B 8392-8:2008
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲 ························································································································· 1
2 引用規格 ························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 2
4 単位······························································································································· 2
5 測定方法の選択 ················································································································ 2
6 サンプリング方法 ············································································································· 2
7 試験方法 ························································································································· 2
7.1 一般 ···························································································································· 2
7.2 試験装置 ······················································································································ 3
7.3 試験手順 ······················································································································ 4
7.4 試験結果の計算 ············································································································· 4
7.5 最大固体粒子径の決定 ···································································································· 5
8 試験結果の評価 ················································································································ 5
8.1 参照状態 ······················································································································ 5
8.2 湿度の影響 ··················································································································· 5
8.3 圧力の影響 ··················································································································· 5
8.4 温度の影響 ··················································································································· 5
8.5 平均値 ························································································································· 5
9 不確かさ ························································································································· 5
10 試験報告 ······················································································································· 5
10.1 試験報告書 ·················································································································· 5
10.2 試験報告書の様式 ········································································································· 6
附属書A(参考)試験報告書 質量濃度による圧縮空気中の固体粒子含有量 ····································· 7
附属書JA(参考)JISと対応する国際規格との対比表 ································································· 8
B 8392-8:2008
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まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本フルードパワー工業会 (JFPA) 及
び財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,
日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
JIS B 8392の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 8392-1 第1部:汚染物質及び清浄等級
JIS B 8392-2 第2部:オイルミストの試験方法
JIS B 8392-3 第3部:湿度測定方法
JIS B 8392-4 第4部:固体粒子含有量の試験方法
JIS B 8392-5 第5部:オイル蒸気及び有機溶剤含有量の試験方法
JIS B 8392-6 第6部:ガス状汚染物質含有量の試験方法
JIS B 8392-7 第7部:微生物汚染物質含有量の試験方法
JIS B 8392-8 第8部:質量濃度による固体粒子含有量の試験方法
JIS B 8392-9 第9部:質量濃度による水分含有量の試験方法
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日本工業規格 JIS
B 8392-8:2008
圧縮空気−
第8部:質量濃度による固体粒子含有量の試験方法
Compressed air-
Part 8 : Test methods for solid particle content by mass concentration
序文
この規格は,2004年に第1版として発行されたISO 8573-8を基に作成した日本工業規格であるが,対
応国際規格の一部に,技術的内容の誤りがあると判断したため,技術的内容を変更して作成した日本工業
規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1
適用範囲
この規格は,限定された最大粒子径の中で固体粒子の量として表示される,圧縮空気中の質量濃度によ
る固体粒子含有量を決定する試験方法について規定する。また,空気汚染物質の試験方法との整合を目的
とした一連の規格の一つとしてサンプリング方法,質量濃度による固体粒子に関する評価,不確かさの考
察及び清浄空気要因の試験報告について規定する。
なお,この試験方法は,JIS B 8392-1による清浄等級の決定について適用する。
注記1 粒子数の計測による濃度測定は,JIS B 8392-4に規定している。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 8573-8 : 2004,Compressed air−Part 8 : Test methods for solid particle content by mass
concentration (MOD)
なお,対応の程度を表す記号 (MOD) は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していること
を示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0125-1 油圧・空気圧システム及び機器−図記号及び回路図−第1部:図記号
注記 対応国際規格:ISO 1219-1,Fluid power systems and components−Graphic symbols and circuit
diagrams−Part 1: Graphic symbols (MOD)
JIS B 0142 油圧及び空気圧用語
注記 対応国際規格:ISO 5598,Fluid power systems and components−Vocabulary (NEQ)
JIS B 8392-1 圧縮空気−第1部:汚染物質及び清浄等級
2
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注記 対応国際規格:ISO 8573-1,Compressed air−Part 1 : Contaminants and purity classes (IDT)
JIS B 8392-2 一般用圧縮空気−第2部:オイルミストの試験方法
注記 対応国際規格:ISO 8573-2 : 1996,Compressed air for general use−Part 2 : Test methods for
aerosol oil content (MOD)
JIS B 8392-4 圧縮空気−第4部:固体粒子含有量の試験方法
注記 対応国際規格:ISO 8573-4,Compressed air−Part 4 : Test methods for solid particle content (IDT)
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0142,JIS B 8392-1及びJIS B 8392-4による。
4
単位
この規格で用いる単位は,SIによる。
1 MPa
1 m3=1 000 L
5
測定方法の選択
測定方法は,表1に示す方法から選択する。
質量濃度の測定には,質量法を適用する。したがって,圧縮空気中の水分及びオイルは,最少限に減ら
さなければならない。
表1−固体粒子直径の測定方法
測定方法
最大固体粒子径
d
µm
水分及びオイル濃度
mg/m3
マイクロスコープ法
0.5≦d
≦20
パーティクルサイズ法
0.1≦d≦40
認めない
6
サンプリング方法
サンプリングは,実際の圧力に近い状態及び一定流量下で行わなければならない。
サンプリングは,汚染物質のレベル及び圧縮空気システムの空気流量によって選択する。サンプリング
方法は,JIS B 8392-2及びJIS B 8392-4による。
大きな粒子径が含まれる場合は,重力の影響がサンプリング誤差を引き起こすため,部分流量サンプリ
ングを行わないほうがよい。
圧縮空気サンプルは,サンプリング後に主配管へ戻すか大気へ放出する。サンプリング条件(圧力,温
度,空気流速など)は,試験装置の製造業者が規定する仕様の範囲内でなければならない。JIS B 8392-2
に規定する試験方法B1は,バイパス配管によって分けられた,主配管からの全流量サンプリングで使用
する。
7
試験方法
7.1
一般
試験装置及び機器は,良好な状態になければならない。また,試験装置は適用する説明書に示された校
3
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正条件を考慮しなければならない。
この試験方法は,試験条件を満足し,圧縮空気システムに接続できる継手及び遮断弁がある場合には,
携帯式の測定機器を使って,圧縮空気システム中のいずれの箇所においても使用できる。
質量法による固体粒子含有量決定の要求精度を保証するために,圧縮空気サンプリング中の水分及びオ
イルエアロゾルの総含有量は,サンプリング法Aでは20 mg/m3未満,サンプリング法B1及びサンプリン
グ法B2では5 mg/m3未満でなければならない。
装置の適合性に関しては,試験装置製造業者に確認することが望ましい。
質量法は,圧縮空気サンプル中に存在する固体粒子の分離,及び質量測定を取り扱う。圧縮空気の温度,
圧力,湿度及び他の汚染物質の影響を考慮しなければならない。
7.2
試験装置
7.2.1
試験回路 空気流れは,予測される汚染レベルに影響を与えないことが事前に確認された適切なイ
ンラインバルブを通し,試験装置を通過させる。
質量法のための一般的な試験装置の配列を,図1に示す。
注記 細分箇条の表題の後に示す括弧内の数字は,図1に示す番号に対応している。
図記号については,JIS B 0125-1による。
1
サンプリング箇所
2
遮断弁
3
ヒータ(必要な場合)
4
メンブレンフィルタ
5
圧力計
6
温度計
7
流量制御弁
8
流量計
9
遮断弁
10 吐出口
図1−質量法の試験装置回路図
7.2.2
メンブレンフィルタ (4) メンブレンフィルタは,疎水性の高い材料で製造されたものでなければ
ならない。
注記 典型的なメンブレンフィルタ及びそのホルダの説明については,JIS B 8392-2を参照。
7.2.3
流量制御弁 (7) 流量を正確に調節するために,微調整付きのバルブを用いる。
7.2.4
圧力計 (5) 圧力は,試験の全期間中記録しなければならない。
圧力測定の精度は,読みの±2 %とする。
7.2.5
温度計 (6) 温度は,試験の全期間中記録しなければならない。
温度測定の精度は,±1 ℃とする。
7.2.6
流量計 (8) 流量は,試験の全期間中記録しなければならない。
流量測定の精度は,±5 %とする。
7.2.7
配管,継手及び遮断弁(2及び9) 配管,継手及び遮断弁は,JIS B 8392-2による。
7.2.8
ヒータ (3) ヒータは,圧縮空気サンプル中の凝縮水のレベルを,7.1に規定した値まで減らすた
4
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めに使用する。圧縮空気を加熱することによって水分を減少させるが,それが圧縮空気サンプル中の固体
粒子含有量に影響を及ぼしてはならない。
7.3
試験手順
7.3.1
試験準備
試験準備の手順は,JIS B 8392-2による。乾燥時のメンブレンフィルタの質量は,サンプリング前に確
定しなければならない。
7.3.2
試験時間
圧縮空気サンプリングにかける最適な時間は,固体粒子濃度の仮定量を裏付ける測定を行った後に決定
してもよい。
おおよその試験時間t(分)は,次の不等式によっても決定できる。
q
c
m
t
q
c
m
lim
p
max
lim
p
min
<
<
······································································· (1)
ここに,
mmin: メンブレンフィルタ上の固体粒子含有物の最小必要量 (mg)
mmax: メンブレンフィルタ上の固体粒子含有物の最大許容量 (mg)
cp lim: 圧縮空気中の固体粒子含有物の仮定量又は最大許容量
(mg/m3)
q: メンブレンフィルタを通過する圧縮空気の通過量 (m3/min)
メンブレンフィルタによって捕集する固体粒子の質量mは,膜の単位面積 (1 cm2) 当たり,1 mg≦m≦5
mgの範囲でなければならない。
7.3.3
固体粒子質量濃度の測定
圧縮空気流中に水分又はオイル汚染物質がない場合には,各サンプルに対する固体粒子質量濃度は,空
気サンプリング前後のメンブレンフィルタの質量差を,メンブレンフィルタを通過した総空気量で除した
値として求める。空気サンプリングの後,計量をする前に,例えば,シリカゲルのような適切な乾燥剤を
入れたデシケータ(乾燥器)の中に,メンブレンフィルタを10〜15分又はメンブレンフィルタの質量が安
定するまで放置することが望ましい。
圧縮空気流中に水分又はオイル汚染物質がある場合には,空気サンプリング後に,メンブレンフィルタ
の計量をする前にそれらを除去しなければならない。この目的のために,メンブレンフィルタは,硫酸を
入れたデシケータの中に2時間放置しなければならない。次に,オイルを溶かして除去するために,メン
ブレンフィルタを漏斗に移し(ろ過物を上にして),メンブレンフィルタにガラス棒を押し付け,全量10
〜15 mLの適切な溶剤を少量ずつ数回に分けて注ぐ。その後,メンブレンフィルタを20〜30 ℃で2〜3分
間放置後,計量を行う。
メンブレンフィルタから水分又はオイルを除去する方法は,空気サンプリング後のメンブレンフィルタ
の固体粒子含有量に影響を及ぼすことがなければ,他の方法を用いてもよい。質量測定の不確かさの最大
値は,±2 %以内でなければならない。
7.4
試験結果の計算
試験結果は,再現性があることが確認されていなければならない。
各測定においてmg/m3単位で表される固体粒子質量濃度cpnは,次の式による。
n
n
0
n
pn
t
q
m
m
c
−
=
············································································· (2)
ここに,
m0: サンプリング前のメンブレンフィルタ質量 (mg)
mn: サンプリング後のメンブレンフィルタ質量 (mg)
5
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qn: メンブレンフィルタを通過するサンプリング空気流量
(m3/min)
tn: サンプリング時間 (min)
7.5
最大固体粒子径の決定
表1に規定する最大固体粒子径の試験方法は,JIS B 8392-4に従って行わなければならない。
8
試験結果の評価
8.1
参照状態
固体粒子質量濃度の体積表記は,次の参照状態とする。
空気温度:20 ℃
空気圧力:0.1 MPa(絶対圧力)
相対湿度:0 %
8.2
湿度の影響
サンプリング箇所の水蒸気分圧及び温度によって参照状態での空気体積を求め,固体粒子質量濃度を換
算しなければならない。一般的には,空気体積における湿度の割合は小さいため,その影響を計算するこ
とは,通常は要求しない。
8.3
圧力の影響
固体粒子質量濃度は,参照状態の空気圧力を参照して換算しなければならない。
実際状態下での固体粒子質量濃度は,サンプル空気の絶対圧力に対し,正比例する。
8.4
温度の影響
固体粒子質量濃度は,参照状態の温度を参照して換算しなければならない。
温度が測定粒子の安定性又はサンプリング機器の定格限度を超えれば,温度は測定結果に影響を及ぼす。
8.5
平均値
試験方法の再現性,試験装置及び試験装置の準備にかかわる測定者の経験に応じて,サンプリング箇所
から連続した数回の測定を行い,平均しなければならない。
平均固体粒子質量濃度cp (mg/m3) は,3回以上の測定を行い,次の式によって求める。
n
2
1
n
pn
2
2
p
1
1
p
p
t
t
t
t
c
t
c
t
c
c
+
+
+
+
+
+
=
···························································· (3)
ここに,
cp1, cp2, …, cpn: サンプル空気中の固体粒子濃度 (mg/m3)
t1, t2, …, tn: サンプリング時間 (min)
9
不確かさ
試験方法の不確かさは,使用する試験装置及び計算結果の精度によって決まる。試験結果の不確かさは,
±10 %以内であることが望ましい。
10 試験報告
10.1 試験報告書
試験報告書に記載した,圧縮空気中の固体粒子質量濃度,及び最大固体粒子径の値は,この規格の手順
に従って,検証できなければならない。
オイル汚染物質など,固体粒子質量濃度の結果に影響を及ぼす要因についても,記録しなければならな
い。
6
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10.2 試験報告書の様式
この規格に基づいて固体粒子質量濃度の公表に用いる試験報告書には,次の項目を含めなければならな
い。
a) 圧縮空気システム及び作動条件の説明。公表した質量濃度値の妥当性を決定するために必要な,次の
詳細説明を含める。
1) 体積流量
2) サンプリング時間
3) 圧力
4) 温度
5) その他の汚染物質(水分及びオイルを含む。)
b) サンプリング箇所の説明
c) サンプリング及び計測に使用したシステムの説明。特に,使用した材料,装置,及びその校正記録の
詳細
d) “JIS B 8392-8による固体粒子質量濃度の試験結果”という記述の後に,次の項目を加える。
1) 箇条8に従って数値を求めた平均測定値で,参照状態を参照して換算した数値
2) 実際状態について,箇条8に従って数値を求めた実際の平均測定値
3) 実際及び参照状態における,mg/m3で表した固体粒子質量濃度
4) 測定時の圧力及び温度
5) 測定数値の不確かさに関する事項
6) 校正記録の日時
e) サンプリング及び測定の日時
試験報告書の例は,附属書Aを参照する。
7
B 8392-8:2008
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附属書A
(参考)
試験報告書
質量濃度による圧縮空気中の固体粒子含有量
序文
この附属書は,試験報告書の書式について記載するものであって,規定の一部ではない。
空気圧システム,試験条件,サンプリング箇所についての説明:
試験方法:
サンプリング方法:
試験装置のリスト及びそれぞれの校正日時:
JIS B 8392-8による固体粒子質量濃度の試験結果
試験番号
試験日及び
サンプリン
グ時間
圧縮空気条件
最大粒子径
μm
固体粒子質量濃度
mg/m3
温度
℃
圧力
MPa
サンプル
の総体積
m3
実際状態
参照状態
1
2
3
…
…
…
…
平均値:
報告者:
日時:
認定者:
日時:
測定値が特定の範囲外の場合,“測定不能”と識別表示する。
8
B 8392-8:2008
附属書JA
(参考)
JISと対応する国際規格との対比表
JIS B 8392-8 : 2008 圧縮空気−第8部 : 質量濃度による固体粒子含有量の試験方法 ISO 8573-8 : 2004,Compressed air−Part 8 : Test methods for solid particle content by
mass concentration
(Ⅰ) JISの規定
(Ⅱ)
国際
規格
番号
(Ⅲ) 国際規格の規定
(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異の
箇条ごとの評価及びその内容
(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差異の
理由及び今後の対策
箇条番号
及び名称
内容
箇条
番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
3 用語及
び定義
3
削除
ISO 3857-1を削除する。
技術的差異はない。
7.2.8 ヒー
タ
ヒータは,圧縮空気サン
プル中の凝縮水のレベ
ルを,7.1に規定した値
まで減らすために使用
する。圧縮空気を加熱す
ることによって水分を
減少させるが,それが圧
縮空気サンプル中の固
体粒子含有量に影響を
及ぼしてはならない。
7.2.8
ヒータは,圧縮空気サンプル
中の凝縮水及びオイル汚染物
質含有量のレベルを,7.1に規
定した値まで減らすために使
用する。加熱又は圧縮空気を
減圧することによって水分及
びオイルを減少させるが,そ
れが圧縮空気サンプル中の固
体粒子含有量に影響を及ぼし
てはならない。
変更
ヒータに関する記述から,
圧縮空気を減圧する,及び
オイルを減少させるを削
除した。
ヒータは圧縮空気を減圧する機能は
なく,また,加熱によってオイルを減
少させることもできない。
ISO規格見直し時変更を申し入れる。
9 不確か
さ
試験結果の不確かさは,
±10 %以内であること
が望ましい。
9
試験結果の不確かさは,±
10 %でなければならない。
変更
不確かさへの対応の程度
を変更した。
国際規格には,不確かさを得るための
方法が記載されておらず,一様に不確
かさの値を求めることができない。し
たがって,この規格では,不確かさへ
の対応の程度を“±10 %以内であるこ
とが望ましい”とした。
ISO規格見直し時変更を申し入れる。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 8573-8 : 2004,MOD
2
B
8
3
9
2
-8
:
2
0
0
8
2
B
8
3
9
2
-8
:
2
0
0
8
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
9
B 8392-8:2008
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除 ··············· 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 変更 ··············· 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD··············· 国際規格を修正している。
2
B
8
3
9
2
-8
:
2
0
0
8
2
B
8
3
9
2
-8
:
2
0
0
8
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