B 7111:2019
(1)
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 取付方法の種類 ················································································································ 1
4 形状及び寸法 ··················································································································· 2
4.1 ねじ式取付け ················································································································ 2
4.2 かぶせ式取付け ············································································································· 2
4.3 ねじの基準山形,基準寸法並びに許容限界寸法及び公差 ························································ 3
附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································· 4
B 7111:2019
(2)
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人カメ
ラ映像機器工業会(CIPA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業
規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業
規格である。
これによって,JIS B 7111:1997は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
日本工業規格 JIS
B 7111:2019
写真レンズ−附属品取付部の形状及び寸法
(127 mm以下)
Photographic lens-Front lens barrels up to 127 mm-
Dimensions important to the connection of auxiliaries
序文
この規格は,1987年に第2版として発行されたISO 1948を基とし,ISO規格にない一部の呼びを記載
し,また,ねじ式及びかぶせ式の図表を分けるなど,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。
なお,この規格で側線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一覧表に
その説明を付けて,附属書JAに示す。
1
適用範囲
この規格は,カメラの写真レンズの前部における附属品取付けのための形状及び寸法について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 1948:1987,Photography−Front lens barrels up to 127 mm−Dimensions important to the
connection of auxiliaries(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0205-1 一般用メートルねじ−第1部:基準山形
注記 対応国際規格:ISO 68-1,ISO general purpose screw threads−Basic profile−Part 1: Metric screw
threads(IDT)
JIS B 0205-4 一般用メートルねじ−第4部:基準寸法
注記 対応国際規格:ISO 724,ISO general-purpose metric screw threads−Basic dimensions(IDT)
JIS B 0209-1 一般用メートルねじ−公差−第1部:原則及び基礎データ
注記 対応国際規格:ISO 965-1,ISO general purpose metric screw threads−Tolerances−Part 1:
Principles and basic data(IDT)
3
取付方法の種類
この規格で規定する取付方法の種類は,次のとおりとする。
a) ねじ式取付け
2
B 7111:2019
b) かぶせ式取付け
4
形状及び寸法
4.1
ねじ式取付け
ねじ式取付部の形状,呼びの種類及び各部の寸法は,図1及び表1による。
表1−ねじ式取付部の寸法
単位 mm
呼び
ねじ径
A
ピッチ
ねじ部長さ
L2
ねじ山長さ
L3
逃げ深さ
L4
13.5
13.5
0.5
1.8以上
1.2以上
1.2以上
16.5
16.5
19.5
19.5
2.2以上
1.5以上
22.5
22.5
25.5
25.5
(27) a)
27
30.5
30.5
(34) a)
34
35.5
35.5
(37.5) a)
37.5
1.4以上
40.5
40.5
2.5以上
1.8以上
43
43
0.75
46
46
3以上
2以上
49
49
52
52
55
55
58
58
60
60
62
62
67
67
3.5以上
2.5以上
1.7以上
72
72
77
77
82
82
86
86
1
4.5以上
3以上
2.2以上
95
95
100
100
5以上
3.5以上
112
112
122
122
5.5以上
4以上
注記 これらの呼びのねじ径とピッチとの組合せは,JIS B 0205-2に記
載の細目ねじ系列にない特殊なものである。
注a) ( ) の呼びはISO 1948にないため,使用しないことが望まし
い。
図1−ねじ式取付部の形状
4.2
かぶせ式取付け
かぶせ式取付部の形状,呼びの種類及び各部の寸法は,図2及び表2による。
3
B 7111:2019
表2−かぶせ式取付部の寸法
単位 mm
呼び
外径基準寸法
B
寸法許容差
かぶせ部長さ
L1
逃げ深さ
L4
15
15
0
−0.18
2以上
1.2以上
18
18
21
21
0
−0.21
2.5以上
24
24
27
27
(28.5) a)
28.5
32
32
0
−0.25
(36) a)
36
37
37
(39) a)
39
1.4以上
42
42
3以上
45
45
48
48
3.5以上
51
51
0
−0.30
54
54
57
57
60
60
4以上
62
62
65
65
70
70
4.5以上
1.7以上
75
75
80
80
5以上
85
85
0
−0.35
90
90
6以上
1.2以上
100
100
105
105
117
117
127
127
注a) ( ) の呼びはISO 1948にないため,使用しないことが望ま
しい。
図2−かぶせ式取付部の形状
4.3
ねじの基準山形,基準寸法並びに許容限界寸法及び公差
ねじの基準山形は,JIS B 0205-1,基準寸法は,JIS B 0205-4による。また,許容限界寸法及び公差は,
JIS B 0209-1の表8(推奨するめねじの公差域クラス)の6Hとする。
参考文献 JIS B 0205-2 一般用メートルねじ−第2部:全体系
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附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS B 7111:2019 写真レンズ−附属品取付部の形状及び寸法(127 mm以下)
ISO 1948:1987,Photography−Front lens barrels up to 127 mm−Dimensions important to
the connection of auxiliaries
(I)JISの規定
(II)
国際
規格
番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条
番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
3 取付方法
の種類
取付方法の種類を規定。
−
−
追加
取付方法の種類として,ねじ式及び
かぶせ式があることを追加した。
ISO規格では一つにまとめられ分
かりにくく,ねじ式とかぶせ式取
付けと分かれていることを明確に
するため,追加した。
4 形状及び
寸法
4.1 ねじ式取付け
4.2 かぶせ式取付け
2
形状及び寸法をFigure
及びTableに記載してい
る。
変更
ねじ式とかぶせ式とをそれぞれ別
の図と表とに分ける記載に変更し
た。
ねじ式とかぶせ式とはそれぞれ独
立して製品に採用しており,ISO
規格の記載では誤解を招きやすい
ため,変更した。今後,ISOに改
正提案を行う。
4.1 ねじ式取付け
2
Tableに呼び27,34及び
37.5以外の寸法を記載
している。
追加
ISO規格にない呼び27,34及び37.5
の寸法を追加した。
国内では現在も使用されている呼
びであることから,追加した。注
記によってISO規格には記載され
ていないことを示した。
4.2 かぶせ式取付け
2
Tableに呼び28.5,36及
び39以外の寸法を記載
している。
追加
ISO規格にない呼び28.5,36及び
39の寸法を追加した。
国内では現在も使用されている呼
びであることから,追加した。注
記によってISO規格には記載され
ていないことを示した。
2
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7
11
1
:
2
0
1
9
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JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 1948:1987,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 ················ 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD ··············· 国際規格を修正している。
2
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1
:
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0
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