B 8037-7 : 1998
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。これによってJIS B 8032-1993(ピストンリング通則)は廃止され,JIS B 8032-1〜13 :
1998(内燃機関−小径ピストンリング−),JIS B 8037-1〜8 : 1998(内燃機関−大径ピストンリング−)及
びJIS B 8038 : 1998(往復動油圧シリンダ用ピストンリング)によって置き換えられる。
今回の制定では,国際規格との整合を図ることに重点を置き,対応国際規格の規定内容をすべて採用し,
さらに,JISとして必要な規定内容を追加した。また,JIS Z 8301(規格票の様式)が1996年7月に改正
されたのに伴い,それに従って規格票の様式も変更した。
JIS B 8032は,次に示す13部によって構成され,これらに“内燃機関−小径ピストンリング−”という
共通の規格名称を用いた。
JIS B 8032 内燃機関−小径ピストンリング−
第1部:用語
第2部:測定方法
第3部:材料
第4部:仕様の一般規定
第5部:要求品質
第6部:レクタンギュラリング
第7部:薄幅レクタンギュラリング
第8部:スクレーパリング
第9部:キーストンリング
第10部:ハーフキーストンリング
第11部:オイルコントロールリング
第12部:コイルエキスパンダ付きオイルコントロールリング
第13部:スチール組合せオイルコントロールリング
JIS B 8037は,次に示す8部によって構成され,これらに“内燃機関−大径ピストンリング−”という
共通の規格名称を用いた。
JIS B 8037 内燃機関−大径ピストンリング−
第1部:用語
第2部:測定方法
第3部:材料
第4部:仕様の一般規定
第5部:要求品質
第6部:レクタンギュラリング
第7部:オイルコントロールリング
第8部:コイルエキスパンダ付きオイルコントロールリング
JIS B 8038は,“往復動油圧シリンダ用ピストンリング”という規格名称を用いた。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 8037-7 : 1998
内燃機関−大径ピストンリング−
第7部:オイルコントロールリング
Internal combustion engines−Large diameter piston rings−
Part 7 : Oil control rings
1. 適用範囲 この規格は,往復動内燃機関に使用する呼び径が200mmを超え1 000mm以下のピストン
リング(以下,リングという。)のオイルコントロールリングのタイプS,GF及びDの基本的寸法及び特
性について規定する。
なお,この規格は,類似した状態で作動する圧縮機用リングなどに適用してもよい。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS B 8032-3 内燃機関−小径ピストンリング−第3部:材料
備考 ISO 6621-3 : 1983, Internal combustion engines−Piston rings−Part 3 : Material specificationsから
の引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS B 8032-4 内燃機関−小径ピストンリング−第4部:仕様の一般規定
備考 ISO 6621-4 : 1988, Internal combustion engines−Piston rings−Part 4 : General specificationsから
の引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS B 8032-11 内燃機関−小径ピストンリング−第11部:オイルコントロールリング
備考 ISO 6625 : 1986, Internal combustion engines−Piston rings−Oil control ringsからの引用事項は,
この規格の該当事項と同等である。
3. 種類 リングの厚さ (a1) は,内燃機関の作動条件にリングを適合させるため,次の2種類を規定する。
なお,コードの“MPG”及び“MPS”の選択されたリングの場合は,リングの呼び方にこれらのコードを
明示する。
厚さ (a1)
コード
適用する寸法表
主な用途(参考)
33
28
1
1
d
d〜
MPG
表4,表5
一般内燃機関
31
25
1
1
d
d〜
MPS
表6,表7
船用内燃機関
4. リングのタイプ及び呼び方の例
4.1
タイプS−窓付きオイルコントロールリングのタイプ及び呼び方
4.1.1
一般諸元 リングの一般諸元は,次による。
2
B 8037-7 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
各部の寸法及び張力は,表4又は表6による。
注*
当たり面段差及び窓の偏心量は,表1による。
図1 タイプS
表1 当たり面段差及び窓の偏心量
単位 mm
リング幅
h1
当たり面段差
t
偏心量
υ
7
0.025以下
0.4以下
8
10
0.035以下
0.5以下
12
0.045以下
0.6以下
15
0.060以下
0.8以下
4.1.2
呼び方の例 リングの呼び方は,次による。
呼び径d1=300mm,厚さ“MPG”,幅h1=10mmで熱処理なしのねずみ鋳鉄(材料分類10)製で,図1
に示す一般諸元のリングに内周面取りを施したリングの呼び方は,次による。
ピストンリング JIS B 8037-7 S-300×10 MPG-MC10 KI
4.2
タイプGF−ダブルベベルフックオイルコントロールリングのタイプ及び呼び方
4.2.1
一般諸元 リングの一般諸元は,次による。
各部の寸法及び張力は,表7による。
3
B 8037-7 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
注*
当たり面段差及び窓の偏心量は,表1による。
図2 タイプGF
4.2.2
呼び方の例 リングの呼び方は,次による。
呼び径d1=300mm,厚さ“MPS”,幅h1=10mmで熱処理なしのねずみ鋳鉄(材料分類10)製で,図2
に示す一般諸元のリングに全面りん酸塩皮膜を施したリングの呼び方は,次による。
ピストンリング JIS B 8037-7 GF-300×10 MPS-MC10 PO
4.3
タイプD−ベベルオイルコントロールリングのタイプ及び呼び方
4.3.1
一般諸元 リングの一般諸元は,次による。
各部の寸法及び張力は,表5又は表7による。
注*
当たり面段差及び窓の偏心量は,表1による。
4
B 8037-7 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図3 タイプD
4.3.2
呼び方の例 リングの呼び方は,次による。
呼び径d1=300mm,厚さ“MPG”,幅h1=10mmで熱処理なしのねずみ鋳鉄(材料分類10)製で,図3
に示す一般諸元のリングの呼び方は,次による。
ピストンリング JIS B 8037-7 D-300×10 MPG-MC10
5. 共通諸元
5.1
タイプS,GF及びDリングの窓配置 リングの窓配置は,次による。
図4 窓配置
表2 窓配置
単位 mm
呼び径
窓数
窓角度
フライス径
ω1とω2の差
合い口部窓角度
窓角度
d1
α
β
i×β
d5
200<d1≦300
14
17゚30'
25゚
13×25゚
55〜75
5以下
300<d1≦400
16
15゚
22゚
15×22゚
65〜85
400<d1≦520
18
14゚15'
19゚30'
17×19゚30'
80〜110
7以下
520<d1≦650
20
13゚45'
17゚30'
19×17゚30'
5.2
タイプS,GF及びDリングの内周面取り (KI) リングの内周面取りは,次による。
5
B 8037-7 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図5 内周面取り
表3 内周面取り (KI) 寸法
単位 mm
呼び径
内周面取り
d1
KI
h17
200<d1<230
0.6±0.20
0〜0.25
230≦d1<300
0.8±0.20
300≦d1<400
1.0±0.25
400≦d1<520
1.2±0.25
520≦d1≦650
1.5±0.30
0〜0.35
6. 寸法 リングの寸法は,表4〜7による。
6
B 8037-7 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表4 Sオイルコントロールリング(コードMPG)の寸法
単位 mm
呼び径
d1
リング厚さ
a1
リング幅
h1
合い口すきま
溝底コ
ーナ半
径
r3
ラン
ド幅
h4
溝深
さ
a4
窓数 窓幅
c1
接線張力
Ft (N)
s1
s2
許容差
許容差
許容差
許容差
許容差
200
を超え
7.0 ±0.15
リング
1本内
ばらつ
き:
0.15以
下
7.0 −0.010
−0.030
表面処
理:
POりん
酸塩皮
膜処理
後
0
−0.030
0.60 +0.20
0
−
−
0.5
±0.2
1.3
1.5
14
1.6
±0.2
30.4
±20%
210
7.5
8.0 −0.010
−0.040
表面処
理:
POりん
酸塩皮
膜処理
後
0
−0.040
0.75 +0.30
0
0.55 +0.30
0
1.5
2.0
1.8
±0.2
42.7
220
7.5
38.2
230
8.0
42.7
240
8.0
38.2
250
8.5
0.85 +0.30
0
0.60 +0.30
0
42.2
260
9.0
10.0
1.7
2.2
±0.2
53.4
270
9.0
53.0
280
9.5
0.90 +0.30
0
0.65 +0.30
0
57.4
290
9.5
53.4
300
10.0
51.5
310
10.5 ±0.20
リング
1本内
ばらつ
き:
0.20以
下
1.00 +0.30
0
0.75 +0.30
0
1.9
2.5
16
62.3
320
10.5
56.9
330
11.0
61.8
340
11.0
1.10 +0.40
0
0.80 +0.40
0
57.9
350
11.5
61.8
360
11.5
12.0
2.1
2.6
±0.2
69.6
370
12.0
1.20 +0.40
0
0.85 +0.40
0
73.6
380
12.0
1.0
±0.2
69.6
390
12.5
73.6
400
13.0
79.4
410
13.0
1.35 +0.50
0
1.00 +0.50
0
2.3
3.0
18
81.4
420
13.5
86.3
430
13.5
80.9
440
14.0
86.3
450
14.0
81.9
460
14.5
15.0
1.50 +0.50
0
1.10 +0.50
0
3.0
±0.2
109.3
470
15.0
113.8
480
15.0
107.4
490
15.5
113.8
500
15.5
107.9
7
B 8037-7 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
呼び径
d1
リング厚さ
a1
リング幅
h1
合い口すきま
溝底コ
ーナ半
径
r3
ラン
ド幅
h4
溝深
さ
a4
窓数 窓幅
c1
接線張力
Ft (N)
s1
s2
許容差
許容差
許容差
許容差
許容差
510
16.0 ±0.20
リング
1本内
ばらつ
き:
0.20以
下
15.0 −0.010
−0.040
表面処
理:
POりん
酸塩皮
膜処理
後
0
−0.040
1.70 +0.50
0
1.20 +0.50
0
1.0
±0.2
2.5
3.5
18
3.0
±0.2
112.8 ±20%
520
16.0
108.9
530
16.5
20
113.8
540
16.5
108.9
550
17.0
113.8
560
17.5 ±0.30
リング
1本内
ばらつ
き:
0.30以
下
1.80 +0.50
0
1.30 +0.50
0
119.6
570
17.5
113.8
580
18.0
119.2
590
18.0
114.3
600
18.5
119.6
610
18.5
2.00 +0.50
0
1.45 +0.50
0
114.7
620
19.0
118.7
630
19.5
125.0
640
19.5
119.2
650
20.0
125.0
備考1. リングの呼び径が表中の中間サイズ(例えば,補修品のサイズ)の場合は,小径側のリング厚さを適用する。
2. Ftの値は,標準弾性率 (En) がd1=200mmを超え400mm以下では105GN/m2,d1=400mmを超え650mm以
下では115GN/m2で熱処理なしのねずみ鋳鉄製に適用する。また,Ftの値は,リングの呼び厚さ (a1) 及び平
均リング幅 (h1) で計算されたものである。
8
B 8037-7 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表5 Dオイルコントロールリング(コードMPG)の寸法
単位 mm
呼び径
d1
リング厚さ
a1
リング幅
h1
合い口すきま
溝底コ
ーナ半
径
r3
ラン
ド幅
h4
当た
り幅
h5
溝深
さ
a4
窓数 窓幅
c1
接線張力
Ft (N)
s1
s2
許容差
許容差
許容差
許容差
許容差
200
を超え
7.0
±0.15
リング
1本内
ばらつ
き:
0.15以
下
7.0 −0.010
−0.030
表面処
理:
POりん
酸塩皮
膜処理
後
0
−0.030
0.60 +0.20
0
−
−
0.5
±0.2
1.6
0.5
1.5
14 1.6
±0.2
27.9
±20%
210
7.5
8.0 −0.010
−0.040
表面処
理:
POりん
酸塩皮
膜処理
後
0
−0.040
0.75 +0.30
0
0.55 +0.30
0
1.8
0.6
2.0
1.8
±0.2
39.2
220
7.5
35.3
230
8.0
38.7
240
8.0
35.3
250
8.5
0.85 +0.30
0
0.60 +0.30
0
38.7
260
9.0
10.0
1.9
2.2
±0.2
49.0
270
9.0
48.5
280
9.5
0.90 +0.30
0
0.65 +0.30
0
53.0
290
9.5
49.0
300
10.0
47.1
310
10.5 ±0.20
リング
1本内
ばらつ
き:
0.20以
下
1.00 +0.30
0
0.75 +0.30
0
2.5
0.7
2.5
16
56.9
320
10.5
52.5
330
11.0
56.9
340
11.0
1.10 +0.40
0
0.80 +0.40
0
53.0
350
11.5
56.4
360
11.5
12.0
2.7
2.6
±0.2
63.4
370
12.0
1.20 +0.40
0
0.85 +0.40
0
67.2
380
12.0
1.0
±0.2
63.7
390
12.5
67.7
400
13.0
73.1
410
13.0
1.35 +0.50
0
1.00 +0.50
0
0.8
3.0
18
74.0
420
13.5
78.9
430
13.5
74.0
440
14.0
78.9
450
14.0
75.0
460
14.5
15.0
1.50 +0.50
0
1.10 +0.50
0
3.6
3.0
±0.2
99.5
470
15.0
104.4
480
15.0
99.1
490
15.5
104.4
500
15.5
99.1
9
B 8037-7 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
呼び径
d1
リング厚さ
a1
リング幅
h1
合い口すきま
溝底コ
ーナ半
径
r3
ラン
ド幅
h4
当た
り幅
h5
溝深
さ
a4
窓数 窓幅
c1
接線張力
Ft (N)
s1
s2
許容差
許容差
許容差
許容差
許容差
510
16.0 ±0.20
リング
1本内
ばらつ
き:
0.20以
下
15.0 −0.010
−0.040
表面処
理:
POりん
酸塩皮
膜処理
後
0
−0.040
1.70 +0.50
0
1.20 +0.50
0
1.0
±0.2
3.6
0.8
3.5
18 3.0
±0.2
103.5 ±20%
520
16.0
100.0
530
16.5
20
104.4
540
16.5
99.5
550
17.0
104.0
560
17.5 ±0.30
リング
1本内
ばらつ
き:
0.30以
下
1.80 +0.50
0
1.30 +0.50
0
109.8
570
17.5
104.0
580
18.0
109.3
590
18.0
104.4
600
18.5
109.8
610
18.5
2.00 +0.50
0
1.45 +0.50
0
105.4
620
19.0
108.9
630
19.5
114.7
640
19.5
109.3
650
20.0
114.7
備考1. リングの呼び径が表中の中間サイズ(例えば,補修品のサイズ)の場合は,小径側のリング厚さを適用する。
2. Ftの値は,標準弾性率 (En) がd1=200mmを超え400mm以下では105GN/m2,d1=400mmを超え650mm以
下では115GN/m2で熱処理なしのねずみ鋳鉄製に適用する。また,Ftの値は,リングの呼び厚さ (a1) 及び平
均リング幅 (h1) で計算されたものである。
10
B 8037-7 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表6 Sオイルコントロールリング(コードMPS)の寸法
単位 mm
呼び径
d1
リング厚さ
a1
リング幅
h1
合い口すきま
溝底コ
ーナ半
径
r3
ラン
ド幅
h4
溝深
さ
a4
窓数 窓幅
c1
接線張力
Ft (N)
s1
s2
許容差
許容差
許容差
許容差
許容差
200
を超え
7.7
±0.15
リング
1本内
ばらつ
き:
0.15以
下
7.0 −0.010
−0.030
表面処
理:
POりん
酸塩皮
膜処理
後
0
−0.030
0.60 +0.20
0
−
−
0.5
±0.2
1.3
1.5
14
1.6
±0.2
41.2 ±20%
210
8.0
8.0 −0.010
−0.040
表面処
理:
POりん
酸塩皮
膜処理
後
0
−0.040
0.75 +0.30
0
0.55 +0.30
0
1.5
2.0
1.8
±0.2
52.5
220
8.5
56.9
230
8.5
51.5
240
9.0
55.4
250
9.5
0.85 +0.30
0
0.60 +0.30
0
59.8
260
9.5
10.0
1.7
2.2
±0.2
68.2
270
10.0
73.1
280
10.5
0.90 +0.30
0
0.65 +0.30
0
78.0
290
10.5
72.1
300
11.0
77.0
310
11.5 ±0.20
リング
1本内
ばらつ
き:
0.20以
下
1.00 +0.30
0
0.75 +0.30
0
1.9
2.5
16
81.9
320
11.5
76.0
330
12.0
80.4
340
12.5
1.10 +0.40
0
0.80 +0.40
0
85.3
350
12.5
79.4
360
13.0
12.0
2.1
2.6
±0.2
101.0
370
13.5
1.20 +0.40
0
0.85 +0.40
0
105.9
380
13.5
1.0
±0.2
99.5
390
14.0
104.9
400
14.0
98.6
410
14.5
1.35 +0.50
0
1.00 +0.50
0
2.3
3.0
18
113.3
420
15.0
119.2
430
15.0
112.3
440
15.5
117.7
450
15.5
111.3
460
16.0
15.0
1.50 +0.50
0
1.10 +0.50
0
3.0
±0.2
145.6
470
16.5
152.0
480
16.5
144.7
490
17.0
151.0
500
17.0
143.7
11
B 8037-7 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
呼び径
d1
リング厚さ
a1
リング幅
h1
合い口すきま
溝底コ
ーナ半
径
r3
ラン
ド幅
h4
溝深
さ
a4
窓数 窓幅
c1
接線張力
Ft (N)
s1
s2
許容差
許容差
許容差
許容差
許容差
510
17.5
±0.20
リング
1本内
ばらつ
き:
0.20以
下
15.0 −0.010
−0.040
表面処
理:
POりん
酸塩皮
膜処理
後
0
−0.040
1.70 +0.50
0
1.20 +0.50
0
1.0
±0.2
2.5
3.5
18
3.0
±0.2
149.6 ±20%
520
18.0
155.9
530
18.0
20
148.6
540
18.5
154.5
550
18.5
147.6
560
19.0
±0.30
リング
1本内
ばらつ
き:
0.30以
下
1.80 +0.50
0
1.30 +0.50
0
153.5
570
19.0
146.6
580
19.5
152.5
590
20.0
157.9
600
20.0
151.5
610
20.5
2.00 +0.50
0
1.45 +0.50
0
156.9
620
20.5
150.5
630
21.0
155.9
640
21.0
150.0
650
21.5
155.4
備考1. リングの呼び径が表中の中間サイズ(例えば,補修品のサイズ)の場合は,小径側のリング厚さを適用する。
2. Ftの値は,標準弾性率 (En) がd1=200mmを超え400mm以下では105GN/m2,d1=400mmを超え650mm以
下では115GN/m2で熱処理なしのねずみ鋳鉄製に適用する。また,Ftの値は,リングの呼び厚さ (a1) 及び平
均リング幅 (h1) で計算されたものである。
12
B 8037-7 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表7 GF及びDオイルコントロールリング(コードMPS)の寸法
単位 mm
呼び径
d1
リング厚さ
a1
リング幅
h1
合い口すきま
溝底コ
ーナ半
径
r3
ラン
ド幅
h4
当た
り幅
h5
溝深
さ
a4
窓数 窓幅
c1
接線張力
Ft (N)
s1
s2
許容差
許容差
許容差
許容差
許容差
200
を超え
7.7 ±0.15
リング
1本内
ばらつ
き:
0.15以
下
7.0 −0.010
−0.030
表面処
理:
POりん
酸塩皮
膜処理
後
0
−0.030
0.60 +0.20
0
−
−
0.5
±0.2
1.6
0.5
1.5
14
1.6
±0.2
37.8 ±20%
210
8.0
8.0 −0.010
−0.040
表面処
理:
POりん
酸塩皮
膜処理
後
0
−0.040
0.75 +0.30
0
0.55 +0.30
0
1.8
0.6
2.0
1.8
±0.2
48.1
220
8.5
52.0
230
8.5
47.1
240
9.0
51.0
250
9.5
0.85 +0.30
0
0.60 +0.30
0
54.9
260
9.5
10.0
1.9
2.2
±0.2
62.3
270
10.0
67.2
280
10.5
0.90 +0.30
0
0.65 +0.30
0
71.6
290
10.5
66.2
300
11.0
70.6
310
11.5 ±0.20
リング
1本内
ばらつ
き:
0.20以
下
1.00 +0.30
0
0.75 +0.30
0
2.5
0.7
2.5
16
75.0
320
11.5
69.6
330
12.0
74.0
340
12.5
1.10 +0.40
0
0.80 +0.40
0
78.0
350
12.5
73.1
360
13.0
12.0
2.7
2.6
±0.2
92.2
370
13.5
1.20 +0.40
0
0.85 +0.40
0
97.1
380
13.5
1.0
±0.2
91.2
390
14.0
96.1
400
14.0
90.2
410
14.5
1.35 +0.50
0
1.00 +0.50
0
0.8
3.0
18
104.0
420
15.0
109.3
430
15.0
103.0
440
15.5
107.9
450
15.5
102.0
460
16.0
15.0
1.50 +0.50
0
1.10 +0.50
0
3.6
3.0
±0.2
133.9
470
16.5
139.3
480
16.5
132.4
490
17.0
138.3
500
17.0
131.4
13
B 8037-7 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
呼び径
d1
リング厚さ
a1
リング幅
h1
合い口すきま
溝底コ
ーナ半
径
r3
ラン
ド幅
h4
当た
り幅
h5
溝深
さ
a4
窓数 窓幅
c1
接線張力
Ft (N)
s1
s2
許容差
許容差
許容差
許容差
許容差
510
17.5 ±0.20
リング
1本内
ばらつ
き:
0.20以
下
15.0 −0.010
−0.040
表面処
理:
POりん
酸塩皮
膜処理
後
0
−0.040
1.70 +0.50
0
1.20 +0.50
0
1.0
±0.2
3.6
0.8
3.5
18
3.0
±0.2
137.3 ±20%
520
18.0
142.7
530
18.0
20
136.3
540
18.5
141.7
550
18.5
135.3
560
19.0 ±0.30
リング
1本内
ばらつ
き:
0.30以
下
1.80 +0.50
0
1.30 +0.50
0
140.7
570
19.0
134.4
580
19.5
139.7
590
20.0
144.7
600
20.0
138.8
610
20.5
2.00 +0.50
0
1.45 +0.50
0
143.7
620
20.5
138.3
630
21.0
143.2
640
21.0
137.3
650
21.5
142.2
備考1. リングの呼び径が表中の中間サイズ(例えば,補修品のサイズ)の場合は,小径側のリング厚さを適用する。
2. Ftの値は,標準弾性率 (En) がd1=200mmを超え400mm以下では105GN/m2,d1=400mmを超え650mm以下では
115GN/m2で熱処理なしのねずみ鋳鉄製に適用する。また,Ftの値は,リングの呼び厚さ (a1) 及び平均リング幅 (h1)
で計算されたものである。
14
B 8037-7 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
JIS B 8032, 8037, 8038 原案作成委員会 構成表
氏名
所属
(委員長)
古 林 誠
青山学院大学
(幹事・小委員会主査)
○ 久 保 幸 彦
帝国ピストンリング株式会社技術開発部
(委員)
浦 田 益太郎
通商産業省機械情報産業局
内 山 芳 忠
工業技術院機械技術研究所
○ 本 間 清
工業技術院標準部
○ 橋 本 繁 晴
財団法人日本規格協会技術部
青 木 千 明
日本内燃機関連合会
照 山 勝
社団法人自動車技術会
門 泰 一
社団法人日本油空圧工業会(太陽鉄工株式会社)
山 本 英 継
三菱自動車工業株式会社材料技術部
伯耆田 毅
日産自動車株式会社
小野山 泰 一
日産自動車株式会社パワートレーン開発本部
江 頭 英 則
三菱自動車工業株式会社相模原製作所
常 田 征 三
株式会社田邊空気機械製作所名古屋事業所
小 島 克 己
社団法人日本自動車部品工業会技術部
○ 手 島 巌
株式会社リケン 技術管理部
○ 平 石 巌
日本ピストンリング株式会社技術開発部
(小委員会委員)
深 瀬 長 三
帝国ピストンリング株式会社
竹 内 康 二
日本ピストンリング株式会社技術開発部
栗 林 盛 夫
株式会社リケン ピストンリング事業部
(関係者)
中 林 賢 司
工業技術院標準部
三 塚 隆 三
財団法人日本規格協会技術部
(事務局)
阿 部 静 郎
社団法人陸用内燃機関協会
本 間 隆 雄
社団法人陸用内燃機関協会
備考 ○印の付いている者は,小委員会委員を兼ねる。