B 3700-214:2003
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本情報処理開発協会 (JIPDEC)/
財団法人日本規格協会 (JSA) から工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本
工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。主務大臣及び日本工業標準調査会は,
このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登
録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS B 3700-214 には,次に示す附属書がある。
附属書 A (規定) AIM EXPRESS展開一覧
附属書 B (規定) AIMエンティティの短縮名
附属書 C (規定) 実装法に特有の要件
附属書 D (規定) PICS様式
附属書 E (規定) 情報オブジェクトの登録
附属書 F (参考) アプリケーション活動モデル
附属書 G (参考) ARM EXPRESS-G
附属書 H (参考) AIM EXPRESS-G
附属書 J (参考) AIM EXPRESS一覧
附属書 K (参考) ARM EXPRESS一覧
附属書 1 (参考) ISO 10303-214 : 2001
B 3700-214:2003
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1. 適用範囲 ························································································································ 1
2. 引用規格 ························································································································ 3
3. 定義及び略号 ·················································································································· 4
4. 情報要件 ························································································································ 4
5. アプリケーション翻案モデル ····························································································· 4
6. 適合性要件 ····················································································································· 4
附属書1(参考) ISO 10303-214:2001 ··················································································· 6
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 3700-214:2003
産業オートメーションシステム及びその統合−
製品データの表現及び交換−
第214部:アプリケーションプロトコル:
自動車用機械部品の開発プロセスのための
コアデータ
Industrial automation systems and integration-
Product data representation and exchange-
Part 214 : Application protocol :
Core data for automotive mechanical design processes
序文 この規格は,2001年に第1版として発行されたISO 10303-214, Industrial automation systems and
integration― Product data representation and exchange―Part 214 : Application protocol : Core data for automotive
mechanical design processes について,技術的内容を変更することなく日本工業規格として採用するために
作成されたものであり,1. については原国際規格の同項目を全文翻訳し,2. 以降については,それぞれ原
国際規格の同項目の内容を引用するものとした。
1. 適用範囲 この規格は,自動車の機械的観点の開発プロセスを支援する,アプリケーション間の情報
交換のための範囲及び情報要件に必要な統合リソースの使い方を規定する。
備考1. 附属書Fのアプリケーション活動モデルは,処理及び情報の流れの図式表現を与える。この
規格における適用範囲は,この図式表現を基にしている。
2. この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修
正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 10303-214:2001,Industrial automation systems and integration- Product data representation and
exchange-Part 214 : Application protocol : Core data for automotive mechanical design processes
(IDT)
次の事項はこの規格の適用範囲内とする。
− 自動車製造業者及び供給者の製品。これらの製品は,部品,組立品,ツール,組立ツール及び原材料
を含む。ここでいう部品は,車体,パワートレーン,シャシー及び内装を構成する部品を含む。ツー
ルは,様々な製造技術で使用され,かつ,製造される製品に特有なツールを含んでいる。
B 3700-214:2003
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
例 典型的な製造技術は,次のとおりである。
a) 一次成形:造型又は鋳造
b) 変形:曲げ加工又はプレス加工
c) 切削:フライス加工又は旋削加工
d) コーティング:塗装又は表面処理
e) フィッティング:溶接又はリベット
原材料は,部品又はツールを製造するのに使用されるものを含む。
− 工程計画情報とは,部品間の関係及び部品を製造するためのツールを記述し,かつ,部品開発又はツ
ール開発におけるそれぞれの段階間の関係を管理するための情報。
− 設計段階において,多数の製品仕様バリエーションを管理するための製品定義データ及び形態管理デ
ータ。
− 製品の設計変更履歴及び設計変更プロセスの文書に関連したデータを含んだ,設計段階において発生
する変更を記述するデータ。
− 物理的に実現された部品又はツールの識別。例えば,試作のための識別。
− 国際,国内又は業界標準を基にした標準部品の識別。
− 製品データ中の公開データ及び承認データ。
− 製品の供給者及び関連した契約情報を識別する情報。
− 次の8種類の部品又はツールの形状表現。
a) 2次元ワイヤフレーム表現
b) 3次元ワイヤフレーム表現
c) 幾何的境界をもつ曲面表現
d) 位相的境界をもつ曲面表現
e) 多面体境界表現
f) 境界表現
g) 複合形状表現
h) CSG (constructive solid geometry) 表現
− これら8種類の形状表現のうち,二つ以上の組合せをもつ部品又はツールの形状表現。
− 製品の形状の表示に関するデータ。
− 形状特徴による部品又はツールの部分形状の表現。
− 図面上に表現された製品文書。
− この規格以外で規定された形式で表現された製品文書への参照。
例 他の形式とは,物理的クレーモデル,ISO 6983に従って符号化されたNCデータ,又はJIS X 4151
(SGML) に従って符号化されたテキストデータを含む。
− 機構の運動学構造の記述のためのシミュレーションデータ。
例 ウィンドシールドワイパのシミュレーションデータは,ウィンドシールドの幾何データのほか,
必要とされるすべてのリンク及びジョイントを含んだワイパの機構の運動学構造も含んでいても
よい。
− 部品又はツールの特性。
− 表面状態を定義するデータ。
− 寸法及び幾何公差のデータ。
B 3700-214:2003
(3)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
次の事項は,この規格の適用範囲外とする。
− 設計段階に関連しない製品のライフサイクル段階に関する製品定義データ。
− 開発プロジェクトの管理のためのビジネスデータ又は財務データ。
− 部品又はツールの形状の一般パラメトリック表現。
− 製品の気体,水力,電気及び電子機能を記述するデータ。
− 機構の運動学シミュレーションの動的モデル。
− 有限要素解析の入力又は結果を記述するデータ。
2. 引用規格 ISO 10303-214 : 2001の2. Normative referencesによる。
備考 次の引用規格については,対応する日本工業規格がある。
− ISO 286-1 : 1988 (JIS B 0401-1 : 1998 寸法公差及びはめあいの方式―第1部:公差,寸
法差及びはめあいの基礎)
− ISO 286-2 : 1988 (JIS B 0401-2 : 1998 寸法公差及びはめあいの方式―第2部:穴及び軸
の公差等級並びに寸法許容差の表)
− ISO 965-1 : 1998 (JIS B 0209-1 : 2001 一般用メートルねじ―公差―第1部:原則及び基
礎データ)
− ISO 2768-1 : 1989 (JIS B 0405 : 1991 普通公差―第1部:個々に公差の指示がない長さ寸
法及び角度寸法に対する公差)
− ISO 2768-2 : 1989 (JIS B 0419 : 1991 普通公差―第2部:個々に公差の指示がない形体に
対する幾何公差)
− ISO 3098-1 : 1974 (JIS Z 8313-1 : 1998 製図―文字―第1部:ローマ字,数字及び記号)
− ISO 3098-2 : 1984 (JIS Z 8313-2 : 1998 製図―文字―第2部:ギリシャ文字)
− ISO 3098-2 : 1984 (JIS Z 8313-10 : 1998 製図―文字―第10部:平仮名,片仮名及び漢字)
− ISO 3166-1 : 1997 (JIS X 0304 : 1999 国名コード)
− ISO 10303-1 : 1994 (JIS B 3700-1 : 1996 産業オートメーションシステム及びその統合―
製品データの表現及び交換―第1部:概要及び基本原理)
− ISO 10303-11 : 1994 (JIS B 3700-11 : 1996 産業オートメーションシステム及びその統合
―製品データの表現及び交換―第11部:記述法:EXPRESS言語)
− ISO 10303-21 : 1994 (JIS B 3700-21 : 1996 産業オートメーションシステム及びその統合
― 製品データの表現及び交換―第21部:実装法:交換構造のクリアテキスト符号化)
− ISO 10303-22 : 1998 (JIS B 3700-22 : 2000 産業オートメーションシステム及びその統合
― 製品データの表現及び交換―第22部:実装法:標準データアクセスインタフェース)
− ISO 10303-31 : 1994 (JIS B 3700-31 : 1996 産業オートメーションシステム及びその統合
― 製品データの表現及び交換―第31部:適合性試験の方法及び枠組み:一般概念)
− ISO 10303-45 : 1998 (JIS B 3700-45 : 1999 産業オートメーションシステム及びその統合
― 製品データの表現及び交換―第45部:統合総称リソース:材料)
− ISO 10303-46 : 1994 (JIS B 3700-46 : 1997 産業オートメーションシステム及びその統合
― 製品データの表現及び交換―第46部:統合総称リソース:可視表示)
− ISO 10303-47 : 1997 (JIS B 3700-47 : 1999 産業オートメーションシステム及びその統合
― 製品データの表現及び交換―第47部:統合総称リソース:形状に関する公差)
B 3700-214:2003
(4)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
− ISO 10303-49 : 1998 (JIS B 3700-49 : 1999 産業オートメーションシステム及びその統合
―製品データの表現及び交換―第49部:統合総称リソース:工程の構造及び特性)
− ISO 10303-101 : 1994 (JIS B 3700-101 : 1996 産業オートメーションシステム及びその統
合―製品データの表現及び交換―第101部:統合アプリケーションリソース:製図)
− ISO 10303-105 : 1996 (JIS B 3700-105 : 1998 産業オートメーションシステム及びその統
合―製品データの表現及び交換―第105部:統合アプリケーションリソース:機構の運動
学)
− ISO 10303-202 : 1996 (JIS B 3700-202 : 1998 産業オートメーションシステム及びその統
合―製品データの表現及び交換―第202部:アプリケーションプロトコル:製品形状と関
連した製図)
− ISO 10303-203 : 1994 (JIS B 3700-203 : 1997 産業オートメーションシステム及びその統
合 ―製品データの表現及び交換―第203部:アプリケーションプロトコル:形態管理さ
れた設計)
− ISO 12085 : 1996 (JIS B 0631 : 2000 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方
式―モチーフパラメータ)
3. 定義及び略号 ISO 10303-214 : 2001の3. Terms, definitions, abbreviations, and symbolsによる。
4. 情報要件 ISO 10303-214 : 2001の4. Information requirementsによる。
5. アプリケーション翻案モデル ISO 10303-214 : 2001の5. Application interpreted modelによる。
6. 適合性要件 ISO 10303-214 : 2001の6. Conformance requirementsによる。
附属書A (規定) AIM EXPRESS展開一覧 ISO 10303-214 : 2001のAnnex A (normative) AIM EXPRESS
expanded listingによる。
附属書 B (規定) AIM エンティティの短縮名 ISO 10303-214 : 2001のAnnex B (normative) AIM short
names による。
附属書C (規定) 実装法に特有の要件 ISO 10303-214 : 2001のAnnex C (normative) Implementation
method-specific requirementsによる。
附属書D (規定) PICS様式 ISO 10303-214 : 2001のAnnex D (normative) Protocol Implementation
Conformance Statement (PICS) proforma による。
附属書E (規定) 情報オブジェクトの登録 ISO 10303-214 : 2001のAnnex E (normative) Information
object registration による。
附属書F (参考) アプリケーション活動モデル ISO 10303-214 : 2001のAnnex F (informative) Application
B 3700-214:2003
(5)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
activity model による。
附属書G (参考) ARM EXPRESS-G ISO 10303-214 : 2001のAnnex G (informative) Application reference
model による。
附属書H (参考) AIM EXPRESS-G ISO 10303-214 : 2001のAnnex H (informative) AIM EXPRESS-G に
よる。
附属書J (参考) AIM EXPRESS一覧 ISO 10303-214 : 2001のAnnex J (informative) AIM EXPRESS
listing による。
附属書K (参考) ARM EXPRESS一覧 ISO 10303-214 : 2001のAnnex K (informative) ARM EXPRESS
listing による。
附属書1(参考) ISO 10303-214:2001
B 3700-214:2003
(6)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書1(参考)ISO 10303‐214:2001
(Industrial automation systems and integration─Product data representation and exchange─
Part 214:Application protocol : Core data for automotive mechanical design processes)
この附属書(参考)は,規定の一部ではない。