B 4354:2013
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 2
4 種類・等級 ······················································································································ 2
5 形状・寸法 ······················································································································ 2
6 品質······························································································································· 7
6.1 外観 ···························································································································· 7
6.2 表面粗さ ······················································································································ 7
6.3 硬さ ···························································································································· 8
6.4 精度 ···························································································································· 8
7 材料······························································································································· 8
8 試験方法························································································································· 8
8.1 表面粗さ ······················································································································ 8
8.2 硬さ ···························································································································· 8
8.3 精度 ···························································································································· 8
9 検査······························································································································· 8
10 製品の呼び方 ················································································································· 8
11 表示 ····························································································································· 8
11.1 製品の表示 ·················································································································· 8
11.2 包装の表示 ·················································································································· 9
附属書JA(規定)ホブの端面キー溝の形状及び寸法 ·································································· 10
附属書JB(参考)JISと対応する国際規格との対比表 ································································ 12
B 4354:2013
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本工具工業会
(JSCTA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべ
きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。こ
れによって,JIS B 4354:1998は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 4354:2013
歯車用ホブ−第1部:むくホブの形状・寸法
Gear hobs-Part 1: Dimensions of solid hobs
序文
この規格は,2007年に第3版として発行されたISO 2490を基に,対応する部分(形状及び寸法)につ
いては,対応国際規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国
際規格には規定されていない規定項目及び規定内容を追加している。
この規格でホブの端面キー溝の形状及び寸法は,対応国際規格にない規定で,附属書JAに示す。
なお,この規格で点線の下線又は側線を施してある箇所は対応国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。
1
適用範囲
この規格は,モジュールmが0.1〜40 mm,基準圧力角α(PA)が20°の,インボリュート平歯車及び
はすば歯車の歯切りに用いる歯車用ホブ(以下,ホブという。)について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 2490:2007,Solid (monobloc) gear hobs with tenon drive or axial keyway, 0,5 to 40 module−
Nominal dimensions(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0102-1 歯車用語−第1部:幾何形状に関する定義
JIS B 0102-2 歯車用語−第2部:ウォームギヤの幾何形状に関する定義
JIS B 0172 フライス用語
JIS B 0174 歯切工具用語
JIS B 0405 普通公差−第1部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差
注記 対応国際規格:ISO 2768-1:1989,General tolerances−Part 1: Tolerances for linear and angular
dimensions without individual tolerance indications(IDT)
JIS B 0601 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状:輪郭曲線方式−用語,定義及び表面性状パラメ
ータ
JIS B 0659-1 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状:輪郭曲線方式;測定標準−第1部:標準片
JIS B 1701-2 円筒歯車−インボリュート歯車歯形 第2部:モジュール
2
B 4354:2013
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注記 対応国際規格:ISO 54:1996,Cylindrical gears for general engineering and for heavy engineering
−Modules(MOD)
JIS B 4201 フライス穴及びフライスアーバ部
注記 対応国際規格:ISO 240:1994,Milling cutters−Interchangeability dimensions for cutter arbors or
cutter mandrels(MOD)
JIS B 4350 歯切工具−歯形及び寸法
JIS B 4355 歯車用ホブ−第2部:歯車用ホブの精度
JIS B 7725 ビッカース硬さ試験−試験機の検証及び校正
JIS B 7726 ロックウェル硬さ試験−試験機の検証及び校正
JIS G 4403 高速度工具鋼鋼材
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験−試験方法
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0102-1,JIS B 0102-2,JIS B 0172及びJIS B 0174による。
4
種類・等級
ホブの種類は,用途によって,小形歯車用ホブ及び歯車用(汎用)ホブ1) の2種類とする。小形歯車用
ホブは,穴径によって,1形,2形及び3形の3種類とし,歯車用(汎用)ホブは,形状及び寸法によって,
I形及びJ形の2種類とする。ホブの等級はJIS B 4355による。
注1) “(汎用)”は,省略してもよい。
5
形状・寸法
ホブの形状及び寸法は,表1,表2及び表3による。溝の形状には,直線溝及びねじれ溝があり,進み
角6°以下のホブは,直線溝としてもよい。
なお,ホブの歯形は,JIS B 4350による。キー溝寸法は,穴キーについてはJIS B 4201,端面キーにつ
いては附属書JAによる。端面キー溝は,片側端面キーとしてもよい。ただし,片側端面キー溝付きホブ
の全長は次の式による。
(
)
2
0
0
L
L
L
−
−
3
B 4354:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表1−小形歯車用ホブの形状及び寸法
注記 図は,右ねじれ1条のホブを例として示す。
種類
モジュールm
mm
外径
Dc c)
mm
全長
穴径
d b)
mm
ハブ幅
ℓ1
mm
溝数
N
参考
系列a)
L c)
mm
L0 c)
mm
ハブ径
d1 mm
軸受部長さ
ℓ2 mm
1
2
3
1形
0.1
−
−
24
8
−
8
1
12
16
−
−
0.15
−
0.2
−
−
−
0.25
−
0.3
−
−
10
−
3
−
0.35
−
0.4
−
−
−
0.45
−
0.5
−
−
−
0.55
−
0.6
−
−
4
−
−
0.65
−
0.7
−
−
0.75
−
12
−
0.8
−
−
−
0.9
−
1.0
−
−
4
B 4354:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表1−小形歯車用ホブの形状及び寸法(続き)
種類
モジュールm
mm
外径
Dc c)
mm
全長
穴径
d b)
mm
ハブ幅
ℓ1
mm
溝数
N
参考
系列a)
L c)
mm
L0 c)
mm
ハブ径
d1 mm
軸受部長さ
ℓ2 mm
1
2
3
2形
0.2
−
−
32
12
22
10
2
12
22
4
−
0.25
−
0.3
−
−
−
0.35
−
0.4
−
−
15
25
5
−
0.45
−
0.5
−
−
20
30
7
−
0.55
−
0.6
−
−
−
−
0.65
−
0.7
−
−
0.75
−
0.8
−
−
−
0.9
−
1.0
−
−
−
1.125
−
1.25
−
−
40
25
35
10
24
8
−
1.375
−
1.5
−
−
−
1.75
−
30
40
10
2.0
−
−
3形
0.2
−
−
32
12
22
13
2
12
22
4
−
0.25
−
0.3
−
−
−
0.35
−
0.4
−
−
15
25
5
−
0.45
−
0.5
−
−
20
30
7
−
0.55
−
0.6
−
−
−
−
0.65
−
0.7
−
−
0.75
−
0.8
−
−
−
0.9
−
1.0
−
−
−
1.125
−
1.25
−
−
40
25
35
10
25
8
−
1.375
−
1.5
−
−
−
1.75
−
30
40
10
2.0
−
−
注a) モジュールの系列1及び系列2は,JIS B 1701-2による。モジュールの系列3は国際規格にないモジュールで
ある。
b) 穴径dの許容差の数値は,JIS B 4355による。
c) 外径Dc及び全長L,L0の許容差は,JIS B 0405に規定する公差等級c(粗級)とする。
5
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表2−I形歯車用ホブの形状及び寸法
注記 図は,右ねじれ1条のホブを例として示す。
モジュールm
mm
外径
Dc b)
mm
全長
穴径
d a)
mm
参考
系列
L b)
mm
L0 b)
mm
ハブc) 幅
ℓ1 mm
溝数
N
1
2
1
−
50
50
65
22
4
14
−
1.125
1.25
−
−
1.375
1.5
−
55
55
70
−
1.75
2
−
65
60
75
27
−
2.25
2.5
−
70
65
80
−
2.75
3
−
75
70
85
32
−
3.5
80
75
90
4
−
85
80
95
−
4.5
90
85
100
5
−
95
90
105
−
5.5
100
95
110
5
12
6
−
105
100
115
−
6.5
110
110
125
−
7
115
115
130
6
B 4354:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表2−I形歯車用ホブの形状及び寸法(続き)
モジュールm
mm
外径
Dc b)
mm
全長
穴径
d a)
mm
参考
系列
L b)
mm
L0 b)
mm
ハブc) 幅
ℓ1 mm
溝数
N
1
2
8
−
120
140
160
32
5
10
−
9
125
10
−
130
170
190
−
11
150
40
6
9
12
−
160
200
220
−
14
180
16
−
200
250
275
50
−
18
220
20
−
240
300
325
60
−
22
250
25
−
280
360
385
−
28
320
400
430
80
32
−
350
450
480
−
36
380
40
−
400
480
510
注a) 穴径dの許容差の数値は,JIS B 4355による。
b) 外径Dc及び全長L,L0の許容差は,JIS B 0405に規定する公差等級c(粗
級)とする。
c) ハブ径d1は,受渡当事者間の協定によって決める。
表3−J形歯車用ホブの形状及び寸法
注記 図は,右ねじれ1条のホブを例として示す。
7
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表3−J形歯車用ホブの形状及び寸法(続き)
モジュールm
mm
外径
Dc c)
mm
全長
穴径d b) mm
ハブ幅
ℓ1
mm
溝数
N
参考
系列a)
L c)
mm
L0 c)
mm
A式
B式
ハブ径d)
d1 mm
軸受部長さ
ℓ2 mm
1
2
3
1
−
−
50
50
65
22
22.225
4
12
34
12
1.25
−
−
1.5
−
−
55
55
70
36
14
−
1.75
−
2
−
−
60
60
75
10
38
15
−
2.25
−
2.5
−
−
65
65
80
16
−
2.75
−
3
−
−
70
70
85
27
26.988
42
18
−
−
3.25
−
3.5
−
75
75
90
45
20
−
−
3.75
80
4
−
−
85
80
95
50
−
4.5
−
90
85
100
22
5
−
−
95
90
105
−
5.5
−
100
95
110
32
31.75
5
9
55
24
6
−
−
105
100
115
25
−
6.5
−
110
110
125
28
−
7
−
115
115
130
8
−
−
120
130
145
32
31.75
5
9
60
32
−
9
−
125
145
160
36
10
−
−
130
160
175
40
−
11
−
150
175
195
40
38.1
6
65
44
12
−
−
160
190
210
48
−
14
−
180
210
230
8
70
52
16
−
−
200
230
250
58
−
18
−
220
250
270
50
50.8
80
62
20
−
−
240
270
290
68
−
22
−
250
300
320
75
25
−
−
270
320
340
80
注a) モジュールの系列1及び系列2は,JIS B 1701-2による。モジュールの系列3は国際規格にないモジュールで
ある。
b) 穴径dの許容差の数値は,JIS B 4355による。
c) 外径Dc及び全長L,L0の許容差は,JIS B 0405に規定する公差等級c(粗級)とする。
d) ハブ径d1は,受渡当事者間の協定によって決める。
6
品質
6.1
外観
ホブの外観は,地きず,割れ,有害なきず,さびなどの欠点がなく,仕上げは良好でなければならない。
6.2
表面粗さ
ホブの刃部の表面粗さは,8.1の試験を行ったとき,すくい面でJIS B 0601に規定する0.80 μmRa(3.2
μmRz)とする。
8
B 4354:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
6.3
硬さ
ホブの刃部の硬さは,8.2による試験を行ったとき,63 HRC又は772 HV以上とする。
6.4
精度
ホブの精度は,JIS B 4355による。
7
材料
ホブの材料は,JIS G 4403に規定するSKH51,又はこれと同等以上のものとする。
8
試験方法
8.1
表面粗さ
ホブの表面粗さは,目視によってJIS B 0659-1の附属書1(比較用表面粗さ標準片)に記載する比較用
表面粗さ標準片を用いて比較測定する。
8.2
硬さ
ホブの刃部の硬さは,JIS B 7726に規定するロックウェル試験機を用いてJIS Z 2245に規定する試験方
法によって測定する。ただし,ロックウェル硬さ試験機による測定ができない場合は,JIS B 7725に規定
するビッカース試験機を用いて,JIS Z 2244に規定する試験方法によって測定してもよい。
8.3
精度
ホブの精度は,JIS B 4355の精度の試験方法によって測定する。
9
検査
ホブの検査は,形状・寸法,外観,表面粗さ,硬さ及び精度について行い,それぞれ箇条5及び箇条6
の規定に適合しなければならない。
10 製品の呼び方
ホブの呼び方は,規格番号又は規格名称・種類,モジュール,基準圧力角,穴径,条数,進み角の方向
(左の場合だけLH又はLと表記),等級及び材料記号2) の順番とする。
例1 JIS B 4354 m5 α3) 20°27 1 A級 SKH51
例2 歯車用ホブJ形 m5 α3) 20°27 2 LH A級 SKH51
注2) 使用材料がSKH51又はこれと同等の場合はHSSと,また,SKH55又はこれと同等の場合は
HSS-Coと呼んでもよい。
3) 基準圧力角の表記は,αの代わりにPAを用いてもよい。
11 表示
11.1 製品の表示
ホブには,取付面に次の事項を横書きに表示する。ただし,h),i),及びj)は反対面に表示してもよい。
例1
例2
a) モジュール
:m3
m0.5
b) 基準圧力角
:α3) 20゜
α3) 20°
c) 切込み歯たけ4)
:D+f 6.75
D+f 1.125
d) 進み角
:5°6′
1°16′
9
B 4354:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
e) 条数(1条の場合省略できる)5) :2
−
f)
進み角の方向(左の場合だけ)5) :LH
LH
g) 溝のリード
:∞
∞
h) 種類及び等級
:I/A
1/A
i)
材料記号6)
:SKH51
SKH51
j)
製造業者名又はその略号
注4) JIS B 4350に規定するトッピング形の場合は,省略してもよい。
5) e) とf) とを合わせて2LH又は2Lと表示してもよい。
6) 使用材料がSKH51又はこれと同等の場合はHSSと,また,SKH55又はこれと同等の場合は
HSS-Coと表示してもよい。
11.2 包装の表示
ホブの包装は,種類及び11.1に規定する事項を表示する。
参考文献 JIS B 0170 切削工具用語(基本)
JIS B 0401-2 寸法公差及びはめあいの方式−第2部:穴及び軸の公差等級並びに寸法許容差の
表
JIS B 1701-1 円筒歯車−インボリュート歯車歯形−第1部:標準基準ラック歯形
注記 対応国際規格:ISO 53:1998,Cylindrical gears for general and heavy engineering−Standard
basic rack tooth profile(IDT)
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B 4354:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書JA
(規定)
ホブの端面キー溝の形状及び寸法
JA.1 適用範囲
この附属書は,ホブの穴径8〜80 mmに対する端面キー溝の形状及び寸法について規定する。
JA.2 形状・寸法
ホブの端面キー溝の形状及び寸法は,表JA.1による。
表JA.1−ホブの端面キー溝の形状及び寸法
8
B
4
3
5
4
:
2
0
1
3
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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B 4354:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表JA.1−ホブの端面キー溝の形状及び寸法(続き)
穴径
d
mm
端面キー溝の幅
F
mm
端面キー溝の
深さ
E
mm
端面キー溝の
丸み
r
mm
端面キー溝の
面取り寸法
C
mm
偏心公差
Z b)
mm
参考(アーバ)
キー幅
F1
mm
キー長さ
E1
mm
丸み最大
r1
mm
面取り寸法
C1
mm
A式
B式
基準
寸法
許容差等級a)
基準
寸法
許容差
H13
基準
寸法
許容差
基準
寸法
許容差
許容差等級a)
A級
H9
B級
H11
A級
B級
8
−
5.4
+0.03
0
+0.075
0
4
+0.18
0
0.6
0
−0.2
0.4
+0.1
0
0.04
0.1
5
3.5
0.4
0.4
10
−
6.4
+0.036
0
+0.09
0
4.5
0.8
0.5
6
4
0.5
0.5
13
−
8.4
5
1.0
8
4.5
22
22.225
10.4
+0.043
0
+0.11
0
6.3
+0.22
0
1.2
0
−0.3
0.6
+0.2
0
10
5.5
0.6
0.6
25.4
27
26.988
12.4
7
0.8
12
6.3
0.8
0.8
32
31.75
14.4
8
1.6
0
−0.4
14
7
40
38.1
16.4
9
2
0
−0.5
1
+0.3
0
16
8
1
1
50
50.8
18.4
+0.052
0
+0.13
0
10
18
9
60
63.6
20.5
11.2
+0.27
0
0.05
0.125
20
10
80
76.2
24.5
14
2.5
1.2
24
12.5
1.2
1.2
注記1 寸法E及びFの許容差は,JIS B 0401-2による。
注記2 穴径dのB式は,なるべく使用しない。
注a) A級はホブ精度のAAA級及びAA級に適用し,B級はホブ精度のA級,B級及びC級に適用する(JIS B 4355による。)。
b) 穴径dの軸線と端面キーの中心面との偏心の許容値を示す。
8
B
4
3
5
4
:
2
0
1
3
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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B 4354:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書JB
(参考)
JISと対応する国際規格との対比表
JIS B 4354:2013 歯車用ホブ−第1部:むくホブの形状・寸法
ISO 2490:2007 Solid (monobloc) gear hobs with tenon drive or axial keyway, 0,5 to 40
module−Nominal dimensions
(I)JISの規定
(II)
国際
規格
番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の
箇条ごとの評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条
番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
1 適用範囲 モジュール 0.1〜40 mm
1
モジュール 0.5〜40 mm
追加
JISがISO規格の規定を包
含。
技術的差異はない。
2 引用規格
3 用語及び
定義
用語規格を引用
−
−
追加
利便性を図り,JISでは用語
規格を引用した。
技術的差異はない。
4 種類・等
級
小形歯車用ホブは,穴径
によって1形,2形及び
3形の3種類
歯車用ホブは,形状及び
寸法によってI形及びJ
形の2種類
−
小形歯車用ホブは,穴径に
よって1形,2形,3形の3
種類。
歯車用ホブは,形状及び寸
法によってI形だけ規定。
追加
JISがISO規格の規定を包
含。
国内の実情によって追加。
5 形状・寸
法
1形,2形,3形モジュ
ール0.1〜2.0 mm,外径
φ24〜40 mm,全長8〜
40 mm,溝数10〜12
3
Table 1−Type 1,Type 2,
Type 3 モジュール0.5〜2
mm,外径φ24〜40 mm,全
長10〜40 mm,溝数10〜12
追加
JISがISO規格の規定を包
含。
国内の実情によって追加。
Annex A
(informative)
多条ホブの寸法を規定。
削除
ISO規格では,多条ホブの
寸法を規定。
次回のISO規格の見直し時に削
除の提案を検討。
I形
モジュール1〜40 mm,
外径φ50〜400 mm,全
長50〜510 mm,溝数9
〜14
3
Table 2
一致
−
Annex A
(informative)
多条ホブの寸法を規定。
削除
ISO規格では,多条ホブの
寸法を規定。
次回のISO規格の見直し時に削
除の提案を検討。
8
B
4
3
5
4
:
2
0
1
3
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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B 4354:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(I)JISの規定
(II)
国際
規格
番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の
箇条ごとの評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条
番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
5 形状・寸
法(続き)
J形
モジュール1〜25 mm,
外径φ50〜270 mm,全
長50〜340 mm,溝数8
〜12
−
−
追加
国内で流通しているものを
J形として規定した。
国内の実情によって追加。
ホブ歯形は,JIS B 4350
による。
3
ISO 53による。
追加
JISがISO規格の規定を包
含。
国内の実情によって追加。
穴径の許容差の数値は
JIS B 4355(歯車用ホブ
−第2部:歯車用ホブの
精度)による。
3
ISO 4468による。
追加
JISがISO規格の規定を包
含,ただし等級Dの記述が
ない。
等級Dの記述を除く。
端面キー溝−寸法は附
属書JAによる。
3
ISO 240による。
追加
JISがISO規格の規定を包
含。
国内の実情によって追加。
6 品質
外観,表面粗さ,硬さ,
精度
−
−
追加
JISでは,品質を規定した。 JISでは製品規格として必要な
内容を追加した。
7 材料
JIS G 4403に規定する
SKH51又は同等以上の
性能をもつもの
−
−
追加
JISでは,材料を規定した。 JISでは製品規格として必要な
内容を追加した。
8 試験方法 表面粗さ,硬さ,精度を
規定。
−
−
追加
JISでは,試験方法を規定し
た。
JISでは製品規格として必要な
内容を追加した。
9 検査
形状・寸法,外観,表面
粗さ,硬さ及び精度
−
−
追加
JISでは,検査を規定した。 JISでは製品規格として必要な
内容を追加した。
10 製品の
呼び方
規格番号又は規格名称・
種類,モジュール,基準
圧力角など
−
−
追加
JISでは,製品の呼び方を規
定した。
JISでは製品規格として必要な
内容を追加した。
11 表示
表示は,ホブの取付面に
規定した10項目を横書
きにする。包装にも上記
を表示する。
−
−
追加
JISでは,表示を規定した。 JISでは製品規格として必要な
内容を追加した。
附属書JA
(規定)
ホブの端面キー溝の形状
及び寸法について規定。
−
−
追加
JISでは,ホブの端面キー溝
−寸法について規定した。
国内の実情によって追加。
8
B
4
3
5
4
:
2
0
1
3
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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B 4354:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 2490:2007,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 一致 ················ 技術的差異がない。
− 削除 ················ 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD ··············· 国際規格を修正している。
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4
3
5
4
:
2
0
1
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。