B 3700-11 : 2002 (ISO 10303-11 : 1994/Cor. 1 : 1999)
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本情報
処理開発協会 (JIPDEC) /財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を改
正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格であ
る。これによって,JIS B 3700-11 : 1996の規定内容は,この追補によって変更される。
この追補は,1999年に発行されたISO 10303-11 : 1994(Industrial automation systems and integration−
Product data representation and exchange−Part 11 : Description methods : The EXPRESS language reference
manual の Technical corrigendum 1)を翻訳し,技術的内容及び追補の様式を変更することなく作成した日
本工業規格の追補である。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 3700-11 : 2002
(ISO 10303-11 : 1994/Cor. 1 : 1999)
産業オートメーションシステム及び
その統合−製品データの表現及び交換−
第11部:記述法:
EXPRESS言語
(追補1)
Industrial automation systems and integration−
Product data representation and exchange−
Part 11 : Description methods :
The EXPRESS language reference manual
(Technical Corrigendum 1)
序文 この追補は,ISO 10303-11 : 1994 (Industrial automation systems and integration−Product data
representation and exchange−Part 11 : Description methods : The EXPRESS language reference manual) に対して
1999年に発行されたTechnical corrigendum 1について,技術的内容及び追補の様式を変更することなくJIS
B : 3700-11 : 1996の追補1として作成したものである。
JIS B 3700-11 : 1996を,次のように改正する。
3ページ
3.1 (JIS B 3700-1で定義された用語)と3.2(この規格で定義する用語)との間に,次の箇条を挿入す
る。
3.2 JIS X 0221で定義された用語 この規格は,JIS X 0221で定義された次の用語を使う。
− 図形文字 (graphic character)
備考 この用語は,JIS X 0221で可視化表現が定義されている文字だけを含み,空白の点又は斜線が
施されている点は,含まない。
3ページ
3.2を3.3とし,以降この順に箇条番号をずらす。
7ページ
6.2
最後の項目,\oは,で始まる行を削除する。
2
B 3700-11 : 2002 (ISO 10303-11 : 1994/Cor. 1 : 1999)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
6.2
最後の項目の後に,次の項目を挿入する。
− \x8,\x9,\xA,\xB,\xC,\xDは,JIS X 0221の群00,面00,区00の,位置8〜13番目
のそれぞれの文字を表現する。
8ページ
7.1
第1段落を次の文章に置き換える。
EXPRESSで記述されたスキーマは,次の文字集合中の文字だけを使わなければならない。それらの
文字は,JIS X 0221の08から0Dの点に割り当てられた制御機能,20から7Eの範囲に配置された図
形文字,及び復帰改行を示す特殊文字\nとする。この文字の集合を,EXPRESS文字集合と呼ぶ。こ
の文字集合の要素は,これらの文字が定義されているJIS X 0221の点によって参照し,点の番号は,
16進数によって指定する。この集合の印字可能な文字(JIS X 0221の区点21〜7E)は,EXPRESS言
語の字句を構成するために組み合わせる。EXPRESSの字句とは,キーワード,識別子,記号又はリテ
ラルをいう。EXPRESS文字集合は,更に次のとおり区分する。
このように規定された文字集合は,概念的な文字集合であって,実装での表現とは独立とする。
備考 JIS X 0211は,JIS X 0221の08〜0Dの位置にある制御機能の意味を規定する。JIS B 3700-11
は,JIS X 0211で規定された08〜0Dにある制御機能の意味であってもよいし,そうでなくて
もよい。
9ページ
7.1.5.1
第1文章中の次の語句を削除する。
“又は明示的な文字列リテラルの中”
第2文章を次の文章に置き換える。
記法ʻ\s'は,言語構文中では,間隔文字を表現するのに使ってもよい。
7.1.5.3
この箇条の文章を次の文章に置き換える。
点08〜0Dの制御機能は,文字列リテラル中を除き,空白として扱わなければならない。nが8,9,
A,B,C,Dのいずれかである場合,記法\xnは,言語構文中で,これらの文字を表現するのに使う。
10ページ
7.1.6.2
構文ブロックの構文144中の“|\o”を,次のとおりに置き換える。
| \x8| \x9| \xA| \xB| \xC| \xD
13ページ
7.5.4
下から3行目と2行目との間に,次の段落を挿入する。
オクテットの並びは,JIS X 0221の一つの文字を正しく識別しなければならない。
3
B 3700-11 : 2002 (ISO 10303-11 : 1994/Cor. 1 : 1999)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
14ページ
構文ブロックの構文141中の“| \o”を,次のとおりに置き換える。
| \x8| \x9| \xA| \xB| \xC| \xD
例13.の最下行に,次の例を挿入する。
“0000795E00006238”
漢字“神戸”と読む。
17ページ
8.1.6
2番目の文章を,次の文章に置き換える。
文字列を構成する文字は,点08〜0Dに配置された制御機能,並びにJIS X 0221の20〜7E及びA0から
10FFFEにある図形文字とする。
104ページ
15.12
例135.の4行目を,次のとおりに置き換える。
x2 : STRING :=“000025FF000101B5”;
118ページ
附属書A.1.3
構文ブロックの構文141中の“| \o”を,次のとおりに置き換える。
| \x8| \x9| \xA| \xB| \xC| \xD
附属書A.1.4
構文ブロックの構文144中の“|\o”を,次のとおりに置き換える。
| \x8| \x9| \xA| \xB| \xC| \xD