B 8667:2013
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 1
4 記号······························································································································· 1
4.1 記号及び意味 ················································································································ 1
4.2 呼び記号 ······················································································································ 2
5 許容差···························································································································· 2
6 寸法······························································································································· 2
7 規格準拠表示 ··················································································································· 2
参考文献 ····························································································································· 5
附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································· 6
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
フルードパワー工業会(JFPA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本
工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本
工業規格である。
これによって,JIS B 8667:2004は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 8667:2013
油圧−圧力スイッチ−取付面及び取付寸法
Hydraulic fluid power-Pressure switches-Mounting surfaces
序文
この規格は,2011年に第2版として発行されたISO 16873を基とし,我が国の実情に合わせて,技術的
内容を変更して作成した日本工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1
適用範囲
この規格は,圧力スイッチの取付面及び取付寸法について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 16873:2011,Hydraulic fluid power−Pressure switches−Mounting surfaces(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0142 油圧・空気圧システム及び機器−用語
注記 対応国際規格:ISO 5598:2008,Fluid power systems and components−Vocabulary(MOD)
JIS B 8665 油圧−バルブ取付面及びカートリッジ形弁取付穴形状の識別コード
注記 対応国際規格:ISO 5783:1995,Hydraulic fluid power−Code for identification of valve mounting
surfaces and cartridge valve cavities(IDT)
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0142による。
4
記号
4.1
記号及び意味
この規格で用いる記号及び意味は,次による。
a) P及びLは,ポートを表す。
b) Fは,取付ボルトを表す。
c) Gは,位置決めピン用穴を表す。
2
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4.2
呼び記号
この規格で用いる呼び記号は,JIS B 8665による。
5
許容差
次の数値を,取付面すなわち図1及び図2の太い一点鎖線の範囲内に適用する。
− 表面粗さRa≦0.8 μm(JIS B 2401-2参照)
− 平面度φ100 mm当たり0.01 mm以下(JIS B 2401-2参照)
− 位置決めピン穴の公差 H12
6
寸法
圧力スイッチの取付面の寸法は,それぞれ図1又は図2から選択し,適用は次による。
− 図1は,Pポート形圧力スイッチ(呼び:16873-01-01-0-11)
− 図2は,Pポート及びLポート付き圧力スイッチ(呼び:16873-01-02-0-11)
7
規格準拠表示
この規格に準拠していることを,試験報告書,取扱説明書,カタログ及び販売資料に記載する場合は,
次の文言を用いる。
“圧力スイッチの取付面及び取付寸法は,JIS B 8667(油圧−圧力スイッチ−取付面及び取付寸法)に
準拠している。”
3
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単位 mm
注a) 最小ねじ深さ(締結部)は,ボルトの呼び径Dの1.5倍とする。バルブ間の互換性を容易にし,
取付ボルト長さを最小にするために,取付部のねじ深さは2D+6 mmが望ましい。取付部が鉄(鋳
鉄を除く)の場合,ねじ締結長さは1.25Dが望ましい。
b) 図中に太い一点鎖線で示す範囲は,取付面の最小寸法である。取付ボルトから取付面のコーナ端
までの距離は,それぞれの座標軸に沿って等距離とする。
c) 電気コネクタ及び調整部は,この寸法に含まれない。
d) 参考寸法である。
e) 任意の追加のねじである。
f) この寸法は,取付面として圧力スイッチに要求される最小のスペースを表す。また,同一のバル
ブ2台をマニホールドブロックに取り付けた場合の中心間の距離を表す。
図1−Pポート形圧力スイッチの取付寸法(呼び:16873-01-01-0-11)
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単位 mm
注a) 最小ねじ深さ(締結部)は,ボルトの呼び径Dの1.5倍とする。バルブ間の互換性を容易にし,
取付ボルト長さを最小にするために,取付部のねじ深さは2D+6 mmが望ましい。取付部が鉄(鋳
鉄を除く)の場合,ねじ締結長さは1.25Dが望ましい。
b) 図中に太い一点鎖線で示す範囲は,取付面の最小寸法である。取付ボルトから取付面のコーナ端
までの距離は,それぞれの座標軸に沿って等距離とする。
c) 電気コネクタ及び調整部は,この寸法に含まれない。
d) 参考寸法である。
e) 任意の追加のねじである。
f) この寸法は,取付面として圧力スイッチに要求される最小のスペースを表す。また,同一のバル
ブ2台をマニホールドブロックに取り付けた場合の中心間の距離を表す。
g) LポートはPポートと同一径とする。Lポート用穴は,位置決めピン(G)用穴としても使用可
能である。位置決めピン穴の直径は4 mm,深さは4 mm以上とする。
図2−Pポート及びLポート付き圧力スイッチの取付寸法
(呼び:16873-01-02-0-11)
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参考文献
JIS B 0021 製品の幾何特性仕様(GPS)−幾何公差表示方式−形状,姿勢,位置及び振れの公差表示方式
注記 対応国際規格:ISO 1101,Geometrical Product Specifications (GPS)−Geometrical tolerancing−
Tolerance of form, orientation, location and run-out(IDT)
JIS B 0031 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状の図示方法
注記 対応国際規格:ISO 1302,Geometrical Product Specifications (GPS)−Indication of surface texture in
technical product documentation(MOD)
JIS B 0209-1 一般用メートルねじ−公差−第1部:原則及び基礎データ
注記 対応国際規格:ISO 965-1,ISO general-purpose metric screw threads−Tolerances−Part 1: Principles
and basic data(IDT)
JIS B 0401-1 寸法公差及びはめあいの方式−第1部:公差,寸法差及びはめあいの基礎
注記 対応国際規格:ISO 286-1,Geometrical product specifications (GPS)−ISO code system for tolerances
on linear sizes−Part 1: Basis of tolerances, deviations and fits(IDT)
JIS B 0601 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状:輪郭曲線方式−用語,定義及び表面性状パラメータ
注記 対応国際規格:ISO 4287,Geometrical Product Specifications (GPS)−Surface texture: Profile method
−Terms, definitions and surface texture parameters(IDT)
JIS B 2401-2 Oリング−第2部:ハウジングの形状・寸法
注記 対応国際規格:ISO 3601-2,Fluid power systems−O-rings−Part 2: Housing dimensions for general
applications(MOD)
JIS B 8355 油圧−サブプレート取付形4ポート電磁切換弁
注記 対応国際規格:ISO 4401,Hydraulic fluid power−Four-port directional control valves−Mounting
surfaces(MOD)
ISO 129-1,Technical drawings−Indication of dimensions and tolerances−Part 1: General principles
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS B 8667:2013 油圧−圧力スイッチ−取付面及び取付寸法
ISO 16873:2011 Hydraulic fluid power−Pressure switches−Mounting surfaces
(I)JISの規定
(II)
国際規格
番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
1 適用範
囲
1
一致
3 用語及
び定義
3
一致
4 記号
4
一致
5 許容差
5
表面粗さの規定は,ISO
3601-2の5.2.3を呼び出し
ている。また,平面度は,
ISO 3601-2の5.1.4を呼び
出している。
変更
我が国の実情に合った数値を
規定している。
ISO 3601-2の5.2.3には明らかな
実情からの逸脱があるため,我が
国はISO 3601-2の制定審議にお
いて反対の立場を取っている。今
後も,修正を目指して提案し続け
る。
6 寸法
6
一致
7 規格準
拠表示
7
一致
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 16873:2011,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 一致……………… 技術的差異がない。
− 変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD…………… 国際規格を修正している。
2
B
8
6
6
7
:
9
9
9
9
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。