B 2240:2006
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本機械
学会(JSME)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS B 2240:1996は改正され,この規格に置き換えられる。
現在,国際標準化機構(ISO)では,銅合金製管フランジの国際規格(ISO 7005-3)を改正するため,
その審議に着手している。審議の過程では,当該国際規格を,欧州タイプ,米国タイプ,日本タイプに分
け,それぞれ部編成(パート制)にし,新たな規格として発行することとしている。
欧州ではEN規格をベースに,米国はASME規格をベースにした提出案を取りまとめている。
この規格は,日本からの提出案として取りまとめるため, JIS B 2240:1996(銅合金製管フランジ通則)
を改正して作成したものである。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS B 2240には,次に示す附属書がある。
附属書1(参考) 銅及び銅合金管の外径
附属書2(参考) スリップオンろう付式フランジのろう付部詳細
附属書3(参考) JISと対応する国際規格との対比表
B 2240:2006
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1. 適用範囲 ························································································································ 1
2. 引用規格 ························································································································ 1
3. 定義 ······························································································································ 1
4. フランジの種類及びその呼び方 ·························································································· 1
5. ガスケット座の種類及びその呼び方 ···················································································· 2
6. 材料 ······························································································································ 2
7. 流体の温度と最高使用圧力との関係 ···················································································· 3
8. 寸法 ······························································································································ 3
8.1 フランジの寸法 ············································································································· 3
8.2 寸法許容差 ··················································································································· 3
9. 外観 ······························································································································ 3
10. 表面仕上げ ··················································································································· 3
10.1 ガスケット座 ··············································································································· 3
10.2 ろう付部 ····················································································································· 4
11. 検査 ···························································································································· 4
11.1 寸法検査 ····················································································································· 4
11.2 外観検査 ····················································································································· 4
11.3 表面仕上げ検査 ············································································································ 4
11.4 材料検査 ····················································································································· 4
11.5 受渡検査 ····················································································································· 4
12. 製品の呼び方 ················································································································ 4
13. 表示 ···························································································································· 4
附属書1(参考) 銅及び銅合金管の外径 ················································································ 13
附属書2(参考) スリップオンろう付式フランジのろう付部詳細 ··············································· 14
附属書3(参考)JISと対応する国際規格との対比表 ·································································· 15
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 2240:2006
銅合金製管フランジ
Copper alloy pipe flanges
序文 この規格は,1988に第1版として発行されたISO 7005-3:1988,Metallic flanges−Part 3: Copper alloy
and composite flangesを翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。
なお,変更の一覧表をその説明を付けて,附属書3(参考)に示す。
1. 適用範囲 この規格は,蒸気,空気,ガス,水,油などの流体に使用する銅及び銅合金管を接合し,
また銅合金製の管継手,バルブなどに使用する呼び圧力5K,10K及び16Kの呼び径10Aから600Aまで
の銅合金製管フランジ(以下,フランジという。)について規定する。
なお,フランジを接合する銅及び銅合金管の外径を,附属書1(参考)に示す。
備考1. この規格で用いる圧力は,ゲージ圧である。
2. この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 7005-3:1988,Metallic flanges−Part 3: Copper alloy and composite flanges (NEQ)
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0116 パッキン及びガスケット用語
JIS B 0601 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状:輪郭曲線方式−用語,定義及び表面性状パラメータ
JIS H 5120 銅及び銅合金鋳物
JIS Z 3001 溶接用語
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0116及びJIS Z 3001による。
4. フランジの種類及びその呼び方 フランジの種類及びその呼び方は,フランジの形状によって区分し,
表1による。
2
B 2240:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 1 フランジの種類及びその呼び方
フランジの種類
呼び方
図
スリップオンろう付式フランジ
SO
一体フランジ
IT
5. ガスケット座の種類及びその呼び方 ガスケット座の種類及びその呼び方は,表2による。
表 2 ガスケット座の種類及びその呼び方
ガスケット座の種類
呼び方
図
全面座
FF
6. 材料 フランジの材料は,表3の材料又はこれらの材料規格に規定された材料記号の機械的性質と同
等以上の材料とする。ろう付式フランジの材料は,ろう付に適したものとする。
表 3 材料
フランジの種類
材料グルー
プ記号
材料規格
材料規格(参考)
規格番号
材料記号(旧記号)
特記事項
規格番号
材料記号
スリップオンろう
付式フランジ(SO)
C11
JIS H 5120
CAC 202(YBsC 2) Pb 1 %以下
−
−
C12
JIS H 5120
CAC 407(BC 7)
Sn 5〜6 %
Pb 1 %以下
−
−
一体フランジ(IT) C21
JIS H 5120
CAC 406(BC 6)
−
ASTM B 62
ASTM B 271
ASTM B 584
UNS No. C83600
C22
JIS H 5120
CAC 402(BC 2)
−
ASTM B 271
ASTM B 584
UNS No. C90300
CAC 407(BC 7)
−
ASTM B 61
ASTM B 271
ASTM B 584
UNS No. C92200
3
B 2240:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
7. 流体の温度と最高使用圧力との関係 流体の温度と最高使用圧力との関係(以下,圧力−温度基準と
いう。)は,表4による。
表 4 流体の温度と最高使用圧力との関係
単位 MPa
呼び圧力 材料グループ記号
最高使用圧力
区
分
流体の温度 ℃
TA〜120
185
205
220
5K
C11,C21
Ⅰ 0.7
0.6
0.5
−
Ⅱ 0.5
0.5
0.5
−
C12,C22
Ⅰ 0.7
0.6
0.5
0.5
Ⅱ 0.5
0.5
0.5
0.5
10K
C11,C21
Ⅰ 1.4
1.2
1.1
−
Ⅱ 1.0
1.0
1.0
−
C12,C22
Ⅰ 1.4
1.2
1.1
1.0
Ⅱ 1.0
1.0
1.0
1.0
16K
C11,C21
Ⅰ 2.2
1.9
1.7
−
Ⅱ 1.6
1.6
1.6
−
C12,C22
Ⅰ 2.2
1.9
1.7
1.6
Ⅱ 1.6
1.6
1.6
1.6
備考1. 材料グループ記号は,表3を参照。
2. 区分Ⅰは,全面形ガスケットを使用し,かつ,接合相手のフランジが全面座
である場合に適用し,区分Ⅱはそれ以外の場合(リングガスケットを使用す
る場合など)に適用する。
3. TAは,常温を示す。
4. 表に示した温度の中間の温度における最高使用圧力は,比例補間法によって
求める。
8. 寸法
8.1
フランジの寸法 それぞれの呼び圧力のフランジの寸法は,付表1〜3による。一体フランジ(IT)
のハブは,テーパを1:xと表したとき,xが1.25以上の円筒に近い形又は円筒形でなくてはならない。
備考1. スリップオンろう付式フランジ(SO)のろう付部の詳細を,附属書2に示す。
2. 付表1〜3に示す一体フランジ(IT)の内径(d),ハブの径(a及びb)並びにすみ肉の半径
(r)は,参考である。内径(d)はJIS B 2001によったものであるが,これらの参考により
がたい場合は,強度計算を行わなければならない。
8.2
寸法許容差 フランジの寸法許容差は,付表4による。
フランジのボルト穴及びスリップオンろう付式フランジ(SO)の差込み穴の軸線は,ガスケット座面に
対して実用上差し支えない程度に直角でなければならない。
9. 外観 フランジは,割れなどの実用上有害な欠陥があってはならない。
10. 表面仕上げ
10.1 ガスケット座 フランジのガスケット座面の仕上げは,表5による。
ガスケット座面は,受渡当事者間の協議によって他の仕上げとしてもよい。
4
B 2240:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 5 ガスケット座面の仕上げ
単位 µm
仕上げ方法
Ra(1)
旋削
3.2〜12.5
旋削以外の機械加工
3.2〜6.3
注(1) Raの数値は,JIS B 0601の定義による。
10.2 ろう付部 スリップオンろう付式フランジ(SO)のろう付を行う部分は,適切な機械加工を施さな
ければならない。
11. 検査
11.1 寸法検査 フランジの寸法は,直接測定,限界ゲージその他の方法によって検査し,8.の規定に適合
しなければならない。
11.2 外観検査 フランジの外観は,目視によって検査し,9.の規定に適合しなければならない。
11.3 表面仕上げ検査 ガスケット座面の仕上げは,表5に示すRaの数値に合致する参照見本と比較する
などの適切な方法によって検査し,表5の規定に適合しなければならない。
スリップオンろう付式フランジ(SO)のろう付を行う部分の表面仕上げは,目視によって検査し,10.2
の規定に適合しなければならない。
11.4 材料検査 フランジの材料は,特に注文者の指定がない限り各材料規格の規定によって検査し,6.
の規定に適合しなければならない。
11.5 受渡検査 フランジの受渡検査は,次に示す検査項目について行う。この場合,ロット検査につい
ての抜取検査方式は,受渡当事者間の協定による。
a) 寸法検査
b) 外観検査
c) 表面仕上げ検査
d) 材料検査
12. 製品の呼び方 スリップオンろう付式フランジ(SO)の製品の呼び方は,規格番号又は規格名称,フ
ランジの呼び方又は種類,呼び圧力,呼び径及び材料記号による。
例1. JIS B 2240 SO,5K,15A,CAC 202
又は銅合金製管フランジ,スリップオンろう付式フランジ,5K,15A,CAC 202
例2. JIS B 2240 SO,10K,50A,CAC 407
又は銅合金製管フランジ,スリップオンろう付式フランジ,10K,50A,CAC 407
13. 表示
13.1 一体フランジ(IT)の表示は,フランジと一体構成の製品本体の表示による。
13.2 スリップオンろう付式フランジ(SO)には,次の事項を鋳出しなど,容易に消えない方法によって
表示する。
a) 呼び圧力,呼び径及び材料記号。ただし,呼び径の記号Aは省略してもよい。
例1. 5K,15,CAC 202
例2. 10K,50,CAC 407
b) 製造業者名,その略号又は商標
5
B 2240:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表 1 呼び圧力5Kフランジの寸法
単位 mm
呼び径
接合寸法
内径
フラン
ジの厚
さ
ハブの径
フラン
ジの全
長
すみ肉
の半径
フラン
ジの外
径
ボルト
穴中心
円の径
ボルト
穴の径
ボルト
の本数
ボルト
ねじの
呼び
小径側
大径側
A
D
C
h
d0
t
a
b
T
r
10
15
20
75
80
85
55
60
65
12
12
12
4
4
4
M10
M10
M10
12.80
15.98
22.32
9
9
10
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
25
32
40
95
115
120
75
90
95
12
15
15
4
4
4
M10
M12
M12
28.68
35.02
41.38
10
12
12
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
50
65
80
130
155
180
105
130
145
15
15
19
4
4
4
M12
M12
M16
54.08
66.78
79.48
14
14
14
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
100
125
150
200
235
265
165
200
230
19
19
19
8
8
8
M16
M16
M16
104.88
130.28
155.68
16
16
18
−
−
168
−
−
174
−
−
28
−
−
6
0
0
6
B 2240:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表 1 呼び圧力5Kフランジの寸法(続き)
単位 mm
呼び径
接合寸法
内径
(参考)
フラン
ジの厚
さ
ハブの径
すみ肉
の半径
(参考)
フラン
ジの外
径
ボルト
穴中心
円の径
ボルト
穴の径
ボルト
の本数
ボルト
ねじの
呼び
小径側
(参考)
大径側
(参考)
A
D
C
h
d
t
a
b
r
一般用
船用
一般用
船用
一般用
船用
10
15
20
75
80
85
55
60
65
12
12
12
4
4
4
M10
M10
M10
10
15
20
10
15
20
9
9
10
18
23
28
18
23
28
24
29
36
24
29
36
5
5
5
25
32
40
95
115
120
75
90
95
12
15
15
4
4
4
M10
M12
M12
25
32
40
25
32
40
10
12
12
33
42
50
33
42
50
41
50
58
41
50
58
6
6
6
50
65
80
130
155
180
105
130
145
15
15
19
4
4
4
M12
M12
M16
50
65
80
50
65
80
14
14
14
60
75
92
60
75
92
70
85
102
70
85
102
6
6
6
100
125
150
200
235
265
165
200
230
19
19
19
8
8
8
M16
M16
M16
100
125
150
100
125
150
16
16
18
112
139
164
112
139
164
124
149
176
124
149
176
6
8
8
200
250
300
320
385
430
280
345
390
23
23
23
8
12
12
M20
M20
M20
200
250
300
200
250
300
20
22
22
216
268
320
216
268
320
228
282
334
228
282
334
8
8
8
350
400
450
480
540
605
435
495
555
25
25
25
12
16
16
M22
M22
M22
340
400
450
335
380
430
24
24
24
360
422
472
355
402
452
376
438
488
371
418
468
10
10
10
500
550
600
655
720
770
605
665
715
25
27
27
20
20
20
M22
M24
M24
500
550
600
480
530
580
24
26
26
524
574
626
504
554
606
542
592
642
522
572
622
10
12
12
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表 2 呼び圧力10Kフランジの寸法
単位 mm
呼び径
接合寸法
内径
フラン
ジの厚
さ
ハブの径
フラン
ジの全
長
すみ肉
の半径
フラン
ジの外
径
ボルト
穴中心
円の径
ボルト
穴の径
ボルト
の本数
ボルト
ねじの
呼び
小径側
大径側
A
D
C
h
d0
t
a
b
T
r
10
15
20
90
95
100
65
70
75
15
15
15
4
4
4
M12
M12
M12
12.80
15.98
22.32
12
12
14
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
25
32
40
125
135
140
90
100
105
19
19
19
4
4
4
M16
M16
M16
28.68
35.02
41.38
14
16
16
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
50
65
80
155
175
185
120
140
150
19
19
19
4
4
8
M16
M16
M16
54.08
66.78
79.48
16
18
18
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
100
125
150
210
250
280
175
210
240
19
23
23
8
8
8
M16
M20
M20
104.88
130.28
155.68
18
20
22
−
146
172
−
152
178
−
30
32
−
6
6
0
0
8
B 2240:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表 2 呼び圧力10Kフランジの寸法(続き)
単位 mm
呼び径
接合寸法
内径
(参考)
フラン
ジの厚
さ
ハブの径
すみ肉
の半径
(参考)
フラン
ジの外
径
ボルト
穴中心
円の径
ボルト
穴の径
ボルト
の本数
ボルト
ねじの
呼び
小径側
(参考)
大径側
(参考)
A
D
C
h
d
t
a
b
r
一般用
船用
一般用
船用
一般用
船用
10
15
20
90
95
100
65
70
75
15
15
15
4
4
4
M12
M12
M12
10
15
20
10
15
20
12
12
14
18
25
30
18
25
30
28
33
40
28
33
40
5
5
5
25
32
40
125
135
140
90
100
105
19
19
19
4
4
4
M16
M16
M16
25
32
40
25
32
40
14
16
16
35
44
52
35
44
52
45
54
62
45
54
62
6
6
6
50
65
80
155
175
185
120
140
150
19
19
19
4
4
8
M16
M16
M16
50
65
80
50
65
80
16
18
18
62
77
94
62
77
94
74
89
106
74
89
106
6
6
6
100
125
150
210
250
280
175
210
240
19
23
23
8
8
8
M16
M20
M20
100
125
150
100
125
150
18
20
22
114
141
168
114
141
168
128
155
182
128
155
182
6
8
8
200
250
300
330
400
445
290
355
400
23
25
25
12
12
16
M20
M22
M22
200
250
300
200
250
300
22
24
24
222
274
328
222
274
328
236
290
342
236
290
342
8
8
8
350
400
450
490
560
620
445
510
565
25
27
27
16
16
20
M22
M24
M24
340
400
450
335
380
430
26
28
30
370
432
482
365
412
462
386
448
498
381
428
478
10
10
10
500
550
600
675
745
795
620
680
730
27
33
33
20
20
24
M24
M30
M30
500
550
600
480
530
580
30
32
32
534
586
640
514
566
620
550
604
654
530
584
634
10
12
12
9
B 2240:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表 3 呼び圧力16Kフランジの寸法
単位 mm
呼び径
接合寸法
内径
フラン
ジの厚
さ
ハブの径
フラン
ジの全
長
すみ肉
の半径
フラン
ジの外
径
ボルト
穴中心
円の径
ボルト
穴の径
ボルト
の本数
ボルト
ねじの
呼び
小径側
大径側
A
D
C
h
d0
t
a
b
T
r
10
15
20
90
95
100
65
70
75
15
15
15
4
4
4
M12
M12
M12
12.80
15.98
22.32
12
12
14
22
26
33
26
30
37
20
20
22
4
4
4
25
32
40
125
135
140
90
100
105
19
19
19
4
4
4
M16
M16
M16
28.68
35.02
41.38
14
16
16
39
45
52
43
49
56
22
24
24
4
4
4
50
65
80
155
175
200
120
140
160
19
19
23
8
8
8
M16
M16
M20
54.08
66.78
79.48
16
18
20
67
81
95
71
85
101
26
28
30
6
6
6
100
125
150
225
270
305
185
225
260
23
25
25
8
8
12
M20
M22
M22
104.88
130.28
155.68
22
22
24
121
148
176
127
154
182
32
34
36
6
8
8
0
10
B 2240:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表 3 呼び圧力16Kフランジの寸法(続き)
単位 mm
呼び径
接合寸法
内径
(参考)
フラン
ジの厚
さ
ハブの径
すみ肉
の半径
(参考)
フラン
ジの外
径
ボルト
穴中心
円の径
ボルト
穴の径
ボルト
の本数
ボルト
ねじの
呼び
小径側
(参考)
大径側
(参考)
A
D
C
h
d
t
a
b
r
10
15
20
90
95
100
65
70
75
15
15
15
4
4
4
M12
M12
M12
10
15
20
12
12
14
18
25
30
28
33
40
5
5
5
25
32
40
125
135
140
90
100
105
19
19
19
4
4
4
M16
M16
M16
25
32
40
14
16
16
35
44
52
45
54
62
6
6
6
50
65
80
155
175
200
120
140
160
19
19
23
8
8
8
M16
M16
M20
50
65
80
16
18
20
62
79
96
74
91
108
6
6
6
100
125
150
225
270
305
185
225
260
23
25
25
8
8
12
M20
M22
M22
100
125
150
22
22
24
118
145
172
132
159
188
6
8
8
200
250
300
350
430
480
305
380
430
25
27
27
12
12
16
M22
M24
M24
200
250
300
26
28
30
226
280
334
242
298
352
8
10
10
11
B 2240:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表 4 フランジの寸法許容差
単位 mm
寸法名
フランジの種類
寸法区分
寸法許容差
フランジの外径 D
SO, IT
−
+規定しない
‒2
ボルト中心円の径 C
SO, IT
−
±0.8
ボルト穴のピッチ
SO, IT
−
±0.8
内径 d0
SO
60以下
+0.05
0
60を超えるもの
+0.1
0
フランジの厚さ t(2)(3)
SO, IT
20以下
+1.5
0
20を超えるもの
+2
0
ハブの径
小径側 a
SO
−
+2
0
フランジの全長 T
SO
−
±2
ガスケット座面とボルト・
ナット座面との平行度
SO, IT
−
2°以内
注(2) フランジ面間寸法を一定に制限された配管部品の一体フランジ(IT)の厚さの許容値は,規
定値の2倍とすることができる。
(3) ざぐりを施す場合のフランジのざぐり部分の厚さは,規定の許容差の70 %までマイナス側
に許容する。
0
0
12
B 2240:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書1(参考) 銅及び銅合金管の外径
この附属書は,本体及び附属書に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
スリップオンろう付式フランジ(SO)を接合する銅及び銅合金管の外径を,附属書1表1に示す。
附属書1表 1 銅及び銅合金管の外径
呼び径 A
10
15
20
25
32
40
50
65
80
100
125
150
外径 mm
12.70
15.88
22.22
28.58
34.92
41.28
53.98
66.68
79.38
104.78 130.18 155.58
備考 JIS H 3300の配管用銅管による。
関連規格 JIS B 2001 バルブの呼び径及び口径
JIS H 3300 銅及び銅合金継目無管
ASTM B 61 Steam or Valve Bronze Castings
ASTM B 62 Composition Bronze or Ounce Metal Castings
ASTM B 271 Copper-Base Alloy Centrifugal Castings
ASTM B 584 Copper Alloy Sand Castings for General Application
13
B 2240:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2(参考) スリップオンろう付式フランジのろう付部詳細
この附属書は,本体及び附属書に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
附属書2表1にスリップオンろう付式フランジ(SO)のろう付部詳細を示す。
附属書2表 1 スリップオンろう付式フランジのろう付部詳細
単位 mm
呼び径
接合する
管の外径
差込み穴の径
呼び圧力
5K
10K
16K
A
d0
形状
S1
S2
形状
S1
S2
形状
S1
S2
基準寸法
許容差
10
15
20
12.70
15.88
22.22
12.80
15.98
22.32
+0.05
0
P
P
P
21
24
31
16
19
26
P
P
P
21
24
33
17
20
27
H
H
H
22
26
33
17
20
27
25
32
40
50
28.58
34.92
41.28
53.98
28.68
35.02
41.38
54.08
+0.05
0
P
P
P
P
37
45
52
65
32
38
45
59
P
P
P
P
39
45
52
67
33
39
46
61
H
H
H
H
39
45
52
67
33
39
46
61
65
80
66.68
79.38
66.78
79.48
+0.1
0
P
P
77
90
71
84
P
P
79
94
73
86
H
H
81
95
73
86
100
125
150
104.78
130.18
155.58
104.88
130.28
155.68
+0.1
0
P
P
H
118
143
168
112
137
163
P
H
H
120
146
172
112
137
163
H
H
H
121
148
176
112
139
165
備考 差込み穴の径d0は,本体の付表1〜4の内径(d0)である。
1
0
2
1
0
2
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書3(参考)JISと対応する国際規格との対比表
JIS B 2240:0000 銅合金製管フランジ
ISO 7005-3:1988 金属製フランジ− 第3部 : 銅合金製及びコンポジッ
トフランジ
(Ⅰ)JISの規定
(Ⅱ)国際
規格番号
(Ⅲ)国際規格の規定
(Ⅳ)JISと国際規格との技術的差異
の項目ごとの評価及びその内容
(Ⅴ)JISと国際規格との技術的差異の理
由及び今後の対策
項目番号
内容
項目番号
内容
項目ごと
の評価
技術的差異の内容
1.適用範囲
この規格は,蒸気,空
気,ガス,水,油など
の流体に使用する銅及
び銅合金管を接合し,
また,銅合金製の管継
手,バルブなどに使用
する呼び圧力5K,10K,
及び16Kの呼び径10A
から600Aまでの銅合
金製管フランジについ
て規定する。
ISO
7005-3
1.適用範囲
この規格は,次に示す呼び圧力の
銅合金製円形フランジ及び円形
組合せフランジについて規定す
る。
系列1*): PN10,PN16,PN20,
PN50
系列2*): PN6,PN25,PN40
注*) 系列1のフランジは,基本の
ものである。系列2のフラン
ジは,限定使用のものであ
る。
フランジの種類,ガスケット座
の種類,寸法,寸法許容差,ボル
トのねじの呼び,ガスケット座面
の仕上げ,表示,試験,検査及び
材料について規定する。
NEQ
国際規格は,ASME
とDINを起源とす
る両方のものとが規
定されているが,内
容的に不適切な点が
あり,全く使用され
ていないのが現状で
ある。
規定項目は,左欄
のようにJISと国際
規格との構成が異な
っている。
国際的な動向として欧州ではEN規
格をベースとして改正案を取りまと
め,米国はASME規格をベースとし
て改正案を取りまとめている。
一方日本は,JIS B 2240:1996を改
正して日本案を作成したのがこの規
格である。早急にこの規格をそのま
ま英文化し,改正案として提出する。
なお,国際規格はそれぞれパート
制に分割し-1(EN),-2(ASME)及
び-3(JIS)とする予定。
2.引用規格
2.定義及び呼
び方
NEQ
3.定義
3.圧力−温度
基準
4.フランジの種類及
びその呼び方
4.材料
5.ガスケット座の種
類及びその呼び方
5.寸法
1
5
B
2
2
4
0:
2
0
06
16
B 2240:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(Ⅰ)JISの規定
(Ⅱ)国際
規格番号
(Ⅲ)国際規格の規定
(Ⅳ)JISと国際規格との技術的差異
の項目ごとの評価及びその内容
(Ⅴ)JISと国際規格との技術的差異の理
由及び今後の対策
項目番号
内容
項目番号
内容
項目ごと
の評価
技術的差異の内容
6.材料
6.ガスケット
座及び表面仕
上げ
7.流体の温度と最高
使用圧力との関係
7.ボルト穴及
びざぐり
8.寸法
8.寸法許容差
9.外観
9.表示
10.表面仕上げ
10.検査及び試
験
11.検査
11.購入者の指
定事項
12.製品の呼び方
13.表示
12.ろう付によ
る制限
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:NEQ
備考1.
項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
― NEQ …………… 技術的差異があり,かつ,それがはっきりと識別され説明されていない。
2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
― NEQ …………… 技術的内容及び構成において,国際規格と同等でない。
1
6
B
2
2
4
0:
2
0
06
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。