 

構造化に関する一般的用語(General terms, related to structuing)  

3.1.1 

オブジェクト(object) 設計,エンジニアリング,製作・建設,運転,保守及び廃棄のプロセスの

中で扱う“エンティティ(entity)”。 

備考1. 物理的,非物理的な“もの(thing)”,又はそれに附属する情報の集まりをエンティティ(entity)

という言葉で表す。 

2. エンティティ(entity)の目的によって,オブジェクトは,“観点(側面)”と呼ばれる色々な視点

でとらえられることがある。 

[JIS C 0452-1の3.1] 

3.1.2 

システム(system) 相互に関係するオブジェクトの集合。 

備考1. システムの例:駆動システム,給水システム,ステレオシステム,コンピュータシステムな

ど。 

2. あるシステムが他のシステムの一部である場合,そのシステムは一つのオブジェクトとみな

してもよい。 

[JIS C 0452-1の3.2] 

3.1.3 

観点(aspect) システム又はシステム内のオブジェクトの情報の選択又はその記述の仕方。 

備考 その方法は,次に示すものがある。 

− システム又はオブジェクトが,何をするか[機能観点(機能視点)]。 

− システム又はオブジェクトが,どのように構成されているか[製品観点(製品視点)]。 

− システム又はオブジェクトが,どこに配置されるか[位置観点(位置視点)]。 

[JIS C 0452-1の3.3] 

3.1.4 

構造(structure) あるシステムに含まれるオブジェクト間の構成関係(包含又は部分)を有機的に

記述し表現したもの。 

[JIS C 0452-1の3.6] 

3.1.5 

参照指定(reference designation) 一つ又は複数の“観点(aspect)”を通してシステムの中から特定の

オブジェクトを識別する方法。 

C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

[JIS C 0452-1の3.7] 

3.1.6 

品目参照番号(item reference number) 同一図面にある,組立品の構成部品の識別及び/又は個々

の部品の識別。 

[ISO 6433の1.] 

備考 参照指定が“構造ベース”であるのに対し,品目参照番号は“文書ベース”である。ある図面

上の同一部品は,同じ品目参照を使用する。 

なお,そのときは,(ISO 6433に基づく)番号を使用することが望ましい。それと同時に,

ある構成の中のあるオブジェクトの各オカレンスは,唯一の参照指定をもっていなければなら

ない(JIS C 0452-1に基づく)。 

ひとまとまりの製品図面が,構造上,“〜を構成する,〜の部品である”関係に基づいている

場合,品目参照番号は,数字による製品指向の参照指定とほぼ同じである。 

3.1.7 

参照指定のセット(reference designation set) その中の少なくとも一つの参照指定が対象のオブジ

ェクトを明確に識別することができる参照指定の組合せ・集合(セット)。 

備考 参照指定のセットの中の他の参照指定は,対象のオブジェクトを識別できる必要はないが,そ

のオブジェクトが構成要素となっている他のオブジェクト(構造上上位に位置するオブジェク

ト)の識別に使われる。 

[JIS C 0452-1の3.10] 

3.1.8 

遷移(参照指定における)[transition (in a reference designation)] 多重レベルの参照指定におけ

る観点の変化。 

[JIS C 0452-1からの派生] 

3.2 

文書化に関連する一般的用語(General terms, related to documentation)  

3.2.1 

文書(document) データ媒体上の情報。 

備考1. “文書”は,法律的な意味に制限されるものではない。 

2. 通常,文書は,情報の形式及び表示形式に従って指定される。例えば,全体図,接続表,フ

ァンクションチャートなど。 

3. 情報は,紙上に及びマイクロフィルム上に静的に又は(ビデオ)ディスプレイ装置上に動的

に表示される。 

[JIS C 1082-1の2.2.1.2,修正] 

3.2.2 

文書種類(document kind) 指定された情報の内容と表示形式とによって定義した文書のタイプ。 

[JIS C 0451の3.5] 

3.2.3 

文書種類(の)分類(document kind class) 表示形式に関係なく,情報が同じような特徴をもつ文

書種類のグループ。 

[JIS C 0451の3.6] 

3.2.4 

文書番号(document number) ある特定の組織における文書の一意の識別子。 

3.2.5 

諸元項目(data element type) 識別,説明及び値の表記が指定されているデータ単位。 

[IEC 61360-1の2.3] 

備考 ISO/IEC 11179-3では,“データ要素”はこの概念で使用されている。 

3.2.6 

諸元値(data element value) 諸元項目の形式に適する許容値内の値。 

3.3 

部品リストに関連する個別用語(Specific terms, related to parts lists)  

3.3.1 

部品リスト(文書)[parts list (document)] 部品リスト本体を主として含む文書。 

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C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3.3.2 

部品リスト本体(parts list body) ある組立品(若しくは半組立品)又はシステムを構成するオブジ

ェクト(部品,コンポーネント,ソフトウェア,機器など)を明細に示すリスト品目を含む表。さらに,

必要な場合は,参照文書を含む表。 

[JIS C 1082-1の2.2.4.1,修正] 

3.3.3 

リスト品目(list item) 明細に示す対象となるオブジェクトにふさわしいデータ諸元項目を順序だ

った一連の表又はリストとして提示したもの。 

3.3.4 

オカレンス(あるオブジェクトの)[occurrence (of an object)] システムの中にあることを意味

する状態のオブジェクト。 

参考 JIS C 0452-1を参照。 

3.3.5 

形式(type) 共通の特性をもっているものの分類。 

3.3.6 

部品(part) 様々な製品のコンポーネントを構成することを意図する材料又は機能要素。 

[JIS C 0452-2] 

3.3.7 

部品番号(part number) ある特定の組織における部品の一意の識別子。 

4. 一般  

4.1 

部品リストの表示形式 部分リスト本体は,含まれるオブジェクトを示すリスト品目を表形式で表

示するものである。 

部品リスト本体は,次のいずれかによる。 

− 独立した部品リスト文書。 

− 例えば,組立図における部品欄のような,別の文書の一部。 

図1参照。 

本体 

C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

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図1 部品リストの表示形式 

4.2 

表の見出し 表の見出しは,部品リスト本体の列を定義する。 

列は,一つ又は複数のデータ要素の形式を表示するために使用する。 

4.3 

リスト品目 部品リスト中の一つのリスト品目は,一つの構成オブジェクトを表し,更にこれに関

係するデータ要素の形式の選択を表示する。この部品リストの範囲内の各構成オブジェクトは,一つのリ

スト品目によって表される。3.3.3を参照。 

4.4 

部品リストの分類 この規格で規定する部品リストの分類は,次のとおりである。 

分類A 

各リスト品目が構成オブジェクトの形式を表し,更にその数量を表している部品リスト。 

備考 分類Aは,“要約版リスト”としている。数量は,多くの場合,各々の形式で1よりも多い。

各構成オブジェクトの部品番号は,“キー”として使用される場合がある。この部品リストの分

類は,ISO 10303-44で“BOM(材料表)データ構造”と呼ばれている。 

分類B 

各リスト品目が構成オブジェクトのオカレンスを表している部品リスト 

備考 分類Bは,“詳細版リスト”を対象としている。各リスト品目における数量は,通常,1である。

各構成オブジェクトの参照指定は,“キー”として使用される。この部品リストの分類は,ISO 

10303-44で,“部品リストデータ構造”と呼ばれている。 

幾つかの同じオブジェクトを一まとめにして,その仕様を明示する必要があり,文書作成の

文脈上,その各構成オブジェクト間で区別する必要がない場合,この構成物のセットを一つの

オカレンスとみなすことができる。この場合,指定される数量は,1よりも多い。例えば,交

通信号を構成するために組み立てられる数百個の発光ダイオード,などである。 

分類Aの部品リストは,個別のオブジェクトの機械設計に使用されることが多い。特に,部品リストが

一つの構造レベルしか対象にしていない場合に多くみられる。 

分類Bは,接続の目的など,ある形式のオカレンスをそれぞれ識別する必要がある電気,流体及びその

他総合的システムに使用されることが多い。 

この規格では,両分類の要求事項を規定している。 

5. 部品リスト本体の要求事項  

5.1 指定されたオブジェクトの関係 部品リストを含めて設計及びエンジニアリングのあらゆる文書は,

一つのオブジェクトに関係付けるのがよい。 

部品リストは,そのオブジェクトを構成するオブジェクトを指定しなければならない。各構成オブジェ

クトは,リスト品目によって指定する。 

部品リストは,一つの構成レベルだけでもよいし,一つ又は複数の下位レベルを一緒に含んでもよい。 

備考1. オブジェクトの概念に関するより詳しい情報は,JIS C 0452-1及びIEC 61346-4を参照。 

2. 関連文書及び文書化に関するオブジェクトの関係のより詳しい情報は,JIS C 0451及びIEC 

62023を参照。 

3. 複数の構成レベルを含む部品リストは,ISO 10303-44の階層化された部品リストを参照。 

本体 

本体 

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C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

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5.2 

リスト品目の内容 各リスト品目の基本的目的は,構成オブジェクトのオカレンス(分類B)を,

又は同じ形式の各識別グループ(分類A)を,部品と関連付けることである。 

オカレンスは参照指定又は品目参照番号によって識別し,部品は部品番号又はグローバル識別番号によ

って識別する。 

さらに,オカレンス及び部品に関する他の情報は,部品リストをより分かりやすく,使いやすいものに

するために規定することが望ましい。 

備考1. 場合によっては,通し番号で識別した構成オブジェクトのオカレンスを部品番号だけでなく,

部品の形式などでも関連付ける必要がある。 

各リスト品目は,表1で指定した必す(須)情報を含まなければならない。また,条件付情報又は選択

可能情報を包含できるようにすることが望ましい。 

2. データベースから部品リストを作成する場合,データベースに対応した内部識別が必要であ

る。そのような識別は,この規格では扱っていない。 

表 1 構成オブジェクトのリスト品目に含まれる情報 

諸元項目 

分類A 

分類B 

参照条項 

品目参照番号 

必す(須) 

− 

5.3.1 オカレンスの識別 

数量 

必す(須) 

条件付 

5.3.5 数量,寸法 

参照指定のリスト 

条件付 

− 

5.3.1 オカレンスの識別 

参照指定 

− 

必す(須) 

5.3.1 オカレンスの識別 

参照指定セット 

− 

条件付 

5.3.1 オカレンスの識別 

用途 

− 

条件付 

5.3.2 用途 

オカレンスに関する技術データ 

− 

条件付 

5.3.3 オカレンスに関する技術データ 

オカレンスに関する参照情報 

− 

条件付 

5.3.4 オカレンスに関する参照資料 

部品番号,又は 
グローバル識別 

必す(須) 
必す(須) 

必す(須) 
必す(須) 

5.3.6 部品の識別 
5.3.6 部品の識別 

部品名称 

必す(須) 

必す(須) 

5.3.6 部品の識別 

形式識別 

条件付 

条件付 

5.3.7 部品の説明 

仕様を表す技術データ 

条件付 

条件付 

5.3.8 部品形式の技術データ 

性能を表す技術データ 

選択 

選択 

5.3.8 部品形式の技術データ 

質量,寸法 

条件付 

条件付 

5.3.8 部品形式の技術データ 

情報に関する参照 

選択 

選択 

5.3.9 部品形式に関する文書の参照 

注意 

選択 

選択 

− 

 備考 責任の程度を明確に指定するための各用語は,この表では次の意味を表している。 

必す(須)=常に必要とされる。 
条件付  =もし,情報が利用できれば必要。 
選択   =使用者の選択。 

  

5.3 

諸元項目の要件 この項目では,表1に挙げた諸元項目を次の順序で説明する。 

− 構成するオブジェクトのオカレンスに関する情報 

− オカレンスの識別 

− 用途 

− オカレンスに関する技術データ 

− オカレンスに関する参照 

− 数量及び寸法に関する情報 

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C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

− 構成オブジェクトの形式に関する情報 

− 形式の識別 

− 形式の説明 

− 形式に関する参照 

各諸元項目は,この規格では,その名称及び定義,そして可能であれば,コメントによって指定する。

該当する諸元項目の完全な指定のため,IEC 61360-4,IEC 82045-2及びISO 7200を参照。 

5.3.1 

オカレンスの識別 部品のオカレンス(“使用”)は,少なくとも一つの参照指定,又は一つの品目

参照番号によって識別しなければならない。 

参照指定セットもまた規定してもよい。もし参照指定セットを規定すれば,諸元項目の参照指定は,そ

のセットの各要素で一度だけ繰り返す。 

備考 JIS C 1082-1は,参照指定セットを1行で提示する方法について規則を定めている。 

例 二つの参照指定=A1=B1及び+U5+U23で構成するセットは,=A1=B1/+U5+U23と書くのが望

ましい。 

名称 

定義 

備考 

参照指定 

一つ又は複数の“観点(aspect)”を通してシステ
ムの中から特定のオブジェクトを識別する方法 

分類Bのリストでは,この諸元は,リスト品目の
区分に使用する。 

品目参照番号 

組立品の構成部品の識別及び/又は同じ図面上
にある個々の品目の識別 

分類Aのリストでは,この諸元は,リスト品目の
区分に使用する。 
 一つのリスト品目は複数のオカレンスを包含
することが望ましいので,この場合,参照指定は
区分目的には適さない。 

5.3.2 

用途 必要に応じて,分類Bのリストには,その使用方法又は特定のオカレンスの目的に関係し

た情報を加えなければならない。 

例えば,押ボタンの“起動”,“停止”である。 

名称 

定義 

備考 

用途 

オブジェクトの使用又は目的の簡単な文章説明 

− 

5.3.3 

オカレンスに関する技術データ オカレンスに特性を表す技術データを示すことが望ましい。 

例 プリセット値(その形式に適切な“設定範囲”内で選ばれた値)。 

適切な諸元項目の選択は,構成オブジェクト(製品分類)の形式に依存し,一般的に明示することはで

きない。諸元項目は,可能な限り,IEC 61360-4から選択すべきである。 

5.3.4 

オカレンスに関する参照項目 必要に応じて,ある部品を特定のオカレンスに使用する場合は,そ

の情報を与える文書を参照しなければならない。 

もし必要ならば,構成オブジェクトのオカレンスを記述する他の文書(例えば,回路図又は組立図)に

対する参照は,示さなければならない。 

このような文書参照に関する諸元については,5.3.9を参照。 

文書内での特定のページ及び部分への参照には,JIS C 1082-1の参照に関する規則を適用しなければな

らない。 

background image

C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

5.3.5 

数量,寸法 分類A形式の部品リストでは,数量は,指定しなければならない。数量は,通常,

個数で明示する。 

名称 

定義 

備考 

数量 

オブジェクトの明確にされた形式と同一の物の数 

数量は,通常,個数で表される。 

単位 

同じ種類のものを計測するのに照合用として決めた方
法による数量の値 

例えば,長さ,面積,体積,質量などの単
位は,JIS Z 8203で定義している。 

5.3.6 

部品の識別 部品の識別は,次のいずれかの方法で行う。 

− 製造業者又は供給者の組織に関連した製造番号(必要に応じて仕様データで補足する。)及び識別コー

ドによる方法。 

− 識別番号を含む部分及び与えられた番号が不変であるグローバルドメイン(グローバルな附番システ

ム)を指定するコードの二つの部分からなる,グローバルな識別符号。 

部品は,様々な製品の構成部品を構成するための材料又は機能要素である。部品は,その部品番号によ

って参照することが可能である。 

多くの場合,部品は,その部品番号によって明示される。その場合,その部品に関する特性を詳述する

ためには部品番号で十分である。 

その他の場合,部品は,明示されていない。その場合,部品番号は,すべての仕様を表すための付加デ

ータで補足する必要がある。 

備考 これは,一つ又は2,3の仕様をもつ製品又は部品の考えられる多くの異型体をカバーするため

に“類似品の設計”,“パラメータ設計”などを適用している場合を指している。 

部品番号が適用される組織の識別コードは,部品リスト又は附属若しくはサポートする文書(又は書類)

によって説明又は明示されたシステムによらなくてはならない。ISO 13584-26は,部品ライブラリと関連

して使用するシステムを定義している。 

Uniform Code Councilは,UPC及びEANと関連して使用するシステムを維持している。 

部品番号が,部品リストを発行している組織と同じ組織に適用する場合,その組織の識別コードを示す

必要はない。 

グローバルな識別符号が使われる場合,そのコードは,次のコードのいずれか一つにする。 

− UPC,記された番号はUPC(Universal Product Code)であることを示す。 

− EAN,記された番号はEAN(European Article Number)であることを示す。 

グローバルな識別符号が与えられる必要があるのは,部品リストを発行する組織に対応する部品番号が

ない場合に限られる。 

IEC 81714-2 の附属書Dも参照。 

background image

10 

C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

名称 

定義 

備考 

部品番号 

特定の組織における部品の識別 

− 

universal product code  
(UPC) 

小売業者のネットワーク及び小
売業者以外の流通経路を通じて
流通,販売される製品に割り当
てられる番号 

UPCコードは,80か国以上で設置されているEAN番号
付与機関を通じて,Uniform Code council又はInternational 
Article Numbering Association EAN(ブリュッセル)によ
って割り当てられる。 
 長さが異なる様々な形式の番号がある。 
番号には次のことが含まれる:番号付与組織の接頭辞,会
社に割り当てられた番号,製品の番号及び検査数字。 

European Article Number  
(EAN) 

小売業者のネットワーク及び小
売業者以外の流通経路を通じて
流通,販売される製品に割り当
てられる番号 

EANコードは,80か国以上で設置されているEAN番号
付与機関を通じて,Uniform Code council又はInternational 
Article Numbering Association EAN(ブリュッセル)によ
って割り当てられる 
 長さが異なる様々な形式の番号がある。 
番号には次のことが含まれる:番号付与組織の接頭辞,会
社に割り当てられた番号,製品の番号及び検査数字。 

供給者識別コード 

ある特定の文脈中の供給者識別
コード 

− 

参考 UPCコード及びEANコードは,国コード(UPCではナンバーシステムキャラクタ),商品製

造業者コード,商品アイテムコード及び検査数字によって構成されており,製品を識別するた

めに使用される。 

UPCはアメリカ及びカナダで使用されているが,その他の大多数の国(2001年1月現在の

加盟国は97か国)ではEANコードが使用されている。日本はEANに加盟しており,EANと

同じ体系をもつJAN(Japanese Article Number)を基にJIS X 0501が制定されている。 

なお,UPCとEANとではコード体系が多少異なる。 

5.3.7 

部品の説明 部品識別番号に加えて,部品名及び形式指定に関する情報を提供する。 

名称 

定義 

備考 

部品名称 

部品製造元による簡素な文字列による
指定 

部品名は,部品製造元が付けた一般的な製品名称である。
例えば:“補助リレー”,“誘導電動機”,“押ボタン” 

備考 メモリースペースが限られていたコンピュータ

処理の初期から,名前+形式指定+主な基本特
性の混合体からなり,大きさが決まっているフ
ォーマットに合わせた“基本文字列”が継承さ
れている。このような情報を“部品名”として
使用する(又は追加的に記される)こともでき
るかもしれないが,コンピュータが容易には解
釈できないため避けなければならない。 

形式指定 

部品の製造元による符号化指定 

形式指定は,製造元によって定義される“製品群”に部品
を関係付けたものである。形式指定は,通常,部品番号と
同様に部品を個々に識別するものではなく,しばしば便宜
的に使われるものである。 

備考 形式指定は,通常技術的オブジェクトの銘板及

び製造元の書類に記される。 

background image

11 

C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

5.3.8 

部品形式の技術データ 部品リストに挙げる技術データは,次の2種類がある。 

− 仕様及び/又は 

− 説明 

仕様を記すデータは,部品番号(又は形式指定)に加えて記される,部品を完全に特定するために必要

な技術データである(5.3.6参照)。 

説明データは,機能試験,試運転,運転及び保守のための値という,対象とする部品の最も重要な性能

を記すデータである。 

関連する緒言項目の選択は,構成オブジェクトの形式(製品分類)に依存し,一般的に明示することは

できない。緒言項目は,IEC 61360-4などの妥当性のある国際規格から選択することが望ましい。 

質量は,このような説明諸元の形式の一つである。 

5.3.9 

部品の形式に関連する文書の参照 必要ならば,例えば“構成部品仕様”,“データシート”などの,

部品の形式を詳細に指定する文書に対する参照を示さなければならない。 

参照は,文書番号を,分かりやすくするうえで必要ならば,改訂インデックスも提示しなくてはならな

い。もし,その文書の発行者が部品リストの発行者と同じでない場合,法的所有者に関する情報も提供し

なくてはならない。 

この情報は,文書種類の分類,言語コード,文書種類の指定及び表題によって補完してもよい。 

名称 

定義 

備考 

法的所有者 

その文書の著作権をもつ組織の名称 

同じ認識番号が付いているが異なる組織が所
有している別の文書とその文書とを区別する
ために法的所有者の名前が必要となる。 

文章番号 

特定の組織における文書の識別 

− 

文書種類 

情報の指定された内容及び表示形態に関し
て定義された文書の形式 

例えば,JIS C 0451を参照 

文書種類の分類コード 文書種類の分類のためのコード 

例えば,JIS C 0451を参照 

改訂インデックス 

文章の改訂状態を識別するコード 

他の諸元(発行日など)が改訂インデックスの
代わりに用いられない限り,改訂インデックス
は,すべての文書の改訂に必す(須)である。 

言語コード 

文書の内容を編集するための言語コード 

言語のコードは,JIS X 0412に規定されてい
る。言語コードは,小文字で表す。例えば,英
語は“en”,日本語は“ja”である。 
 
多言語文書では,言語コードは,ハイフン,ス
ラッシュなどの記号で分けなくてはならない。 

表題 

文書に割り当てられた1語又は複数語の指
定 

表題は,文書の内容に名称を与え,文書の理解
を助けるものである。 

5.4 

部品リスト本体の配置  

5.4.1 

一般事項 部品リスト本体は,表を用いなければならない。 

列は,見出しによって定義される。列の順番は,利用者のニーズ又は日常業務に応じて異なる。順序に

関する特別な理由がない限り5.4.2及び5.4.3に挙げた順序を左から右へたどらなければならない。 

一つの列で表示する諸元が一つしかない場合,その列の名前は,諸元項目と同じ(関連する言語で)に

しなくてはならない。 

一つの列に多くの諸元を表示する場合,適切な集合名称を選ばなくてはならない。 

12 

C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

混乱が生じないのであれば,印刷された文書上で一つの列にまとめてもよい。 

5.4.2 

部品リスト分類Aの欄 分類Aの列の名前は,次の列名が望ましい。 

− 品目参照番号 

− 参照指定(“参照指定のリスト”を含む。) 

− 数量 

− 部品名 

− 形式指定 

− 技術データ(単位を含め諸元値の適切な選択を含む。) 

− 質量 

− 部品識別子(“コード”及び“番号”又は“部品番号”を含む。) 

例として,附属書B及び附属書Dを参照。附属書Dは,必す(須)データ分野だけを含む最小限の内

容の部品リストである。 

5.4.3 

部品リスト分類Bの欄 分類Bの列の名前は,次の列名が望ましい。 

− 参照指定 

− 参照指定(参照指定セットの2番目の要素) 

− 説明(“部品名”及び“使用方法”を含む。) 

− 形式指定 

− 技術データ(単位を含め,諸元値の適切な選択を含む。) 

− 質量 

− 部品識別子(“コード”及び“部品番号”を含む。) 

JIS C 1082-1に基づいて参照指定の簡素化された表記を適用する場合,参照指定列の列名のすぐ下に参

照指定の共通部分を提示し,リスト項目の中で繰り返してはいけない。 

例は,附属書Cを参照。 

参照指定の2番目の列は,参照指定セットの2番目の要素を意図している。 

一つ又は複数の変遷を含む参照指定は,一つの完全な参照指定とみなし,列を分けてはいけない。 

5.4.4 

リスト品目 リスト品目で提供される大量の情報は,数行を用いてよい。このような場合,読みや

すくするためにそれぞれのリスト品目を,横線などを用いて,次のものと明確に分けなければならない。 

5.4.5 

リスト品目の並び順 部品リストを読みやすくするため,リスト品目の並び順は,その部品リスト

に適用される構造において使用される参照指定又は品目参照番号に基づいて行われなければならない。並

び順は,アルファベット順(アルファベット及び/又は数字)の昇順で行うべきである。このことは,そ

れぞれの構造レベルにおけるリスト品目がJIS C 0452-2において割り当てられた文字コードによって区分

されることを意味している。 

参照指定中の数字は,数学的な数値に従い並べる。 

例  

よい例:A1,A2,A10,A11,A20 

悪い例:A1,A10,A11,A2,A20 

部品リストが複数の構造レベルをカバーしている場合,=,+,−などの記号は,読者にとって明確な

並び順上の意味をもたないため,並び順は参照指定の中に含まれる記号の値(並び順に関する)にかかわ

りなく行われるべきである。 

参照指定セットは,二つ以上の参照指定から構成される。1次の並び順のキーとして使用できるのは参

13 

C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

照指定のうちの一つだけである。そのセットのほかの要素は,“その他の”指定であり,2次,3次キーと

して使用する。 

6. 部品リスト文書に対する要求事項  

6.1 

一般事項 部品リスト文書は,文書の見出し又は表題ブロック及び部品リスト本体(ISO 7200参照)

によって構成する。 

部品リスト文書は,例えば,組立図面,全体図,回路図,保守手順書,故障検出説明書などの幾つかの

文書とともに検討する場合があるため,個別の文書番号で識別し,文書種類指定コード(JIS C 0451参照)

で識別する。 

備考 組み立て図面など,部品リストを他の文書と関連付けるためにはIEC 62023を参照。 

6.2 

文書種類の指定 部品リスト文書は,文書種類分類(JIS C 0451参照)の一つである。多くの文書

種類指定が用いられている。この数を減らすために,“部品リスト”の文書種類指定だけを使用し,適用す

るオブジェクトを明記し及び/又はタイトルで部品リストの目的を明記することが望ましい。 

附属書Aは,この規格でカバーされていると思われる既存の幾つかの文書種類を列挙し,その扱い方に

ついて指針を示している。 

background image

14 

C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書A(参考)使用する文書指定の扱い 

この附属書は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。 

次は,使用する文書指定のリストの一例である。推奨する代替案を,本体の6.2に従って表示する。 

オブジェクト名は,機能グループ,機能ユニット,組立品,ソフトウェアユニット,場所などの名称を

指す。 

プラント名は,そのリストが包含するオブジェクト全体,通常はプラント全体の名称を指す。 

分類Aリストの場合,表題に“概要”と付け加える。 

附属書A表 1 使用する文書指定の扱い 

現在の指定 

分類 

推奨する文書種類指定 

推奨する文書表題 

装置リスト 

部品リスト 

オブジェクト名 

組立て仕様書 

部品リスト 

オブジェクト名 

材料明細表 

A,B 

部品リスト 

オブジェクト名 

建設仕様書 

A,B 

部品リスト 

オブジェクト名 

機器仕様書 

部品リスト 

オブジェクト名 

グループ仕様書 

部品リスト 

オブジェクト名 

索引 

部品リスト 

プラント名 

設備仕様書 

部品リスト 

オブジェクト名 

品目リスト 

A,B 

部品リスト 

オブジェクト名 

発注仕様書 

部品リスト 

オブジェクト名 

プラント仕様書 

部品リスト 

プラント名 

製品仕様書 

部品リスト 

オブジェクト名 

供給範囲 

部品リスト 

プラント名 

ソフトウェア・アセンブリ仕様書 

部品リスト 

オブジェクト名 

background image

15 

C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書B(参考)分類Aの部品リスト文書例 

この附属書は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。 

品目番号 

参照指定 

=W1 

数量 

単位 

部品名 

形式名称 

技術データ 

質量 

部品識別子 

コード 

部品番号 

P1=M1, P2=M1, 
P3=M1 

個 

三相かご形電動機 

HXR 180SM 4 B3 

1465 回転/分, 17 kW,  
50 Hz, Y/D, 400/230 V 

75 kg 

MCOMP 

R31SMAOL1 

個 

ヒューズカートリッジ SL400 

Size 3, 160 A 

SK 316 285-3 

個 

ヒューズソケット 

ST400 

Size 3, 160 A 

SK 316 286-3 

個 

モータスタータ 

DSB350 

SK 538 209-BC 

個 

押ボタン 

OKM30 

SK 614 311-CF 

個 

押ボタン 

OKM30 

SK 614 311-CG 

個 

ランプホルダ 

OSM2 

SK 614 360-LE 

個 

スイッチ 

ABG1O 

SK 661 201-AB 

個 

フィラメントランプ 

BA15d 

5 W, 230 V 

UPC 

3765498763139 

10 

30 

ケーブル 

HO7RN-F5G1O, 10 mmʼ 

CCOMP 

C12345-BCD 

11 

セット 

文書セット 

9AXA 11111-1 

 備考1. この要約は,三つの同一のシステム(例えば,=W1=P1,=W1=P2,=W1=P3)を包含する。 (=W1=P1,=W1=P2,=W1=P3の)それぞれの範囲は,附属書

Cに明示する。 

2. 各リスト項目の数量が複数であることが多いため,通常はこのリストに参照指定を記さない。 
3. この例は,文書形式又は表題ブロックの要件を規定するものではない。 

担当部署 

XYZ  

作成 

99-05-04 X.X. *** 

承認 

99-05-05 N.N. *** 

部品リスト 
給水システム 
概要 

文書指定 
オブジェクト指定 

文書種類分類 

=W1 

& PB 

プロジェクト名  
使用者(会社)名 

システム製造業者名 

文書番号 
9AXA 99881 

改訂指標 : − 
言語コード 

: ja 

ページ 

: 1 

続き 

: − 

1

5

C

 0

4

5

3

2

0

0

5

 (I

E

C

 6

2

0

2

7

2

0

0

0

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

background image

16 

C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書C(参考)分類Bの部品リスト文書例 

この附属書は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。 

参照指定 

=W1=P1 

参照指定 

部品名;用途 

形式名称 

技術データ 

質量 

部品識別子 

参照文書 

&FS 

コード 

部品番号 

A1 

P1+J1 

マンマシンインターフェ
ス機器 

9AXA 99880/1 

A1=H1 

P1+J1 

信号ランプ; 起動 

A1=H1-1 

Pl+J1 

ランプホルダ 

05M2 

SK 614 360-LE 

Al=H1-2 

P1+J1 

フィラメントランプ 

BA15d 

5 W, 230 V 

UPC 

3765498763139 

Al=S1 

P1+J1 

押ボタン; 起動 

OKM3O 

SK 614 311-CF 

A1=S2 

P1+J1 

押ボタン; 停止 

OKM3O 

SK 614 311-CG 

A1=S3 

P1+J1 

スイッチ; 手動・自動 

ABG1O 

SK 661 201-AB 

Fl 

S2+G2 

3極ヒューズ 

SF400 

9AXA 99880/2 

Fl-1 

S2+G2 

ヒューズカートリッジ 

SL400 

Size 3, 160 A 

SK 316 285-3 

F1-2 

S2+G2 

ヒューズカートリッジ 

SL400 

Size 3, 160 A 

SK 316 285-3 

F1-3 

S2+G2 

ヒューズカートリッジ 

SL400 

Size 3, 160 A 

SK 316 285-3 

F1-4 

S2+G2 

ヒューズソケット 

ST400 

Size 3, 160 A 

SK 316 286-3 

Ml 

L210+R11 

三相かご形電動機 

HXR 
180SM4 B3 

1,465 回転/分, 17 
kW, 50 Hz, Y/D, 
400/230 V 

75 kg 

MCOMP 

R31SMAOL1 

9AXA 99880/3 

Q1 

S2+G3 

モータスタータ 

DSB350 

98653 97-A 

9AXA 99880/2 

W1 

ケーブル 

H07RN-F5G10, 10 
mm2, 10 m 

CCOMP 

C12345-BCD 

備考1. 電動機R31SMAOL1(=M1)の部品リストは,附属書Dを参照。 

2. 部品識別子の“コード”欄にあるMCOMPは,モータ製造会社名を表す(附属書Dを参照)。 CCOMPは,ケーブル製造業者名を表す。 
3. この例は,文書形式及び表題ブロックの要件を規定するものではない。 

参考 “コード”欄及び“部品番号”欄への記載方法は,5.3.6による。すなわち,次のいずれかの方法による。 

− その部品を製造又は供給する組織の識別コード(上記の例ではMCOMP又はCCOMP)及びその組織が定めた部品番号で表示する。 
− UPC又はEANに従ったグローバルな識別子による部品番号で表示する。この場合は,UPC又はEANに従ったものであることを“コード”欄に示す。 

なお,部品リストを発行する組織が定めた部品番号である場合は,“コード”欄への記載を省略することができる。 

担当部署 
作成 
承認 

XYZ 
99-05-04 X.X.  *** 
99-05-05 N.N.  *** 

部品リスト 
給水システム 

文書指定 
オブジェクト指定 
= W1 = P1 

      

文書種類分類 
 & PB 

プロジェクト名 
使用者(会社)名 

システム製造業者名 

文書番号 

9AXA 99879 

改訂指標 

: D 

言語コード  : ja 

ページ : 1 

続き 

: 2 

1

6

C

 0

4

5

3

2

0

0

5

 (I

E

C

 6

2

0

2

7

2

0

0

0

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

background image

17 

C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書D(参考)分類Aの製作用部品リスト文書例 

この附属書は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。 

品目番号 

数量 

単位 

部品名 

部品識別子 

コード 

部品番号 

11 

個 

固定子 

R31SMCOL1 

12 

個 

エンドシールド 

R31Ll 

13 

個 

エンドシールド 

R31L2 

16 

個 

シャフト 

R31SMR1 

17 

個 

ねじ 

FLSKM2OX70/70Y 

18 

個 

玉軸受 

EBKL63l9/C3 

20 

個 

リング 

HX3SLJ1 

24 

個 

玉軸受 

EBKL63l6/C3 

26 

個 

リング 

HX56LJ1 

30 

個 

ばね 

YPRA316/1 

32 

個 

ワッシャ 

FSTB80X2,5 

34 

個 

軸受ハウジング 

HX63LF3 

36 

個 

軸受ハウジング 

HX56LF1 

38 

個 

軸受 

HX35LH1 

40 

個 

プラグ 

FFTN-R3/4 

42 

個 

V字リング 

YJSFS95 

45 

個 

軸受キャップ 

HX56LH1/2 

47 

個 

V字リング 

YJFS8O 

49 

個 

ねじ 

FLSKM10X80/80Y 

51 

個 

ニップル 

ZLZLB-M10X1 

53 

個 

ニップル 

ZLZLA-M10X1 

55 

個 

ニップル 

R2OLDJ1 

59 

個 

ニップル 

CXBY669O8 

61 

個 

ファン 

HX63T14/1 

63 

個 

リング 

ZYEA80X30 

65 

個 

ワッシャ 

FSTB80X2,5 

67 

個 

カバー 

R31U2 

 
Rev. B 

Rev. A 

 
99-07-98 X.X. *** 
98-05-08 X.X.*** 

担当部署 
作成 
承認 

PQR 
95-02-08 X.X. *** 
95-03-10 N.N. *** 

部品リスト 
3相かご形電動機 
Type HXR 180SM 4 B3 

文書指定 
オブジェクト指定 

HXR180 SM 4 B3 

文書種類分類 
& PB 

モータ製造業者名 

文書番号 

R31 SMAOL1 

改訂指標 

: B  

言語コード : ja 

ページ : 1  

続き 

: 2 

background image

18 

C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

品目番号 

数量 

単位 

部品名 

部品識別子 

コード 

部品番号 

69 

個 

ねじ 

FLHSUM10X20/20Y 

70 

個 

ワッシャ 

FAOA10.5Y 

71 

個 

シーリング 

ECUA63 

72 

個 

ボックス 

YDDD16/10.2X8 

73 

個 

キー 

ZDER22N14X125 

75 

個 

シールド 

YKLP7O69 

77 

個 

びょう(鋲) 

FZKU2.9X5 

組立図: H320919 

モータ製造業者名 

文書番号 

R31 SMAOL1 

改訂指標 

: B  

言語コード : ja 

ページ : 2  

続き 

: - 

background image

19 

C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書1(参考)輸送文書への応用例 

この附属書は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。 

この附属書は,製品の部品単位の識別が可能なリストを作成する分類及び識別を標準化する方法に関す

るものである。 

一方,製品は,製造業者又は供給者から,現地又は使用者の元に輸送されるというライフサイクルの一

つを通過する必要があり,この段階にも,識別システムを活用することが望ましい。 

1. 緒言 設計,エンジニアリング,製作,建設,運転,保守,廃棄などのシステムのライフサイクルに

おいて,輸送というイベントが必要で,出荷検査,(輸出の場合に双方の国の)通関検査,受入れ先での製

品の開梱・検収・保管などの段階がある。 

従来,これらイベントの製品の照合の標準の規格がなく,製品側の製品情報を掲載した文書と,輸送側

のこん(梱)包単位の情報を掲載した輸送文書との間でかならずしも適切な情報が引き継がれていないこ

とによって,開こん(梱)のときの製品の識別が困難であった。この輸送文書へ部品番号,部品識別子及

び参照指定を追加することによってこれらの不適合を解消する。 

2. 輸送文書 輸送側の文書には,国内外・輸出入にかかわらず,“輸送リスト又はシッピングリスト

(Shipping list)”,“所定形式の輸送こん(梱)包リスト又はプロフォーマパッキングリスト(Proforma 

packing list)”,“送り状又はインボイス(Invoice)”,“貨物引換証”,“ビルオブレーディング(bill of lading) ”

などの管理文書があり,輸送,保険及び契約の検収に関係する重要な文書である。これらの文書は,主と

して検収,輸送保険,通関などに使用されている。 

3. 共用可能な識別情報 これらの輸送文書のリストの列の中に,参照指定の欄及び/又は部品識別子の

欄を識別情報として追加した例を参考として示す。 

background image

20 

C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

輸送リスト(SHIPPING LIST) 

ケース番
号 
(Case 
No.) 

部品名 

(Descrip

tion) 

パッケージ 

(Package) 

寸法(cm) 

(Dimension) 

体積(m3) 

(Measurement) 

正味質量(kg) 

(Net Mass) 

グロス質量(kg) 

(Gross mass) 

部品識別子 

(Part identifier) 

参照指定 

=W1 

数量 

(Quantit

y) 

スタイル 

(Style) 

Each 

Total 

Each 

Total 

Each 

Total 

Code 

コード 

Part no. 
部品番号 

3相かご
形電動機
(1465 
回転/分, 
17 kW, 
50 Hz, 
Y/D, 
400/230 
V) 

Case 

50 

40 

40 

75 

225 

MCOMP 

R31SMAOL1 

P1=M1, 
P2=M1, 
P3=M1, 

ヒューズ
カートリ
ッジ 

SL400 

Case 

Size 3, 
160 A 

SK 316 
285-3 

2

0

C

 0

4

5

3

2

0

0

5

 (I

E

C

 6

2

0

2

7

2

0

0

0

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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21 

C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

輸送こん(梱)包リスト(PACKING LIST) 

府中工場 
(FUCHU WORKS) 

製造番号 
(Manufacturing no.) 

M230181 

日付(Date:)  

Dec. 1, 2000 

ケース番号(Case no.) 

BY-TSB-F-001 

こん包形式 

(Packing style:) 

箱(CASE) 

インボイス番号 

(Invoice no.) 

正味質量(Net Weight) 

500 (Kg) 

寸法(Dimension:) 

138 x 138 x 269 cm 

グロス質量 

(Gross Weight) 

700(Kg) 

番号項目 

(Item no.) 

部品名 

(Description) 

部品識別子 

(Part identifier) 

数量(Quantity)  

備考(Remarks) 

コード 

(Code) 

部品番号 

(Part no.) 

FL 2247 

AVRキュービクル 
(AVR CUBICLE) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

1 pce 

2

1

C

 0

4

5

3

2

0

0

5

 (I

E

C

 6

2

0

2

7

2

0

0

0

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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22 

C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

貨物引換証(BILL OF LADING) 

記号及び番号 

(Marks and Number) 

こん(梱)包数量 

(No. of Pkgs) 

パッケージ名 

及び商品名 

(Description of 

packages and Goods) 

グロス質量 

(Gross Weight) 

体積(m3) 

(Measurement) 

部品識別子 

(Part identifier) 

コード 
(Code) 

部品番号 

(Part no.) 

各添付シートによる
(As per attached sheet) 

油冷却装置 

(Oil Cooling Unit) 

22個 

(22 PACKAGES) 

18個,1缶,3架台 

&ベース 

(18 CASES, 1 DRUM, 

3 SKIDS & BASE) 

2 000 kg 

400 m3 

2

2

C

 0

4

5

3

2

0

0

5

 (I

E

C

 6

2

0

2

7

2

0

0

0

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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23 

C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

用語索引 

この附属書は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。 

IEC規格で用いている用語は,従来の日本工業規格にない新しい用語が多く,抽象的な意味をもってお

り,また,相互に関連して使用されており,翻訳した日本語だけを掲載することは技術上のあいまいさを

生み出すおそれがある。このため,理解を容易にする趣旨でこの規格で用いている用語を出現順に一括掲

載する。また,箇条は,各用語が最初に使用される部分を示す。 

IEC 62027 

この規格の用語 

箇条 

structuring 

構造化 

3.1 

object 

オブジェクト 

3.1.1 

Entity 

エンティティ 

3.1.1 

system 

システム 

3.1.2 

structure 

構造 

3.1.4 

identification 

識別 

3.1.5 

designation 

指定 

3.1.5 

reference designation 

参照指定 

3.1.5 

reference designation set 

参照指定のセット 

3.1.7 

transition (in a reference designation) 

遷移(参照指定における) 

3.1.8 

documentation 

文書化 

3.2 

General terms related to documentation 

文書 

3.2.1 

document kind 

文書種類 

3.2.2 

class 

分類(クラス) 

3.2.3 

document kind class 

文書種類の分類 

3.2.3 

document number 

文書番号 

3.2.4 

data element value 

諸元値 

3.2.6 

parts list 

部品リスト 

3.3 

list item 

リスト品目 

3.3.3 

parts list (document) 

部品リスト(文書) 

3.3.1 

parts list body 

部品リスト本体 

3.3.2 

list item 

リスト品目 

3.3.3 

occurrence (of an object) 

オカレンス(あるオブジェクトの) 

3.3.4 

type 

形式 

3.3.5 

part 

部品 

3.3.6 

part number 

部品番号 

3.3.7 

data element type 

緒元項目 

3.2.5 

occurrence 

オカレンス 

3.3.4 

table header 

表の見出し 

4.2 

indented 

階層化された 

5.1 

global identification number 

グローバル識別番号 

5.2 

background image

24 

C 0453:2005 (IEC 62027:2000) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

IEC 62027 

この規格の用語 

箇条 

descriptive 

性能の 

5.2 

specimen 

見本 

5.2 

usage 

用途 

5.2 

data element types 

諸元項目 

5.3 

aspect 

観点 

5.3.1 

data element 

諸元項目 

5.3.1 

item reference number 

品目参照番号 

5.3.1 

sorting 

区分 

5.3.1 

type 

形式 

5.3.3 

adaptation 

適応 

5.3.4 

convention 

方法 

5.3.5 

reference 

参照項目 

5.4.2 

column 

欄 

5.4.2 

関連規格 JIS X 0501 共通商品コード用バーコードシンボル 

IEC 61346-4:1998 Industrial systems,installations and equipment and industrial products−

Structuring principles and reference designations−Part 4: Discussion of concepts 

IEC 82045-2 - Management data (metadata) associated with documents−Part 2 : Collection of 

metadata  

ISO 10303-44:1994 Industrial automation systems and integration−Product data representation and 

exchange−Part 44: Integrated generic resources: Product structure configuration 

IS0/IEC 11179-3:1994 Information technology−Specification and standardization of data elements−

Part 3: Basic attributes of data elements