B 8801:2003
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本クレ
ーン協会(JCA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの
申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣及び厚生労働大臣が改正した日本工業規格
である。
これによって,JIS B 8801:1988は改正され,この規格に置き換えられる。
JIS B 8801には,次に示す附属書がある。
附属書(参考)クラブ式天井クレーンの諸元
B 8801:2003
(2)
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目 次
ページ
1. 適用範囲 ························································································································ 1
2. 引用規格 ························································································································ 1
3. 定義 ······························································································································ 1
4. 主要仕様 ························································································································ 1
4.1 定格荷重 ······················································································································ 1
4.2 スパン ························································································································· 1
4.3 揚程 ···························································································································· 2
4.4 速度 ···························································································································· 2
5. クレーン全体としての等級群 ····························································································· 2
5.1 分類及び等級 ················································································································ 2
5.2 作業係数 ······················································································································ 2
6. 建築限界 ························································································································ 2
7. 主要構造 ························································································································ 3
7.1 鉄構部分 ······················································································································ 3
7.2 巻上装置 ······················································································································ 3
7.3 横行装置 ······················································································································ 6
7.4 走行装置 ······················································································································ 6
7.5 運転室及び運転台 ·········································································································· 6
7.6 操作装置などの配置 ······································································································· 6
8. 電気品 ··························································································································· 6
8.1 電源 ···························································································································· 6
8.2 電動機 ························································································································· 6
8.3 制御方式 ······················································································································ 6
8.4 ブレーキ ······················································································································ 6
8.5 横行給電方式 ················································································································ 6
8.6 走行給電方式 ················································································································ 6
8.7 配線,配管 ··················································································································· 7
9. クレーンの精度及び機能 ··································································································· 7
附属書(参考) クラブ式天井クレーンの諸元 ············································································ 8
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日本工業規格 JIS
B 8801:2003
天井クレーン
Overhead Travelling Crane
1. 適用範囲 この規格は,主として屋内において使用する,通常のつり具を備えたクラブ式天井クレー
ン及びホイスト式天井クレーン(電気チェーンブロック付きを含む。)について規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0146-1 クレーン用語―第1部:一般
JIS B 8806 天井クレーン用鋳鋼製走行車輪及び鍛鋼製走行車輪
JIS B 8807 クレーン用シーブ
JIS B 8815 電気チェーンブロック
JIS B 8820 クレ−ンの定格荷重,定格速度及び旋回半径
JIS B 8823-5 クレーン−操作装置−操作レバー等の配置及び操作方法―第5部:天井走行クレーン及び橋形ク
レーン
JIS C 9620 電気ホイスト
JIS G 3525 ワイヤロープ
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0146-1によるほか,各項の規定による。
4. 主要仕様 主要仕様は次の各項による。また,標準的な高速形,普通形及び低速形クラブ式天井クレ
ーンの諸元を附属書(参考)に示す。
4.1
定格荷重 定格荷重は取り扱う運搬物の最大質量を基準とし,表 1の数列から選定する。
表 1 定格荷重
単位 t
0.5
0.63
0.8
1.0
1.25
1.6
2.0
2.5
2.8
3.0
3.2
4.0
4.8
5.0
6.3
7.5
8.0
10
12.5
15
16
20
25
30
32
40
50
63
80
100
125
160
200
250
320
400
500
630
備考 ゴシック字体の数値は,JIS B 8820による。
4.2
スパン クレーンを搭載する建屋又はランウエイガーダに設置するクレーンの走行レールのスパン
は,クレーンの形式,定格荷重又は建築物の構造によって決定されるが,その数値はなるべく標準数(R20)
の数列から選定する。
4.3
揚程 揚程はクレーン下の作業空間によって決まるが,決定に当たっては,つり具の点検・修理を
考慮して,つり具を作業面に横置きすることのできる数値とする。
2
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4.4
速度 運搬頻度,作業性等を考慮して決定する。クラブ式天井クレーンの巻上,横行及び走行速度
は,指定のない限りJIS B 8820の規定による。また,ホイスト式天井クレーンの巻上,横行速度について
は,製造者の推奨値による。
床上操作式クレーンの場合の横行及び走行速度は,運転者の安全を考慮して最大1.1 m/sとする。
5. クレーン全体としての等級群
5.1
分類及び等級 クレーンはその作業条件に応じて,A1〜A8の8群に分類する。表 2に荷重を受け
る回数と負荷区分による等級群を示す。
表 2 クレーンの等級群
負荷による区分
荷重を受ける回数
6.3×104
回未満
6.3×104回
以上
1.2×105回
未満
1.2×105回
以上
2.5×105回
未満
2.5×105回
以上
5.0×105回
未満
5.0×105回
以上
1.0×106回
未満
1.0×106回
以上
2.0×106回
未満
2.0×106回
以上
常態として定格荷重の
50 %未満の荷重の荷を
つるクレーン
A1
A2
A3
A4
A5
A6
A7
常態として定格荷重の
50 %以上63 %未満の荷
重の荷をつるクレーン
A2
A3
A4
A5
A6
A7
A8
常態として定格荷重の
63 %以上80 %未満の荷
重の荷をつるクレーン
A3
A4
A5
A6
A7
A8
A8
常態として定格荷重の
80 %以上の荷重の荷を
つるクレーン
A4
A5
A6
A7
A8
A8
A8
5.2
作業係数 各等級に適用する作業係数Kを表 3に示す。
表 3 作業係数K
等級
A1
A2
A3
A4
A5
A6
A7
A8
作業係数
1.0
1.02
1.05
1.08
1.11
1.14
1.17
1.2
6. 建築限界 クレーン限界と建築限界とのすき間及び主集電架線の位置は,図1及び図2による。また,
標準的なクラブ式天井クレーンの建築限界を附属書(参考)の附属書参考図1に示す。
3
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図 1 建築限界(クラブ式天井クレーン)
図 2 建築限界(ホイスト式サスペンション形天井クレーン)
7. 主要構造
7.1
鉄構部分 荷重及び衝撃に対して十分な強度及び剛性をもつものとし,クレーンの形式,荷重及び
スパンに適応したものとする。
主要部材の継手部分及び断面形状の変化部分は,応力集中を十分に考慮する。繰り返し荷重を受ける部
材は特に形状,加工に留意する。
ガーダの最も不利な位置における定格荷重によるたわみは,スパンの1/800以下とする。また,長スパ
ン又は使用頻度の高いクレーンで,着床などに位置合わせを必要とするクレーンにあっては,ガーダの動
的たわみ(振幅,減衰時間)を最小限に止める構造とする。
7.2
巻上装置
7.2.1 巻上装置の等級 巻上装置の実使用時間及び負荷の程度に応じて,巻上装置の等級群を表4に示す。
4
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表 4 巻上装置の等級群
使用時間
区分
800時間
未満
800
時間以上
1 600
時間未満
1 600
時間以上
3 200
時間未満
3 200
時間以上
6 300
時間未満
6 300
時間以上
12 500
時間未満
12 500
時間以上
25 000
時間未満
25 000
時間以上
常態として定格荷重の
50 %未満の荷重の荷を
つるクレーン
A
A
A
B
C
D
E
常態として定格荷重の
50 %以上,63 %未満の
荷重の荷をつるクレーン
A
A
B
C
D
E
F
常態として定格荷重の
63 %以上,80 %未満の
荷重の荷をつるクレーン
A
B
C
D
E
F
F
常態として定格荷重の
80 %以上の荷重の荷を
つるクレーン
B
C
D
E
F
F
F
7.2.2
ワイヤロープ
a) 種類 ワイヤロープは,用途,寿命,巻上装置の構造などを考慮して,適切な構成及び安全率のもの
を使用する。ワイヤロープは,通常JIS G 3525の6ストランド又は8ストランドの平行よりワイヤロ
ープ及び37本線6よりのワイヤロープでステンレス製以外のものとする。
b) 安全率 ワイヤロープの安全率は,巻上装置の等級に応じて表5に示す値以上とする。安全率は,ワ
イヤロープの破断荷重をワイヤロープにかかる最大荷重で除した値とする。この場合,ワイヤロープ
の質量(揚程が50 m以下の場合を除く。)及びシーブの効率を含む。
表 5 ワイヤロープの安全率
巻上装置の等級
A
B
C
D
E
F
ワイヤロープの安全率
3.55
4
4.5
5
5
5
7.2.3
ドラム及びシーブ ドラム及びシーブのピッチ円直径と,使用するワイヤロープの直径の比(D/d)
は,表6に示す値以上とする。ただし,ワイヤロープの掛け方及び安全率に応じて,D/dは式7.1で求めた
値とすることができる。
シーブのピッチ円直径及び溝部外形寸法は,JIS B 8807による。
表 6 ドラム及びシーブのピッチ円直径とロープ直径との最小比
巻上装置の等級
ドラム
シーブ
エコライザシーブ
A
14
16
10
B
16
18
10
C
18
20
10
D
22.4
25
10
E
28
31.5
12.5
F
35.5
40
14
5
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H
d
D
d
D
s
1
9
4
4
9
1
2
+
+
+
−
=
ν
σ
ν
σ
B
B
g
g
················································· 式7.1
ここに,
d
D: ドラム又はシーブのピッチ円直径とワイヤロープ直
径との比
S
d
D
: ドラム又はシーブのピッチ円直径とワイヤロープ直
径との最小比(表6)
H: ワイヤロープの掛け方による補正係数(表7)
σB: ワイヤロープの素線の公称引張強さ(N/mm2)
ν1: ワイヤロープの安全率(表5)
ν2: ワイヤロープの計算安全率[7.2.2(b)]
g: 重力加速度 (m/s2)
表 7 補正係数
ここに,
Wr: ワイヤロープの掛け方による係数
Wr=1: 1個のドラムに対する値
Wr=2: 1個のシーブに対する値(ワイヤロープが順曲げ)
Wr=4: 1個のシーブに対する値(ワイヤロープが逆曲げ)
Wr=0: エコライザシーブに対する値
7.2.4 ワイヤロープの巻込角度 ドラムとワイヤロープ間の巻込角度は,溝付きドラムの場合は4度以内,
溝なしドラムの場合は2度以内(フリートアングル)とする。
7.2.5
フック フックには,玉掛け用ワイヤロープなどの外れを防止するための装置を取り付ける。ただ
し,特定の荷をつるために使用するもので,玉掛け用ワイヤロープなどが外れるおそれのない場合を除く。
7.2.6
ブレーキ 荷重の制動に使用するブレーキの制動トルク(2台以上のブレーキを備える場合は,そ
れぞれのブレーキの制動トルクの合計)は,荷重によるトルクの150 %以上とする。
荷重によるトルクは効率100 %として計算する。
前記のブレーキのほか,速度を制御するためのブレーキを取り付けるか,又は電気的に速度制御を行う
方法を採用する。ただし,低速又は低頻度のクレーン及びホイスト式クレーンを除く。
7.2.7
過巻防止装置 つり具の上限において作動する過巻防止装置を取り付ける。また,必要に応じてつ
り具の下限において作用する制限スイッチを取り付ける。
6
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7.3
横行装置 屋外で使用されるクレーン,及び車輪に転がり軸受を使用するクレーンにはブレーキを
取り付ける。ブレーキは,トロリを安全に停止させることができるブレーキトルクをもつものとする。ま
た,横行の両端には緩衝装置,緩衝材又は車輪直径の1/4以上の高さの車輪止めを取り付ける。
高速又は使用頻度の高いクレーンには,横行の両端において作動する緩衝装置,リミットスイッチなど
を取り付ける。
7.4
走行装置 クレーンには,走行用ブレーキを取り付ける。ブレーキは,クレーンを安全に停止させ
ることができるブレーキトルクをもつものとする。また,走行の両端には,緩衝装置,緩衝材又は車輪直
径の1/2以上の高さの車輪止めを取り付ける。
高速又は使用頻度の高いクレーンには,走行の両端において作用する緩衝装置,リミットスイッチなど
を取り付ける。
足踏み式ブレーキを備える場合の足踏みペダル操作力は,200 N以下とする。
走行車輪の直径は,JIS B 8806による。
7.5
運転室及び運転台 運転室及び運転台は十分な視野をもち,運転者が安全な運転を行える位置に開
閉器,制御器,ブレーキ,操作装置などの機器を取り付けること。
7.6
操作装置などの配置 運転室内の基本的な操作装置の配置及びレバーの操作方向は,JIS B 8823-5
による。
8. 電気品
8.1
電源 電源の定格電圧及び定格周波数は,次による。
200 V系: 200 V 50 Hz
200 V 60 Hz
220 V 60 Hz
400 V系: 400 V 50 Hz
400 V 60 Hz
440 V 60 Hz
クレーンの受電点における電圧の許容変動値は,定格電圧の+10 %,−5 %とする。また,クレーンの
内部電圧降下は,5 %以内に納めることが望ましい。
8.2
電動機 電動機は,クレーンの用途,性能,負荷状態,使用環境などに適合したものを使用する。
一般クレーン用としては,全閉巻線形電動機又は全閉かご形電動機を使用する。
電動機の定格は,負荷状態に応じて選定する。定格は,次による。
時間定格min : 15
30
60
連続
反復定格%ED: 15
20
25
30
40
50
60
100
8.3
制御方式 制御方式は,クレーンの用途,作業頻度及び電動機の形式によって,最も適した方式と
する。
8.4
ブレーキ ブレーキは,電磁ブレーキ,電動油圧ブレーキ又は油圧ブレーキを使用する。いずれも
ドラム式又はディスク式とする。
ブレーキのうち荷重又は機体の保持に使用するものは,ばね又はおもりによって制動トルクを発生し,
電磁石又は電動油圧押上機によって制動を解除する方式とする。
使用頻度の高いブレーキは,発熱に注意しなければならない。
8.5
横行給電方式 トロリへの給電方式は,ケーブルキャリア式,カーテンケーブル式,絶縁トロリ線
式,トロリダクト式などとする。
8.6
走行給電方式 クレーンへの給電方式は,クレーンの設置環境及び稼動状況などを考慮して,絶縁
トロリ線式,トロリダクト式,カーテンケーブル式などの中から,最も適した方式を採用する。
7
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8.7
配線,配管 配線材には,必要な電流容量及び絶縁性能をもった電線又はケーブルを使用し,配線
工事は電気設備技術基準による。
9. クレーンの精度及び機能 クラブ式天井クレーンの精度及び機能は,表8による。
また,ホイスト式天井クレーン及び電気チェーンブロック式天井クレーンの巻上,巻下及び横行速度は,
JIS C 9620又はJIS B 8815による。
表 8 クレーンの精度及び機能
項目
精度及び機能
総合寸法
スパン
指定寸法に対して許容差±5 mm
揚程
指定寸法以上
フック
寄り
指定寸法に対し±50 mm
上がり
指定寸法以下
トロリスパン
設計寸法に対して許容差±5 mm
クレーン全高
設計寸法以下
ガーダ全長
設計寸法以下
部分機能
リミットスイッチ
規定位置において確実に作動し,電動機及び電磁ブレーキ
又は電動油圧ブレーキの電流を遮断する。
ブレーキ
電磁ブレーキ又は電動
油圧ブレーキ
荷重試験に相当する荷をつり,電動機の電流を遮断したと
き荷重を安全に停止できる。
足踏みブレーキ
定格荷重をつり,走行中に電動機の電流を遮断した状態に
おいてブレーキを操作したとき,クレーンを安全に停止で
きる。
速度制御用ブレーキ
電気式
特定又は適度の降下速度に制限できる。
総合機能
定格荷重,規
定電圧,最終
ノッチにお
いて
速度
巻上
指定速度に対して許容差+10 %,−5 %
巻下
指定速度に対して許容差+25 %,−5 %
横行・走行
指定速度に対して許容差+10 %,−5 %
電動機電流
銘板の指定電流以下である。
荷重試験
定格荷重の125 %の荷重(定格荷重が200 tを超える場合は,
定格荷重に50 tを加えた荷重)において動作を行い,各部
に異常がない。
ガーダのたわみ
最も不利な位置において,主巻の定格荷重だけに対するた
わみはスパンの1/800以下である。
絶縁抵抗
区分される回路の配線と大地間において測定し,各回路ご
とに0.5 MΩ以上である。
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附属書(参考)クラブ式天井クレーンの諸元
この附属書(参考)は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
以下に示す参考図及び参考表は,旧JIS B 8801において“規定”又は“参考”として記載されていたも
のである。これらを,この附属書においてはすべて“参考”とした。
定格荷重及び定格速度はJIS B 8820(クレーンの定格荷重,定格速度及び旋回半径)のフック付き天井
クレーンに準拠している。ただし,最大定格荷重は200 tである。
1. クレーンの諸元は附属書参考表1による。
なお,速度は慣習に従ってm/minで示した(クレーン構造規格(*)はm/sである。)。
注* 労働安全衛生法に基づき定められた規格(平成13年2月23日厚生労働省告示第41条)
2. 走行レールを基準とした建築限界,フックの寄り,上がり及びサドルの寸法並びに車輪総数は附属書
参考図1〜附属書参考図2及び附属書参考表2による。
3. 走行車輪の最大車輪荷重は,附属書参考図3及び附属書参考図4による。
附属書参考図 1 建築限界(クラブ式天井クレーン)
4輪式
8輪式(ボギー形)
附属書参考図 2 サドル寸法
9
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附属書参考表 1 クレーンの諸元
種類
定格荷重(t) スパン(m)
揚程
(m)
主巻
補巻
横行
走行
走行レール
(最小)
(kg)
主巻
補巻 を超え 以下
速度×電動機
(m/min)×(kW)
速度×電動機
(m/min)×(kW)
速度×電動機
(m/min)×(kW)
速度×電動機
(m/min)×(kW)
高
速
形
5
―
12.5
20
12.5
20×22
―
40×2.2
又は
63×2.2
125×11
30
20
25
125×15
25
32
125×15
8
―
12.5
20
12.5
16×30
―
40×2.2
又は
63×3.7
125×15
30
20
25
125×15
25
32
125×22
10
―
12.5
20
12.5
16×37
―
40×2.2
又は
63×3.7
125×15
37
20
25
125×22
25
32
125×22
16
なし
又は
5
12.5
20
10又は16
12.5×45
20×22
40×3.7
又は
63×5.5
125×22
37
20
25
125×30
25
32
125×30
20
なし
又は
8
16
25
10又は16
12.5×55
16×30
40×3.7
又は
63×7.5
125×30
37
25
32
125×37
25
なし
又は
8
16
25
10又は16
12.5×75
16×30
40×5.5
又は
65×7.5
125×37
73
25
32
125×45
32
10
16
25
10又は16
10×75
16×37
40×7.5
又は
63×11
125×45
73
25
32
125×45
40
16
16
25
10又は16
10×90
12.5×45
40×7.5
又は
63×11
125×55
73
25
32
125×55
50
16
16
25
16
8×90
12.5×45
40×11
100×55
73
25
32
100×55
63
20
20
32
16
8×110
12.5×55
40×11
100×55
73
80
25
20
32
16又は20
6.3×110
12.5×75
40×15
100×75
73
100
32
20
32
16又は20
5×110
10×75
32×15
80×75
73
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書参考表 1 クレーンの諸元(続き)
種類
定格荷重(t) スパン(m)
揚程
(m)
主巻
補巻
横行
走行
走行レール
(最小)
(kg)
主巻
補巻 を超え 以下
速度×電動機
(m/min)×(kW)
速度×電動機
(m/min)×(kW)
速度×電動機
(m/min)×(kW)
速度×電動機
(m/min)×(kW)
普
通
形
3.2
―
6.3
16
12.5
12.5×8.5
―
40×2.5
100×4
15
16
25
100×6.3
5
―
6.3
16
12.5
12.5×13
―
40×2.5
100×6.3
22
16
25
100×8.5
8
―
8
16
12.5
10×17
―
40×2.5
100×8.5
22
16
25
100×13
10
―
8
16
12.5
8×17
―
40×2.5
100×13
30
16
25
100×13
16
なし
又は
3.2
8
16
10又は16
8×33
12.5×85
40×2.5
100×13
30
16
25
100×17
20
なし
又は
5
10
20
10又は16
6.3×33
12.5×13
40×4
100×17
30
20
32
100×25
25
5
10
20
10又は16
6.3×33
12.5×13
40×4
100×25
37
20
32
100×25
32
8
10
20
10又は16
5×40
10×17
40×6.3
100×25
37
20
32
100×25
40
8
10
20
10又は16
5×50
10×17
40×6.3
80×25
37
20
32
80×33
50
10
12.5
20
10又は16
4×50
8×17
32×6.3
80×33
37
20
32
80×40
63
16
12.5
32
10又は16
4×63
8×33
32×8.5
80×50
37
80
16
12.5
32
10又は16
3.2×63
8×33
32×8.5
63×50
73
100
20
12.5
32
10又は16
2.5×63
6.3×33
25×8.5
63×50
73
125
25
12.5
32
10又は16
2.5×85
6.3×33
25×13
50×50
73
160
32
12.5
32
10又は16
2×85
5×40
20×13
50×50
73
200
40
12.5
32
10又は16
2×100
5×50
20×13
40×50
73
11
B 8801:2003
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書参考表 1 クレーンの諸元(続き)
種類
定格荷重(t) スパン(m)
揚程
(m)
主巻
補巻
横行
走行
走行レール
(最小)
(kg)
主巻
補巻 を超え 以下
速度×電動機
(m/min)×(kW)
速度×電動機
(m/min)×(kW)
速度×電動機
(m/min)×(kW)
速度×電動機
(m/min)×(kW)
低
速
形
16
なし
又は
3.2
6.3
20
10又は16
2×8.5
12.5×8.5
10×2.5
20×2.5
30
20
なし
又は
5
6.3
20
10又は16
2×13
12.5×13
10×2.5
20×2.5
30
25
5
6.3
25
10又は16
2×13
12.5×13
10×2.5
20×4
30
32
8
6.3
25
10又は16
1.6×13
10×17
10×2.5
20×4
30
40
8
6.3
25
10又は16
1.6×17
10×17
10×2.5
20×4
30
50
10
8
25
16又は20
1.6×25
8×17
10×2.5
20×6.3
37
63
16
8
25
16又は20
1.25×25
8×33
10×2.5
20×6.3
37
80
16
8
25
16又は20
1.25×25
8×33
10×2.5
20×8.5
37
100
20
10
25
16又は20
1.25×33
6.3×33
10×4
20×8.5
37
125
25
10
25
16又は25
1×33
6.3×33
10×4
20×13
73
160
32
12.5
25
16又は25
1×40
5×40
10×6.3
20×13
73
200
40
12.5
25
16又は25
1×50
5×50
10×6.3
20×17
73
備考1. 同時に主巻,補巻を使用するときは,荷重の合計は主巻の定格荷重以内とする
2. 電源は3相交流で周波数50 Hzの場合は,定格電圧200 V又は400 V,周波数60 Hzの場合は,200 V,
220 V,400 V又は440 Vとする。
3. 電動機はクレーン用全閉外扇巻線形低圧三相誘導電動機とする。
4. 電動機出力は参考とする。
なお,出力は負荷時間率を高速形については40 %ED,普通形及び低速形については25 %EDとし,
軸受は転り軸受を使用し,走行電動機については最大スパンについて求めてある。
5. 走行レールの30,37はJIS E 1101(普通レール)により,15,22はJIS E 1103(軽レール)による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書参考表 2 クレーン各部の寸法
種類
定格荷重(t) スパン(m)
建築限界(mm)
主フック寄り,上がり(mm)
サドル(参考)(mm)
車輪
総数
(参考)
主巻 補巻 を超え以下 軌上空
間(A)
側方空
間(B)
運転室側
寄り
(D)
運転室反
対側寄り
(E)
上がり
(F)
長さ
(Q)
軸間距離
(R)
(S)
高
速
形
5
―
12.5
20
2 500
400
900
900
300
4 100
3 400
―
4
20
25
2 600
200
5 200
4 500
25
32
2 700
100
6 100
5 400
8
―
12.5
20
2 600
400
1 000
1 000
300
4 400
3 800
―
4
20
25
2 700
200
5 300
4 500
25
32
2 800
100
6 200
5 400
10
―
12.5
20
2 700
400
1 100
1 200
300
5 000
4 100
―
4
20
25
2 800
200
5 400
4 500
25
32
2 900
100
6 400
5 500
16
なし
又は
5
12.5
20
2 800
500
1 400
1 600
(1 300)
700
5 200
4 200
―
4
20
25
2 900
600
5 400
4 500
25
32
3 000
500
6 400
5 500
20
なし
又は
8
16
25
2 900
500
1 500
1 700
(1 400)
800
6 000
5 000
―
4
25
32
3 000
700
6 500
5 500
25
なし
又は
8
16
25
3 000
560
1 600
1 700
(1 400)
900
6 000
5 000
―
4
25
32
3 100
800
6 500
5 500
32
10
16
25
3 100
560
1 900
1 900
900
6 200
5 000
―
4
25
32
3 200
800
6 500
5 500
40
16
16
25
3 200
560
1 900
2 000
1 100
6 500
5 000
―
4
25
32
3 300
600
1 000
6 800
5 800
50
16
16
25
3 600
600
2 000
2 100
900
6 800
5 600
―
4
25
32
4 000
500
6 800
5 800
800
8
63
20
20
33
4 300
600
2 100
2 200
500
7 000
6 000
800
8
80
25
20
32
4 500
600
2 300
2 400
500
7 500
6 400
900
8
100
32
20
32
4 700
600
2 400
2 500
500
8 000
6 800
1 000
8
13
B 8801:2003
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書参考表 2 クレーン各部の寸法(続き)
種類
定格荷重(t) スパン(m)
建築限界(mm)
主フック寄り,上がり(mm)
サドル(参考)(mm)
車輪
総数
(参考)
主巻 補巻 を超え以下 軌上空
間(A)
側方空
間(B)
運転室側
寄り
(D)
運転室反
対側寄り
(E)
上がり
(F)
長さ
(Q)
軸間距離
(R)
(S)
普
通
形
3.2
―
6.3
16
2 200
260
700
700
200
3 200
2 300
―
4
16
25
2 300
4 500
3 600
5
―
6.3
16
2 200
260
800
800
300
3 600
2 600
―
4
16
25
2 300
4 600
3 600
8
―
8
16
2 200
280
900
900
400
3 800
2 700
―
4
16
25
2 300
4 700
3 600
10
―
8
16
2 250
300
1 000
1 000
500
4 000
2 800
―
4
16
25
2 350
4 800
3 600
16
なし
又は
3.2
8
16
2 400
320
1 300
1 400
(1 100)
700
4 800
3 600
―
4
16
25
2 500
4 800
3 600
20
なし
又は
5
10
20
2 500
320
1 400
1 500
(1 200)
800
5 200
3 900
―
4
20
32
2 600
5 900
4 600
25
5
10
20
2 600
320
1 500
1 600
900
5 500
4 200
―
4
20
32
2 700
5 900
4 600
32
8
10
20
2 700
320
1 600
1 700
1 000
5 700
4 400
―
4
20
32
2 800
5 900
4 600
40
8
10
20
2 900
340
1 800
1 900
1 100
5 800
4 400
―
4
20
32
3 000
6 000
4 600
50
10
12.5
20
3 300
400
1 900
2 000
1 000
6 400
5 000
―
4
20
32
3 800
380
600
6 400
5 300
900
8
63
16
12.5
32
4 100
400
2 000
2 100
500
6 600
5 400
1 000
8
80
16
12.5
32
4 200
450
2 200
2 300
700
6 900
5 600
900
8
100
20
12.5
32
4 400
450
2 400
2 500
800
7 100
5 800
1 000
8
125
25
12.5
32
4 600
450
―
―
―
―
―
―
8
160
32
12.5
32
5 000
450
―
―
―
―
―
―
8
200
40
12.5
32
5 400
450
―
―
―
―
―
―
8
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書参考表 2 クレーン各部の寸法(続き)
種類
定格荷重(t) スパン(m)
建築限界(mm)
主フック寄り,上がり(mm)
サドル(参考)(mm)
車輪
総数
(参考)
主巻 補巻 を超え以下 軌上空
間(A)
側方空
間(B)
運転室側
寄り
(D)
運転室反
対側寄り
(E)
上がり
(F)
長さ
(Q)
軸間距離
(R)
(S)
低
速
形
16
なし
又は
3.2
6.3
20
2 400
320
1 100
1 400
(1 100)
700
4 800
3 600
―
4
20
なし
又は
5
6.3
20
2 500
320
1 200
1 500
(1 200)
800
5 200
3 900
―
4
25
5
6.3
25
2 600
320
1 300
1 600
900
5 500
4 200
―
4
32
8
6.3
25
2 700
320
1 400
1 700
1 000
5 700
4 400
―
4
40
8
6.3
25
2 900
340
1 600
1 800
1 100
5 800
4 400
―
4
50
10
8
25
3 300
340
1 700
1 900
1 100
6 300
4 800
―
4
63
16
8
25
4 100
380
1 900
2 000
500
6 800
5 500
800
8
80
16
8
25
4 200
380
2 100
2 200
700
7 300
5 700
900
8
100
20
10
25
4 400
380
2 300
2 400
800
7 500
5 900
1 000
8
125
25
10
25
4 600
450
―
―
―
―
―
―
8
160
32
12.5
25
5 000
450
―
―
―
―
―
―
8
200
40
12.5
25
5 400
450
―
―
―
―
―
―
8
15
B 8801:2003
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
備考 1点斜線は8輪式を示す。
附属書参考図 4 普通形及び低速形
附属書参考図 3 高速形
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。