B 8930 : 1999
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS B 8930 : 1993は改正され,この規格に置き換えられる。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 8930 : 1999
パレットトラック−主要寸法
Pallet trucks−Principal dimensions
序文 この規格は,1996年に第1版として発行されたISO 509, Pallet trucks−Principal dimensionsを翻訳し,
技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格であるが,国際規格にはない定義
について追加した。
なお,この規格で点線の下線を施してある“箇所”は,原国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,ISO 6780に基づく平パレットに積載された荷物の運搬に用いるパレットトラ
ックの主要寸法について規定する。
2. 引用規格 次に挙げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。この引用規格は,その最新版を適用する。
ISO 6780 : 1988, General-purpose flat pallets for through transit of goods−Principal dimensions and
tolerances
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a) フォークアーム パレットに差し込み,リフトするための,パレットに接する部分。
1) フォークアームの長さ フォークアームの全長。
2) フォークアームの幅 フォークアームの全体の外幅。
b) 前輪 ハンドル側に付いている大車輪。
c) 後輪 フォークアームの先端部に付いている小車輪。
4. パレットトラックの主要寸法
4.1
フォークアームの高さ 無負荷で下降時の状態のパレットトラックのフォークアームの高さ(図1
参照)は,次による。
a) フォークアームの底面の床面からの高さ(F)は,30mm以上とする。
b) フォークアームの先端上面の床面からの高さ(G1)は,86mm以下とする。
c) フォークアームのつけ根の床面からの高さ(G2)は,90mm以下とする。
d) フォークアームを揚げた時のアーム上面の床面からの高さ(H)は,185mm以上とする。
4.2
フォークアーム部の幅 フォークアーム部の幅(図1参照)は,次による。
a) フォークアーム間の内幅(E)は,180mm以上とする。
b) ISO 6780に基づく800mmの幅をもつパレットで,差込口の幅が590mm以上の場合,フォークアーム
の幅(D)は,570mmを超えてはならない。
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c) ISO 6780に基づく1 000mm以上の幅をもつパレットで,差込口の幅が720mm以上の場合,フォーク
アームの幅(D)は,690mmを超えてはならない。
図1 パレットトラックの主要寸法
4.3
フォークアームの長さ フォークアームの長さ(A)は,ISO 6780に基づくパレットの大きさに従った
表1の値を超えてはならない。
表1 フォークアームの長さ
単位 mm
パレットの大きさ
(長さ又は幅)
フォークアームの最大長さ
(A)
800
780
1 000
980
1 140
1 120
1 200
1 180
4.4
後輪の位置 後輪の位置は,次による。
a) 寸法Bは,フォークアームのつけ根と,それに最も近い後輪の最近点との距離,寸法Cは,フォーク
アームのつけ根から最も遠い後輪の最遠点との距離である。BとCの寸法は,車輪がパレットの下面
開口部を通り抜けるときに,それぞれ6mm以上のすきま(j)がなければならない(図2参照)。
b) パレットトラックをパレットに差し込むときには,フォークアーム底面と床面との間の高さを34mm
以上にすれば,下面デッキボード上面との間に6mm以上のすきま(j)が保たれる(図2参照)。
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単位 mm
図2 後輪とパレット下面開口部との最小すきま
単位 mm
参考図 フォークアーム底面と床面とのすきま及びパレットサイズ
関連規格 JIS Z 0106 パレット用語
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整合化推進委員会
氏名
所属
(委員長)
梁 瀬 仁
社団法人日本パレット協会
(副委員長)
干 場 哲 郎
中部運搬技研株式会社
浦 田 益太郎
通商産業省機械情報産業局
穐 山 貞 治
工業技術院標準部
福 田 聡 一
財団法人日本品質保証機構
岩 橋 俊 彦
社団法人日本産業車両協会
橋 本 繁 晴
財団法人日本規格協会
梶 村 英 夫
日本チェーンストア協会
中 島 次 登
社団法人日本金属プレス工業協会
佐 藤 泉
パラマウントベッド株式会社
橋 爪 文 彦
有限会社高橋木箱製作所
花 岡 茂
花岡車輌株式会社
角 谷 克 彦
株式会社イノアック車輪
奥 野 勇
株式会社をくだ屋技研
(事務局)
赤 星 静 水
日本運輸車両機器協会
対比検討・原案作成分科会
氏名
所属
(主査)
奥 野 勇
株式会社をくだ屋技研
穐 山 貞 治
工業技術院標準部
橋 本 繁 晴
財団法人日本規格協会
干 場 哲 郎
中部運搬技研株式会社
梅 田 英 三
株式会社スギヤス
吉 住 順 司
コレック株式会社
花 岡 茂
花岡車輌株式会社
(事務局)
赤 星 静 水
日本運搬車両機器協会