B 2401-4:2012
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 1
4 記号······························································································································· 2
5 一般······························································································································· 2
6 種類······························································································································· 2
6.1 種類一般 ······················································································································ 2
6.2 スパイラル ··················································································································· 2
6.3 バイアスカット ············································································································· 3
6.4 エンドレス ··················································································································· 3
7 バックアップリングの装着位置 ··························································································· 3
8 形状・寸法 ······················································································································ 3
9 外観······························································································································· 4
10 材料 ····························································································································· 4
11 製品の識別コード ··········································································································· 4
11.1 一般 ··························································································································· 4
11.2 運動用Oリング(P)及び固定用Oリング(G)に用いるバックアップリング ························· 4
11.3 ISO一般工業用Oリング(F)及びISO精密機器用Oリング(S)に用いるバックアップリング · 4
12 検査 ····························································································································· 5
13 表示 ····························································································································· 5
14 規格準拠表示 ················································································································· 6
附属書JA(規定)ISO一般工業用Oリング(F)及びISO精密機器用Oリング(S)に用いる
バックアップリングの形状・寸法 ····················································································· 12
附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································ 15
B 2401-4:2012
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本フルードパワー工業会(JFPA)
及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があ
り,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。
これによって,JIS B 2407:1995は廃止され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 2401の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 2401-1 第1部:Oリング
JIS B 2401-2 第2部:ハウジングの形状・寸法
JIS B 2401-3 第3部:外観品質基準
JIS B 2401-4 第4部:バックアップリング
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格
JIS
B 2401-4:2012
Oリング−第4部:バックアップリング
O-rings-Part 4: Anti-extrusion rings (back-up rings)
序文
この規格は,2008年に第1版として発行されたISO 3601-4を基に作成した日本工業規格であるが,既
に我が国で使用されているバックアップリングへの適用も可能とするため,技術的内容を変更して作成し
た日本工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。また,対応国際規格の一部を附属書JAに移した。
1
適用範囲
この規格は,JIS B 2401-1に規定するOリングの,はみ出し防止に使用するバックアップリングについ
て規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 3601-4:2008,Fluid power systems−O-rings−Part 4: Anti-extrusion rings (back-up rings)(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0142 油圧・空気圧システム及び機器−用語
注記 対応国際規格:ISO 5598,Fluid power systems and components−Vocabulary(MOD)
JIS B 2401-1 Oリング−第1部:Oリング
注記 対応国際規格:ISO 3601-1,Fluid power systems−O-rings−Part 1: Inside diameters, cross-sections,
tolerances and designation codes(MOD)
JIS B 2401-2 Oリング−第2部:ハウジングの形状・寸法
注記 対応国際規格:ISO 3601-2,Fluid power systems−O-rings−Part 2: Housing dimensions for general
applications(MOD)
JIS K 6891 四ふっ化エチレン樹脂成形粉試験方法
JIS K 7215 プラスチックのデュロメータ硬さ試験方法
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0142による。
2
B 2401-4:2012
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4
記号
この規格で用いる記号は,次による。
b1:Oリングのハウジング幅(バックアップリングなし)
b2:Oリングのハウジング幅(バックアップリング1個)
b3:Oリングのハウジング幅(バックアップリング2個)
b5:バイアスカット及びエンドレスのバックアップリングの厚さ
b6:スパイラルのバックアップリングの厚さ
d2:Oリングの太さ(JIS B 2401-1による。)
d3:ハウジング溝径(ピストンシール)
d4:シリンダ内径
d5:ロッド径
d6:ハウジング溝径(ロッドシール)
d9:ピストン径
d10:ロッド穴径
d14:バックアップリング内径(スパイラルだけに適用)
d15:バックアップリング外径(スパイラルだけに適用)
d16:バックアップリング内径(バイアスカット及びエンドレスに適用)
d17:バックアップリング外径(バイアスカット及びエンドレスに適用)
l:スパイラルの隙間[マンドレル径(d14)に装着したときのスパイラルの開口部寸法]
t:バックアップリングの半径方向の幅
5
一般
バックアップリングを使用する場合のハウジングは,Oリングのハウジングに対する一般的な要求事項
による。例えば,表面性状,溝底の丸み,溝角の丸み,装着面取り,ハウジングの寸法許容差,及びハウ
ジング幅については,JIS B 2401-2による。
6
種類
6.1
種類一般 バックアップリングの種類は,材料,色及び形状によって区分し,表1による。
表1−バックアップリングの種類
種類
材料
色
形状
T1
四ふっ化エチレン樹脂
乳白色
スパイラル
T2
四ふっ化エチレン樹脂
乳白色
バイアスカット
T3
四ふっ化エチレン樹脂
乳白色
エンドレス
F1
充塡材入り四ふっ化エチレン樹脂
茶褐色
スパイラル
F2
充塡材入り四ふっ化エチレン樹脂
茶褐色
バイアスカット
F3
充塡材入り四ふっ化エチレン樹脂
茶褐色
エンドレス
6.2
スパイラル
6.2.1
スパイラルは,圧力10 MPaから20 MPaの間で使用する。
6.2.2
使用温度が100 ℃を超える場合は,圧力10 MPa未満で使用する。
3
B 2401-4:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
6.3
バイアスカット
バイアスカットは,最も広く使われ,エンドレスよりも装着性がよい。圧力15 MPaから20 MPaを超え
ても,Oリングの保護に優れている。
6.4
エンドレス
エンドレスは,一体溝又は小口径でハウジングへの装着は難しい。圧力及び温度に対するOリングの保
護に優れている。圧力が25 MPaを超え,温度が135 ℃を超える場合に適している。
7
バックアップリングの装着位置
バックアップリングの装着位置は,用途及び圧力のかかる方向による。バックアップリングの装着は,
図1及び図2による。
a) バックアップリングなし
b) バックアップリング1個
c) バックアップリング2個
図1−バックアップリングの装着位置(ピストンシール)
a) バックアップリングなし
b) バックアップリング1個
c) バックアップリング2個
図2−バックアップリングの装着位置(ロッドシール)
8
形状・寸法
バックアップリングの形状・寸法は,表2による。
表2−バックアップリングの形状・寸法
Oリングの種類(種類を表す記号)
形状・寸法
運動用Oリング(P)
表4による。
固定用Oリング(G)
表4による。
ISO一般工業用Oリング(F)
附属書JAによる。
ISO精密機器用Oリング(S)
附属書JAによる。
4
B 2401-4:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
9
外観
バックアップリングは,表面が滑らかで,ひずみ,きず,割れ目(バイアスカットを除く。),しみなど
の欠陥があってはならない。
10 材料
バックアップリングに用いる材料は,完全に焼成された四ふっ化エチレン樹脂又は充塡材入り四ふっ化
エチレン樹脂とし,その特性は,表3による。
また,一般機器に使用される油などを汚染したり,油などに侵されたり,Oリング又は金属に悪い影響
を与えるものであってはならない。
表3−バックアップリングに用いる材料の特性
項目
四ふっ化エチレン樹脂
充塡材入り
四ふっ化エチレン樹脂
試験方法
比重a)
2.14〜2.20
3.00〜4.00
JIS K 6891
引張強さb) MPa
14.7以上
12.0以上
伸びb) (%)
100以上
100以上
硬さb) タイプD
50以上
60以上
JIS K 7215
寸法安定性c) (%)
±0.5以下
±0.5以下
−
注a) 比重測定用試験片は,製品から採取する。
b) 引張強さ,伸び及び硬さ測定用試験片は,製品と同一条件で成形した板から採取する。
c) 測定用試験片は,注b)によって成形した板から直径20 mmの円板を打ち抜く。これを175±5 ℃
で1時間空気中で加熱した後,恒温槽から取り出し,25 ℃まで自然冷却したときの直径変化率
を求める。
なお,寸法測定は,25±2 ℃で行う。
11 製品の識別コード
11.1 一般
バックアップリングの製品の識別コードは,11.2及び11.3による。
11.2 運動用Oリング(P)及び固定用Oリング(G)に用いるバックアップリング
運動用Oリング(P)及び固定用Oリング(G)に用いるバックアップリングの製品の識別コードは,
名称の略号,規格番号,種類及びリングの呼び番号による。
例 スパイラル,四ふっ化エチレン樹脂,リングの呼び番号P20の場合
BR□JIS B 2401-4-T1-P20 (□は,ブランクとする。)
リングの呼び番号(表4による。)
種類(表1による。)
規格番号
名称(バックアップリング)の略号
11.3 ISO一般工業用Oリング(F)及びISO精密機器用Oリング(S)に用いるバックアップリング
ISO一般工業用Oリング(F)及びISO精密機器用Oリング(S)に用いるバックアップリングの製品
の識別コードは,名称の略号,規格番号,種類,Oリングの太さ,用途の記号,ロッド径又はシリンダ内
径,及びハウジング溝径で,次による。
5
B 2401-4:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
a) “BR”の後ろに,1文字分の空白を入れる。
b) “JIS B 2401-4”の次に,ハイフンを入れる。
c) バックアップリングの種類を入れた後,ハイフンを入れる(T1はスパイラル,T2はバイアスカット,
T3はエンドレス。T1,T2,T3は,四ふっ化エチレン樹脂を材料とする。)。
d) 3文字でOリングの太さ(mm)を100倍して入れる(例えば,d2=6.99 mmの場合,3文字は699で
ある。)。次に,ハイフンを入れる。
e) 用途の記号を入れる。ピストン運動用の場合はPD,ピストン固定用の場合はPS,ロッド運動用の場
合はRD,ロッド固定用の場合はRSとする。次にハイフンを入れる。
f)
6文字で,ロッド径(mm)又はシリンダ内径(mm)を100倍して入れる。ロッド用の場合は内径(d14
又はd16)で,ピストン用の場合は外径(d15又はd17)である(例えば,動作する直径が200.00 mmの
場合,文字は,020000とする。)。次にハイフンを入れる。
g) 6文字で,ハウジング溝径(mm)を100倍して入れる。ピストン用の場合はd3,ロッド用の場合は,
d6である(例えば,ハウジング溝径が211.8 mmの場合,文字は,021180とする。)。
例 スパイラルでOリングの太さ6.99 mmに使用し,ロッド運動用でロッド径が200.00 mm,ハウ
ジング溝径が211.8 mmの場合。
BR□JIS B 2401-4-T1-699-RD-020000-021180 (□は,ブランクとする。)
ハウジング溝径
ロッド径
用途の記号
Oリングの太さ
種類(表1による。)
規格番号
名称(バックアップリング)の略号
12 検査
バックアップリングの検査は,次の項目について行い,箇条8〜箇条10の規定に適合しなければならな
い。
a) 形状・寸法検査1)
b) 外観検査
c) 材料検査
注1) バックアップリングの寸法検査は,25±2 ℃で行う。
13 表示
包装には,次の事項を明瞭に表示しなければならない。
a) 規格名称
b) 種類
c) 製品の識別コード
d) 個数
e) 製造業者名又はその略号
6
B 2401-4:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
f)
製造年月日又はその略号
14 規格準拠表示
この規格に準拠していることを,試験報告書,カタログ及び販売資料に表示する場合は,次の一文を記
載する。
“このバックアップリングは,JIS B 2401-4に準拠する。”
表4−四ふっ化エチレン樹脂製のバックアップリングの形状・寸法
a) スパイラル
b) バイアスカット
c) エンドレス
注a) P3〜P10のカットの角度は,40
0
5
−°とする。
b) バイアスカット及びエンドレスの場合,1個内のtの最大値と最小値との差は,0.05 mmを超えてはならない。
単位 mm
リン
グの
呼び
番号
スパイラル
バイアスカット及びエンドレスd)
参考
内
径
d14
幅
t
厚さ
b6
隙間c)
l
内径
d16
外径
d17
厚さ
b5
Oリン
グの呼
び番号
Oリングの寸法
太さ
内径e)
P3
3
1.5
03
.0
06
.0
+
−
0.7±0.05 1.2±0.4 3
+0.15
0
6
0
−0.15
1.25±0.1
P3
1.9±0.08 2.8
±0.14
P4
4
4
7
P4
3.8
±0.14
P5
5
5
8
P5
4.8
±0.15
P6
6
6
9
P6
5.8
±0.15
P7
7
7
10
P7
6.8
±0.16
P8
8
8
11
P8
7.8
±0.16
P9
9
9
12
P9
8.8
±0.17
P10
10
10
13
P10
9.8
±0.17
P10A 10
2.0
03
.0
06
.0
+
−
0.7±0.05 1.4±0.8 10
+0.15
0
14
0
−0.15
1.25±0.1
P10A
2.4±0.09 9.8
±0.17
P11
11
11
15
P11
10.8
±0.18
P11.2
11.2
11.2
15.2
P11.2
11.0
±0.18
P12
12
12
16
P12
11.8
±0.19
P12.5 12.5
12.5
16.5
P12.5
12.3
±0.19
P14
14
14
18
P14
13.8
±0.19
P15
15
15
19
P15
14.8
±0.20
P16
16
16
20
P16
15.8
±0.20
P18
18
18
22
P18
17.8
±0.21
P20
20
20
24
P20
19.8
±0.22
P21
21
21
25
P21
20.8
±0.23
P22
22
22
26
P22
21.8
±0.24
7
B 2401-4:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表4−四ふっ化エチレン樹脂製のバックアップリングの形状・寸法(続き)
単位 mm
リン
グの
呼び
番号
スパイラル
バイアスカット及びエンドレスd)
参考
内
径
d14
幅
t
厚さ
b6
隙間c)
l
内径
d16
外径
d17
厚さ
b5
Oリン
グの呼
び番号
Oリングの寸法
太さ
内径e)
P22A 22
3.0
03
.0
06
.0
+
−
0.7±0.05 2.5±1.5 22
+0.20
0
28
0
−0.20
1.25±0.1
P22A
3.5±0.1
21.7
±0.24
P22.4 22.4
22.4
28.4
P22.4
22.1
±0.24
P24
24
24
30
P24
23.7
±0.24
P25
25
25
31
P25
24.7
±0.25
P25.5 25.5
25.5
31.5
P25.5
25.2
±0.25
P26
26
26
32
P26
25.7
±0.26
P28
28
28
34
P28
27.7
±0.28
P29
29
29
35
P29
28.7
±0.29
P29.5 29.5
3.0
03
.0
06
.0
+
−
0.7±0.05 2.5±1.5 29.5 +0.20
0
35.5 0
−0.20
1.25±0.1
P29.5
3.5±0.10 29.2
±0.29
P30
30
30
36
P30
29.7
±0.29
P31
31
31
37
P31
30.7
±0.30
P31.5 31.5
31.5
37.5
P31.5
31.2
±0.31
P32
32
32
38
P32
31.7
±0.31
P34
34
34
40
P34
33.7
±0.33
P35
35
35
41
P35
34.7
±0.34
P35.5 35.5
35.5
41.5
P35.5
35.2
±0.34
P36
36
36
42
P36
35.7
±0.34
P38
38
38
44
P38
37.7
±0.37
P39
39
39
45
P39
38.7
±0.37
P40
40
40
46
P40
39.7
±0.37
P41
41
41
47
P41
40.7
±0.38
P42
42
42
48
P42
41.7
±0.39
P44
44
44
50
P44
43.7
±0.41
P45
45
45
51
P45
44.7
±0.41
P46
46
46
52
P46
45.7
±0.42
P48
48
48
54
P48
47.7
±0.44
P49
49
49
55
P49
48.7
±0.45
P50
50
50
56
P50
49.7
±0.45
8
B 2401-4:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表4−四ふっ化エチレン樹脂製のバックアップリングの形状・寸法(続き)
単位 mm
リン
グの
呼び
番号
スパイラル
バイアスカット及びエンドレスd)
参考
内
径
d14
幅
t
厚さ
b6
隙間c)
l
内径
d16
外径
d17
厚さ
b5
Oリン
グの呼
び番号
Oリングの寸法
太さ
内径e)
P48A 48
5.0
03
.0
06
.0
+
−
0.9±0.06 4.5±1.5 48
+0.25
0
58
0
−0.25
1.9±0.13
P48A
5.7±0.13 47.6
±0.44
P50A 50
50
60
P50A
49.6
±0.45
P52
52
52
62
P52
51.6
±0.47
P53
53
53
63
P53
52.6
±0.48
P55
55
55
65
P55
54.6
±0.49
P56
56
56
66
P56
55.6
±0.50
P58
58
58
68
P58
57.6
±0.52
P60
60
60
70
P60
59.6
±0.53
P62
62
62
72
P62
61.6
±0.55
P63
63
63
73
P63
62.6
±0.56
P65
65
65
75
P65
64.6
±0.57
P67
67
67
77
P67
66.6
±0.59
P70
70
70
80
P70
69.6
±0.61
P71
71
71
81
P71
70.6
±0.62
P75
75
75
85
P75
74.6
±0.65
P80
80
80
90
P80
79.6
±0.69
P85
85
5.0
03
.0
06
.0
+
−
0.9±0.06 4.5±1.5 85
+0.25
0
95
0
−0.25
1.9±0.13
P85
5.7±0.13 84.6
±0.73
P90
90
90
100
P90
89.6
±0.77
P95
95
95
105
P95
94.6
±0.81
P100
100
100
110
P100
99.6
±0.84
P102
102
102
112
P102
101.6
±0.85
P105
105
105
115
P105
104.6
±0.87
P110
110
110
120
P110
109.6
±0.91
P112
112
112
122
P112
111.6
±0.92
P115
115
115
125
P115
114.6
±0.94
P120
120
120
130
P120
119.6
±0.98
P125
125
125
135
P125
124.6
±1.01
P130
130
130
140
P130
129.6
±1.05
P132
132
132
142
P132
131.6
±1.06
P135
135
135
145
P135
134.6
±1.09
P140
140
140
150
P140
139.6
±1.12
P145
145
145
155
P145
144.6
±1.16
P150
150
150
160
P150
149.6
±1.19
9
B 2401-4:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表4−四ふっ化エチレン樹脂製のバックアップリングの形状・寸法(続き)
単位 mm
リン
グの
呼び
番号
スパイラル
バイアスカット及びエンドレスd)
参考
内
径
d14
幅
t
厚さ
b6
隙間c)
l
内径
d16
外径
d17
厚さ
b5
Oリン
グの呼
び番号
Oリングの寸法
太さ
内径e)
P150A 150
7.5
03
.0
06
.0
+
−
1.4±0.08 6.0±2.0 150 +0.30
0
165 0
−0.30
2.75±0.15 P150A 8.4±0.15 149.5
±1.19
P155
155
155
170
P155
154.5
±1.23
P160
160
160
175
P160
159.5
±1.26
P165
165
165
180
P165
164.5
±1.30
P170
170
170
185
P170
169.5
±1.33
P175
175
175
190
P175
174.5
±1.37
P180
180
180
195
P180
179.5
±1.40
P185
185
185
200
P185
184.5
±1.44
P190
190
190
205
P190
189.5
±1.48
P195
195
195
210
P195
194.5
±1.51
P200
200
200
215
P200
199.5
±1.55
P205
205
205
220
P205
204.5
±1.58
P209
209
209
224
P209
208.5
±1.61
P210
210
210
225
P210
209.5
±1.62
P215
215
215
230
P215
214.5
±1.65
P220
220
220
235
P220
219.5
±1.68
P225
225
225
240
P225
224.5
±1.71
P230
230
230
245
P230
229.5
±1.75
P235
235
235
250
P235
234.5
±1.78
P240
240
7.5
03
.0
06
.0
+
−
1.4±0.08 6.0±2.0 240 +0.30
0
255 0
−0.30
2.75±0.15 P240
8.4±0.15 239.5
±1.81
P245
245
245
260
P245
244.5
±1.84
P250
250
250
265
P250
249.5
±1.88
P255
255
255
270
P255
254.5
±1.91
P260
260
260
275
P260
259.5
±1.94
P265
265
265
280
P265
264.5
±1.97
P270
270
270
285
P270
269.5
±2.01
P275
275
275
290
P275
274.5
±2.04
P280
280
280
295
P280
279.5
±2.07
P285
285
285
300
P285
284.5
±2.10
P290
290
290
305
P290
289.5
±2.14
P295
295
295
310
P295
294.5
±2.17
P300
300
300
315
P300
299.5
±2.20
P315
315
315
330
P315
314.5
±2.30
P320
320
320
335
P320
319.5
±2.33
P335
335
335
350
P335
334.5
±2.42
P340
340
340
355
P340
339.5
±2.45
P355
355
355
370
P355
354.5
±2.54
P360
360
360
375
P360
359.5
±2.57
P375
375
375
390
P375
374.5
±2.67
P385
385
385
400
P385
384.5
±2.73
P400
400
400
415
P400
399.5
±2.82
10
B 2401-4:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表4−四ふっ化エチレン樹脂製のバックアップリングの形状・寸法(続き)
単位 mm
リン
グの
呼び
番号
スパイラル
バイアスカット及びエンドレスd)
参考
内
径
d14
幅
t
厚さ
b6
隙間c)
l
内径
d16
外径
d17
厚さ
b5
Oリン
グの呼
び番号
Oリングの寸法
太さ
内径e)
G25
25
2.5
03
.0
06
.0
+
−
0.7±0.05 4.5±1.5 25
+0.20
0
30
0
−0.20
1.25±0.1
G25
3.1±0.10 24.4
±0.25
G30
30
30
35
G30
29.4
±0.29
G35
35
35
40
G35
34.4
±0.33
G40
40
40
45
G40
39.4
±0.37
G45
45
45
50
G45
44.4
±0.41
G50
50
50
55
G50
49.4
±0.45
G55
55
55
+0.25
0
60
0
−0.25
G55
54.4
±0.49
G60
60
60
65
G60
59.4
±0.53
G65
65
65
70
G65
64.4
±0.57
G70
70
70
75
G70
69.4
±0.61
G75
75
75
80
G75
74.4
±0.65
G80
80
80
85
G80
79.4
±0.69
G85
85
85
90
G85
84.4
±0.73
G90
90
90
95
G90
89.4
±0.77
G95
95
95
100
G95
94.4
±0.81
G100
100
100
105
G100
99.4
±0.85
G105
105
105
110
G105
104.4
±0.87
G110
110
110
115
G110
109.4
±0.91
G115
115
115
120
G115
114.4
±0.94
G120
120
120
125
G120
119.4
±0.98
G125
125
125
130
G125
124.4
±1.01
G130
130
130
135
G130
129.4
±1.05
G135
135
135
140
G135
134.4
±1.08
G140
140
140
145
G140
139.4
±1.12
G145
145
145
150
G145
144.4
±1.16
G150
150
5.0
03
.0
06
.0
+
−
0.9±0.06 6.0±2.0 150 +0.30
0
160 0
−0.30
1.9±0.13
G150
5.7±0.13 149.3
±1.19
G155
155
155
165
G155
154.3
±1.23
G160
160
160
170
G160
159.3
±1.26
G165
165
165
175
G165
164.3
±1.30
G170
170
170
180
G170
169.3
±1.33
G175
175
175
185
G175
174.3
±1.37
G180
180
180
190
G180
179.3
±1.40
G185
185
185
195
G185
184.3
±1.44
G190
190
190
200
G190
189.3
±1.47
G195
195
195
205
G195
194.3
±1.51
G200
200
200
210
G200
199.3
±1.55
11
B 2401-4:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表4−四ふっ化エチレン樹脂製のバックアップリングの形状・寸法(続き)
単位 mm
リン
グの
呼び
番号
スパイラル
バイアスカット及びエンドレスd)
参考
内
径
d14
幅
t
厚さ
b6
隙間c)
l
内径
d16
外径
d17
厚さ
b5
Oリン
グの呼
び番号
Oリングの寸法
太さ
内径e)
G210
210
5.0
03
.0
06
.0
+
−
0.9±0.06 6.0±2.0 210 +0.30
0
220 0
−0.30
1.9±0.13
G210
5.7±0.13 209.3
±1.61
G220
220
220
230
G220
219.3
±1.68
G230
230
230
240
G230
229.3
±1.73
G240
240
240
250
G240
239.3
±1.81
G250
250
250
260
G250
249.3
±1.88
G260
260
260
270
G260
259.3
±1.94
G270
270
270
280
G270
269.3
±2.01
G280
280
280
290
G280
279.3
±2.07
G290
290
290
300
G290
289.3
±2.14
G300
300
300
310
G300
299.3
±2.20
注c) lは,マンドレル径d14
0
05
.0
−
の軸に装着したときの隙間。
d) バイアスカット及びエンドレスの項の寸法は,エンドレスの寸法を表す。バイアスカットは,エンドレスにカ
ットを行う。
e) 許容差は,JIS B 2401-1におけるNBRの許容差であって,VMQ及びACMについては上記許容差の1.5倍であ
り,FKM及びHNBRについては上記許容差の1.2倍である。
12
B 2401-4:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書JA
(規定)
ISO一般工業用Oリング(F)及びISO精密機器用Oリング(S)に用いる
バックアップリングの形状・寸法
JA.1 適用範囲
この附属書は,ISO一般工業用Oリング(F)及びISO精密機器用Oリング(S)に用いるバックアッ
プリングの形状・寸法について規定する。
JA.2 バックアップリングの形状
バックアップリングの形状は,図JA.1による。
a) スパイラル
b) バイアスカット
c) エンドレス
注a) d14が7.0 mm未満の場合,及びd16が10 mm未満の場合の角度は,40°
0
5
−°とする。
図JA.1−バックアップリングの形状
13
B 2401-4:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
JA.3 スパイラルの隙間
スパイラルの隙間(l)は,マンドレルに装着した状態の寸法で,表JA.1による。
表JA.1−スパイラルの隙間
単位 mm
Oリングの太さ
d2
マンドレル径
d14
隙間
l
1.78
d14≦10
1.2±0.4
10<d14≦20
1.4±0.6
20<d14≦60
1.8±0.6
d14>60
3±1.5
2.62
d14≦20
1.2±0.4
20<d14≦39
1.8±0.6
39<d14≦170
3±1.5
d14>170
4.4±2
3.53
d14≦19
1.2±0.4
19<d14≦39
1.4±0.6
39<d14≦76
3.2±1.6
76<d14≦114
4.4±2
114<d14≦393
6.4±1.6
d14>393
6.4±2
5.33
d14≦26
1.8±0.6
26<d14≦35
3±1.5
35<d14≦60
3.2±1.6
60<d14≦280
4.4±2
d14>280
6.4±2
6.99
d14>100
6.4±2
JA.4 バックアップリングの厚さ及び幅
JA.4.1 バックアップリングの厚さ
バックアップリングの厚さ(b5及びb6)の寸法及び許容差は,Oリングの太さによって区分し,表JA.2
による。
表JA.2−バックアップリングの厚さ
単位 mm
バックアップリングの厚さ
Oリングの太さ
1.78
2.62
3.53
5.33
6.99
バイアスカット及びエンドレス
b5
1.4±0.1
1.4±0.1
1.4±0.1
1.8±0.1
2.6±0.1
スパイラル
b6
0.7±0.05
0.7±0.05
0.7±0.05
0.9±0.06
1.3±0.08
JA.4.2 バックアップリングの幅
JA.4.2.1 一般
バックアップリングの幅(t)は,ハウジングの半径方向の深さによる。例えば,油圧の運動用,固定用
などの用途によるハウジングの深さに合わせて,バックアップリングの半径方向の幅を決める。空気圧用
では,バックアップリングは不要である。
14
B 2401-4:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
JA.4.2.2 バックアップリングの幅(ピストンシール)
ピストンシール用のバックアップリングの幅は,シリンダ内径(d4)から,ハウジング溝径の呼び寸法
(d3)を引いた後,1/2にして求める。この寸法は,JIS B 2401-2の表JA.3及び表JA.4による。
JA.4.2.3 バックアップリングの幅(ロッドシール)
ロッドシール用のバックアップリングの幅は,ハウジング溝径(d6)から,ロッド径の呼び寸法(d5)
を引いた後,1/2にして求める。この寸法は,JIS B 2401-2の表JA.5及び表JA.6による。
JA.4.2.4 許容差
バックアップリングの幅(t)の許容差は,
0
1.0
−mmとする。
JA.5 バックアップリングの外径(ピストンシール)
JA.5.1 一般
ピストンシール用のバックアップリングの外径(d15及びd17)は,シリンダ内径の呼び寸法(d4)とす
る。この寸法は,JIS B 2401-2の表JA.3及び表JA.4による。
JA.5.2 スパイラルの外径(d15)の許容差(ピストンシール)
スパイラルの外径(d15)の許容差は,バックアップリングの幅(t)の許容差
0
1.0
−mmによる。
JA.5.3 バイアスカットの外径(d17)の許容差(ピストンシール)
バイアスカットの外径(d17)の許容差は,表JA.3による。この許容差は,バックアップリングを切断
する前の値とする。
表JA.3−バイアスカットの外径(d17)の許容差
単位 mm
シリンダ内径
d4
≦50
>50
≦120
>120
≦180
>180
≦250
>250
≦310
>310
≦400
>400
≦500
>500
≦600
>600
≦700
d17の許容差
+0.05
−0.10
+0.08
−0.16
+0.10
−0.20
+0.13
−0.26
+0.15
−0.30
+0.22
−0.44
+0.30
−0.60
+0.38
−0.76
+0.48
−0.96
JA.6 バックアップリングの内径(ロッドシール)
JA.6.1 一般
ロッドシール用のバックアップリングの内径(d14及びd16)は,ロッド径の呼び寸法(d5)とする。こ
の寸法は,JIS B 2401-2の表JA.5及び表JA.6による。
JA.6.2 スパイラルの内径(d14)の許容差(ロッドシール)
スパイラルの内径(d14)の許容差は,バックアップリングの幅(t)の許容差
0
1.0
−mmによる。
JA.6.3 バイアスカット及びエンドレスの内径(d16)の許容差(ロッドシール)
バイアスカット及びエンドレスの内径(d16)の許容差は,表JA.4による。この許容差は,バックアッ
プリングを切断する前の値とする。
表JA.4−バイアスカット及びエンドレスの内径(d16)の許容差
単位 mm
ロッド径
d5
≦50
>50
≦120
>120
≦180
>180
≦250
>250
≦310
>310
≦400
>400
≦500
>500
≦600
>600
≦700
d16の許容差
+0.10
−0.05
+0.16
−0.08
+0.20
−0.10
+0.26
−0.13
+0.30
−0.15
+0.44
−0.22
+0.60
−0.30
+0.76
−0.38
+0.96
−0.48
附属書JB
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS B 2401-4:2012 Oリング−第4部:バックアップリング
ISO 3601-4:2008 Fluid power systems−O-rings−Part 4: Anti-extrusion rings
(back-up rings)
(I)JISの規定
(II)
国際規格
番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ご
との評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条番号
内容
箇条ごとの
評価
技術的差異の内容
1 適用範
囲
JIS B 2401-1に規定
するOリングのは
み出し防止に使用
するバックアップ
リングについて規
定。
1
シリーズF及びシリーズ
SのOリングをISO
3601-2のハウジングに用
いた場合の5種類のバッ
クアップリングについて
規定。
追加
削除
一般機器に用いるOリング
(P),(G)用のバックアップ
リングを追加し,コンケーブタ
イプのT4及びT5を削除した。
JISで広く使用されているOリ
ング用のバックアップリングを
残した。また,ISO規格で規定
するコンケーブは,特殊用途で
あり,装着に当たっての方向性
があるため,JISから除いた。メ
トリックOリングが規格化され
る場合に,ISOに働きかける。
2 引用規
格
JIS B 0142
JIS B 2401-1
JIS B 2401-2
JIS K 6891
JIS K 7215
2
ISO 5598
ISO 3601-1
ISO 3601-2
一致
一致
一致
追加
追加
材料の試験方法の規格を追加
した。
バックアップリングに用いる材
料に,四ふっ化エチレン樹脂に
ついて規定した箇条を設けたた
め。ISOの動向に応じて,規格
値を提案する。
3 用語及
び定義
JIS B 0142による。
3
ISO 5598による。
一致
−
4 記号
この規格で使用す
る記号を規定。
4
この規格で使用する記号
を規定。
変更
スパイラルの厚さを1枚当た
りに変更した。
Oリングの太さの後ろに,対応
規格を参照するようにした。
スパイラルの厚さを検査するに
は,スパイラルを構成する1枚
当たりで測定するほうがよい。
参照規格がある方が分かりや
すい。
ISO規格改正時に提案する。
5 一般
一般要求事項を規
定。
5
一般要求事項を規定。
一致
−
2
B
2
4
0
1
-4
:
2
0
1
2
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(I)JISの規定
(II)
国際規格
番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ご
との評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条番号
内容
箇条ごとの
評価
技術的差異の内容
6 種類
バックアップリン
グの種類を材料,色
及び形状によって
規定。
6
6.1.2
6.1.2
5種類の形状を規定。
他のバックアップリング
を規定。
特別な条件で温度,使用
条件に関係なく使用でき
ると規定。
変更
削除
削除
JISでは,3種類の形状及び2
種類の材料を規定した。
Oリングのバックアップリング
は四ふっ化エチレン樹脂が主体
であり,形状もコンケーブは特
殊用途である。従来のJISの実
績を重視した。ISO規格の普及
状況を見て,見直しを行う。
ISO規格改正時に削除を提案す
る。
7 バック
アップリ
ングの装
着位置
バックアップリン
グの装着位置を規
定。
7
バックアップリングの装
着位置を規定。
変更
圧力の作用する矢印の方向,装
着位置及び細分図の表現方法
を変更した。
ISO規格の図の中に,圧力の作
用する方向及びバックアップリ
ングの装着位置が分かりにくい
図があり,変更した。
ISO規格改正時に変更を提案す
る。
8 形状・
寸法
バックアップリン
グの形状・寸法を規
定。
9
バックアップリングの寸
法を規定。
追加
変更
Oリング(P),(G)に使用す
るバックアップリングを,本体
の表4で追加し,ISOのバック
アップリングは附属書JAで規
定した。
カットの角度は,従来のJISを
採用。また,面取りの指示を削
除した。
ISO規格は用途によってバック
アップリングの寸法が異なり,
ハウジングから計算し,規定す
る方法である。ISO規格の寸法
設定方法は,附属書JA に移し
た。ISO規格のハウジングの普
及状況を見て,見直しを行う。
9 外観
バックアップリン
グの外観を規定。
−
−
追加
外観の規定を追加。
シール製品は,機能上外観が重
要であり,この箇条を追加した。
ISO規格の普及状況を見て,見
直しを行う。
2
B
2
4
0
1
-4
:
2
0
1
2
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(I)JISの規定
(II)
国際規格
番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ご
との評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条番号
内容
箇条ごとの
評価
技術的差異の内容
10 材料
バックアップリン
グに使用する材料
及び特性を規定。
8.2
8.2.1
8.2.2
8.2.3
バックアップリングに使
用できる材料を規定。
変更
変更
削除
削除
バックアップリングに使用す
る2種類の材料と材料特性を
追加。
四ふっ化エチレン樹脂は,物性
及び寸法安定性が特異な材料で
あり,最小限の材料の特性を規
定した。ISO規格の普及状況を
見て,提案を行う。
ISO規格では,材料特性,種類
が定められていない。今後,ISO
の進展状況に合わせ,規定する。
11 製品
の識別コ
ード
製品の識別コード
を規定。
8.1
製品の識別コードを規
定。
追加
変更
Oリング(P),(G)に使用す
るバックアップリングの製品
の識別コードを追加。名称(バ
ックアップリング)を略号
(BR)にした。
JISで広く使用されているOリ
ング用のバックアップリングを
残した。メトリックOリングが
規格化される場合に,ISOに採
用を働きかける。
12 検査
製品の検査を規定。
−
−
追加
検査の規定を追加。
使用者との間で,最小限の検査
項目及び内容を規定した。ISO
の動向に応じて,採用を働きか
ける。
13 表示
包装の表示を規定。
−
−
追加
包装の表示を追加。
使用者との間で,最小限の包装
の表示項目を規定した。ISOの
動向に応じて,採用を働きかけ
る。
14 規格
準拠表示
10
規格適合表示を規定。
一致
−
2
B
2
4
0
1
-4
:
2
0
1
2
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(I)JISの規定
(II)
国際規格
番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ご
との評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条番号
内容
箇条ごとの
評価
技術的差異の内容
附属書JA
(規定)
ISOのOリングに用
いるバックアップ
リングの形状・寸法
を規定。
6
9
形状を規定。
寸法を規定。
変更
コンケーブを削除し,3種類の
形状とした。
スパイラルのバックアップリ
ングの厚さ(b6)をリングを構
成する1枚当たりの厚さに変
更した。
図JA.1の注記を削除した。
表JA.4のd16の許容差を設定す
る基準径をシリンダ内径から
“ロッド径”に変更した。
ISO規格で規定するコンケーブ
は,特殊用途であり,装着に当
たっては,方向性があるため,
JISから除いた。
我が国の実績を重視し,カット
の角度を変更し,面取りの指示
を削除した。また,ISO規格の
注記で記載するスパイラル及び
バイアスカットの方向は任意で
あり,規定する必要がないため,
注記を削除した。
ISO規格の普及状況を見て,見
直しを行う。
表JA.4の基準径は,バックアッ
プリングの寸法設定方法及び
ISO規格の審議経過に基づきロ
ッド径に変更した。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 3601-4:2008,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 一致……………… 技術的差異がない。
− 削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD…………… 国際規格を修正している。
2
B
2
4
0
1
-4
:
2
0
1
2
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。