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B 4410 : 1998  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによって,JIS B 4410-1994は改正され,この規格に置き換えられる。 

今回の改正では,国際整合化を図るため,ISO 3465 : 1975, Hand taper pin reamers(ハンドテーパピンリ

ーマ)及びISO 3467 : 1975, Machine taper pin reamers with Morse taper shanks(モールステーパシャンクテー

パピンリーマ)を基礎として用いた。 

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実

用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会は,

このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登

録出願にかかわる確認について,責任はもたない。 

JIS B 4410には,次に示す附属書がある。 

附属書(規定) J形テーパピンリーマ 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

B 4410 : 1998 

テーパピンリーマ 

Reamers−Taper pin reamers 

序文 この規格は,1975年に第1版として発行されたISO 3465, Hand taper pin reamers及び1975年に第1

版として発行されたISO 3467, Machine taper pin reamers with Morse taper shanksを基に作成した日本工業規

格であり,対応国際規格と対応する部分については,技術的内容を変更することなく作成しているが,対

応国際規格には規定されていない規定項目(定義,種類におけるねじれ刃,品質,材料,試験方法,検査,

製品の呼び方及び表示)及び規定内容(附属書に規定するJ形テーパピンリーマ)を追加している。 

1. 適用範囲 この規格は,JIS B 1352によるテーパピンに対応する呼び寸法が0.6〜50mmのテーパピン

リーマ(以下,リーマという。)について規定する。 

備考1. この規格の本体によらないテーパピンリーマを附属書(規定)に規定する。 

2. この規格本体の対応国際規格を,次に示す。 

ISO 3465 : 1975 Hand taper pin reamers 

ISO 3467 : 1975 Machine taper pin reamers with Morse taper shanks 

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによってこの規格の規定の一部を構成する。

これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 0021 製品の幾何特性仕様 (GPS) −幾何公差表示方式−形状,姿勢,位置及び振れの公差表示

方式 

JIS B 0173 リーマ用語 

JIS B 0401-2 寸法公差及びはめあいの方式−第2部:穴及び軸の公差等級並びに寸法許容差の表 

JIS B 0405 普通公差−第1部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差 

JIS B 0601 表面粗さ−定義及び表示 

JIS B 0614 円すい公差方式 

JIS B 0659 比較用表面粗さ標準片 

JIS B 1011 センタ穴 

JIS B 1352 テーパピン 

JIS B 1501 玉軸受用鋼球 

JIS B 3301 モールステーパゲージ 

JIS B 4002 ストレートシャンク部をもつ回転工具−シャンク径及びシャンク四角部の寸法 

JIS B 4003 モールステーパ部をもつシャンク及びソケット−形状・寸法 

JIS B 7503 ダイヤルゲージ 

JIS B 7513 精密定盤 

B 4410 : 1998  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

JIS B 7540 Vブロック 

JIS B 7725 ビッカース硬さ試験−試験機の検証 

JIS B 7726 ロックウェル硬さ試験−試験機の検証 

JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材 

JIS G 4403 高速度工具鋼鋼材 

JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法 

JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験方法 

3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0173による。 

4. 種類 リーマの種類は,機能又は用途によって,ハンドテーパピンリーマ及び機械用テパピンリーマ

の2種類,刃のねじれの有無によって,直刃及びねじれ刃の2種類とする。ただし,紛らわしくない場合

は,直刃は種類の名称から省略してもよい。 

5. 形状・寸法 リーマの形状及び寸法は,表1及び表2による。 

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B 4410 : 1998  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表1 ハンドテーパピンリーマの形状及び寸法 

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B 4410 : 1998  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

単位mm 

呼び
寸法 

直径D 

D1 

有効刃長 

全長 

刃長 

(1) 

参考 

シャンク径d 

D2 

D3 

参考 

基準寸法 許容差 

a1 

基準
寸法 

許容差 

h11 

シャンク長さ 

刃数 

 0.6 

  0.6 

±0.02  0.76   8 

 38  20 

 5 

 7 

 3.15  0 

−0.075 

 0.5  0.90 

14 

 4 

 0.8 

  0.8 

 1.04  12 

 42  24 

 0.7  1.18 

 1.0 

  1.0 

 1.32  16 

 46  28 

 0.9  1.46 

 1.2 

  1.2 

 1.60  20 

 50  32 

 1.1  1.74 

 1.5 

  1.5 

 2.00  25 

 57  37 

 1.4  2.14 

15 

 2 

  2 

 2.70  35 

 68  48 

 8 

 1.9  2.86 

 2.5 

  2.5 

 3.20 

 2.4  3.36 

− 

 3 

  3 

 3.90  45 

 80  58 

 4.0 

 2.9  4.06 

 6 

 4 

  4 

 5.10  55 

 93  68 

 5.0 

 3.9  5.26 

 5 

  5 

 6.20  60 

100  73 

 6.3 

 0 
−0.090 

 4.9  6.36 

 6 

  6 

 7.80  90 

135 105 

10 

 8.0 

 5.9  8.00 

 8 

  8 

10.60 130 

180 145 

10.0 

 7.9 10.80 

10 

 10 

13.20 160 

215 175 

12.5 

 0 
−0.110 

 9.9 13.40 

 8 

12 

 12 

15.60 180 

255 210 

10 

20 

14.0 

11.8 16.00 

16 

 16 

20.00 200 

280 230 

18.0 

15.8 20.40 

20 

 20 

24.40 220 

310 250 

22.4 

 0 
−0.130 

19.8 24.80 

25 

 25 

29.80 240 

370 300 

15 

45 

28.0 

24.7 30.70 

10 

30 

 30 

35.20 260 

400 320 

31.5 

 0 
−0.160 

29.7 36.10 

40 

 40 

45.60 280 

430 340 

40.0 

39.7 46.50 

12 

50 

 50 

56.00 300 

460 360 

50.0 

49.7 56.90 

14 

注(1) aは,直径Dを測定するための基準位置を示す。 
備考1. 直径Dの基準寸法は,JIS B 1352の本体の呼び径に一致する。 

2. テーパの角度公差は,JIS B 0614に規定するAT10とする。 
3. シャンク径dの許容差は,JIS B 0401-2による。 
4. シャンク四角部は,JIS B 4002による。 
5. センタは,突出しセンタ又はJIS B 1011による。 
6. 直径Dが2.5mm以下の刃溝の断面の形状は,四角にしてもよい。 
7. 全長L及び刃長lの許容差は,JIS B 0405に規定する公差等級c(粗級)とする。 

表2 機械用テーパピンリーマの形状及び寸法 

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B 4410 : 1998  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

単位mm 

呼び寸法 

直径D 

D1 

有効刃長 

全長 

刃長 

(1) 

参考 

α1 

モールステーパ

番号 

D2 

D3 

参考刃数 

基準寸法 許容差 

 5 

 5 

±0.02   6.2 

 60 

155 

 73 

 5 

 8 

 4.9 

 6.36 

 6 

 6 

 6 

 7.8 

 90 

187 

105 

10 

 5.9 

 8.00 

 8 

 8 

10.6 

130 

227 

145 

 7.9 

10.80 

10 

10 

13.2 

160 

257 

175 

 9.9 

13.40 

 8 

12 

12 

15.6 

180 

315 

210 

10 

20 

11.8 

16.00 

16 

16 

20.0 

200 

335 

230 

15.8 

20.40 

20 

20 

24.4 

220 

377 

250 

19.8 

24.80 

25 

25 

29.8 

240 

427 

300 

15 

45 

24.7 

30.70 

10 

30 

30 

35.2 

260 

475 

320 

29.7 

36.10 

40 

40 

45.6 

280 

495 

340 

39.7 

46.50 

12 

50 

50 

56.0 

300 

550 

360 

49.7 

56.90 

14 

備考1. 直径Dの基準寸法は,JIS B 1352の本体の呼び径に一致する。 

2. テーパの角度公差は,JIS B 0614に規定するAT10とする。 
3. モールステーパシャンクは,JIS B 4003による。 
4. センタ穴はJIS B 1011による。 
5. 全長L及び刃長lの許容差は,JIS B 0405に規定する公差等級c(粗級)とする。 

6. 品質 

6.1 

外観 リーマの外観は,地きず,割れ,有害なまくれ,きず,さび,接合不良などの欠点がなく,

仕上げは良好でなければならない。 

6.2 

表面粗さ リーマの刃部の表面粗さは,8.1による試験を行ったとき,すくい面でJIS B 0601に規定

する1.60μmRa(6.3μmRy)以下とする。 

6.3 

硬さ リーマの刃部の硬さは,8.2による試験を行ったとき63HRC又は772HV以上とする。シャン

クは,有害な変形又は損傷を起こさないよう適切な熱処理を施さなければならない。ただし,シャンク四

角部の硬さは,その材料が高速度鋼の場合だけ規定し,20HRC又は228HB以上とする。 

6.4 

振れ リーマの刃部及びシャンクの振れは,8.3による試験を行ったとき,表3による。 

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B 4410 : 1998  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表3 刃部及びシャンクの振れの公差 

備考 図示方法はJIS B 0021による。 

単位mm 

直径Dの区分 

外周刃の振れの公差tr 

シャンクの振れの公差ts 

 2.5以下 

0.03 

0.02 

3以上30  以下 

0.02 

 40以上50  以下 

0.03 

7. 材料 リーマの材料は,JIS G 4403に規定するSKH51又はこれと同等以上の性能をもつものとする。

刃部とシャンクの材料が異なるものについては,シャンクの材料は,JIS G 4051に規定するS55C,又はこ

れと同等以上の性能をもつものとする。 

8. 試験方法 

8.1 

表面粗さ リーマの表面粗さは,目視によってJIS B 0659に規定する比較用表面粗さ標準片と比較

測定する。 

8.2 

硬さ リーマの刃部の硬さは,JIS B 7726に規定するロックウェル硬さ試験機を用いてJIS Z 2245

に規定する試験方法によって測定する。ただし,ロックウェル硬さ試験機による測定ができない場合は,

JIS B 7725に規定するビッカース硬さ試験機を用いて,JIS Z 2244に規定するビッカース硬さ試験方法に

よって測定してもよい。 

なお,試験機による測定が困難な場合は,やすりによる比較測定を行ってもよい。 

8.3 

振れ リーマの刃部及びシャンクの振れは,ハンドテーパピンリーマの場合は,図1のように,リ

ーマを精密定盤の上においたセンタ台に取り付け,切れ刃及びシャンクに垂直にダイヤルゲージを当て,

また,機械用テーパピンリーマの場合は,図2のように,リーマを測定用ゲージに取り付け,精密定盤の

上においたVブロックで支え,切れ刃に垂直にダイヤルゲージを当て,矢の方向に回しながらダイヤルゲ

ージの指針の動きを読む。読みの最大値と最小値との差を測定値とする。 

備考1. 精密定盤は,JIS B 7513に規定する1級とする。 

2. テーパの精度は,JIS B 0614に規定するAT10とする。 

3. ダイヤルゲージは,JIS B 7503に規定する日量0.01mmダイヤルゲージとする。 

4. Vブロックは,JIS B 7540に規定する1級とする。 

5. 測定用ゲージはテーパ穴をもち,その精度はJIS B 3301による。測定用ゲージ外周の真円度

及びテーパ部との同軸度は,それぞれ2μm以下とする。 

6. 鋼球は,JIS B 1501による。 

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B 4410 : 1998  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図1 ハンドテーパピンリーマの振れの測定方法 

図2 機械用テーパピンリーマの振れの測定方法 

9. 検査 リーマの検査は,形状・寸法,外観,表面粗さ,硬さ及び振れについて行い,それぞれ5.及び

6.1〜6.4の規定に適合しなければならない。 

10. 製品の呼び方 リーマの呼び方は,種類,呼び寸法及び刃部の材料記号(2)による。 

例1. ハンドテーパピンリーマ  

 5 

SKH51 

例2. 機械用テーパピンリーマ ねじれ刃 10 

HSS 

注(2) 使用材料が,SKH51又はこれと同等の場合はHSSと,また,SKH55又はこれと同等の場合は,

HSS-Coと呼んでもよい。 

B 4410 : 1998  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

11. 表示 

11.1 製品の表示 リーマには,刃部を下又は左にして,シャンクに次の事項を横書きに表示する。ただ

し,表示が困難な場合は,他の方法で表示しても差し支えない。 

例 

a) 呼び寸法 

: 10 

b) 刃部の材料記号(3) 

: HSS 

c) 製造業者名又はその略号 

注(3) 使用材料が,SKH51又はこれと同等の場合はHSSと,また,SKH55又はこれと同等の場合は,

HSS-Coと表示してもよい。 

11.2 包装の表示 リーマの包装には,種類及び11.1に規定する事項を表示する。 

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B 4410 : 1998  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書(規定) J形テーパピンリーマ 

1. 適用範囲 この附属書は,JIS B 1352の附属書に対する呼び寸法0.6〜50mmのJ形テーパピンリーマ

(以下,J形リーマという。)について規定する。 

2. 種類 J形リーマの種類は,機能又は用途によって,ハンドテーパピンリーマ及び機械用テーパピン

リーマの種類,刃のねじれの有無によって,直刃及びねじれ刃の2種類とする。 

3. 形状・寸法 J形リーマの形状及び寸法は,附属書表1及び附属書表2による。 

附属書表1 ハンドテーパピンリーマの形状及び寸法 

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10 

B 4410 : 1998  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

単位mm 

呼び
寸法 

直径D 

D1 

有効刃長 

全長 

刃長 

(1) 

参考 

シャンク径d 

D2 

D3 

参考 

基準寸法 許容差 

a1 

基準
寸法 

許容差 

h11 

シャンク長さ 

刃数 

 0.6 

 0.6 

±0.02  0.82 

 11 

 38  20  5 

 4 

 3.0 

 0 
−0.060 

 0.5  0.90 

14 

 4 

 0.8 

 0.8 

 1.10 

 15 

 42  24 

 0.7  1.18 

 1.0 

 1.0 

 1.38 

 19 

 46  28 

 0.9  1.46 

 1.2 

 1.2 

 1.66 

 23 

 50  32 

 1.1  1.74 

 1.6 

 1.6 

 2.16 

 28 

 57  37 

 1.5  2.24 

15 

 2 

 2 

 2.78 

 39 

 68  48 

 1.9  2.86 

 2.5 

 2.5 

 3.28 

 2.4  3.36 

− 

 3 

 3 

 4.00 

 50 

 85  63 

 8 

 4.0 

 0 
−0.075 

 2.9  4.16 

 6 

 4 

 4 

 5.26 

 63 

100  76 

 5.0 

 3.9  5.42 

 5 

 5 

 6.40 

 70 

110  83 

 6.0 

 4.9  6.56 

 6 

 6 

 7.84 

 92 

135 105 

 8.0 

 0 
−0.090 

 5.9  8.00 

 8 

 8 

10.64 

132 

180 145 

10.0 

 7.9 10.80 

10 

10 

13.24 

162 

215 175 

12.0 

 0 
−0.110 

 9.9 13.40 

 8 

13 

13 

16.70 

185 

255 210 10 

15 

14.0 

12.8 17.00 

16 

16 

20.10 

205 

280 230 

18.0 

15.8 20.40 

20 

20 

24.50 

225 

310 250 

22.0 

 0 
−0.130 

19.8 24.80 

25 

25 

30.30 

265 

370 300 15 

20 

28.0 

24.7 30.70 

10 

30 

30 

35.70 

285 

400 320 

32.0 

 0 
−0.160 

29.7 36.10 

40 

40 

45.70 

285 

430 340 

40 

40.0 

39.7 46.50 

12 

50 

50 

56.10 

305 

460 360 

50.0 

49.7 56.90 

14 

注(1) aは,直径Dを測定するための基準位置を示す。 
備考1. 直径Dの基準寸法は,JIS B 1352の附属書の呼び径に一致する。 

2. テーパの角度公差は,JIS B 0614に規定するAT10とする。 
3. シャンク四角部は,JIS B 4002による。 
4. センタは,突出しセンタ又はJIS B 1011による。 
5. 直径Dが2.5mm以下の刃溝の断面の形状は,四角にしてもよい。 
6. 全長L及び刃長lの許容差は,JIS B 0405に規定する公差等級c(粗級)とする。 

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11 

B 4410 : 1998  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書表2 機械用テーパピンリーマの形状及び寸法 

単位mm 

呼び寸法 

直径D 

D1 

有効刃長 

全長 

刃長 

(1) 

参考 

a1 

モールステーパ 

番号 

D2 

D3 

参考刃数 

基準寸法 許容差 

 5 

 5 

±0.02   6.40 

 70 

165 

 83 

 5 

 8 

 4.9 

 6.50 

 6 

 6 

 6 

 7.84 

 92 

187 

105 

 5.9 

 8.00 

 8 

 8 

10.64 

132 

227 

145 

 7.9 

10.80 

10 

10 

13.24 

162 

257 

175 

 9.9 

13.40 

 8 

13 

13 

16.70 

185 

315 

210 

10 

15 

11.8 

17.00 

16 

16 

20.10 

205 

335 

230 

15.8 

20.40 

20 

20 

24.50 

225 

377 

250 

19.8 

24.80 

25 

25 

30.30 

265 

427 

300 

15 

20 

24.7 

30.70 

10 

30 

30 

35.70 

285 

475 

320 

29.7 

36.10 

40 

40 

45.70 

285 

495 

340 

40 

39.7 

46.50 

12 

50 

50 

56.10 

305 

550 

360 

49.7 

56.90 

14 

備考1. 直径Dの基準寸法は,JIS B 1352の附属書の呼び径に一致する。 

2. テーパの角度公差は,JIS B 0614に規定するAT10とする。 
3. モールステーパシャンクは,JIS B 4003による。 
4. センタ穴はJIS B 1011による。 
5. 全長L及び刃長lの許容差は,JIS B 0405に規定する公差等級c(粗級)とする。 

4. 製品の呼び方 J形リーマの呼び方は,種類,記号J,呼び寸法及び刃部の材料記号(2)による。 

例1. ハンドテーパピンリーマ 

J  5 SKH51 

例2. 機械用テーパピンリーマ ねじれ刃 

J 10 HSS 

注(2) 使用材料がSKH51又はこれと同等の場合は,HSSと呼び,また,SKH55又はこれと同等の場合

には,HSS-Coと呼んでもよい。 

5. 表示 

5.1 

製品の表示 リーマには,刃部を下又は左にして,シャンクに次の事項を横書きに表示する。ただ

し,この表示が困難な場合は,他の方法で表示しても差し支えない。 

12 

B 4410 : 1998  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

例 

a) 記号 

: J 

b) 呼び寸法 

: 10 

c) 刃部の材料記号(3) 

: HSS 

d) 製造業者名又はその略号  

注(3) 使用材料がSKH51又はこれと同等の場合は,HSSと表示し,また,SKH55又はこれと同等の場

合には,HSS-Coと表示してもよい。 

5.2 

包装の表示 リーマの包装には,種類及び5.1に規定する事項を表示する。 

国際整合化調査研究委員会 構成表 

氏名 

所属 

(委員長) 

村 田 良 司 

東京理科大学理工学部 

中 嶋   誠 

通商産業省機械情報産業局 

本 間   清 

工業技術院標準部 

伊 藤   哲 

工業技術院機械技術研究所 

橋 本 繁 晴 

財団法人日本規格協会 

野 上   彰 

株式会社不二越 

羽 山 隆 貫 

日立ツール株式会社 

片 桐 泰 典 

株式会社不二越 

日下部 祐 次 

神鋼コベルコツール株式会社 

宮 林 光 行 

株式会社彌満和製作所 

倉 持   建 

日本高周波鋼業株式会社 

舞 田 靖 司 

社団法人日本機械工業連合会 

岡 安 英 雄 

社団法人日本工作機械工業会 

西 村 欣 也 

社団法人日本歯車工業会 

石 川 侑 男 

社団法人日本金型工業会 

安 武 昭 彦 

社団法人日本工作機器工業会 

手 取 正 輝 

いすゞ自動車株式会社川崎工場 

小 峰 武 夫 

コベルコツールエンジニアリング株式会社 

白 土 秀 明 

オーエスジー株式会社 

佐 藤 直 彦 

理研製鋼株式会社 

木 村 育 夫 

株式会社三興製作所 

(事務局) 

平 野 武 治 

日本工具工業会 

西 垣 吉麻呂 

日本工具工業会