B 8367-3:2009
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲 ························································································································· 1
2 引用規格 ························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 2
4 寸法······························································································································· 2
4.1 一般 ···························································································································· 2
4.2 基準寸法 ······················································································································ 2
4.3 ポートの記号及び寸法 ···································································································· 2
4.4 取付寸法 ······················································································································ 3
5 内径寸法 ························································································································· 3
5A ストローク許容差··········································································································· 3
6 取付形式 ························································································································· 3
7 ピストンロッド ················································································································ 3
7.1 ピストンロッド径記号 ···································································································· 3
7.2 ピストンロッド先端形状 ································································································· 3
7A 製品の呼び方 ················································································································ 3
8 規格準拠表示 ··················································································································· 4
附属書JA(参考)参考文献 ···································································································· 8
附属書JB(参考)JISと対応する国際規格との対比表 ································································· 9
B 8367-3:2009
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まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本フル
ードパワー工業会(JFPA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正
すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS B 8367-3:2002は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。
JIS B 8367(油圧シリンダ取付寸法)の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 8367-1 第1部:片ロッド−16 MPaシリーズ−丸カバー形−溶接フランジ式及びねじ込みフラ
ンジ式(内径25 mm〜500 mm)
JIS B 8367-2 第2部:片ロッド−16 MPaシリーズ−角カバー形−タイロッド締付式(内径25 mm〜
200 mm)
JIS B 8367-3 第3部:片ロッド−16 MPaシリーズ−角カバー形−タイロッド締付式(内径250 mm〜
500 mm)
JIS B 8367-4 第4部:片ロッド−25 MPaシリーズ−丸カバー形−溶接又はねじ込みフランジ式(内
径50 mmから320 mmまで)
JIS B 8367-5 第5部:片ロッド−10 MPaシリーズ−角カバー形−タイロッド締付式(内径40 mm〜
200 mm)
JIS B 8367-6 第6部:片ロッド−10 MPaシリーズ−薄形(内径32 mmから100 mmまで)
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日本工業規格
JIS
B 8367-3:2009
油圧シリンダ取付寸法−
第3部:片ロッド−16 MPaシリーズ−
角カバー形−タイロッド締付式
(内径250 mm〜500 mm)
Hydraulic fluid power−Mounting dimensions for cylinders−
Part 3: Single rod, 16 MPa series−Square cover and tie rod tightend type
(Bores from 250 mm to 500 mm)
序文
この規格は,1994年に第1版として発行されたISO 6020-3を基に作成し,技術的内容を変更して作成
した日本工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。
1
適用範囲
この規格は,互換性に必要な油圧シリンダの取付寸法について規定する。この規格で規定する油圧シリ
ンダは,片ロッド,16 MPaシリーズ−角カバー形,タイロッド締付式(内径250 mm〜500 mm)のはん(汎)
用シリンダとする。
注記1 この規格は,取付寸法を規定するもので,定格圧力に基づいた性能,また,技術の発展を阻
害するおそれのある内容(構造,特性など)は規定していない。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 6020-3:1994,Hydraulic fluid power−Mounting dimensions for single rod cylinders, 16 MPa
(160 bar) series−Part 3: Compact series with bores from 250 mm to 500 mm (MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0142:1994 油圧及び空気圧用語
注記 対応国際規格:ISO 5598:1985,Fluid power systems and components−Vocabulary (NEQ)
2
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JIS B 0209-3 一般用メートルねじ−公差−第3部:構造体用ねじの寸法許容差
JIS B 8366-1 油圧・空気圧システム及び機器−シリンダ−構成要素及び識別記号−第1部:シリンダ
内径及びピストンロッド径
注記 対応国際規格:ISO 3320:1987,Fluid power systems and components−Cylinder bores and piston
rod diameters−Metric series (IDT)
JIS B 8366-4 油圧・空気圧システム及び機器−シリンダ−構成要素及び識別記号−第4部:ピストン
ロッド先端ねじ寸法及び形状
注記 対応国際規格:ISO 4395:1978,Fluid power systems and components−Cylinders−Piston rod
thread dimensions and types (IDT)
JIS B 8366-5 油圧・空気圧システム及び機器−シリンダ−構成要素及び識別記号−第5部:識別記号
注記 対応国際規格:ISO 6099:2001,Fluid power systems and components−Cylinders−Identification
code for mounting dimensions and mounting types (IDT)
JIS B 8404-5 油圧シリンダ附属金具寸法−16 MPaシリーズ・角カバー形(内径250 mmから500 mm
まで)−第5部:ロッドエンド
ISO 6162-1,Hydraulic fluid power−Flange connectors with split or one-piece flange clamps and metric or
inch screws−Part 1: Flange connectors for use at pressures of 3.5 MPa (35 bar) to 35 MPa (350 bar), DN
13 to DN 127
ISO 6162-2,Hydraulic fluid power−Flange connectors with split or one-piece flange clamps and metric or
inch screws−Part 2: Flange connectors for use at pressures of 35 MPa (350 bar) to 40 MPa (400 bar), DN
13 to DN 51
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0142によるほか,次による。
3.1
取付け(mounting)
シリンダを取り付ける,又はシリンダに附属品を取り付ける部位。
3.2
ロッド側
ピストンロッドが出ている側。
3.3
キャップ側
ピストンロッドが出ていない側。
4
寸法
4.1
一般
この規格の取付形式及び取付寸法の記号は,JIS B 8366-5による。
4.2
基準寸法
シリンダの基準寸法及びその許容差は,表1による。
4.3
ポートの記号及び寸法
ポートの記号及び寸法は,表2による。
3
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4.4
取付寸法
取付寸法及びその許容差は,表3〜表5による。
5
内径寸法
内径寸法は,JIS B 8366-1から選択し,次の寸法とする(単位mm)。
250,320,360,400及び500
5A ストローク許容差
ストローク許容差は,ストロークが1 250 mm以下のときは mmとする。1 250 mmを超えるときは,
受渡当事者間の協定による。
6
取付形式
取付形式は,JIS B 8366-5に規定する取付形式及び識別記号とし,次による。
ME 11: 角形ロッドカバー取付形式 (表3参照)
ME 12: 角形キャップ取付形式 (表3参照)
MP 1: キャップクレビス取付形式 (表4参照)
MP 3: キャップアイ取付形式 (表4参照)
MP 5: キャップスフェリカルアイ取付形式 (表4参照)
MT 1: ロッドカバートラニオン取付形式 (表5参照)
MT 2: キャップトラニオン取付形式 (表5参照)
MT 4: 中間トラニオン取付形式 (表5参照)
7
ピストンロッド
7.1
ピストンロッド径記号
内径とピストンロッド径との組合せ表示の便宜のために,ピストンロッド径に記号を与え,ピストンロ
ッドとシリンダとの面積比が約1/2のピストンロッドを“A”,約1/3.2のピストンロッドを“B”とする。
7.2
ピストンロッド先端形状
a) ピストンロッド先端形状は,JIS B 8366-4の中の“おねじ−肩当たり形状”とする(表1参照)。
なお,この規格以外の先端形状(おねじ又はめねじともに)を使用する場合も,JIS B 8366-4の中
から選択する。
b) ロッドエンド金具は,JIS B 8404-5から選択する。
また,ねじの公差域クラスはJIS B 0209-3によって,おねじは公差域クラス6g,めねじは公差域ク
ラス6Hとする。
7A 製品の呼び方
油圧シリンダの呼び方は,規格番号,シリンダ内径,ピストンロッド径,取付形式記号及びストローク
の長さによって,次のように呼ぶことが望ましい。
例 JIS B 8367-3-320-180-MP3-200
例は,規格番号JIS B 8367-3,内径320 mm,ピストンロッド径180 mm,キャップアイ取付形
式,ストローク200 mmの油圧シリンダであることを表す。
+2
0
4
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規格準拠表示
この規格に従っていることを,試験報告書,カタログ及び販売資料に記載する場合は,次の文言を用い
る。
“取付寸法は,JIS B 8367-3[油圧シリンダ取付寸法−第3部:片ロッド−16 MPaシリーズ−角カバー
形−タイロッド締付式(内径250 mm〜500 mm)]に準拠する。”
表1−基準寸法及びその許容差
単位 mm
内径
ロッド径
KK
公差域クラス
6g
A
最大
E
最大
記号
MM
250
B
A
140
180
M100×3
M125×4
112
125
320
320
B
A
180
220
M125×4
M160×4
125
160
400
360
B
A
180
250
M125×4
M180×4
125
180
450
400
B
A
220
280
M160×4
M200×4
160
200
500
500
B
A
280
360
M200×4
M250×6
200
250
630
注a) ポートの記号及び寸法は,表2による。
5
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表2−フランジ式ポートの記号及び寸法
単位 mm
記号
MM
規格
ISO 6162-1
ポート
形状
内径
呼びフランジ
記号
FF
0
−1.5
EA
±0.25
EB
±0.25
ED
公差域クラス
6H
250
DN51
50.8
42.9
77.8
M12×1.75×19.5
320
360
400
500
DN64
63.5
50.8
88.9
M12×1.75×19.5
管フランジ選定上の注意 特にピストンロッドが太い場合には,外力による引張作用
及び/又は増圧作用で,ロッド側の内圧は動作圧力の2倍又はそれ以上の圧力になる
ことがある。この場合,このフランジ式ポートの規定に対応する管フランジでは強度
上不十分な場合があるため,配管及び管フランジの強度は十分に配慮する必要があ
り,受渡当事者間で使用方法を確認の上協定する必要がある。フランジは,より高圧
に対応可能なISO 6162-2シリーズがあり,この中から選択できる。
6
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表3−ME11及びME12の取付寸法とその許容差
ME 11 ME 12
単位 mm
内径
RD
公差域
クラス
f8
TF
公差域
クラス
js13
FB
公差域
クラス
H13
R
公差域
クラス
js13
WF
±2
F
最大
VL
最小
UG
最大
ZB+a) b)
最大
ZJ+a)
±1.5
OD
参考
250
320
360
400
500
280
325
350
380
490
380
472
528
588
740
30
36
39
45
56
235
283
305
340
425
110
110
110
110
110
75
75
75
75
75
5
5
5
5
5
445
549
611
683
858
460
520
575
625
775
420
475
530
580
710
279.5
324.5
349.5
379.5
489.5
注a) +記号は,ストロークを加算する箇所を示し,許容差はストローク1 250 mm以下に適用し,ストロークを加
算した長さに与える。ただし,ストロークが1 250 mmを超える場合の許容差は,受渡当事者間の協定による。
b) ZB寸法の基準点反対側に記されている二点鎖線の位置は,タイロッドナットの高さなどシリンダが占有する
最も外側の位置である。
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表4−MP1,MP3及びMP5の取付寸法とその許容差
MP 1 MP 3 MP 5
単位 mm
内径
CB
公差
域ク
ラス
A16
CD
公差
域ク
ラス
H9
MR
最大
L
最小
XC+a)
±1.5
UB
最大
EW
公差
域ク
ラス
h14
EP
EX
CX
MS
最大
LT
最小
XO+a)
±1.5
Zb)
最小
250
320
360
400
500
90
110
125
140
180
90
110
125
140
180
100
120
140
160
200
125
152
175
195
250
545
627
705
775
960
180
220
250
280
360
90
110
125
140
180
102
130
130
162
192
125
160
160
200
250
125
160
160
200
250
160
200
200
250
320
160
200
200
250
320
580
675
730
830
1 030
4°
注a) +記号は,ストロークを加算する箇所を示し,許容差はストローク1 250 mm以下に適用し,ストロークを加
算した長さに与える。ただし,ストロークが1 250 mmを超える場合の許容差は,受渡当事者間の協定による。
b) Zはスフェリカルアイの揺動角度。
表5−MT1,MT2及びMT4の取付寸法とその許容差
MT 1 MT 2 MT 4
単位 mm
内径
TC
公差域
クラス
h14
UT
参考
TD
公差域
クラス
f8
XG
±2
TL
公差域
クラス
js13
ZB+a) b)
最大
XJ+a)
±1.5
UW
最大
TM
公差域
クラス
h14
UM
参考
MT1
MT2
MT4
250
320
360
400
500
320
400
450
500
630
520
650
740
820
1 030
125
160
180
200
250
178
195
205
215
240
100
125
145
160
200
505
580
640
685
825
460
520
575
625
775
393
450
500
525
615
480
600
675
750
945
380
485
545
605
745
580
735
835
925
1 145
注a) +記号は,ストロークを加算する箇所を示し,許容差はストローク1 250 mm以下に適用し,ストロークを加
算した長さに与える。ただし,ストロークが1 250 mmを超える場合の許容差は,受渡当事者間の協定による。
b) ZB寸法の基準点反対側に記されている二点鎖線の位置は,タイロッドナットの高さなどシリンダが占有する
最も外側の位置である。
c) XVは受渡当事者間の協定によって寸法を定める。
0
−0.025
0
−0.025
0
−0.025
0
−0.030
0
−0.035
0
−0.25
0
−0.25
0
−0.25
0
−0.25
0
−0.25
8
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附属書JA
(参考)
参考文献
JIS B 0401-2:1998 寸法公差及びはめあいの方式−第2部:穴及び軸の公差等級並びに寸法許容差の表
注記 対応国際規格:ISO 286-2:1988,ISO system of limits and fits−Part 2: Tables of standard tolerance
grades and limit deviations for holes and shafts (IDT)
JIS B 1001:1985 ボルト穴径及びざぐり径
注記 対応国際規格:ISO 273:1979,Fasteners−Clearance holes for bolts and screws (MOD)
JIS B 1002:1985 二面幅の寸法
注記 対応国際規格:ISO 272,Fasteners−Hexagon products−Widths across flats (MOD)
JIS B 2401:2005 Oリング
注記 対応国際規格:ISO 3601-1:2002,Fluid power systems−O-rings−Part 1: Inside diameters, cross-
sections, tolerances and size identification code (MOD)
JIS B 8366-2:2000 油圧・空気圧システム及び機器−シリンダ−構成要素及び識別記号−第2部:呼び
圧力
JIS B 8377-2:2002 油圧・空気圧システム及び機器−シリンダの試験・検査−第2部:油圧シリンダ受
渡検査
注記 対応国際規格:ISO 10100:2001,Hydraulic fluid power−Cylinders−Acceptance tests (MOD)
JIS B 8394-1:2000 油圧−組合せシール用ハウジング−寸法及び許容差−第1部:ピストンシール用ハ
ウジング
注記 対応国際規格:ISO 7425-1:1988,Hydraulic fluid power−Housings for elastomer-energized,
plastic-faced seals−Dimensions and tolerances−Part 1: Piston seal housings (IDT)
JIS B 8394-2:2000 油圧−組合せシール用ハウジング−寸法及び許容差−第2部:ロッドシール用ハウ
ジング
注記 対応国際規格:ISO 7425-2:1989,Hydraulic fluid power−Housings for elastomer-energized,
plastic-faced seals−Dimensions and tolerances−Part 2: Rod seal housings (IDT)
JIS B 8395:2000 油圧・空気圧システム及び機器−シリンダ−往復動用ワイパリングのハウジング−寸
法及び許容差
注記 対応国際規格:ISO 6195:1986,Fluid power systems and components−Cylinders−Housings for rod
wiper rings in reciprocating applications−Dimensions and tolerances (IDT)
JIS B 8396:2000 油圧−シリンダ−往復動用ピストン及びロッドシールのハウジング−寸法及び許容差
注記 対応国際規格:ISO 5597:1987,Hydraulic fluid power−Cylinders−Housings for piston and rod seals
in reciprocating applications−Dimensions and tolerances (IDT)
JIS B 8663:2001 油圧−シリンダ−ピストン及びロッド用ウェアリングのハウジング寸法
注記 対応国際規格:ISO 10766:1996,Hydraulic fluid power−Cylinders−Housing dimensions for
rectangular-section-cut bearing rings for pistons and rods (IDT)
ISO 4394-1:1980,Fluid power systems and components−Cylinder barrels−Part 1: Requirements for steel tubes
with specially finished bores
附属書JB
(参考)
JISと対応する国際規格との対比表
JIS B 8367-3:2009 油圧シリンダ取付寸法−第3部:片ロッド−16 MPaシリーズ−
角カバー形−タイロッド締付式(内径250 mm〜500 mm)
ISO 6020-3:1994,Hydraulic fluid power−Mounting dimensions for single rod
cylinders, 16 MPa (160 bar) series−Part 3: Compact series with bores from 250 mm to
500 mm
(Ⅰ)JISの規定
(Ⅱ)
国際規格
番号
(Ⅲ)国際規格の規定
(Ⅳ)JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容
(Ⅴ)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び名称
内容
箇条番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
3 用語及
び定義
3.2 ロッド側
3
−
追加
国内で普及度が高く,また,国
外で使用される定義と異なる
ため規定した。
ISO 5598の見直し後に検討を行
う。
3.3 キャップ側
−
−
追加
国内で普及している用語と異
なるため規定した。
4 寸法
取付寸法及びその
許容差並びにポー
ト寸法を規定。
4
JISとほぼ同じ
追加
ISO規格では取付寸法の公差
域クラスがほとんど決められ
ていないため追加した。また,
当該規格シリンダに使用する
ポート形状のISO規格が改正
されたため,JISでは新ISOに
対応した選定の注意書きを追
記した。
見直し時にISOへ提案する。
5A スト
ローク許
容差
ストローク許容差
を定義。
−
−
追加
ISO 6020-2に合わせて,ストロ
ーク許容差を追加した。
見直し時にISOへ提案する。
6 取付形
式
取付形式の識別記
号を規定
6
JISとほぼ同じ
変更
ISO規格では,角形ロッドカバ
ー取付形式の記号がMF5,角
形キャップ取付形式の記号が
MF6となっているが,JISで
は,ISO 6099に従って,それ
ぞれME11,ME12とした。
見直し時にISOに提案する。
9
B
8
3
6
7
-3
:
2
0
0
9
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(Ⅰ)JISの規定
(Ⅱ)
国際規格
番号
(Ⅲ)国際規格の規定
(Ⅳ)JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容
(Ⅴ)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び名称
内容
箇条番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
7 ピスト
ンロッド
7.1 内径に対応する
ロッド径の記号を
規定。
−
−
追加
国内での普及率が高く,ロッド
の太さの認識に便利なため,
JISでは規定を追加した。
見直し時にISOに提案する。
7.2 b) 附属金具の寸
法の規格及びねじ
の公差域クラスに
ついて規定。
8.3
JISとほぼ同じであるが,
一部異なる
追加
ISO規格では附属金具のISO
規格を引用規格としていない
が,JISでは対応JISを引用規
格とした。また,ねじの公差域
クラスは安全確保のため追加
した。
見直し時にISOへ提案する。
7A 製品
の呼び方
規格番号,シリンダ
内径,ピストンロッ
ド径,取付形式記号
及びストローク長
さで呼ぶことを推
奨。
−
−
追加
呼び名であり,技術的な差異は
ない。
見直し時にISOへ提案する。
表1〜表5 シリンダの基準寸
法・取付寸法・許容
差等を規定
Table
1〜9
Figure
1〜9
JISとほぼ同じ
変更
箇条6及び7.1の変更に伴う記
号の追加等を行った。
見直し時にISOへ提案する。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 6020-3:1994,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD…………… 国際規格を修正している。
1
0
B
8
3
6
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-3
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。