B 8670:2004 (ISO 2944:2000)
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本フルードパワー工業会(JFPA)
/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日
本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。
制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 2944:2000,Fluid power systems and
components−Nominal pressuresを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
B 8670:2004 (ISO 2944:2000)
(2)
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目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1. 適用範囲 ························································································································ 1
2. 引用規格 ························································································································ 1
3. 定義 ······························································································································ 1
4. 単位 ······························································································································ 1
5. 呼び圧力 ························································································································ 2
6. 規格適合表示 ·················································································································· 2
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 8670:2004
(ISO 2944:2000)
油圧・空気圧システム及び機器−呼び圧力
Fluid power systems and components−Nominal pressures
序文 この規格は,2000年に第2版として発行されたISO 2944,Fluid power systems and components−
Nominal pressuresを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格であ
る。
1. 適用範囲 この規格は,油圧及び空気圧に関連する他の日本工業規格に用いる値を選定するために,
呼び圧力の体系について規定する。また,この規格は,個々の油圧・空気圧システム及び機器に適用する
値を選定するための標準体系を規定する。ただし,この規格における呼び圧力は,油圧・空気圧システム
及び機器に用いる圧力を示す。
備考1. 呼び圧力の説明については,3.1及び4.3を参照。
2. この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 2944:2000,Fluid power systems and components−Nominal pressures (IDT)
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 8203 国際単位系(SI)及びその使い方
備考 ISO 1000:1992,SI units and recommendations for the use of their multiples and of certain other units
が,この規格と一致している。
JIS B 0142 油圧及び空気圧用語
備考 ISO 5598:1985 Fluid power systems and components−Vocabularyが,この規格と(引用部分に
おいては)一致している。
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0142によるほか,次による。
3.1
呼び圧力(nominal pressure) 呼称の便宜を図るために,機器,配管又はシステムに用いる圧力の
値。これは,標準数で表す。
4. 単位
4.1
用いる圧力の単位は,JIS Z 8203に従い,呼び圧力の大きさによってキロパスカル又はメガパスカ
ルとする。
4.2
呼び圧力の表し方は,“呼び圧力・・・kPa”又は“呼び圧力・・・MPa”とする。
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4.3
呼び圧力は,特別な指示がない限り,ゲージ圧力,すなわち,大気圧を基準とした圧力とする。
5. 呼び圧力 呼び圧力は,付表1に示す値の中から選択する。
6. 規格適合表示 この規格に適合することを,試験報告書,カタログ及び販売資料に記述する場合は,
次の文言を用いる。
“呼び圧力は,JIS B 8670:2004 油圧・空気圧システム及び機器−呼び圧力に適合する。”
3
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付表 1 呼び圧力
kPa
MPa
1
−
1.6
−
2.5
−
4
−
6.3
−
10
−
16
−
25
−
40
−
63
−
100
−
[125]
−
160
−
[200]
−
250
−
[315]
−
400
−
[500]
−
630
−
[800]
−
1 000
1
−
[1.25]
−
1.6
−
[2]
−
2.5
−
[3.15]
−
4
−
[5]
−
6.3
−
[8]
−
10
−
12.5
−
16
−
20
−
25
−
31.5
−
[35]
−
40
−
[45]
−
50
−
63
−
80
−
100
−
125
−
160
−
200
−
250
備考 [ ] 括弧内の数値は,なるべく用いない。
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参考文献
(1)ISO 3322:1985,Fluid power systems and components−Cylinders ‒ Nominal pressures
(2)ISO 4399:1995,Fluid power systems and components−Connectors and associated components−Nominal
pressures
(3)ISO 5941:1979,Compressors, pneumatic tools and machines ‒ Preferred pressures