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B 8347:2009 (ISO 16874:2004) 

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲 ························································································································· 1 

2 引用規格 ························································································································· 1 

3 用語及び定義 ··················································································································· 2 

4 識別······························································································································· 2 

4.1 一般要求 ······················································································································ 2 

4.2 マニホールドブロックの表示···························································································· 2 

4.3 関連文書との相関性 ······································································································· 2 

5 規格準拠表示(この規格に関する) ····················································································· 5 

B 8347:2009 (ISO 16874:2004) 

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本フルードパワー工業会(JFPA)

及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,

日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。 

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

B 8347:2009 

(ISO 16874:2004) 

油圧−マニホールドブロック及び 

マニホールドブロック用機器の識別記号 

Hydraulic fluid power-Identification of manifold assemblies and their 

components 

序文 

この規格は,2004年に第1版として発行されたISO 16874を基に,技術的内容及び対応国際規格の構成

を変更することなく作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。 

適用範囲 

この規格は,油圧装置に使用するマニホールドブロック,及びマニホールドブロック用機器を組み付け

る取付面又は取付穴の識別記号について規定する。また,マニホールドブロックを使用する装置の組立て,

設置,運転及び保守を容易にするために,回路図,組立図面,部品表などの技術文書と製品とを関連付け

るマニホールドブロックに刻印する識別記号について定義する。 

識別記号は,それぞれの取付面又は取付穴に関連する技術文書で識別可能な単一の記号とする。 

識別表示が組立て及び保守を容易にするために必要な場合,装着された機器には,同じ識別記号の刻印

又はタグを付ける。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 16874:2004,Hydraulic fluid power−Identification of manifold assemblies and their components 

(IDT) 

なお,対応の程度を表す記号(IDT)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,一致していることを示す。 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 0142 油圧及び空気圧用語 

注記 対応国際規格:ISO 5598,Fluid power systems and components−Vocabulary (NEQ) 

JIS B 8665 油圧−バルブ取付面及びカートリッジ形弁取付穴形状の識別コード 

注記 対応国際規格:ISO 5783,Hydraulic fluid power−Code for identification of valve mounting 

surfaces and cartridge valve cavities (IDT) 

JIS B 8669 油圧−バルブのポート,サブプレート,マニホールドブロック及びソレノイドの識別記号 

注記 対応国際規格:ISO 9461,Hydraulic fluid power−Identification of valve ports, subplates, control 

devices and solenoids (IDT) 

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B 8347:2009 (ISO 16874:2004) 

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0142による。 

識別 

4.1 

一般要求 

マニホールドブロックには,4.2及び4.3で規定する刻印を技術文書と関連付けて打刻する。 

刻印又はタグが必要な複雑なシステムの場合には,刻印又はタグは,マニホールドブロック及びその取

付面又は取付穴を完全に識別できるようにする。 

他の該当する規格,購買契約及び諸規定で要求されるような使用の目的又は別の目的のために情報とし

て要求される追加の識別記号又は参考文書は,この規格の適用から除外する。 

4.2 

マニホールドブロックの表示 

マニホールドブロックには,文字の大きさが高さ3 mm以上の恒久的な文字で次の情報を表示する。 

a) マニホールドブロック完成品の識別は,位置又は他の方法によって,取付面又は取付穴の識別記号と

は区別したシステム全体の回路図又はその他の関連文書の中で,同一の製品として識別する数字単独

又は英数字の記号とする。 

b) 弁,附属品又は他の機器の取付面,及びスリップイン式カートリッジ弁若しくはねじ込み式カートリ

ッジ弁又は他の機器の取付穴の識別は,組立て及び保守を分かりやすくするために必要性に応じて取

付面又は取付穴の近傍の位置に表示した数字1文字の記号とする。 

c) それぞれのポートの識別は,個々に識別するために必要に応じて数字を付加したJIS B 8669に準拠し

た文字とする(表1参照)。 

表1−マニホールドブロックポートの表示 

ポートの機能 

識別記号の例 

入口(主回路) 

P,P1,P2… 

タンクへの戻り(主回路) 

T,T1,T2… 

出力 

A,B,A1,B1… 

パイロットへの供給 

X,X1,X2… 

パイロットからの戻り(パイロット弁) Y,Y1,Y2… 

補助ポート 

Z1,Z2… 

ドレン 

L,L1,L2… 

パイロットより低い圧力(ベント) 

V,V1,V2… 

検出点 

M,M1,M2… 

4.3 

関連文書との相関性 

4.3.1 

回路図の識別記号 

回路図又は関連する技術文書には,マニホールドブロックは,図表又は回路に数字単独又は英数字の識

別記号で表示する。マニホールドブロック上の刻印は,全箇所又は認識できる箇所のどちらでもよい。 

マニホールドブロックの表示の例を,図1に示す。 

図1に示したマニホールドブロックに関連する回路図の例を,図2に示す。 

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B 8347:2009 (ISO 16874:2004) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

4.3.2 

部品表の識別記号 

マニホールドブロックの回路図及び関連する資料には,次の内容を示す。 

a) マニホールドブロックのすべてのポートを記述するためのポートサイズの表(表2参照) 

b) マニホールドブロックのすべての取付面及び取付穴,又は装着するすべての機器及びブロック上の位

置を記述するためのマニホールドブロックの部品表(表3参照) 

1) モジュール形積層弁の識別は,補助的機器を含むカートリッジ弁及び一つの取付面又は取付穴に取

り付ける他の機器の組合せを低位から上位の順に,すなわち取付面からモジュール形積層弁の順に,

又はインサートからカートリッジ弁組立品の順に表示する。 

2) 部品表での識別は,それぞれの機器を表中の位置によって番号を付与する。ブロックでの各機器と

位置とを識別するために,同じ番号を組立品と関連する資料で使用する。 

1 マニホールドブロックの識別記号 
2 ポートの識別記号(代表例) 
3 弁の識別記号(代表例) 

図1−マニホールドブロックの刻印の例 

1 

2 

3 

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B 8347:2009 (ISO 16874:2004) 

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

マニホールドブロックの識別記号 

注記 JIS B 0125-1を参照。 

図2−マニホールドブロックの回路図の例 

表2−マニホールドブロックのポートサイズ表示の例 

ポート識別記号 

ポートの形状及びサイズ 

P1,P2 

JIS B 2355-1-M22 × 1.5 

ISO 6162-1-DN32-35MPa 

A1,A2,B1,B2 JIS B 2355-1-M22 × 1.5 

JIS B 2355-1-M22 × 1.5 

M1,M2 

JIS B 2355-1-M14 × 1.5 

X,Y 

JIS B 2355-1-M10 × 1 

Z1,Z2 

JIS B 2355-1-M10 × 1 

表3−マニホールドブロックの部品表の例 

取付面又は 

取付穴 

弁の品番 

JIS B 8665による。 

機器 
番号 

供給者 

供給者の形式a) 

1.1 

4401-05-04-0-94 

1.1.1 

1.1 

4401-05-04-0-94 

1.1.2 

1.2 

4401-07-06-0-94 

1.2.1 

1.2 

4401-07-06-0-94 

1.2.2 

1.3 

7368-08-03- -97 

1.3.1 

1.3 

7368-08-03- -89 

1.3.2 

1.3 

4401-03-02-0-94 

1.3.3 

1.4 

7789-22-06-0-98 

1.4 

1.5 

7789-22-03-0-98 

1.5 

注a) 供給者の形式が適用されない場合の記述は,製造業者,供給者又は使用者の受渡当

事者間の協定による。 

B 8347:2009 (ISO 16874:2004) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

規格準拠表示(この規格に関する) 

この規格に準拠することを,試験報告書,カタログ及び販売資料に記述する場合には,次の文言を用い

る。 

“マニホールドブロック及びそれらの機器の識別記号は,JIS B 8347:2009 油圧−マニホールドブロック

及びマニホールドブロック用機器の識別記号に準拠する。” 

参考文献  

(1) JIS B 0125-1 油圧・空気圧システム及び機器−図記号及び回路図−第1部:図記号 

(2) JIS B 2355-1 油圧・空気圧用及び一般用途用金属製管継手−Oリングシールによるメートルねじ  

ポート及び継手端部−第1部:Oリングシールポート 

注記 対応国際規格:ISO 6149-1,Connections for fluid power and general use−Ports and stud ends with 

ISO 261 threads and O-ring sealing−Part 1: Ports with O-ring seal in truncated housing (IDT) 

(3) JIS B 8355 油圧−サブプレート取付形4ポート電磁切換弁 

注記 対応国際規格:ISO 4401,Hydraulic fluid power−Four-port directional control valves−Mounting 

surfaces (MOD) 

(4) JIS B 8668 油圧−2ポート形スリップイン式カートリッジ弁−取付面及び取付穴寸法 

注記 対応国際規格:ISO 7368,Hydraulic fluid power−Two-port slip-in cartridge valve−Cavities (IDT) 

(5) ISO 6162-1,Hydraulic fluid power−Flange connectors with split or one-piece flange clamps and metric or 

inch screws−Part 1: Flange connectors for use at pressures of 3.5 MPa (35 bar) to 35 MPa (350 bar), DN 13 to 

DN 127 

(6) ISO 7789,Hydraulic fluid power−Two-, three- and four-port screw-in cartridge valve−Cavities