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B 8828-4:2007  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 引用規格························································································································· 1 

3 用語及び定義 ··················································································································· 1 

4 設計及び備付け ················································································································ 2 

5 情報の提供 ······················································································································ 2 

附属書JA(参考)JISと対応する国際規格との対比表 ································································· 3 

B 8828-4:2007  

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本クレーン協会(JCA)及び財団法

人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標

準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業大臣が制定した日本工業規格である。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,

このような特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認に

ついて,責任はもたない。 

JIS B 8828の規格群には,次に示す部編成がある。 

JIS B 8828-1 第1部:一般 

JIS B 8828-4 第4部:ジブクレーン 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

B 8828-4:2007 

クレーン−逸走防止装置−第4部:ジブクレーン 

Cranes-Anchoring devices for in-service and out-of-service conditions- 

Part 4:Jib cranes 

序文 

この規格は,1998年に第1版として発行されたISO 12210-4及びTechnical Corrigendum 1:2000を基に作

成した日本工業規格であるが,我国の気象状況を考慮のうえ技術的内容を変更して作成した日本工業規格

である。 

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表をその説明を付けて,附属書JAに示す。 

適用範囲 

この規格は,ジブクレーンの作動時及び停止時における逸走防止装置(レールクランプ,アンカーなど

の固定装置)について規定する。ただし,タワークレーン,移動式クレーン及び鉄道クレーンを除く。 

注記1 この規格は,ジブクレーンの逸走防止装置の設計,備付け及び情報提供について規定するも

のであるが,この規格によって適合性評価を行うことは意図していない。 

注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 12210-4:1998,Cranes−Anchoring devices for in-service and out-of-service conditions−Part 4: 

Jib cranes及びTechnical Corrigendum 1:2000 (MOD) 

なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを

示す。 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)

は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 0146-1 クレーン用語−第1部:一般 

JIS B 8828-1:2006 クレーン−逸走防止装置−第1部:一般 

注記 対応国際規格:ISO 12210-1:1998,Cranes−Anchoring devices for in-service and out-of-service 

conditions−Part 1: General (MOD) 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0146-1による。 

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B 8828-4:2007  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

設計及び備付け 

逸走防止装置については,JIS B 8828-1の3.(設計上の要求事項)の要求事項によって設計し,また,

クレーンの種類及び動作に応じて表1に従って備え付けなければならない。 

表1−逸走防止装置 

ジブクレーンの種類及び動作 

逸走防止装置の必要性 

クレーン停止時 

クレーン作動時 

門形ジブクレーン及び片脚門形ジブクレーン 

走行 

○ 

○ 

旋回 

○ a) 

× 

起伏 

― 

× 

横行 

― 

× 

デリック 

走行 

○ 

○ 

旋回 

○ a) 

× 

起伏 

× 

× 

柱形ジブクレーン 

旋回 

○ a) 

× 

横行 

× 

× 

引込クレーン 

走行 

○ 

○ 

引込 

× 

× 

旋回 

○ a) 

× 

○:必要,  ×:不要,  ―:オプション 

注a) 旋回については,クレーンの設置環境を考慮して非固定(自由吹流し)の状態としてもよい。 

情報の提供 

JIS B 8828-1の4.(情報の提供)と同様に,逸走防止装置の操作,試験,保守及び修理に関する情報を,

備付者に提供しなければならない。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書JA 

(参考) 

JISと対応する国際規格との対比表 

JIS B 8828-4 : 2007 クレーン−逸走防止装置−第4部:ジブクレーン 

ISO 12210-4 : 1998 Cranes−Anchoring devices for in-service and out-of-service 
conditions−Part 4: Jib cranes及びTechinical Corrigendum 1 : 2000 

(Ⅰ)JISの規定 

(Ⅱ) 
国際
規格
番号 

(Ⅲ)国際規格の規定 

(Ⅳ)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(Ⅴ)JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び名称 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと
の評価 

技術的差異の内容 

1 適用範囲 

逸走防止装置とジブ
クレーンの説明 

1 適用範囲 

ISO 4306-1による。 追加 

差異はないが,適用範囲を明確にし
た。 

クレーン構造規格の規定に近づ
けた。 
ISO規格改訂時に提案する。 

2 引用規格 

3 用語及び定
義 

JIS B 0146-1:2000 

― 

― 

追加 

クレーンの用語に関するJISを追加
した。 

ISO規格とJISではクレーンの
分類が異なるため。 
ISO規格改訂時に提案する。 

4 設計及び備
付け 

表1 ジブクレーンの
種類 

3 設計及び備付
け 

表による。 

追加 

引込クレーンを追加した。 

ISO規格にないため。 

表1 動作 

削除 
 

巻上という動作を削除した。 

巻上動作時には装置がすべて不
要となっているため。 

表1 

強風作動時 

削除 

強風作動時を作動時と同じ扱いと
して削除した。 

作動時と同一なこと及び国内で
は強風時の作業は中止しなけれ
ばならないため。 

表1 門形ジブクレー
ン及び片脚門形ジブ
クレーン 

変更 

クレーン停止時の起伏及び横行時
には,装置が“必要”となっている
ものを“オプション”に変更した。 

国内では別途気象対策を実施す
ることから緩和した。 
ISO規格改訂時に提案する。 

表1 門形ジブクレー
ン及び片脚門形ジブ
クレーン 

変更 

クレーン作動時の旋回,起伏及び横
行時には“オプション”となってい
るものを“不要”に変更した。 

国内では別途気象対策を実施す
ることから緩和した。 
ISO規格改訂時に提案する。 

3

B

 8

8

2

8

-4

2

0

0

7

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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B 8828-4:2007  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(Ⅰ)JISの規定 

(Ⅱ) 
国際
規格
番号 

(Ⅲ)国際規格の規定 

(Ⅳ)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(Ⅴ)JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び名称 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと
の評価 

技術的差異の内容 

4 設計及び備
付け(続き) 

表1 デリック 

変更 

クレーン作動時の旋回時には,装置
が“オプション”となっているもの
を“不要”に変更した。 

国内では別途気象対策を実施す
ることから緩和した。 
ISO規格改訂時に提案する。 

表1 

変更 

ISO規格では,“X − O”の表示
をJISでは“○ × −”の表示に
変更した。 

国内慣習による。 
ISO規格改訂時に提案する。 

5 情報の提供 

一致 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 12210-4:1998,MOD 

被引用法規 

クレーン構造規格,クレーン等安全規則 

関連する外国規格 

ISO 12210-1:1998,ISO 8686-1:1989 

 
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

  − 一致 ················· 技術的差異がない。 
  − 削除 ················· 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
  − 追加 ················· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
  − 変更 ················· 国際規格の規定内容を変更している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

  − MOD ················ 国際規格を修正している。 

3

B

 8

8

2

8

-4

2

0

0

7

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。