2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B9210-1988
耕うんづめ
Blades for Tillers
1. 適用範囲 この規格は,鍛造品の耕うんづめについて規定する。ただし,管理作業用づめ,残耕処理
づめなどの特殊づめは除く。
2. 形状・寸法 耕うんづめの取付部の形状・寸法及び許容差は,付図による。
参 考
つめ部の形状・寸法及び許容差は,参考付図を参照。
3. 外 観 耕うんづめは,全長にわたり仕上げが良好で,きずなど使用上有害な欠点があってはならな
い。また,耕うんづめには,塗装,その他のさび止め処理を施す。
4. 材 料 耕うんづめに使用する材料は,JIS G 4051(機械構造用炭素鋼鋼材)に規定するS58C,JIS G
4801(ばね鋼鋼材)に規定するSUP6,SUP9又は品質がこれらと同等以上のものとする。
5. 製造方法 耕うんづめは,鍛造によって製造し,適切な硬さをもつように熱処理を施さなければなら
ない。
6. 製品の呼び方 耕うんづめの呼び方は,規格番号又は規格名称,取付部の形状,呼び,基部幅,基部
厚及びつめ部の形状による。
例1:JIS B 9210 直線形225 25 10
例2:耕うんづめ 直線形225 25 10
7. 表 示 耕うんづめには,次の事項を表示する。
(1) 呼び
(2) 基部幅 (A)
(3) 基部厚 (B)
引用規格:
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 4801 ばね鋼鋼材
2
B9210-1988
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付 図 耕うんづめの取付部の形状・寸法及び許容差
単位mm
取付部
の形状 呼び つめ半径
R
基部幅
A
基部厚
B
穴径
D
穴位置
E
参考
図
頭
首
G
偏心
H
中心
位置
K
基部
半径
L
F1
F2
直
線
形
200
0.40
200−
7.00
5.
21
−
8.5±0.5
10.5±0.2
45
50
20
25
−
20以上
23以上
−
−
−
付図
(a)
225
0.40
225−
200
0.40
200−
7.00
25−
225
0.40
225−
225
0.40
225−
9±0.5
58
58.5
25
−
23以上
−
−
−
235
0.40
235−
255
0.40
255−
225
0.40
225−
10±0.5
50
55
−
23以上
27以上
−
−
−
245
0.40
245−
245
0.40
245−
7.00
27−
12.5±0.2
65
−
25以上
−
−
−
255
0.40
255−
7.00
30−
63.5
−
−
−
−
255
0.40
255−
7.00
35−
70
30
−
28以上
−
−
−
260
0.40
260−
7.00
32−
12±0.5
34
13
45±0.1 13以上
−
−
−
付図
(b)
湾
曲
形
200
0.40
200−
3.07.0
22−+
8.5±0.5
10.5±0.2
45
25
19
19以上
9
9
100
付図
(c)
225
0.40
225−
200
0.40
200−
3.07.0
25−+
10±0.5
22
16
25以上
225
0.40
225−
備考 穴の位置Eは,つめ設計時の基準寸法で,つめ装着時の寸法は異なることもある。
呼びは,つめ半径による。
3
B9210-1988
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
参考付図 つめ部の形状・寸法及び許容差
単位mm
つめ部
の形状 呼び
r0
θ1
(度)
r1
θ2
(度)
r2
θ3
(度)
幅
厚さ
α
(度)
屈曲部
b1
b2
c1
c2
d
e
1形
200 112±4
34
187±3
37
193±2
51
35〜40 40〜50
3.5〜5
1.5〜2 50〜70 35〜45 30〜40
225 126±4
210±3
218±2
35〜42 45〜55
235 132±4
219±3
227±2
40〜47 47〜57
245 137±4
229±3
237±2
42〜50 50〜60
255 143±4
238±3
247±2
44〜52 52〜65
260 146±4
243±3
251±2
47〜55 52〜65
5〜6
2形
200 100±4
34
168±3
46
192±2
57
35〜40 40〜50
3.5〜5
225 113±4
189±3
216±2
35〜42 45〜55
235 118±4
197±3
226±2
40〜47 47〜57
245 123±4
206±3
235±2
42〜50 50〜60
255 128±4
214±3
245±2
44〜52 52〜65
260 130±4
218±3
250±2
47〜55 52〜65
5〜6
3形
200
96±4
34
154±3
58
195±2
72
35〜40 40〜50
3.5〜5
225 108±4
173±3
219±2
35〜42 45〜55
235 113±4
181±3
229±2
40〜47 47〜57
245 118±4
188±3
238±2
42〜50 50〜60
255 122±4
196±3
248±2
44〜52 52〜65
260 125±4
200±3
253±2
47〜55 52〜65
5〜6
備考1. なたづめについての形状・寸法及び許容差について参考として示したものである。
2. 角度θ1,θ2,θ3は,大体の基準を示したものである。
3. 厚さは基部からつめ先端へ向かって漸減するものとする。
4
B9210-1988
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
原案作成委員会 構成表
氏 名
所 属
(委 員 長)
田 原 虎 次
日本大学
藍 房 和
東京農工大学
森 田 昭 三
工業技術院標準部
菅 原 淳 夫
財団法人日本規格協会
森 本 国 夫
生物系特定産業技術研究推進機構
船 曳 英 夫
日本農業機械化協会
田 中 行 平
全国農業協同組合連合会
渡 辺 崇
全国農業機械商業協同組合連合会
佐 藤 文 男
石川島芝浦機械株式会社
関 屋 隆 史
井関農機株式会社
上 田 喜 一
久保田鉄工株式会社
上 戸 重 夫
ヤンマーディーゼル株式会社
辻 章
三菱農機株式会社
斎 藤 博 信
株式会社本田技術研究所
柿 木 英 夫
富士ロビン株式会社
小 橋 健 志
小橋工業株式会社
川 上 喜 之
松山株式会社
青 木 仁 弥
株式会社デリカ機器製作所
大 川 鐘 一
スター農機株式会社
(事 務 局)
栗 原 靖 一
社団法人日本農業機械工業会
天 野 謙
社団法人日本農業機械工業会