B 4455 : 1998
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによって,JIS B 4455-1988は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正では,国際整合化を図るため,ISO 4231 : 1987, Hand-and machine-operated circular screwing dies
for parallel pipe threads−G series(管用平行ねじ用ねじ切り丸ダイス−Gシリーズ)を基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS B 4455には,次に示す附属書がある。
附属書(規定) 管用平行ねじ用ねじ切り丸ダイス(PF形)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 4455 : 1998
管用平行ねじ用ねじ切り丸ダイス
Hand-and machine-operated circular screwing dies for parallel pipe threads
序文 この規格は,1987年に第2版として発行されたISO 4231, Hand-and machine-operated circular screwing
dies for parallel pipe threads−G seriesを基に,本体には,対応国際規格と対応する部分について技術的内容
を変更することなく作成しているが,対応国際規格には規定されていない規定項目(定義,品質,材料,
試験方法,検査,製品の呼び方及び包装の表示)を追加している。また,附属書には,形状・寸法及びね
じ部の精度が対応国際規格とは異なるダイスを規定している。
1. 適用範囲 この規格は,呼びG1/16〜G21/4の管用平行ねじのおねじのねじ切りに用いる管用平行ねじ
用ねじ切り丸ダイス(以下,ダイスという。)について規定する。
備考1. この規格の本体によらないダイスを,附属書(規定)に規定する。
2. この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 4231 : 1987 Hand-and machine-operated circular screwing dies for parallel pipe threads−G
series
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによってこの規格の規定の一部を構成する。
これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0101 ねじ用語
JIS B 0176 ねじ加工工具用語
JIS B 0202 管用平行ねじ
JIS B 0205 メートル並目ねじ
JIS B 0209 メートル並目ねじの許容限界寸法及び公差
JIS B 0254 管用平行ねじゲージ
JIS B 0401-2 寸法公差及びはめあいの方式−第2部:穴及び軸の公差等級並びに寸法許容差の表
JIS B 7153 測定顕微鏡
JIS B 7502 マイクロメータ
JIS B 7725 ビッカース硬さ試験−試験機の検証
JIS B 7726 ロックウェル硬さ試験−試験機の検証
JIS G 4403 高速度工具鋼鋼材
JIS G 4404 合金工具鋼鋼材
JIS H 3250 銅及び銅合金棒
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験方法
2
B 4455 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0176及びJIS B 0101による。
4. 等級 ダイスの等級は,ねじ部の精度によって,A級及びB級とし,等級の記号は,表1のとおりと
する。
表1 等級の記号
等級
A級
B級
記号
A
B
おねじの等級(参考)
A
B
備考 ダイスの等級に対するおねじの等級は参考として示したもの
で,各等級のダイスによって切られたねじが,その等級に必
ず適合することを意味するものではない。
5. 形状・寸法 ダイスの形状及び寸法は,付表1のとおりとする。
6. 品質
6.1
外観 ダイスの外観は,地きず及び割れ並びに有害なまくれ,きず,さびなどの欠点がなく,仕上
げは良好でなければならない。
6.2
硬さ ダイスの刃部の硬さは,8.1による試験を行ったとき,60HRC又は700HV以上とする。
6.3
ねじ部の精度 ダイスのねじ部の精度は,8.2による試験を行ったとき,試験ねじの精度がJIS B 0202
に示すおねじの等級に適合し,さらに付表2の等級に適合するものを,そのダイスの等級とする。
7. 材料 ダイスの材料は,JIS G 4403のSKH51,又はこれと同等以上の性能をもつものとする。
8. 試験方法
8.1
硬さ ダイスの硬さは,JIS B 7726のロックウェル硬さ試験機を用いてJIS Z 2245に規定する試験
方法によって測定する。ただし,ロックウェル硬さ試験機による測定ができない場合は,JIS B 7725のビ
ッカース硬さ試験機を用いてJIS Z 2244に規定する試験方法によって測定してもよい。
なお,試験機による測定が困難な場合は,やすりによる比較測定を行ってもよい。
8.2
ねじ部の精度 ダイスのねじ部の精度は,試験ねじを用いて付表3によって測定する。
なお,試験ねじは,次に示すa)〜c)の要領によって製作したものを使用する。
a) 試験ねじは,JIS H 3250の合金番号C3601及びC3602又はねじ部の寸法を表しやすい適当な材料を用
い,ダイスを適正に使用して加工する。
なお,切削速度は,一般には4〜6m/minとする。合金番号C3601及びC3602以外の材料を用いて試
験ねじを切削するときは,適当な切削速度を選定する。
b) 試験ねじを切削するときは,食付き部の長い側を用いて行う。
c) 試験ねじは,前もって荒削りしたおねじをダイスで仕上げるものとし,試験ねじのブランク外径をJIS
B 0202のおねじ外径の最小寸法に近く仕上げておく。
9. 検査 ダイスの検査は,形状・寸法,外観,硬さ及びねじ部の精度について行い,それぞれ5.及び6.
の規定に適合しなければならない。
3
B 4455 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
10. 製品の呼び方 ダイスの呼び方は,規格番号又は規格の名称,呼び,ダイスの外径,等級及び材料記
号(1)による。
なお,左ねじの場合は,呼びの前に“左”を付け加える。
例1. JIS B 4455 G1/2 径45 B級 SKH51
例2. 管用平行ねじ用ねじ切り丸ダイス 左 G3/4 径55 A級 HSS
例3. JIS B 4455 G1/8 径30 A級 HSS-E
注(1) 使用材料がSKH51又はこれと同等の場合はHSS,また,バナジウムを2.6%以上又はコバルトを
4.5%以上含む場合はHSS-Eと呼んでもよい。
11. 表示
11.1 製品の表示 ダイスには,V溝を上にして表面に次の事項を横書きに表示する。
例
a) 左ねじの記号
: L(右ねじの場合は記号を付けない。)
b) 呼び
: G3/8
c) 等級の記号
: B(A級の場合は付けなくてもよい。)
d) 材料記号
: SKH51(2)
e) 製造業者名又はその略号
注(2) 使用材料がSKH51又はこれと同等の場合はHSS,また,バナジウムを2.6%以上又はコバルトを
4.5%以上含む場合はHSS-Eと表示してもよい。
備考 この規格の要求事項を満たすダイスは,製造業者の判断でISOの記号を入れてもよい。
11.2 包装の表示 ダイスの包装には,規格の名称,ダイスの外径及び11.1に規定する事項を表示する。
4
B 4455 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表1 形状及び寸法
単位mm
呼び
基準寸法(3)
山数
25.4mm
につき
n
ピッチ
P
(参考)
外径 D
厚さ T
f
b
k
基準寸法
許容差
f10
基準寸法
許容差
js12
G1/16
7.723
28
0.907 1
25
−0.020
−0.104
9
±0.075
0.8
5
0.5
G1/8
9.728
30
11
±0.090
1
1
G1/4
13.157
19
1.336 8
38
−0.025
−0.125
10
±0.075
1.2
6
G3/8
16.662
45
14
±0.090
G1/2
20.955
14
1.814 3
G5/8
22.911
55
−0.030
−0.150
16
1.5
8
G3/4
26.441
G7/8
30.201
65
18
1.8
G1
33.249
11
2.309 1
G11/4
41.941
75
20
±0.105
2
G11/2
47.803
90
−0.036
−0.176
22
2
G13/4
53.746
105
2.5
10
G2
59.614
G21/4
65.710
120
注(3) JIS B 0202のおねじの外径の基準寸法を示す。
備考1. V溝の形状・寸法は規定しない。
2. 切りくず穴の数及び形状・寸法は規定しない。
3. 食付き部の長さは一般には,ダイスの表面2〜2.5山,ダイスの裏面1〜1.5山とする。
4. 外径D及び厚さTの許容差は,JIS B 0401-2による。
参考 非精密ダイスの外径D及び厚さTの許容差は,製造業者一任とする。
5
B 4455 : 1998
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付表2 試験ねじのピッチの許容差及び山の半角の許容差
単位μm
呼び
基準寸法(3)
山数
25.4mm
につき
n
ピッチ
P
(参考)
標準の
はめあい
の長さ
A級
B級
ピッチの
許容差(4)
Tp
山の半角(27.5度)の
許容差
T
ピッチの
許容差(4)
Tp
山の半角(27.5度)
の許容差
T
(mm)
(mm)
(mm)
±
±(分)
±
±(分)
G1/16
7.723
28
0.907 1
6.01
19
112
37
225
G1/8
9.728
G1/4
13.157
19
1.336 8
9.02
22
89
43
178
G3/8
16.662
9.36
G1/2
20.955
14
1.814 3
12.24
25
75
49
149
G5/8
22.911
G3/4
26.441
13.61
G7/8
30.201
G1
33.249
11
2.309 1
15.59
31
74
62
148
G11/4
41.910
17.90
G11/2
47.803
G13/4
53.746
21.08
G2
59.614
G21/4
65.710
24.38
38
90
75
179
注(3) JIS B 0202のおねじの外径の基準寸法を示す。
(4) ピッチの許容差とは,標準のはめあいの長さ内の任意の二つの山と山との間のピッチの合計に対する値。
参考 ダイスでねじ切りを行う場合,通常その条件によって切られるねじは,試験ねじの精度とは多少の差が生じる。
6
B 4455 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表3 測定方法
番号
項目
測定方法
測定方法図
測定器具
1
形
状
・
寸
法
外径
外側マイクロメータで測定する。
JIS B 7502のマイ
クロメータ
2
厚さ
3
ね
じ
部
の
精
度
試験ねじの
有効径及び
谷の径
ねじ用限界ゲージで調べる。
JIS B 0254の平行
ねじゲージ
4
試験ねじの
ピッチ
ねじ山の軸線を,測定テーブルの
移動方向と一致させ,測定顕微鏡
の鏡筒をリード角だけ傾け,ねじ
山Aと55°細線又はねじ山形細線
とを一致させてマイクロメータの
目盛を読む。次に必要山数だけ離
れたねじ山Bまで移動テーブルを
動かしてねじ山Bと55°細線又は
ねじ山形細線とを一致させ,マイ
クロメータの目盛を読む。このと
きのA,Bのマイクロメータの目
盛の読みの差を実測値とする。
JIS B 7153の測定
顕微鏡
5
試験ねじの
山の半角
ねじ山の軸線を,測定テーブルの
移動方向と一致させ,測定顕微鏡
の鏡筒をリード角だけ傾け,ねじ
山のフランクに顕微鏡の十字線を
合わせ,その回転角α1/2を測角顕
微鏡で読み取る。同様にしてα2/2
を測定する。
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B 4455 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書(規定) 管用平行ねじ用ねじ切り丸ダイス(PF形)
1. 適用範囲 この附属書は,呼びPF1/16〜PF21/4の管用平行ねじのおねじのねじ切りに用いる管用平行ね
じ用ねじ切り丸ダイスのPF形(以下,PF形という。)について規定する。
備考 このPF形は,ISO 4231に規定しているものとは異る。
2. 種類・等級 PF形の種類は,機能によってソリッドダイス及びアジャスタブルダイスの2種類とし,
さらにアジャスタブルダイスは,調整ねじの有無によって,調整ねじ付き及び調整ねじなしの2種類とす
る。
等級は,ねじ部の精度によってA級及びB級の2等級とし,等級の記号は,附属書表1のとおりとする。
附属書表1 PF形の等級の記号
等級
A級
B級
記号
A
B
おねじの等級(参考)
A
B
備考 ダイスの等級に対するおねじの等級は参考として示したもの
で,各等級のダイスによって切られたねじが,その等級に必
ず適合することを意味するものではない。
3. 形状・寸法 PF形の形状及び寸法は,附属書付表1〜3のとおりとする。
4. 品質
4.1
硬さ PF形の刃部の硬さは,本体8.2による試験を行ったとき,合金工具鋼のものは58HRC又は
660HV以上とし,高速度工具鋼のものは60HRC又は700HV以上とする。
4.2
ねじ部の精度 PF形のねじ部の精度は,本体6.3による。ただし,ねじの種類を表す記号は異なっ
ているが,おねじの等級及びその許容差は,JIS B 0202に示すG1/16〜G21/4を適用する。
5. 材料 PF形の材料は,JIS G 4404のSKS2若しくはJIS G 4403のSKH51,又はこれらと同等以上の
性能をもつものとする。
6. 製品の呼び方 PF形の呼び方は,規格番号又は規格の名称,呼び,ダイスの外径,等級及び材料記号
(1)による。
なお,左ねじの場合は,呼びの前に“左”を付け加える。
例1. JIS B 4455 PF1/2 径50 B級 SKS2
例2. 管用平行ねじ用ねじ切り丸ダイス 左 PF3/4 径63 A級 SKH51
例3. JIS B 4455 PF3/8 径50 A級 HSS
例4. 管用平行ねじ用ねじ切り丸ダイス PF1/8 A級 HSS-E
注(1) 使用材料がSKH51又はこれと同等の場合はHSS,また,バナジウムを2.6%以上又はコバルトを
4.5%以上含む場合はHSS-Eと呼んでもよい。
8
B 4455 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
7. 表示
7.1
製品の表示 PF形には,すり割り部又はV溝を上にして,表面に次の事項を横書きに表示する。
例
a) 左ねじの記号
: L(右ねじの場合は記号を付けない。)
b) 呼び
: PF3/8
c) 等級の記号
: B(A級の場合は付けなくてもよい。)
d) 材料記号
: SKH51(2)
e) 製造業者名又はその略号
注(2) 使用材料がSKH51又はこれと同等の場合はHSS,また,バナジウムを2.6%以上又はコバルトを
4.5%以上含む場合はHSS-Eと表示してもよい。
7.2
包装の表示 PF形の包装には,規格の名称,ダイスの外径及び7.1に規定する事項を表示する。
9
B 4455 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書付表1 ソリッドダイスPF形の形状及び寸法
単位mm
呼び
基準寸法(3)
山数
25.4mm
につき
n
ピッチ
P
(参考)
外径 D
厚さ T
基準寸法
許容差
f10
基準寸法
許容差
js12
PF1/16
7.723
28
0.907 1
38
−0.025
−0.125
13
±0.090
PF1/8
9.728
PF1/4
13.157
19
1.336 8
PF3/8
16.662
50
16
PF1/2
20.955
14
1.814 3
PF5/8
22.911
63
−0.030
−0.150
20
±0.105
PF3/4
26.441
PF7/8
30.201
75
25
PF1
33.249
11
2.309 1
PF11/8
37.897
PF11/4
41.910
PF11/2
47.803
90
−0.036
−0.176
30
PF13/4
53.746
105
PF2
59.614
PF21/4
65.710
120
注(3) JIS B 0202のおねじの外径の基準寸法を示す。
備考1. 切りくず穴の数及び形状・寸法は規定しない。
2. 外径D及び厚さTの許容差は,JIS B 0401-2による。
3. ダイスの断面A-Aは,附属書付図1による。
10
B 4455 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書付表2 アジャスタブルダイスPF形の形状及び寸法
単位mm
呼び
基準寸法(3)
山数
25.4mm
につき
n
ピッチ
P
(参考)
外径 D
厚さ T
基準寸法
許容差
d12
基準寸法
許容差
h14
PF1/16
7.723
28
0.907 1
38
−0.080
−0.330
13
0
−0.430
PF1/8
9.728
PF1/4
13.157
19
1.336 8
PF3/8
16.662
50
16
PF1/2
20.955
14
1.814 3
PF5/8
22.911
63
−0.100
−0.400
20
0
−0.520
PF3/4
26.441
PF7/8
30.201
75
25
PF1
33.249
11
2.309 1
PF11/8
37.897
PF11/4
41.910
PF11/2
47.803
90
−0.120
−0.470
30
PF13/4
53.746
105
PF2
59.614
PF21/4
65.710
120
注(3) JIS B 0202のおねじの外径の基準寸法を示す。
備考1. 切りくず穴の数及び形状・寸法は規定しない。
2. 外径D及び厚さTの許容差は,JIS B 0401-2による。
3. ダイスの断面A-Aは,附属書付図1による。
11
B 4455 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
備考1. ねじ部の長さは最小6山とし,裏面に適当な逃げを設けてもよい。
2. 食付き部の長さは一般には,ダイスの表面2〜2.5山,ダイスの裏面1〜1.5山とする。ただし,逃げを設けた
ものは,裏面に食付き部を付けない。
附属書付図1 PF形の断面A-A
附属書付表3 PF形の各部寸法
単位mm
D
a
b
c
d
(調整ねじ)
e
f
r
最小
38
2
5
3.5
M4
4.5
1.2
1
50
6
5
M5
5
1.5
63
2.5
7.5
6
M6
6
1.8
1.5
75
9
7
90
3
10
2
105
4
10
12
2.5
120
8
M6又はM8
備考 調整ねじは,JIS B 0205によって,その精度は,JIS B 0209の6gによる。
関連規格 JIS B 0123 ねじの表し方
JIS B 4451 ねじ切り丸ダイス
ISO 228/I Pipe threads where pressure-tight joint are not made on the threads−Part 1 : Designation ,
dimensions and tolerances
ISO 11054 Cutting tools−Designation of high-speed steel groups
12
B 4455 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
国際整合化調査研究委員会 構成表
氏名
所属
(委員長)
村 田 良 司
東京理科大学理工学部
中 嶋 誠
通商産業省機械情報産業局
本 間 清
工業技術院標準部
伊 藤 哲
工業技術院機械技術研究所
橋 本 繁 晴
財団法人日本規格協会
野 上 彰
株式会社不二越
羽 山 隆 貫
日立ツール株式会社
片 桐 泰 典
株式会社不二越
日下部 祐 次
神鋼コベルコツール株式会社
宮 林 光 行
株式会社彌満和製作所
倉 持 建
日本高周波鋼業株式会社
舞 田 靖 司
社団法人日本機械工業連合会
岡 安 英 雄
社団法人日本工作機械工業会
西 村 欣 也
社団法人日本歯車工業会
石 川 侑 男
社団法人日本金型工業会
安 武 昭 彦
社団法人日本工作機器工業会
手 取 正 輝
いすゞ自動車株式会社川崎工場
小 峰 武 夫
コベルコツールエンジニアリング株式会社
白
秀 明
オーエスジー株式会社
佐 藤 直 彦
理研製鋼株式会社
木 村 育 夫
株式会社三興製作所
(事務局)
平 野 武 治
日本工具工業会
西 垣 吉麻呂
日本工具工業会