2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 2291 1994
油圧用21MPa管フランジ
21 MPa slip-on welding pipe flanges for hydraulic use
1. 適用範囲 この規格は,油圧機器,その配管などのうち,圧力21MPa以下に用いる管差込み溶接フラ
ンジ(以下,フランジという。)について規定する。
備考 この規格の引用規格を,付表1に示す。
2. 種類 フランジの種類は,フランジの形状,使用するボルトの種類及びOリング溝の有無によって区
分し,表1による。
表1 フランジの種類及び区分
形状による区分
ボルトの種類
Oリング溝の有無
種類を示す記号
流路が真直のもの
六角ボルト
あり
SHA
なし
SHB
六角穴付ボルト
あり
SSA
なし
SSB
流路が直角に曲がって
いるもの
六角穴付ボルト
あり
LSA
3. 材料 フランジの材料は,JIS G 3101のSS 400,JIS G 4051のS 20 C, S 22 C, S 25 C又は品質がこれ
らと同等以上のものとする。
備考 JIS G 4051のS 20 C, S 22 C及びS 25 Cを使用するときは,適切な熱処理を施さなければなら
ない。
4. 形状及び寸法 フランジの形状,寸法及び表面粗さは,付表2〜5による。
5. 外観 フランジの表面には,使用上有害な割れ,ひび,ばり,きず,さびなどの欠陥があってはなら
ない。
6. 検査 フランジの検査は,材料,形状,寸法及び外観について行い,3., 4.及び5.の規定を満足しなけ
ればならない。ただし,受渡当事者間の協定によって,材料検査を省略することができる。
7. 製品の呼び方 フランジの呼び方は,規格番号又は規格の名称,種類を示す記号及び大きさの呼びに
よる。
例1. JIS B 2291 SHA 40
例2. 油圧用21MPa管フランジSHA 40
2
B 2291 1994
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
8. 表示 フランジの外周面には,次の事項を刻印又はこれに代わる方法によって表示する。
(1) 製造業者名又は登録商標
(2) 種類を示す記号及び大きさの呼び
例 SHA 40
付表1 引用規格
JIS B 0205 メートル並目ねじ
JIS B 0405 普通公差−第1部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差
JIS B 1176 六角穴付きボルト
JIS B 1180 六角ボルト
JIS B 1181 六角ナット
JIS B 2401 Oリング
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
3
B
2
2
9
1
1
9
9
4
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表2 フランジの形状及び寸法(SHA及びSHB)
大きさの
呼び
A
A'
(最大)
B
C
d
d1
d2
e
d3
d4
f
r
参考
ボルト
JIS B 1180
(六角ボルト)
Oリング
JIS B 2401
(Oリング)
15
63
±1
67
40
±0.2
22
0
−1
16
30
±0.1
22.2
+0.2
0
11
32
11
3.5
5
M10
G25
20
68
72
45
22
20
35
27.7
12
38
11
4.0
5
M10
G30
25
80
±1.2
85
53
28
0
−1.5
25
40
34.5
+0.3
0
14
45
13
4.0
5
M12
G35
32
90
95
63
28
31.5
45
43.2
16
56
13
6.0
5
M12
G40
40
100
±1.5
106
70
±0.4
36
0
−2
37.5
55
49.1
18
63
18
7.0
5
M16
G50
50
112
118
80
36
47.5
65
61.1
20
75
18
7.0
5
M16
G60
65
140
±2
148
100
45
60
80
77.1
+0.4
0
22
95
22
9.5
6
M20
G75
80
155
163
112
45
71
90
90.0
25
108
24
11.0
6
M22
G85
備考1. A'は,鍛造による場合の抜けこう配を含む最大寸法を示す。
2. 特に許容差の規定がない寸法の許容差は,JIS B 0405の粗級による。
参考1.
ボルトの寸法はJIS B 1180,ナットの寸法はJIS B 1181による。
2. Oリングは,JIS B 2401の固定用Oリングによる。
4
B
2
2
9
1
1
9
9
4
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表3 フランジの形状及び寸法 (SSA)
大きさの
呼び
A
A'
(最大)
B
C
d
d1
d2
e
d3
d4
f
r
参考
ボルト
JIS B 1176
Oリング
JIS B 2401
15
54
±1
58
36
±0.2
22
0
−1
16
30
±0.1
22.2
+0.2
0
11
32
11
3.5
5
M10
G25
20
58
62
40
22
20
35
27.7
12
38
11
4.0
5
M10
G30
25
68
73
48
28
0
−1.5
25
40
34.5
+0.3
0
14
45
13
4.0
5
M12
G35
32
76
±1.2
81
56
28
31.5
45
43.2
16
56
13
6.0
5
M12
G40
40
92
98
65
±0.4
36
0
−2
37.5
55
49.1
18
63
18
7.0
5
M16
G50
50
100
±1.5
106
73
36
47.5
65
61.1
20
75
18
7.0
5
M16
G60
65
128
136
92
45
60
80
77.1
+0.4
0
22
95
22
9.5
6
M20
G75
80
140
±2
148
103
45
71
90
90.0
25
108
24
11.0
6
M22
G85
備考1. A'は,鍛造による場合の抜けこう配を含む最大寸法を示す。
2. 特に許容差の規定がない寸法の許容差は,JIS B 0405の粗級による。
参考1.
ボルトの寸法はJIS B 1176,ナットの寸法はJIS B 1181による。
2. Oリングは,JIS B 2401の固定用Oリングによる。
5
B
2
2
9
1
1
9
9
4
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表4 フランジの形状及び寸法 (SSB)
大きさの
呼び
A
A'
最大
B
C
d
d2
e
d3
d5(1)
f
r
15
54
±1
58
36
±0.2
22
0
−1
16
22.2
+0.2
0
11
32
M10
3.5
5
20
58
62
40
22
20
27.7
12
38
M10
4.0
5
25
68
73
48
28
0
−1.5
25
34.5
+0.3
0
14
45
M12
4.0
5
32
76
±1.2
81
56
28
31.5
43.2
16
56
M12
6.0
5
40
92
98
65
±0.4
36
0
−2
37.5
49.1
18
63
M16
7.0
5
50
100
±1.5
106
73
36
47.5
61.1
20
75
M16
7.0
5
65
128
136
92
45
60
77.1
+0.4
0
22
95
M20
9.5
6
80
140
±2
148
103
45
71
90.0
25
108
M22
11.0
6
注(1) ねじの寸法は,JIS B 0205による。
備考1. A'は,鍛造による場合の抜けこう配を含む最大寸法を示す。
2. 特に許容差の規定がない寸法の許容差は,JIS B 0405の粗級による。
6
B
2
2
9
1
1
9
9
4
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表5 フランジの形状及び寸法 (LSA)
大きさの
呼び
A
A1
B
C
h
d
d1
d2
e
d3
d4
f
r
参考
ボルト
JIS B 1176
Oリング
JIS B 2401
15
54
±1
63
±1
36
±0.2
40
0
−2
20
16
30
22.2
+0.2
0
11
32
11
3.5
5
M10
G25
20
58
70
40
45
22.5
20
35
27.7
12
38
11
4.0
5
M10
G30
25
68
82
48
50
25
25
40
34.5
+0.3
0
14
45
13
4.0
5
M12
G35
32
76
±1.2
92
±1.2
56
63
31.5
31.5
45
43.2
16
56
13
6.0
5
M12
G40
40
92
110
65
±0.4
71
35.5
37.5
55
49.1
18
63
18
7.0
5
M16
G50
50
100
±1.5
125
±1.5
73
85
42.5
47.5
65
61.1
20
75
18
7.0
5
M16
G60
65
128
150
92
106
53
60
80
77.1
+0.4
0
22
95
22
9.5
6
M20
G75
80
140
±2
170
±2
103
118
59
71
90
90.0
25
108
24
11.0
6
M22
G85
備考 特に許容差の規定がない寸法の許容差は,JIS B 0405の粗級による。
参考1.
ボルトの寸法は,JIS B 1176による。
2. Oリングの呼び番号は,JIS B 2401による。
7
B 2291 1994
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
JIS B 2291 原案作成委員会 構成表
氏名
所属
(委員長)
竹 中 俊 夫
武蔵工業大学工学部
(委員)
高 橋 浩 爾
上智大学理工学部
山 口 惇
横浜国立大学工学部
河 野 博 文
通商産業省情報産業局産業機械課
桐 山 和 臣
工業技術院標準部機械規格課
黒 木 勝 也
財団法人日本規格協会技術・検査部
江 見 正 民
社団法人日本産業機械工業会
古 谷 三 郎
日立精機株式会社特機部
渡 並 直
トヨタ自動車株式会社メカトロシステム部
中 根 登史夫
株式会社神戸製鋼所
藤 田 勝
石川島播磨重工業株式会社精機部
木 村 紀 一
日本バルカー工業株式会社油空圧グループ
(主査)
○ 門 泰 一
太陽鉄工株式会社
(委員)
○ 土 屋 昂
油研工業株式会社
○ 小 栗 修 三
カヤバ工業株式会社技術部
○ 吉 田 勝 紀
株式会社トキメックパワーコントロール・システム技術部
○ 小和田 俊 一
伊原高圧継手工業株式会社
○ 竹 内 哲 郎
日本ポール株式会社応用技術研究所
○ 小 渕 雅 弘
山信工業株式会社
(事務局)
○ 佐 藤 安 雄
社団法人日本油空圧工業会
備考 ○が付してある者は,分科会委員も兼ねる。