B 5062 : 2000
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条1項の規定に基づき,社団法人日本金型工
業会 (JDMA) /財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきと
の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日本工業規格である。
今回の改正では,全面的に見直し,種類にはB形2種を追加規定し,各項目の改正を行った。また,名
称も“プレス金型用ダウエルピン”から“金型用ダウエルピン”に改正を行った。
これによってJIS B 5062 : 1995は改正され,この規格に置き換えられる。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 5062 : 2000
金型用ダウエルピン
Dowel pins for dies and moulds
1. 適用範囲 この規格は,主にプレス金型,プラスチック用金型,ダイカスト金型,ゴム金型などに用
いられるダウエルピンについて規定する。
2. 種類及び記号 ピンの種類及び記号は,ねじ穴の有無及びピンの直径 (D) の許容差によって表1のと
おり区分する。
表1 種類及び記号
種類
記号
備考
A形1種
A1
ねじ穴なし
A形2種
A2
B形1種
B1
ねじ穴あり
B形2種
B2
3. 硬さ ピンの硬さは,表2による。
表2 ピンの硬さ
種類
硬さ
A形
650〜780HV
又は58〜62HRC
B形
440〜540HV
又は45〜52HRC
4. 形状・寸法 ピンの形状・寸法は,表3及び表4による。
5. 表示 この規格に適合したダウエルピンは,次の表示をする。
a) 規格の名称
b) 規格番号
c) 種類又はその記号
d) 呼び寸法 (D)
e) 呼び長さ (L)
例 ダウエルピン JIS B 5062-A2-8×20
2
B 5062 : 2000
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表3 形状及び寸法(A形)
単位 mm
呼び径 (D)
2
2.5
3
4
5
6
8
10
12
13
16
20
D
基準寸法
2
2.5
3
4
5
6
8
10
12
13
16
20
1種
許容差
(m6)
+0.008
+0.002
+0.012
+0.004
+0.015
+0.006
+0.018
+0.007
+0.021
+0.008
2種
許容差
+0.010
+0.005
C
約
0.35
0.4
0.5
0.63
0.8
1.2
1.6
2
2.5
3
3
3.5
R1
最大
0.6
最小
0.2
L
呼び長さ
許容差
6
±0.25
○
○
8
○
○
○
10
○
○
○
○
12
○
○
○
○
○
14
○
○
○
○
○
○
16
○
○
○
○
○
○
18
○
○
○
○
○
○
○
20
○
○
○
○
○
○
○
22
○
○
○
○
○
○
○
24
○
○
○
○
○
○
○
26
○
○
○
○
○
○
○
28
○
○
○
○
○
○
○
30
○
○
○
○
○
○
○
32
○
○
○
○
○
○
35
○
○
○
○
○
○
40
○
○
○
○
○
○
○
45
○
○
○
○
○
○
50
○
○
○
○
○
○
55
○
○
○
○
○
○
○
60
○
○
○
○
○
○
○
65
○
○
○
○
○
○
70
○
○
○
○
○
○
75
○
○
○
○
○
○
80
○
○
○
○
○
○
85
○
○
○
○
○
90
○
○
○
○
○
95
○
○
○
○
○
100
○
○
○
○
○
3
B 5062 : 2000
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表4 形状及び寸法(B形)
単位 mm
呼び径 (D)
6
8
10
12
13
16
20
D
基準寸法
6
8
10
12
13
16
20
1種
許容差
(m6)
+0.012
+0.004
+0.015
+0.006
+0.018
+0.007
+0.021
+0.008
2種
許容差
+0.010
+0.005
C 約
2.1
2.6
3
3.8
4
4.6
6
M
M4
M5
M6
M6
M8
M8
M10
P(ピッチ)
0.7
0.8
1
1
1.25
1.25
1.5
L1
6
8
10
12
16
16
18
L2
10
12
16
20
25
25
28
R1 約
0.2
E
5.85
7.85
9.85
11.85
12.85
15.85
19.85
L
呼び長さ
許容差
16
±0.25
○
○
18
○
○
20
○
○
22
○
○
○
24
○
○
○
26
○
○
○
○
28
○
○
○
○
30
○
○
○
○
32
○
○
○
○
○
○
35
○
○
○
○
○
○
40
○
○
○
○
○
○
○
45
○
○
○
○
○
○
○
50
○
○
○
○
○
○
○
55
○
○
○
○
○
○
○
60
○
○
○
○
○
○
○
65
○
○
○
○
○
○
70
○
○
○
○
○
○
75
○
○
○
○
○
○
80
○
○
○
○
○
○
85
○
○
○
○
○
90
○
○
○
○
○
95
○
○
○
○
○
100
○
○
○
○
○
4
B 5062 : 2000
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
JIS B 5062(金型用ダウエルピン)改正原案作成委員会 構成表
氏名
所属
(委員長)
村 田 良 司
東京理科大学理工学部
(幹事)
国 枝 正 典
東京農工大学工学部
(委員)
橋 本 進
財団法人日本規格協会
黒 田 武 夫
社団法人日本鍛圧機械工業会
中 島 次 登
社団法人日本金属プレス工業協会
金 子 昌 雄
社団法人日本ダイカスト協会
安 達 治 喜
昭和精機工業株式会社
池 田 振一郎
株式会社オギハラ
石 川 一 成
昭和精工株式会社
石 川 雅 也
池上金型工業株式会社
坂 西 伸 一
黒田精工株式会社
下 辻 和 美
大機金型工業株式会社
坪 内 英 明
岐阜精機工業株式会社
中 川 輝 男
株式会社京浜金型製作所
広 瀬 洋 吉
立松モールド工業株式会社
米 村 成 行
株式会社積水工機製作所
飯 塚 栄 治
パンチ工業株式会社
犬 飼 治
双葉電子工業株式会社
嶋 田 卓 也
日本デイトンプログレス株式会社
末 永 裕 之
日本金型材株式会社
武 居 雅 夫
株式会社ミスミ
並 木 邦 夫
大同特殊鋼株式会社
浜小路 正 博
日立金属株式会社
比留間 弘
大同アミスター株式会社
吉 田 興 二
日本金型部品工業株式会社
(事務局)
萬 克 己
社団法人日本金型工業会