B 4211 : 1998
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS B 4211-1988及びJIS B 4212-1988は改正・統合され,この規格に置
き換えられる。
今回の改正では,国際整合化を図るため,ISO 1641-1 : 1978 End mills and slot drills−Part 1 : Milling cutters
with parallel shanks(エンドミル及び2枚刃エンドミル−第1部:ストレートシャンクエンドミル),ISO
1641-2 : 1978 End mills and slot drills−Part 2 : Milling cutters with Morse taper shanks(エンドミル及び2枚刃
エンドミル−第2部:モールステーパシャンクエンドミル)及びISO 1641-3 : 1978 End mills and slot drills
−Part 3 : Milling cutters with 7/24 taper shanks(エンドミル及び2枚刃エンドミル−第3部:7/24テーパシャ
ンクエンドミル)を基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 4211 : 1998
ストレート刃エンドミル
End mills with parallel peripheral cutting edges
序文 この規格は,1978年に第1版として発行されたISO 1641-1 End mills and slot drills−Part 1 : Milling
cutters with parallel shanks, 1978年に第1版として発行されたISO 1641-2 End mills and slot drills−Part 2 :
Milling cutters with Morse taper shanks及び1978年に第1版として発行されたISO 1641-3 End mills and slot
drills−Part 3: Milling cutters with 7/24 taper shanksを基に作成した日本工業規格であり,対応国際規格と対応
する部分については,技術的内容を変更することなく作成しているが,2枚刃の場合の外径Dの許容差に
ついて変更している。また,対応国際規格には規定されていない規定項目(定義,種類,品質,材料,試
験方法,検査,製品の呼び方及び表示)を追加している。
1. 適用範囲 この規格は,外径が0.95mmを超え,118mm以下のストレート刃エンドミル(以下,エン
ドミルという。)について規定する。ただし,キー溝エンドミルは,JIS B 1301に規定するキー溝のうち,
平行キー及びこう配キーの呼び寸法が2×2〜25×14に対するキー溝を加工するのに用いるストレートシ
ャンクキー溝エンドミルについて規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 1641-1 : 1978 End mills and slot drills−Part 1 : Milling cutters with parallel shanks
ISO 1641-2 : 1978 End mills and slot drills−Part 2 : Milling cutters with Morse taper shanks
ISO 1641-3 : 1978 End mills and slot drills−Part 3 : Milling cutters with 7/24 taper shanks
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0021 製品の幾何特性仕様 (GPS) −幾何公差表示方式−形状,姿勢,位置及び振れの公差表示
方式
JIS B 0172 フライス用語
JIS B 0401-2 寸法公差及びはめあいの方式−第2部:穴及び軸の公差等級並びに寸法許容差の表
JIS B 0405 普通公差−第1部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差
JIS B 0601 表面粗さ−定義及び表示
JIS B 0614 円すい公差方式
JIS B 0659 比較用表面粗さ標準片
JIS B 1011 センタ穴
JIS B 1301 キー及びキー溝
JIS B 1501 玉軸受用鋼球
JIS B 3301 モールステーパゲージ
2
B 4211 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
JIS B 4003 モールステーパ部をもつシャンク及びソケット−形状・寸法
JIS B 4005 フライス用ストレートシャンク部−形状・寸法
JIS B 6101
24
7テーパの主軸端及びシャンク
JIS B 6339 マニシングセンタ−ツールシャンク及びプルスタッド
JIS B 7503 ダイヤルゲージ
JIS B 7513 精密定盤
JIS B 7540 Vブロック
JIS B 7725 ビッカース硬さ試験−試験機の検証
JIS B 7726 ロックウェル硬さ試験−試験機の検証
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 4403 高速度工具鋼鋼材
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験方法
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0172による。
4. 種類 エンドミルの種類は,用途によって,標準エンドミル,キー溝エンドミル及び荒削りエンドミ
ルの3種類,シャンクの形状によって,プレインストレートシャンク,フラット付きストレートシャンク,
モールステーパシャンク,7/24テーパシャンク及びBTシャンク(1)の5種類,刃数によって,2枚刃及び
多刃の2種類,底刃の形状によって,スクエアエンド及びボールエンドの2種類,刃長によって,S形(シ
ョート刃),R形(レギュラー刃),M形(ミディアム刃),L形(ロング刃)及びE形(エキストラロン
グ刃)の5種類,キー溝エンドミルについては,外径の許容差によって,H形,J形,N形及びP形の4
種類とし,表1による。
注(1) BTシャンクとは,JIS B 6339の本体に規定するツールシャンクをいう。
備考 多刃とは,3枚刃以上をいう。
参考 用途による種類のうちキー溝エンドミル及び荒削りエンドミル,シャンクの種類のうちBTシ
ャンク,刃長による種類のうちM形及びE形については,原国際規格にはない種類である。
3
B 4211 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表1 種類
種類
名称
用途
シャンクの
形状
刃数
底刃の
形状
刃長
外径の
許容差
標準エン
ドミル
プレイン
ストレート
シャンク
2枚刃 スクエア
エンド
S形
−
ストレートシャンク2枚刃エンドミルS形
R形
−
ストレートシャンク2枚刃エンドミルR形
M形
−
ストレートシャンク2枚刃エンドミルM形
L形
−
ストレートシャンク2枚刃エンドミルL形
E形
−
ストレートシャンク2枚刃エンドミルE形
ボール
エンド
S形
−
ストレートシャンク2枚刃ボールエンドミルS形
R形
−
ストレートシャンク2枚刃ボールエンドミルR形
M形
−
ストレートシャンク2枚刃ボールエンドミルM形
L形
−
ストレートシャンク2枚刃ボールエンドミルL形
E形
−
ストレートシャンク2枚刃ボールエンドミルE形
多刃
スクエア
S形
−
ストレートシャンク多刃エンドミルS形
標準エン
ドミル
プレイン
ストレート
シャンク
エンド
R形
−
ストレートシャンク多刃エンドミルR形
M形
−
ストレートシャンク多刃エンドミルM形
L形
−
ストレートシャンク多刃エンドミルL形
E形
−
ストレートシャンク多刃エンドミルE形
ボール
エンド
S形
−
ストレートシャンク多刃ボールエンドミルS形
R形
−
ストレートシャンク多刃ボールエンドミルR形
M形
−
ストレートシャンク多刃ボールエンドミルM形
L形
−
ストレートシャンク多刃ボールエンドミルL形
E形
−
ストレートシャンク多刃ボールエンドミルE形
フラット付
きストレー
トシャンク
2枚刃 スクエア
エンド
S形
−
フラット付きストレートシャンク2枚刃エンドミルS形
R形
−
フラット付きストレートシャンク2枚刃エンドミルR形
M形
−
フラット付きストレートシャンク2枚刃エンドミルM形
L形
−
フラット付きストレートシャンク2枚刃エンドミルL形
E形
−
フラット付きストレートシャンク2枚刃エンドミルE形
ボール
エンド
S形
−
フラット付きストレートシャンク2枚刃ボールエンドミルS形
R形
−
フラット付きストレートシャンク2枚刃ボールエンドミルR形
M形
−
フラット付きストレートシャンク2枚刃ボールエンドミルM形
L形
−
フラット付きストレートシャンク2枚刃ボールエンドミルL形
E形
−
フラット付きストレートシャンク2枚刃ボールエンドミルE形
多刃
スクエア
エンド
S形
−
フラット付きストレートシャンク多刃エンドミルS形
R形
−
フラット付きストレートシャンク多刃エンドミルR形
M形
−
フラット付きストレートシャンク多刃エンドミルM形
L形
−
フラット付きストレートシャンク多刃エンドミルL形
E形
−
フラット付きストレートシャンク多刃エンドミルE形
ボール
エンド
S形
−
フラット付きストレートシャンク多刃ボールエンドミルS形
R形
−
フラット付きストレートシャンク多刃ボールエンドミルR形
M形
−
フラット付きストレートシャンク多刃ボールエンドミルM形
L形
−
フラット付きストレートシャンク多刃ボールエンドミルL形
E形
−
フラット付きストレートシャンク多刃ボールエンドミルE形
4
B 4211 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
種類
名称
用途
シャンクの
形状
刃数
底刃の
形状
刃長
外径の
許容差
標準エン
ドミル
モールステ
ーパシャン
ク
2枚刃 スクエア
エンド
S形
−
テーパシャンク2枚刃エンドミルS形
R形
−
テーパシャンク2枚刃エンドミルR形
M形
−
テーパシャンク2枚刃エンドミルM形
L形
−
テーパシャンク2枚刃エンドミルL形
E形
−
テーパシャンク2枚刃エンドミルE形
ボール
エンド
S形
−
テーパシャンク2枚刃ボールエンドミルS形
R形
−
テーパシャンク2枚刃ボールエンドミルR形
M形
−
テーパシャンク2枚刃ボールエンドミルM形
L形
−
テーパシャンク2枚刃ボールエンドミルL形
E形
−
テーパシャンク2枚刃ボールエンドミルE形
多刃
スクエア
エンド
S形
−
テーパシャンク多刃エンドミルS形
R形
−
テーパシャンク多刃エンドミルR形
M形
−
テーパシャンク多刃エンドミルM形
L形
−
テーパシャンク多刃エンドミルL形
E形
−
テーパシャンク多刃エンドミルE形
ボール
S形
−
テーパシャンク多刃ボールエンドミルS形
エンド
R形
−
テーパシャンク多刃ボールエンドミルR形
M形
−
テーパシャンク多刃ボールエンドミルM形
L形
−
テーパシャンク多刃ボールエンドミルL形
E形
−
テーパシャンク多刃ボールエンドミルE形
標準エン
ドミル
7/24テーパ
シャンク
2枚刃 スクエア
エンド
S形
−
7/24テーパシャンク2枚刃エンドミルS形
R形
−
7/24テーパシャンク2枚刃エンドミルR形
M形
−
7/24テーパシャンク2枚刃エンドミルM形
L形
−
7/24テーパシャンク2枚刃エンドミルL形
E形
−
7/24テーパシャンク2枚刃エンドミルE形
ボール
エンド
S形
−
7/24テ−パシャンク2枚刃ボ−ルエンドミルS形
R形
−
7/24テーパシャンク2枚刃ボールエンドミルR形
M形
−
7/24テーパシャンク2枚刃ボールエンドミルM形
L形
−
7/24テーパシャンク2枚刃ボールエンドミルL形
E形
−
7/24テーパシャンク2枚刃ボールエンドミルE形
多刃
スクエア
エンド
S形
−
7/24テーパシャンク多刃エンドミルS形
R形
−
7/24テーパシャンク多刃エンドミルR形
M形
−
7/24テーパシャンク多刃エンドミルM形
L形
−
7/24テーパシャンク多刃エンドミルL形
E形
−
7/24テーパシャンク多刃エンドミルE形
ボール
エンド
S形
−
7/24テーパシャンク多刃ボールエンドミルS形
R形
−
7/24テーパシャンク多刃ボールエンドミルR形
M形
−
7/24テーパシャンク多刃ボールエンドミルM形
L形
−
7/24テーパシャンク多刃ボールエンドミルL形
E形
−
7/24テーパシャンク多刃ボールエンドミルE形
5
B 4211 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
種類
名称
用途
シャンクの
形状
刃数
底刃の
形状
刃長
外径の
許容差
標準エン
ドミル
BTシャン
ク
2枚刃 スクエア
エンド
S形
−
BTシャンク2枚刃エンドミルS形
R形
−
BTシャンク2枚刃エンドミルR形
M形
−
BTシャンク2枚刃エンドミルM形
L形
−
BTシャンク2枚刃エンドミルL形
E形
−
BTシャンク2枚刃エンドミルE形
ボール
エンド
S形
−
BTシャンク2枚刃ボールエンドミルS形
R形
−
BTシャンク2枚刃ボールエンドミルR形
M形
−
BTシャンク2枚刃ボールエンドミルM形
L形
−
BTシャンク2枚刃ボールエンドミルL形
E形
−
BTシャンク2枚刃ボールエンドミルE形
BTシャン
ク
多刃
スクエア
エンド
S形
−
BTシャンク多刃エンドミルS形
R形
−
BTシャンク多刃エンドミルR形
M形
−
BTシャンク多刃エンドミルM形
L形
−
BTシャンク多刃エンドミルL形
E形
−
BTシャンク多刃エンドミルE形
ボール
エンド
S形
−
BTシャンク多刃ボールエンドミルS形
R形
−
BTシャンク多刃ボールエンドミルR形
M形
−
BTシャンク多刃ボールエンドミルM形
L形
−
BTシャンク多刃ボールエンドミルL形
E形
−
BTシャンク多刃ボールエンドミルE形
キー溝エ
ンドミル
プレインス
トレートシ
ャンク
2枚刃 スクエア
エンド
S形
H形
ストレートシャンクキー溝エンドミルH形
J形
ストレートシャンクキー溝エンドミルJ形
N形
ストレートシャンクキー溝エンドミルN形
P形
ストレートシャンクキー溝エンドミルP形
フラット付
H形
フラット付きストレートシャンクキー溝エンドミルH形
きストレー
J形
フラット付きストレートシャンクキー溝エンドミルJ形
トシャンク
N形
フラット付きストレートシャンクキー溝エンドミルN形
P形
フラット付きストレートシャンクキー溝エンドミルP形
荒削りエ
ンドミル
プレインス
トレートシ
ャンク
多刃
スクエア
エンド
R形
−
ストレートシャンク荒削りエンドミルR形
M形
−
ストレートシャンク荒削りエンドミルM形
L形
−
ストレートシャンク荒削りエンドミルL形
E形
−
ストレートシャンク荒削りエンドミルE形
ボール
エンド
R形
−
ストレートシャンクボール荒削りエンドミルR形
M形
−
ストレートシャンクボール荒削りエンドミルM形
L形
−
ストレートシャンクボール荒削りエンドミルL形
E形
−
ストレートシャンクボール荒削りエンドミルE形
フラット付
きストレー
トシャンク
スクエア
エンド
R形
−
フラット付きストレートシャンク荒削りエンドミルR形
M形
−
フラット付きストレートシャンク荒削りエンドミルM形
L形
−
フラット付きストレートシャンク荒削りエンドミルL形
E形
−
フラット付きストレートシャンク荒削りエンドミルE形
ボール
エンド
R形
−
フラット付きストレートシャンクボール荒削りエンドミルR形
M形
−
フラット付きストレートシャンクボール荒削りエンドミルM形
L形
−
フラット付きストレートシャンクボール荒削りエンドミルL形
E形
−
フラット付きストレートシャンクボール荒削りエンドミルE形
6
B 4211 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
種類
名称
用途
シャンクの
形状
刃数
底刃の
形状
刃長
外径の
許容差
荒削りエ
ンドミル
モールステ
ーパシャン
ク
多刃
スクエア
エンド
R形
−
テーパシャンク荒削りエンドミルR形
M形
−
テーパシャンク荒削りエンドミルM形
L形
−
テーパシャンク荒削りエンドミルL形
E形
−
テーパシャンク荒削りエンドミルE形
ボール
エンド
R形
−
テーパシャンクボール荒削りエンドミルR形
M形
−
テーパシャンクボール荒削りエンドミルM形
L形
−
テーパシャンクボール荒削りエンドミルL形
E形
−
テーパシャンクボール荒削りエンドミルE形
7/24テーパ
シャンク
スクエア
エンド
R形
−
7/24テーパシャンク荒削りエンドミルR形
M形
−
7/24テーパシャンク荒削りエンドミルM形
L形
−
7/24テーパシャンク荒削りエンドミルL形
E形
−
7/24テーパシャンク荒削りエンドミルE形
ボール
エンド
R形
−
7/24テーパシャンクボール荒削りエンドミルR形
M形
−
7/24テーパシャンクボール荒削りエンドミルM形
L形
−
7/24テーパシャンクボール荒削りエンドミルL形
E形
−
7/24テーパシャンクボール荒削りエンドミルE形
BTシャン
ク
スクエア
エンド
R形
−
BTシャンク荒削りエンドミルR形
M形
−
BTシャンク荒削りエンドミルM形
L形
−
BTシャンク荒削りエンドミルL形
E形
−
BTシャンク荒削りエンドミルE形
ボール
エンド
R形
−
BTシャンクボール荒削りエンドミルR形
M形
−
BTシャンクボール荒削りエンドミルM形
L形
−
BTシャンクボール荒削りエンドミルL形
E形
−
BTシャンクボール荒削りエンドミルE形
7
B 4211 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
5. 形状・寸法 エンドミルの形状及び寸法は,標準エンドミルについては表2-1〜2-4,キー溝エンドミ
ルについては表3,荒削りエンドミルについては表4-1〜4-4による。
表2-1 ストレートシャンクエンドミルの形状及び寸法
8
B 4211 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表2-1 ストレートシャンクエンドミルの形状及び寸法(続き)
単位 mm
外径 D
シャンク径 d
S形
R形
M形
L形
E形
推奨
寸法
許容差
寸法範囲
I
II
刃長
l
全長 L
刃長
l
全長 L
刃長
l
全長 L
刃長
l
全長 L
刃長
l
全長 L
2枚刃
h10
多刃
js14
を超え
以下
基準
寸法
ストレートシャンク
基準
寸法
ストレートシャンク
I
II
I
II
I
II
I
II
I
II
プレイン
h8
フラット付き
h6
プレイン
h8
フラット付き
h6
1
0
−0.040
±0.125
0.95
1.18
4
0
−0.018
−
6
0
−0.018
0
−0.008
2
34
46
3
35
47
4
36
48
5
37
49
6
38
50
1.2
1.18
1.5
2.5
35
47
4
36
48
5
37
49
6
38
50
8
40
52
1.6
1.5
1.9
3
5
37
49
6
38
50
8
40
52
10
42
54
2
1.9
2.36
4
36
48
7
39
51
8
40
52
10
42
54
12
44
56
2.5
2.36
3
5
37
49
8
40
52
10
42
54
12
44
56
16
48
60
3
3.5
0
−0.048
±0.150
3
3.75
6
38
50
10
42
54
12
44
56
15
47
59
20
52
64
4
3.75
4
7
39
51
11
43
55
16
48
60
19
51
63
25
57
69
−
4
4.75
6
0
−0.008
8
0
−0.022
0
−0.009
51
55
60
63
69
5
4.75
5
8
52
52
13
57
57
19
63
63
24
68
68
32
76
76
6
5
6
7
0
−0.058
±0.180
6
7.5
8
0
−0.022
0
−0.009
10
10
54
60
16
60
66
22
66
72
30
74
80
40
84
90
8
7.5
8
11
55
61
19
63
69
26
70
76
38
82
88
50
94
100
9
8
9.5
10
12
0
−0.027
0
−0.011
61
68
69
76
76
83
88
95
100
107
10
9.5
10
13
63
70
22
72
79
32
82
89
45
95
102
63
113
120
11
0
−0.070
±0.215
10
11.8
12
0
−0.027
0
−0.011
16
70
73
79
82
89
92
102
105
120
123
12
11.8
15
16
73
76
26
83
86
38
95
98
53
110
113
75
132
135
14
16
15
18
16
20
0
−0.033
0
−0.013
19
79
85
32
92
98
45
105
111
63
123
129
90
150
156
18
−
0
−0.084
±0.260
18
19
20
19
23.6
20
0
−0.033
0
−0.013
25
22
88
98
38
104
114
53
119
129
75
141
151
106
172
182
22
25
23.6
30
25
−
−
−
26
102
−
45
121
−
63
139
−
90
166
−
125
201
−
28
32
0
-0.100
±0.310
30
37.5
32
0
−0.039
0
−0.016
32
112
−
53
133
−
75
155
−
106
186
−
150
230
−
36
40
37.5
47.5
40
0
−0.039
0
−0.016
38
118
130
63
143
155
90
170
182
125
205
217
180
260
272
45
(42)
50
47.5
50
40
50
45
137
147
75
167
177
106
198
208
150
242
252
210
302
312
56
0
−0.120
±0.370
50
60
(42)
63
60
75
50
63
0
−0.046
0
−0.019
53
155
165
90
192
202
125
227
237
180
282
292
250
352
362
71
80
75
80
63
0
−0.046
0
−0.019
−
−
−
63
175
−
106
218
−
150
262
−
212
324
−
300
412
−
90
0
−0.140
±0.435
80
95
100
95
118
75
187
−
125
237
−
180
292
−
250
362
−
355
467
−
備考1. 外径D及びシャンク径dの許容差は,JIS B 0401-2による。
2. 全長L及び刃長lの許容差は,JIS B 0405に規定する公差等級c(粗級)とする。
3. シャンクの形状及び寸法は,JIS B 4005のR形による。
4. センタ穴は,JIS B 1011による。
5. 外径Dに対するシャンク径dは,I及びIIから選ぶ。
6. シャンク径dに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
参考 量記号は,ISO 1641-1では,外径をd,シャンク径をd1,ボール半径をrと表示している。
9
B 4211 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表2-2 モールステーパシャンクエンドミルの形状及び寸法
10
B 4211 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表2-2 モールステーパシャンクエンドミルの形状及び寸法(続き)
単位 mm
外径 D
S形
R形
M形
L形
E形
推奨
寸法
許容差
寸法範囲
刃長
l
全長 L
刃長
l
全長 L
刃長
l
全長 L
刃長
l
全長 L
刃長
l
全長 L
2枚刃
h10
多刃
js14
を超え
以下
モールステーパ番号
モールステーパ番号
モールステーパ番号
モールステーパ番号
モールステーパ番号
1
2
3
4
5
6
1
2
3
4
5
6
1
2
3
4
5
6
1
2
3
4
5
6
1
2
3
4
5
6
5
0
−0.048
±0.150 4.75 5
8
78
−
−
−
−
−
13
83
−
−
−
−
−
19
89
−
−
−
−
−
24
94
−
−
−
−
−
32
102 −
−
−
−
−
6
5
6
7
0
−0.058
±0.180 6
7.5
10
80
−
−
−
−
−
16
86
−
−
−
−
−
22
92
−
−
−
−
−
30
100 −
−
−
−
−
40
110
−
−
−
−
−
8
7.5 9.5
11
81
−
−
−
−
−
19
89
−
−
−
−
−
26
96
−
−
−
−
−
38
108 −
−
−
−
−
50
120 −
−
−
−
−
9
10
9.5 10
13
83
−
−
−
−
−
22
92
−
−
−
−
−
32
102 −
−
−
−
−
45
115
−
−
−
−
−
63
133 −
−
−
−
−
11
0
−0.070
±0.215 10
11.8
12
11.8 15
16
86
101 −
−
−
−
26
96
111
−
−
−
−
38
108 123 −
−
−
−
53
123 138 −
−
−
−
75
145 160 −
−
−
−
14
16
15
18
19
−
104 −
−
−
−
32
−
117 −
−
−
−
45
− 130 −
−
−
−
63
−
148 −
−
−
−
90
−
175 −
−
−
−
18
−
0
−0.084
±0.260 18
19
20
19
23.6
22
−
107 124 −
−
−
38
−
123 140 −
−
−
53
− 138 155 −
−
−
75
−
160 177 −
−
−
106
−
191 208 −
−
−
22
25
23.6 28
26
−
− 128 −
−
−
45
−
− 147 −
−
−
63
−
−
165 −
−
−
90
−
−
192 −
−
−
125
−
− 294 −
−
−
28
−
28
30
151
170
188
215
250
32
0
−0.100
±0.310 30
37.5
32
−
− 134 157 −
−
53
−
− 155 178 −
−
75
−
−
177 200 −
−
106
−
−
208 231 −
−
150
−
− 252 275 −
−
36
40
37.5 47.5
38
−
−
−
163 196 −
63
−
−
− 188 221
−
90
−
−
− 215 248 −
125
−
−
− 250 283 −
180
−
−
−
305 338 −
45
50
47.5 50
45
−
−
−
170 203 278
75
−
−
− 200 223
−
106
−
−
− 231 264 −
150
−
−
− 275 308 −
210
−
−
−
335 368 −
56
0
−0.120
±0.370 50
60
63
60
75
53
−
−
−
−
211 288
90
−
−
−
− 248 315 125
−
−
−
−
283 350 180
−
−
−
−
338 405 250
−
−
−
−
408 475
71
80
75
80
63
−
−
−
−
221 300 106
−
−
−
− 264 331 150
−
−
−
−
308 375 212
−
−
−
−
370 437 300
−
−
−
−
458 525
90
0
−0.140
±0.435 80
95
100
95
118
75
−
−
−
−
−
−
125
−
−
−
−
−
350 180
−
−
−
−
−
405 250
−
−
−
−
− 475 355
−
−
−
−
− 580
備考1. 外径Dの許容差は,JIS B 0401-2による。
2. 全長L及び刃長lの許容差は,JIS B 0405に規定する公差等級c(粗級)とする。
3. モールステーパシャンクは,JIS B 4003に規定するねじ付きシャンクとする。
4. センタ穴は,JIS B 1011による。
参考1. 量記号は,ISO 1641-2では,外径をd,ボール半径をrと表示している。
2. 2枚刃の場合の外径Dの許容差は,ISO 1641-2では,e8としている。
11
B 4211 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表2-3 7/24テーパシャンクエンドミルの形状及び寸法
単位 mm
外径 D
S形
R形
M形
L形
E形
推奨
寸法
許容差
寸法範囲
刃長
l
全長 L
刃長
l
全長 L
刃長
l
全長 L
刃長
l
全長 L
刃長
l
全長 L
2枚刃
h10
多刃
js14
を超え 以下
7/24テーパ番号
7/24テーパ番号
7/24テーパ番号
7/24テーパ番号
7/24テーパ番号
30
40
45
50
30
40
45
50
30
40
45
50
30
40
45
50
30
40
45
50
25
0
−0.084
±0.260
23.6
30
26
131
−
−
−
45
150
−
−
−
63
168
−
−
−
90
195
−
−
−
125
230
−
−
−
28
32
0
−0.100
±0.310
30
37.5
32
137
167
187
−
53
158
188
208
−
75
180
210
230
−
106
211
241
261
−
150
255
285
305
−
36
40
37.5
47.5
38
−
173
193
215
63
−
198
218
240
90
−
225
245
267
125
−
260
280
302
180
−
315
335
357
45
50
47.5
50
45
−
180
200
222
75
−
210
230
252
106
−
241
261
283
150
−
285
305
327
212
−
347
367
389
56
0
−0.120
±0.370
50
60
63
60
75
53
−
−
208
230
90
−
−
245
267
125
−
−
280
302
180
−
−
335
357
250
−
−
405
427
71
80
75
80
63
−
−
−
240
106
−
−
−
283
150
−
−
−
327
212
−
−
−
389
300
−
−
−
477
90
0
−0.140
±0.435
80
95
100
95
118
75
−
−
−
252
125
−
−
−
302
180
−
−
−
357
250
−
−
−
427
355
−
−
−
532
備考1. 外径Dの許容差は,JIS B 0401-2による。
2. 全長L及び刃長lの許容差は,JIS B 0405に規定する公差等級c(粗級)とする。
3. シャンクの形状及び寸法は,JIS B 6101に規定するシャンクとする。
ただし,つば部の外径及び幅については,呼び番号30は50mm-8mm,呼び番号40は63mm-10mm,呼び番号45は80mm-10mm及び呼び番号50は100mm-12mmとする。
4. センタ穴は,JIS B 1011による。
参考1. 量記号は,ISO 1641-3では,外径をd,ボール半径をrと表示している。
2. 2枚刃の場合の外径Dの許容差は,ISO 1641-3では,e8としている。
12
B 4211 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表2-4 BTシャンクエンドミルの形状及び寸法
単位 m
外径 D
S形
R形
M形
L形
E形
推奨
寸法
許容差
寸法範囲
刃長
l
全長 L
刃長
l
全長 L
刃長
l
全長 L
刃長
l
全長 L
刃長
l
全長 L
2枚刃
h10
多刃
js14
を超え 以下
7/24テーパ番号
7/24テーパ番号
7/24テーパ番号
7/24テーパ番号
7/24テーパ番号
30
40
45
50
30
40
45
50
30
40
45
50
30
40
45
50
30
40
45
50
25
0
−0.084
±0.260
23.6
30
26
124
−
−
−
45
143
−
−
−
63
161
−
−
−
90
188
−
−
−
125
223
−
−
−
28
32
0
−0.100
±0.310
30
37.5
32
130
155
183
−
53
151
176
204
−
75
173
198
226
−
106
204
229
257
−
150
248
273
301
−
36
40
37.5
47.5
38
−
161
189
213
63
−
186
214
238
90
−
213
241
265
125
−
248
276
300
180
−
303
331
355
45
50
47.5
50
45
−
168
196
220
75
−
198
226
250
106
−
229
257
281
150
−
273
301
325
212
−
335
363
387
56
0
−0.120
±0.370
50
60
63
60
75
53
−
−
204
228
90
−
−
241
265
125
−
−
276
300
180
−
−
331
355
250
−
−
401
425
71
80
75
80
63
−
−
−
238
106
−
−
−
281
150
−
−
−
325
212
−
−
−
387
300
−
−
−
475
90
0
−0.140
±0.435
80
95
100
95
118
75
−
−
−
250
125
−
−
−
300
180
−
−
−
355
250
−
−
−
425
355
−
−
−
530
備考1. 外径Dの許容差は,JIS B 0401-2による。
2. 全長L及び刃長lの許容差は,JIS B 0405に規定する公差等級c(粗級)とする。
3. BTシャンクの形状及び寸法は,JIS B 6339の本体に規定するツールシャンクとする。
4. センタ穴は,JIS B 1011による。
13
B 4211 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表3 ストレートシャンクキー溝エンドミルの形状及び寸法
単位 mm
外径 D
シャンク径 d
刃長
l
全長 L
基準
寸法
許容差
I
II
I
II
H形
J形
N形
P形
基準
寸法
許容差
基準
寸法
許容差
ストレー
トシャン
ク
フラット
付きスト
レートシ
ャンク
ストレー
トシャン
ク
フラット
付きスト
レートシ
ャンク
h8
h6
h8
h6
2
+0.02
0
0
−0.020
−0.020
−0.040
−0.040
−0.060
6
0
−0.018
0
−0.008
8
0
−0.022
0
−0.009
4
48
48
3
5
49
49
4
7
51
51
5
8
52
52
6
7
8
0
−0.022
0
−0.009
10
10
54
60
8
11
55
61
10
10
12
0
−0.027
0
−0.011
13
63
70
12
12
0
−0.027
0
−0.011
16
16
73
76
15
16
16
20
0
−0.033
0
−0.013
19
79
85
18
20
20
0
−0.033
0
−0.013
25
22
88
98
22
24
25
−
−
−
26
102
−
25
備考1. シャンク径dの許容差は,JIS B 04101-2による。
2. 全長L及び刃長lの許容差は,JIS B 0405に規定する公差等級c(粗級)とする。
3. シャンクの形状及び寸法は,JIS B 4005のR形による。
4. センタ穴は,JIS B 1011による。
5. 外径Dに対するシャンク径dは,I及びIIから選ぶ。
14
B 4211 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表4-1 ストレートシャンク荒削りエンドミルの形状及び寸法
15
B 4211 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表4-1 ストレートシャンク荒削りエンドミルの形状及び寸法(続き)
単位 mm
外径 D
シャンク径 d
R形
M形
L形
E形
推奨
寸法
許容差
js14
寸法範囲
基準
寸法
許容差
を超え 以下
ストレート
シャンク
フラット付
きストレー
トシャンク
刃長
全長
刃長
全長
刃長
全長
刃長
全長
h8
h6
l
L
l
L
l
L
l
L
5
±0.150
4.75
5
6
0
−0.018
0
−0.008
13
57
19
63
−
−
−
−
6
5
6
24
68
7
±0.180
6
7.5
8
0
−0.022
0
−0.009
16
60
22
66
30
74
8
7.5
8
19
63
26
70
38
82
9
8
9.5
10
69
76
88
10
9.5
10
22
72
32
82
45
95
11
±0.215
10
11.8
12
0
−0.027
0
−0.011
79
89
102
12
11.8
15
26
83
38
95
53
110
14
16
15
18
16
32
92
45
105
63
123
18
−
±0.260
18
19
20
19
23.6
20
0
−0.033
0
−0.013
38
104
53
119
75
141
106
172
22
25
23.6
30
25
45
121
63
139
90
166
125
201
28
32
±0.310
30
37.5
32
0
−0.039
0
−0.016
53
133
75
155
106
186
150
230
36
40
37.5
47.5
40
63
155
90
182
125
217
180
272
45
(42)
50
47.5
50
50
75
177
106
208
150
252
212
314
56
±0.370
50
60
63
60
75
90
192
125
227
180
282
250
352
71
80
75
80
63
0
−0.046
0
−0.019
106
218
150
262
212
324
300
412
90
±0.435
80
95
100
95
118
125
237
180
292
250
362
355
467
備考1. 外径D及びシャンク径dの許容差は,JIS B 0401-2による。
2. 全長L及び刃長lの許容差は,JIS B 0405に規定する公差等級c(粗級)とする。
3. シャンクの形状及び寸法は,JIS B 4005のR形による。
4. センタ穴は,JIS B 1011による。
5. シャンク径dに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
16
B 4211 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表4-2 モールステーパシャンク荒削りエンドミルの形状及び寸法
17
B 4211 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表4-2 モールステーパシャンク荒削りエンドミルの形状及び寸法(続き)
単位 mm
外径 D
R形
M形
L形
E形
推奨
寸法
許容差
js14
寸法範囲
刃長
l
全長L
刃長
l
全長L
刃長
l
全長L
刃長
l
全長L
を超え
以下
モールステーパ番号
モールステーパ番号
モールステーパ番号
モールステーパ番号
1
2
3
4
5
6
1
2
3
4
5
6
1
2
3
4
5
6
1
2
3
4
5
6
5
±0.150
4.75
5
13
83
−
−
−
−
−
19
89
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
6
5
6
24
94
−
−
−
−
−
7
±0.180
6
7.5
16
86
−
−
−
−
−
22
92
−
−
−
−
−
30
100
−
−
−
−
−
8
7.5
8
19
89
−
−
−
−
−
26
96
−
−
−
−
−
38
108
−
−
−
−
−
9
8
9.5
10
9.5
10
22
92
−
−
−
−
−
32
102
−
−
−
−
−
45
115
−
−
−
−
−
11
±0.215
10
11.8
12
11.8
15
26
96
111
−
−
−
−
38
108
123
−
−
−
−
53
123
138
−
−
−
−
14
16
15
18
32
−
117
−
−
−
−
45
−
130
−
−
−
−
63
−
148
−
−
−
−
18
−
±0.260
18
19
20
19
23.6
38
−
123
140
−
−
−
53
−
138
155
−
−
−
75
−
160
177
−
−
−
106
−
191
208
−
−
−
22
25
23.6
30
45
−
−
147
−
−
−
63
−
−
165
−
−
−
90
−
−
192
−
−
−
125
−
−
227
−
−
−
28
32
±0.310
30
37.5
53
−
−
155
178
−
−
75
−
−
177
200
−
−
106
−
−
208
231
−
−
150
−
−
252
275
−
−
36
40
37.5
47.5
63
−
−
−
188
221
−
90
−
−
−
215
248
−
125
̀
−
−
250
283
−
180
−
−
−
305
338
−
45
50
47.5
50
75
−
−
−
200
233
−
106
−
−
−
231
264
−
150
−
−
−
275
308
−
212
−
−
−
337
370
−
56
±0.370
50
60
63
60
75
90
−
−
−
−
248
302
125
−
−
−
−
283
337
180
−
−
−
−
338
392
250
−
−
−
−
408
462
71
80
75
80
106
−
−
−
−
264
318
150
−
−
−
−
308
362
212
−
−
−
−
370
424
300
−
−
−
−
458
512
90
±0.435
80
95
100
95
118
125
−
−
−
−
−
337
180
−
−
−
−
−
392
250
−
−
−
−
−
462
355
−
−
−
−
−
567
備考1. 外径Dの許容差は,JIS B 0401-2による。
2. 全長L及び刃長lの許容差は,JIS B 0405に規定する公差等級c(粗級)とする。
3. シャンクの形状及び寸法は,JIS B 4003に規定するねじ付きシャンクとする。
4. センタ穴は,JIS B 1011による。
18
B 4211 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表4-3 7/24テーパシャンク荒削りエンドミルの形状及び寸法
単位 mm
外径 D
R形
M形
L形
E形
推奨
寸法
許容差
js14
寸法範囲
刃長
l
全長 L
刃長
l
全長 L
刃長
l
全長 L
刃長
l
全長 L
を超え
以下
7/24テーパ番号
7/24テーパ番号
7/24テーパ番号
7/24テーパ番号
30
40
45
50
30
40
45
50
30
40
45
50
30
40
45
50
25
±0.260
23.6
30
45
150
−
−
−
63
168
−
−
−
90
195
−
−
−
125
230
−
−
−
28
32
±0.310
30
37.5
53
158
188
208
−
75
180
210
230
−
106
211
2411
261
−
150
255
285
305
−
36
40
37.5
47.5
63
−
198
218
240
90
−
225
245
267
125
−
260
280
302
180
−
315
335
357
45
50
47.5
50
75
−
210
230
252
106
−
241
261
283
150
−
285
305
327
212
−
347
367
389
56
±0.370
50
60
63
60
75
90
−
−
245
267
125
−
−
280
302
180
−
−
335
357
250
−
−
405
427
71
80
75
80
106
−
−
−
283
150
−
−
−
327
212
−
−
−
389
300
−
−
−
477
90
±0.435
80
95
100
95
118
125
−
−
−
302
180
−
−
−
357
250
−
−
−
427
355
−
−
−
532
備考1. 外径Dの許容差は,JIS B 0401-2による。
2. 全長L及び刃長lの許容差は,JIS B 0405に規定する公差等級c(粗級)とする。
3. シャンクの形状及び寸法は,JIS B 6101に規定するシャンクによる。
ただし,つば部の外径及び幅については,呼び番号30は50mm-8mm,呼び番号40は63mm-10mm,呼び番号45は80mm-10mm及び呼び番号50は100mm-12mmとする。
4. センタ穴は,JIS B 1011による。
19
B 4211 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表4-4 BTシャンク荒削りエンドミルの形状及び寸法
単位 mm
外径 D
R形
M形
L形
E形
推奨
寸法
許容差
js14
寸法範囲
刃長
l
全長 L
刃長
l
全長 L
刃長
l
全長 L
刃長
l
全長 L
を超え
以下
7/24テーパ番号
7/24テーパ番号
7/24テーパ番号
7/24テーパ番号
30
40
45
50
30
40
45
50
30
40
45
50
30
40
45
50
25
±0.260
23.6
30
45
143
−
−
−
63
161
−
−
−
90
188
−
−
−
125
223
−
−
−
28
32
±0.310
30
37.5
53
151
176
204
−
75
173
198
226
−
106
204
229
257
−
150
248
273
301
−
36
40
37.5
47.5
63
−
186
214
238
90
−
213
241
265
125
−
248
276
300
180
−
303
331
355
45
50
47.5
50
75
−
198
226
250
106
−
229
257
281
150
−
273
301
325
212
−
335
363
387
56
±0.370
50
60
63
60
75
90
−
−
241
265
125
−
−
276
300
180
−
−
331
355
250
−
−
401
425
71
80
75
80
106
−
−
−
281
150
−
−
−
325
212
−
−
−
387
300
−
−
−
475
90
±0.435
80
95
100
95
118
125
−
−
−
300
180
−
−
−
355
250
−
−
−
425
355
−
−
−
530
備考1. 外径Dの許容差は,JIS B 0401-2による。
2. 全長L及び刃長lの許容差は,JIS B 0405に規定する公差等級c(粗級)とする。
3. BTシャンクの形状及び寸法は,JIS B 6339の本体に規定するツールシャンクによる。
4. センタ穴は,JIS B 1011による。
20
B 4211 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
6. 品質
6.1
外観 エンドミルの外観は,地きず,割れ,有害なまくれ,きず,さび,接合不良などの欠点がな
く,仕上げは良好でなければならない。
6.2
表面粗さ エンドミルの刃部の表面粗さは,8.1による試験を行ったとき,すくい面でJIS B 0601に
規定する0.80μmRa (3.2μmRy) 以下とする。
6.3
硬さ エンドミルの刃部の硬さは,8.2による試験を行ったとき,63HRC以上又は772HV以上とす
る。シャンクは,有害な変形又は損傷を起こさないよう適切な熱処理を施さなければならない。
6.4
振れ エンドミルの刃部の振れは,8.3による試験を行ったとき,図1-1,1-2及び表5-1,5-2によ
る。
備考
図示方法は,JIS B 0021による。
図1-1 エンドミルの刃部の振れの公差(ストレートシャンク)
備考
図示方法は,JIS B 0021による。
図1-2 エンドミルの刃部の振れの公差(テーパシャンク)
表5-1 標準エンドミル及びキー溝エンドミルの刃部の振れの公差
単位 mm
外径 D
外周刃の振れの公差 tr
底刃の振れの公差
ta
ボル刃の振れの公差
to
S形
R形
M形
L形
E形
0.95を超え 4.75以下 0.02
0.025
0.032
0.032
−
0.025
0.025
4.75を超え 11.8以下 0.025
0.032
0.04
0.4
−
0.032
0.032
11.8を超え
30以下
0.032
0.04
0.05
0.05
0.063
0.04
0.04
30を超え
118以下
0.04
0.05
0.063
0.063
0.08
0.05
0.05
備考 キー溝エンドミルの外周刃の振れの公差は,0.02mmとする。
21
B 4211 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表5-2 荒削りエンドミルの刃部の振れの公差
単位 mm
外径 D
外周刃の振れの公差 tr
底刃の振れの公差
ta
ボール刃の振れの公差
to
R形
M形
L形
E形
4.75を超え 11.8以下 0.05
0.063
0.063
−
0.032
0.032
11.8を超え
30以下
0.063
0.08
0.08
0.1
0.04
0.04
30を超え
118以下 0.08
0.1
0.1
0.125
0.05
0.05
7. 材料 エンドミルの材料は,JIS G 4403に規定するSKH51又はこれと同等以上の性能をもつものとす
る。
なお,溶接エンドミルのシャンクの材料は,JIS B 4051に規定するS55C又は使用上これと同等以上の
性能をもつものとする。
8. 試験方法
8.1
表面粗さ エンドミルの表面粗さは,目視によってJIS B 0659に規定する比較用表面粗さ標準片と
比較測定する。
8.2
硬さ エンドミルの硬さは,JIS B 7726に規定するロックウェル硬さ試験機を用いて,JIS Z 2245
に規定するロックウェル硬さ試験方法によって測定する。ただし,ロックウェル硬さ試験機によって測定
できない場合は,JIS B 7725に規定するビッカース硬さ試験機を用いて,JIS Z 2244に規定するビッカー
ス硬さ試験方法によって測定してもよい。
なお,試験機による測定が困難な場合は,やすりによる比較測定を行ってもよい。
8.3
振れ
a) ストレートシャンクエンドミルの振れ エンドミルの振れは,図2-1のようにエンドミルを精密定盤
上に置いたVブロックで支え,ダイヤルゲージを外周刃,底刃及びボール刃の切れ刃に垂直に当て,
矢の方向に回しながらダイヤルゲージの指針の動きを読む。読みの最大値と最小値との差を測定値と
する。
備考1. 精密定盤は,JIS B 7513に規定する1級とする。
2. ダイヤルゲージは,JIS B 7503に規定する目量0.001mmダイヤルゲージとする。
3. Vブロックは,JIS B 7540に規定する1級とする。
4. 鋼球は,JIS B 1501による。
b) テーパシャンクエンドミルの振れ エンドミルの振れは,図2-2にようにエンドミルのシャンク部を
測定用ゲージに挿入し,そのゲージの外周を精密定盤上に置いたVブロックで支え,ダイヤルゲージ
を外周刃,底刃及びボール刃の切れ刃に垂直に当て,矢の方向に回しながらダイヤルゲージの指針の
動きを読む。読みの最大値と最小値との差を測定値とする。
備考1. 精密定盤は,JIS B 7513に規定する1級とする。
2. ダイヤルゲージは,JIS B 7503に規定する目量0.001mmダイヤルゲージとする。
3. Vブロックは,JIS B 7540に規定する1級とする。
4. 測定用ゲージはテーパ穴をもちその精度は,JIS B 3301による。外周の真円度及びテーパ部
と外周との同軸度は,2μm以下とする。
5. 鋼球は,JIS B 1501による。
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B 4211 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図2-1 エンドミルの刃部の振れの測定方法(ストレートシャンク)
図2-2 エンドミルの刃部の振れの測定方法(テーパシャンク)
9. 検査 エンドミルの検査は,形状・寸法,外観,表面粗さ,硬さ及び振れについて行い,それぞれ5.
及び6.1〜6.4の規定に適合しなければならない。
10. 製品の呼び方 エンドミルの呼び方は,名称(2),外径D又はボール半径R,シャンク径d又はシャン
ク部のテーパ番号及び刃部の材料記号(3)による。
例1. ストレートシャンク 2枚刃 エンドミル S形 10×12 SKH51
例2. テーパシャンク 多刃 ボールエンドミル R形 R8 モールステーパ番号2 HSS
例3. 7/24テーパシャンク 多刃 エンドミル L形 25 No.30 HSS-Co
例4. フラット付きストレートシャンク 荒削りエンドミル M形 16 SKH51
例5. ストレートシャンク キー溝エンドミル H形 10 SKH51
注(2) 名称は,表1による。
(3) 使用材料が,SKH51又はこれと同等の場合はHSSと,また,SKH55又はこれと同等の場合に
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B 4211 : 1998
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
はHSS-Coと呼んでもよい。
11. 表示
11.1 製品の表示 エンドミルには,シャンク又は首部になるべく刃部を下又は左にして,次の事項を横
書きに表示する。
例1.
(スクエアエンドの場合)
例2.
(ボールエンドの場合)
例3.
(キー溝エンドミルの場合)
a) 外径D又はボール半径R
:16
:R8
:7
b) 外径Dの許容差の種類(4)
:H
c) 刃部の材料記号(5)
:SKH51
:HSS-Co
:HSS-Co
d) 製造業者名又はその略号
注(4) 外径Dの許容差の種類は,キー溝エンドミルの場合だけとする。
(5) 使用材料がSKH51又はこれと同等の場合はHSSと,また,SKH55又はこれと同等の場合には
HSS-Coと表示してもよい。
11.2 包装の表示 エンドミルの包装には,名称(2),シャンク径d又はシャンク部のテーパ番号及び11.1
に規定する事項を表示する。
国際整合化調査研究委員会 構成表
氏名
所属
(委員長)
村 田 良 司
東京理科大学理工学部
中 嶋 誠
通商産業省機械情報産業局
本 間 清
工業技術院標準部
伊 藤 哲
工業技術院機械技術研究所
橋 本 繁 晴
財団法人日本規格協会
野 上 彰
株式会社不二越
羽 山 隆 貫
日立ツール株式会社
片 桐 泰 典
株式会社不二越
日下部 祐 次
神鋼コベルコツール株式会社
宮 林 光 行
株式会社彌満和製作所
倉 持 建
日本高周波鋼業株式会社
舞 田 靖 司
社団法人日本機械工業連合会
岡 安 英 雄
社団法人日本工作機械工業会
西 村 欣 也
社団法人日本歯車工業会
石 川 侑 男
社団法人日本金型工業会
安 武 昭 彦
社団法人日本工作機器工業会
手 取 正 輝
いすゞ自動車株式会社川崎工場
小 峰 武 夫
コベルコツールエンジニアリング株式会社
白
秀 明
オーエスジー株式会社
佐 藤 直 彦
理研製鋼株式会社
木 村 育 夫
株式会社三興製作所
(事務局)
平 野 武 治
日本工具工業会
西 垣 吉麻呂
日本工具工業会