1
B 4451
: 19
99
解
説
解説表
3
JIS
と対応する国際規格との対比表
JIS B 4451
: 1999
ねじ切り丸ダイス
ISO 2568
: 1988
(ねじ切り丸ダイスとダイスハンドル)
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規
格番号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との一
致が困難な理由及び今
後の対策
(1)
適用範囲
○ メートル並目ねじ,メートル細目
ねじ,ユニファイ並目ねじ及びユ
ニファイ細目ねじのねじ切りに
用いるねじ切り丸ダイスについ
て規定する。
ISO 2568
○ メートル並目ねじ,メートル細目ね
じ,ユニファイ並目ねじ及びユニフ
ァイ細目ねじのねじ切りに用いる
ねじ切り丸ダイスについて規定す
る。
≡
○ ダイスハンドルについて規定す
る。
○ ダイスハンドルについて規定する。 ≡
(2)
形状・寸法
○ 寸法範囲
・メートル並目ねじは
M1
〜
M68
・メートル細目ねじは
Ml
〜
M56
・ユニファイ並目ねじは
1-64UNC
〜
2 3/4-4UNC
・ユニファイ細目ねじは
0-80UNF
〜
1 1/2-12UNF
ISO 2568
○ 寸法範囲
・メートル並目ねじは
Ml
〜
M68
・メートル細目ねじは
Ml
〜
M56
・ユニファイ並目ねじは
1-64UNC
〜
2 3/4-4UNC
・ユニファイ細目ねじは
0-80UNF
〜
1 1/2
−
12UNF
≡
○ 外径×厚さの寸法
16
×
5
,
20
×
5
,
20
×
7
,
25
×
9
,
30
×
11
,
38
×
10
,
38
×
14
,
45
×
14
,
45
×
18
,
55
×
16
,
55
×
22
,
65
×
18
,
65
×
25
,
75
×
20
,
75
×
30
,
90
×
36
,
105
×
36
,
120
×
36
○ 外径×厚さの寸法
16
×
5
,
20
×
5
,
20
×
7
,
25
×
9
,
30
×
11
,
38
×
10
,
38
×
14
,
45
×
14
,
45
×
18
,
55
×
16
,
55
×
22
,
65
×
18
,
65
×
25
,
75
×
20
,
75
×
30
,
90
×
36
,
105
×
36
,
120
×
36
≡
○ 外径の許容差
精密ダイス :f
10
非精密ダイス:製造業者一任
ISO 2568
○ 外径の許容差
精密ダイス :
f10
非精密ダイス:製造業者一任
= ・
JIS
は精密ダイスだけ規
定。
非精密ダイスは参考に
記載。
・非精密ダイスは
製造
業者一任
となってお
り
JIS
では数値で規定
すべきなので参考に記
載した。
2
B 4451
: 19
99
解
説
解説表
3
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規
格番号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との一
致が困難な理由及び今
後の対策
○ 厚さの許容差
精密ダイス :
js12
非精密ダイス:製造業者一任
○ 厚さの許容差
精密ダイス :
js12
非精密ダイス:製造業者一任
= ・
JIS
は精密ダイスだけ規
定。
非精密ダイスは参考に
記載。
・非精密ダイスは
製造
業者一任
となってお
り
JIS
では数値で規定
すべきなので参考に記
載した。
○ 押し穴径:
3
〜
10
○ 押し穴径:
3
〜
10
≡
○ 押し穴の位置:
0.5
〜
2.5
○ 押し穴の位置:
0.5
〜
2.5
≡
○ 面取りの大きさ:
0.2
〜
2
○ 面取りの大きさ:
0.2
〜
2
≡
○ 裏逃げがある場合のねじ部の長
さ:
2
,
2.5
,
3
○ 裏 逃 げ が あ る 場 合 の ね じ 部 の 長
さ:
2
,
2.5
,
3
(3)
表示
○ 製品の表示は,ねじの呼びを表示
する。また,
ISO
の記号は製造業
者の判断で入れる。
ISO 2568
○ 製品の表示は,ねじの呼びを表示す
る。また,
ISO
の記号は製造業者の
判断で入れる。
≡
(4)
附属書
(規定)
従来の
JIS
と
ISO
では規
定内容が全く異なり
ISO
には材料,品質,試験方
法,検査製品の呼び方及
び包装の表示の規格がな
く,また,製品の表示も
切られるねじの呼びの表
示規定だけである。
さらに,今回の改正は初
めての
ISO
導入であり本
体だけでは市場が大きく
混乱するので従来の
JIS
を
附属書
1
(概定)に規定
した。
ISO
に整合している本体
を優先使用し今後,
附属
書
1
(規定)の継続につい
て
①
適用範囲
○
J
形について規定する。
ISO 2568
○ 前記
(1)
と同じ
②
引用規格
○ 引用される
JIS
を記載。
− 規定なし
③
定義
○
JIS B 0176
及び
JIS B 0101
による。
− 規定なし
④
種類・等級
○ 種類:ソリッドダイスとアジャス
タブルダイスの
2
種類,さ
らにアジャスタブルダイス
には調整ねじ付きと調整ね
じなしの
2
種類。
− 規定なし
ISO
はソリッドダイスだ
け規定。
○ 等級:ソリッドダイスは
1
級,
2
級及び
3
級の
3
等級
アジャスタブルダイスは精
級,並級の
2
等級
− 規定なし
同一呼びに対する外径×
厚さの寸法が,ほとんど異
なる。
3
B 4451
: 19
99
解
説
解説表
3
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規
格番号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との一
致が困難な理由及び今
後の対策
⑤
形状・寸法
○ 寸法範囲
・メートル並目ねじは
M1
〜
M42
・メートル細目ねじは
M1
×
0.2
〜
M42
×
1.5
・ユニファイ並目ねじは
1-64UNC
〜
1 1/2-6UNC
・ユニファイ細目ねじは
0-80UNF
〜
1 1/2-12UNF
ISO 2568
○ 前記
(2)
と同じ
は,次回見直し時に審議
することとする。
○ 外径×厚さの寸法
10
×
3
,
16
×
5
,
20
×
7
,
25
×
9
,
38
×
13
,
50
×
16
,
63
×
20
,
75
×
25
○ 前記
(2)
と同じ
○ 外径の許容差:ソリッドダイスは
f10
ア ジ ャ ス タ ブ ル ダ イ ス は
d12
○ 前記
(2)
と同じ
○ 厚さの許容差:ソリッドダイスは
js12
ア ジ ャ ス タ ブ ル ダ イ ス は
h14
○ 前記
(2)
と同じ
○
V
溝の幅:
1.5
〜
7
−
○ 押し穴径:
1.8
〜
9
○ 前記
(2)
と同じ
○ 押し穴径の位置:
0.2
〜
1.8
○ 前記
(2)
と同じ
○ 面取りの大きさ:
0.2
〜
2
○ 前記
(2)
と同じ
○ 表逃げがある場合のねじ部の長
さ:最小
6
山
○ 前記
(2)
と同じ
○ すり割りの幅:
0.8
〜
2.5
− 規定なし
○ 調整ねじの穴位置:
2.5
〜
6
− 規定なし
○ 調整ねじ:
M3
〜
M6
− 規定なし
4
B 4451
: 19
99
解
説
解説表
3
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規
格番号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との一
致が困難な理由及び今
後の対策
○ 食付き部の長さ:
表面
2
〜
2.5
山
裏面
1
〜
1.5
山
− 規定なし
⑥
品質
○ 外観,硬さ及びねじ部の精度につ
いて規定
− 規定なし
⑦
材料
○
JIS G 4404
に規定する
SKS2
若し
く は
JIS G 4403
に 規 定 す る
SKH51
,又はこれらと同等以上の
性能をもつものとする。
− 規定なし
⑧
試験方法
○ 硬さ,ねじ部の精度について規定
− 規定なし
⑨
検査
○ 形状,寸法,外観,硬さ,ねじ部
の精度について行う。
− 規定なし
⑩
製品の呼び方
○ 規格番号又は規格名称,種類,呼
び,ダイスの外径,等級及びねじ
部の材料記号による。なお,左ね
じの場合は,呼びの前に 左 を
付け加える。
− 規定なし
⑪
表示
○ ・製品の表示:左ねじの記号,呼
び,等級の記号材料記号及び製
造業者名又はその略号を表示
する。
ISO 2568
○ 前記
(3)
と同じ
○ ・包装の表示:製品の表示事項と
規格名称及び種類を表示する。
− 規定なし
備考
1.
対比項目
(I)
及び
(III)
の小欄で, ○
は該当する項目を規定している場合, −
は規定していない場合を示す。
2.
対比項目
(IV)
の小欄の記号の意味は,次による。
≡ :
JIS
と国際規格との技術的内容は同等である。
= :
JIS
と国際規格との技術的内容は同等である。ただし,軽微な技術上の差異がある。