1
B 4456
: 19
98
解
説
解説表
3
JIS
と対応する国際規格との対比表
JIS B 4456
:1998
管用テーパねじ用ねじ切り丸ダイス
ISO 4230
: 1987 Hand-and machine-operated circular screwing dies for taper pipe threads-R series
(管用テーパねじ用ね
じ切り丸ダイス−
R
シリーズ)
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規 格 番
号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との一致
が困難な理由及び今後の
対策
(1)
適用範囲
○ 管用テーパねじ
R
のねじ切
りに用いるねじ切り丸ダイ
スについて規定。
ISO 4230
○ 管用テーパねじ
R
のねじ切りに
用いるねじ切り丸ダイスについ
て規定。
≡
○
PT
形については,
附属書
に
示す。
−
ADP PT
形は
JIS
独自の規定とし
て残す。
(2)
引用規格
○ 引用される
JIS
を記載。
−
JIS
独自の規定として残す。
(3)
定義
○
JIS B 0101
(ねじ用語)及び
JIS B 0176
(ねじ加工工具用
語)による。
−
JIS
独自の規定として残す。
(4)
種類
○
PT
形は,ソリッドダイスと
アジャスタブルダイスの
2
種
類,さらにアジャスタブルダ
イスは,調整ねじ付きと調整
ねじなしの
2
種類。
−
PT
形は
JIS
独自の規定とし
て残す。
(5)
形状・寸法
○ 寸法範囲:
R1/16
〜
R2
ISO 4230
○ 寸法範囲:
R1/16
〜
R2
≡
○ 規定内容:ソリッドダイス
ISO 4230
○ 規定内容:ソリッドダイス
≡
○ ダイスの外径
D
×厚さ
T
の基
準寸法:
30
×
11
〜
105
×
36mm
ISO 4230
○ ダイスの外径
D
×厚さ
E
の基準寸
法:
30
×
11
〜
105
〜
36mm
= 厚さの記号が異なる。
○ ダイスのねじ部の長さ
T
1
:
10
〜
31mm
ISO 4230
○ ダイスのねじ部の長さ
E
1
:
10
〜
31mm
= ねじ部の長さの記号が異な
る。
○ ダイスの外径
D
の許容差:
f10
ISO 4230
○ ダイスの外径
D
の許容差:
f10
≡
○ ダイスの厚さ
T
の許容差:
js12
ISO 4230
○ ダイスの厚さ
E
の許容差:
js12
= 厚さの記号が異なる。
○ 基準径の位置
l
:
5.5
〜
18.5mm
−
JIS
独自の規定として残す。
○ 押し穴の位置:
V
溝中心から
45
°
ISO 4230
○ 押し穴の位置:
V
溝中心から
45
° ≡
○ 押し穴の最大径
b
:
5
〜
10mm
ISO 4230
○ 押し穴の最大径
b
:
5
〜
10mm
≡
○ 押し穴のずれ
f
:
1
〜
2.5mm
ISO 4230
○ 押し穴のずれ
c
:
1
〜
2.5mm
= 押し穴のずれの記号が異な
る。
2
B 4456
: 19
98
解
説
解説表
3
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規 格 番
号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との一致
が困難な理由及び今後の
対策
(5)
形状・寸法
○ ダイスの厚さ
T
に対する押し
穴の位置:
0.5
T
mm
ISO 4230
○ ダイスの厚さ
E
に対する押し穴
の位置:
0.5Emm
= 厚さの記号が異なる。
○ ダイスの面取り
k
:
1
〜
2mm
×
45
°
ISO 4230
○ ダイスの面取り
a
:
1
〜
2mm
×
45
° = 面取りの記号が異なる。
○ 食付き部の長さ:
2
山
ISO 4230
○ 食付き部の長さ:
2
山
≡
○
PT
形の寸法範囲及び形状・
寸法。
−
PT
形は
JIS
独自の規定とし
て残す。
(6)
品質
○ 外観:
−
JIS
独自の規定として残す。
○ 硬さ:刃部の硬さは
60HRC
又は
700HV
以上。
−
JIS
独自の規定として残す。
○ ねじ部の精度:試険ねじの精
度による。
−
JIS
独自の規定として残す。
○
PT
形の硬さ及びねじ部の精
度。
−
PT
形は
JIS
独自の規定とし
て残す。
(7)
材料
○
JIS G 4403
(高速度工具鋼鋼
材)の
SKH51
又はこれと同
等以上の性能をもつもの。
−
JIS
独自の規定として残す。
○
PT
形の材料
JIS G 4404
(合金工具鋼鋼材)
の
SKS2
若しくは
JIS G 4403
の
SKH51
又はこれらと同等
以上の性能をもつもの。
−
PT
形は
JIS
独自の規定とし
て残す。
(8)
試験方法
○ 硬さ,ねじ部の精度について
規定。
−
JIS
独自の規定として残す。
(9)
検査
○ 形状・寸法,外規,硬さ,ね
じ部の精度について行う。
−
JIS
独自の規定として残す。
3
B 4456
: 19
98
解
説
解説表
3
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規 格 番
号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との一致
が困難な理由及び今後の
対策
(10)
製 品 の 呼 び
方
○ 規格番号又は規格の名称,呼
び,ダイスの外径及ぴ材料記
号による。
なお,左ねじの場合は,呼び
の前に
左
を付け加える。
−
JIS
独自の規定として残す。
○
PT
形については,
附属書
に
示す。
−
PT
形は
JIS
独自の規定とし
て残す。
(11)
表示
○ 製品の表示:
左ねじの記号,呼び,材料記
号,製造業者名又はその略号
を表示する。
ISO 4230
○ ねじの種類を表す記号
R
の後ろ
に呼びを表示する。また,
ISO
の
記号は製造業者の判断で入れる。
ADP
ISO
は左ねじの記号,材料記
号及び製造業者名又はその
略号の表示の規定なし。
JIS
独自の規定として残す。
○ 包装の表示:
規格の名称,ダイスの外径及
び製品の表示事項を表示す
る。
−
JIS
独自の規定として残す。
○
PT
形については,
附属書
に
示す。
−
PT
形は
JIS
独自の規定とし
て残す。
備考
1.
対比項目
(I)
及び
(III)
の小欄で, ○
は該当する項目を規定している場合, −
は規定していない場合を示す。
2.
対比項目
(IV)
の小欄の記号の意味は,次による。
≡ :
JIS
と国際規格との技術的内容は同等である。
= :
JIS
と国際規格との技術的内容は同等である。ただし,軽微な技術上の差異がある。
ADP
:
JIS
は,国際規格と対応する部分を国際規格そのまま変更なしで採用している。ただし,
JIS
として必要な規定を追加している。