B 9606 : 1998
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS B 9606-1991は改正され,この規格に置き換えられる。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 9606 : 1998
製版機械−刷版位置決めピンシステム
Printing plate making machine−Register pin system for plate making
1. 適用範囲 この規格は,A2判以上の印刷用刷版の焼付工程に用いる位置決めピンシステムについて規
定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の一部を構成する。こ
の引用規格は,その最新版を適用する。
JIS B 0401 寸法公差及びはめあい
関連規格 JIS B 0021 幾何公差の図示方法
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a) 位置決めピンシステム 印刷機,プリプレス機器などで,色分解フィルム及び刷版の正確な見当合せ
を行うための位置決めピン及び位置決めピン穴の配列。
b) 位置決め 一連の製版作業において必要とされる正確な位置合せを行うこと。
備考 例えば,多色印刷における各色版を正確に重ね刷りする場合に行う。
c) 位置決めピン穴 位置決めピンを受けるために材料にあけられた穴。
d) 位置決めピン 支持体表面に対して垂直な軸をもち,位置決めピン穴によって材料を所定の位置に保
持するピン。
e) 位置決めピンベース 位置決めピンを固定した支持体。
f)
小判形 円の中心線,又はだ円の長軸若しくは短軸に対称な2本の平行線で切った形。
備考 長方形も含む。
4. 形状・寸法
4.1
位置決めピン穴の配置
4.1.1
ピン穴の配置及び公差は,図1による。刷版の感光面を上にし,丸ピン穴を向かって左側に置いた
とき,ピン穴の中心を結ぶ線は,刷版の下縁部に平行とする。ただし,下縁部からの距離Aは,規定しな
い。
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B 9606 : 1998
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図1 ピン穴の配置及び公差
4.2
位置決めピン穴
4.2.1
原板にあけるピン穴の形状及び寸法は,図2による。
注(1) JIS B 0401参照
図2 位置決めピン穴の形状及び寸法
4.3
位置決めピン
4.3.1
形状及び寸法 位置決めピンの形状及び寸法は,図3による。ピンの先端は使いやすいように,丸
めるか又はテーパにしてもよい。
なお,ピンの高さは規定しない。
図3 位置決めピンの形状及び寸法
4.4
位置決めピンベース 位置決めピンベースの材料の厚さは規定しない。
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B 9606 : 1998
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JIS改正原案作成委員会 構成表
氏名
所属
(委員長)
高 橋 恭 介
東海大学
三 品 博 達
室蘭工業大学
吉 田 嘉太郎
千葉大学
中 嶋 誠
通商産業省
本 間 清
通商産業省
山 村 修 蔵
財団法人日本規格協会
泉 和 人
大日本印刷株式会社
三 上 敦 敏
凸版印刷株式会社
鈴 木 義 彦
株式会社洋光社
鈴 木 雅 夫
共同印刷株式会社
錦 山 福太郎
共栄プロセス株式会社
近 藤 健 三
大日本スクリーン製造株式会社
中 村 正 雄
富士写真フィルム株式会社
畠 山 恵 一
コニカ株式会社
河 島 利 彦
株式会社大床製作所
田 尾 玄 治
株式会社小森コーポレーション
山 本 研 志
三菱重工業株式会社
(事務局)
竹 内 時 男
社団法人日本印刷産業機械工業会