2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 8817-1991
ワイヤロープスリング
Wire rope slings for lifting purposes
1. 適用範囲 この規格は,巻上機などに使用する,アイ部をスリーブで圧着したワイヤロープスリング
(以下,ロープスリングという。)について規定する。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 0148 巻上機用語
JIS B 2803 フック
JIS B 8818 ベルトスリング
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 3445 機械構造用炭素鋼鋼管
JIS G 3525 ワイヤロープ
JIS H 3300 銅及び銅合金継目無管
JIS H 4080 アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管
JIS Z 8601 標準数
2. この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 7531-1987 Wire rope slings for general purposes−Characteristics and specifications
3. この規格の中で { } を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,
参考値として併記したものである。
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0148によるほか,次による。
(1) 基本使用荷重 1本のロープスリングに使用上負荷することができる最大荷重。
(2) 使用荷重 各種のつり方において,ロープスリングに使用上負荷することができる最大荷重。
(3) モード係数 ロープスリングにおいて,ロープのつり本数及びつり角度による使用荷重と基本使用荷
重との比。
(4) 破断荷重 1本のロープスリングが引張試験において耐えた最大荷重。
(5) アイ ロープスリングの両端末に形成されたリング状の部分。
(6) スリーブ アイ部の圧着に使用する金属管。
(7) 長さ ロープスリングの有効長さ。図1〜4に示すLをもって表す。
2
B 8817-1991
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図1 1本形ロープスリング(1)(基本形)
注(1) 図は一例を示す。
図2 2本形ロープスリング(1)
3
B 8817-1991
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図3 3本形ロープスリング(1)
図4 4本形ロープスリング(1)
3. 種類
3.1
ロープスリングの種類 ロープスリングの種類は,つり本数,シンブルの有無,及びワイヤロープ
とマスターリンク,中間リンク及びフック(以下,附属金具という。)との組合せ並びにJIS G 3525に規
定するワイヤロープ(以下,ロープという。)の種類によるものとし,次による。
4
B 8817-1991
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(1) つり本数,シンブルの有無及び附属金具との組合せによるロープスリングの区分及びその記号は,表
1による。
なお,附属金具付きの場合は,シンブル付きとする。
表1 ロープスリングの区分及び記号
区分
1本形
2本形
3本形
4本形
基本形
マスターリン
ク付き
マスターリンク
付き
マスターリンク付き
マスターリンク付き
マスターリンク・
中間リンク付き
形状(1) 記号 形状(1) 記号
形状(1)
記号
形状(1)
記号
形状(1)
記号
形状(1)
記号
両
端
シ
ン
ブ
ル
な
し
SS
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
両
端
シ
ン
ブ
ル
付
き
TT
PT
PT2
PT3
PT4
PTQ
4
片
端
シ
ン
ブ
ル
付
き
TS
PS
PS2
PS3
PS4
PSQ
4
両
端
シ
ン
ブ
ル
片
端
フ
ッ
ク
付
き
TH
PH
PH2
PH3
PH4
PHQ
4
(2) 附属金具の記号は,表2による。
表2 附属金具の記号
名称
記号
マスターリンク
P
中間リンク
Q
フック
H
3.2
ロープの種類 ロープの構成記号及び破断荷重の種別による種類は,表3による。
5
B 8817-1991
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表3 ロープの構成記号及び破断荷重の種別による種類
ロープによる種類の記号
構成記号
種別
24G
6×24
G種
24A
A種
37G
6×37
G種
37A
A種
F25B
IWRC 6×Fi (25)
B種
F29B
IWRC 6×Fi (29)
B種
備考 構成記号及び種別は,JIS G 3525による。
3.3
マスターリンクの種類・等級 マスターリンクの種類・等級は,附属書1による。
3.4
中間リンクの等級 中間リンクの等級は,マスターリンクの等級と同一とする。
3.5
フックの種類・等級 フックの種類・等級は,JIS B 2803による。
4. 性能
4.1
基本使用荷重 ロープスリングの基本使用荷重は,表5〜8による。
4.2
プルーフロード ロープスリングのプルーフロードは,表5〜8によるものとし,9.1によって試験
を行い,次に適合しなければならない。
(1) ロープの素線切れ,スリーブの変形,き裂及びスリーブ部のロープの滑りがあってはならない。
(2) 附属金具付きの場合は,附属金具の永久変形量が0.25%以下で,き裂などの使用上有害な欠点があっ
てはならない。
4.3
破断荷重 ロープスリングの破断荷重は,次による。
(1) 附属金具を除いたロープスリングの破断荷重は,9.1によって試験を行い,表5〜8の規定に適合しな
ければならない。
(2) 附属金具の破断荷重は,表5〜8に示す基本使用荷重の4倍以上でなければならない。
4.4
クレーンなどに使用する場合 クレーンなどに使用する場合には,上記にかかわらず“労働安全衛
生法令”によらなければならない。
5. 構造・形状・寸法
5.1
ロープスリングの構造・形状・寸法 ロープスリングの構造・形状・寸法は,次による。
(1) 構造・形状・寸法は,図1〜4に例示する。
(2) ロープ径は,表5〜8による。
(3) 長さは,受渡当事者間の協定による。
なお,長さの許容差は,まっすぐな状態で±2×(ロープ径),又は表4のいずれか大きい値とする。
表4 長さの許容差
単位 %
区分
許容差
両端シンブル付き
±0.5
片端シンブル付き
±0.7
両端シンブルなし
±1.0
備考 附属金具の有無にかか
わらず表4による。
5.2
マスターリンクの形状・寸法 マスターリンクの形状・寸法は,附属書1による。
6
B 8817-1991
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
5.3
中間リンクの形状・寸法 中間リンクの形状・寸法は,4.の性能を満足するものとし,受渡当事者間
の協定による。
5.4
フックの形状・寸法 フックの形状・寸法は,JIS B 2803による。
7
B
8
8
1
7
-1
9
9
1
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表5 6×24を使用したロープスリングの機械的性質
単位 kN {tf}
機械的性質
基本使用荷重
プルーフロード
破断荷重(3)
ロープの区分
24G
24A
24G
24A
24G
24A
ロープ径(2)(mm)
8
4.8 {0.49} 以下
5.2 {0.53} 以下
9.6
{0.98}
10
{1.0}
26
{2.7} 以上
28
{2.9} 以上
9
6.1 {0.63} 以下
6.6 {0.67} 以下
12
{1.2}
13
{1.3}
33
{3.4} 以上
36
{3.7} 以上
10
7.6 {0.77} 以下
8.2 {0.83} 以下
15
{1.5}
16
{1.6}
41
{4.2} 以上
44
{4.5} 以上
11.2
9.5 {0.97} 以下
10 {1.0} 以下
19
{1.9}
20
{2.0}
52
{5.3} 以上
56
{5.7} 以上
(12)
10 {1.1} 以下
11 {1.2} 以下
20
{2.2}
22
{2.4}
59
{6.1} 以上
64
{6.5} 以上
12.5
11 {1.2} 以下
12 {1.3} 以下
22
{2.4}
24
{2.6}
64
{6.6} 以上
69
{7.1} 以上
14
14 {1.5} 以下
16 {1.6} 以下
28
{3.0}
32
{3.2}
81
{8.2} 以上
87
{8.9} 以上
16
19 {1.9} 以下
21 {2.1} 以下
38
{3.8}
42
{4.2}
105
{10.8} 以上
114
{11.6} 以上
18
24 {2.5} 以下
26 {2.7} 以下
48
{5.0}
52
{5.4}
133
{13.6} 以上
144
{14.7} 以上
20
30 {3.1} 以下
32 {3.3} 以下
60
{6.2}
64
{6.6}
165
{16.8} 以上
177
{18.1} 以上
22.4
38 {3.9} 以下
41 {4.2} 以下
76
{7.8}
82
{8.4}
207
{21.1} 以上
223
{22.7} 以上
(24)
43 {4.4} 以下
−
86
{8.8}
−
237
{24.2} 以上
−
25
47 {4.8} 以下
51 {5.2} 以下
94
{9.6}
102
{10.4}
258
{26.3} 以上
277
{28.3} 以上
28
59 {6.1} 以下
64 {6.5} 以下
118
{12.2}
128
{13.0}
323
{32.9} 以上
348
{35.5} 以上
30
68 {7.0} 以下
73 {7.5} 以下
136
{14.0}
146
{15.0}
371
{37.8} 以上
399
{40.7} 以上
31.5
75 {7.7} 以下
81 {8.3} 以下
150
{15.4}
162
{16.6}
409
{41.7} 以上
440
{44.9} 以上
33.5
85 {8.7} 以下
92 {9.4} 以下
170
{17.4}
184
{18.8}
462
{47.2} 以上
498
{50.8} 以上
35.5
96 {9.8} 以下
103 {10.5} 以下
192
{19.6}
206
{21.0}
519
{53.0} 以上
559
{57.0} 以上
37.5
107 {10.9} 以下
115 {11.7} 以下
214
{21.8}
230
{23.4}
579
{59.1} 以上
624
{63.6} 以上
40
122 {12.4} 以下
131 {13.4} 以下
244
{24.8}
262
{26.8}
659
{67.2} 以上
710
{72.4} 以上
42.5
137 {14.0} 以下
148 {15.1} 以下
274
{28.0}
296
{30.2}
744
{75.9} 以上
801
{81.7} 以上
45
154 {15.7} 以下
166 {16.9} 以下
308
{31.4}
332
{33.8}
834
{85.1} 以上
898
{91.6} 以上
47.5
172 {17.5} 以下
185 {18.9} 以下
344
{35.0}
370
{37.8}
930
{94.8} 以上 1 001 {102.1} 以上
50
190 {19.4} 以下
205 {20.9} 以下
380
{38.8}
410
{41.8}
1 030 {105.1} 以上 1 109 {113.1} 以上
注(2) JIS Z 8601による。ただし,括弧付きのロープ径は標準数にないので使用しないのが望ましい。
(3) 附属金具は含まない。
8
B
8
8
1
7
-1
9
9
1
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表6 6×37を使用したロープスリングの機械的性質
単位 kN {tf}
機械的性質
基本使用荷重
プルーフロード
破断荷重(3)
ロープの区分
37G
37A
37G
37A
37G
37A
ロープ径(2)(mm)
6.3
3.2 {0.33} 以下
3.5 {0.35} 以下
6.4
{0.66}
7.0
{0.70}
18
{1.8} 以上
19
{1.9} 以上
8
5.2 {0.53} 以下
5.6 {0.57} 以下
10
{1.0}
11
{1.1}
28
{2.9} 以上
31
{3.1} 以上
9
6.6 {0.67} 以下
7.1 {0.73} 以下
13
{1.3}
14
{1.4}
36
{3.7} 以上
39
{3.9} 以上
10
8.2 {0.83} 以下
8.8 {0.90} 以下
16
{1.6}
17
{1.8}
44
{4.5} 以上
48
{4.9} 以上
11.2
10 {1.0} 以下
11 {1.1} 以下
20
{2.0}
22
{2.2}
56
{5.7} 以上
60
{6.1} 以上
(12)
11 {1.2} 以下
12 {1.2} 以下
22
{2.4}
24
{2.4}
64
{6.5} 以上
69
{7.0} 以上
12.5
12 {1.3} 以下
13 {1.4} 以下
24
{2.6}
26
{2.8}
69
{7.1} 以上
75
{7.6} 以上
14
16 {1.6} 以下
17 {1.7} 以下
32
{3.2}
34
{3.4}
87
{8.9} 以上
94
{9.6} 以上
16
21 {2.1} 以下
22 {2.3} 以下
42
{4.2}
44
{4.6}
114
{11.6} 以上
122
{12.5} 以上
18
26 {2.7} 以下
28 {2.9} 以下
52
{5.4}
56
{5.8}
144
{14.7} 以上
155
{15.8} 以上
20
32 {3.3} 以下
35 {3.6} 以下
64
{6.6}
70
{7.2}
178
{18.1} 以上
191
{19.5} 以上
22.4
41 {4.2} 以下
44 {4.5} 以下
82
{8.4}
88
{9.0}
223
{22.7} 以上
240
{24.5} 以上
(24)
47 {4.8} 以下
−
94
{9.6}
−
256
{26.1} 以上
−
25
51 {5.2} 以下
55 {5.6} 以下
102
{10.4}
110
{11.2}
278
{28.3} 以上
299
{30.5} 以上
28
64 {6.5} 以下
69 {7.0} 以下
128
{13.0}
138
{14.0}
348
{35.5} 以上
375
{38.2} 以上
30
74 {7.5} 以下
79 {8.1} 以下
148
{15.0}
158
{16.2}
400
{40.8} 以上
430
{43.9} 以上
31.5
81 {8.3} 以下
87 {8.9} 以下
162
{16.6}
174
{17.8}
441
{45.0} 以上
474
{48.4} 以上
33.5
92 {9.4} 以下
99 {10.1} 以下
184
{18.8}
198
{20.2}
499
{50.8} 以上
536
{54.7} 以上
35.5
103 {10.5} 以下
111 {11.3} 以下
206
{21.0}
222
{22.6}
560
{57.1} 以上
602
{61.4} 以上
37.5
115
{11.7} 以下
124 {12.6} 以下
230
{23.4}
248
{25.2}
625
{63.7} 以上
672
{68.5} 以上
40
131 {13.4} 以下
141 {14.4} 以下
262
{26.8}
282
{28.8}
711
{72.5} 以上
765
{78.0} 以上
42.5
148 {15.1} 以下
159 {16.3} 以下
296
{30.2}
318
{32.6}
802
{81.8} 以上
863
{88.0} 以上
45
166 {16.9} 以下
179 {18.2} 以下
332
{33.8}
358
{36.4}
900
{91.8} 以上
968
{98.7} 以上
47.5
185 {18.9} 以下
199 {20.3} 以下
370
{37.8}
398
{40.6}
1 000 {102} 以上 1 080 {110} 以上
50
205 {20.9} 以下
221 {22.5} 以下
410
{41.8}
442
{45.0}
1 110 {113} 以上 1 200 {122} 以上
53
231 {23.5} 以下
248 {25.3} 以下
462
{47.0}
496
{50.6}
1 250 {127} 以上 1 340 {137} 以上
56
257 {26.3} 以下
277 {28.3} 以下
514
{52.6}
554
{56.6}
1 390 {142} 以上 1 500 {153} 以上
60
296 {30.1} 以下
318 {32.4} 以下
592
{60.2}
636
{64.8}
1 600 {163} 以上 1 720 {175} 以上
63
326 {33.2} 以下
351 {35.8} 以下
652
{66.4}
702
{71.6}
1 760 {180} 以上 1 900 {193} 以上
9
B
8
8
1
7
-1
9
9
1
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
備考1. マスターリンクは附属書1表1に示すもの以外は使用してはならない。
2. フックはJIS B 2803の使用荷重を超えるものは使用してはならない。
10
B 8817-1991
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表7 IWRC 6×Fi (25) を使用したロープスリングの機械的性質
単位 kN {tf}
機械的性質
基本使用荷重
プルーフロード
破断荷重(3)
ロープの区分
F25B
F25B
F25B
ロープ径(2)(mm)
10
11
{1.1} 以下
22
{2.2}
59
{6.0} 以上
11.2
13
{1.4} 以下
26
{2.8}
74
{7.6} 以上
12.5
17
{1.7} 以下
34
{3.4}
93
{9.4} 以上
14
21
{2.2} 以下
42
{4.4}
116 {11.9} 以上
16
28
{2.8} 以下
56
{5.6}
152 {15.5} 以上
18
35
{3.6} 以下
70
{7.2}
192 {19.6} 以上
20
44
{4.5} 以下
88
{9.0}
238 {24.2} 以上
22.4
55
{5.6} 以下
110 {11.2}
298 {30.4} 以上
25
68
{7.0} 以下
136 {14.0}
372 {37.9} 以上
28
86
{8.8} 以下
172 {17.6}
466 {47.6} 以上
30
99 {10.1} 以下
198 {20.2}
536 {54.6} 以上
31.5
109 {11.1} 以下
218 {22.2}
590 {60.2} 以上
33.5
123 {12.6} 以下
246 {25.2}
668 {68.1} 以上
35.5
139 {14.1} 以下
278 {28.2}
750 {76.5} 以上
37.5
155 {15.8} 以下
310 {31.6}
837 {85.4} 以上
40
176 {18.0} 以下
352 {36.0}
952 {97.1} 以上
42.5
199 {20.3} 以下
398 {40.6}
1 080 {110 } 以上
45
223 {22.7} 以下
446 {45.4}
1 210 {123 } 以上
47.5
248 {25.3} 以下
496 {50.6}
1 340 {137 } 以上
50
275 {28.1} 以下
550 {56.2}
1 490 {152 } 以上
53
309 {31.6} 以下
618 {63.2}
1 670 {171 } 以上
56
345 {35.2} 以下
690 {70.4}
1 870 {190 } 以上
60
397 {40.5} 以下
794 {81.0}
2 140 {219 } 以上
備考1. マスターリンクは附属書1表1に示すもの以外は使用してはならない。
2. フックはJIS B 2803の使用荷重を超えるものは使用してはならない。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表8 IWRC 6×Fi (29) を使用したロープスリングの機械的性質
単位 kN {tf}
機械的性質
基本使用荷重
プルーフロード
破断荷重(3)
ロープの区分
F29B
F29B
F29B
ロープ径(2)(mm)
10
11
{1.1} 以下
22
{2.2}
61
{6.2} 以上
11.2
14
{1.4} 以下
28
{2.8}
76
{7.8} 以上
12.5
17
{1.7} 以下
34
{3.4}
95
{9.7} 以上
14
22
{2.2} 以下
44 {14.4}
119 {12.2} 以上
16
28
{2.9} 以下
56
{5.8}
156 {15.9} 以上
18
36
{3.7} 以下
72
{7.4}
197 {20.1} 以上
20
45
{4.6} 以下
90
{9.2}
244 {24.9} 以上
22.4
56
{5.7} 以下
112 {11.4}
306 {31.2} 以上
25
70
{7.1} 以下
140 {14.2}
381 {38.8} 以上
28
88
{9.0} 以下
176 {18.0}
478 {48.7} 以上
30
101 {10.3} 以下
202 {20.6}
548 {55.9} 以上
31.5
111 {11.4} 以下
222 {22.8}
605 {61.7} 以上
33.5
126 {12.9} 以下
252 {25.8}
684 {69.7} 以上
35.5
142 {14.5} 以下
284 {29.0}
768 {78.3} 以上
37.5
158 {16.1} 以下
316 {32.2}
857 {87.4} 以上
40
180 {18.4} 以下
360 {36.8}
975 {99.4} 以上
42.5
203 {20.7} 以下
406 {41.4}
1 100 {112 } 以上
45
228 {23.3} 以下
456 {46.6}
1 230 {126 } 以上
47.5
254 {25.9} 以下
508 {51.8}
1 370 {140 } 以上
50
282 {28.7} 以下
564 {57.4}
1 520 {155 } 以上
53
316 {32.3} 以下
632 {64.6}
1 710 {175 } 以上
56
353 {36.0} 以下
706 {72.0}
1 910 {195 } 以上
60
406 {41.4} 以下
812 {82.8}
2 190 {224 } 以上
備考1. マスターリンクは附属書1表1に示すもの以外は使用してはならない。
2. フックはJIS B 2803の使用荷重を超えるものは使用してはならない。
6. 外観 ロープスリングの外観は,次による。
(1) ロープ及びスリーブには,きず,著しいさび,つぶれなど使用上有害な欠点があってはならない。
(2) 附属金具には,きず,著しいさびなど使用上有害な欠点があってはならない。
7. 材料
7.1
ロープ ロープの材料は,JIS G 3525による。
7.2
スリーブ スリーブの材料は,次のいずれかによる。
(1) JIS H 4080に規定する5052又はこれと同等以上の品質をもつアルミニウム合金継目無管。
(2) JIS G 3445に規定するSTKM11A(4)又はこれと同等以上の品質をもつ炭素鋼継目無管。
(3) JIS H 3300に規定するC 1220T-O又はこれと同等以上の品質をもつ銅合金継目無管。
注(4) 継目なしとする。
7.3
シンブル シンブルの材料は,JIS G 3101に規定するSS 400又はこれと同等以上の品質をもつもの
とする。
12
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
7.4
附属金具 附属金具の材料は,次による。
(1) マスターリンク及び中間リンクは,りん含有量0.030%以下,硫黄含有量0.035%以下のキルド鋼で4.
の性能を満足するものでなければならない。
(2) フックは,JIS B 2803による。
8. 製造方法
8.1
ロープスリング ロープスリングの製造方法は,必要な長さのロープの両端にスリーブを装入し,
必要に応じシンブル及び附属金具を組み合わせた後,ロープの両端末にアイを形成し,スリーブを外部か
ら所定の径まで圧縮するか,又は所定の圧力で圧縮して,スリーブをロープに圧着させる。ただし,両ス
リーブの内端間隔 (i) は,ロープ径の15倍以上とする。
備考1. ロープの製造方法は,JIS G 3525による。
2. フックの製造方法は,JIS B 2803による。
8.2
マスターリンク及び中間リンク O形及びペアー形マスターリンク並びに中間リンクは,鍛造又は
溶接(5)によって成形し,丸形マスターリンクは,鍛造によって成形する。成形後は,適切な熱処理及び必
要に応じて機械加工を施さなければならない。
注(5) 溶接の場合は,附属書1図1のように直線部中央付近で溶接しなければならない。
9. 試験方法
9.1
プルーフロード試験 ロープスリングのプルーフロード試験は,ロープスリングを引張試験機に取
り付け,表5〜8に示すプルーフロードまで徐々に引っ張る。
スリーブ及び附属金具の変形(6)は計測によって行い,また,ロープの素線切れ,スリーブのき裂及びロ
ープの滑りの有無は目視による。ただし,プルーフロード試験済みの附属金具を付けたロープスリングは,
その附属金具を除いた試料を図5(a)のように引張試験機に取り付けて試験してもよい(7)。
注(6) 附属金具の変形の計測は,JIS B 2803及びJIS B 8818の規定による。
(7) アイ部の開き角度 (θ) は60°以下とし,シンプルなしロープスリングの引張ジグのピン径 (D)
は,ロープ径の2倍以上。
備考 プルーフロード試験において,実体試験ができない場合は,材料及び製造方法が同一で,試料
と実体とで性能の相関が確認されている場合には,短い試料又はロープ径の細い試料による試
験で,実体試験に代えてもよい。
9.2
引張試験 ロープスリングの引張試験は,附属金具を除いた試料を図5(a)のように,引張ジグを用
いて引張試験機に取り付けるか,図5(b)のように一端を引張ジグ,他端をホワイトメタル,亜鉛などで円
すい形に固め,又はこれに代わる適当な方法で引張試験機に取り付け,破断するまで静的引張荷重を加え
て,その最大荷重(破断荷重)を測定する(7)。
つかみ間隔 (l) は,ロープ径の40倍以上とし,長さが2mを超える場合は,2mとしてよい。
なお,この試験において,試料が引張ジグ又はつかみ部分で破断したときは,再試験を行うことができ
る。
附属金具の引張試験は,JIS B 2803及びJIS B 8818による。
備考 引張試験において,実体試験ができない場合は,材料及び製造方法が同一で,試料と実体とで
性能の相関が確認されている場合には,ロープ径の細い試料による試験で,この試験に代えて
もよい。
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図5 試験の方法
10. 製品の呼び方 ロープスリングの呼び方は,規格名称若しくは規格番号又は商品名,ロープスリング
の区分又はその記号,ロープの種類の記号・径,長さ,基本使用荷重及びつり角度による使用荷重(8)によ
る。
注(8) 2本形以上の場合は,附属書2に規定するそれぞれのつり角度による使用荷重。
例1. 1本形,両端シンブルなしで,ロープは24G,径14mm,長さが5m,基本使用荷重14kN {1.5tf} の
場合。
ワイヤロープスリング,SS, 24G 14mm×5m, 14kN{又は1.5tf}
JIS B 8817, SS, 24G, 14mm×5m, 14kN{又は1.5tf}
例2. 3本形,両端シンブル片端フック付きで,ロープは37A,径18mm,長さが8m,基本使用荷重が
28kN{又は2.9tf},つり角度が90°以下,使用荷重が58kN {6.0tf} ,つり角度が90°を超え120°
以下,使用荷重が42 kN {43tf} の場合。
ワイヤロープスリング,PH3, 37A, 18mm×8m, 28kN{又は2.9tf},つり角度90°以下,58kN
{又は6.0tf},つり角度が90°を超え120°以下,42kN{又は4.3tf}
JIS B 8817, PH3, 37A, 18mm×8m, 28kN{又は2.9tf},つり角度90°以下,58kN{又は6.0tf},
つり角度が90°を超え120°以下,42kN{又は4.3tf}
11. 表示 ロープスリングのスリーブ又はマスターリンクに,機械的強さを減じることがないような方法
で次の事項を表示する(10)。
(1) 基本使用荷重(9)(11)
(2) つり角度による使用荷重(8)(2本形以上の場合)(11)
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(3) 製造業者名又はその略号
例1. 巻上機用(12),1本形,24G,径14mmの場合
巻上機用14kN{又は1.5tf}○○会社
例2. 3本形,37A,径18mmの場合
28kN{又は2.9tf}○○会社
α≦90° : 58kN{又は6.0tf}90°<α≦120°:42kN{又は4.3tf}
注(9) 2本形,3本形及び4本形のロープスリングでは,その中の1個のスリーブに表示してもよい。
(10) メタルタグ又はラベルに,容易に消えない方法で表示してもよい。
(11) SI単位又は従来単位のいずれによってもよい。ただし,平成7年7月1日以降はSI単位だけと
する。
(12) 附属金具の破断荷重と基本使用荷重との比が5未満のロープスリングには,巻上機用と表示す
る。
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附属書1 マスターリンク
1. 種類・形状 マスターリンクの種類は,O形 (O),ペアー形 (P),丸形 (R) とし,その形状は附属書
1図1による。
附属書1図1 マスターリンクの形状(例)
2. 等級 マスターリンクの等級は,等級M(400MPa{4.1kgf/mm2}),S(630MPa{6.4kgf/mm2}),T(800MPa
{8.2kgf/mm2})及び等級V(1000MPa{10.2kgf/mm2})とする。
3. 寸法 マスターリンクの基本使用荷重に対する寸法は,附属書1表1による。
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附属1表1 寸法
基本使用荷重
kN {tf}
寸法mm
c(1)
f(1)
m(1)
4
{0.41} 33.5 以上
67以上
50以上
5
{0.51} 35.5 以上
71以上
53以上
6.3
{0.64} 37.5 以上
75以上
56以上
8
{0.82} 40 以上
80以上
60以上
10
{1.02} 42.5 以上
85以上
63以上
12.5
{1.27} 45 以上
90以上
67以上
16
{1.63} 47.5 以上
95以上
71以上
20
{2.04} 50 以上 100以上
75以上
25
{2.55} 53 以上 106以上
79以上
31.5
{3.21} 56 以上 112以上
84以上
40
{4.08} 60 以上 120以上
90以上
50
{5.10} 63 以上 126以上
94以上
63
{6.42} 67 以上 134以上
100以上
80
{8.16} 75 以上 150以上
112以上
100
{10.2} 80 以上 160以上
120以上
125
{12.7} 90 以上 180以上
135以上
160
{16.3} 100 以上 200以上
150以上
200
{20.4} 112 以上 224以上
168以上
250
{25.5} 125 以上 250以上
187以上
315
{32.1} 140 以上 280以上
210以上
注(1) 附属書1図1による。
備考 c, f, m以外の寸法は,ロープスリングの性能
を満足するものとする。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付属書2 ロープスリングの使用荷重
ロープスリングの使用荷重は,つり本数が1本の場合は基本使用荷重の範囲以内で,2本以上の場合は,
つり角度によって,1本の使用荷重にモード係数(1)を乗じた範囲内で使用することとし,ロープ径別 使
用荷重を附属書2表1〜4による。
注(1) モード係数は,次による。
つり本数2本の場合 2×cosβ
つり本数3本及び4本の場合 3×cosβ
モード係数
ロープスリング
つり本数
1
2
3
4
つり角度
α
−
90°
120°
−
−
90°
120°
垂直線との角度 β
−
45°
60°
45°
60°
45°
60°
モード係数
M
1
1.4
1
2.1
1.5
2.1
1.5
1
8
B
8
8
1
7
-1
9
9
1
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表1 6×24を使用したロープスリングの使用荷重
単位 kN {tf}
つり本数
1本
2本
つり角度
α
α=0°
α≦90°
90°<α≦120°
垂直線との角度
β
β=0°
β≦45°
45°<β≦60°
モード係数 M
1
1.4
1
ロープの区分
24G
24A
24G
24A
24G
24A
ロープ径(2)d (mm)
8
4.8 {0.49} 以下
5.2 {0.53} 以下
6.7 {0.68} 以下
7.2 {0.74} 以下
4.8 {0.49} 以下
5.2 {0.53} 以下
9
6.1 {0.63} 以下
6.6 {0.67} 以下
8.5 {0.88} 以下
9.2 {0.93} 以下
6.1 {0.63} 以下
6.6 {0.67} 以下
10
7.6 {0.77} 以下
8.2 {0.83} 以下
10
{1.0} 以下
11
{1.1} 以下
76
{0.77} 以下
8.2 {0.83} 以下
11.2
9.5 {0.97} 以下
10
{1.0} 以下
13
{1.3} 以下
14
{1.4} 以下
9.5 {0.97} 以下
10
{1.1} 以下
(12)
10
{1.1} 以下
11
{1.2} 以下
14
{1.5} 以下
15
{1.6} 以下
10
{1.1} 以下
11
{1.2} 以下
12.5
11
{1.2} 以下
12
{1.3} 以下
15
{1.6} 以下
16
{1.8} 以下
11
{1.2} 以下
12
{1.3} 以下
14
14
{1.5} 以下
16
{1.6} 以下
19
{2.1} 以下
22
{2.2} 以下
14
{1.5} 以下
16
{1.6} 以下
16
19
{1.9} 以下
21
{2.1} 以下
26
{2.6} 以下
29
{2.9} 以下
19
{1.9} 以下
21
{2.1} 以下
18
24
{2.5} 以下
26
{2.7} 以下
33
{3.5} 以下
36
{3.7} 以下
24
{2.5} 以下
26
{2.7} 以下
20
30
{3.1} 以下
32
{3.3} 以下
42
{4.3} 以下
44
{4.6} 以下
30
{3.1} 以下
32
{3.3} 以下
22.4
38
{3.9} 以下
41
{4.2} 以下
53
{5.4} 以下
57
{5.8} 以下
38
{3.9} 以下
41
{4.2} 以下
(24)
43
{4.4} 以下
−
60
{6.1} 以下
−
43
{4.4} 以下
−
25
47
{4.8} 以下
51
{5.2} 以下
65
{6.7} 以下
71
{7.2} 以下
47
{4.8} 以下
51
{5.2} 以下
28
59
{6.1} 以下
64
{6.5} 以下
82
{8.5} 以下
89
{9.1} 以下
59
{6.1} 以下
64
{6.5} 以下
30
68
{7.0} 以下
73
{7.5} 以下
95
{9.8} 以下
102
{10.5} 以下
68
{7.0} 以下
73
{7.5} 以下
31.5
75
{7.7} 以下
81
{8.3} 以下
105
{10.7} 以下
113
{11.6} 以下
75
{7.7} 以下
81
{8.3} 以下
33.5
85
{8.7} 以下
92
{9.4} 以下
119
{12.1} 以下
128
{13.1} 以下
85
{8.7} 以下
92
{9.4} 以下
35.5
96
{9.8} 以下
103
{10.5} 以下
134
{13.7} 以下
144
{14.7} 以下
96
{9.8} 以下
103
{10.5} 以下
37.5
107
{10.9} 以下
115
{11.7} 以下
149
{15.2} 以下
161
{16.3} 以下
107
{10.9} 以下
115
{11.7} 以下
40
122
{12.4} 以下
131
{13.4} 以下
170
{17.3} 以下
183
{18.7} 以下
122
{12.4} 以下
131
{13.4} 以下
42.5
137
{14.0} 以下
148
{15.1} 以下
191
{19.6} 以下
207
{21.1} 以下
137
{14.0} 以下
148
{15.1} 以下
1
9
B
8
8
1
7
-1
9
9
1
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 kN {tf}
つり本数
1本
2本
つり角度
α
α=0°
α≦90°
90°<α≦120°
垂直線との角度
β
β=0°
β≦45°
45°<β≦60°
モード係数 M
1
1.4
1
ロープの区分
24G
24A
24G
24A
24G
24A
ロープ径(2)d (mm)
45
154
{15.7} 以下
16
{16.9} 以下
215
{21.9} 以下
232
{23.6} 以下
154
{15.7} 以下
166
{16.9} 以下
47.5
172
{17.5} 以下
185
{18.9} 以下
240
{24.5} 以下
259
{26.4} 以下
172
{17.5} 以下
185
{18.9} 以下
50
190
{19.4} 以下
205
{20.9} 以下
266
{27.1} 以下
287 {29.2} 以下
190
{19.4} 以下
205
{20.9} 以下
2
0
B
8
8
1
7
-1
9
9
1
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表1 (続き)
単位 kN {tf}
つり本数
3本及び4本
つり角度
α
α≦90°
90°<α≦120°
垂直線との角度
β
β≦45°
45°<β≦60°
モード係数 M
2.1
1.5
ロープの区分
24G
24A
24G
24A
ロープ径(2)d (mm)
8
10
{1.0} 以下
10
{1.1} 以下
7.2 {0.73} 以下
7.8 {0.79} 以下
9
12
{1.3} 以下
13
{1.4} 以下
9.1 {0.94} 以下
9.9 {1.0} 以下
10
15
{1.6} 以下
17
{1.7} 以下
11
{1.1} 以下
12
{1.2} 以下
11.2
19
{2.0} 以下
21
{2.2} 以下
14
{1.4} 以下
15
{1.5} 以下
(12)
21
{2.3} 以下
23
{2.5} 以下
15
{1.6} 以下
16
{1.8} 以下
12.5
23
{2.5} 以下
25
{2.7} 以下
16
{1.8} 以下
18
{1.9} 以下
14
29
{3.1} 以下
33
{3.4} 以下
21
{2.2} 以下
24
{2.4} 以下
16
39
{3.9} 以下
44
{4.5} 以下
28
{2.8} 以下
31
{3.1} 以下
18
50
{5.2} 以下
54
{5.7} 以下
36
{3.7} 以下
39
{4.0} 以下
20
63
{6.5} 以下
67
{7.0} 以下
45
{4.6} 以下
48
{4.9} 以下
22.4
79
{8.1} 以下
86
{8.8} 以下
57
{5.8} 以下
61
{6.3} 以下
(24)
90
{9.2} 以下
−
64
{6.6} 以下
−
25
98
{10.0} 以下
107
{10.9} 以下
70
{7.2} 以下
76
{7.8} 以下
28
123
{12.8} 以下
134
{13.7} 以下
88
{9.1} 以下
96
{9.7} 以下
30
142
{14.7} 以下
153
{15.8} 以下
102
{10.5} 以下
109
{11.2} 以下
31.5
157
{16.1} 以下
170
{17.4} 以下
112
{11.5} 以下
121
{12.4} 以下
33.5
178
{18.2} 以下
193
{19.7} 以下
127
{13.0} 以下
138
{14.1} 以下
35.5
201
{20.5} 以下
216
{22.1} 以下
144
{14.7} 以下
154
{15.7} 以下
37.5
224
{22.8} 以下
241
{24.7} 以下
160
{16.3} 以下
172
{17.5} 以下
40
256
{26.0} 以下
275
{28.1} 以下
183
{18.6} 以下
196
{20.1} 以下
42.5
287
{29.4} 以下
310
{31.7} 以下
205
{21.0} 以下
222
{22.6} 以下
2
1
B
8
8
1
7
-1
9
9
1
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 kN {tf}
つり本数
3本及び4本
つり角度
α
α≦90°
90°<α≦120°
垂直線との角度
β
β≦45°
45°<β≦60°
モード係数 M
2.1
1.5
ロープの区分
24G
24A
24G
24A
ロープ径(2)d (mm)
45
323
{32.9} 以下
348
{35.6} 以下
231
{23.5} 以下
249
{25.3} 以下
47.5
361
{36.7} 以下
388
{39.6} 以下
258
{26.2} 以下
277
{28.3} 以下
50
399
{40.7} 以下
430
{43.9} 以下
285
{29.1} 以下
307
{31.3} 以下
注(2) JIS Z 8601による。ただし,括弧付きのロープ径は,標準数にないので使用しないのが望ましい。
備考1. マスターリンクは附属書1表1に示すもの以外は使用してはならない。
2. フックはJIS B 2803の使用荷重を超えるものは使用してはならない。
2
2
B
8
8
1
7
-1
9
9
1
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表2 6×37を使用したロープスリングの使用荷重
単位 kN {tf}
つり本数
1本
2本
つり角度
α
α=0°
α≦90°
90°<α≦120°
垂直線との角度
β
β=0°
β≦45°
45°<β≦60°
モード係数 M
1
1.4
1
ロープの区分
37G
37A
37G
37A
37G
37A
ロープ径(2)d (mm)
6.3
3.2 {0.33} 以下
3.5 {0.35} 以下
4.4 {0.46} 以下
4.9 {0.49} 以下
3.2 {0.33} 以下
3.5 {0.35} 以下
8
5.2 {0.53} 以下
5.6 {0.57} 以下
7.2 {0.74} 以下
7.8 {0.79} 以下
5.2 {0.53} 以下
5.6 {0.57} 以下
9
6.6 {0.67} 以下
7.1 {0.73} 以下
9.2 {0.93} 以下
9.9 {1.0} 以下
6.6 {0.67} 以下
7.1 {0.73} 以下
10
8.2 {0.83} 以下
8.8 {0.90} 以下
11
{1.1} 以下
12
{1.2} 以下
8.2 {0.83} 以下
8.8 {0.90} 以下
11.2
10
{1.0} 以下
11
{1.1} 以下
14
{1.4} 以下
15
{1.5} 以下
10
{1.0} 以下
11
{1.1} 以下
(12)
11
{1.2} 以下
12
{1.2} 以下
15
{1.6} 以下
16
{1.6} 以下
11
{1.2} 以下
12
{1.2} 以下
12.5
12
{1.3} 以下
13
{1.4} 以下
16
{1.8} 以下
18
{1.9} 以下
12
{1.3} 以下
13
{1.4} 以下
14
16
{1.6} 以下
17
{1.7} 以下
22
{2.2} 以下
23
{2.3} 以下
16
{1.6} 以下
17
{1.7} 以下
16
21
{2.1} 以下
22
{2.3} 以下
29
{2.9} 以下
30
{3.2} 以下
21
{2.1} 以下
22
{2.3} 以下
18
26
{2.7} 以下
28
{2.9} 以下
36
{3.7} 以下
39
{4.0} 以下
26
{2.7} 以下
28
{2.9} 以下
20
32
{3.3} 以下
35
{3.6} 以下
44
{4.6} 以下
49
{5.0} 以下
32
{3.3} 以下
35
{3.6} 以下
22.4
41
{4.2} 以下
44
{4.5} 以下
57
{5.8} 以下
61
{6.3} 以下
41
{4.2} 以下
44
{4.5} 以下
(24)
47
{4.8} 以下
−
65
{6.7} 以下
−
47
{4.8} 以下
−
25
51
{5.2} 以下
55
{5.6} 以下
71
{7.2} 以下
77
{7.8} 以下
51
{5.2} 以下
55
{5.6} 以下
28
64
{6.5} 以下
69
{7.0} 以下
89
{9.1} 以下
96
{9.8} 以下
64
{6.5} 以下
69
{7.0} 以下
30
74
{7.5} 以下
79
{8.1} 以下
103
{10.5} 以下
110
{11.3} 以下
74
{7.5} 以下
79
{8.1} 以下
31.5
81
{8.3} 以下
87
{8.9} 以下
113
{11.6} 以下
121
{12.4} 以下
81
{8.3} 以下
87
{8.9} 以下
33.5
92
{9.4} 以下
99
{10.1} 以下
128
{13.1} 以下
138
{14.1} 以下
92
{9.4} 以下
99
{10.1} 以下
35.5
103
{10.5} 以下
111
{11.3} 以下
144
{14.7} 以下
155
{15.8} 以下
103
{10.5} 以下
111
{11.3} 以下
37.5
115
{11.7} 以下
124
{12.6} 以下
161
{16.3} 以下
173
{17.6} 以下
115
{11.7} 以下
124
{12.6} 以下
40
131
{13.4} 以下
141
{14.4} 以下
183
{18.7} 以下
197
{20.1} 以下
131
{13.4} 以下
141
{14.4} 以下
2
3
B
8
8
1
7
-1
9
9
1
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 kN {tf}
つり本数
1本
2本
つり角度
α
α=0°
α≦90°
90°<α≦120°
垂直線との角度
β
β=0°
β≦45°
45°<β≦60°
モード係数 M
1
1.4
1
ロープの区分
37G
37A
37G
37A
37G
37A
ロープ径(2)d (mm)
42.5
148
{15.1} 以下
159
{16.3} 以下
207
{21.1} 以下
222
{22.8} 以下
148
{15.1} 以下
159
{16.3} 以下
45
166
{16.9} 以下
179
{18.2} 以下
232
{23.6} 以下
250
{25.4} 以下
166
{16.9} 以下
179
{18.2} 以下
47.5
185
{18.9} 以下
199
{20.3} 以下
259
{26.4} 以下
278
{28.4} 以下
185
{18.9} 以下
199
{20.3} 以下
50
205
{20.9} 以下
221
{22.5} 以下
287
{29.2} 以下
309
{31.5} 以下
205
{20.9} 以下
221
{22.5} 以下
53
231
{23.5} 以下
248
{25.3} 以下
323
{32.9} 以下
347
{35.4} 以下
231
{23.5} 以下
248
{25.3} 以下
56
257
{26.3} 以下
277
{28.3} 以下
359
{36.8} 以下
387
{39.6} 以下
257
{26.3} 以下
277
{28.3} 以下
60
296
{30.1} 以下
318
{32.4} 以下
414
{42.1} 以下
445
{45.3} 以下
296
{30.1} 以下
318
{32.4} 以下
63
326
{33.2} 以下
351
{35.8} 以下
456
{46.4} 以下
491
{50.1} 以下
326
{33.2} 以下
351
{35.8} 以下
2
4
B
8
8
1
7
-1
9
9
1
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表2 (続き)
単位 kN {tf}
つり本数
3本及び4本
つり角度
α
α≦90°
90°<α≦120°
垂直線との角度
β
β≦45°
45°<β≦60°
モード係数 M
2.1
1.5
ロープの区分
37G
37A
37G
37A
ロープ径(2)d (mm)
6.3
6.7 {0.69} 以下
7.3 {0.73} 以下
4.8 {0.49} 以下
5.2 {0.52} 以下
8
10
{1.1} 以下
11
{1.1} 以下
7.8 {0.79} 以下
8.4 {0.85} 以下
9
13
{1.4} 以下
14
{1.5} 以下
9.9 {1.0} 以下
10
{1.0} 以下
10
17
{1.7} 以下
18
{1.8} 以下
12
{1.2} 以下
13
{1.3} 以下
11.2
21
{2.1} 以下
23
{2.3} 以下
15
{1.5} 以下
16
{1.6} 以下
(12)
23
{2.5} 以下
25
{2.5} 以下
16
{1.8} 以下
18
{1.8} 以下
12.5
25
{2.7} 以下
27
{2.9} 以下
18
{1.9} 以下
19
{2.1} 以下
14
33
{3.3} 以下
35
{3.5} 以下
24
{2.4} 以下
25
{2.5} 以下
16
44
{4.4} 以下
46
{4.8} 以下
31
{3.1} 以下
33
{3.4} 以下
18
54
{5.6} 以下
58
{6.0} 以下
39
{4.0} 以下
42
{4.3} 以下
20
67
{6.9} 以下
73
{7.5} 以下
48
{4.9} 以下
52
{5.4} 以下
22.4
86
{8.8} 以下
92
{9.4} 以下
61
{6.3} 以下
66
{6.7} 以下
(24)
98
{10.0} 以下
−
70
{7.2} 以下
−
25
107
{10.9} 以下
115
{11.7} 以下
76
{7.8} 以下
82
{8.4} 以下
28
134
{13.6} 以下
144
{14.7} 以下
96
{9.7} 以下
103
{10.5} 以下
30
155
{15.7} 以下
165
{17.0} 以下
111
{11.2} 以下
118
{12.1} 以下
31.5
170
{17.4} 以下
182
{18.6} 以下
121
{12.4} 以下
130
{13.3} 以下
33.5
193
{19.7} 以下
207
{21.2} 以下
138
{14.1} 以下
148
{15.1} 以下
35.5
216
{22.0} 以下
233
{23.7} 以下
154
{15.7} 以下
166
{16.9} 以下
37.5
241
{24.5} 以下
260
{26.4} 以下
172
{17.5} 以下
186
{18.9} 以下
40
275
{28.1} 以下
296
{30.2} 以下
196
{20.1} 以下
211
{21.6} 以下
2
5
B
8
8
1
7
-1
9
9
1
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 kN {tf}
つり本数
3本及び4本
つり角度
α
α≦90°
90°<α≦120°
垂直線との角度
β
β≦45°
45°<β≦60°
モード係数 M
2.1
1.5
ロープの区分
37G
37A
37G
37A
ロープ径(2)d (mm)
42.5
310
{31.7} 以下
333
{34.2} 以下
222
{22.6} 以下
238
{24.4} 以下
45
348
{35.4} 以下
375
{38.2} 以下
249
{25.3} 以下
268
{27.3} 以下
47.5
388
{39.6} 以下
417
{42.6} 以下
277
{28.3} 以下
298
{30.4} 以下
50
430
{43.8} 以下
464
{47.2} 以下
307
{31.3} 以下
331
{33.7} 以下
53
485
{49.3} 以下
520
{53.1} 以下
346
{35.2} 以下
372
{37.9} 以下
56
539
{55.2} 以下
581
{59.4} 以下
385
{39.4} 以下
415
{42.4} 以下
60
621
{63.2} 以下
667
{68.0} 以下
444
{45.1} 以下
477
{48.6} 以下
63
684
{69.7} 以下
737
{75.1} 以下
489
{49.8} 以下
526
{53.7} 以下
備考1. マスターリンクは附属書1表1に示すもの以外は使用してはならない。
2. フックはJIS B 2803の使用荷重を超えるものは使用してはならない。
2
6
B
8
8
1
7
-1
9
9
1
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表3 IWRC 6×Fi (25) を使用したロープスリングの使用荷重
単位 kN {tf}
つり本数
1本
2本
3本及び4本
つり角度
α
α=0°
α≦90°
90°<α≦120°
α≦90°
90°<α≦120°
垂直線との角度
β
β=0°
β≦45°
45°<β≦60°
β≦45°
45°<β≦60°
モード係数 M
1
1.4
1
2.1
1.5
ロープの区分
F25B
F25B
F25B
F25B
F25B
ロープ径(2)d (mm)
10
11 {1.1} 以下
15 {1.5} 以下
11 {1.1} 以下
23 {2.3} 以下
16 {1.6} 以下
11.2
13 {1.4} 以下
18 {1.9} 以下
13 {1.4} 以下
27 {2.9} 以下
19 {2.1} 以下
12.5
17 {1.7} 以下
23 {2.3} 以下
17 {1.7} 以下
35 {3.5} 以下
25 {2.5} 以下
14
21 {2.2} 以下
29 {3.0} 以下
21 {2.2} 以下
44 {4.6} 以下
31 {3.3} 以下
16
28 {2.8} 以下
39 {3.9} 以下
28 {2.8} 以下
58 {5.8} 以下
42 {4.2} 以下
18
35 {3.6} 以下
49 {5.0} 以下
35 {3.6} 以下
73 {7.5} 以下
52 {5.4} 以下
20
44 {4.5} 以下
61 {6.3} 以下
44 {4.5} 以下
92 {9.4} 以下
66 {6.7} 以下
22.4
55 {5.6} 以下
77 {7.8} 以下
55 {5.6} 以下
115 {11.7} 以下
82 {8.4} 以下
25
68 {7.0} 以下
95 {9.8} 以下
68 {7.0} 以下
142 {14.7} 以下
102 {10.5} 以下
28
86 {8.8} 以下
120 {12.3} 以下
86 {8.8} 以下
180 {18.4} 以下
129 {13.2} 以下
30
99 {10.1} 以下
138 {14.1} 以下
99 {10.1} 以下
207 {21.2} 以下
148 {15.1} 以下
31.5
109 {11.1} 以下
152 {15.5} 以下
109 {11.1} 以下
228 {23.3} 以下
163 {16.6} 以下
33.5
123 {12.6} 以下
172 {17.6} 以下
123 {12.6} 以下
258 {26.4} 以下
184 {18.9} 以下
35.5
139 {14.1} 以下
194 {19.7} 以下
139 {14.1} 以下
291 {29.6} 以下
208 {21.1} 以下
37.5
155 {15.8} 以下
217 {22.1} 以下
155 {15.8} 以下
325 {33.1} 以下
232 {23.7} 以下
40
176 {18.0} 以下
246 {25.2} 以下
176 {18.0} 以下
369 {37.8} 以下
264 {27.0} 以下
42.5
199 {20.3} 以下
278 {28.4} 以下
199 {20.3} 以下
417 {42.6} 以下
298 {30.4} 以下
45
223 {22.7} 以下
312 {31.7} 以下
223 {22.7} 以下
468 {47.6} 以下
334 {34.0} 以下
47.5
248 {25.3} 以下
347 {35.4} 以下
248 {25.3} 以下
520 {53.1} 以下
372 {37.9} 以下
50
275 {28.1} 以下
385 {39.3} 以下
275 {28.1} 以下
577 {59.0} 以下
412 {42.1} 以下
53
309 {31.6} 以下
432 {44.2} 以下
309 {31.6} 以下
648 {66.3} 以下
463 {47.4} 以下
56
345 {35.2} 以下
483 {49.2} 以下
345 {35.2} 以下
724 {73.9} 以下
517 {52.8} 以下
2
7
B
8
8
1
7
-1
9
9
1
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 kN {tf}
つり本数
1本
2本
3本及び4本
つり角度
α
α=0°
α≦90°
90°<α≦120°
α≦90°
90°<α≦120°
垂直線との角度
β
β=0°
β≦45°
45°<β≦60°
β≦45°
45°<β≦60°
モード係数 M
1
1.4
1
2.1
1.5
ロープの区分
F25B
F25B
F25B
F25B
F25B
ロープ径(2)d (mm)
60
397 {40.5} 以下
555 {56.7} 以下
397 {40.5} 以下
833 {85.0} 以下
595 {60.7} 以下
備考1. マスターリンクは附属書1表1に示すもの以外は使用してはならない。
2. フックはJIS B 2803の使用荷重を超えるものは使用してはならない。
2
8
B
8
8
1
7
-1
9
9
1
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表4 WRC 6×Fi (29) を使用したロープスリングの使用荷重
単位 kN {tf}
つり本数
1本
2本
3本及び4本
つり角度
α
α=0°
α≦90°
90°<α≦120°
α≦90°
90°<α≦120°
垂直線との角度
β
β=0°
β≦45°
45°<β≦60°
β≦45°
45°<β≦60°
モード係数 M
1
1.4
1
2.1
1.5
ロープの区分
F29B
F29B
F29B
F29B
F29B
ロープ径(2)d (mm)
10
11 {1.1} 以下
15 {1.5} 以下
11 {1.1} 以下
23 {2.3} 以下
16 {1.6} 以下
11.2
14 {1.4} 以下
19 {1.9} 以下
14 {1.4} 以下
29 {2.9} 以下
21 {2.1} 以下
12.5
17 {1.7} 以下
23 {2.3} 以下
17 {1.7} 以下
35 {3.5} 以下
25 {2.5} 以下
14
22 {2.2} 以下
30 {3.0} 以下
22 {2.2} 以下
46 {4.6} 以下
33 {3.3} 以下
16
28 {2.9} 以下
39 {4.0} 以下
28 {2.9} 以下
58 {6.0} 以下
42 {4.3} 以下
18
36 {3.7} 以下
50 {5.1} 以下
36 {3.7} 以下
75 {7.7} 以下
54 {5.5} 以下
20
45 {4.6} 以下
63 {6.4} 以下
45 {4.6} 以下
94 {9.6} 以下
67 {6.9} 以下
22.4
56 {5.7} 以下
78 {7.9} 以下
56 {5.7} 以下
117 {11.9} 以下
84 {8.5} 以下
25
70 {7.1} 以下
98 {9.9} 以下
70 {7.1} 以下
147 {14.9} 以下
105 {10.6} 以下
28
88 {9.0} 以下
123 {12.6} 以下
88 {9.0} 以下
184 {18.9} 以下
132 {13.5} 以下
30
101 {10.3} 以下
141 {14.4} 以下
101 {10.3} 以下
212 {21.6} 以下
151 {15.4} 以下
31.5
111 {11.4} 以下
155 {15.9} 以下
111 {11.4} 以下
233 {23.9} 以下
166 {17.1} 以下
33.5
126 {12.9} 以下
176 {18.0} 以下
126 {12.9} 以下
264 {27.0} 以下
189 {19.3} 以下
35.5
142 {14.5} 以下
198 {20.3} 以下
142 {14.5} 以下
298 {30.4} 以下
213 {21.7} 以下
37.5
158 {16.1} 以下
221 {22.5} 以下
158 {16.1} 以下
331 {33.8} 以下
237 {24.1} 以下
40
180 {18.4} 以下
252 {25.7} 以下
180 {18.4} 以下
378 {38.6} 以下
270 {27.6} 以下
42.5
203 {20.7} 以下
284 {28.9} 以下
203 {20.7} 以下
426 {43.4} 以下
304 {31.0} 以下
45
228 {23.3} 以下
319 {32.6} 以下
228 {23.3} 以下
478 {48.9} 以下
342 {34.9} 以下
47.5
254 {25.9} 以下
355 {36.2} 以下
254 {25.9} 以下
533 {54.3} 以下
381 {38.8} 以下
50
282 {28.7} 以下
394 {40.1} 以下
282 {28.7} 以下
592 {60.2} 以下
423 {43.0} 以下
53
316 {32.3} 以下
442 {45.2} 以下
316 {32.3} 以下
663 {67.8} 以下
474 {48.4} 以下
56
353 {36.0} 以下
494 {50.4} 以下
353 {36.0} 以下
741 {75.6} 以下
529 {54.0} 以下
2
9
B
8
8
1
7
-1
9
9
1
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 kN {tf}
つり本数
1本
2本
3本及び4本
つり角度
α
α=0°
α≦90°
90°<α≦120°
α≦90°
90°<α≦120°
垂直線との角度
β
β=0°
β≦45°
45°<β≦60°
β≦45°
45°<β≦60°
モード係数 M
1
1.4
1
2.1
1.5
ロープの区分
F29B
F29B
F29B
F29B
F29B
ロープ径(2)d (mm)
60
406 {41.4} 以下
568 {57.9} 以下
406 {41.4} 以下
852 {86.9} 以下
609 {62.1} 以下
備考1. マスターリンクは附属書1表1に示すもの以外は使用してはならない。
2. フックはJIS B 2803の使用荷重を超えるものは使用してはならない。
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B 8817-1991
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
関連規格 JIS B 8816 巻上用チェーンスリング
JIS G 0565 鉄鋼材料の磁粉探傷試験方法及び欠陥磁粉模様の等級分類
JIS Z 2343 浸透探傷試験方法及び欠陥指示模様の等級分類
ISO 2262-1984 General purpose thimbles for use with steel wire ropes−Specification
ISO 8793-1986 Steel wire ropes−Ferrule-secured eye terminations
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B 8817-1991
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
参考1 ロープスリングの使用基準
この参考は,本体及び附属書の規定に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
ロープスリングの使用に関しては,次の事項に注意しなければならない。
(1) 荷に適したロープスリングを選んで使用すること。
(2) 使用荷重を超えて使用してはならない。
(3) つり角度が正確に測定できる場合は,つり角度による荷重の変化を考慮した使用荷重内で使用しても
よい。
なお,つり角度は60°以内が望ましい。
(4) ロープ,アイ部の開き角度は,60°以内とすること。
(5) 使用前に点検し,ロープ及び附属金具が廃棄基準を超えて損傷したものは,使用してはならない。
(6) すべてのロープの張力が均一になるようにつること。
(7) 衝撃荷重が作用しないようにすること。
(8) 鋭い角で曲げないようにし,必要な場合は,当て物をすること。
(9) スリーブが荷に当たらないようにすること。
(10) 1本つりでの使用はできるだけ避けること。やむを得ず1本つりをする場合は,荷の回転を防ぐ措置
をとること。
(11) 目通しつり(チョークつり)をする場合は,深絞りをしないこと。
(12) 引きずったり,落下させたりしてはならない。
(13) ロープのねじれ,曲がりは直ちに修正して,キンクしないようにすること。
(14) 100℃を超える温度では使用してはならない。
(15) 腐食性の液や蒸気にさらしてはならない。
(16) 使用後は清浄にし,必要に応じて塗油して,乾燥した屋内で保管すること。
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B 8817-1991
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
参考2 ロープスリングの点検基準
この参考は,本体及び附属書の規定に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
点検は,日常点検 (1) 及び定期点検 (2) とし,参考2表1による。
注(1) 使用前の点検をいう。
(2) 定期的に行う点検で,使用頻度によって異なるが,原則として1か月ごとに行う。
参考2表1 点検基準
点検項目
点検の種類
点検方法
廃棄基準
日常 定期
1. ロープ
(1) 断線(3)
○
○ 目視
素線が,ロープ1よりの間において最外層ストランド中の総
素線数の10%以上断線しているもの,又はロープ5より間に
おいて20%以上断線しているもの。
(2) 摩耗
○
○ 計測
摩耗によって,直径の減少が公称径の7%を超えるもの。
(3) 腐食
○
○ 目視
腐食によって,素線表面にピッチングが発生して,あばた状
になったもの。
内部腐食によって,素線が緩んだもの。
(4) 形くずれ
○
○ 目視
形くずれによって,キンク及び著しい偏平化,曲がり,かご
状などの欠陥が生じたもの。
(5) 電弧又は熱影響
○
○ 目視
テンパーカラー又は溶損の認められるもの。
(6) 塗油の状態(4)
○
○ 目視
(7) アイ部,圧縮止め部
○
○ 目視
き裂,変形,ロープのずれ,又は著しいきずなどが発生して
いるもの。
2. 附属金具
(1) 変形
○
○ 目視
曲がり,ねじれ,ゆがみなどが認められるもの。
(2) きず
○
○ 目視
著しい当たりきず,切り欠ききずなどが認められるもの。
(3) き裂
○
○ 目視
き裂が認められるもの。
又は
浸透探傷(5)
き裂が認められるもの。
又は
磁粉探傷(6)
き裂が認められるもの。
(4) 摩耗
−
○ 計測
摩耗量が元の寸法の10%を超えるもの。
(5) 腐食
○
○ 目視
全体に腐食が認められるもの,又は局部的に著しい腐食のあ
るもの。
注(3) 断線は,手で折り曲げて切除しておくのがよい。
(4) 不足しているものは塗油する。
(5) JIS Z 2343(浸透探傷試験方法及び欠陥指示模様の等級分類)による。
(6) JIS G 0565(鉄鋼材料の磁粉探傷試験方法及び欠陥磁粉模様の等級分類)による。
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B 8817-1991
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
ワイヤロープスリングJIS改正原案作成委員会 構成表
氏名
所属
(委員長)
○ 金 武 典 夫
金属技術研究所
伊佐山 建 志
通商産業省機械情報産業局
伊 東 厚
工業技術院標準部
梅 井 勲
労働省労働基準局
湯 浅 定 司
社団法人日本クレーン協会
守 屋 奉 明
三菱自動車工業株式会社
宮 原 堅
大成建設株式会社
渡 辺 庚 一
日本鋼管株式会社
竹 中 泰 彦
株式会社日通総合研究所
原 田 昇 一
株式会社日立製作所
加 藤 健二郎
湯浅商事株式会社
○ 平 野 末 吉
日本ワイヤロープロック加工協同組合
○ 廣 瀬 彰
泉陽株式会社
○ 林 貞 男
東京製綱株式会社
○ 佐 藤 敏 郎
株式会社テザック
○ 早 崎 清 志
神鋼鋼線工業株式会社
○ 柴 田 実
興国鋼線索株式会社
○ 森 野 嘉 一
株式会社森野帆布船具工業所
(事務局)
○ 加 藤 宏
社団法人日本産業機械工業会
備考 ○印は,分科会委員も兼ねる。
文責(委員長)金 武 典 夫