B 8266:2006
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この追補は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業大
臣が改正したもので,これによって,JIS B 8266:2003は改正され,一部が置き換えられた。
B 8266:2006
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
白紙
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 8266:2006
圧力容器の構造−特定規格
(追補1)
Alternative standard for construction of pressure vessels
(Amendment 1)
JIS B 8266:2003を,次のように改正する。
附属書3表 2の“ガスケットの材料”欄の“布又は石綿を多く含まないゴムシート”を“布又は多くの
繊維を含まないゴムシート(1)”に置き換える。
附属書3表 2の“ガスケットの材料”欄の“石綿ジョイントシート”を“ジョイントシート(1)”に置き
換える。
附属書3表 2の“ガスケットの材料”欄の“石綿布入ゴムシート(針金補強)したものを含む。”を“布
入ゴムシート(針金補強したものを含む。)(1)”に置き換える。
附属書3表 2の“ガスケットの材料”欄の“渦巻形金属ガスケット(石綿入)”を“渦巻形金属ガスケ
ット(1)”に置き換える。
附属書3表 2の“ガスケットの材料”欄の“波形金属ガスケット(石綿入)又は波形金属被覆ガスケッ
ト(石綿板入)”を“波形金属ガスケット(1)又は波形金属被覆ガスケット(1)”に置き換える。
附属書3表 2の“ガスケットの材料”欄の“平形金属被覆ガスケット(石綿板入)”を“平形金属被覆
ガスケット(1)”に置き換える。
附属書3表 2の“ガスケットの材料”欄の“布又は石綿を多く含まないゴムシート”の“スプリング硬
さ(JIS A) 75未満”欄の“最小設計締付圧力y”の値を,“1.4”から“0”に修正する。
附属書3表 2の説明欄に,“注(1) これらのガスケットには,石綿及び石綿入りガスケットは含まない。
これらのガスケットを使用する場合には,m値,y値及び適用可能温度範囲を確認すること。”を追加する。
附属書3表 2の説明欄の備考の“2. (*) の平形金属被覆ガスケット(石綿板入)のメタルの……”を“2.
(*) 印の平形金属被覆ガスケットのメタルの……” に置き換える。
附属書3表 2の説明欄の備考の“3. この表には,一般に多く用いられるガスケットの材料とその接触面
の形状を,2.に示すガスケット座の有効幅bを使ったときに実際に使用して満足であることが一般的に明
らかな,mとyの数値とともに示す。この表に示す……”を“3. この表には,ガスケットの材料とその接
触面の形状を,mとyの数値とともに示す。この表に示す……”に置き換える。
以上の改正によって,附属書3表 2を,次の表に置き換える。
2
B 8266:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書3表 2 ガスケットの材料及び接触面†
ガスケットの材料
ガスケッ
ト係数
m
最小設計
締付圧力
y
N/mm2
ガスケッ
トの形状
座面の形
状(附属
書3表3
参照)
ガスケッ
ト座の基
本幅(附
属書3表
3参照)
セルフシールガスケット
Oリング,金属,ゴム,その他
セルフシーリングとみなされるもの。
0
0
−
−
−
布又は多くの繊
維を含まないゴ
ムシート(1)
スプリング硬さ (JIS A) 75未満
スプリング硬さ (JIS A) 75以上
0.50
1.00
0
1.4
1a, 1b
1c, 1d
4, 5
Ⅱ
ジョイントシー
ト(1)
厚さ3.0 mm
厚さ1.5 mm
厚さ0.8 mm
2.00
2.75
3.50
11.0
25.5
44.8
綿布入ゴムシート
1.25
2.8
布入ゴムシート
(針金補強したも
のを含む。)(1)
三重
二重
一重
2.25
2.50
2.75
15.2
20.0
25.5
植物繊維
1.75
7.6
渦巻形金属ガス
ケット(1)
炭素鋼
ステンレス鋼又はモネル
2.50
3.00
68.9
68.9
1a, 1b
波形金属ガスケ
ット(1)又は波形
金属被覆ガスケ
ット(1)
軟質アルミニウム
軟質の銅又は黄銅
軟鋼又は鉄
モネル又は4〜6 %Cr鋼
ステンレス鋼及びニッケル合金
2.50
2.75
3.00
3.25
3.50
20.0
25.5
31.0
37.9
44.8
波形金属ガスケ
ット
軟質アルミニウム
軟質の銅又は黄銅
軟鋼又は鉄
モネル又は4〜6 %Cr鋼
ステンレス鋼及びニッケル合金
2.75
3.00
3.25
3.50
3.75
25.5
31.0
37.9
44.8
52.4
1a, 1b
1c, 1d
平形金属被覆ガ
スケット(1)
軟質アルミニウム
軟質の銅又は黄銅
軟鋼又は鉄
モネル
4〜6 %Cr鋼
ステンレス鋼及びニッケル合金
3.25
3.50
3.75
3.50
3.75
3.75
37.9
44.8
52.4
55.2
62.1
62.1
1a, 1b
1c(*),
1d(*),
2(*)
のこ歯形ガスケ
ット
軟質アルミニウム
軟質の銅又は黄銅
軟鋼又は鉄
モネル又は4〜6 %Cr鋼
ステンレス鋼及びニッケル合金
3.25
3.50
3.75
3.75
4.25
37.9
44.8
52.4
62.1
69.6
1a, 1b
1c, 1d
2, 3
3
B 8266:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書3表 2 ガスケットの材料及び接触面†(続き)
ガスケットの材料
ガスケッ
ト係数
m
最小設計
締付圧力
y
N/mm2
ガスケッ
トの形状
座面の形
状(附属
書3表3
参照)
ガスケッ
ト座の基
本幅(附
属書3表
3参照)
平形金属ガスケ
ット
軟質アルミニウム
軟質の銅又は黄銅
軟鋼又は鉄
モネル又は4〜6 %Cr鋼
ステンレス鋼及びニッケル合金
4.00
4.75
5.50
6.00
6.50
60.7
89.6
124.1
150.3
179.3
1a, 1b
1c, 1d
2, 3, 4
5
Ⅰ
リングジョイン
トガスケット
軟鋼又は鉄
モネル又は4〜6 %Cr鋼
ステンレス鋼及びニッケル合金
5.50
6.00
6.50
124.1
150.3
179.3
6
注(1) これらのガスケットには,石綿及び石綿入りガスケットは含まない。これらのガスケットを使用する場
合には,m値,y値及び適用可能温度範囲を確認すること。
備考1. ガスケット係数mは,ガスケットが全部ボルト穴の内側縁内方向にだけあるものに適用する。
2. (*) 印の平形金属被覆ガスケットのメタルの重なり部は,附属書3表3の1c,1d及び2の座面形状に示
すナビン(突起した接触面)に向けてはならない。
3. この表には,ガスケットの材料とその接触面の形状を,mとyの数値とともに示している。
この表に示すm及びyの値は,推奨値であり,十分な根拠のある場合は,必ずしも,これら
の値を使用しなくてよい。
4. ガスケットを使用しないシール溶接したフランジで,シール溶接でシール効果をもたせている場合に
は,ガスケット係数m及び最小設計締付圧力yは,0としてよい。