B 8032-9:2018
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 リングのタイプ及び呼び方 ································································································· 2
3.1 タイプT−ストレートフェースキーストンリング6゜のタイプ及び呼び方 ································· 2
3.2 タイプTB−バレルフェースキーストンリング6゜のタイプ及び呼び方 ····································· 3
3.3 タイプTBA−非対称バレルフェースキーストンリング6゜のタイプ及び呼び方 ·························· 4
3.4 タイプTM−テーパフェースキーストンリング6゜のタイプ及び呼び方 ···································· 5
3.5 タイプK−ストレートフェースキーストンリング15゜のタイプ及び呼び方 ······························· 7
3.6 タイプKB−バレルフェースキーストンリング15゜のタイプ及び呼び方 ··································· 8
3.7 タイプKBA−非対称バレルフェースキーストンリング15゜のタイプ及び呼び方 ························ 9
3.8 タイプKM−テーパフェースキーストンリング15゜のタイプ及び呼び方 ································· 10
4 共通諸元························································································································ 11
4.1 タイプT,TB,TBA及びTMリング,又はK,KB,KBA及びKMリングの
内周面取り(KI) ·········································································································· 11
4.2 タイプT,TB,TBA及びTMリング,又はK,KB,KBA及びKMリング(正ねじれ形)の
上面インターナルベベル(IF)又は上面インターナルステップ(IW) ···································· 12
4.3 機械加工(LM)又はラッピング(LP)した当たり出し仕上げ外周面をもつタイプ
TMリング,又はKMリング ··························································································· 12
4.4 タイプT,TB,TBA及びTMリング,又はK,KB,KBA及びKMリングの
コーティング部形状及びコーティング厚さ ········································································· 13
5 張力補正係数 ·················································································································· 14
6 寸法······························································································································ 15
附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································ 22
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(2)
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まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
陸用内燃機関協会(LEMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業
規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業
規格である。これによって,JIS B 8032-9:1998は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 8032(内燃機関−小径ピストンリング)の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 8032-1 第1部:用語
JIS B 8032-2 第2部:測定方法
JIS B 8032-3 第3部:材料
JIS B 8032-4 第4部:一般仕様
JIS B 8032-5 第5部:品質要求事項
JIS B 8032-6 第6部:鋳鉄製レクタンギュラリング
JIS B 8032-7 第7部:スチール製レクタンギュラリング
JIS B 8032-8 第8部:鋳鉄製スクレーパリング
JIS B 8032-9 第9部:鋳鉄製キーストンリング
JIS B 8032-10 第10部:鋳鉄製ハーフキーストンリング
JIS B 8032-11 第11部:オイルコントロールリング
JIS B 8032-12 第12部:コイルエキスパンダ付きオイルコントロールリング
JIS B 8032-13 第13部:スチール組合せオイルコントロールリング
JIS B 8032-14 第14部:スチール製キーストンリング
JIS B 8032-15 第15部:スチール製ハーフキーストンリング
JIS B 8032-16 第16部:コイルエキスパンダ付き鋳鉄製薄幅オイルコントロールリング
JIS B 8032-17 第17部:コイルエキスパンダ付きスチール製オイルコントロールリング
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日本工業規格 JIS
B 8032-9:2018
内燃機関−小径ピストンリング−
第9部:鋳鉄製キーストンリング
Internal combustion engines-Small diameter piston rings-
Part 9: Keystone rings made of cast iron
序文
この規格は,2001年に第2版として発行されたISO 6624-1を基とし,我が国の実情に合わせて技術的
内容を変更して作成した日本工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1
適用範囲
この規格は,往復動内燃機関に使用する呼び径200 mm以下のピストンリング(以下,リングという。)
のキーストンリングのタイプT,TB,TBA,TM,K,KB,KBA及びKMの基本的寸法及び特性について
規定する。
なお,この規格は,類似した状態で作動する圧縮機用リングなどに適用してもよい。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 6624-1:2001,Internal combustion engines−Piston rings−Part 1: Keystone rings made of cast iron
(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 8032-4 内燃機関−小径ピストンリング−第4部:一般仕様
注記 対応国際規格:ISO 6621-4:2015,Internal combustion engines−Piston rings−Part 4: General
specifications(MOD)
2
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3
リングのタイプ及び呼び方
3.1
タイプT−ストレートフェースキーストンリング6゜のタイプ及び呼び方
3.1.1
一般諸元
リングの一般諸元は,図1による。各部の寸法及び張力,並びに記号は,表10による。
単位 mm
図1−タイプT
3.1.2
呼び方
リングの呼び方は,次の例による。
呼び径d1=90 mm,幅h1=2.5 mmで,熱処理なしのねずみ鋳鉄(材料小分類12)製で,図1に示す一
般諸元のリングに厚さ0.1 mm以上の外周全面クロムめっきを施したものの呼び方は,次による。
ピストンリング JIS B 8032-9 T-90×2.5-MC12/CR2
A法:a6基準,h3測定値
B法:h3基準,a6測定値
注a) 製造方法によっては,側面角の
許容差は,累加値にはならない。
3
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3.2
タイプTB−バレルフェースキーストンリング6゜のタイプ及び呼び方
3.2.1
一般諸元
リングの一般諸元は,図2及び表1による。各部の寸法及び張力,並びに記号は,表10による。
単位 mm
図2−タイプTB
表1−バレル幅(h8)及びバレル量(t2,t3)
単位 mm
呼び幅
h1
バレル幅
h8
バレル量
t2,t3
リング幅中心とバレ
ル頂点とのずれ
2.0
1.2
0.003〜0.015
0.30以下
2.5
1.6
0.40以下
3.0
2.0
0.005〜0.020
0.50以下
3.5
2.4
4.0
2.8
0.005〜0.023
0.60以下
4.5
3.2
A法:a6基準,h3測定値
B法:h3基準,a6測定値
注a) 製造方法によっては,側面角の
許容差は,累加値にはならない。
b) 表1による。
4
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3.2.2
呼び方
リングの呼び方は,次の例による。
呼び径d1=90 mm,幅h1=2.5 mmで,熱処理ありのマルテンサイト球状黒鉛鋳鉄(材料小分類53)製
で,図2及び表1に示す一般諸元のリングに厚さ0.2 mm以上の外周セミインレイド溶射コーティングを
施したものの呼び方は,次による。
ピストンリング JIS B 8032-9 TB-90×2.5-MC53/MO4
3.3
タイプTBA−非対称バレルフェースキーストンリング6゜のタイプ及び呼び方
3.3.1
一般諸元
リングの一般諸元は,図3及び表2による。各部の寸法及び張力,並びに記号は,表10による。
単位 mm
図3−タイプTBA
A法:a6基準,h3測定値
B法:h3基準,a6測定値
注a) 製造方法によっては,側面角の許容差
は,累加値にはならない。
b) 表2による。
5
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表2−非対称バレル寸法
単位 mm
呼び幅
h1
下面
バレル幅
h25a)
バレル
頂点位置
h26
頂点位置
許容差
上面
バレル幅
h27
下面
バレル量
t2b)
上面
バレル量
t3b)
2.0
0.40
0.60
±0.20
1.50
0〜0.007
0.009〜0.030
2.5
0.45
0.70
±0.25
1.80
0〜0.008
0.011〜0.035
3.0
0.55
0.80
2.10
0.012〜0.038
3.5
0.60
0.90
±0.30
2.40
0〜0.009
0.012〜0.040
4.0
0.65
0.95
2.80
0.013〜0.045
4.5
0.70
1.05
±0.35
3.20
0〜0.010
0.015〜0.050
注a) 下面側面取寸法を小さくした場合は,その面取寸法を下回らない範囲でh25は小さくして
もよい。
b) t2及び/又はt3については,受渡当事者間の協定で決めてもよい。
3.3.2
呼び方
リングの呼び方は,次の例による。
呼び径d1=90 mm,幅h1=2.5 mmで,熱処理ありのマルテンサイト球状黒鉛鋳鉄(材料小分類53)製
で,図3及び表2に示す一般諸元のリングに厚さ0.2 mm以上の外周セミインレイド溶射コーティングを
施したものの呼び方は,次による。
ピストンリング JIS B 8032-9 TBA-90×2.5-MC53/MO4E
3.4
タイプTM−テーパフェースキーストンリング6゜のタイプ及び呼び方
3.4.1
一般諸元
リングの一般諸元は,図4及び表3による。各部の寸法及び張力,並びに記号は,表10による。
6
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
図4−タイプTM
3.4.2
呼び方
リングの呼び方は,次の例による。
呼び径d1=90 mm,幅h1=2.5 mmで,熱処理ありのねずみ鋳鉄(材料小分類22)製で,図4及び表3
に示す一般諸元のリングに全面りん酸塩皮膜処理を施したテーパフェースM1=10'のものの呼び方は,次
による。
ピストンリング JIS B 8032-9 TM1-90×2.5-MC22/PO
表3−テーパ
テーパ記号
コーティングなし及びコーティング付きリング
(溶射コーティング又はクロムめっき)
許容差a)
ねじれ設計リングの許容差a)
M1b)
10'
+50'
0
+60'
0
M2
30'
+60'
0
+70'
0
M3
60'
M4
90'
M5
120'
注a) 外周テーパ面研磨なしコーティング付きリングの場合,許容差は,10'だけ大きくし
なければならない。
例 M3=60'の場合の許容差,
00
7′
+
ねじれ形状でM3=60'の場合の許容差,
00
8′
+
b) 当たり出し仕上げ外周面のあるリングは除く。
A法:a6基準,h3測定値
B法:h3基準,a6測定値
注a) 製造方法によっては,側面角の許容
差は,累加値にはならない。
b) 表3による。
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3.5
タイプK−ストレートフェースキーストンリング15゜のタイプ及び呼び方
3.5.1
一般諸元
リングの一般諸元は,図5による。各部の寸法及び張力,並びに記号は,表11による。
単位 mm
図5−タイプK
3.5.2
呼び方
リングの呼び方は,次の例による。
呼び径d1=90 mm,幅h1=2.5 mmで,熱処理ありのマルテンサイト炭化物鋳鉄(材料小分類32)製で,
図5に示す一般諸元のリングに全面フェロオキサイド皮膜を施したものの呼び方は,次による。
ピストンリング JIS B 8032-9 K-90×2.5-MC32/FE
A法:a6基準,h3測定値
B法:h3基準,a6測定値
注a) 製造方法によっては,側面角の許
容差は,累加値にはならない。
8
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3.6
タイプKB−バレルフェースキーストンリング15゜のタイプ及び呼び方
3.6.1
一般諸元
リングの一般諸元は,図6及び表1による。各部の寸法及び張力,並びに記号は,表11による。
単位 mm
図6−タイプKB
3.6.2
呼び方
リングの呼び方は,次の例による。
呼び径d1=90 mm,幅h1=2.5 mmで,熱処理ありのパーライト可鍛鋳鉄(材料小分類41)製で,図6
及び表1に示す一般諸元のリングに厚さ0.2 mm以上の外周全面溶射コーティングを施したものの呼び方
は,次による。
ピストンリング JIS B 8032-9 KB-90×2.5-MC41/MO4
A法:a6基準,h3測定値
B法:h3基準,a6測定値
注a) 製造方法によっては,側面角の許
容差は,累加値にはならない。
b) 表1による。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3.7
タイプKBA−非対称バレルフェースキーストンリング15゜のタイプ及び呼び方
3.7.1
一般諸元
リングの一般諸元は,図7及び表2による。各部の寸法及び張力,並びに記号は,表11による。
単位 mm
図7−タイプKBA
3.7.2
呼び方
リングの呼び方は,次の例による。
呼び径d1=90 mm,幅h1=2.5 mmで,熱処理ありのパーライト可鍛鋳鉄(材料小分類41)製で,図7
及び表2に示す一般諸元のリングに厚さ0.2 mm以上の外周全面溶射コーティングを施したものの呼び方
は,次による。
ピストンリング JIS B 8032-9 KBA-90×2.5-MC41/MO4
A法:a6基準,h3測定値
B法:h3基準,a6測定値
注a) 製造方法によっては,側面角の許容差
は,累加値にはならない。
b) 表2による。
10
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3.8
タイプKM−テーパフェースキーストンリング15゜のタイプ及び呼び方
3.8.1
一般諸元
リングの一般諸元は,図8及び表3による。各部の寸法及び張力,並びに記号は,表11による。
単位 mm
図8−タイプKM
3.8.2
呼び方
リングの呼び方は,次の例による。
呼び径d1=90 mm,幅h1=2.5 mmで,熱処理なしのねずみ鋳鉄(材料小分類12)製で,図8及び表3
に示す一般諸元のテーパフェースキーストンリング15゜(M1=10')の呼び方は,次による。
ピストンリング JIS B 8032-9 KM1-90×2.5-MC12
A法:a6基準,h3測定値
B法:h3基準,a6測定値
注a) 製造方法によっては,側面角の許
容差は,累加値にはならない。
b) 表3による。
11
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4
共通諸元
4.1
タイプT,TB,TBA及びTMリング,又はK,KB,KBA及びKMリングの内周面取り(KI)
リングの内周面取りは,図9及び表4による。
単位 mm
図9−内周面取り(KI)
表4−内周面取り(KI)寸法
単位 mm
呼び径
d1
内周面取り
KI
70≦d1<125
0.3±0.15
125≦d1<175
0.4±0.15
175≦d1≦200
0.6±0.20
a) T又はKリング b) TB又はKBリング c) TBA又はKBAリング d) TM又はKMリング
12
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4.2
タイプT,TB,TBA及びTMリング,又はK,KB,KBA及びKMリング(正ねじれ形)の上面イ
ンターナルベベル(IF)又は上面インターナルステップ(IW)
リングの上面インターナルベベル又は上面インターナルステップは,図10,図11及び表5による。
インターナルベベルは,表11のリング呼び幅h1の区分1のリングには推奨しない。
図10−上面インターナルベベル(IF) 図11−上面インターナルステップ(IW)
表5−上面インターナルベベル残り厚さa3及び上面インターナルステップ残り幅h18寸法
単位 mm
呼び径
d1
a3
h18
許容差
許容差
70≦d1<100
0.8×a1
0
−0.3
0.6×h1
0
−0.25
100≦d1<160
0.8×a1
0
−0.3
0.6×h1
0
−0.35
160≦d1≦200
0.8×a1
0
−0.4
0.6×h1
0
−0.45
4.3
機械加工(LM)又はラッピング(LP)した当たり出し仕上げ外周面をもつタイプTMリング,又
はKMリング
リングの機械加工(LM)又はラッピング(LP)による当たり出し仕上げ外周面は,図12及び表6によ
る。ただし,テーパM1は除く。
図12−当たり出し仕上げ外周面
≦R0.3
13
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表6−当たり出し仕上げ外周面h24寸法
単位 mm
h1
h24 a)
h24 a)
(合い口の両側30°以下)
2.0
0.7以下
1.4以下
2.5
0.8以下
1.6以下
3.0
1.0以下
2.0以下
3.5
1.2以下
2.3以下
4.0
1.3以下
2.6以下
4.5
1.5以下
3.0以下
注a) 当たり出し仕上げ外周面は,可視状態でなければならない。
4.4
タイプT,TB,TBA及びTMリング,又はK,KB,KBA及びKMリングのコーティング部形状及
びコーティング厚さ
4.4.1
コーティングなしリングの形状
コーティングなしリングの形状は,図13による。
図13−コーティングなしリング
4.4.2
コーティング付きリング(クロム又は溶射)のコーティング部形状
4.4.2.1
全外周面のコーティング部形状
全外周面のコーティング部形状は,図14による。コーティング厚さは,表7による。
図14−全外周面コーティングリング
a) T又はKリング b) TB又はKBリング c) TBA又はKBAリング d) TM又はKMリング
a) T又はKリング b) TB又はKBリング c) TBA又はKBAリング d) TM又はKMリング
14
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4.4.2.2
セミインレイドのコーティング部形状
セミインレイドのコーティング部形状は,図15による。コーティング厚さは,表7による。
図15−セミインレイドコーティング付きリング
4.4.2.3
インレイドのコーティング部形状
インレイドのコーティング部形状は,図16による。コーティング厚さは,表7による。
図16−インレイドコーティング付きリング
表7−コーティング厚さ
単位 mm
クロムめっき記号
溶射記号
コーティング厚さ
CRF
−
0.005以上
CR1
MO1
0.05以上
CR2
MO2
0.10以上
CR3
MO3
0.15以上
CR4
MO4
0.20以上
5
張力補正係数
リングの張力補正係数は,表8及び表9による。
表10及び表11に規定する接線張力(Ft)と直径張力(Fd)とは,標準弾性率100 GN/m2のねずみ鋳鉄
以外の材料及び/又は特殊追加特性のものを用いる場合には,補正する必要がある。
共通諸元に対しては,表8及び表9の張力補正係数,並びにJIS B 8032-4の7.4.2(Ft及びFdの値の補正)
に規定する張力補正係数を用いる。
表9の張力補正係数は,コーティング厚さの中心値を用いて算出したものである。
a) T又はKリング b) TB又はKBリング c) TBA又はKBAリング d) TM又はKMリング
a) T又はKリング b) TB又はKBリング c) TBA又はKBAリング d) TM又はKMリング
15
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表8−内周面取り(KI),上面インターナルベベル(IF),上面インターナルステップ(IW)及びテーパ付き
T,TB,TBA,TM,K,KB,KBA及びKMリングの張力補正係数
張力補正係数
内周面取り
KI
テーパ
M2又はM3
テーパ
M4又はM5
上面インター
ナルベベル
IF
上面インター
ナルステップ
IW
0.96
0.98
0.96
0.88
0.78
表9−コーティング付きT,TB,TBA,TM,K,KB,KBA及びKMリングの張力補正係数
(全外周面,セミインレイド,インレイド)
d1
mm
張力補正係数
CRF
CR1
CR2/MO1
CR3/MO2
CR4/MO3
MO4
70≦d1<100
1
0.92
0.88
0.85
0.81
0.77
100≦d1<125
1
0.94
0.91
0.88
0.85
0.83
125≦d1<150
1
0.95
0.92
0.90
0.88
0.85
150≦d1≦200
1
0.96
0.93
0.91
0.89
0.87
6
寸法
寸法は,表10及び表11による。
16
B 8032-9:2018
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表10−タイプT,TB,TBA及びTMキーストンリング6゜の寸法
単位 mm
呼び径
d1
リング厚さ
(標準)
a1
リング
呼び幅
h1
A法
B法
合い口隙間
s1
接線張力
Ft(N)
直径張力
Fd(N)
a6
基準
測定値h3
h3基準
測定値
a6
区分
h1区分欄に対応
h1区分欄に
対応
許容差 h1区分欄に
対応
許容差 h1区分欄に
対応
許容差
許容差
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
70
2.90 ±0.15
リング1
本内ばら
つき:
0.15以下
2.0 2.5
1.5
1.832
0
−0.024
表面処理
POりん
酸塩皮膜
処理後
+0.010
−0.024
2.332
0
−0.024
表面処理
POりん酸
塩皮膜処
理後
+0.010
−0.024
1.82 2.32
1.61
0
−0.22
表面処理
POりん酸
塩皮膜処
理後
+0.09
−0.22
0.20 +0.20
0
9.9 12.6 Ft<10 N
の場合
±30 %
Ft≧10 N
の場合
±20 %
21.3 27.1 Fd<21.5 N
の場合
±30 %
Fd≧21.5 N
の場合
±20 %
71
2.95
10.1 12.9
21.7 27.7
72
3.00
10.3 13.2
22.1 28.4
73
3.05
10.5 13.4
22.6 28.8
74
3.10
10.7 13.7
23.0 29.5
75
3.15
0.25 +0.25
0
10.9 13.9
23.4 29.9
76
3.15
10.6 13.6
22.8 29.2
77
3.20
10.8 13.9
23.2 29.9
78
3.25
11.0 14.1
23.7 30.3
79
3.30
11.3 14.4
24.3 31.0
80
3.35
11.5 14.7
24.7 31.6
81
3.40
11.7 15.0
25.2 32.3
82
3.40
11.4 14.6
24.5 31.4
83
3.45
11.6 14.9
24.9 32.0
84
3.50
11.8 15.2
25.4 32.7
85
3.55
12.0 15.4
25.8 33.1
86
3.60
12.2 15.7
26.2 33.8
87
3.65
12.5 16.0
26.9 34.4
88
3.65
12.2 15.6
26.2 33.5
89
3.70
12.4 15.9
26.7 34.2
90
3.75
2.5 3.0
2.0
2.278
0
−0.024
表面処理
POりん
酸塩皮膜
処理後
+0.010
−0.024
2.778
0
−0.024
表面処理
POりん酸
塩皮膜処
理後
+0.010
−0.024
2.27 2.77
2.08
0
−0.22
表面処理
POりん酸
塩皮膜処
理後
+0.09
−0.22
0.30
16.1 19.6
34.6 42.1
91
3.80
16.3 20.0
35.0 43.0
92
3.85
16.6 20.3
35.7 43.6
93
3.90
16.9 20.6
36.3 44.3
94
3.90
16.5 20.2
35.5 43.4
95
3.95
16.8 20.5
36.1 44.1
96
4.00
17.1 20.9
36.8 44.9
97
4.05
17.3 21.2
37.2 45.6
98
4.10
17.6 21.5
37.8 46.2
99
4.15
17.9 21.9
38.5 47.1
100
4.15 ±0.20
リング1
本内ばら
つき:
0.20以下
17.5 21.4
37.6 46.0
101
4.20
17.7 21.7
38.1 46.7
102
4.25
18.0 22.0
38.7 47.3
103
4.30
18.2 22.3
39.1 47.9
104
4.30
17.9 21.9
38.5 47.1
105
4.35
18.1 22.2
38.9 47.7
106
4.40
18.3 22.5
39.3 48.4
107
4.40
18.0 22.0
38.7 47.3
108
4.45
18.2 22.3
39.1 47.9
109
4.50
18.4 22.6
39.6 47.1
17
B 8032-9:2018
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表10−タイプT,TB,TBA及びTMキーストンリング6゜の寸法(続き)
単位 mm
呼び径
d1
リング厚さ
(標準)
a1
リング
呼び幅
h1
A法
B法
合い口隙間
s1
接線張力
Ft(N)
直径張力
Fd(N)
a6
基準
測定値h3
h3基準
測定値
a6
区分
h1区分欄に対応
h1区分欄に
対応
許容差 h1区分欄に
対応
許容差 h1区分欄に
対応
許容差
許容差
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
110
4.55 ±0.20
リング1
本内ばら
つき:
0.20以下
2.5 3.0
2.0
2.278
0
−0.024
表面処理
POりん
酸塩皮膜
処理後
+0.010
−0.024
2.778
0
−0.024
表面処理
POりん酸
塩皮膜処
理後
+0.010
−0.024
2.27 2.77
2.08
0
−0.22
表面処理
POりん酸
塩皮膜処
理後
+0.09
−0.22
0.35 +0.25
0
18.6 22.8 Ft<10 N
の場合
±30 %
Ft≧10 N
の場合
±20 %
40.0 49.0 Fd<21.5 N
の場合
±30 %
Fd≧21.5 N
の場合
±20 %
111
4.55
18.2 22.4
39.1 48.2
112
4.60
18.5 22.7
39.8 48.8
113
4.65
18.7 22.9
40.2 49.2
114
4.70
18.9 23.2
40.6 49.9
115
4.70
18.6 22.8
40.0 49.0
116
4.75
18.8 23.1
40.4 49.7
117
4.80
19.0 23.4
40.9 50.3
118
4.80
18.7 22.9
40.2 49.2
119
4.85
18.9 23.2
40.6 49.9
120
4.90
19.1 23.5
41.1 50.5
121
4.95
19.3 23.8
41.5 51.2
122
4.95
19.0 23.3
40.9 50.1
123
5.00
19.2 23.6
41.3 50.7
124
5.05
19.4 23.9
41.7 51.4
125
5.05
3.0 3.5
2.5
2.724
0
−0.024
表面処理
POりん
酸塩皮膜
処理後
+0.010
−0.024
3.224
0
−0.024
表面処理
POりん酸
塩皮膜処
理後
+0.010
−0.024
2.71 3.21
2.63
0
−0.22
表面処理
POりん酸
塩皮膜処
理後
+0.09
−0.22
23.4 27.8
50.3 59.8
126
5.10
23.7 28.1
51.0 60.4
127
5.15
24.0 28.5
51.6 61.3
128
5.20
24.2 28.8
52.0 61.9
129
5.20
23.8 28.3
51.2 60.8
130
5.25
0.40
24.0 28.5
51.6 61.3
131
5.30
24.3 28.8
52.2 61.9
132
5.30
23.9 29.1
51.4 62.6
133
5.35
24.1 28.7
51.8 61.7
134
5.40
24.4 29.0
52.5 62.4
135
5.40
24.0 28.5
51.6 61.3
136
5.45
24.3 28.8
52.2 61.9
137
5.50
24.5 29.1
52.7 62.6
138
5.50
24.1 28.7
51.8 61.7
139
5.55
24.4 29.0
52.5 62.4
140
5.60
24.6 29.3
52.9 63.0
141
5.65
24.9 29.6
53.5 63.6
142
5.65
24.5 29.1
52.7 62.6
143
5.70
24.7 29.4
53.1 63.2
144
5.75
25.0 29.7
53.8 63.9
145
5.75
24.6 29.3
52.9 63.0
146
5.80
24.9 29.6
53.5 63.6
147
5.85
25.1 29.9
54.0 64.3
148
5.85
24.7 29.4
53.1 63.2
149
5.90
25.0 29.7
53.8 63.9
18
B 8032-9:2018
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表10−タイプT,TB,TBA及びTMキーストンリング6゜の寸法(続き)
単位 mm
呼び径
d1
リング厚さ
(標準)
a1
リング
呼び幅
h1
A法
B法
合い口隙間
s1
接線張力
Ft(N)
直径張力
Fd(N)
a6
基準
測定値h3
h3基準
測定値
a6
区分
h1区分欄に対応
h1区分欄に
対応
許容差 h1区分欄に
対応
許容差 h1区分欄に
対応
許容差
許容差
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
150
5.95 ±0.20
リング1
本内ばら
つき:
0.20以下
3.0 3.5
2.5
2.724
0
−0.029
表面処理
POりん
酸塩皮膜
処理後
+0.010
−0.029
3.224
0
−0.029
表面処理
POりん酸
塩皮膜処
理後
+0.010
−0.029
2.71 3.21
2.63
0
−0.26
表面処理
POりん酸
塩皮膜処
理後
+0.09
−0.26
0.50 +0.30
0
25.0 29.8 Ft<10 N
の場合
±30 %
Ft≧10 N
の場合
±20 %
53.8 64.1 Fd<21.5 N
の場合
±30 %
Fd≧21.5 N
の場合
±20 %
152
6.00
24.9 30.1
53.5 63.9
154
6.05
24.8 29.5
53.3 63.4
155
6.10
25.0 29.8
53.8 64.1
156
6.15
25.2 30.1
54.2 64.7
158
6.20
25.1 29.9
54.0 64.3
160
6.25
25.0 29.8
53.8 64.1
162
6.35
25.4 30.3
54.6 65.1
164
6.40
25.3 30.2
54.4 64.9
165
6.40
25.0 29.8
53.8 64.1
166
6.45
25.2 30.0
54.2 64.5
168
6.50
25.1 29.9
54.0 64.3
170
6.60
3.5 4.0
3.0
3.172
0
−0.029
表面処理
POりん
酸塩皮膜
処理後
+0.010
−0.029
3.672
−0
−0.029
表面処理
POりん酸
塩皮膜処
理後
+0.010
−0.029
3.15 3.65
3.20
0
−0.27
表面処理
POりん酸
塩皮膜処
理後
+0.09
−0.27
30.4 35.4
65.4 76.1
172
6.65
30.3 35.2
65.1 75.7
174
6.70
30.2 35.1
64.9 75.5
175
6.75
0.60
30.3 35.2
65.1 75.7
176
6.80
30.5 35.5
65.6 76.3
178
6.85
30.4 35.4
65.4 76.1
180
6.90
30.3 35.2
65.1 75.7
182
6.95
30.1 35.1
64.7 75.5
184
7.05
30.6 35.7
65.8 76.8
185
7.05
30.3 35.2
65.1 75.7
186
7.10
30.5 35.5
65.6 76.3
188
7.15
30.4 35.4
65.4 76.1
190
7.20
30.3 35.2
65.1 75.7
192
7.25
30.1 35.1
64.7 75.5
194
7.35
30.6 35.7
65.8 76.8
195
7.35
30.2 35.2
64.9 75.7
196
7.40
30.5 35.5
65.6 76.3
198
7.45
30.4 35.4
65.4 76.1
200
7.50
30.2 35.2
64.9 75.7
注記1 リングの呼び径が表中の中間サイズ(例えば,補修品のサイズ)の場合は,小径側のリング厚さを適用する。
注記2 Ft及びFdの値は,標準弾性率(En)が100 GN/m2で熱処理なしのねずみ鋳鉄に適用する。これと異なる弾性
率(En)をもつ材料の場合は,JIS B 8032-4に規定する張力補正係数を乗じる。平均張力は,リング呼び厚
さ(a1)及び平均リング幅(h1)で計算されたものである。
注記3 この規格だけに使用する目的で,Fd/Ftの平均値を2.15と仮定している。
19
B 8032-9:2018
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表11−タイプK,KB,KBA及びKMキーストンリング15゜の寸法
単位 mm
呼び径
d1
リング厚さ
(標準)
a1
リング
呼び幅
h1
A法
B法
合い口隙間
s1
接線張力
Ft(N)
直径張力
Fd(N)
a6
基準
測定値h3
h3基準
測定値
a6
区分
h1区分欄に対応
h1区分欄に
対応
許容差 h1区分欄に
対応
許容差 h1区分欄に
対応
許容差
許容差
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
70
2.90 ±0.15
リング1
本内ばら
つき:
0.15以下
2.5 3.0
1.5
2.097
0
−0.029
表面処理
POりん酸
塩皮膜処
理後
+0.010
−0.029
2.597
0
−0.029
表面処理
POりん酸
塩皮膜処
理後
+0.010
−0.029
2.10 2.60
1.49
0
−0.11
表面処理
POりん酸
塩皮膜処
理後
+0.04
−0.11
0.20 +0.20
0
11.2 13.9 Ft<10 N
の場合
±30 %
Ft≧10 N
の場合
±20 %
24.0 29.9 Fd<21.5 N
の場合
±30 %
Fd≧21.5 N
の場合
±20 %
71
2.95
11.4 14.2
24.5 30.5
72
3.00
11.6 14.5
24.9 31.2
73
3.05
11.9 14.8
25.6 31.8
74
3.10
12.1 15.1
26.0 32.5
75
3.15
0.25 +0.25
0
12.2 15.3
26.2 32.9
76
3.15
11.9 14.9
25.6 32.0
77
3.20
12.1 15.1
26.0 32.5
78
3.25
12.3 15.3
26.4 32.9
79
3.30
12.5 15.7
26.9 33.8
80
3.35
12.8 16.0
27.5 34.4
81
3.40
13.0 16.3
28.0 35.0
82
3.40
12.7 15.9
27.3 34.2
83
3.45
12.9 16.2
27.7 34.8
84
3.50
13.1 16.5
28.2 35.5
85
3.55
13.3 16.7
28.6 35.9
86
3.60
13.5 17.0
29.0 36.6
87
3.65
13.7 17.3
29.5 37.2
88
3.65
13.4 16.9
28.8 36.3
89
3.70
13.6 17.1
29.2 36.8
90
3.75
0.30
13.7 17.3
29.5 37.2
91
3.80
13.9 17.6
29.9 37.8
92
3.85
14.1 17.8
30.3 38.3
93
3.90
14.3 18.1
30.7 38.9
94
3.90
14.0 17.7
30.1 38.1
95
3.95
14.1 17.9
30.3 38.5
96
4.00
14.3 18.2
30.7 39.1
97
4.05
14.5 18.5
31.2 39.8
98
4.10
14.7 18.7
31.6 40.2
99
4.15
14.9 19.0
32.0 40.9
100
4.15 ±0.20
リング1
本内ばら
つき:
0.20以下
3.0 3.5
2.0
2.463
0
−0.034
表面処理
POりん酸
塩皮膜処
理後
+0.010
−0.034
2.963
0
−0.034
表面処理
POりん酸
塩皮膜処
理後
+0.010
−0.034
2.45 2.95
2.05
0
−0.13
表面処理
POりん酸
塩皮膜処
理後
+0.04
−0.13
18.5 22.5
39.8 48.4
101
4.20
18.8 22.8
40.4 49.0
102
4.25
19.0 23.1
40.9 49.7
103
4.30
19.2 23.3
41.3 50.1
104
4.30
18.8 22.9
40.4 49.2
105
4.35
19.0 23.1
40.9 49.7
106
4.40
19.2 23.4
41.3 50.3
107
4.40
18.8 22.9
40.4 49.2
108
4.45
19.0 23.2
40.9 49.9
109
4.50
19.2 23.5
41.3 50.5
20
B 8032-9:2018
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表11−タイプK,KB,KBA及びKMキーストンリング15゜の寸法(続き)
単位 mm
呼び径
d1
リング厚さ
(標準)
a1
リング
呼び幅
h1
A法
B法
合い口隙間
s1
接線張力
Ft(N)
直径張力
Fd(N)
a6
基準
測定値h3
h3基準
測定値
a6
区分
h1区分欄に対応
h1区分欄に
対応
許容差 h1区分欄に
対応
許容差 h1区分欄に
対応
許容差
許容差
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
110
4.55 ±0.20
リング1
本内ばら
つき:
0.20以下
3.0 3.5
2.0
2.463
0
−0.034
表面処理
POりん
酸塩皮膜
処理後
+0.010
−0.034
2.963
0
−0.034
表面処理
POりん酸
塩皮膜処
理後
+0.010
−0.034
2.45 2.95
2.05
0
−0.13
表面処理
POりん酸
塩皮膜処
理後
+0.04
−0.13
0.35 +0.25
0
19.4 23.6 Ft<10 N
の場合
±30 %
Ft≧10 N
の場合
±20 %
41.7 50.7 Fd<21.5 N
の場合
±30 %
Fd≧21.5 N
の場合
±20 %
111
4.55
19.0 23.2
40.9 49.9
112
4.60
19.2 23.4
41.3 50.3
113
4.65
19.4 23.7
41.7 51.0
114
4.70
19.6 24.0
42.1 51.6
115
4.70
19.2 23.5
41.3 50.5
116
4.75
19.4 23.7
41.7 51.0
117
4.80
19.6 24.0
42.1 51.6
118
4.80
19.2 23.5
41.3 50.5
119
4.85
19.4 23.8
41.7 51.2
120
4.90
19.6 24.0
42.1 51.6
121
4.95
19.8 24.3
42.6 52.2
122
4.95
19.4 23.8
41.7 51.2
123
5.00
19.6 24.1
42.1 51.8
124
5.05
19.8 24.3
42.6 52.2
125
5.05
3.5 4.0
2.5
2.830
0
−0.034
表面処理
POりん
酸塩皮膜
処理後
+0.010
−0.034
3.330
0
−0.034
表面処理
POりん酸
塩皮膜処
理後
+0.010
−0.034
2.80 3.30
2.61
0
−0.13
表面処理
POりん酸
塩皮膜処
理後
+0.04
−0.13
23.9 28.3
51.4 60.8
126
5.10
24.1 28.6
51.8 61.5
127
5.15
24.3 28.9
52.2 62.1
128
5.20
24.6 29.2
52.9 62.8
129
5.20
24.1 28.7
51.8 61.7
130
5.25
0.40
24.3 28.9
52.2 62.1
131
5.30
24.5 29.2
52.7 62.8
132
5.30
24.1 28.7
51.8 61.7
133
5.35
24.3 28.9
52.2 62.1
134
5.40
24.5 29.2
52.7 62.8
135
5.40
24.1 28.7
51.8 61.7
136
5.45
24.4 29.0
52.5 62.4
137
5.50
24.6 29.3
52.9 63.0
138
5.50
24.2 28.8
52.0 61.9
139
5.55
24.4 29.1
52.5 62.6
140
5.60
24.6 29.3
52.9 63.0
141
5.65
24.8 29.6
53.3 63.6
142
5.65
24.4 29.1
52.5 62.6
143
5.70
24.6 29.4
52.9 63.2
144
5.75
24.8 29.6
53.3 63.6
145
5.75
24.4 29.2
52.5 62.8
146
5.80
24.6 29.4
52.9 63.2
147
5.85
24.8 29.7
53.3 63.9
148
5.85
24.4 29.2
52.5 62.8
149
5.90
24.6 29.5
52.9 63.4
150
5.95
0.50 +0.30
0
24.7 29.5
53.1 63.4
152
6.00
24.5 29.3
52.7 63.0
154
6.05
24.3 29.1
52.2 62.6
21
B 8032-9:2018
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表11−タイプK,KB,KBA及びKMキーストンリング15゜の寸法(続き)
単位 mm
呼び径
d1
リング厚さ
(標準)
a1
リング
呼び幅
h1
A法
B法
合い口隙間
s1
接線張力
Ft(N)
直径張力
Fd(N)
a6
基準
測定値h3
h3基準
測定値
a6
区分
h1区分欄に対応
h1区分欄に
対応
許容差 h1区分欄に
対応
許容差 h1区分欄に
対応
許容差
許容差
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
155
6.10 ±0.20
リング1
本内ばら
つき:
0.20以下
3.5 4.0
2.5
2.830
0
−0.034
表面処理
POりん
酸塩皮膜
処理後
+0.010
−0.034
3.330
0
−0.034
表面処理
POりん
酸塩皮膜
処理後
+0.010
−0.034
2.80 3.30
2.61
0
−0.13
表面処理
POりん酸
塩皮膜処
理後
+0.04
−0.13
0.50 +0.30
0
24.5 29.4 Ft<10 N
の場合
±30 %
Ft≧10 N
の場合
±20 %
52.7 63.2 Fd<21.5 N
の場合
±30 %
Fd≧21.5 N
の場合
±20 %
156
6.15
24.7 29.6
53.1 63.6
158
6.20
24.5 29.4
52.7 63.2
160
6.25
24.3 29.2
52.2 62.8
162
6.35
24.6 29.7
52.9 63.9
164
6.40
24.5 29.5
52.7 63.4
165
6.40
24.1 29.1
51.8 62.6
166
6.45
24.3 29.3
52.2 63.0
168
6.50
24.1 29.1
51.8 62.6
170
6.60
4.0 4.5
3.0
3.191
0
−0.039
表面処理
POりん
酸塩皮膜
処理後
+0.010
−0.039
3.691
0
−0.039
表面処理
POりん
酸塩皮膜
処理後
+0.010
−0.039
3.20 3.70
2.98
0
−0.15
表面処理
POりん酸
塩皮膜処
理後
+0.04
−0.15
29.5 34.5
63.4 74.2
172
6.65
29.3 34.3
63.0 73.7
174
6.70
29.1 34.1
62.6 73.3
175
6.75
0.60
29.2 34.2
62.8 73.5
176
6.80
29.4 34.4
63.2 74.0
178
6.85
29.2 34.2
62.8 73.5
180
6.90
29.0 34.0
62.4 73.1
182
6.95
28.8 33.9
61.9 72.9
184
7.05
29.2 34.3
62.8 73.7
185
7.05
28.8 33.9
61.9 72.9
186
7.10
29.0 34.1
62.4 73.3
188
7.15
28.8 33.9
61.9 72.9
190
7.20
28.7 33.7
61.7 72.5
192
7.25
28.5 33.6
61.3 72.2
194
7.35
28.8 34.0
61.9 73.1
195
7.35
28.5 33.6
61.3 72.2
196
7.40
28.7 33.8
61.7 72.7
198
7.45
28.5 33.6
61.3 72.2
200
7.50
28.3 33.4
60.8 71.8
注記1 リングの呼び径が表中の中間サイズ(例えば,補修品のサイズ)の場合は,小径側のリング厚さを適用する。
注記2 Ft及びFdの値は,標準弾性率(En)が100 GN/m2で熱処理なしのねずみ鋳鉄に適用する。これと異なる弾性
率(En)をもつ材料の場合は,JIS B 8032-4に規定する張力補正係数を乗じる。平均張力は,リング呼び厚
さ(a1)及び平均リング幅(h1)で計算されたものである。
注記3 この規格だけに使用する目的で,Fd/Ftの平均値を2.15と仮定している。
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS B 8032-9:2018 内燃機関−小径ピストンリング−第9部:鋳鉄製キーストン
リング
ISO 6624-1:2001,Internal combustion engines−Piston rings−Part 1: Keystone rings
made of cast iron
(I)JISの規定
(II)国際
規格番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
3.2.1 一般諸
元
3.6.1一般諸
元
図2 タイプTB
表1 バレル幅(h8)
及びバレル量(t2,t3)
図6 タイプKB
4.2.1
4.6.1
バレル量は下面
基準としている
変更
バレル量の定義について,ISO規格
では下面基準とし,バレル頂点基準
は参考扱いとしている。JISではバ
レル頂点基準とした。
我が国ではバレル量の定義につい
て,バレル頂点基準としているの
で,このまま従来のJISを踏襲す
る。
4.4 タイプ
T,TB,TBA
及びTMリ
ング,又は
K,KB,KBA
及びKMリ
ングのコー
ティング部
形状及びコ
ーティング
厚さ
図14〜図16
表7
Figure 14〜
Figure 16
Table 7
溶射コードは
“SC1F〜SC4F”
変更
溶射コードをJISでは“MO1〜
MO4”とした。
現状の他のJISと整合させた。他
のJISをISO規格相当に改正する
ときに整合を図る。
5張力補正
係数
表9
Table 9
溶射コードは
“SC1F〜SC4F”
変更
溶射コードをJISでは“MO1〜
MO4”とした。
現状の他のJISと整合させた。他
のJISをISO規格相当に改正する
ときに整合を図る。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 6624-1:2001,MOD
2
2
B
8
0
3
2
-9
:
2
0
1
8
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 変更 ················ 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD ··············· 国際規格を修正している。
2
3
B
8
0
3
2
-9
:
2
0
1
8
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。