2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 8213-1994
ボイラ−反射式水面計
Boilers−Reflex type water gauges
1. 適用範囲 この規格は,最高使用圧力2.5MPa {25kgf/cm2} 以下のボイラに使用する反射式水面計(以
下,水面計という。)について規定する。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 8211 ボイラ−水面計ガラス
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 3201 炭素鋼鍛鋼品
JIS G 3506 硬鋼線材
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 5703 白心可鍛鋳鉄品
JIS R 3453 石綿ジョイントシート
2. この規格の中で{ }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,
参考として併記したものである。
2. 種類 水面計は,ガラスの締付け方法によって,六角ボルト形(A形)及びUボルト形(B形)の2
種類に分類する。
図1
3. 材料 水面計の材料は,表1のとおりとする。
2
B 8213-1994
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表1
名称
材料
A
B
水面計本体
JIS G 3201のSF440A又はJIS G 4051のS25C(1)
カバー板
JIS G 3201のSF440A又はJIS G 4051のS25C(1)(2)
バックプレート
JIS G 3201のSF440A
−
継手管
JIS G 4051のS25C(1)
ボルト
JIS G 3101のSS400又はJIS G 4051のS45C(1)
六角ナット
−
JIS G 4051のS25C(1)
平形反射式ガラス
JIS B 8211のB
ガスケット(ガラス用) JIS R 3453の石綿ジョイントシート
ばね座金
−
JIS G 3506のSWRH62A
注(1) S25C及びS45Cの2次処理については受渡当事者間の協定による。
(2) A形でカバー材料にJIS G 5703のFCMW330を使用した場合は,最高使用圧
力1.6 MPa {16 kgf/cm2} 以下のボイラに使用する。
4. 構造,形状及び寸法 水面計の構造,形状及び寸法は,付図1及び付図2によるほか,次による。
(1) 水面計の構造は,A形及びB形の2種類とする。
(2) 水面計本体の接続方法は,継手管による。
(3) ガラスはめあい部分との平面度は,0.05mm以下とする。
(4) ガスケット(ガラス用)の厚さは,1.5mmとする。
5. 品質
5.1
外観及び寸法 水面計の各部の寸法は,付図1又は付図2に適合し,かつ,使用上有害なきず,曲
がり及び変形があってはならない。
5.2
耐圧性 水面計は,最高使用圧力の2倍の水圧に2分間以上耐え,かつ,各部からの漏れ,その他
の異状があってはならない。
6. 製品の呼び方 水面計の呼び方は,規格番号又は規格の名称,種類の記号及びガラスの呼び番号によ
る。
例 A形でガラスの長さ250mmのもの
JIS B 8213 A B250
ボイラ用反射式水面計 A形 B250
7. 表示 水面計のカバー板の側面下方に次の事項を表示する。
(1) ガラスの呼び番号
(2) 水圧試験圧力値
(3) 製造年月又はその略号
(4) 製造業者名又はその略号
3
B 8213-1994
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図1 A形の形状及び寸法
ガラスの呼び番号 取付中心間寸法(1)
接続間寸法(1)
全高(1) 可視寸法 可視幅
ガラスはめあい部
C
B
H
V±2
A±2
L±0.8
W±0.3
B165
320
90
290
140
17
167
35
B190
345
90
320
165
17
192
35
B220
375
90
340
195
17
222
35
B250
405
90
370
225
17
252
35
B280
435
90
400
255
17
282
35
B320
475
90
440
295
17
322
35
B340
495
90
470
315
17
342
35
注(1) 取付中心間寸法,接続間寸法及び全高は,最小寸法を規定する。
備考 接続管形状は,代表例とする。
4
B 8213-1994
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図2 B形の形状及び寸法
ガラスの呼び番号 取付中心間寸法(1)
接続間寸法(1)
全高(1) 可視寸法 可視幅
ガラスはめあい部
C
B
H
V±2
A±2
L±0.8
W±0.3
B165
370
115
305
140
16
167
35
B190
395
115
330
165
16
192
35
B220
425
115
360
195
16
222
35
B250
455
115
390
225
16
252
35
B280
485
115
420
255
16
282
35
B320
525
115
460
295
16
322
35
B340
545
115
480
315
16
342
35
注(1) 取付中心間寸法,接続間寸法及び全高は,最小寸法を規定する。
備考 接続管形状は,代表例とする。
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B 8213-1994
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
JIS B 8213改正原案作成委員会 構成表
氏名
所属
(委員長)
境 野 照 雄
東京工業大学
(主査)
○ 橋 本 甲四郎
千葉工業大学
若 松 茂 三
工業技術院標準部機械規格課
森 田 光 俊
通商産業省立地公害局保安課
荒 井 行 雄
資源エネルギー庁公益事業部発電課
薦 田 康 久
資源エネルギー庁公益事業部ガス保安課
大 関 親
労働省労働基準局安全課
黒 木 勝 也
財団法人日本規格協会
○ 秋 山 清 次
高圧ガス保安協会
鈴 木 祥 布
社団法人火力原子力発電技術協会
○ 矢 野 穠
社団法人日本ボイラ協会
○ 山 本 雅 通
株式会社ヒラカワガイダム研究開発部
○ 清 水 明
株式会社前田鉄工所東京工場
○ 藤 澤 明
石川島汎用ボイラ株式会社営業推進部
○ 三 苫 俊 邦
千代田プロテック株式会社エンジニアリング本部
○ 首 藤 久仁夫
日立造船株式会社環境事業本部
○ 津 田 修
株式会社サワダ製作所技術部
○ 鈴 木 三 夫
文化貿易工業株式会社久喜工場
○ 志 田 清 美
株式会社安中特殊硝子製作所
○ 吉 田 信 男
江信特殊硝子株式会社
○ 山 口 幹 雄
日本クリンゲージ株式会社
○ 小 林 隆 治
コーニングジャパン株式会社
備考 ○印は小委員会委員を兼ねる。