B 4446 : 1998
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによって,JIS B 4446-1988は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正では,国際整合化を図るため,ISO 2284 : 1987, Hand taps for parallel and taper pipe threads−
General dimensions and marking(管用平行ねじ用及び管用テーパねじ用ハンドタップ−形状・寸法及び表示),
ISO 5969 : 1979, Ground thread taps for pipe threads G series and Rp series−Tolerances on the threaded portion(管
用ねじGシリーズ及びRpシリーズ用の研削仕上げタップ−ねじ部の精度)及びISO 8830 : 1991, High-speed
steel machine taps with ground threads−Technical specifications(高速度工具鋼研削仕上げマシンタップ−技術
仕様)を基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS B 4446には,次に示す附属書がある。
附属書(規定) 管用テーパねじ用タップ(PT形及びPS形)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 4446 : 1998
管用テーパねじ用タップ
Hand taps for taper pipe threads
序文 この規格は,1987年に第3版として発行されたISO 2284, Hand taps for parallel and taper pipe threads
−General dimensions and marking, 1979年に第1版として発行されたISO 5969, Ground thread taps for pipe
threads G series and Rp series−Tolerances on the threaded portion及び1991年に第1版として発行されたISO
8830, High-speed steel machine taps with ground threads−Technical specificationsを基に,本体には,対応国際
規格と対応する部分について技術的内容を変更することなく作成しているが,対応国際規格には規定され
ていない規定項目(定義,品質の外観及びテーパタップのねじ部の精度,試験方法,検査,製品の呼び方
及び包装の表示)を追加している。また,附属書には,形状・寸法及びねじ部の精度が対応国際規格とは
異なるタップを規定している。
1. 適用範囲 この規格は,呼びRc1/16〜Rc4の管用テーパねじ及び呼びRp1/16〜Rp4の管用平行ねじのね
じ立てに用いる管用テーパねじ用タップ(以下,タップという。)について規定する。
備考1. この規格の本体によらないタップを,附属書(規定)に規定する。
2. この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 2284 : 1987 Hand taps for parallel and taper pipe threads−General dimensions and marking
ISO 5969 : 1979 Ground thread taps for pipe threads G series and Rp series−Tolerances on the
threaded portion
ISO 8830 : 1991 High-speed steel machine taps with ground threads−Technical specifications
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによってこの規格の規定の一部を構成する。
これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0021 製品の幾何特性仕様 (GPS) −幾何公差表示方式−形状,姿勢,位置及び振れの公差表示
方式
JIS B 0101 ねじ用語
JIS B 0176 ねじ加工工具用語
JIS B 0253 管用テーパねじゲージ
JIS B 0271 ねじ測定用三針
JIS B 0401-2 寸法公差及びはめあいの方式−第2部:穴及び軸の公差等級並びに寸法許容差の表
JIS B 4002 ストレートシャンク部をもつ回転工具−シャンク径及びシャンク四角部の寸法
JIS B 7153 測定顕微鏡
JIS B 7502 マイクロメータ
JIS B 7503 ダイヤルゲージ
2
B 4446 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
JIS B 7519 指針測微器
JIS B 7725 ビッカース硬さ試験−試験機の検証
JIS B 7726 ロックウェル硬さ試験−試験機の検証
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 4403 高速度工具鋼鋼材
JIS G 4404 合金工具鋼鋼材
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験方法
ISO 237 Rotating tools with parallel shanks−Diameter of shanks and sizes of driving squares
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0176及びJIS B 0101による。
4. 種類 タップの種類は,対応するめねじによって,管用テーパねじ用テーパタップ(以下,テーパタ
ップという。)及び管用テーパねじ用平行タップ(以下,平行タップという。)の2種類とする。
5. 形状・寸法 タップの形状及び寸法は,付表1のとおりとする。
6. 品質
6.1
外観 タップの外観は,地きず及び割れ並びに有害なまくれ,きず,さび,接合不良などの欠点が
なく,仕上げは良好でなければならない。
6.2
硬さ タップの硬さは,8.1による試験を行ったとき,次による。
a) タップのねじ部の硬さは,63HRC又は820HV以上とする。
b) タップのシャンク及びシャンク四角部の硬さは,30HRC以上とする。
6.3
ねじ部の精度 タップのねじ部の精度は,8.3による試験を行ったとき,次による。
6.3.1
テーパタップのねじ部の精度
a) タップのねじ部のアデンダム (ha) ,デデンダム (hd) 及び山の半角の許容差は,付表2のとおりとす
る。
b) タップのねじ部のピッチの許容差は,長さ25.4mm離れた任意の二つの山と山との間のピッチ合計に
対して±15μmとする。ただし,測定することができる完全山部の長さ (limm) が25.4mmより短いと
き,ピッチの許容差は,±15×0.2
ilμmとする。
c) タップのねじ部のテーパ (1/16) の許容差は,16mmに付き±40μmとする。
6.3.2
平行タップのねじ部の精度
a) タップのねじ部の外径及び有効径の許容差は,付表3のとおりとする。
b) タップのねじ部の谷の径は,規定しない。
c) タップのねじ部のピッチの許容差は,付表4のとおりとする。
d) タップのねじ部の山の半角(27.5度)の許容差は,±30分とする。
6.4
振れ タップの食付き部,ねじ部及びシャンクの振れの公差は,8.3による試験を行ったとき,表1
のとおりとする。
3
B 4446 : 1998
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表1 振れの公差
備考 図示方法は,JIS B 0021による。
単位 mm
外径の基準寸法
D
食付き部の振れ
の公差
t1
ねじ部の振れ
の公差
t2
シャンクの振れ
の公差
t3
10未満
0.018
0.018
0.030
10以上 18未満
0.022
0.018
0.030
18以上 30未満
0.026
0.022
0.040
30以上 40未満
0.030
0.022
0.040
40以上
0.036
0.026
0.040
備考 t1,t2及びt3の測定位置は,それぞれ次のとおりとする。
− t1: 食付き部の長さの中央
− t2: 食付き部の後ろの最初の完全山
− t3: シャンク四角部側端面からシャンク四角部の長さの2倍の
位置
7. 材料 タップのねじ部の材料は,JIS G 4403のSKH51,又はこれと同等以上の性能をもつものとする。
8. 試験方法
8.1
硬さ タップの硬さは,JIS B 7726のロックウェル硬さ試験機を用いてJIS Z 2245に規定する試験
方法によって測定する。ただし,ロックウェル硬さ試験機によって測定できない場合は,JIS B 7725のビ
ッカース硬さ試験機を用いてJIS B 2244に規定する試験方法によって測定してもよい。
なお,試験機による測定が困難な場合は,やすりによる比較測定を行ってもよい。
8.2
ねじ部の精度 タップのねじ部の精度は,付表5によって測定する。
8.3
振れ タップの振れは,付表5によって測定する。
9. 検査 タップの検査は,形状・寸法,外観,硬さ,ねじ部の精度及び振れについて行い,それぞれ5.
及び6.の規定に適合しなければならない。
10. 製品の呼び方 タップの呼び方は,規格番号又は規格の名称,種類,呼び,及びねじ部の材料記号(1)
による。
なお,左ねじの場合は,呼びの前に“左”を付け加える。
例1. JIS B 4446 テーパタップ Rc1/8 SKH51
4
B 4446 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
例2. JIS B 4446 平行タップ Rp1/8 HSS
例3. 管用テーパねじ用タップテーパタップ 左 Rc1/2 HSS-E
例4. 管用テーパねじ用タップ平行タップ Rp1/2 HSS
注(1) 使用材料がSKH51又はこれと同等の場合はHSS,また,バナジウムを2.6%以上又はコバルトを
4.5%以上含む場合はHSS-Eと呼んでもよい。
11. 表示
11.1 製品の表示 タップには,シャンク四角部を上又は横にして,シャンクに次の事項を横書きに表示
する。
例
a) 左ねじの記号
: L(右ねじの場合は記号を付けない。)
b) 呼び
: Rc1/8
c) ねじ部の材料記号(2)
: SKH51
d) 製造業者名又はその略号
注(2) 使用材料がSKH51又はこれと同等の場合はHSS,また,バナジウムを2.6%以上又はコバルトを
4.5%以上含む場合はHSS-Eと表示してもよい。
備考 この規格の要求事項を満たすタップは,製造業者の判断でISOの記号を入れてもよい。
11.2 包装の表示 タップの包装には,規格の名称及び11.1に規定する事項を表示する。
付表1 形状及び寸法
5
B 4446 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位mm
種
類
呼び
外径の
基準
寸法
D
山数
(25.4
mmに
つき)n
全長
L
ねじ部の長さ
l
シャンク径
d
l1
シャンク四角部
の幅K
シャンク四角
部の長さlk
溝数Z
(参考)
基準
寸法
基準
寸法
許容差
基準
寸法
許容差
h9(3)
最大
寸法
基準
寸法
許容差
h11(4)
基準寸法
標準
インタラ
ップ
テ
ー
パ
タ
ッ
プ
Rc1/16
7.723
28
52
14
+2
−1
5.6
0
−0.030
10.1
4.5
0
−0.075
7
4
−
Rc1/8
9.728
28
59
15
+2
−1
8.0
0
−0.036
10.1
6.3
0
−0.090
9
4
5
Rc1/4
13.157
19
67
19
+2
−1
10.0
0
−0.036
15.0
8.0
0
−0.090
11
4
5
Rc3/8
16.662
19
75
21
+2
−1
12.5
0
−0.043
15.4
10.0
0
−0.090
13
4
5
Rc1/2
20.955
14
87
26
+2
−1
16.0
0
−0.043
20.5
12.5
0
−0.110
16
4
5
Rc3/4
26.441
14
96
28
+2
−1
20.0
0
−0.052
21.8
16.0
0
−0.110
20
4
5
Rc1
33.249
11
109
33
+2
−1
25.0
0
−0.052
26.0
20.0
0
−0.130
24
4
5
Rc11/4
41.910
11
119
36
+2
−1
31.5
0
−0.062
28.3
25.0
0
−0.130
28
4
5
Rc11/2
47.803
11
125
37
+2
−1
35.5
0
−0.062
28.3
28.0
0
−0.130
31
6
7
Rc2
59.614
11
140
41
+2
−1
40.0
0
−0.062
32.7
31.5
0
−0.160
34
6
7
Rc21/2
75.184
11
153
45
+2
−1
45.5
0
−0.062
37.1
35.5
0
−0.160
38
6
−
Rc3
87.884
11
164
48
+2
−1
50.0
0
−0.074
40.2
40.0
0
−0.160
42
6
−
Rc4
113.030
11
185
53
+2
−1
71.0
0
−0.074
46.2
56.0
0
−0.160
56
6
−
平
行
タ
ッ
プ
Rp1/16
7.723
28
52
14
+2
−1
5.6
0
−0.030
−
4.5
0
−0.075
7
4
−
Rp1/8
9.728
28
59
15
+2
−1
8.0
0
−0.036
−
6.3
0
−0.090
9
4
−
Rp1/4
13.157
19
67
19
+2
−1
10.0
0
−0.036
−
8.0
0
−0.090
11
4
−
Rp3/8
16.662
19
75
21
+2
−1
12.5
0
−0.043
−
10.0
0
−0.090
13
4
−
Rp1/2
20.955
14
87
26
+2
−1
16.0
0
−0.043
−
12.5
0
−0.110
16
4
−
Rp3/4
26.441
14
96
28
+2
−1
20.0
0
−0.052
−
16.0
0
−0.110
20
4
−
Rp1
33.249
11
109
33
+2
−1
25.0
0
−0.052
−
20.0
0
−0.130
24
4
−
Rp11/4
41.910
11
119
36
+2
−1
31.5
0
−0.062
−
25.0
0
−0.130
28
4
−
Rp11/2
47.803
11
125
37
+2
−1
35.5
0
−0.062
−
28.0
0
−0.130
31
6
−
Rp2
59.614
11
140
41
+2
−1
40.0
0
−0.062
−
31.5
0
−0.160
34
6
−
Rp21/2
75.184
11
153
45
+2
−1
45.0
0
−0.062
−
35.5
0
−0.160
38
6
−
Rp3
87.884
11
164
48
+2
−1
50.0
0
−0.062
−
40.0
0
−0.160
42
6
−
Rp4
113.030
11
185
53
+2
−1
71.0
0
−0.074
−
56.0
0
−0.160
56
6
−
注(3) 精密シャンク用はh9,非精密シャンク用はh11とする。これはISO 237と一致している。
(4) 形状及び位置(中心のずれ)の偏差を含む場合は,h12とする。
備考1. シャンク径d及びシャンク四角部の幅Kの許容差は,JIS B 0401-2による。
2. 食付き部の長さは,一般には,テーパタップ2〜3山,平行タップ3.5〜5.5山とする。
6
B 4446 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表2 テーパタップのねじ部のアデンダム,デデンダム,及び山の半角の許容差
備考 この図の太線の実線は基準山形を,また斜線を施した部分は,タップの公差域を示す。
単位 μm
呼び
山数
(25.4mmにつき)
ピッチ
P
(参考)
r
アデンダム
デデンダム
山の半角の許容差
(分)
基準寸法
ha
許容差
基準寸法
hd
許容差
n
(mm)
(mm)
(mm)
(mm)
±
Rc1/16
28
0.907
0.12
0.291
+30
0
0.291
±15
30
Rc1/8
28
0.907
0.12
0.291
+30
0
0.291
±15
30
Rc1/4
19
1.337
0.18
0.428
+40
0
0.428
±20
30
Rc3/8
19
1.337
0.18
0.428
+40
0
0.428
±20
30
Rc1/2
14
1.814
0.25
0.581
+50
0
0.581
±25
25
Rc3/4
14
1.814
0.25
0.581
+50
0
0.581
±25
25
Rc1
11
2.309
0.32
0.740
+60
0
0.740
±30
25
Rc11/4
11
2.309
0.32
0.740
+60
0
0.740
±30
25
Rc11/2
11
2.309
0.32
0.740
+60
0
0.740
±30
25
Rc2
11
2.309
0.32
0.740
+60
0
0.740
±30
25
Rc21/2
11
2.309
0.32
0.740
+60
0
0.740
±30
25
Rc3
11
2.309
0.32
0.740
+70
0
0.740
±35
25
Rc4
11
2.309
0.32
0.740
+70
0
0.740
±35
25
備考 山の頂の形状は丸山,谷底の形状は丸谷とする。
7
B 4446 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表3 平行タップのねじ部の精度
備考 この図の太線の実線は基準山形を,また斜線を施した部分は,タップの公差域を示す。
単位 μm
呼び
山数
(25.4mmにつき)
n
ピッチ
P
参考
(mm)
外径
有効径(5)
基準寸法
D
(mm)
上の
許容差
下の
許容差
js
−
基準寸法
d2
(mm)
上の
許容差
es
−
下の
許容差
em
−
公差
Td2
Rp1/16
28
0.907
7.723
規
定
し
な
い
43
7.142
14
43
29
Rp1/8
28
0.907
9.728
43
9.147
14
43
29
Rp1/4
19
1.337
13.157
63
12.301
21
63
42
Rp3/8
19
1.337
16.662
63
15.806
21
63
42
Rp1/2
14
1.814
20.955
86
19.793
29
86
57
Rp3/4
14
1.814
26.441
86
25.279
29
86
57
Rp1
11
2.309
33.249
109
31.770
37
109
72
Rp11/4
11
2.309
41.910
109
40.431
37
109
72
Rp11/2
11
2.309
47.803
109
46.324
37
109
72
Rp2
11
2.309
59.614
109
58.135
37
109
72
Rp21/2
11
2.309
75.184
130
73.705
43
130
87
Rp3
11
2.309
87.884
130
86.405
43
130
87
Rp4
11
2.309
113.030
130
111.551
43
130
87
注(5) この表の有効径は,単独有効径とする。
付表4 平行タップのピッチの許容差
備考 この図の太い実線は基準山形を示す。
8
B 4446 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 μm
呼び
山数
(25.4mmにつき)
n
ピッチ
P
(参考)
(mm)
測定長さ
(山数)
許容差
±
Rp1/16〜Rp1/8
28
0.907
7
8
Rp1/4〜Rp3/8
19
1.337
7
11
Rp1/2〜Rp3/4
14
1.814
7
15
Rp1〜Rp2
11
2.309
7
19
Rp21/2〜Rp4
11
2.309
7
22
備考 ピッチの許容差は,ピッチ誤差の有効径当量に基づいて規定されてお
り,めねじの有効径公差のほぼ10%に等しい。
付表5 測定方法
番号
項目
測定方法
測定方法図
測定器具
1
形
状
・
寸
法
シャンク径
外側マイクロメータで測定する。
JIS B 7502のマイ
クロメータ。
2
ね
じ
部
の
精
度
外径
(Rp及びPS)
食付き部に近い完全山部の切れ刃
側を外側マイクロメータで測定す
る。
JIS B 7502のマイ
クロメータ。
3
有効径
(Rp及びPS)
食付き部に近い完全山部の切れ刃
側をねじ測定用三針を用いて外側
マイクロメータで測定するか,又は
ねじ有効径測定機で測定する。
JIS B 0271のねじ
測定用三針。
JIS B 7502のマイ
クロメータ。
ねじ有効径測定機
は,JIS B 7519の
指針測微器及び
JIS B 7502のマイ
クロメータヘッド
を装備したもの。
4
谷の径
(PS)
センタを基準にして測定顕微鏡で
測定する。
JIS B 7153の測定
顕微鏡。
5
ha及びhd
(Rc及びPT)
測定顕微鏡の十字線をピッチ線と
一致させ,マイクロメータの目盛を
読み,次に測定しようとする山頂又
は谷底と十字線を一致させ,マイク
ロメータの目盛を読む。このときの
読みの差を実測値とする。
JIS B 7153の測定
顕微鏡。
9
B 4446 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
項目
測定方法
測定方法図
測定器具
6
ね
じ
部
の
精
度
ピッチ
ねじ山の軸線を,測定テーブルの移
動方向と一致させ,測定顕微鏡の鏡
筒をリード角だけ傾け,ねじ山Aと
55°細線又はねじ山形細線とを一
致させて,マイクロメータの目盛を
読む。次に必要山数だけ離れたねじ
山Bまで移動テーブルを動かして
55°細線又はねじ山形細線とねじ
山Bを一致させ,マイクロメータの
目盛を読む。このときのA,Bの読
みの差が実測値である。
JIS B 7153の測定
顕微鏡。
7
山の半角
ねじ山の軸線を,測定テーブルの移
動方向と一致させ,測定顕微鏡の鏡
筒をリード角だけ傾け,ねじ山のフ
ランクに顕微鏡の十字線を合わせ,
その回転角α1/2を測定顕微鏡で読
み取る。同様にしてα2/2を測定す
る。
JIS B 7153の測定
顕微鏡。
8
テーパ
(Rc及びPT)
測定顕微鏡の支持台にタップを支
え,任意の2点間の距離l及びその
間の直径の差 (D2−D1) を測定す
る。
JIS B 7153の測定
顕微鏡。
9
形
状
寸
法
基準径の位置
(Rc及びPT)
管用テーパねじ用限界ゲージで調
べる。
JIS B 0253の管用
テーパねじゲー
ジ。
10 振
れ
食付き部
両センタを基準にして回転し,食付
き部,ねじ部及びシャンクについて
ダイヤルゲージで測定する。
JIS B 7503のダイ
ヤルゲージ。
ねじ部
シャンク
10
B 4446 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書(規定) 管用テーパねじ用タップ(PT形及びPS形)
1. 適用範囲 この附属書は,呼びPT1/8〜PT2の管用テーパねじ及び呼びPS1/8〜PS2の管用平行ねじのね
じ立てに用いる管用テーパねじ用タップのPT形及びPS形(以下,それぞれPT形及びPS形という。)に
ついて規定する。
備考 この附属書のPT形及びPS形は,その形状・寸法及びねじ部の精度がISO 2284及びISO 5969
に規定しているものとは異なる。
2. 種類・等級 タップの種類は,対応するめねじによってPT形及びPS形の2種類とし,さらに,PT
形はねじ基準径の位置によって,長ねじ形及び短ねじ形の2種類とする。
タップの等級は,ねじ部の精度及び振れの公差によって2級及び3級の2等級とし,等級の記号は,附
属書表1のとおりとする。
附属書表1 等級の記号
等級
2級
3級
記号
II
III
3. 形状・寸法 PT形及びPS形の形状及び寸法は,附属書付表1のとおりとする。
4. 品質
4.1
硬さ PT形及びPS形の刃部の硬さは,本体8.1による試験を行ったとき,合金工具鋼のものは
58HRC又は660HV以上,高速度工具鋼のものは60HRC又は700HV以上とし,シャンクは有害な変形,
損傷を起こさないよう適切な熱処理を施さなければならない。
4.2
ねじ部の精度 PT形及びPS形のねじ部の精度は,本体8.2による試験を行ったとき,附属書付表2
〜5のとおりとする。
4.3
振れ PT形及びPS形のねじ部及びシャンクの振れの公差は,本体8.3による試験を行ったとき,附
属書表2のとおりとする。
附属書表2 振れの公差
備考 図示方法は,JIS B 0021による。
11
B 4446 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
等級
2級
3級
ねじ部の振れの公差
t2
0.04
0.20
シャンクの振れの公差
t3
5. 材料 PT形及びPS形のねじ部の材料は,JIS G 4404のSKS2若しくはJIS G 4403のSKH51,又はこ
れらと同等以上の性能をもつものとする。
なお,ねじ部とシャンクとの材料が異なるもののシャンクの材料は,JIS G 4051のS55C,又はこれと同
等以上の性能をもつものとする。
6. 製品の呼び方 PT形及びPS形の呼び方は,規格番号又は規格の名称,種類,呼び,等級,及びねじ
部の材料記号(1)による。
なお,左ねじの場合は,呼びの前に“左”を,PT形で長ねじ形,短ねじ形の区別が必要な場合は,ねじ
部の材料記号の次に“長”をそれぞれ付け加える。
例1. JIS B 4446 PS形 左 PS1/8 3級 SKS2
例2. JIS B 4446 PT形 PT1/8 2級 SKH51 長
例3. 管用テーパねじ用タップ(PT形及びPS形)PT形 PT1/2 3級 SKS2
例4. 管用テーパねじ用タップ(PT形及びPS形)PS形 PS1/2 2級 SKH51
注(1) 使用材料がSKH51又はこれと同等の場合はHSS,また,バナジウムを2.6%以上又はコバルトを
4.5%以上含む場合はHSS-Eと呼んでもよい。
7. 表示
7.1
製品の表示 PT形及びPS形には,シャンク四角部を上又は横にして,シャンクに次の事項を横書
きに表示する。
例
a) 左ねじの記号
: L(右ねじの場合は記号を付けない。)
b) 呼び
: PT1/8
c) ねじ部の材料記号(2)
: SKH51
d) 製造業者名又はその略号
e) 等級の記号
: II
注(2) 使用材料がSKH51又はこれと同等の場合はHSS,また,バナジウムを2.6%以上又はコバルトを
4.5%以上含む場合はHSS-Eと表示してもよい。
7.2
包装の表示 PT形及びPS形の包装には,規格の名称及び7.1に規定する事項を表示する。
12
B 4446 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書付表1 PT形及びPS形の形状及び寸法
単位 mm
種
類
呼び
外径の
基準
寸法
D
山数
(25.4
mm
につき)
n
全長
L
ねじ部の長さ
l
シャンク径
d
l1
シャンク四角
部の幅K (3)
シャンク
四角部の
長さ
lk(3)
基準寸法
溝数
Z
(参考)
長ねじ形
短ねじ形
基準
寸法
許容差
長ねじ形
短ねじ形
基準
寸法
許容
差
基準
寸法
許容
差
基準
寸法
許容
差
2級
3級
基準
寸法
許容
差
基準
寸法
許容
差
基準
寸法
許容
差
標準
インタ
ラップ
P
T
形
PT1/8
9.728
28
55
±0.8
19
±1
16.5
±1
8
0
− 0.04
0
− 0.13
13
±0.91
10.5 +0.5
−1.0
6
0
− 0.1
9
4
5
PT1/4
13.157
19
62
±0.8
28
±1.5
19.5
±1
11
0
− 0.04
0
− 0.13
21
±1.34
12.5 +0.5
−1.0
9
0
− 0.1
12
4
5
PT3/8
16.662
19
65
±0.8
28
±1.5
21
±1
14
0
− 0.05
0
− 0.13
21
±1.34
14
+0.5
−1.0
11
0
− 0.15
14
4
5
PT1/2
20.955
14
80
±0.8
35
±1.5
27
±1.5
18
0
− 0.05
0
− 0.13
25
±1.81
17
+0.5
−1.5
14
0
− 0.15
17
4
5
PT3/4
26.441
14
85
±0.8
35
±1.5
29
±1.5
23
0
− 0.05
0
− 0.13
25
±1.81
19
+0.5
−1.5
17
0
− 0.15
20
4
5
PT1
33.249
11
95
±0.8
45
±2
35
±1.5
26
0
− 0.05
0
− 0.18
32
±2.31
22
+0.5
−1.5
21
0
− 0.2
24
4
5
PT11/4
41.910
11
105
±0.8
45
±2
37.5
±1.5
32
0
− 0.08
0
− 0.18
32
±2.31
24.5 +0.5
−1.5
26
0
− 0.2
30
4
5
PT11/2
47.803
11
110
±0.8
45
±2
38.5
±1.5
38
0
− 0.08
0
− 0.18
32
±2.31
25.5 +0.5
−1.5
29
0
− 0.2
32
6
7
PT2
59.614
11
120
±0.8
50
±2
42.5
±1.5
46
0
− 0.08
0
− 0.18
35
±2.31
27.5 +0.5
−1.5
35
0
− 0.2
38
6
7
P
S
形
PS1/8
9.728
28
55
±0.8
19
±1
−
−
8
0
− 0.04
0
− 0.13
−
−
−
−
6
0
− 0.1
9
4
−
PS1/4
13.157
19
62
±0.8
28
±1.5
−
−
11
0
− 0.04
0
− 0.13
−
−
−
−
9
0
− 0.1
12
4
−
PS3/8
16.662
19
65
±0.8
28
±1.5
−
−
14
0
− 0.05
0
− 0.13
−
−
−
−
11
0
− 0.15
14
4
−
PS1/2
20.955
14
80
±0.8
35
±1.5
−
−
18
0
− 0.05
0
− 0.13
−
−
−
−
14
0
− 0.15
17
4
−
PS3/4
26.441
14
85
±0.8
35
±1.5
−
−
23
0
− 0.05
0
− 0.13
−
−
−
−
17
0
− 0.15
20
4
−
PS1
33.249
11
95
±0.8
45
±2
−
−
26
0
− 0.05
0
− 0.18
−
−
−
−
21
0
− 0.2
24
4
−
PS11/4
41.910
11
105
±0.8
45
±2
−
−
32
0
− 0.08
0
− 0.18
−
−
−
−
26
0
− 0.2
30
4
−
PS11/2
47.803
11
110
±0.8
45
±2
−
−
38
0
− 0.08
0
− 0.18
−
−
−
−
29
0
− 0.2
32
6
−
PS2
59.614
11
120
±0.8
50
±2
−
−
46
0
− 0.08
0
− 0.18
−
−
−
−
35
0
− 0.2
38
6
−
注(3) JIS B 4002の附属書による。
備考 食付き部の長さは,一般には,PT形2〜3山,PS形3〜4山とする。
13
B 4446 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書付表2 PT形2級のねじ部の精度
備考 この図の太線の実線は基準山形を,また斜線を施した部分は,タップの公差域を示す。
単位 μm
呼び
山数
(25.4mm
につき)
n
ピッチ
P
(参考)
r
アデンダム
デデンダム
ピッチの
許容差(4)
(25.4mm
につき)
山の半角
の許容差
(分)
テーパの
許容差
(16mm
につき)
基準寸法
ha
許容差
基準寸法
hd
許容差
(mm)
(mm)
(mm)
(mm)
±
±
±
PT1/8
28
0.907
0.12
0.291
+30 0
0.291
±15
15
30
40
PT1/4
19
1.337
0.18
0.428
+40 0
0.428
±20
15
30
40
PT3/8
19
1.337
0.18
0.428
+40 0
0.428
±20
15
30
40
PT1/2
14
1.814
0.25
0.581
+50 0
0.581
±25
15
25
40
PT3/4
14
1.814
0.25
0.581
+50 0
0.581
±25
15
25
40
PT1
11
2.309
0.32
0.740
+60 0
0.740
±30
15
25
40
PT11/4
11
2.309
0.32
0.740
+60 0
0.740
±30
15
25
40
PT11/2
11
2.309
0.32
0.740
+60 0
0.740
±30
15
25
40
PT2
11
2.309
0.32
0.740
+60 0
0.740
±30
15
25
40
注(4) この表のピッチの許容差は,長さ25.4mm離れた任意の二つの山と山との間のピッチ合計に対するものを
いう。ただし,測定することができる完全山部の長さ (limm) が25.4mmより短いとき,ピッチの許容差
は,表中の数値に0.2
ilを乗じた値とする。
備考 山の頂の形状は丸山,谷底の形状は丸谷とする。
14
B 4446 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書付表3 PT形3級のねじ部の精度
備考 この図の太線の実線は基準山形を,また斜線を施した部分は,タップの公差域を示す。
単位 μm
呼び
山数
(25.4mm
につき)
n
ピッチ
P
(参考)
r
アデンダム
デデンダム
ピッチの
許容差(4)
(25.4mm
につき)
山の半角
の許容差
(分)
テーパの
許容差
(16mm
につき)
基準寸法
ha
許容差
基準寸法
hd
許容差
(mm)
(mm)
(mm)
(mm)
±
±
±
PT1/8
28
0.907
0.12
0.291
+50 0
0.291
±25
75
50
+ 40
−100
PT1/4
19
1.337
0.18
0.428
+60 0
0.428
±30
75
45
+ 40
−100
PT3/8
19
1.337
0.18
0.428
+60 0
0.428
±30
75
45
+ 40
−100
PT1/2
14
1.814
0.25
0.581
+70 0
0.581
±35
75
45
+ 40
−100
PT3/4
14
1.814
0.25
0.581
+70 0
0.581
±35
75
45
+40
−80
PT1
11
2.309
0.32
0.740
+80 0
0.740
±40
75
40
+40
−80
PT11/4
11
2.309
0.32
0.740
+80 0
0.740
±40
75
40
+40
−80
PT11/2
11
2.309
0.32
0.740
+80 0
0.740
±40
75
40
+40
−80
PT2
11
2.309
0.32
0.740
+80 0
0.740
±40
75
40
+40
−80
注(4) この表のピッチの許容差は,長さ25.4mm離れた任意の二つの山と山との間のピッチ合計に対するものをい
う。ただし,測定することができる完全山部の長さ (limm) が25.4mmより短いとき,ピッチの許容差は,表
中の数値に0.2
ilを乗じた値とする。
備考 山の頂の形状は丸山,谷底の形状は丸谷とする。
15
B 4446 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書付表4 PS形2級のねじ部の精度
備考 この図の太線の実線は基準山形を,また斜線を施した部分は,タップの公差域を示す。
単位 μm
呼び
山数
(25.4
mmに
つき)
n
ピッチ
P
(参考)
外径
有効径(5)
谷の径
ピッチの
許容差(4)
(25.4mm
につき)
山の半角
の許容差
(分)
基準寸法
D
上の
許容差
下の
許容差
公差
基準寸法
d2
上の
許容差
下の
許容差
公差
基準寸法
d1
上の
許容差
下の
許容差
公差
(mm)
(mm)
−
(mm)
−
−
(mm)
−
−
±
±
PS1/8
28
0.907
9.728
+10
50
60
9.147
30
50
20
8.566
+10
50
60
10
30
PS1/4
19
1.337
13.157
+ 5
75
80
12.301
50
75
25
11.445
+ 5
75
80
10
30
PS3/8
19
1.337
16.662
+ 5
75
80
15.806
50
75
25
14.950
+ 5
75
80
10
30
PS1/2
14
1.814
20.955
−25
115
90
19.793
85
115
30
18.631
−25
115
90
10
25
PS3/4
14
1.814
26.441
−25
115
90
25.279
85
115
30
24.117
−25
115
90
10
25
PS1
11
2.309
33.249
−50
150
100
31.770
120
150
30
30.291
−50
150
100
10
25
PS11/4
11
2.309
41.910
−50
150
100
40.431
115
150
35
38.952
−50
150
100
10
25
PS11/2
11
2.309
47.803
−50
150
100
46.324
115
150
35
44.845
−50
150
100
10
25
PS2
11
2.309
59.614
−45
145
100
58.135
105
145
40
56.656
−45
145
100
10
25
注(4) この表のピッチの許容差は,長さ25.4mm離れた任意の二つの山と山との間のピッチ合計に対するものをいう。た
だし,測定することができる完全山部の長さ (li mm) が25.4mmより短いとき,ピッチの許容差は,表中の数値に
0.2
ilを乗じた値とする。
(5) この表の有効径は,単独有効径とする。
備考 山の頂の形状は丸山,谷底の形状は丸谷とする。
16
B 4446 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書付表5 PS形3級のねじ部の精度
備考 この図の太線の実線は基準山形を,また斜線を施した部分は,タップの公差域を示す。
単位 μm
呼び
山数
(25.4
mmに
つき)
n
ピッチ
P
(参考)
外径
有効径(5)
谷の径
ピッチの
許容差(4)
(25.4mm
につき)
山の半角
の許容差
(分)
基準寸法
D
上の
許容
差
下の
許容
差
公差
基準寸法
d2
上の
許容
差
下の
許容
差
公差
基準寸法
d1
上の
許容
差
下の
許容
差
公差
(mm)
(mm)
+
−
(mm)
−
−
(mm)
+
−
±
±
PS1/8
28
0.907
9.728
55
45
100
9.147
5
45
40
8.566
55
45
100
50
50
PS1/4
19
1.337
13.157
60
70
130
12.301
20
70
50
11.445
60
70
130
50
45
PS3/8
19
1.337
16.662
60
70
130
15.806
20
70
50
14.950
60
70
130
50
45
PS1/2
14
1.814
20.955
45
105
150
19.793
45
105
60
18.631
45
105
150
50
45
PS3/4
14
1.814
26.441
45
105
150
25.279
45
105
60
24.117
45
105
150
50
45
PS1
11
2.309
33.249
35
135
170
31.770
75
140
65
30.291
35
135
170
50
40
PS11/4 11
2.309
41.910
35
135
170
40.431
70
140
70
38.952
35
135
170
50
40
PS11/2 11
2.309
47.803
35
135
170
46.324
70
140
70
44.845
35
135
170
50
40
PS2
11
2.309
59.614
35
135
170
58.135
55
135
80
56.656
35
135
170
50
40
注(4) この表のピッチの許容差は,長さ25.4mm離れた任意の二つの山と山との間のピッチ合計に対するものをいう。ただ
し,測定することができる完全山部の長さ (li mm) が25.4mmより短いとき,ピッチの許容差は,表中の数値に0.2
il
を乗じた値とする。
(5) この表の有効径は,単独有効径とする。
備考 山の頂の形状は丸山,谷底の形状は丸谷とする。
関連規格 JIS B 0123 ねじの表し方
JIS B 0203-1982 管用テーパねじ
ISO 7-1 Pipe threads where pressure-tight joints are made on the threads−Part 1 : Designation,
dimensions and tolerances
ISO 11504 Cutting tools−Designation of high-speed steel groups
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B 4446 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
国際整合化調査研究委員会 構成表
氏名
所属
(委員長)
村 田 良 司
東京理科大学工学部
中 嶋 誠
通商産業省機械情報産業局
本 間 清
工業技術院標準部
伊 藤 哲
工業技術院機械技術研究所
橋 本 繁 晴
財団法人日本規格協会
野 上 彰
株式会社不二越
羽 山 隆 貫
日立ツール株式会社
片 桐 泰 典
株式会社不二越
日下部 祐 次
神鋼コベルコツール株式会社
宮 林 光 行
株式会社彌満和製作所
倉 持 建
日本高周波鋼業株式会社
舞 田 靖 司
社団法人日本機械工業連合会
岡 安 英 雄
社団法人日本工作機械工業会
西 村 欣 也
社団法人日本歯車工業会
石 川 侑 男
社団法人日本金型工業会
安 武 昭 彦
社団法人日本工作機器工業会
手 取 正 輝
いすゞ自動車株式会社川崎工場
小 峰 武 夫
コベツコツールエンジニアリング株式会社
白
秀 明
オーエスジー株式会社
佐 藤 直 彦
理研製鋼株式会社
木 村 育 夫
株式会社三興製作所
(事務局)
平 野 武 治
日本工具工業会
西 垣 吉麻呂
日本工具工業会