B 4005 : 1998
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS B 4005-1996は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正では,国際整合化を図るため,ISO 3338-1 : 1996, Cylindrical shanks for milling cutters−Part 1 :
Dimensional characteristics of plain cylindrical shanks(フライス用ストレートシャンク−第1部:プレインス
トレートシャンクの形状・寸法)及びISO 3338-2 : 1996 Cylindrical shanks for milling cutters−Part 2 :
Dimensional characteristics of flatted cylindrical shanks(フライス用ストレートシャンク−第2部:フラット付
きストレートシャンクの形状・寸法)を基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 4005 : 1998
フライス用ストレートシャンク部
−形状・寸法
Milling cutters cylindrical shanks−Dimensional characteristics
序文 この規格は,1996年に第4版として発行されたISO 3338-1 Cylindrical shanks for milling cutters−Part
1 : Dimensional characteristics of plain cylindrical shanks及び1996年に第4版として発行されたISO 3338-2
Cylindrical shanks for milling cutters−Part 2 : Dimensional characteristics of flatted cylindrical shanksを基に作成
した日本工業規格であり,対応国際規格と対応するほとんどの部分については,技術的内容を変更するこ
となく作成しているが,フラット付きフライス用ストレートシャンクにおけるフラット幅l2の許容差につ
いてだけ,変更している。また,対応国際規格には規定されていない規定内容を追加している。
主な追加点は,定義及び種類におけるロングシャンクの規定である。
1. 適用範囲 この規格は,シャンク径が3mm以上,63mm以下であるフライス用ストレートシャンク部
(以下,シャンク部という。)の形状及び寸法について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 3338-1 : 1996 Cylindrical shanks for milling cutters−Part 1 : Dimensional characteristics of
plain cylindrical shanks
ISO 3338-2 : 1996 Cylindrical shanks for milling cutters−Part 2 : Dimensional characteristics of
flatted cylindrical shanks
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む)を適用する。
JIS B 0172 フライス用語
JIS B 0401-2 寸法公差及びはめあいの方式−第2部:穴及び軸の公差等級並びに寸法許容差の表
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0172による。
4. 種類 シャンク部の種類は,シャンクの形状によって,プレイン(1)ストレートシャンク及びフラット
付きストレートシャンクの2種類とする。さらに,プレインストレートシャンクは,シャンクの長さによ
って,R形(レギュラシャンク),M形(ミディアムシャンク),L形(ロングシャンク),E形(エキスト
ラロングシャンクE形),F形(エキストラロングシャンクF形)及びG形(エキストラロングシャンク
G形)の6種類とする。
注(1) 紛らわしくない場合は,括弧を付けた文字を省略してもよい。
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B 4005 : 1998
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5. 形状・寸法 プレインストレートシャンク部の形状及び寸法は表1に,フラット付きストレートシャ
ンク部の形状及び寸法は表2による。
表1 プレインストレートシャンク部の形状及び寸法
単位 mm
シャンク径
d
シャンクの長さ
ls
参考
基準寸法 許容差
h8
基準寸法
許容差 首の長さ
ln
R形
M形
L形
E形
F形
G形
3
0
−0.014
28
−
36
45
56
70
+2
0
4
4
0
−0.018
40
50
60
80
5
36
45
56
70
90
6
6
36
40
50
60
80
100
8
8
0
−0.022
45
56
70
90
110
10
40
50
60
80
100
125
10
12
0
−0.027
45
56
70
90
110
140
12
14
16
48
60
80
100
125
160
18
20
0
−0.033
50
70
90
110
140
180
16
25
56
80
100
125
160
200
20
32
0
−0.039
60
90
110
140
180
225
40 (42)
70
100
125
160
200
250
22
50
80
110
140
180
225
280
63
0
−0.046
90
125
160
200
250
315
備考1. シャンク径dに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
2. シャンク径dの許容差は,JIS B 0401-2による。
参考 量記号は,ISO 3338-1では,シャンク径をd1,シャンクの長さをl1と表示している。
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表2 フラット付きストレートシャンク部の形状及び寸法
単位 mm
シャンク径
d
シャンクの長さ
ls
l1
フラットの幅
h
参考
l2
l3
基準寸法 許容差
h6
基準
寸法
許容差
基準
寸法
許容差
基準
寸法
許容差
基準
寸法
許容差
基準
寸法
許容差 首の長さ
ln
6
0
−0.008
36
+2
0
18
0
−1
4.2
+0.2
0
−
−
4.8
0
−0.4
8
8
0
−0.009
5.5
6.6
10
40
20
7
8.4
10
12
0
−0.011
45
22.5
8
10.4
12
16
48
24
10
14.2
20
0
−0.013
50
25
11
18.2
16
25
56
32
12
17
+1
0
23
20
32
0
−0.016
60
36
14
19
30
40
70
40
38
22
50
80
45
18
23
47.8
63
0
−0.019
90
50
60.8
備考1. シャンク径dの許容差は,JIS B 0401-2による。
2. シャンクの長さlsの寸法は,表1のR形と同じ。
参考1. 表1のM形,L形,E形,F形及びG形のものにフラットを付ける場合は,この表のl1,l2,l3及びhの寸法
を適用してもよい。
2. 量記号は,ISO 3338-2では,シャンク径をd1,シャンクの長さをl1,フラットの幅をl3,l4と表示している。
3. フラットの幅l2の許容差は,ISO 3338-2では
05
.00
+である。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
国際整合化調査研究委員会 構成表
氏名
所属
(委員長)
村 田 良 司
東京理科大学理工学部
中 嶋 誠
通商産業省機械情報産業局
本 間 清
工業技術院標準部
伊 藤 哲
工業技術院機械技術研究所
橋 本 繁 晴
財団法人日本規格協会技術部
野 上 彰
株式会社不二越
羽 山 隆 貫
日立ツール株式会社
片 桐 泰 典
株式会社不二越
日下部 祐 次
神鋼コベルコツール株式会社
宮 林 光 行
株式会社彌満和製作所
倉 持 建
日本高周波鋼業株式会社
舞 田 靖 司
社団法人日本機械工業連合会
岡 安 英 雄
社団法人日本工作機械工業会
西 村 欣 也
社団法人日本歯車工業会
石 川 侑 男
社団法人日本金型工業会
安 武 昭 彦
社団法人日本工作機器工業会
手 取 正 輝
いすゞ自動車株式会社川崎工場
小 峰 武 夫
コベルコツールエンジニアリング株式会社
白 土 秀 明
オーエスジー株式会社
佐 藤 直 彦
理研製鋼株式会社
木 村 育 夫
株式会社三興製作所
(事務局)
平 野 武 治
日本工具工業会
西 垣 吉麻呂
日本工具工業会