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B 8611-8 : 1999 (ISO 1992-8 : 1978) 

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日

本工業規格である。これによって,JIS B 8611-1985は廃止され,JIS B 8611-1〜6及びJIS B 8611-8に置き

換えられる。 

JIS B 8611は,次に示す部編成となっている。 

JIS B 8611-1 第1部:寸法,面積及び容積の計算 

JIS B 8611-2 第2部:一般試験条件 

JIS B 8611-3 第3部:温度試験 

JIS B 8611-4 第4部:除霜試験 

JIS B 8611-5 第5部:結露試験 

JIS B 8611-6 第6部:消費電力量試験 

JIS B 8611-8 第8部:接触事故試験

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

B 8611-8 : 1999 

 (ISO 1992-8 : 1978)  

冷凍・冷蔵ショーケース 

試験方法−第8部: 

接触事故試験 

Commercial refrigerated cabinets−Methods of test− 

Part 8 : Test for accidental mechanical contact 

序文 この規格は,1978年に第1版として発行されたISO 1992/8, Commercial refrigerated cabinets−Test 

methods−Part 8 : Test for accidental mechanical contactを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更するこ

となく作成した日本工業規格である。 

なお,点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。 

1. 適用範囲 この規格は,食品の販売又は陳列を目的とする冷凍・冷蔵ショーケース(以下,ショーケ

ースという。)において,開口部を通しての接触による,通常の使用状態での機械的な危険に対する保護性

の試験に用いる標準試験指及びその使用法について規定する。 

参考 電気的接触に関する試験については,それに適応するIECの試験を参照すること。 

2. 試験指 試験指類は,IEC 60335-1及びIEC 60335-2(1)の箇条8に記述する試験指と同規格のものをこ

の規格の試験指として規定する。これは図1に示すように次の二つがある。 

a) ジョイント式試験指(図1)。 

b) ストレート式試験指(図1の寸法で関節がないもの)。 

注(1) 

IEC 60335-1 

Safety of household and similar electrical appliances−Part 1 : General requirements 

IEC 60335-2 

Safety of household and similar electrical appliances−Part 2 : Particular 

requirements for refrigerators and food freezers 

3. 試験手順 試験手順は,次による。 

3.1 

試験は電源を切った状態で行い,可動部品はできるだけ試験指(図1)に近づくところまで回転させ

たり,動かして行う。 

3.2 

工具なしで取外しができる部品は,すべて取り外した状態のショーケースで行う。ただし,庫内の

パネル類,例えば,エアーダクトやファンのカバーは,たとえそれらが工具なしで取り外せるものであっ

ても取り外さない。 

3.3 

試験指は,必要最小限の力で接触可能なすべての位置について使用する。ただし,通常床上で使用

される質量が40kg以上のショーケースではショーケースを傾けてはならない。 

background image

B 8611-8 : 1999 (ISO 1992-8 : 1978) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3.4 

ジョイント式試験指が入りにくい開口部には,ストレート式試験指を使用し,30Nの力を加え,試

験を行う。この試験指が入れば,ジョイント式試験指を開口部から押し込んで使用し,再度試験を行う。 

図1 試験指 

4. 試験報告 各試験についての報告は,次の項目を含むものとする。 

a) ジョイント式試験指が差し込まれて可動部品に接触するかどうか。 

b) ストレート式試験指が差し込まれるかどうか。又はいずれの穴やすき間に入らないかどうか。 

c) ジョイント式試験指の再度の挿入で可動部品に接触するかどうか。 

参考 上記の項目は,ショーケースの試験成績表[JIS B 8611-1附属書(参考)]に記入し,報告する

とよい。