B 8403-1:2013
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 2
4 寸法······························································································································· 2
5 使用上の注意事項 ············································································································· 2
5.1 組付け ························································································································· 2
5.2 球面軸受の寿命 ············································································································· 2
5.3 給油 ···························································································································· 2
6 製品の呼び方 ··················································································································· 2
7 規格準拠表示 ··················································································································· 3
附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································· 4
B 8403-1:2013
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
フルードパワー工業会(JFPA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本
工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本
工業規格である。
これによって,JIS B 8403-1:2005は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 8403(空気圧シリンダの附属金具寸法)の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 8403-1 第1部:スフェリカルロッドアイ−1 MPaシリーズ
JIS B 8403-2 第2部:ロッドクレビス−1 MPaシリーズ
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日本工業規格 JIS
B 8403-1:2013
空気圧シリンダの附属金具寸法−
第1部:スフェリカルロッドアイ−1 MPaシリーズ
Pneumatic fluid power-Mounting dimensions for accessories-
Part 1: Rod end spherical eyes, 1 MPa series
序文
この規格は,2009年に第3版として発行されたISO 8139を基に,技術的内容を変更することなく作成
した日本工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。変更の
一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1
適用範囲
この規格は,JIS B 8368-1〜JIS B 8368-3に規定する1 MPaシリーズ用空気圧シリンダに使用する附属金
具の中のめねじスフェリカルロッドアイ(以下,スフェリカルロッドアイという。一般に使用する場合も,
“めねじ”は省略してもよい。)の寸法について規定する。また,この規格は,他の用途との互換性もあり,
空気圧シリンダ用だけに限定するものではない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 8139:2009,Pneumatic fluid power−Cylinders, 1 000 kPa (10 bar) series−Mounting dimensions
of rod-end spherical eyes(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0142 油圧・空気圧システム及び機器−用語
注記 対応国際規格:ISO 5598:2008,Fluid power systems and components−Vocabulary(MOD)
JIS B 0401-2 寸法公差及びはめあいの方式−第2部:穴及び軸の公差等級並びに寸法許容差の表
注記 対応国際規格:ISO 286-2:1988,ISO system of limits and fits−Part 2: Tables of standard tolerance
grades and limit deviations for holes and shafts(IDT)
JIS B 8366-5 油圧・空気圧システム及び機器−シリンダ−構成要素及び識別記号−第5部:識別記号
注記 対応国際規格:ISO 6099:2009,Fluid power systems and components−Cylinders−Identification
code for mounting dimensions and mounting types(IDT)
JIS B 8368-1 空気圧シリンダ取付寸法−第1部:片ロッド−1 MPa シリーズ−角カバー形−タイロ
2
B 8403-1:2013
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ッド締付(取付金具固定)式(内径32 mm〜250 mm)
注記 対応国際規格:ISO 6430:1992,Pneumatic fluid power−Single rod cylinders, 1 000 kPa (10 bar)
series, with integral mountings, bores from 32 mm to 250 mm−Mounting dimensions(MOD)
JIS B 8368-2 空気圧シリンダ取付寸法−第2部:片ロッド及び両ロッド−1 MPaシリーズ−角カバー
形−タイロッド締付(取付金具分離)式(内径32 mm〜320 mm)
注記 対応国際規格:ISO 15552:2004,Pneumatic fluid power−Cylinders with detachable mountings,
1 000 kPa (10 bar) series, bores from 32 mm to 320 mm−Basic, mounting and accessories
dimensions(MOD)
JIS B 8368-3 空気圧シリンダ取付寸法−第3部:片ロッド−1 MPaシリーズ−小内径(取付金具固定
又は分離)形(内径8 mm〜25 mm)
注記 対応国際規格:ISO 6432:1985,Pneumatic fluid power−Single rod cylinders−10 bar (1 000 kPa)
series−Bores from 8 to 25 mm−Mounting dimensions(MOD)
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0142による。
4
寸法
スフェリカルロッドアイの寸法は,表1による。
5
使用上の注意事項
5.1
組付け
5.1.1
スフェリカルロッドアイに使用するピンの外径許容差は,JIS B 0401-2のm6とする。
注記 特別な場合(例えば,シリンダの組付けが困難な場合など)は,f7の許容差を用いてもよい。
この場合,ピンは,スフェリカルロッドアイに使用する球面軸受の内輪との間で相対滑り運動
を起こすこともあり,用途によっては表面硬化したピンを使用し,また,ピンを通して給油す
るのがよい。
5.1.2
スフェリカルロッドアイの揺動角度は,揺動軸心に対して±4°の範囲とする。
5.1.3
ピストンロッドねじ及びスフェリカルロッドアイは,ロックナットで固定する。
5.2
球面軸受の寿命
5.2.1
球面軸受の寿命は,負荷の大きさ,揺動角度,潤滑剤の種類,給油頻度など,多くの要因の影響を
受けて変化する。
5.2.2
球面軸受の寿命は,通常の動作条件の下で充分に使用に耐えるよう設計されている。
常に一方向にだけかかる負荷,又は通常と異なる負荷条件は寿命に与える影響が大きい。このような場
合,使用者は,製造業者に相談するのがよい。
5.3
給油
5.3.1
スフェリカルロッドアイには,十分な給油をしなければならない。
5.3.2
給油方法及び給油頻度は,運転条件によって異なる。
6
製品の呼び方
附属金具の呼び方は,JIS B 8366-5で規定する識別記号,規格番号(JIS B 8403-1)及び軸受寸法記号に
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B 8403-1:2013
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よる。
例 AP 6 JIS B 8403-1 − 20
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規格準拠表示
この規格に従っていることを,試験報告書,カタログ及び販売資料に記述する場合は,次の文言を用い
る。
“附属金具の寸法は,JIS B 8403-1(空気圧シリンダの附属金具寸法−第1部:スフェリカルロッドアイ
−1 MPaシリーズ)に準拠する。”
表1−AP6−スフェリカルロッドアイ寸法
単位 mm
軸受
寸法
記号
KK
6H
CN
H9
EN
h12
CH
LF
最小
EF
最大
AV
最小
揺動
角度
Z
最小
5
M4
5
8
27
10
9
10
4°
6
M6
6
9
30
11
10
12
8
M8
8
12
36
13
12
16
10
M10×1.25
10
14
43
15
14
20
12
M12×1.25
12
16
50
17
16
22
16
M16×1.5
16
21
64
22
21
28
20
M20×1.5
20
25
77
26
25
33
30
M27×2
30
37
110
36
35
51
35
M36×2
35
43
125
41
40
56
40
M42×2
40
49
142
46
45
60
50
M48×2
50
60
160
59
58
65
4
B 8403-1:2013
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附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS B 8403-1:2013 空気圧シリンダの附属金具寸法−第1部:スフェリカルロッド
アイ−1 MPaシリーズ
ISO 8139:2009 Pneumatic fluid power−Cylinders, 1 000 kPa (10 bar) series−
Mounting dimensions of rod-end spherical eyes
(I)JISの規定
(II)
国際規格
番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
箇条番号及
び題名
内容
箇条番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
3 用語及び
定義
JIS B 0142によ
る。
3
JISに同じ。
また,ISO 6099が引用さ
れている。
変更
JIS B 8366-5(ISO 6099)は,
箇条6(製品の呼び方)で引用
しているが,箇条3(用語及び
定義)では引用していない。
ISO規格の誤りのため,ISO規格
見直し時に修正提案を行う。
4 寸法
表1による。
4
JISにほぼ同じ。
変更
JISではENの寸法引出し位置
を修正した。
ISO規格の誤りのため,ISO規格
見直し時に修正提案を行う。
変更
JISではねじ精度を追記した。
技術的差異はない。
使用に当たっての安全上必要の
ための追記。
ISOに提案済である。
削除
JISでは並目ねじのピッチを削
除した。技術的差異はない。
ISO規格の誤りのため,ISO規格
見直し時に修正提案を行う。
5 使用上の
注意事項
5.2 球面軸受の寿
命
5.2
JISに同じ。
変更
ISO規格では細分化された文
章をJISでは一部統合した。
分かりやすくするための修正。
6 製品の呼
び方
6
JISにほぼ同じ。
変更
JISではJIS B 8366-5(ISO
6099)を引用した。
ISO規格の誤りのため,ISO規格
見直し時に修正提案を行う。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 8139:2009,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD…………… 国際規格を修正している。
2
B
8
4
0
3
-1
:
2
0
1
3
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。