B 8367-2:2009
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲 ························································································································· 1
2 引用規格 ························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 2
4 寸法······························································································································· 3
4.1 一般 ···························································································································· 3
4.2 基準寸法 ······················································································································ 3
4.3 ポートの記号及び寸法 ···································································································· 3
4.4 取付寸法 ······················································································································ 3
5 内径寸法 ························································································································· 3
6 ストローク許容差 ············································································································· 3
7 取付形式 ························································································································· 3
8 ピストンロッド ················································································································ 3
8.1 ピストンロッド径記号 ···································································································· 3
8.2 ピストンロッド先端形状 ································································································· 4
8A 製品の呼び方 ················································································································ 4
9 規格準拠表示 ··················································································································· 4
附属書JA(参考)参考文献 ··································································································· 13
附属書JB(参考)JISと対応する国際規格との対比表 ································································ 15
B 8367-2:2009
(2)
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まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本フル
ードパワー工業会(JFPA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正
すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS B 8367-2:2002は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。
JIS B 8367(油圧シリンダ取付寸法)の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 8367-1 第1部:片ロッド−16 MPaシリーズ−丸カバー形−溶接フランジ式及びねじ込みフラ
ンジ式(内径25 mm〜500 mm)
JIS B 8367-2 第2部:片ロッド−16 MPaシリーズ−角カバー形−タイロッド締付式(内径25 mm〜
200 mm)
JIS B 8367-3 第3部:片ロッド−16 MPaシリーズ−角カバー形−タイロッド締付式(内径250 mm〜
500 mm)
JIS B 8367-4 第4部:片ロッド−25 MPaシリーズ−丸カバー形−溶接又はねじ込みフランジ式(内
径50 mmから320 mmまで)
JIS B 8367-5 第5部:片ロッド−10 MPaシリーズ−角カバー形−タイロッド締付式(内径40 mm〜
200 mm)
JIS B 8367-6 第6部:片ロッド−10 MPaシリーズ−薄形(内径32 mmから100 mmまで)
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日本工業規格
JIS
B 8367-2:2009
油圧シリンダ取付寸法−
第2部:片ロッド−16 MPaシリーズ−
角カバー形−タイロッド締付式
(内径25 mm〜200 mm)
Hydraulic fluid power−Mounting dimensions for cylinders−
Part 2: Single rod, 16 MPa series−Square cover and tie rod tightend type
(Bores from 25 mm to 200 mm)
序文
この規格は,2006年に第3版として発行されたISO 6020-2を基に作成した日本工業規格であるが,技
術的内容を変更して作成した日本工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。
1
適用範囲
この規格は,互換性に必要な油圧シリンダの取付寸法について規定する。この規格で規定する油圧シリ
ンダは,片ロッド,16 MPaシリーズ−角カバー形,タイロッド締付式(内径25 mm〜200 mm)のはん(汎)
用シリンダとする。
注記1 この規格は,取付寸法を規定するもので,定格圧力に基づいた性能,また,技術の発展を阻
害するおそれのある内容(構造,特性など)は規定していない。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 6020-2:2006,Hydraulic fluid power−Mounting dimensions for single rod cylinders, 16 MPa
(160 bar) series−Part 2: Compact series (MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0142:1994 油圧及び空気圧用語
注記 対応国際規格:ISO 5598:1985,Fluid power systems and components−Vocabulary (NEQ)
2
B 8367-2:2009
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JIS B 0203 管用テーパねじ
JIS B 0209-3 一般用メートルねじ−公差−第3部:構造体用ねじの寸法許容差
JIS B 2351-1 油圧・空気圧用及び一般用途用金属製管継手−第1部:24°くい込み式管継手
JIS B 2355-1 油圧・空気圧用及び一般用途用金属製管継手−Oリングシールによるメートルねじポー
ト及び継手端部−第1部:Oリングシールポート
注記 対応国際規格:ISO 6149-1:1993,Connections for fluid power and general use−Ports and stud ends
with ISO 261 threads and O-ring sealing−Part 1: Ports with O-ring seal in truncated housing (IDT)
JIS B 8366-1 油圧・空気圧システム及び機器−シリンダ−構成要素及び識別記号−第1部:シリンダ
内径及びピストンロッド径
注記 対応国際規格:ISO 3320:1987,Fluid power systems and components−Cylinder bores and piston
rod diameters−Metric series (IDT)
JIS B 8366-3 油圧・空気圧システム及び機器−シリンダ−構成要素及び識別記号−第3部:標準ピス
トンストローク
JIS B 8366-4 油圧・空気圧システム及び機器−シリンダ−構成要素及び識別記号−第4部:ピストン
ロッド先端ねじ寸法及び形状
注記 対応国際規格:ISO 4395:1978,Fluid power systems and components−Cylinders−Piston rod
thread dimensions and types (IDT)
JIS B 8366-5 油圧・空気圧システム及び機器−シリンダ−構成要素及び識別記号−第5部:識別記号
注記 対応国際規格:ISO 6099:2001,Fluid power systems and components−Cylinders−Identification
code for mounting dimensions and mounting types (IDT)
JIS B 8367-1 油圧シリンダ取付方法−第1部:片ロッド−16 MPaシリーズ−丸カバー形−溶接フラ
ンジ式及びねじ込みフランジ式(内径25 mm〜500 mm)
JIS B 8404-4 油圧シリンダ附属金具寸法−16 MPaシリーズ・角カバー形(内径32 mmから200 mm
まで)−第4部:ロッドエンド及びブラケット
注記 対応国際規格:ISO 8133:1991,Hydraulic fluid power−Single rod cylinders, 16 MPa (160 bar)
compact series−Accessory mounting dimensions (MOD)
ISO 1179-1,Connections for general use and fluid power−Ports and stud ends with ISO 228-1 threads with
elastomeric or metal-to-metal sealing−Part 1: Threaded ports
ISO 6162-1,Hydraulic fluid power−Flange connectors with split or one-piece flange clamps and metric or
inch screws−Part 1: Flange connectors for use at pressures of 3.5 MPa (35 bar) to 35 MPa (350 bar), DN
13 to DN 127
ISO 6162-2,Hydraulic fluid power−Flange connectors with split or one-piece flange clamps and metric or
inch screws−Part 2: Flange connectors for use at pressures of 35 MPa (350 bar) to 40 MPa (400 bar), DN
13 to DN 51
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0142及びJIS B 8367-1による。
3
B 8367-2:2009
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4
寸法
4.1
一般
この規格の取付形式及び取付寸法の記号は,JIS B 8366-5による。
4.2
基準寸法
シリンダの基準寸法及びその許容差は,表1による。
4.3
ポートの記号及び寸法
ポートの記号及び寸法は,表2及び表3による。
4.4
取付寸法
取付寸法及びその許容差は,表4〜表8による。
5
内径寸法
内径寸法は,JIS B 8366-1から選択し,次の寸法とする(単位mm)。
25,32,40,50,63,80,100,125,160及び200
6
ストローク許容差
ストローク許容差は,ストロークが1 250 mm以下のときは mmとする。1 250 mmを超えるときは,
受渡当事者間の協定による。
また,ストロークが2 000 mm以下の標準ピストンストロークは,JIS B 8366-3から選ぶのがよい。
7
取付形式
取付形式は,JIS B 8366-5に規定する取付形式及び識別記号とし,次による。
ME5: 長方形ロッドカバー取付形式
(表4参照)
ME6: 長方形キャップ取付形式
(表4参照)
MS2: 軸直角方向フート取付形式
(表5参照)
MX1: 両側スタッド又はタイロッド取付形式
(表6参照)
MX2: キャップ側スタッド又はタイロッド取付形式
(表6参照)
MX3: ロッド側スタッド又はタイロッド取付形式
(表6参照)
MP1: キャップクレビス取付形式
(表7参照)
MP3: キャップアイ取付形式
(表7参照)
MP5: キャップスフェリカルアイ取付形式
(表7参照)
MT1: ロッドカバートラニオン取付形式
(表8参照)
MT2: キャップトラニオン取付形式
(表8参照)
MT4: 中間トラニオン取付形式
(表8参照)
8
ピストンロッド
8.1
ピストンロッド径記号
内径とピストンロッド径との組合せ表示の便宜のために,ピストンロッド径に記号を与え,ピストンロ
ッドとシリンダとの面積比が約1/2のピストンロッドを“A”,約1/3.2のピストンロッドを“B”,約1/5
のピストンロッドを“C”とする。
+2
0
4
B 8367-2:2009
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8.2
ピストンロッド先端形状
a) ピストンロッド先端形状は,JIS B 8366-4の中の“おねじ−肩当たり形状”とする(表1参照)。
なお,この規格以外の先端形状(おねじ又はめねじともに)を使用する場合もJIS B 8366-4の中か
ら選択する。
b) ロッドエンド金具は,JIS B 8404-4から選択する。また,ねじの公差域クラスは,JIS B 0209-3によっ
て,おねじは公差域クラス6g,及びめねじは公差域クラス6Hとする。
8A
製品の呼び方
油圧シリンダの呼び方は,規格番号,シリンダ内径,ピストンロッド径,取付形式記号及びストローク
の長さによって,次のように呼ぶことが望ましい。
例 JIS B 8367-2-50-28-ME5-200
例は,規格番号JIS B 8367-2,内径50 mm,ピストンロッド径28 mm,長方形ロッドカバー取付
形式,ストローク200 mmの油圧シリンダであることを表す。
9
規格準拠表示
この規格に従っていることを,試験報告書,カタログ及び販売資料に記載する場合は,次の文言を用い
る。
“取付寸法は,JIS B 8367-2[油圧シリンダ取付寸法−第2部:片ロッド−16 MPaシリーズ−角カバー
形−タイロッド締付式(内径25 mm〜200 mm)]に準拠している。”
5
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表1−基準寸法及びその許容差
単位 mm
内径
ロッド径
KK
公差域クラス
6g
A
最大
Y
±2
PJ+a)
±1.5
E
H
最大
記号
MM
25
C
B
A
A
12
14
18
18
M10×1.25
M12×1.25
M10×1.25
M14×1.5
14
16
14
18
50
53
40±1.5
5
32
C
B
A
A
14
18
22
22
M12×1.25
M14×1.5
M12×1.25
M16×1.5
16
18
16
22
60
56
45±1.5
5
40
C
B
A
A
18
22
28
28
M14×1.5
M16×1.5
M14×1.5
M20×1.5
18
22
18
28
62
73
63±1.5
−
50
C
B
A
A
22
28
36
36
M16×1.5
M20×1.5
M16×1.5
M27×2
22
28
22
36
67
74
75±1.5
−
63
C
B
A
A
28
36
45
45
M20×1.5
M27×2
M20×1.5
M33×2
28
36
28
45
71
80
90±1.5
−
80
C
B
A
A
36
45
56
56
M27×2
M33×2
M27×2
M42×2
36
45
36
56
77
93
115±1.5
−
100
C
B
A
A
45
56
70
70
M33×2
M42×2
M33×2
M48×2
45
56
45
63
82
101
130±2
−
125
C
B
A
A
56
70
90
90
M42×2
M48×2
M42×2
M64×3
56
63
56
85
86
117
165±2
−
160
C
B
A
A
70
90
110
110
M48×2
M64×3
M48×2
M80×3
63
85
63
95
86
130
205±2
−
200
C
B
A
A
90
110
140
140
M64×3
M80×3
M64×3
M100×3
85
95
85
112
98
165
245±2
−
注a) +記号は,ストロークを加算する箇所を示し,許容差はストローク1 250 mm以下に適用し,ストロークを加
算した長さに与える。ただし,ストロークが1 250 mmを超える場合の許容差は,受渡当事者間の協定による。
b) ポートの記号及び寸法は,表2及び表3による。
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表2−ねじ込み式ポートの記号及び寸法
単位 mm
記号
M
G
O
R
規格
JIS B 2355-1
ISO 1179-1
JIS B 2351-1
JIS B 0203
ポート
形状
内径
EE
公差域クラス
6H
EC
L1
最小
EE
A級
EC
L1
最小
EE
A級
L1
最小
EE
L1
25
32
M14×1.5
7.5
11.5
G 1/4
7.5
12.5
G 1/4
12
Rc 1/4
6.7
40
M18×1.5
11
14.5
G 3/8
9
12.5
G 3/8
12
Rc 3/8
7.0
50
63
M22×1.5
14
15.5
G 1/2
14
15
G 1/2
16
Rc 1/2
9.1
80
100
M27×2
18
19
G 3/4
18
16.5
G 3/4
17
Rc 3/4
10.2
125
160
M33×2
23
19
G 1
23
19
G 1
21
Rc 1
11.6
200
M42×2
30
19.5
G 11/4
30
21.5
G 11/4
21.4
Rc 11/4
13.4
注記1 ねじポートの場合,下ぎりが貫通しないときのねじ下穴の深さは,それぞれの規格を参照。
注記2 ねじポートは,記号M及びGを優先して使用するのがよい。
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表3−フランジ式ポートの記号及び寸法
記号
MM
規格
ISO 6162-1
ポート
形状
内径
呼び
フランジ
記号
FF
0
−1.5
EA
±0.25
EB
±0.25
ED
公差域クラス
6H
125
160
DN25
25.4
26.2
52.4
M10×1.5×16.5
200
DN32
31.8
30.2
58.7
M10×1.5×16.5
管フランジ選定上の注意 特にピストンロッドが太い場合には,外
力による引張作用及び/又は増圧作用で,ロッド側の内圧は動作圧
力の2倍又はそれ以上の圧力になることがある。この場合,このフ
ランジ式ポートの規定に対応する管フランジでは強度上不十分な場
合があるため,配管及び管フランジの強度は十分に配慮する必要が
あり,受渡当事者間で使用方法を確認の上協定する必要がある。フ
ランジは,より高圧に対応可能なISO 6162-2シリーズがあり,この
中から選択できる。
8
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表4−ME5及びME6の取付寸法とその許容差
ME5
ME6
単位 mm
内径 ロッド
径
MM
RD
公差域
クラス
f8
E
TO
公差域
クラス
js13
FB
公差域
クラス
H13
R
公差域
クラス
js13
WF
±2
F
最大
VE
最大
VL
最小
B
最大
UO
最大
ZB+a), b)
最大
ZJ+a)
±1
H
最大
OD
参考
25
12
14
18
38
38
38
40±1.5
51
5.5
27
25
10
16
3
24
26
30
65
121
114
5
37.8
37.8
37.8
32
14
18
22
42
42
42
45±1.5
58
6.6
33
35
10
22
3
26
30
34
70
137
128
5
41.8
41.8
41.8
40
18
22
28
62
62
62
63±1.5
87
11
41
35
10
22
3
30
34
42
110
166
153
−
61.8
61.8
61.8
50
22
28
36
74
75
74
75±1.5
105
14
52
41
16
25
4
34
42
50
130
176
159
−
73.8
74.8
73.8
63
28
36
45
75
82
88
90±1.5
117
14
65
48
16
29
4
42
50
60
145
185
168
−
74.8
81.8
87.8
80
36
45
56
82
92
105
115±1.5
149
18
83
51
20
29
4
50
60
72
180
212
190
−
81.8
91.8
104.8
100
45
56
70
92
105
125
130±2
162
18
97
57
22
32
5
60
72
88
200
225
203
−
91.8
104.8
124.8
125
56
70
90
105
125
150
165±2
208
22
126
57
22
32
5
72
88
108
250
260
232
−
104.8
124.8
149.8
160
70
90
110
125
150
170
205±2
253
26
155
57
25
32
5
88
108
133
300
279
245
−
124.8
149.8
169.8
200
90
110
140
150
170
210
245±2
300
33
190
57
25
32
5
108
133
163
360
336
299
−
149.8
169.8
209.8
注a) +記号は,ストロークを加算する箇所を示し,許容差は呼びストローク1 250 mm以下に適用し,ストロークを
加算した長さに与える。ただし,ストロークが1 250 mmを超える場合の許容差は,受渡当事者間の協定による。
b) ZB寸法の基準点反対側に記されている二点鎖線の位置は,タイロッドナットの高さなどシリンダが占有する最
も外側の位置である。
9
B 8367-2:2009
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表5−MS2の取付寸法及びその許容差
単位 mm
内径
TS
公差域
クラス
js13
SB
公差域
クラス
H13
LH
公差域
クラス
h10
XS
±2
SS+a)
±1.25
ZB+a), b)
最大
ST
公差域
クラス
js13
US
最大
CO c)
公差域
クラス
N9
KC c)
最小
EH
25
32
40
50
63
80
100
125
160
200
54
63
83
102
124
149
172
210
260
311
6.6
9
11
14
18
18
26
26
33
39
19
22
31
37
44
57
63
82
101
122
33
45
45
54
65
68
79
79
86
92
73
73
98
92
86
105
102
131
130
172
121
137
166
176
185
212
225
260
279
336
8.5
12.5
12.5
19
26
26
32
32
38
44
72
84
103
127
161
186
216
254
318
381
−
−
12
12
16
16
16
20
30
40
−
−
4
4.5
4.5
5
6
6
8
8
39±1.5
44.5±1.5
62.5±1.5
74.5±1.5
89±1.5
114.5±1.5
128±2
164.5±2
203.5±2
244.5±2
注a) +記号は,ストロークを加算する箇所を示し,許容差は呼びストローク1 250 mm以下に適用し,ストローク
を加算した長さに与える。ただし,ストロークが1 250 mmを超える場合の許容差は,受渡当事者間の協定に
よる。
b) ZB寸法の基準点反対側に記されている二点鎖線の位置は,タイロッドナットの高さなどシリンダが占有する
最も外側の位置である。
c) キー溝加工は,受渡当事者間の協定による。
10
B 8367-2:2009
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表6−MX1,MX2及びMX3の取付寸法とその許容差
MX1
MX2
MX3
単位 mm
内径
ロッド径
MM
DD
公差域
クラス
6g
BB
+3
0
WH
±2
ZJ+a)
±1
B
公差域
クラス
f9
VD
最小
TG
公差域
クラス
js13
ZB+a), b)
最大
25
12
14
18
M5×0.8
19
15
114
24
26
30
5
28.3
121
32
14
18
22
M6×1
24
25
128
26
30
34
5
33.2
137
40
18
22
28
M8×1
35
25
153
30
34
42
5
41.7
166
50
22
28
36
M12×1.25
46
25
159
34
42
50
5
52.3
176
63
28
36
45
M12×1.25
46
32
168
42
50
60
5
64.3
185
80
36
45
56
M16×1.5
59
31
190
50
60
72
5
82.7
212
100
45
56
70
M16×1.5
59
35
203
60
72
88
5
96.9
225
125
56
70
90
M22×1.5
81
35
232
72
88
108
5
125.9
260
160
70
90
110
M27×2
92
32
245
88
108
133
5
154.9
279
200
90
110
140
M30×2
115
32
299
108
133
163
5
190.2
336
注a) +記号は,ストロークを加算する箇所を示し,許容差は呼びストローク1 250 mm以下に適用し,
ストロークを加算した長さに与える。ただし,ストロークが1 250 mmを超える場合の許容差は,
受渡当事者間の協定による。
b) ZB寸法の基準点反対側に記されている二点鎖線の位置は,タイロッドナットの高さなどシリンダが
占有する最も外側の位置である。
11
B 8367-2:2009
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表7−MP1,MP3及びMP5の取付寸法とその許容差
MP1
MP3
MP5
単位 mm
内径
CB
公差域
クラス
A13
CD
公差域
クラス
H9
MR
最大
L
最小
XC+a)
±1.5
EW
公差域
クラス
h14
EP
最大
EX
CX
MS
最大
LT
最小
UB
最大
XO+a)
±1.5
Z b)
最小
25
32
40
50
63
80
100
125
160
200
12
16
20
30
30
40
50
60
70
80
10
12
14
20
20
28
36
45
56
70
12
17
17
29
29
34
50
53
59
78
13
19
19
32
32
39
54
57
63
82
127
147
172
191
200
229
257
289
308
381
12
16
20
30
30
40
50
60
70
80
8
11
13
17
19
23
30
38
47
57
10
14
16
20
22
28
35
44
55
70
12
16
20
25
30
40
50
60
80
100
20
22.5
29
33
40
50
62
80
100
120
16
20
25
31
38
48
58
72
92
116
25
34
42
62
62
83
103
123
143
163
130
148
178
190
206
238
261
304
337
415
3°
注a) +記号は,ストロークを加算する箇所を示し,許容差は呼びストローク1 250 mm以下に適用し,ストロークを
加算した長さに与える。ただし,ストロークが1 250 mmを超える場合の許容差は,受渡当事者間の協定による。
b) Zはスフェリカルアイの揺動角度。
0
−0.12
0
−0.12
0
−0.12
0
−0.12
0
−0.12
0
−0.12
0
−0.12
0
−0.15
0
−0.15
0
−0.2
0
−0.008
0
−0.008
0
−0.012
0
−0.012
0
−0.012
0
−0.012
0
−0.012
0
−0.015
0
−0.015
0
−0.02
表8−MT1,MT2及びMT4の取付寸法とその許容差
MT1
MT2
MT4
単位 mm
内径
TC
公差域
クラス
h14
UT
参考
TD
公差域
クラス
f8
XG
±2
TL
公差域
クラス
js13
ZB+a), b)
最大
XJ+a)
±1.5
AD
最小
UW
最大
TM
公差域
クラス
h14
UM
参考
XV c), d)
±2
MT4形の
最小スト
ロークd)
最小
寸法
最大寸法
25
32
40
50
63
80
100
125
160
200
38
44
63
76
89
114
127
165
203
241
58
68
95
116
139
178
207
265
329
401
12
16
20
25
32
40
50
63
80
100
44
54
57
64
70
76
71
75
75
85
10
12
16
20
25
32
40
50
63
80
121
137
166
176
185
212
225
260
279
336
101
115
134
140
149
168
187
209
230
276
20
25
30
40
40
50
60
73
90
110
63
75
92
112
126
160
180
215
260
355
48
55
76
89
100
127
140
178
215
279
68
79
108
129
150
191
220
278
341
439
82
96
107
117
132
147
158
180
198
226
72+ストローク
82+ストローク
88+ストローク
90+ストローク
91+ストローク
99+ストローク
107+ストローク
109+ストローク
104+ストローク
130+ストローク
10
14
19
27
41
48
51
71
94
96
注a) +記号は,ストロークを加算する箇所を示し,許容差は呼びストローク1 250 mm以下に適用し,ストロークを加算した長さに与える。た
だし,ストロークが1 250 mmを超える場合の許容差は,受渡当事者間の協定による。
b) ZB寸法の基準点反対側に記されている二点鎖線の位置は,タイロッドナットの高さなどシリンダが占有する最も外側の位置である。
c) XVは受渡当事者間の協定によって寸法を定める。
d) XVの最小寸法(ロッド側)と最大寸法(キャップ側)を確保するために,ストロークは表に示す最小ストローク以上でなければならない。
1
2
B
8
3
6
7
-2
:
2
0
0
9
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
13
B 8367-2:2009
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書JA
(参考)
参考文献
JIS B 0202:1999 管用平行ねじ
注記 対応国際規格:ISO 228-1:1994,Pipe threads where pressure-tight joints are not made on the threads
−Part 1: Dimensions, tolerances and designation (MOD)
JIS B 0401-2:1998 寸法公差及びはめあいの方式−第2部:穴及び軸の公差等級並びに寸法許容差の表
注記 対応国際規格:ISO 286-2:1988,ISO system of limits and fits−Part 2: Tables of standard tolerance
grades and limit deviations for holes and shafts (IDT)
JIS B 1001:1985 ボルト穴径及びざぐり径
注記 対応国際規格:ISO 273:1979,Fasteners−Clearance holes for bolts and screws (MOD)
JIS B 1002:1985 二面幅の寸法
注記 対応国際規格:ISO 272,Fasteners−Hexagon products−Widths across flats (MOD)
JIS B 2401:2005 Oリング
注記 対応国際規格:ISO 3601-1:2002,Fluid power systems−O-rings−Part 1: Inside diameters,
cross-sections, tolerances and size identification code (MOD)
JIS B 8366-2:2000 油圧・空気圧システム及び機器−シリンダ−構成要素及び識別記号−第2部:呼び
圧力
JIS B 8367-3 油圧シリンダ取付寸法−第3部:片ロッド−16 MPaシリーズ−角カバー形−タイロッド
締付式(内径250 mm〜500 mm)
注記 対応国際規格:ISO 6020-3,Hydraulic fluid power−Mounting dimensions for single rod cylinders, 16
MPa (160 bar) series−Part 3: Compact series with bores from 250 mm to 500 mm (MOD)
JIS B 8377-2:2002 油圧・空気圧システム及び機器−シリンダの試験・検査−第2部:油圧シリンダ受
渡検査
注記 対応国際規格:ISO 10100:2001,Hydraulic fluid power−Cylinders−Acceptance tests (MOD)
JIS B 8394-1:2000 油圧−組合せシール用ハウジング−寸法及び許容差−第1部:ピストンシール用ハ
ウジング
注記 対応国際規格:ISO 7425-1:1988,Hydraulic fluid power−Housings for elastomer-energized,
plastic-faced seals−Dimensions and tolerances−Part 1: Piston seal housings (IDT)
JIS B 8394-2:2000 油圧−組合せシール用ハウジング−寸法及び許容差−第2部:ロッドシール用ハウ
ジング
注記 対応国際規格:ISO 7425-2:1989,Hydraulic fluid power−Housings for elastomer-energized,
plastic-faced seals−Dimensions and tolerances−Part 2: Rod seal housings (IDT)
JIS B 8395:2000 油圧・空気圧システム及び機器−シリンダ−往復動用ワイパリングのハウジング−寸
法及び許容差
注記 対応国際規格:ISO 6195:1986,Fluid power systems and components−Cylinders−Housings for rod
wiper rings in reciprocating applications−Dimensions and tolerances (IDT)
JIS B 8396:2000 油圧−シリンダ−往復動用ピストン及びロッドシールのハウジング−寸法及び許容差
14
B 8367-2:2009
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
注記 対応国際規格:ISO 5597:1987,Hydraulic fluid power−Cylinders−Housings for piston and rod seals
in reciprocating applications−Dimensions and tolerances (IDT)
JIS B 8663:2001 油圧−シリンダ−ピストン及びロッド用ウェアリングのハウジング寸法
注記 対応国際規格:ISO 10766:1996,Hydraulic fluid power−Cylinders−Housing dimensions for
rectangular-section-cut bearing rings for pistons and rods (IDT)
ISO 4393,Fluid power systems and components−Cylinders−Basic series of piston strokes
ISO 4394-1:1980,Fluid power systems and components−Cylinder barrels−Part 1: Requirements for steel tubes
with specially finished bores
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書JB
(参考)
JISと対応する国際規格との対比表
JIS B 8367-2:2009 油圧シリンダ取付寸法−第2部:片ロッド−16 MPaシリーズ−
角カバー形−タイロッド締付式(内径25 mm〜200 mm)
ISO 6020-2:2006,Hydraulic fluid power−Mounting dimensions for single rod
cylinders, 16 MPa (160 bar) series−Part 2: Compact series
(Ⅰ)JISの規定
(Ⅱ)
国際規格
番号
(Ⅲ)国際規格の規定
(Ⅳ)JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容
(Ⅴ)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び名称
内容
箇条番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
3 用語及
び定義
JIS B 8367-1
−
−
追加
国内で使用している用語の定
義が不十分であり,また,JIS B
0142に定義がないため追加し
た。
JIS B 0142の見直し後に削除を検
討する。
4 寸法
取付寸法及びその
許容差並びにポー
ト寸法を規定。
4
JISとほぼ同じ
追加
国内では,ISO規格に適合した
継手の普及度は低く入手困難
のため,JISでは,普及度の高
いインチ寸法の平行ねじ及び
テーパねじの2種類のポート
を追加。
ISO規格の継手の普及に努力し,
普及した時点で削除する。
変更
ISO規格では取付形式MS2形
のキャップ側脚の取付ボルト
穴が丸穴から長穴に変更され
たが,国内では変更の要求がな
いため,JISでは従来どおり規
定した。
ISO規格どおりの要求に対しては,
受渡当事者間の協定によることと
し,今後,国内で長穴の要求が出
てきた段階でJISを改正する。
6 ストロ
ーク許容
差
ストロークの許容
差を規定。
6
JISとほぼ同じ
追加
ストロークの選択について追
加した。
見直し時にISOへ提案する。
1
5
B
8
3
6
7
-2
:
2
0
0
9
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(Ⅰ)JISの規定
(Ⅱ)
国際規格
番号
(Ⅲ)国際規格の規定
(Ⅳ)JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容
(Ⅴ)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び名称
内容
箇条番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
8 ピスト
ンロッド
8.1 内径に対応する
ロッド径の記号を
規定。
−
−
追加
国内での普及率が高く,ロッド
の太さの認識に便利なため,
JISでは記号を規定した。
見直し時にISOに提案する。
8.2 b) ねじの公差域
クラスについて規
定。
8.3
JISとほぼ同じであるが,
一部異なる。
追加
安全確保のため,ねじの公差域
クラスを追加した。
見直し時にISOへ提案する。
8A 製品
の呼び方
規格番号,シリンダ
内径,ピストンロッ
ド径,取付形式記号
及びストローク長
さで呼ぶことを推
奨。
−
−
追加
呼び名であり,技術的な差異は
ない。
見直し時にISOへ提案する。
表1〜表8 シリンダの基準寸
法・取付寸法・許容
差等を規定
Table
1〜14
Figure
1〜13
JISとほぼ同じ
変更
取付形式の順番を,最初に固定
形取付方式,次に揺動形取付方
式にした。そのため,固定形取
付方式のMS2の順番を変更し
た。また,箇条4及び8.1の変
更に伴うポート並びに記号の
追加等を行った。
見直し時にISOへ提案する。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 6020-2:2006,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加………………国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 ················ 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD················ 国際規格を修正している。
1
6
B
8
3
6
7
-2
:
2
0
0
9